JP7099483B2 - 電流センサ - Google Patents

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Description

本発明は電流センサに関する。
電流線を流れる電流を、電流によって励起される磁界を検出することによって測定する電流センサが知られている。特許文献1には、バスバー(電流線)を包囲する開いたメインコアと、メインコアの開放端に隣接してメインコアの外側に配置された開いたサブコアと、を有する電流センサが開示されている。感磁素子はメインコアの開放端の間に配置されている。メインコアは集磁の目的で設けられている。メインコアは磁性体で形成されているため、電流線の非通電時に残留磁化が発生する。感磁素子は非通電時にも残留磁化に基づく磁界を検出する。この磁界は電流線を流れる電流によって発生するものではないため、測定誤差の一因となる。しかし、サブコアには、メインコアと反対方向の残留磁化が生じる。このため、サブコアの残留磁化に基づく磁界がメインコアの残留磁化に基づく磁界を弱め、メインコアの残留磁化の影響が低減される。
特開2013-228315号公報
特許文献1に記載された電流センサは、サブコアの残留磁化がメインコアの残留磁化を弱める範囲が限定されている。このため、感磁素子の配置に関し制約が大きい。
本発明は、残留磁化の影響をより容易に低減することの可能な電流センサを提供することを目的とする。
本発明の電流センサは、電流によって磁化される磁気回路と、電流の通電時の磁界と、電流の非通電時の磁気回路の残留磁化による磁界と、が同じ方向を向く位置に配置された第1の感磁素子と、電流の通電時の磁界と、電流の非通電時の磁気回路の残留磁化による磁界と、が反対方向を向く位置に配置された第2の感磁素子と、を有する。
本発明によれば、残留磁化の影響をより容易に低減することの可能な電流センサを提供することができる。
第1の実施形態に係る電流センサの概要図である。 図1に示す電流センサに印加される外部磁界を示す概念図である。 感磁素子の位置とヒステリシスとの関係を示すグラフである。 第1の実施形態の変形例に係る電流センサの概要図である。 第1の実施形態の変形例に係る電流センサの概要図である。 第1の実施形態の変形例に係る電流センサの概要図である。 第1の実施形態の変形例に係る電流センサの概要図である。 第1の実施形態の変形例に係る電流センサの概要図である。 第1の実施形態の変形例に係る電流センサの概要図である。 第2の実施形態に係る電流センサの概要図である。 図10に示す電流センサに印加される外部磁界を示す概念図である。 第3の実施形態に係る電流センサの概要図である。
以下、図面を参照して本発明の電流センサ1A~1Jのいくつかの実施形態について説明する。以下の説明において、電流線2A,2Bの延びる方向をX方向、電流線2A,2Bの中心軸から第1の感磁素子5の中心に引いた法線の延びる方向をZ方向、X方向及びZ方向と直交する方向をY方向という。電流線がバスバーの場合、Y方向はバスバーの幅方向と平行である。各図において、電流線2A,2Bの通電時に第1の感磁素子5に印加される磁界の向きを+Y方向、その反対向きの方向を-Y方向という。本発明の電流センサは電流線2A,2Bを流れる電流を測定するものであり、電流線2A,2B自体は電流センサに含まれない。ただし、電流センサの近傍の電流線を電流センサの一部として組み込むことは可能である。電流線2A,2Bは電流が流れる領域の一例であり、以下の実施形態は電流線を対象に説明するが、電流が流れる領域は電流線に限らず、連続した導電体であればよい。
(第1の実施形態)
図1(a)は第1の実施形態に係る電流センサ1Aの斜視図、図1(b)は図1(a)のA-A線に沿った断面図である。電流センサ1Aは、電流線2Aを包囲する第1の磁気回路3Aと、電流線2Aの外部に位置する第2の磁気回路4Aと、を有している。第1の磁気回路3Aと第2の磁気回路4Aは、X方向と直交する同一の面内(Y-Z面内)にある。第1の磁気回路3Aと第2の磁気回路4AはNiFeなどの軟磁性体のコアからなる磁気回路である。電流線2Aは矩形断面を有する平板状のバスバーである。電流センサ1Aは、例えばバッテリーに接続されたバスバーを流れる電流を測定するために用いられるが、電流線2Aの構成や種類は何ら限定されない。
