JP7094636B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、コネクタとしては、相手方コネクタとの間でコネクタ嵌合を行うに際して、双方の螺子部の間に作用させた軸力をコネクタ嵌合のための嵌合力として利用するものが知られている。この種のコネクタについては、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
特開2014-29780号公報
ところで、従来のコネクタと相手方コネクタにおいては、コネクタ側の螺子部や相手方コネクタ側の螺子部に金属材料が用いられる。これ故に、そのそれぞれの螺子部の間においては、これらを締めるときや緩めるときに金属の削りかすを発生させてしまう可能性がある。ここで、コネクタと相手方コネクタとの間においては、端子金具が収容されている互いの嵌合部同士が嵌合接続される。よって、このコネクタと相手方コネクタにおいては、それぞれの嵌合部の間への金属の削りかすの侵入を抑える必要がある。また、そのそれぞれの嵌合部の間には、その隙間を封止させる防液部材(パッキン等のシール部材)が設けられている。よって、コネクタと相手方コネクタとの間においては、その挿抜を行っているときなどに金属の削りかすがそれぞれの嵌合部の間に侵入したり防液部材に付着したりしてしまうと、その挿抜に際してハウジングと防液部材との間で金属の削りかすが引きずれられたり、コネクタ嵌合完了後のハウジングと防液部材との間に金属の削りかすが残ったりしてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、嵌合部間への削りかすの侵入を抑え得るコネクタを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続されており、相手方コネクタの相手方端子金具に対して物理的且つ電気的に接続させる端子金具と、前記端子金具と前記電線を収容させ且つ前記電線を外方に引き出させる収容部品であり、前記相手方コネクタの相手方ハウジングにおける相手方嵌合部に対して筒軸方向に沿って嵌合接続させる筒状の嵌合部を有する筐体と、前記嵌合部の外周面に対して間隔を空けて対向配置され、かつ、前記筐体に対して螺子軸周りに回転自在に保持されて、自らの螺子部が前記相手方コネクタ側におけるコネクタ締結壁の相手方螺子部との間に作用させた軸力を利用して、前記嵌合部と前記相手方嵌合部との間に前記筒軸方向のコネクタ嵌合力を発生させる螺子部材と、前記嵌合部の前記外周面と前記螺子部材との間で前記嵌合部の前記外周面と前記螺子部材とに対して間隔を空けて対向配置された防塵部材と、を備え、前記防塵部材は、前記螺子部と前記相手方螺子部が螺合開始位置のときに、前記相手方嵌合部に対しての前記嵌合部の嵌合接続方向で当接部を前記コネクタ締結壁に当接させ且つ前記嵌合部の前記外周面側から前記螺子部材側を覆う第1防塵位置と、前記嵌合部と前記相手方嵌合部が嵌合完了位置のときに、前記嵌合接続方向で前記当接部を前記コネクタ締結壁に当接させ且つ前記嵌合部の前記外周面側から前記螺子部材側を覆う第2防塵位置と、の間で、前記筐体に対して前記嵌合接続方向とその逆方向とに相対移動させ得るものとして前記筐体に保持させ、前記防塵部材は、前記当接部の前記コネクタ締結壁に対する当接位置で、前記相手方コネクタ側の係止部に対して前記嵌合接続方向側で対向配置させ、かつ、前記係止部に係止させることが可能な被係止部を有し、前記防塵部材には、係止状態での前記被係止部と前記係止部の対向配置方向に対する直交方向に撓ませることが可能な可撓性を持たせることを特徴としている。
ここで、前記防塵部材は、前記嵌合接続方向で前記当接部を前記コネクタ締結壁に当接させたままで且つ前記嵌合部の前記外周面側から前記螺子部材側を覆ったまま、前記筐体に対して前記第1防塵位置から前記第2防塵位置まで相対移動させ得るものとして前記筐体に保持させることが望ましい。
また、前記防塵部材は、前記螺子部と前記相手方螺子部の内の前記コネクタ締結壁から突出させている部分を前記嵌合部の前記外周面側から覆うものとして形成されることが望ましい。
また、前記係止部に対する前記被係止部の係止状態を解除させる係止解除機構を備えることが望ましい。
また、前記嵌合部は、前記相手方嵌合部に環状の防液部材を介して嵌合接続させることが望ましい。
