JP7095355B2 - 共重合体及びそれを用いた光学フィルム - Google Patents
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Description
以下、本発明の光学フィルムに適した共重合体について詳細に説明する。
本発明の一般式(1)におけるR1、R2はそれぞれ独立して水素(ただし、R1、R2が共に水素である場合を除く。)、シアノ基、エステル基(-C(=O)OX1)、アミド基(-C(=O)N(X2)(X3))、またはアシル基(-C(=O)X4)(ここで、X1~X3はそれぞれ独立して、炭素数1~12の直鎖状アルキル基、炭素数1~12の分岐状アルキル基、または炭素数3~6の環状アルキル基を示し、X4は炭素数1~12の直鎖状アルキル基、炭素数1~12の分岐状アルキル基、または炭素数3~14の環状基を示す。)を示す。
本発明における一般式(4)におけるR11~R18はそれぞれ独立して水素、ハロゲン、炭素数1~12の直鎖状アルキル基、炭素数1~12の分岐状アルキル基、炭素数3~14の環状基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、チオール基、アルコキシ基(-OX13)、エステル基(-C(=O)OX14または-CO(=O)-X15)、アミド基(-C(=O)N(X16)(X17)または-NX18C(=O)X19)、アシル基(-C(=O)X20)またはアミノ基(-N(X21)(X22))(ここで、X13~X15は、それぞれ独立して炭素数1~12の直鎖状アルキル基、炭素数1~12の分岐状アルキル基、または炭素数3~14の環状基を示し、X16~X22は、それぞれ独立して水素、炭素数1~12の直鎖状アルキル基、炭素数1~12の分岐状アルキル基、または炭素数3~14の環状基を示す。)を示す。また、R11~R18は隣接する置換基同士で縮合環構造を形成してもよく、R11とR17およびR12とR18は同一原子であって環構造を形成していてもよい。
本発明の一般式(6)における具体的な単量体としては、例えば、α-シアノ-2-ヒドロキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-3-ヒドロキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-4-ヒドロキシ-ケイ皮酸メチル、α-シアノ-2,3-ジヒドロキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-3,4-ジヒドロキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-2-カルボキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-3-カルボキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-2,3-ジカルボキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-3,4-ジカルボキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-2-カルボキシ-3-ヒドロキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-3-カルボキシ-2-ヒドロキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-3-カルボキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-4-カルボキシ-3-ヒドロキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-2-カルボキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-4-カルボキシ-2-ヒドロキシケイ皮酸メチル、α-シアノ-2-ヒドロキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-3-ヒドロキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-2,3-ジヒドロキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-3,4-ジヒドロキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-2-カルボキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-3-カルボキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-2,3-ジカルボキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-3,4-ジカルボキシケイ皮酸エチル、3-ヒドロキシ-α-シアノ-2-カルボキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-3-カルボキシ-2-ヒドロキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-3-カルボキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-4-カルボキシ-3-ヒドロキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-2-カルボキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-4-カルボキシ-2-ヒドロキシケイ皮酸エチル、α-シアノ-2-ヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-3-ヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-2,3-ジヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-3,4-ジヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-2-カルボキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-3-カルボキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