第1の磁気回路3Aは、X方向からみて、Y方向に延びる一対の長辺31A,31Bと、Z方向に延び、長辺31A,31Bと直交する一対の短辺32A,32Bと、を有する概ね矩形の形状を有している。第1の磁気回路3Aは、電流線2Aを包囲する開いた磁気回路である。一方の長辺31Bの中央部に欠損部33が設けられ、欠損部33の両側に第1の磁気回路3Aの開放端34A,34Bが位置している。欠損部33が設けられた長辺31Bの残部は、第1の磁気回路3Aの両側端部領域35A,35Bを形成している。第2の磁気回路4Aは、Z方向において、第1の磁気回路3Aと隣接して設けられている。第2の磁気回路4Aは電流線2Aの外部に位置しており、電流線2Aを包囲していない。第2の磁気回路4Aも第1の磁気回路3Aと同様、Y方向に延びる一対の長辺41A,41Bと、Z方向に延びる一対の短辺42A,42Bと、を有する概ね矩形の形状を有している。第2の磁気回路4Aも開いた磁気回路である。一方の長辺41Bの中央部に欠損部43が設けられ、欠損部43の両側に第2の磁気回路4Aの開放端44A,44Bが位置している。欠損部43が設けられた長辺41Bの残部は、第2の磁気回路4Aの両側端部領域45A,45Bを形成している。第2の磁気回路4Aの欠損部43は第1の磁気回路3Aの欠損部33と対向している。第2の磁気回路4Aの両側端部領域45A,45Bは、第1の磁気回路3Aの両側端部領域35A,35Bに沿ってY方向に延びている。この構成によって、第2の磁気回路4Aが第1の磁気回路3Aによって磁化されやすくなる。
第1の感磁素子5が第1の磁気回路3Aの欠損部33、すなわち両側開放端34A,34Bの間に設けられている。第2の感磁素子6が第2の磁気回路4Aの欠損部43、すなわち両側開放端44A,44Bの間に設けられている。第1及び第2の感磁素子5,6はホール素子であるが、AMR素子、TMR素子、GMR素子などの磁気抵抗効果素子であってもよい。第1及び第2の感磁素子5,6の感磁方向はY方向であり、互いに平行である。具体的には、第1の感磁素子5は第1の磁気回路3Aの両側開放端34A,34Bを結ぶY方向の磁界を検出し、第2の感磁素子6は第2の磁気回路4Aの両側開放端44A,44Bを結ぶY方向の磁界を検出する。第1の感磁素子5と第2の感磁素子6の出力の極性は同じである。すなわち、同じ方向の磁界が印加されたときに、第1の感磁素子5の出力の符号と第2の感磁素子6の出力の符号は同じである。第1の感磁素子5と第2の感磁素子6は電流線2Aの同じ側にあり、共通の基板7に搭載されている。このため、電流センサ1Aの組み立て工程が単純化される。
電流センサ1Aは、第1の感磁素子5に接続された第1の増幅器8と、第2の感磁素子6に接続された第2の増幅器9と、第1の増幅器8と第2の増幅器9とに接続された加算器10と、を有している。第1の増幅器8と第2の増幅器9と加算器10は基板7に配置されている。第1の増幅器8は第1の感磁素子5の出力を増幅し、第2の増幅器9は第2の感磁素子6の出力を増幅する。加算器10は、第1の増幅器8の出力と第2の増幅器9の出力を加算する。電流センサ1Aは加算器10の出力を外部に出力する。
図2(a)は電流線2Aの通電時の、図2(b)は電流線2Aの非通電時の、電流センサ1Aに印加される外部磁界を概念的に示している。図2(c),2(d)はそれぞれ、シミュレーションに基づく、図2(a),2(b)のA部拡大図を示している。図2(a)に実線で示すように、電流線2Aの通電時には、電流線2Aの周囲に時計回りの磁束が形成される。第1の磁気回路3Aは電流線2Aが発生する磁束に沿った形状を有しているため、図中に示すように、時計回りに磁化され、且つ集磁効果を奏する。図2(c)に示すように、第1の磁気回路3Aの両側開放端34A,34Bの間には、電流線2Aの発生する磁界と第1の磁気回路3Aの発生する磁界とによって、+Y方向の強い磁界が発生する。このときの、第1の感磁素子5の出力を正とする。