また、前記嵌合部は、筒状の前記相手方嵌合部の外周面に取り付けられた前記防液部材を介して前記相手方嵌合部の前記外周面側に自らの内周面側が嵌合接続されることが望ましい。
また、前記筐体は、少なくとも前記端子金具を収容させる絶縁性のハウジングと、金属材料から成り、少なくとも前記ハウジングを内方に収容させ且つ前記嵌合部を有するシールドシェルと、を備え、前記螺子部材と前記防塵部材は、前記シールドシェルに組み付けられることが望ましい。
本発明に係るコネクタにおいては、第1防塵位置と第2防塵位置との間で、防塵部材が当接部をコネクタ締結壁に当接させたまま嵌合部の外周面側から螺子部材側を覆っているので、嵌合部と相手方嵌合部との間への金属の削りかすの侵入を抑えることができる。
図1は、実施形態のコネクタを相手方コネクタと共に示す嵌合接続開始前の斜視図である。 図2は、実施形態のコネクタを相手方コネクタと共に別角度で示す嵌合接続開始前の斜視図である。 図3は、図2のX-X線断面図である。 図4は、実施形態のコネクタを相手方コネクタと共に示す嵌合接続途中の斜視図である。 図5は、図4のX-X線断面図である。 図6は、実施形態のコネクタを相手方コネクタと共に示す嵌合接続完了後の斜視図である。 図7は、図6のX-X線断面図である。 図8は、実施形態のコネクタを示す分解斜視図である。 図9は、相手方コネクタを示す分解斜視図である。 図10は、防塵部材を示す斜視図である。 図11は、実施形態のコネクタを相手方コネクタと共に示す抜去工程での斜視図である。 図12は、図11のX-X線断面図である。 図13は、実施形態のコネクタを相手方コネクタと共に示す抜去工程での斜視図である。 図14は、図13のX-X線断面図である。
以下に、本発明に係るコネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るコネクタの実施形態の1つを図1から図14に基づいて説明する。
図1から図8の符号1は、本実施形態のコネクタを示す。このコネクタ1は、相手方コネクタ501(図1から図7)との間で電気接続させることによって、各々に電気接続された接続対象物同士を電気的に繋ぐものである。ここでは、相手方機器500(図1から図7)に設けられている相手方コネクタ501をコネクタ1の接続対象とする。ここで示すコネクタ1は、自らが備える端子金具10(図8)を相手方コネクタ501の相手方端子金具510(図9)に電気接続させることによって、自らが電線Weを介して電気接続されている機器(図示略)を相手方機器500に電気接続させる。
本実施形態のコネクタ1は、その端子金具10として、電線Weの端末に対して物理的且つ電気的に接続されており、相手方コネクタ501の相手方端子金具510に対して物理的且つ電気的に接続させるものを備える(図8)。ここで示すコネクタ1は、電線Weの端末に取り付けられた端子金具10を2つ備えている。一方、相手方コネクタ501は、そのコネクタ1の端子金具10毎に用意された相手方端子金具510を備えている。その端子金具10と相手方端子金具510は、その内の一方が雄端子として成形され、その内の他方が雌端子として成形される。この例示では、端子金具10が雄端子として成形され、相手方端子金具510が雌端子として成形されている。
端子金具10と相手方端子金具510は、各々、金属材料等の導電性材料によって成形される。この例示では、導電性の金属板を母材とし、切断や折り曲げ等のプレス加工で端子金具10と相手方端子金具510を形作る。端子金具10は、相手方端子金具510に対して物理的且つ電気的に接続される雄型の電気接続部11と、電線Weの端末に対して物理的且つ電気的に接続される電線接続部12と、を有する(図8)。一方、相手方端子金具510は、端子金具10の電気接続部11に対して物理的且つ電気的に接続される雌型の電気接続部511を有する(図9)。
雄型の電気接続部11は、2つの平らな壁面(第1壁面11a、第2壁面11b)を有する矩形の平板状に形成されている(図8)。この電気接続部11においては、その第1壁面11aと第2壁面11bの内の少なくとも一方を雌型の電気接続部511との物理的且つ電気的な接続が成される接点部として利用する。これに対して、雌型の電気接続部511は、互いに間隔を空けて対向配置させ、かつ、その間に電気接続部11を嵌入させる2つの接点部(第1接点部511a、第2接点部511b)を有する(図9)。ここでは、その第1接点部511aと第2接点部511bとの間に電気接続部11を嵌入させることによって、第1壁面11aと第1接点部511aとを接触させ、かつ、第2壁面11bと第2接点部511bとを接触させる。電気接続部11は、その矩形を成す4つの辺部の内の1つに対する直交方向で且つ第1壁面11aと第2壁面11bの面方向に沿って、その辺部から電気接続部511に嵌入させていく。
