JP7099362B2 - ガスケットの組み付け方法及び組み付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弾性を有するガスケットの環状被着部を、被組み付け部材の溝部に嵌合させることにより、ガスケットを被組み付け部材に組み付ける方法及び装置に関する。
被組み付け部材と、その被組み付け部材に組み付けられたガスケットとを備えるガスケット付き製品が知られている(例えば、特許文献1参照)。被組み付け部材には、環状の溝部が形成されている。ガスケットは、環状被着部及び環状シール部を備え、弾性を有している。ガスケットは、環状被着部が溝部に嵌合されることにより、被組み付け部材に組み付けられる。上記被組み付け部材としては、例えば、エンジンのシリンダヘッドを上側から覆うシリンダヘッドカバーが挙げられる。
被組み付け部材へのガスケットの組み付けは、一般には、作業者が次の作業を順に行うことによりなされる。溝部が上側となるように被組み付け部材が治具に装着される。治具の近くのガスケット収容部からガスケットが取り出され、環状被着部が下側となるようにガスケットが持ち替えられる。環状被着部の一部が溝部の開口に挿入されるように、ガスケットが溝部に沿わせられながら、すなわち、位置決めがなされながら、被組み付け部材上に載置される。続いて、ガスケットが周方向に沿って順に被組み付け部材側へ押し込まれることにより、環状被着部が溝部に嵌合される。ガスケットの押し込み作業は、環状被着部が溝部に嵌合されているのを確認しながら行われる。
実開昭59-25744号公報
ところが、溝部の形状が複雑であるうえに、ガスケットが弾性材料によって形成されていて、同ガスケットを特定の形状に保持することが困難である。そのため、被組み付け部材へのガスケットの組み付け作業のうち、溝部の形状に沿わせながらガスケットを被組み付け部材上に載置する作業と、ガスケットを周方向に順に押し込んで環状被着部を溝部に嵌合させる作業とが繁雑で、時間がかかる。
特に、環状被着部が溝部に嵌合されるようにガスケットを押し込むには、ガスケットを被組み付け部材上に正確に載置する作業が重要であり、慎重に行われることが要求される。そのため、このことが、ガスケットの組み付け作業をより煩雑なものとしている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ガスケットを溝部の形状に沿わせる作業と、環状被着部を溝部に嵌合させる作業とを、簡単かつ適切に行うことのできるガスケットの組み付け方法及び組み付け装置を提供することにある。
上記課題を解決するガスケットの組み付け方法は、環状被着部及び環状シール部を備え、かつ弾性を有する環状のガスケットを組み付け対象とし、前記環状シール部を接触させた状態で前記ガスケットが載置される載置面を有する載置台と、前記載置台に対し昇降する内型と、前記内型の周りに配置され、かつ前記載置面に沿って前記ガスケットの内外方向へ移動する複数の外型とを備える組み付け装置を用い、被組み付け部材に形成された環状の溝部に前記環状被着部を嵌合させることで、前記ガスケットを前記被組み付け部材に組み付けるガスケットの組み付け方法であって、各外型を前記内外方向における外側へ移動させた状態で、前記内型を取り囲むように前記ガスケットを前記載置台上に載置する第1工程と、各外型を前記内外方向における内側へ移動させて、前記内型との間で前記環状シール部を挟み込むことで、前記ガスケットを起立状態にしてその状態に保持する第2工程と、前記溝部に前記環状被着部の一部が挿入されるように前記被組み付け部材を前記ガスケット上に載置する第3工程と、各外型を前記内外方向における外側へ移動させた状態で、前記被組み付け部材により前記内型を押し下げながら同被組み付け部材を前記載置台側へ押し込むことで、前記環状被着部を前記溝部に嵌合させる第4工程とを備える。
上記の組み付け方法の実施に際し、第1工程では、各外型がガスケットの内外方向における外側へ移動させられた状態で、同ガスケットが内型を取り囲むように載置台上に載置される。この載置は、環状シール部を載置面に接触させた状態で行われる。この段階では、ガスケットは、内型を取り囲んでいればよく、溝部の形状に沿った形状になっていなくてもよい。
第2工程では、複数の外型がそれぞれ、上記内外方向における内側へ移動させられて、内型に近づけられる、各外型は、上記内側へ移動する過程で、環状シール部の外周面に接触する。さらに、各外型が上記内側へ移動すると、同外型によってガスケットが上記内側へ押される。そして、環状シール部の内周面が内型の外周面に押し付けられる。全ての外型と内型との間で環状シール部が挟み込まれると、ガスケットが溝部の形状に沿った形状で起立状態にされて、その状態に保持される。そのため、人手によって、ガスケットを溝部の形状に沿わせる作業が不要となる。
第3工程では、溝部に環状被着部の一部が挿入されるように被組み付け部材がガスケット上に載置される。