図2(a)に示すように、第1の磁気回路3Aの左側の端部領域35Aを出た磁束の一部は、第2の磁気回路4Aの左側の端部領域45Aに吸い込まれ、第2の磁気回路4Aに沿って時計回りに進み、右側の端部領域45Bから、第1の磁気回路3Aの右側の端部領域35Aに吸い込まれる。図2(c)に示すように、第2の磁気回路4Aの両側開放端44A,44Bの間には、全体的には、右側の開放端44Bから左側の開放端44Aに向かう-Y方向の磁界ではなく、左側の開放端44Aから右側の開放端44Bに向かう+Y方向の磁界が印加される。つまり、第2の磁気回路4Aは時計回りに磁化されるが、第1の磁気回路3Aの影響によって、両側開放端44A,44Bの間には両側開放端34A,34Bと同じ向きの磁界が生じる。この結果、第2の感磁素子6の出力も正となる。
図2(b)に破線で示すように、電流線2Aの非通電時、すなわち、電流線2Aに流れる電流がなくなると、第1及び第2の磁気回路3,4には残留磁気が発生する。第1及び第2の磁気回路3,4の残留磁気の向きは、通電時の第1及び第2の磁気回路3,4の磁化方向に一致する。このため、第1の磁気回路3Aの両側開放端34A,34Bの間には+Y方向の磁界が生じ、第1の感磁素子5の出力は依然として正である。これに対し、第2の磁気回路4Aの両側開放端44A,44Bの間には、-Y方向の磁界が生じ、第2の感磁素子6の出力は負となる。これは、電流線2Aの発生する磁界の影響がなくなるためである。つまり、電流線2Aを包囲する第1の磁気回路3Aの両側開放端34A,34Bの間にある第1の感磁素子5の出力は、通電時も非通電時も正となるが、電流線2Aの外部に位置する第2の磁気回路4Aの両側開放端44A,44Bの間にある第2の感磁素子6の出力は、通電時は正、非通電時は負となる。これは、本質的には、第1の感磁素子5と第2の感磁素子6が電流線2Aの同じ側にあるためである。
このように、非通電時には、第1の感磁素子5が検出する磁界と第2の感磁素子6が検出する磁界の向き(符号)が異なる。このため、第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力の和を求めることで、非通電時の第1及び第2の磁気回路3,4の残留磁化によるヒステリシスを相殺し、低減することができる。一方、通電時には、第1の感磁素子5が検出する磁界と第2の感磁素子6が検出する磁界の向き(符号)は同じとなる。このため、第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力の和を求めることで、出力を高めることができる。従って、本実施形態の電流センサ1Aは、ヒステリシスを低減しつつ、SN比を向上させることができる。
図3は、ヒステリシスに対する感磁素子の位置の影響を示している。図3(a)に示すように、本実施形態の第1及び第2の感磁素子5,6の位置をZ方向に変化させ、ヒステリシスの変化を求めた。第1の感磁素子5と第2の感磁素子6のZ方向の間隔は一定としている。比較例では、図3(b)に示すように、感磁素子105の位置をZ方向に変化させ、ヒステリシスの変化を求めた。比較例では一つの感磁素子105が第1の感磁素子5と第2の感磁素子6の間に設けられている。ヒステリシスは(残留磁束密度/検知磁束密度)×測定最大電流(A)として求めた。図3(c)において、横軸は感磁素子のZ方向位置を、縦軸はヒステリシス(本実施形態においては、第1の感磁素子5と第2の感磁素子6のZ方向位置におけるヒステリシスの合計値)を示している。本実施形態では、非通電時における第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力の和が、最適位置でゼロとなっている。比較例では、非通電時における感磁素子の出力が、最適位置でゼロとなっている。感磁素子のZ方向位置が最適位置から離れるに従い、残留磁束密度が増加し、ヒステリシスが増加する。
本実施形態では第1及び第2の感磁素子5,6のZ方向位置の変化に対するヒステリシスの変化が小さい。これに対し、比較例では、感磁素子105のZ方向位置の変化に対するヒステリシスの変化が大きい。これは、本実施形態では、第1及び第2の感磁素子5,6のZ方向位置の許容範囲が大きいことを意味する。比較例では、ヒステリシスの小さい範囲が限定される。このため、感磁素子105の設置される領域で残留磁束ができるだけゼロに近づくように、第1及び第2の磁気回路3,4の形状、位置関係などを最適化する必要がある。これに対して、本実施形態ではこのような最適化の必要性が小さい。さらに、本実施形態では、非通電時における第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力の絶対値が同じでない場合でも、第1の増幅器8と第2の増幅器9の利得を調整することで、第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力を容易に相殺することができる。具体的には、第1の増幅器8と第2の増幅器9の利得を、非通電時の第1の増幅器8の出力と非通電時の第2の増幅器9の出力の絶対値が同程度となるように設定することができる。本実施形態では、第1及び第2の磁気回路3,4の形状、位置関係などを決定する際、ヒステリシスを重要な因子として考慮する必要がなくなる。比較例では、このように増幅器の利得を調整することでヒステリシスを抑制することは原理的に不可能である。
本実施形態の一変形例として、第1の感磁素子5と第2の感磁素子6の出力の極性を互いに異ならせることができる。具体的には、同じ方向の磁界が印加されたときに、第1の感磁素子5の出力の符号と第2の感磁素子6の出力の符号とを逆にする。ホール素子の場合、第1の感磁素子5と第2の感磁素子6に印加される電流の向きを逆にすればよい。これによって、正に帯電する面と負に帯電する面が入れ替わり、出力の符号を逆にすることができる。磁気抵抗効果素子の場合、第1の感磁素子5の磁気固定層と第2の感磁素子6の磁気固定層の磁化方向を逆にすればよい。第1の感磁素子5または第2の感磁素子6の出力の極性を逆にすると、第1の感磁素子5の出力の符号と第2の感磁素子6の出力の符号は、通電時に異なり、非通電時に一致する。従って、本変形例では、減算器など、第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力の差を求める手段を設けることで、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
図4には本実施形態の他の変形例を示す。図4(a)は本変形例に係る電流センサ1Bの斜視図、図4(b)は図4(a)のA-A線に沿った断面図、図4(c)は図4(a)のB-B線に沿った断面図である。第1の磁気回路3Aと第2の磁気回路4AはX方向に並んで配置されている。すなわち、第1の磁気回路3Aと第2の磁気回路4Aは、X方向と直交する互いに異なるY-Z面内にある。第1の磁気回路3Aは電流線2Aを包囲しており、第2の磁気回路4Aは電流線2Aの外部にある。本変形例においても、第1及び第2の磁気回路3,4は上記実施形態と同様に磁化される。図4(a)に示すように、通電時に、磁束は第1の磁気回路3Aの端部領域35Aから第2の磁気回路4Aの端部領域45AにX方向に流れ、第2の磁気回路4Aの反対側の端部領域45Bから第1の磁気回路3Aの端部領域35BにX方向に流れる。第2の磁気回路4A内の磁束の流れは上記実施形態と同一である。従って、第2の磁気回路4Aの両側開放端44A,44Bの間の磁界は、通電時と非通電時で逆方向を向く。本変形例によれば、電流センサ1BのZ方向の寸法を抑制することができる。
図5には本実施形態の他の変形例を示す。図5(a)は本変形例に係る電流センサ1Cの斜視図、図5(b)は図5(a)のA-A線に沿った断面図、図5(c)は図5(a)のB-B線に沿った断面図である。第1の磁気回路3AはX方向と直交するY-Z面内にあり、第2の磁気回路4AはX方向と平行なX-Y面内にある。第1の磁気回路3Aの欠損部33と第2の磁気回路4Aの欠損部43は対向しているため、第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6は共通の基板7に搭載可能である。本変形例においても、第2の磁気回路4Aにおける磁束の流れは上記実施形態と同じであり、上記実施形態と同様の効果を奏する。