この例示の電線接続部12は、電線Weの端末に対して、加締め等で圧着させるものであってもよく、溶接等で固着させるものであってもよい。ここでは、電線接続部12を電線Weの端末に溶接等で固着させている。電気接続部11は、電気接続部511への嵌入方向に対する直交方向に2つの辺部を有している。電線接続部12は、その電気接続部11における直交方向の2つの辺部の内の一方に配置され、その直交方向に沿って電線Weが電線接続部12から引き出される。この端子金具10においては、その電気接続部11における直交方向の2つの辺部の内の他方(つまり、電気接続部11における電線接続部12とは逆側)を先端と称する。
ここで、相手方コネクタ501は、相手方端子金具510を収容させる収容部品としての相手方ハウジング520を備える(図1から図3、図5、図7及び図9)。その相手方ハウジング520は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。この相手方ハウジング520は、第1接点部511aを収容させる第1接点収容部521と第2接点部511bを収容させる第2接点収容部522とを有する(図2及び図9)。その第1接点収容部521と第2接点収容部522は、互いに間隔を空けて対向配置させ、かつ、電気接続部11に対する第1接点部511aと第2接点部511bのそれぞれの接触部分を露出させる。この例示の相手方ハウジング520は、収容部材520Aと保持部材520Bとを備えており(図9)、その収容部材520Aに収容された相手方端子金具510を保持部材520Bで保持している。この相手方ハウジング520は、相手方機器500のケース530に固定させる(図1から図7)。
このコネクタ1は、端子金具10と電線Weを収容させ且つ電線Weを外方に引き出させる収容部品としての筐体20を備える(図1から図8)。このコネクタ1は、相手方コネクタ501との間のコネクタ嵌合完了後に、その筐体20を介して相手方コネクタ501側に固定させる。この例示のコネクタ1は、螺子部材Bを利用して、筐体20を相手方コネクタ501側のコネクタ締結壁531に螺子止め固定させる(図2、図3、図5及び図7)。ここでは、相手方機器500におけるケース530の外壁の一部分をコネクタ締結壁531として利用する。
筐体20は、相手方ハウジング520における相手方嵌合部523に対して筒軸方向に沿って嵌合接続させる筒状の嵌合部21を有する(図1から図3、図5及び図7)。その嵌合部21と相手方嵌合部523は、相手方嵌合部523の内方の空間に嵌合部21を嵌入させる形態のものとして形成されてもよく、嵌合部21の内方の空間に相手方嵌合部523を嵌入させる形態のものとして形成されてもよい。その何れの形態であるにせよ、嵌合部21は、相手方嵌合部523に環状の防液部材Se1を介して嵌合接続させる(図2、図3、図5及び図7)。その防液部材Se1は、嵌合接続完了後の嵌合部21と相手方嵌合部523との間に形成される環状の隙間を封止させるパッキン等のシール部材である。
この例示では、相手方嵌合部523についても筒状に形成されており、この相手方嵌合部523を嵌合部21の内方の空間に同軸上で嵌入させる。相手方ハウジング520は、その相手方嵌合部523をケース530の外壁(コネクタ締結壁531)から外方に突出させた状態で、その外壁に雄螺子部材B1を用いて螺子止め固定される(図2、図4及び図6)。この例示の防液部材Se1は、その相手方嵌合部523と同軸上で、この相手方嵌合部523の外周面に取り付けられている。よって、この例示の嵌合部21は、その防液部材Se1を介して相手方嵌合部523の外周面側に自らの内周面側が嵌合接続される。
筐体20は、絶縁性のハウジングのみで構成されたものであってもよく、絶縁性のハウジングと金属材料から成るシールドシェルとで構成されたものであってもよい。この例示のコネクタ1は、外部からのノイズの侵入を抑えることが可能な所謂シールドコネクタとして構成する。よって、ここで示す筐体20は、絶縁性のハウジング30と金属材料から成るシールドシェル40とを備える(図1、図3、図5、図7及び図8)。