-2,3-ジカルボキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-3,4-ジカルボキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-2-カルボキシ-3-ヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-3-カルボキシ-2-ヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-3-カルボキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-4-カルボキシ-3-ヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-2-カルボキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-4-カルボキシ-2-ヒドロキシケイ皮酸n-プロピル、α-シアノ-2-ヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-3-ヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-2,3-ジヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-3,4-ジヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-2-カルボキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-3-カルボキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-2,3-ジカルボキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-3,4-ジカルボキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-2-カルボキシ-3-ヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-3-カルボキシ-2-ヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-3-カルボキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-4-カルボキシ-3-ヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-2-カルボキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-4-カルボキシ-2-ヒドロキシケイ皮酸イソプロピル、α-シアノ-2-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-3-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-2,3-ジヒドロキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-3,4-ジヒドロキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-2-カルボキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-3-カルボキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-2,3-ジカルボキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-3,4-ジカルボキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-2-カルボキシ-3-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-3-カルボキシ-2-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-3-カルボキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-4-カルボキシ-3-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-2-カルボキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル、α-シアノ-4-カルボキシ-2-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル、2-ヒドロキシベンザルマロノニトリル、3-ヒドロキシベンザルマロノニトリル、4-ヒドロキシベンザルマロノニトリル、2,3-ジヒドロキシベンザルマロノニトリル、3,4-ジヒドロキシベンザルマロノニトリル、2-カルボキシベンザルマロノニトリル、3-カルボキシベンザルマロノニトリル、4-カルボキシベンザルマロノニトリル、2,3-ジカルボキシベンザルマロノニトリル、3,4-ジカルボキシベンザルマロノニトリル、2-カルボキシ-3-ヒドロキシベンザルマロノニトリル、3-カルボキシ-2-ヒドロキシベンザルマロノニトリル、3-カルボキシ-4-ヒドロキシベンザルマロノニトリル、4-カルボキシ-3-ヒドロキシベンザルマロノニトリル、2-カルボキシ-4-ヒドロキシベンザルマロノニトリル、4-カルボキシ-2-ヒドロキシベンザルマロノニトリル、2-ヒドロキシシンナモニトリル、3-ヒドロキシシンナモニトリル、4-ヒドロキシシンナモニトリル、2-カルボキシシンナモニトリル、3-カルボキシシンナモニトリル、4-カルボキシシンナモニトリル、2-ヒドロキシカルコン、3-ヒドロキシカルコン、4-ヒドロキシカルコン、2-カルボキシカルコン、3-カルボキシカルコン、4-カルボキシカルコン、2-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジメチル、3-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジメチル、4-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジメチル、2-カルボキシベンジリデンマロン酸ジメチル、3-カルボキシベンジリデンマロン酸ジメチル、4-カルボキシベンジリデンマロン酸ジメチル、2-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジエチル、3-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジエチル、4-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジエチル、2-カルボキシベンジリデンマロン酸ジエチル、3-カルボキシベンジリデンマロン酸ジエチル、4-カルボキシベンジリデンマロン酸ジエチル、2-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジn-プロピル、3-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジn-プロピル、4-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジn-プロピル、2-カルボキシベンジリデンマロン酸ジn-プロピル、3-カルボキシベンジリデンマロン酸ジn-プロピル、4-カルボキシベンジリデンマロン酸ジn-プロピル、2-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジイソプロピル、3-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジイソプロピル、4-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジイソプロピル、2-カルボキシベンジリデンマロン酸ジイソプロピル、3-カルボキシベンジリデンマロン酸ジイソプロピル、4-カルボキシベンジリデンマロン酸ジイソプロピル、N,N-ジメチル-2-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジメチル-3-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジメチル-4-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジメチル-2-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジメチル-3-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジメチル-4-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジエチル-2-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジエチル-3-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジエチル-4-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジエチル-2-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジエチル-3-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジエチル-4-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-2-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-3-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-4-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-2-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-3-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-4-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-2-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-3-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-4-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-2-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-3-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジn-プロピル-4-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジイソプロピル-2-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジイソプロピル-3-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジイソプロピル-4-ヒドロキシシンナムアミド、N,N-ジイソプロピル-2-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジイソプロピル-3-カルボキシシンナムアミド、N,N-ジイソプロピル-4-カルボキシシンナムアミド等が挙げられる。これらの単量体を重合することにより、脱保護等の煩雑な後反応を行うことなく重合体を得ることができる。
(ここで、dはフィルムの厚みを示す。)
本発明の光学フィルムの製造方法としては、特に制限はなく、例えば、溶液キャスト法、溶融キャスト法等の方法が挙げられる。
ここで、一般式(7)で示されるセルロース系樹脂は、β-グルコース単位が直鎖状に重合した高分子であり、グルコース単位の2位、3位および6位の水酸基の一部または全部を置換したポリマーである。
(式中、nxは添加剤分子の遅相軸方向の屈折率を示し、nyは添加剤分子の進相軸方向の屈折率を示す。)
本発明の樹脂組成物に芳香族炭化水素環または芳香族性ヘテロ環を有する添加剤が含有される場合、該添加剤において、芳香族炭化水素環または芳香族性ヘテロ環の分子内の個数については特に制限はないが、光学特性に優れた光学補償フィルムとなることから、好ましくは1~12個であり、さらに好ましくは1~8個である。芳香族炭化水素環としては、例えば、5員環、6員環、7員環または二つ以上の芳香族環からなる縮合環等が挙げられ、芳香族性ヘテロ環としては、例えば、フラン環、チオフェン環、ピロール環、オキサゾール環、チアゾール環、イミダゾール環、トリアゾール環、ピリジン環、ピリミジン環、ピラジン環、1,3,5-トリアジン環等が挙げられる。