図6には本実施形態の他の変形例を示す。図6(a)は本変形例に係る電流センサ1Dの斜視図、図6(b)は図6(a)のA-A線に沿った断面図である。第1の磁気回路3Aと第2の磁気回路4Aは電流線2Aの延びる方向と直交する同一の面内にある。第2の磁気回路4Aは第1の磁気回路3Aの内側に位置している。第1の磁気回路3Aの欠損部33と第2の磁気回路4Aの欠損部43は対向しているため、第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6は共通の基板7に搭載可能である。本変形例においても、第2の磁気回路4Aにおける磁束の流れは上記実施形態と同じであり、上記実施形態と同様の効果を奏する。
図7には本実施形態の他の変形例を示す。図7(a)は本変形例に係る電流センサ1Eの斜視図、図7(b)は図7(a)のA-A線に沿った断面図である。本変形例では、上記実施形態の第1の磁気回路3Aの第2の磁気回路4Aと対向する長辺31Bが省略されている。第1の磁気回路3Aは、Z方向からみて、Y方向に延びる一つの長辺31Aと、長辺31Aの両端に直角に接続された、Z方向に延びる一対の短辺32A,32Bと、からなっている。2つの短辺32A,32Bの長辺31Aと反対側の端部が第1の磁気回路3Aの両側開放端34A,34Bを形成している。第2の磁気回路4Aは、Z方向からみて、上記実施形態と同様、Y方向に延びる一対の長辺41A,41BとZ方向に延びる一対の短辺42A,42Bと、を有する矩形形状を有している。一方の長辺41Bの中央部に欠損部43が設けられ、欠損部43の両側が開放端44A,44Bとされている。第1の感磁素子5と第2の感磁素子6の設けられている位置では、電流線2Aの通電時には、電流線2Aによって誘起される右向きの磁界が支配的となる。このため、第1の感磁素子5と第2の感磁素子6の出力は正となる。非通電時には、第1の感磁素子5の設けられている位置では、第1の磁気回路3Aの残留磁化による右向きの磁界が優勢となり、第2の感磁素子6の設けられている位置では、第2の磁気回路4Aの残留磁化による左向きの磁界が優勢となる。このため、第1の感磁素子5の出力は正となるが、第2の感磁素子6の出力は負となる。従って、本変形例においても上記実施形態と同様の効果を奏することができる。本変形例では、第1の磁気回路3Aの両側開放端34A,34Bは第2の磁気回路4Aに近接していることが好ましい。これによって、通電時に第1の磁気回路3Aと第2の磁気回路4Aが磁気的に連結されやすくなる。第1の磁気回路3Aの開放端34Aを出る磁束が効率的に第2の磁気回路4Aに吸い込まれ、第2の磁気回路4Aを出る磁束が第1の磁気回路3Aの開放端34Bに効率的に吸い込まれ、第2の磁気回路4Aに残留磁化が生じやすくなる。
図8には本実施形態の他の変形例を示す。図8(a)は本変形例に係る電流センサ1Fの斜視図、図8(b)は図8(a)のA-A線に沿った断面図である。本変形例の電流線2Bは円形断面を有している。第1の磁気回路3Bは電流線2Bに沿った円形の形状を有している。第2の磁気回路4Bは、第1の磁気回路3Bに沿った2つの弧状部46A,46Bと、2つの弧状部46A,46Bの端部同士を結ぶ2つの放射部47A,47Bと、を有している。第1の磁気回路3Bと2つの弧状部46A,46Bは電流線2Bと同心であり、弧状部46Aが弧状部46Bの内側に位置している。第1の磁気回路3Bに欠損部33が設けられ、弧状部46Aの欠損部33と対向する位置に欠損部43が設けられている。この構成によって、第2の磁気回路4Bが第1の磁気回路3Bによって磁化されやすくなる。第2の磁気回路4Bは上記実施形態と同様、Z方向において、第1の磁気回路3Bと隣接して設けられている。本変形例の電流センサ1Fは上記実施形態と同様に作動する。
図9には本実施形態の他の変形例を示す。図9(a)は本変形例に係る電流センサ1Gの斜視図、図9(b)は図9(a)のA-A線に沿った断面図、図9(c)は図9(a)のB-B線に沿った断面図である。本変形例の電流線2Bは円形断面を有している。第1の磁気回路3Bは、図8に示す変形例と同じ形状を有しているが、第2の磁気回路4Bは、図8に示す変形例と異なり、弧状部46Bに欠損部43が設けられている。また、第1の磁気回路3Bと第2の磁気回路4Bは互いに異なるY-Z面内にある。第1の磁気回路3Bと第2の磁気回路4Bの相対位置関係は、図4に示す変形例と同じである。本変形例の電流センサ1Gは図4に示す変形例と同様に作動する。