ハウジング30は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。このハウジング30には、少なくとも端子金具10が収容される。
ハウジング30は、1つの部品で構成されたものであってもよく、複数の部品が組み付けられた組付け体として構成されたものであってもよい。ここで示すハウジング30は、第1収容部材30Aと第2収容部材30Bとで構成されている(図1、図3及び図8)。
第1収容部材30Aは、筒軸方向における少なくとも一端を開口させた筒体に成形されており、その開口から筒軸方向に沿って内方の空間に第2収容部材30Bを挿入させる。この第1収容部材30Aの筒状の外周壁31には、端子金具10を電気接続部11側の先端から内方の空間に挿入させる挿入孔32が端子金具10毎に形成されている(図8)。それぞれの端子金具10は、各々同じ向きで挿入孔32から挿入させる。この例示の第1収容部材30Aは、電気接続部11を内方の空間に収容させる一方、電線接続部12を挿入孔32から外方に突出させる。
この第2収容部材30Bは、第1収容部材30Aの内方の空間で電気接続部11が収容される端子収容室33を端子金具10毎に有する(図8)。その端子収容室33においては、第2収容部材30Bが第1収容部材30Aの内方の空間に挿入されていくにつれて、第1収容部材30Aの内方の空間に収容されている電気接続部11が開口33a(図8)から収容され始める。その電気接続部11については、第1収容部材30Aの内方の空間への第2収容部材30Bの収容を完了させることによって、端子収容室33への収容が完了する。第2収容部材30Bは、そのような電気接続部11の端子収容室33への収容形態を採るので、外周面側で開口33aに連なり且つ端子収容室33を外方に連通させる切欠き部34を有している(図8)。電線接続部12は、その切欠き部34から第2収容部材30Bの外方に突出させる。切欠き部34は、その電線接続部12を第1収容部材30Aの挿入孔32から外方に突出させるように、第2収容部材30Bが第1収容部材30Aの内方の空間に収容されている状態で挿入孔32に対向配置させる。また、第2収容部材30Bにおいては、端子収容室33が開口33aとは逆側に別の開口を有しており、その別の開口が相手方端子金具510の電気接続部511を端子収容室33に収容させるための端子挿入口33bとして利用される(図1)。その電気接続部511は、端子収容室33の中で電気接続部11に対して物理的且つ電気的に接続される。
第1収容部材30Aと第2収容部材30Bは、雄螺子部材B2を用いてシールドシェル40に螺子止め固定させる(図3及び図8)。
そのシールドシェル40は、少なくともハウジング30を内方に収容させることによって、そのハウジング30の内方に収容されている端子金具10の電気接続部11に向けたノイズの侵入を抑える。ここで示すシールドシェル40は、そのハウジング30の内方へのノイズの侵入を抑えるだけでなく、このハウジング30から引き出されている端子金具10の電線接続部12や電線Weの端末に向けたノイズの侵入についても抑える。よって、この例示のシールドシェル40は、そのハウジング30から電線Weの端末までの間を内方に収容させる。このシールドシェル40は、端子挿入口33bを露出させつつハウジング30を外方から覆う主シールド体41と、挿入孔32からハウジング30の外方に突出している電線接続部12と電線Weの端末とを外方から覆う副シールド体42と、を有する(図1から図8)。
主シールド体41は、筒軸方向の一端を開口させた筒状を成している。この主シールド体41においては、その開口からハウジング30が内方に収容され、かつ、その開口からハウジング30の端子挿入口33bを露出させる。
このシールドシェル40は、先に示した嵌合部21を有している。このシールドシェル40においては、主シールド体41の開口の周縁が嵌合部21として利用される。
このシールドシェル40においては、ハウジング30の挿入孔32に対向配置させる貫通孔が挿入孔32毎に主シールド体41の外周壁に形成されており、その貫通孔を塞ぐ副シールド体42が貫通孔毎に形成されている。
その副シールド体42は、両端を開口させた筒状に形成される。この副シールド体42は、自らの筒軸方向が主シールド体41に対する直交方向を向くように主シールド体41の外周壁から突出させる。このシールドシェル40においては、主シールド体41の貫通孔と副シールド体42の一方の開口とを介して、主シールド体41と副シールド体42のそれぞれの内方の空間同士を連通させる。
この副シールド体42においては、他方の開口42aから電線Weの端末が外方に引き出される(図1、図2、図4、図6及び図8)。
この例示の副シールド体42は、円筒状に形成されており、その内周面と電線Weの端末の外周面との間に環状の隙間が形成される。この副シールド体42と電線Weの端末との間には、ゴム栓等のシール部材であり、その環状の隙間を封止させる環状の防液部材Se2が設けられる(図8)。その防液部材Se2は、電線Weの端末と同軸上で、この電線Weの端末の外周面に取り付けられている。
この副シールド体42の開口42a側の端部には、電線Weの端末を外方に引き出させると共に、その開口42aを塞ぐ保持部材43が取り付けられる(図1、図2、図4、図6及び図8)。その保持部材43は、金属材料で成形される。この例示の保持部材43は、二分割構造になっており、防液部材Se2の位置ずれを抑えると共に、電線Weを副シールド体42の中央に保たせる。
ところで、このコネクタ1においては、先に示したように、端子金具10の電線接続部12を絶縁性のハウジング30の挿入孔32から突出させ、この飛び出ている電線接続部12を導電性の副シールド体42で覆っている。従って、このコネクタ1では、その導電性の電線接続部12と副シールド体42との間に絶縁体を介在させ、その間の絶縁距離(空間距離及び沿面距離)を増大させている。このコネクタ1は、電線接続部12と電線Weの端末とを外方から覆う絶縁性の筒部材(以下、「絶縁筒」という。)50を備える(図8)。その絶縁筒50は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。この絶縁筒50は、副シールド体42の内方に挿入させ、かつ、筒軸方向における一端側を挿入孔32から第1収容部材30Aの内方に挿入させる。
本実施形態のコネクタ1と相手方コネクタ501との間には、これらをコネクタ嵌合させる際のコネクタ嵌合力を発生させ、かつ、コネクタ嵌合完了後にコネクタ1を相手方コネクタ501側に固定させる螺子構造が設けられている。その螺子構造は、先に示した螺子部材Bの螺子部と相手方コネクタ501側の相手方螺子部とを利用するものである。
螺子部材Bは、嵌合部21の外周面に対して間隔を空けて対向配置され、かつ、筐体20に対して螺子軸周りに回転自在に保持される。この螺子部材Bは、自らの螺子部がコネクタ締結壁531の相手方螺子部532(図2、図3、図5及び図7)との間に作用させた軸力を利用して、嵌合部21と相手方嵌合部523との間に筒軸方向のコネクタ嵌合力を発生させる。
この螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532は、その内の一方が雌螺子部として形成され、その内の他方が雄螺子部として形成される。例えば、螺子部材Bがナット等の雌螺子部材の場合には、相手方螺子部532としてのスタッドボルトの雄螺子部をコネクタ締結壁531から突出させる。この例示では、螺子部材Bがボルト等の雄螺子部材として形成されている。よって、コネクタ締結壁531には、相手方螺子部532としての雌螺子部が形成されている。
螺子部材Bは、シールドシェル40に組み付けられる。この例示の螺子部材Bは、相手方嵌合部523に対しての嵌合部21の嵌合接続方向を螺子軸の軸線方向にして、2つの副シールド体42の間に配置させる。シールドシェル40は、その2つの副シールド体42の間で2つの副シールド体42を連結させる連結体44を有する(図1から図8)。その連結体44は、主シールド体41の外周面に対して間隔を空けて配置される。この連結体44は、相手方嵌合部523に対しての嵌合部21の嵌合接続方向に沿う貫通孔44aを有している(図1、図3、図5、図7及び図8)。その貫通孔44aには、螺子部材Bを挿通させる。この連結体44においては、その貫通孔44aの孔軸方向における一端に螺子部材Bの頭部を係止させ、その貫通孔44aの孔軸方向における他端に係止部材45を介して螺子部材Bを係止させることによって、螺子部材Bを貫通孔44aに挿通状態のまま保持させる(図1、図3、図5、図7及び図8)。この例示では、その係止部材45に軸用のスナップリングを用いている。尚、以下において、単に「嵌合接続方向」と記した場合、その嵌合接続方向は、相手方嵌合部523に対しての嵌合部21の嵌合接続方向のことをいう。