Nz=(nx-nz)/(nx-ny) (c)
(式中、nxはフィルム面内の延伸軸方向の屈折率を示し、nyはフィルム面内の延伸軸に直交する方向の屈折率を示し、nzはフィルム面外(厚み方向)の屈折率を示し、dはフィルム厚みを示す。)
本発明の光学補償フィルムの波長分散特性としては、色ずれ抑制のため、450nmにおけるレターデーションと550nmにおけるレターデーションの比Re(450)/Re(550)が好ましくは0.60<Re(450)/Re(550)<1.10であり、さらに好ましくは0.70<Re(450)/Re(550)<1.02であり、特に好ましくは0.75<Re(450)/Re(550)<1.00である。
核磁気共鳴測定装置(日本電子製、商品名JNM-ECZ400S/L1)を用い、プロトン核磁気共鳴分光(1H-NMR)スペクトル分析より求めた。また、1H-NMRスペクトル分析により求めることが困難であるものについては、CHN元素分析により求めた。
ゲル・パーミエイション・クロマトグラフィー(GPC)装置(東ソー製、商品名HLC8320GPC(カラムGMHHR―Hを装着))を用い、テトラヒドロフランまたはN,N―ジメチルホルムアミドを溶媒として、40℃で測定し、標準ポリスチレンまたは標準プルラン換算値として求めた。
ヘーズメーター(日本電色工業製、商品名NDH5000)を使用して、フィルムの全光線透過率およびヘーズを測定した。
アッベ屈折率計(アタゴ製)を用い、JIS K 7142(1981年版)に準拠して測定した。
全自動複屈折計(王子計測機器製、商品名KOBRA-WPR)を用いて測定した。
示差走査熱量計(SII製、商品名DSC6220)を用いて測定した。
容量50mLのガラスアンプルにα-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル2.84g(0.0229モル)、9-ビニルカルバゾール6.31g(0.0327モル)、アクリル酸メチル0.84g(0.0098モル)、重合開始剤である2,5-ジメチル-2,5-ジ(2-エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン0.20g(0.00044モル)およびテトラヒドロフラン10gを入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを62℃の恒温槽に入れ、48時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン25gで溶解させた。このポリマー溶液を500mLのメタノール中に滴下して析出させた後、60℃で10時間真空乾燥することにより、α-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル/9-ビニルカルバゾール/アクリル酸メチル共重合体9.1gを得た(収率:91%)。
容量50mLのガラスアンプルに2-ヒドロキシベンジリデンマロノニトリル2.02g(0.0098モル)、N-ビニルフタルイミド5.68g(0.0328モル)、メタクリル酸メチル2.30g(0.0230モル)、重合開始剤である2,5-ジメチル-2,5-ジ(2-エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン0.20g(0.00044モル)およびテトラヒドロフラン10gを入れ、を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを62℃の恒温槽に入れ、48時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン25gで溶解させた。このポリマー溶液を500mLのメタノール中に滴下して析出させた後、60℃で10時間真空乾燥することにより、2-ヒドロキシベンジリデンマロノニトリル/N-ビニルフタルイミド/メタクリル酸メチル共重合体7.2gを得た(収率:72%)。
容量50mLのガラスアンプルにα-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸メチル6.29g(0.0256モル)、N-ビニルスクシンイミド3.41g(0.0272モル)、アクリル酸2-エチルヘキシル0.30g(0.0016モル)、重合開始剤である2,5-ジメチル-2,5-ジ(2-エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン0.167g(0.00036モル)およびテトラヒドロフラン10gを入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを62℃の恒温槽に入れ、24時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン25gで溶解させた。このポリマー溶液を500mLのメタノール中に滴下して析出させた後、60℃で10時間真空乾燥することにより、α-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸メチル/N-ビニルスクシンイミド/アクリル酸2-エチルヘキシル共重合体3.8gを得た(収率:38%)。
容量50mLのガラスアンプルにα-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル1.94g(0.0157モル)、9-ビニルカルバゾール6.05g(0.0313モル)、アクリル酸イソブチル2.01g(0.0157モル)、重合開始剤である2,5-ジメチル-2,5-ジ(2-エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン0.192g(0.00042モル)およびテトラヒドロフラン10gを入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを62℃の恒温槽に入れ、48時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン25gで溶解させた。このポリマー溶液を500mLのメタノール中に滴下して析出させた後、60℃で10時間真空乾燥することにより、α-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル/9-ビニルカルバゾール/アクリル酸イソブチル共重合体8.6gを得た(収率:86%)。