第4工程では、各外型が上記内外方向における外側へ移動させられる。この状態で、被組み付け部材が載置台側へ押し込まれると、同被組み付け部材によって内型が押し下げられる。表現を変えると、内型が押し下げられることで、被組み付け部材の押し込みが可能となる。そして、被組み付け部材の押し込みにより、環状被着部が溝部に嵌合される。上述したように、被組み付け部材が押し込まれる前には、ガスケットが溝部の形状に合った形状で起立状態にされていて、しかもその状態に保持されている。そのため、作業者は被組み付け部材を押し込むだけで、環状被着部を溝部に嵌合させることが可能である。作業者は、従来とは異なり、環状被着部が溝部に嵌合されているのを確認しながら、ガスケットを周方向に順に押し込んで環状被着部を溝部に嵌合させる作業を行わなくてすむ。
また、被組み付け部材を押し込むときには、各外型は被組み付け部材の移動経路から、上記内外方向における外側へ外れた箇所へ移動しているため、押し込みの支障になりにくい。
このように、ガスケットを溝部の形状に沿わせる作業も、環状被着部を溝部に嵌合させる作業も簡単になる。
上記課題を解決するガスケットの組み付け装置は、前記ガスケットの組み付け方法に用いられるものであって、前記環状シール部を接触させた状態で前記ガスケットが載置される載置面を有する載置台と、前記被組み付け部材により押し下げられないときの上昇位置と押し下げられたときの下降位置との間で昇降する内型と、前記内型の周りの複数箇所にそれぞれ配置され、かつ前記載置台に載置された前記ガスケットの前記環状シール部を前記内型との間で挟み込む前進位置と、前記前進位置よりも、前記内外方向における外側へ遠ざかった後退位置との間で、前記載置面に沿って移動する複数の外型とを備え、前記内型は、前記第1工程、前記第2工程及び前記第3工程では前記上昇位置に配置され、前記第4工程では、前記被組み付け部材により前記下降位置まで押し下げられるものであり、各外型は、前記第1工程では前記後退位置に配置され、前記第2工程では前記前進位置へ移動させられ、前記第3工程では前記前進位置に配置され、前記第4工程では前記後退位置へ移動させられるものである。
上記の構成を有する組み付け装置は、上記組み付け方法の実施に際し、次のように作動する。
第1工程では、内型が上昇位置に配置され、かつ全ての外型が後退位置に配置される。この状態では、各外型が内型から、上記内外方向における外側へ遠ざかっており、載置台上であって内型と複数の外型との間には、ガスケットを配置し得る間隙が生ずる。そのため、第1工程では、載置台上の上記間隙にガスケットを、環状シール部を載置面に接触させた状態で載置することが可能となり、同間隙にガスケットが載置される。
第2工程では、内型が上昇位置に配置され続ける。また、複数の外型がそれぞれ前進位置へ移動させられることで、内型に近づけられる。移動する外型によってガスケットが上記内外方向における内側へ押され、内型の外周面に押し付けられる。全ての外型と内型との間で環状シール部が挟み込まれ、ガスケットが溝部の形状に沿った形状で起立状態にされ、その状態に保持される。
第3工程では、内型が上昇位置に配置され続けるとともに、全ての外型が前進位置に配置され続ける。内型及び複数の外型の上記配置により、第3工程では、溝部に環状被着部の一部が挿入されるように被組み付け部材をガスケット上に載置することが可能となる。なお、被組み付け部材がガスケット上に載置されると、同被組み付け部材のうち溝部よりも、上記内外方向における内側部分は内型の上又は上方に位置し、同内外方向における外側部分は複数の外型の上又は上方に位置する。
第4工程では、全ての外型が後退位置へ移動させられることで、被組み付け部材が押し込まれた場合の同被組み付け部材の移動経路から、上記内外方向における外側へ外れた箇所へ移動する。そのため、外型は被組み付け部材の押し込みの支障となりにくい。被組み付け部材が押し込まれると、同被組み付け部材によって内型が押し下げられつつ、環状被着部が溝部に嵌合される。
上記ガスケットの組み付け方法及び組み付け装置によれば、ガスケットを溝部の形状に沿わせる作業と、環状被着部を溝部に嵌合させる作業とを、簡単かつ適切に行うことができる。
一実施形態における被組み付け部材にガスケットが組み付けられた状態を示す概略断面図。 一実施形態におけるガスケットの平面図。 一実施形態におけるガスケットを、内型及び全ての外型とともに示す平面図。 一実施形態におけるガスケットの組み付け装置を示す図であり、各外型が後退位置へ移動させられた状態を示す正面図。 図4における組み付け装置の側面図。 図4の状態から、各外型が前進位置へ移動させられたときの組み付け装置の状態を示す正面図。 図6における組み付け装置の側面図。 一実施形態におけるガスケットの組み付け方法を説明する図であり、(a)は第1工程を、(b)は第2工程を、(c)は第3工程をそれぞれ示す部分断面図。 図8の続きを説明する図であり、(a),(b)はともに第4工程を示す部分断面図。