このコネクタ1においては、嵌合部21と相手方嵌合部523とを嵌合させ始めるときに、螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532とを螺合させ始めることができるように、例えば、螺子部材Bの螺子部の長さを設定する。ここでは、その螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532の相対的な位置を螺合開始位置という。螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532が螺合開始位置のときには、嵌合部21が防液部材Se1の外周面側の全てを覆っていないので、その防液部材Se1の少なくとも一部分が露出している。また、このコネクタ1においては、嵌合部21と相手方嵌合部523が嵌合完了位置のときに、螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532が螺合完了となる。ここでは、その螺合完了状態の螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532の相対的な位置を螺合完了位置という。
本実施形態のコネクタ1は、嵌合部21の外周面と螺子部材Bとの間で嵌合部21の外周面と螺子部材Bとに対して間隔を空けて対向配置された防塵部材60を備える(図1から図3、図5から図8及び図10)。螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532との間においては、これらを締めるときや緩めるときに金属の削りかすが発生してしまう可能性がある。防塵部材60は、その金属の削りかすを防液部材Se1まで届かせることのないように、嵌合部21の外周面と螺子部材Bとの間に配置される。この防塵部材60は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。
この防塵部材60は、筐体20に対して嵌合接続方向とその逆方向とに相対移動させ得るものとして筐体20に保持させる。具体的に、この防塵部材60は、少なくとも次に示す第1防塵位置と第2防塵位置との間で、筐体20に対して嵌合接続方向とその逆方向とに相対移動させる。第1防塵位置とは、螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532が螺合開始位置のときの筐体20に対する防塵部材60の相対的な位置のことである。この第1防塵位置の防塵部材60には、嵌合接続方向で当接部61をコネクタ締結壁531に当接させ、かつ、嵌合部21の外周面側から螺子部材B側を覆わせる(図5、図7及び図10)。また、第2防塵位置とは、嵌合部21と相手方嵌合部523が嵌合完了位置のときの筐体20に対する防塵部材60の相対的な位置のことである。この第2防塵位置の防塵部材60には、嵌合接続方向で当接部61をコネクタ締結壁531に当接させ、かつ、嵌合部21の外周面側から螺子部材B側を覆わせる。
この防塵部材60は、螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532の内のコネクタ締結壁531から突出させている部分を嵌合部21の外周面側から覆うものとして形成される。この例示では、螺子部材Bが雄螺子部材であり、この螺子部材Bの螺子部(雄螺子部)をコネクタ締結壁531の雌螺子部としての相手方螺子部532に螺合させる。よって、第1防塵位置と第2防塵位置との間では、その螺子部材Bの螺子部がコネクタ締結壁531から突出させられるので、この螺子部材Bの螺子部を防塵部材60が嵌合部21の外周面側から覆う。尚、螺子部材Bが雌螺子部材の場合には、スタッドボルトの雄螺子部としての相手方螺子部532がコネクタ締結壁531から突出させられるので、その相手方螺子部532を螺子部材Bの螺子部(雌螺子部)と共に防塵部材60が嵌合部21の外周面側から覆うことになる。この例示の防塵部材60は、筐体20に対する相対移動方向に延在させた板状に形成されており、その平面で嵌合部21の外周面側から螺子部材Bの螺子部を覆い隠す。この防塵部材60においては、相対移動方向における一方の端部を当接部61として利用する。
防塵部材60は、シールドシェル40に組み付けられる。この例示では、主シールド体41と連結体44との間の隙間に防塵部材60を組み付けている。