(第2の実施形態)
図10(a)は第2の実施形態に係る電流センサ1Hの斜視図、図10(b)は図10(a)のA-A線に沿った断面図である。図11(a)は電流線2Aの通電時の、図11(b)は電流線2Aの非通電時の、電流センサ1に印加される外部磁界を概念的に示している。第1の磁気回路3Aと第2の磁気回路4Aは第1の実施形態と同じ形状を有している。第2の磁気回路4Aは第1の磁気回路3Aの外側にあり、第2の磁気回路4Aの長辺41Aが第1の磁気回路3Aの長辺31Aと対向している。従って、本実施形態では、第1の感磁素子5と第2の感磁素子6は電流線2Aの互いに反対側にある。第1の感磁素子5と第2の感磁素子6の出力の極性は同じである。
図11(a)に示すように、電流線2Aの通電時には、電流線2Aの周囲に時計回りの磁束が形成される。第1の磁気回路3Aは第1の実施形態と同様に磁化され、第1の感磁素子5の出力は正である。第2の磁気回路4Aの第1の磁気回路3Aと対向する長辺41Aは、電流線2Aによって誘起された磁界と第1の磁気回路3Aからの漏れ磁束とによって-Y方向に磁化されるが、長辺41Bはほとんど磁化されない。第2の感磁素子6には主に電流線2Aによって誘起された磁界が印加される。従って、第2の感磁素子6の出力は負である。
図11(b)に破線で示すように、電流線2Aの非通電時、すなわち、電流線2Aに流れる電流がなくなると、第1及び第2の磁気回路3A,4Aには残留磁気が発生する。第1の磁気回路3Aの両側開放端34A,34Bの間には+Y方向の磁界が生じ、第1の感磁素子5の出力は依然として正である。これに対し、第2の磁気回路4Aは長辺41Aの残留磁化によって反時計回りに磁化され、両側開放端44A,44Bの間には+Y方向の磁界が発生する。従って、第2の感磁素子6の出力は正となる。つまり、電流線2Aを包囲する第1の磁気回路3Aの両側開放端34A,34Bの間にある第1の感磁素子5では、通電時も非通電時も+Y方向の磁界が印加される。これに対し、電流線2Aの外部に位置する第2の磁気回路4Aの両側開放端44A,44Bの間にある第2の感磁素子6では、通電時の磁界の向きと非通電時の磁界の向きが反対方向を向く。
ただし、第1の実施形態と異なり、非通電時には、第1の感磁素子5が検出する磁界と第2の感磁素子6が検出する磁界の符号が一致する。これに対し、通電時には、第1の感磁素子5が検出する磁界と第2の感磁素子6が検出する磁界の向きは逆となる。このため、本実施形態では、減算器11によって第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力の差を求めることで、非通電時の第1及び第2の磁気回路3A,4Aの残留磁化によるヒステリシスを相殺し、低減することができる。第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力の差を求めることから、出力を高めることもできる。これによって、ヒステリシスを低減しつつ、SN比を向上させることができる。本実施形態において、第1の実施形態の変形例のように、第1の感磁素子5と第2の感磁素子6の出力の極性が互いに異なっていてもよい。この場合、電流センサ1Hは第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力の和を求める手段(加算器10)を有する。
(第3の実施形態)