以下、ガスケットの組み付け方法及び組み付け装置を具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
最初に、ガスケットが組み付けられる被組み付け部材の概略構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態における被組み付け部材10は、エンジンのシリンダヘッドを上側から覆う樹脂製のシリンダヘッドカバーを構成している。被組み付け部材10は、下端に開口11が形成された中空部12を有している。被組み付け部材10における開口11の周縁部13は、略長方形の四角環状をなしている。周縁部13であって、開口11の周囲には、同周縁部13の下面において開口する溝部14が形成されている。溝部14は、周縁部13の形状に対応して、略長方形の四角環状をなしている。
ガスケット20は、被組み付け部材10に隣接する部材との間隙に配置されて、その間隙からの油漏れを抑制したり、制振(振動を減衰)したりするためのものであり、ゴム等の弾性材料によって形成されている。被組み付け部材10がシリンダヘッドカバーである本実施形態では、隣接の部材はシリンダヘッドである。図2に示すように、ガスケット20は、溝部14の形状に対応して、略長方形の四角環状に形成されている。ガスケット20は、互いに略平行に延びる一対の短辺部18と、各短辺部18よりも長く、かつ同短辺部18に対し略直交する方向へ延びる一対の長辺部19とからなる。
図1及び図2に示すように、ガスケット20の上部は環状被着部21によって構成され、下部は環状シール部22によって構成されている。ガスケット20の内外方向における環状被着部21の寸法は、上側ほど小さくなるように設定されている。環状被着部21の環状シール部22からの突出長さは、溝部14の深さと同程度に設定されている。環状被着部21は、上記溝部14に対し下方から嵌合されている。上記内外方向における環状シール部22の寸法は、環状被着部21の下端部の寸法よりも大きく設定されている。環状シール部22は、上記内外方向における中央部分において、環状被着部21の下端部に連結されている。環状被着部21の全体が溝部14に嵌合された状態では、環状シール部22は、周縁部13の直下に位置する。
次に、組み付け装置30の概略構成について説明する。
図4及び図5に示すように、組み付け装置30は、長方形の板状をなす基台31を自身の下部に備えている。基台31の四隅からは、それぞれ下方へ脚部32が突出している。基台31は、これらの脚部32によって支持されている。基台31の上方には載置台33が配置されている。載置台33は、上記環状シール部22を接触させた状態でガスケット20が載置される載置面(図8(a)等参照)34を、自身の上面に有している。載置台33は、それぞれ上下方向へ延びる複数本(4本)のガイド柱35によって基台31に連結されている。
載置台33には、内型36及び複数(4つ)の外型が配置されている。
なお、図4~図7では、内型36が二点鎖線で図示されている。図3に示すように、内型36の外周面37は、被組み付け部材10に正規に組み付けられた状態のガスケット20における環状シール部22の内周面23に沿った形状に形成されている。内型36は、図9(b)で示す下降位置と、図9(a)等で示す上昇位置との間で昇降するように構成されている。上昇位置は、内型36が被組み付け部材10によって押し下げられないときの位置であり、下降位置は、押し下げられたときの位置である。下降位置では、内型36の上面38が、載置台33上に載置されたガスケット20の環状シール部22の上面24と同じ高さになる。上昇位置では、上記上面38が上面24よりも高く、かつ環状被着部21の上面17よりも低い高さになる。さらに、上昇位置では、上面38は、外型41の上面39と同じ高さに設定されている。
載置台33と内型36との間の複数箇所には、同内型36の荷重を受ける弾性部材26が配置されている。本実施形態では、この弾性部材26としてばねが用いられているが、ばねとは異なる弾性体が用いられてもよい。
なお、組み付け装置30には、内型36が上昇位置よりも上方へ上昇するのを規制する規制部(図示略)が設けられている。
図3~図5に示すように、4つの外型は、内型36を取り囲む4箇所に、全体として長方形の枠状をなすようにそれぞれ配置されている。4つの外型は、上記内外方向における両短辺部18の外側に配置された一対の外型41と、同方向における両長辺部19の外側に配置された一対の外型42とからなる。
なお、図4及び図6では、一対の外型42と、同外型42を上記内外方向のうち、ガスケット20の短辺部18に沿う方向へ移動させる機構(後述する第2機構部60)との図示が省略されている。また、図5及び図7では、一対の外型41と、同外型41を上記内外方向のうち、ガスケット20の長辺部19に沿う方向へ移動させる機構(第2機構部60)との図示が省略されている。