容量50mLのガラスアンプルに4-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジエチル2.32g(0.0088モル)、N-ビニルフタルイミド5.06g(0.0292モル)、メタクリル酸プロピル2.62g(0.0205モル)、重合開始剤である2,5-ジメチル-2,5-ジ(2-エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン0.179g(0.00039モル)およびテトラヒドロフラン10gを入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを62℃の恒温槽に入れ、2時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン25gで溶解させた。このポリマー溶液を500mLのメタノール中に滴下して析出させた後、60℃で10時間真空乾燥することにより、4-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジエチル/N-ビニルフタルイミド/メタクリル酸プロピル共重合体6.7gを得た(収率:67%)。
容量50mLのガラスアンプルにシンナモニトリル5.0g(0.039モル)、スチレン4.1g(0.039モル)および重合開始剤である2,5-ジメチル-2,5-ジ(2-エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン0.28g(0.00065モル)を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを62℃の恒温槽に入れ、48時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン25gで溶解させた。このポリマー溶液を500mLのメタノール中に滴下して析出させた後、60℃で10時間真空乾燥することにより、シンナモニトリル/スチレン共重合体5.4gを得た(収率:59%)。
容量50mLのガラスアンプルにα-シアノケイ皮酸エチル5.0g(0.025モル)、アクリル酸メチル2.2g(0.026モル)および重合開始剤である2,5-ジメチル-2,5-ジ(2-エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン0.18g(0.00042モル)を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを62℃の恒温槽に入れ、48時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン25gで溶解させた。このポリマー溶液を500mLのメタノール中に滴下して析出させた後、60℃で10時間真空乾燥することにより、α-シアノケイ皮酸エチル/アクリル酸メチル共重合体2.5gを得た(収率:35%)。
容量50mLのガラスアンプルにベンザルマロノニトリル5.0g(0.032モル)、スチレン3.3g(0.032モル)および重合開始剤である2,5-ジメチル-2,5-ジ(2-エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン0.23g(0.00053モル)を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを62℃の恒温槽に入れ、48時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン25gで溶解させた。このポリマー溶液を500mLのメタノール中に滴下して析出させた後、60℃で10時間真空乾燥することにより、ベンザルマロノニトリル/スチレン共重体5.8gを得た(収率:70%)。
容量50mLのガラスアンプルにメタクリル酸メチル3.4g(0.034モル)、9-ビニルカルバゾール6.6g(0.034モル)、テトラヒドロフラン4.5gおよび重合開始剤である2,5-ジメチル-2,5-ジ(2-エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン0.24g(0.00052モル)を入れ、窒素置換と抜圧を繰り返したのち減圧状態で熔封した。このアンプルを62℃の恒温槽に入れ、48時間保持することによりラジカル重合を行った。重合反応終了後、アンプルから重合物を取り出し、テトラヒドロフラン25gで溶解させた。このポリマー溶液を500mLのメタノール中に滴下して析出させた後、60℃で10時間真空乾燥することにより、メタクリル酸メチル/9-ビニルカルバゾール共重体9.6gを得た(収率:96%)。
実施例1で得られたα-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル/9-ビニルカルバゾール/アクリル酸メチル共重合体をシクロペンタノンに溶解して35重量%の樹脂溶液とし、コーターによりガラス基板上に流延し、100℃で60分乾燥することにより、厚み10.5μmのα-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル/9-ビニルカルバゾール/アクリル酸メチル共重合体を用いたフィルムを得た。
実施例2で得られた2-ヒドロキシベンジリデンマロノニトリル/N-ビニルフタルイミド/メタクリル酸メチル共重合体をシクロペンタノンに溶解して30重量%の樹脂溶液とし、コーターによりガラス基板上に流延し、100℃で60分乾燥することにより、厚み9.2μmの2-ヒドロキシベンジリデンマロノニトリル/N-ビニルフタルイミド/メタクリル酸メチル共重合体を用いたフィルムを得た。
実施例3で得られたα-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸メチル/N-ビニルスクシンイミド/アクリル酸2-エチルヘキシル共重合体をシクロペンタノンに溶解して25重量%の樹脂溶液とし、コーターによりガラス基板上に流延し、130℃で10分乾燥することにより、厚み11.4μmのα-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸メチル/N-ビニルスクシンイミド/アクリル酸2-エチルヘキシル共重合体を用いたフィルムを得た。
実施例4で得られたα-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル/9-ビニルカルバゾール/アクリル酸イソブチル共重合体を酢酸エチルに溶解して30重量%の樹脂溶液とし、コーターによりガラス基板上に流延し、100℃で10分間乾燥することにより、厚み12.1μmのα-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル/9-ビニルカルバゾール/アクリル酸イソブチル共重合体を用いたフィルムを得た。