このコネクタ1においては、螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532が螺合開始位置となったときに、例えば作業者が防塵部材60を押し動かして、この防塵部材60の当接部61をコネクタ締結壁531に当接させる(図4及び図5)。つまり、このコネクタ1においては、螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532が螺合開始位置となったときに、筐体20に対して防塵部材60を第1防塵位置まで相対移動させる。コネクタ1においては、この状態で螺子部材Bを締め込んでいくことによって、嵌合部21と相手方嵌合部523の嵌め込み量が増えていく。これに伴い、このコネクタ1においては、嵌合接続方向で当接部61をコネクタ締結壁531に当接させたまま、筐体20に対して防塵部材60が嵌合接続方向とは逆方向に後退していく。このコネクタ1においては、螺子部材Bを更に締め込んでいくことによって、嵌合部21と相手方嵌合部523の嵌め込み量を更に増やしながら、嵌合接続方向で当接部61をコネクタ締結壁531に当接させたまま、筐体20に対して防塵部材60が嵌合接続方向とは逆方向に更に後退していく。このコネクタ1においては、嵌合部21と相手方嵌合部523が嵌合完了位置となったときに、これ以上螺子部材Bを締め込んでいくことができなくなり、かつ、嵌合接続方向で当接部61をコネクタ締結壁531に当接させたまま、筐体20に対しての防塵部材60の相対的な位置が第2防塵位置となる(図6及び図7)。
防塵部材60は、筐体20に対して第1防塵位置から第2防塵位置へと相対移動させているときに、嵌合接続方向で当接部61がコネクタ締結壁531に当接し続けるので、嵌合部21の外周面側から螺子部材Bを覆ったままの状態になっている。つまり、防塵部材60は、嵌合接続方向で当接部61をコネクタ締結壁531に当接させたままで且つ嵌合部21の外周面側から螺子部材B側を覆ったまま、筐体20に対して第1防塵位置から第2防塵位置まで相対移動させ得るものとして筐体20に保持されている。よって、このコネクタ1は、相手方コネクタ501にコネクタ嵌合させているときに、螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532との間で金属の削りかすが発生し、その削りかすが雌螺子部としての相手方螺子部532から飛び出てきたとしても、この削りかすを防塵部材60で受け止めることができる。従って、このコネクタ1は、嵌合部21の外周面側や防液部材Se1側への金属の削りかすの移動を防塵部材60によって抑えることができるので、嵌合部21と相手方嵌合部523との間への金属の削りかすの侵入を抑えることができ、かつ、防液部材Se1への金属の削りかすの付着を抑えることができる。これに伴い、このコネクタ1においては、端子金具10や相手方端子金具510への金属の削りかすの付着を抑えることができる。そして、このコネクタ1においては、嵌合部21と防液部材Se1との間での削りかすの引き摺りが抑制され、その嵌合部21と防液部材Se1の傷の発生を抑えることができるので、その防液部材Se1による嵌合部21と相手方嵌合部523との間の液密性を向上させることができる。また、このコネクタ1においては、コネクタ嵌合完了後の嵌合部21と防液部材Se1との間に削りかすが残ってしまうことも抑制されるので、この点からも防液部材Se1による嵌合部21と相手方嵌合部523との間の液密性を向上させることができる。
ところで、このコネクタ1においては、相手方コネクタ501にコネクタ嵌合させているときに発生した削りかすがコネクタ嵌合完了後も螺子部材Bの螺子部の周囲等に残っている可能性がある。また、このコネクタ1は、相手方コネクタ501に対するコネクタ嵌合状態のときに、この相手方コネクタ501から引き抜くこともある。その際、このコネクタ1においては、相手方螺子部532に螺合させている螺子部材Bを緩めていき、この螺子部材Bを相手方螺子部532から取り外す。よって、このコネクタ1においては、相手方コネクタ501から引き抜くときにも、螺子部材Bの螺子部と相手方螺子部532との間で金属の削りかすが発生してしまう可能性がある。