図4、図6及び図8(a)に示すように、各外型41は、自身の上部から、上記内外方向における内側へ突出する庇部43を有している。また、図5及び図7に示すように、各外型42の上部にも、上記外型41と同様の庇部43が形成されている。図8(a)に示すように、各庇部43の下面は、載置台33上に載置された状態のガスケット20における環状シール部22の上面24よりも若干高い箇所に位置している。各外型41の上面39は、上記状態の環状シール部22の上面24よりも高く、かつ環状被着部21の上面17よりも低い箇所に位置している。この点は、図示はしないが、各外型42の上面についても同様である。
各外型41の庇部43よりも下側部分であって、上記内外方向における内側面44は、被組み付け部材10に正規に組み付けられた状態のガスケット20における環状シール部22の外周面25に沿った形状に形成されている。この点は、図示はしないが、各外型42の内側面についても同様である。
一対の外型41は、図6及び図8(b)で示す前進位置と、図4及び図8(a)で示す後退位置との間で、載置面34に沿って、上記内外方向のうち、互いに反対方向へ往復移動するように設けられている。また、一対の外型42は、図7で示す前進位置と、図5で示す後退位置との間で、載置面34に沿って、上記内外方向のうち、互いに反対方向へ往復移動するように設けられている。
前進位置は、載置台33上に載置されたガスケット20を上昇位置の内型36との間で挟み込む位置である。前進位置では、内周面23において内型36の外周面37に接触した状態の環状シール部22の外周面25に対し、外型41,42の内側面44が接触する。また、庇部43が、環状シール部22のうち、環状被着部21よりも上記内外方向における外側部分に上側から被せられる。後退位置は、上記前進位置よりも、上記内外方向における外側へ遠ざかった位置である。後退位置では、庇部43が環状シール部22から離脱(離間)する。
なお、組み付け装置30には、外型41,42が上記内外方向へ移動するのを許容し、それ以外の方向、例えば上下方向へ移動するのを規制する規制部(図示略)が設けられている。
図4及び図5に示すように、基台31の直下において、ガスケット20の短辺部18に沿う方向へ互いに離間した2箇所には軸受部45が設けられている。両軸受部45には、上記短辺部18に沿う方向へ延びる支軸46が回動可能に支持されている。支軸46の一方(図5の右方)の端部には、略上下方向へ延びる操作レバー47の下端部が一体回動可能に取り付けられている。操作レバー47は、図4に示すように、略上下方向へ延びる起立位置と、図6に示すように、上下方向に対し傾斜した傾斜位置との間で傾動可能である。
なお、組み付け装置30には、操作レバー47が起立位置よりも傾斜位置とは反対側へ傾動するのを規制する規制部(図示略)と、傾斜位置よりも起立位置とは反対側へ傾動するのを規制する規制部(図示略)とが設けられている。
支軸46上には、傾斜位置へ傾動された操作レバー47を起立位置に戻すべく、同支軸46を傾斜位置から起立位置に向かう方向へ回動付勢する復帰用のばね部材(図示略)が巻装されている。
図4及び図5に示すように、操作レバー47と外型41,42との間には、伝達機構が設けられている。伝達機構は、操作レバー47の傾動を、上記内外方向の直線往復運動に変換して各外型41,42に伝達し、同外型41,42を同期させた状態で、前進位置と後退位置との間で往復移動させるための機構である。
伝達機構は、昇降台49、第1機構部50及び第2機構部60を備えている。昇降台49は、基台31と載置台33との間に昇降可能に配置されている。昇降台49には、上記複数のガイド柱35が上下方向に貫通している。昇降台49は、これらのガイド柱35によって昇降をガイドされる。
第1機構部50は、操作レバー47の傾動を上下方向の運動に変換して昇降台49に伝達して同昇降台49を昇降させる機構である。第1機構部50は、操作レバー47と昇降台49との間に設けられた一対のアーム51を備えている。両アーム51は、支軸46の両端部に一体回動可能に取り付けられている。各アーム51の支軸46とは反対側の端部には、ローラ52が軸53により回動可能に支持されている。両ローラ52は、昇降台49に対し下側から接触している。
第2機構部60は、第1機構部50による昇降台49の昇降を、上記内外方向の往復直線運動に変換して各外型41,42に伝達し、同外型41,42を、前進位置と後退位置との間で往復移動させる機構である。第2機構部60は、昇降台49と各外型41,42との間に設けられた4つのカム機構によって構成されている。