実施例5で得られた4-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジエチル/N-ビニルフタルイミド/メタクリル酸プロピル共重合体を酢酸ブチルに溶解して20重量%の樹脂溶液とし、コーターによりガラス基板上に流延し、80℃で1時間乾燥することにより、厚み9.8μmの4-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジエチル/N-ビニルフタルイミド/メタクリル酸プロピル共重合体を用いたフィルムを得た。
実施例1で得られたα-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル/9-ビニルカルバゾール/アクリル酸メチル共重合体2.0g、正の固有複屈折を有する樹脂としてエチルセルロース(ダウ・ケミカル社製 エトセル スタンダード(ETHOCEL standard)100、分子量Mn=55,000、分子量Mw=176,000、Mw/Mn=3.2、全置換度DS=2.5)8.0gをトルエン/酢酸エチル=4/6(重量比)溶液に溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流涎し、乾燥温度40℃の後155℃にて2段乾燥した後、幅150mmのフィルムを得た(エチルセルロース:80重量%、α-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル/9-ビニルカルバゾール/アクリル酸メチル共重合体:20重量%)。得られたフィルムを50mm角に切り出し、155℃で1.5倍に一軸延伸した(延伸後の厚み40μm)。
実施例2で得られた2-ヒドロキシベンジリデンマロノニトリル/N-ビニルフタルイミド/メタクリル酸メチル共重合体2.0g、正の固有複屈折を有する樹脂としてエチルセルロース(ダウ・ケミカル社製 エトセル スタンダード(ETHOCEL standard)100、分子量Mn=55,000、分子量Mw=176,000、Mw/Mn=3.2、全置換度DS=2.5)10gをトルエン/酢酸エチル=4/6(重量比)溶液に溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流涎し、乾燥温度40℃の後160℃にて2段乾燥した後、幅150mmのフィルムを得た(エチルセルロース:83重量%、2-ヒドロキシベンジリデンマロノニトリル/N-ビニルフタルイミド/メタクリル酸メチル共重合体:17重量%)。得られたフィルムを50mm角に切り出し、145℃で1.8倍に一軸延伸した(延伸後の厚み60μm)。
実施例3で得られたα-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸メチル/N-ビニルスクシンイミド/アクリル酸2-エチルヘキシル共重合体3.5g、正の固有複屈折を有する樹脂としてセルロースアセテートプロピオネート(分子量Mn=75,000、アセチル基=5モル%、プロピオニル基=80モル%、全置換度DS=2.55)10gをトルエン/メチルエチルケトン=6/4(重量比)溶液に溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流涎し、乾燥温度40℃の後150℃にて2段乾燥した後、幅150mmのフィルムを得た(エチルセルロース:74重量%、α-シアノ-4-カルボキシケイ皮酸メチル/N-ビニルスクシンイミド/アクリル酸2-エチルヘキシル共重合体:26重量%)。得られたフィルムを50mm角に切り出し、140℃で1.7倍に一軸延伸した(延伸後の厚み55μm)。
実施例4で得られたα-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル/9-ビニルカルバゾール/アクリル酸イソブチル共重合体2.5g、正の固有複屈折を有する樹脂としてエチルセルロース(ダウ・ケミカル社製 エトセル スタンダード(ETHOCEL standard)100、分子量Mn=55,000、分子量Mw=176,000、Mw/Mn=3.2、全置換度DS=2.5)7.5gをトルエン/酢酸エチル=6/4(重量比)溶液に溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流涎し、乾燥温度40℃の後160℃にて2段乾燥した後、幅150mmのフィルムを得た(エチルセルロース:75重量%、α-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イソブチル/9-ビニルカルバゾール/アクリル酸イソブチル共重合体:25重量%)。得られたフィルムを50mm角に切り出し、155℃で2.0倍に一軸延伸した(延伸後の厚み45μm)。
実施例5で得られた4-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジエチル/N-ビニルフタルイミド/メタクリル酸プロピル共重合体2.0g、正の固有複屈折を有する樹脂としてエチルセルロース(ダウ・ケミカル社製 エトセル スタンダード(ETHOCEL standard)100、分子量Mn=55,000、分子量Mw=176,000、Mw/Mn=3.2、全置換度DS=2.5)10gをトルエン/酢酸エチル=6/4(重量比)溶液に溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流涎し、乾燥温度40℃の後160℃にて2段乾燥した後、幅150mmのフィルムを得た(エチルセルロース:83重量%、4-ヒドロキシベンジリデンマロン酸ジエチル/N-ビニルフタルイミド/メタクリル酸プロピル共重合体:17重量%)。得られたフィルムを50mm角に切り出し、150℃で1.7倍に一軸延伸した(延伸後の厚み55μm)。
合成例1で得られたシンナモニトリル/スチレン共重合体をメチルエチルケトンに溶解して30重量%の樹脂溶液とし、コーターによりガラス基板上に流延し、60℃で60分乾燥することにより、厚み12.5μmのフィルムを得た。
合成例2で得られたα-シアノケイ皮酸エチル/アクリル酸メチル共重合体をシクロペンタノンに溶解して30重量%の樹脂溶液とし、コーターによりガラス基板上に流延し、100℃で10分乾燥することにより、厚み9.5μmのフィルムを得た。
合成例3で得られたベンザルマロノニトリル/スチレン共重合体をメチルエチルケトンに溶解して20重量%の樹脂溶液とし、コーターによりガラス基板上に流延し、100℃で10分乾燥することにより、厚み9.1μmのフィルムを得た。