図12(a)は第3の実施形態に係る電流センサ1Jの斜視図、図12(b)は図12(a)のA-A線に沿った断面図、図12(c)は図12(a)のB-B線に沿った断面図である。第1の磁気回路3Aは、図4に示す変形例と同じである。これに対し、第2の磁気回路4Aは、図4に示す変形例の第2の磁気回路4Aに対して、電流線2Aの周りを90°回転している。これに伴い、第2の感磁素子6も、図4に示す変形例の第2の感磁素子6に対して電流線2Aの周りを90°回転している。つまり、第1の感磁素子5と第2の感磁素子6は電流線2Aの周りで互いに概ね90°ずれた位置にある。従って、第1の感磁素子5の感磁方向はY方向であり、第2の感磁素子6の感磁方向はZ方向である。また、図12(b),12(c)に示すように+Z方向、-Z方向を定義したときに、第1の感磁素子5の感磁方向の極性は+Y方向に正であり、第2の感磁素子6の感磁方向の極性は-Z方向に正である。つまり、+Y方向と-Z方向に同じ向きの(図12(a)において時計回りの)磁界が印加されたときに、第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力は正となる。換言すれば、第1の感磁素子5の出力の極性と第2の感磁素子6の出力の極性は、電流線2Aの周りの磁界の向きに関し同じである。
本実施形態でも、第1の感磁素子5と第2の感磁素子6の設けられている位置では、電流線2Aの通電時には、電流線2Aによって誘起される時計回りの磁界が支配的となる。このため、第1の感磁素子5と第2の感磁素子6の出力は正となる。非通電時には、第1の感磁素子5の設けられている位置では、第1の磁気回路3Aの残留磁化による右向きの(時計回りの)磁界が優勢となり、第2の感磁素子6の設けられている位置では、第2の磁気回路4Aの残留磁化による上向きの(反時計回りの)磁界が優勢となる。このため、第1の感磁素子5の出力は正となるが、第2の感磁素子6の出力は負となる。従って、本実施形態においても、第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力の和を求める手段を設けることで、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
逆に、第2の感磁素子6の感磁方向の極性が+Z方向に正である場合、電流線2Aの通電時には、第2の感磁素子6の出力は負となり、非通電時には、第2の感磁素子6の出力は正となる。第1の感磁素子5と第2の感磁素子6の出力の極性は、電流線2Aの周りの磁界の向きに関し互いに異なっている。従って、第1の感磁素子5の出力と第2の感磁素子6の出力の差を求める手段を設けることで上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上説明したように、本発明の各実施形態及び各変形例は、電流線2A(2B)を流れる電流によって磁化される磁気回路3A,4A(3B,4B)と、第1の感磁素子5と、第2の感磁素子6とを有している。第1の感磁素子5は、電流線2A(2B)の通電時の磁界と、電流線2A(2B)の非通電時の磁気回路の残留磁化による磁界と、が同じ方向を向く位置に配置されている。第2の感磁素子6は、電流線2A(2B)の通電時の磁界と、電流線2A(2B)の非通電時の磁気回路の残留磁化による磁界と、が反対方向を向く位置に配置されている。
1A~1J 電流センサ
2A,2B 電流線(電流が流れる領域)
3A,3B 第1の磁気回路
4A,4B 第2の磁気回路
34A,34B 第1の磁気回路の開放端
44A,44B 第2の磁気回路の開放端
5 第1の感磁素子
6 第2の感磁素子
7 基板
8 第1の増幅器
9 第2の増幅器
10 加算器
11 減算器

Claims (20)

  1. 電流によって磁化される磁気回路と、
    前記電流の通電時の磁界と、前記電流の非通電時の前記磁気回路の残留磁化による磁界と、が同じ方向を向く位置に配置された第1の感磁素子と、
    前記電流の通電時の磁界と、前記電流の非通電時の前記磁気回路の残留磁化による磁界と、が反対方向を向く位置に配置された第2の感磁素子と、
    を有する電流センサ。
  2. 前記磁気回路は、前記電流が流れる領域を包囲する開いた第1の磁気回路と、前記領域の外部に位置する開いた第2の磁気回路と、を有し、前記第1の感磁素子は前記第1の磁気回路の両側開放端の間に、前記第2の感磁素子は前記第2の磁気回路の両側開放端の間に配置されている、請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記第1の感磁素子と前記第2の感磁素子は前記領域の同じ側にあり、且つ出力の極性は同じであり、