図4に示すように、外型41毎のカム機構は、カム61、従節63及び接触子64を備えている。各カム61は、各外型41の下方において昇降台49に固定されている。各カム61は、上記内外方向における外側ほど高くなるように傾斜するカムプロフィール61aを有している。各カムプロフィール61aは、一定の角度で傾斜する平面によって構成されている。両カム61の一方と他方とでは、カムプロフィール61aが互いに反対方向へ傾斜している。従節63は、各外型41から垂下している。接触子64は各従節63の下端部に対し、軸65により回動可能に支持されている。各外型41における接触子64は、カム61のカムプロフィール61aに対し上側から接触している。
図5に示すように、外型42毎のカム機構は、カム62、従節63及び接触子64を備えている。各カム62は、各外型42の下方において昇降台49に固定されている。各カム62は、上記内外方向における外側ほど高くなるように傾斜するカムプロフィール62aを有している。各カムプロフィール62aは、一定の角度で傾斜する平面によって構成されている。両カム62の一方と他方とでは、カムプロフィール62aが互いに反対方向へ傾斜している。従節63は、各外型42から垂下している。接触子64は各従節63の下端部に対し、軸65により回動可能に支持されている。各外型42における接触子64は、カム62のカムプロフィール62aに対し上側から接触している。
なお、載置台33には、内型36及び外型41,42によって起立状態に保持されたガスケット20上に被組み付け部材10を載置する際に、溝部14が環状被着部21に対向するように同被組み付け部材10を位置決めするための位置決め機構(図示略)が設けられている。ここでのガスケット20の起立状態は、環状被着部21が環状シール部22から上方へ延びる状態である。
次に、本実施形態の作用として、上記組み付け装置30を用いて、被組み付け部材10にガスケット20を組み付ける方法について説明する。また、効果についても併せて説明する。
この組み付け方法の実施に際しては、第1~第4工程が順に行われる。次に、各工程について説明する。
<第1工程>
第1工程は、図4、図5及び図8(a)に示すように、内型36が上昇位置に配置され、かつ全ての外型41,42が後退位置に配置された状態で行われる。組み付け装置30は、操作レバー47が起立位置に傾動されることにより、上記状態にされる。この状態では、全ての外型41,42が内型36から上記内外方向における外側へ遠ざかっている。載置台33上であって内型36と外型41,42との間には、ガスケット20を配置し得る間隙が生じている。
図8(a)に示すように、載置台33上の上記間隙にガスケット20が、環状シール部22を載置面34に接触させた状態で載置される。載置されたガスケット20によって内型36が取り囲まれる。この段階では、ガスケット20は溝部14の形状に沿った形状にされていなくてもよい。なお、このときには、内型36の上面38は、環状シール部22の上面24よりも上方であって、環状被着部21の上面17よりも下方に位置する。
<第2工程>
第2工程では、内型36が上記上昇位置に配置され続ける。また、作業者によって操作レバー47が、図4及び図5に示す起立位置から、図6及び図7に示す傾斜位置へ傾動される。この傾動に伴い支軸46が回動し、両アーム51が支軸46を支点として上方へ傾動する。この傾動に伴い、両ローラ52が支軸46の周りを上方へ旋回し、昇降台49の下面を転動する。両ローラ52から昇降台49に対し、上向きの力が加えられる。この力により、昇降台49がカム61,62を伴い、ガイド柱35によってガイドされながら上昇される。カム61,62毎のカムプロフィール61a,62aの接触子64との接触位置が、上記内外方向における内側へ変化する。その結果、全ての外型41,42が同期してそれぞれ前進位置へ移動させられて、内型36に近づけられる。外型41,42が上記内外方向における内側へ移動する過程で、内側面44が環状シール部22の外周面25に接触する。さらに、外型41,42が上記内側へ移動すると、同外型41,42によってガスケット20が環状シール部22において上記内側へ押される。そして、環状シール部22の内周面23が内型36の外周面37に押し付けられる。
図8(b)に示すように、内型36と全ての外型41,42との間で環状シール部22が挟み込まれる。環状シール部22の上記内外方向の動きは、内型36及び外型41,42によって規制される。また、環状被着部21が環状シール部22から上方へ延びる状態にされる。このように、ガスケット20が溝部14の形状に沿った形状で、起立状態にされ、同状態に保持される。内型36の上面38と、外型41の上面39とは、いずれも環状シール部22の上面24よりも高く、環状被着部21の上面17よりも低く、しかも互いに同じ高さに位置する。環状被着部21の上部は、上面38,39よりも上方へ突出する。