合成例4で得られたメタクリル酸メチル/9-ビニルカルバゾール重合体をシクロペンタノンに溶解して30重量%の樹脂溶液とし、コーターによりガラス基板上に流延し、130℃で10分乾燥することにより、厚み10.3μmのフィルムを得た。
ポリ(9-ビニルカルバゾール)(数平均分子量264,000、東京化成製)をシクロペンタノンに溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりガラス基板上に流延し、100℃で10分乾燥することにより、厚み13.2μmのポリ(9-ビニルカルバゾール)を用いたフィルムを得た。
合成例1で得られたシンナモニトリル/スチレン共重合体2.0g、正の固有複屈折を有する樹脂としてエチルセルロース(ダウ・ケミカル社製 エトセル スタンダード(ETHOCEL standard)100、分子量Mn=55,000、分子量Mw=176,000、Mw/Mn=3.2、全置換度DS=2.5)10gをトルエン/酢酸エチル=6/4(重量比)溶液に溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流涎し、乾燥温度40℃の後160℃にて2段乾燥した後、幅150mmのフィルムを得た(エチルセルロース:83重量%、シンナモニトリル/スチレン共重合体:17重量%)。
合成例2で得られたα-シアノケイ皮酸エチル/アクリル酸メチル共重合体2.0g、正の固有複屈折を有する樹脂としてエチルセルロース(ダウ・ケミカル社製 エトセル スタンダード(ETHOCEL standard)100、分子量Mn=55,000、分子量Mw=176,000、Mw/Mn=3.2、全置換度DS=2.5)10gをトルエン/酢酸エチル=6/4(重量比)溶液に溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流涎し、乾燥温度40℃の後150℃にて2段乾燥した後、幅150mmのフィルムを得た(エチルセルロース:83重量%、α-シアノケイ皮酸エチル/アクリル酸メチル共重合体:17重量%)。
合成例3で得られたベンザルマロノニトリル/スチレン共重合体2.0g、正の固有複屈折を有する樹脂としてセルロースアセテートプロピオネート(分子量Mn=75,000、アセチル基=5モル%、プロピオニル基=80モル%、全置換度DS=2.55)10gをトルエン/酢酸エチル=6/4(重量比)溶液に溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流涎し、乾燥温度40℃の後150℃にて2段乾燥した後、幅150mmのフィルムを得た(エチルセルロース:83重量%、ベンザルマロノニトリル/スチレン共重合体:17重量%)。
合成例4で得られたメタクリル酸メチル/9-ビニルカルバゾール共重合体2.0g、正の固有複屈折を有する樹脂としてエチルセルロース(ダウ・ケミカル社製 エトセル スタンダード(ETHOCEL standard)100、分子量Mn=55,000、分子量Mw=176,000、Mw/Mn=3.2、全置換度DS=2.5)10gをトルエン/酢酸エチル=6/4(重量比)溶液に溶解して15重量%の樹脂溶液とし、コーターによりポリエチレンテレフタレートフィルム上に流涎し、乾燥温度40℃の後150℃にて2段乾燥した後、幅150mmのフィルムを得た(エチルセルロース:83重量%、メタクリル酸メチル/9-ビニルカルバゾール共重合体:17重量%)。
Claims (11)
- 一般式(1)で表される残基単位A、一般式(2)で表される残基単位Bおよび一般式(3)で表される残基単位Cを含むことを特徴とする共重合体。
- R1およびR2がそれぞれ独立してシアノ基、エステル基、アミド基、アシル基からなる群より選択されることを特徴とする請求項1に記載の共重合体。
- 一般式(1)で表される残基単位Aおよび一般式(3)で表される残基単位Cを含み、さらに残基単位Bが、一般式(4)および/または一般式(5)で表される残基単位であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の共重合体。
- 一般式(1)で表される残基単位Aと一般式(2)で表される残基単位Bのモル比A/Bが0.05~6の範囲であり、一般式(1)で表される残基単位Aと一般式(3)で表される残基単位Cのモル比A/Cが0.02~50の範囲であることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の共重合体。
- 残基単位Bが一般式(4)以外の残基単位Bであるときの標準ポリスチレン換算または残基単位Bが一般式(4)で表される残基単位であるときの標準プルラン換算の数平均分子量が3,000~500,000であることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の共重合体。
- ガラス転移温度が150℃以上であることを特徴とする請求項1~請求項5にいずれかに記載の共重合体。
- 一般式(6)で表される単量体を用いて重合することを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の共重合体の製造方法。
- 請求項1~請求項6のいずれかに記載の共重合体を含んでなることを特徴とする光学フィルム。
- フィルム面内の進相軸方向の屈折率をnx、それと直交するフィルム面内方向の屈折率をny、フィルムの厚み方向の屈折率をnzとした場合のそれぞれの関係がnx≒ny<nzであることを特徴とする請求項8に記載の光学フィルムを用いた位相差フィルム。
- 請求項1~請求項6のいずれかに記載の共重合体、および正の固有複屈折を有する樹脂を含有することを特徴とする樹脂組成物。
- 請求項10に記載の樹脂組成物を用いてなり、下記式(b)で示される面内位相差(Re)が50~500nmで、下記式(c)で示されるNz係数が0≦Nz≦1.1であり、かつ、光の波長450nmにおける面内位相差(Re)と光の波長550nmにおける面内位相差(Re)の比Re(450)/Re(550)が0.60<Re(450)/Re(550)<1.10であることを特徴とする光学補償フィルム。
Re=(nx-ny)×d (b)
Nz=(nx-nz)/(nx-ny) (c)
(式中、nxはフィルム面内の延伸軸方向の屈折率を示し、nyはフィルム面内の延伸軸に直交する方向の屈折率を示し、nzはフィルム面外(厚み方向)の屈折率を示し、dはフィルム厚みを示す。)
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