    前記第1の感磁素子の出力と前記第2の感磁素子の出力の和を求める手段を有する、請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記第1の感磁素子と前記第2の感磁素子は前記領域の同じ側にあり、且つ出力の極性が互いに異なり、
    前記第1の感磁素子の出力と前記第2の感磁素子の出力の差を求める手段を有する、請求項2に記載の電流センサ。
  5. 前記第1の感磁素子と前記第2の感磁素子は前記領域の互いに反対側にあり、且つ出力の極性は同じであり、
    前記第1の感磁素子の出力と前記第2の感磁素子の出力の差を求める手段を有する、請求項2に記載の電流センサ。
  6. 前記第1の感磁素子と前記第2の感磁素子は前記領域の互いに反対側にあり、且つ出力の極性が互いに異なり、
    前記第1の感磁素子の出力と前記第2の感磁素子の出力の和を求める手段を有する、請求項2に記載の電流センサ。
  7. 前記第1の感磁素子と前記第2の感磁素子は前記領域の周りで互いに概ね90°ずれた位置にあり、出力の極性は前記領域の周りの磁界の向きに関し同じであり、
    前記第1の感磁素子の出力と前記第2の感磁素子の出力の和を求める手段を有する、請求項2に記載の電流センサ。
  8. 前記第1の感磁素子と前記第2の感磁素子は前記領域の周りで互いに概ね90°ずれた位置にあり、出力の極性は前記領域の周りの磁界の向きに関し互いに異なり、
    前記第1の感磁素子の出力と前記第2の感磁素子の出力の差を求める手段を有する、請求項2に記載の電流センサ。
  9. 前記第1の磁気回路と前記第2の磁気回路は前記領域の延びる方向と直交する同一の面内にある、請求項2から8のいずれか1項に記載の電流センサ。
  10. 前記第2の磁気回路は前記第1の磁気回路の外側に位置している、請求項9に記載の電流センサ。
  11. 前記第2の磁気回路は前記第1の磁気回路の内側に位置している、請求項9に記載の電流センサ。
  12. 前記第1の磁気回路と前記第2の磁気回路は前記領域の延びる方向と直交する互いに異なる面内にある、請求項2から8のいずれか1項に記載の電流センサ。
  13. 前記第1の磁気回路は前記領域の延びる方向と直交する面内にあり、前記第2の磁気回路は前記領域の延びる方向と平行な面内にある、請求項2から8のいずれか1項に記載の電流センサ。
  14. 前記第1の磁気回路と前記第2の磁気回路は、一対の長辺と、前記長辺と直交する一対の短辺とを有する矩形形状を有し、一方の前記長辺の中央部に前記両側開放端を形成する欠損部を有する、請求項2から13のいずれか1項に記載の電流センサ。
  15. 前記第1の磁気回路は、一つの長辺と、前記長辺の両端に直角に接続された2つの短辺とからなり、前記2つの短辺の前記長辺と反対側の端部が前記両側開放端を形成し、前記第2の磁気回路は、一対の長辺と前記長辺と直交する一対の短辺とを有する矩形形状を有し、一方の前記長辺の中央部に前記両側開放端を形成する欠損部を有する、請求項2から13のいずれか1項に記載の電流センサ。
  16. 前記第1の磁気回路と前記第2の磁気回路は前記領域に沿った円形または弧状の形状を有している、請求項2から13のいずれか1項のいずれか1項に記載の電流センサ。
  17. 前記第2の磁気回路の両側端部領域は、前記第1の磁気回路の両側端部領域に沿って延びている、請求項2から16のいずれか1項に記載の電流センサ。
  18. 前記領域は前記電流が流れる電流線である、請求項2から17のいずれか1項に記載の電流センサ。
  19. 前記第1の感磁素子と前記第2の感磁素子は共通の基板に搭載されている、請求項1から18のいずれか1項に記載の電流センサ。
  20. 前記第1の感磁素子の出力を増幅する第1の増幅器と、前記第2の感磁素子の感磁素子の出力を増幅する第2の増幅器と、を有し、前記第1の増幅器と前記第2の増幅器の利得は、非通電時の前記第1の増幅器の出力と非通電時の前記第2の増幅器の出力の絶対値が同程度となるように設定されている、請求項1から19のいずれか1項に記載の電流センサ。
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