特に、各外型41,42が上部に庇部43を有している本実施形態では、同庇部43が、環状シール部22のうち、環状被着部21よりも上記内外方向における外側の部分に上側から被せられる。環状シール部22の上記部分に対しては、外型41,42の内側面44が外周面25に接触することに加え、庇部43が上面24に接触する。後者の接触により、環状シール部22の上方への動きが規制される。環状シール部22が載置面34に接触した状態に保持される。また、環状被着部21の内外方向の動きが庇部43によって規制される。このように、外型41,42がより多くの箇所でガスケット20に接触して、環状被着部21及び環状シール部22の動きを規制するため、ガスケット20がより好適に起立状態に保持される。
そのため、人手によって、ガスケット20を溝部14の形状に沿わせるといった従来の作業が不要となる。
<第3工程>
第3工程では、内型36が上昇位置に配置され続けるとともに、全ての外型41,42が前進位置に配置され続ける。ガスケット20は、内型36と外型41,42との間で、溝部14の形状に沿った形状で、上記起立状態に保持され続ける。図8(c)に示すように、溝部14に環状被着部21の一部が挿入されるように、被組み付け部材10のガスケット20に対する位置決めがなされながら、同被組み付け部材10がガスケット20上に載置される。ここでの環状被着部21の一部とは、環状被着部21のうち、上面38,39よりも上方へ突出した部分である。このときの被組み付け部材10の位置決めは、上述した位置決め機構(図示略)によって補助される。
<第4工程>
第4工程では、操作レバー47が、図6及び図7に示す傾斜位置から、図4及び図5に示す起立位置へ傾動される。この傾動は、復帰用のばね部材の弾性付勢力によって補助される。操作レバー47の傾動に伴い、支軸46が回動し、両アーム51が支軸46を支点として下方へ傾動する。この傾動に伴い、両ローラ52が支軸46の周りを下方へ旋回し、昇降台49に対する上向きの力が減少して、同昇降台49がカム61,62を伴い、ガイド柱35によってガイドされながら下降される。カム61,62毎のカムプロフィール61a,62aの接触子64との接触位置が、上記内外方向における外側へ変化する。その結果、全ての外型41,42が同期してそれぞれ図4、図5及び図9(a)に示す後退位置へ移動させられて、内型36及びガスケット20から遠ざけられる。
上記の移動により、全ての外型41,42は、被組み付け部材10が押し込まれる場合の同被組み付け部材10の移動経路から、上記内外方向における外側へ外れた箇所へ移動する。この状態で、被組み付け部材10が載置台33側へ押し込まれると、同被組み付け部材10の周縁部13によって内型36が弾性部材26の弾性付勢力に抗して押し下げられる。表現を変えると、弾性部材26が圧縮されて、内型36が押し下げられることで、被組み付け部材10の押し込みが可能となる。そして、被組み付け部材10の押し込みに伴い、環状被着部21が溝部14に嵌合されていく。このとき、各外型41,42は、上述したように、後退位置へ移動しているため、押し込みの支障になりにくい。
図9(b)に示すように、内型36が下降位置まで押し下げられると、同内型36の上面38が、環状シール部22の上面24と同じ高さとなる。周縁部13の下面が環状シール部22の上面24に接触し、環状被着部21の全体が溝部14に嵌合された状態となる。
上述したように、被組み付け部材10が押し込まれる前には、ガスケット20は溝部14の形状に合った形状で起立状態にされていて、しかもその状態に保持されている。そのため、作業者は、弾性部材26の弾性付勢力に抗して被組み付け部材10を押し込むだけで、環状被着部21の全体を溝部14に嵌合させることができる。作業者は、従来とは異なり、環状被着部21が溝部14に嵌合されているのを確認しながら、ガスケット20を周方向に順に押し込んで環状被着部21を溝部14に嵌合させる作業を行わなくてすむ。
このように、本実施形態によると、ガスケット20を溝部14の形状に沿わせる作業も、環状被着部21の全体を溝部14に嵌合させる作業も、経験の浅い作業者であっても簡単かつ適切に、しかも短時間で行うことが可能となる。
上記のようにして、環状被着部21の全体が溝部14に嵌合されることにより、被組み付け部材10は、ガスケット20が取り付けられた状態になる。この被組み付け部材10は、載置台33から持ち上げられて、組み付け装置30から取り出される。この際には、弾性部材26による弾性付勢力を受けた内型36が上昇位置へ上昇し、組み付け装置30が、上述した第1工程を行う前の状態と同じ状態になる。すなわち、載置台33上であって内型36と外型41,42との間に、ガスケット20を配置し得る間隙が生ずる。
本実施形態によると、上記以外にも、次の効果が得られる。
・操作レバー47と複数の外型41,42との間に、第1機構部50及び第2機構部60からなる伝達機構を設けたため、操作レバー47を傾動させる操作を行うだけで、外型41,42を上記内外方向へ往復移動させることができる。
・操作レバー47と一体で回動する一対のアーム51と、軸53により各アーム51に回動可能に支持されたローラ52といった少ない部品で第1機構部50を構成し、操作レバー47の傾動を上下方向の運動に変換して昇降台49に伝達して同昇降台49を昇降させることができる。
・外型41,42毎にカム機構を設けるといった簡単な構成により第2機構部60を成立させ、第1機構部50による昇降台49の昇降を、上記内外方向の往復直線運動に変換して各外型41,42に伝達し、同外型41,42を同方向へ往復移動させることができる。
・各カム機構におけるカム61,62として、上記内外方向に対し傾斜するカムプロフィール61a,62aを有するものを用いている。そのため、複数の外型41,42を、前進位置と後退位置との間で同期した状態で往復移動させることができる。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<被組み付け部材10について>
・被組み付け部材10は、ガスケット20の環状被着部21が嵌合される環状の溝部14を有するものであれば特に限定されない。該当する被組み付け部材10としては、上述したシリンダヘッドカバーが代表的であるが、そのほかにも、例えば、ロッカアーム等を潤滑したオイルの飛散を防ぐためにシリンダヘッドを覆うロッカカバーであってもよい。
・被組み付け部材10は、樹脂材料とは異なる材料によって形成されたものであってもよい。
<ガスケット20について>
・ガスケット20は、溝部14に嵌合される環状被着部21と、溝部14から露出する環状シール部22とを備えることを条件に、上記実施形態と異なる断面形状を有するものであってもよい。例えば、ガスケット20は、環状シール部22と環状被着部21とで、上記内外方向における寸法が同一のものであってもよい。この場合、各外型41,42における庇部43は不要である。
また、ガスケット20は、環状被着部21が、上記内外方向における環状シール部22の片側に偏った箇所に連結されたものであってもよい。
・環状被着部21の環状シール部22からの突出長さは、溝部14の深さよりも短くてもよい。
<外型41,42について>
・外型の数が複数であることを条件に、上記実施形態とは異なる数に変更されてもよい。
・庇部43は、外型41,42の上下方向における中間部分から、上記内外方向における内側へ突出してもよい。
<第1機構部50について>
・操作レバー47に近い側のアーム51は、同操作レバー47に固定されてもよいし、同操作レバー47に一体に形成されてもよい。
・第1機構部50は、操作レバー47の傾動を上下方向の運動に変換して昇降台49に伝達することにより、同昇降台49を昇降させるものであることを条件に、上記実施形態とは異なる構成によって実現されてもよい。
<第2機構部60について>
・各カム61,62におけるカムプロフィール61a,62aは、上記実施形態とは逆に、上記内外方向における外側ほど低くなるように傾斜してもよい。この場合でも、外型41,42を載置面34に沿って上記内外方向へ移動させることができる。
・カムプロフィール61a,62aは、全体として上記内外方向に対し傾斜するものであることを条件に、斜め上方へ膨らむように湾曲する面によって構成されてもよいし、斜め下方へ凹むように湾曲する面によって構成されてもよい。
・第2機構部60は、第1機構部50による昇降台49の昇降を、上記内外方向の往復直線運動に変換して各外型41,42に伝達することにより、同外型41,42を往復移動させるものであることを条件に、上記実施形態とは異なる構成によって実現されてもよい。
10…被組み付け部材、14…溝部、17,24,38…上面、20…ガスケット、21…環状被着部、22…環状シール部、26…弾性部材、30…組み付け装置、31…基台、33…載置台、34…載置面、36…内型、41,42…外型、43…庇部、46…支軸、47…操作レバー、49…昇降台(伝達機構の一部を構成)、50…第1機構部(伝達機構の一部を構成)、51…アーム、60…第2機構部(伝達機構の一部を構成)、61,62…カム、61a,62a…カムプロフィール、63…従節、64…接触子。

Claims (10)

  1. 環状被着部及び環状シール部を備え、かつ弾性を有する環状のガスケットを組み付け対象とし、
    前記環状シール部を接触させた状態で前記ガスケットが載置される載置面を有する載置台と、前記載置台に対し昇降する内型と、前記内型の周りに配置され、かつ前記載置面に沿って前記ガスケットの内外方向へ移動する複数の外型とを備える組み付け装置を用い、
    被組み付け部材に形成された環状の溝部に前記環状被着部を嵌合させることで、前記ガスケットを前記被組み付け部材に組み付けるガスケットの組み付け方法であって、
    各外型を前記内外方向における外側へ移動させた状態で、前記内型を取り囲むように前記ガスケットを前記載置台上に載置する第1工程と、
    各外型を前記内外方向における内側へ移動させて、前記内型との間で前記環状シール部を挟み込むことで、前記ガスケットを起立状態にしてその状態に保持する第2工程と、
    前記溝部に前記環状被着部の一部が挿入されるように前記被組み付け部材を前記ガスケット上に載置する第3工程と、
    各外型を前記内外方向における外側へ移動させた状態で、前記被組み付け部材により前記内型を押し下げながら同被組み付け部材を前記載置台側へ押し込むことで、前記環状被着部を前記溝部に嵌合させる第4工程と
    を備えるガスケットの組み付け方法。
  2. 前記内外方向における前記環状シール部の寸法が、前記環状被着部の寸法よりも大きなガスケットを前記組み付け対象とし、
    前記第2工程では、各外型を前記内外方向における内側へ移動させ、同外型の一部を、前記環状シール部のうち、前記内外方向における前記環状被着部よりも外側の部分に被せる請求項1に記載のガスケットの組み付け方法。
  3. 請求項1又は2に記載のガスケットの組み付け方法に用いられるガスケットの組み付け装置であって、
    前記環状シール部を接触させた状態で前記ガスケットが載置される載置面を有する載置台と、
    前記被組み付け部材により押し下げられないときの上昇位置と押し下げられたときの下降位置との間で昇降する内型と、
    前記内型の周りの複数箇所にそれぞれ配置され、かつ前記載置台に載置された前記ガスケットの前記環状シール部を前記内型との間で挟み込む前進位置と、前記前進位置よりも、前記内外方向における外側へ遠ざかった後退位置との間で、前記載置面に沿って移動する複数の外型と
    を備え、
    前記内型は、前記第1工程、前記第2工程及び前記第3工程では前記上昇位置に配置され、前記第4工程では、前記被組み付け部材により前記下降位置まで押し下げられるものであり、
    各外型は、前記第1工程では前記後退位置に配置され、前記第2工程では前記前進位置へ移動させられ、前記第3工程では前記前進位置に配置され、前記第4工程では前記後退位置へ移動させられるものであるガスケットの組み付け装置。
  4. 前記内型の荷重を受ける弾性部材が設けられ、
    前記内型は、前記第4工程では、前記被組み付け部材により前記弾性部材の弾性付勢力に抗して前記下降位置へ押し下げられるものである請求項3に記載のガスケットの組み付け装置。
  5. 前記ガスケットとして、前記内外方向における前記環状シール部の寸法が、前記環状被着部の寸法よりも大きなものが用いられ、
    各外型は、前記内外方向における内側へ突出する庇部を有しており、
    前記外型毎の前記庇部は、前記第2工程において、各外型が前記前進位置へ移動させられたとき、前記環状シール部のうち、前記内外方向における前記環状被着部よりも外側の部分に上側から被せられる請求項3又は4に記載のガスケットの組み付け装置。
  6. 前記環状被着部は、前記内外方向における前記環状シール部の中間部分に連結されており、
    前記内型の上面は、前記下降位置では、前記載置台に載置された前記ガスケットの前記環状シール部の上面と同じ高さになり、前記上昇位置では、前記環状シール部の上面よりも高く、かつ前記環状被着部の上面よりも低い高さとなる請求項5に記載のガスケットの組み付け装置。
  7. 前記載置台の下方に配置された基台と、
    前記基台に対し支軸により傾動可能に支持された操作レバーと、
    前記操作レバーと複数の前記外型との間に設けられ、前記操作レバーの傾動を前記内外方向の直線往復運動に変換して各外型に伝達し、複数の前記外型を同期させた状態で、前記前進位置と前記後退位置との間で往復移動させる伝達機構と
    をさらに備える請求項3~6のいずれか1項に記載のガスケットの組み付け装置。
  8. 前記伝達機構は、
    前記基台及び前記載置台の間に昇降可能に設けられた昇降台と、
    前記操作レバー及び前記昇降台の間に設けられ、前記操作レバーの傾動を上下方向の運動に変換して前記昇降台に伝達することにより、同昇降台を昇降させる第1機構部と、
    前記昇降台及び複数の前記外型の間に設けられ、前記第1機構部による前記昇降台の昇降を、前記内外方向の往復直線運動に変換して各外型に伝達することにより、同外型を往復移動させる第2機構部と
    を備える請求項7に記載のガスケットの組み付け装置。
  9. 前記第1機構部は、前記操作レバーと一体で傾動するアームを備え、前記操作レバーの傾動に伴い前記アームが傾動することにより前記昇降台を昇降させるものである請求項8に記載のガスケットの組み付け装置。
  10. 前記第2機構部は、
    複数の前記外型のそれぞれに対応して設けられて前記昇降台に固定され、前記内外方向に対し傾斜するカムプロフィールを有するカムと、
    各外型から垂下する従節と、
    各従節に設けられ、前記カムのカムプロフィールに接触する接触子と
    を備えるカム機構により構成されている請求項8又は9に記載のガスケットの組み付け装置。
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