そこで、このコネクタ1は、相手方コネクタ501に対するコネクタ嵌合状態のときに嵌合部21の外周面側への削りかすの移動を抑えさせ、かつ、相手方コネクタ501から引き抜くときにその引き抜きを終えるまで嵌合部21の外周面側への削りかすの移動を抑えさせるものとして構成する。このために、防塵部材60には、当接部61のコネクタ締結壁531に対する当接位置で、相手方コネクタ501側の係止部524に対して嵌合接続方向側で対向配置させ、かつ、その係止部524に係止させることが可能な被係止部62を設ける(図3、図5、図7及び図10)。この例示の被係止部62は、爪状の係止突起であり、防塵部材60における当接部61の一方の平面から相手方ハウジング520側に突出させる。また、この例示の係止部524は、その爪状の被係止部62を引っ掛ける係止突起であり、相手方ハウジング520から突出させる。相手方コネクタ501側においては、その係止部524とコネクタ締結壁531との間に隙間が形成されており、当接部61をコネクタ締結壁531に当接させているときに、その隙間に被係止部62が挿入される。
このコネクタ1においては、相手方コネクタ501に対するコネクタ嵌合状態のときに、被係止部62と係止部524によって防塵部材60が当接部61のコネクタ締結壁531に対する当接位置で係止されているので、この防塵部材60が嵌合部21の外周面側から螺子部材Bを覆ったままの状態になっている(図6及び図7)。よって、このコネクタ1は、相手方コネクタ501に対するコネクタ嵌合状態のときに、金属の削りかすが螺子部材Bの螺子部の周囲等に残っていたとしても、この削りかすを防塵部材60で受け止めて嵌合部21の外周面側への移動を抑えることができる。従って、このコネクタ1は、相手方コネクタ501から引き抜くときに、嵌合部21と相手方嵌合部523との間への金属の削りかすの侵入を抑えることができ、かつ、防液部材Se1への金属の削りかすの付着を抑えることができる。また、このコネクタ1においては、相手方コネクタ501から引き抜くときに、被係止部62と係止部524によって防塵部材60が当接部61のコネクタ締結壁531に対する当接位置で係止されているので、この防塵部材60が嵌合部21の外周面側から螺子部材Bを覆ったままの状態になっている(図11及び図12)。よって、このコネクタ1は、相手方コネクタ501から引き抜くときに、コネクタ嵌合完了後に残存していた金属の削りかすや螺子部材Bを緩めるときに発生した金属の削りかすを防塵部材60で受け止めて嵌合部21の外周面側や防液部材Se1側への移動を抑えることができる。従って、このコネクタ1は、相手方コネクタ501から引き抜くときに、嵌合部21と相手方嵌合部523との間への金属の削りかすの侵入を抑えることができ、かつ、防液部材Se1への金属の削りかすの付着を抑えることができる。このように、このコネクタ1においては、相手方コネクタ501から引き抜くときにも、嵌合部21と相手方嵌合部523との間への金属の削りかすの侵入を抑えることができ、かつ、防液部材Se1への金属の削りかすの付着を抑えることができるので、再び相手方コネクタ501にコネクタ嵌合させるときに嵌合部21と防液部材Se1との間での削りかすの引き摺りが抑制され、かつ、コネクタ嵌合完了後の嵌合部21と防液部材Se1との間に削りかすが残ってしまうことも抑制される。よって、このコネクタ1は、この点からも防液部材Se1による嵌合部21と相手方嵌合部523との間の液密性を向上させることができる。
ここで、このコネクタ1は、係止部524に対する被係止部62の係止状態を解除させる係止解除機構を備えている。ここで例示する係止解除機構は、防塵部材60の可撓性を利用するものである。そこで、防塵部材60には、係止状態での被係止部62と係止部524の対向配置方向に対する直交方向に撓ませることが可能な可撓性を持たせる。この例示の防塵部材60は、先に示したように、筐体20に対する相対移動方向に延在させた板状に形成されている。よって、この防塵部材60については、そのような撓みが可能な板厚に形成すればよい。この防塵部材60においては、先に示したように、当接部61に被係止部62を設けているので、自らを撓ませることによって、その当接部61と共に被係止部62を係止部524とコネクタ締結壁531との間の隙間から抜き取ることができる。例えば、このコネクタ1においては、螺子部材Bが相手方螺子部532から取り外され、かつ、嵌合部21が相手方嵌合部523から取り外された状態で(図13及び図14)、相手方コネクタ501に対して揺すり動かされることによって、防塵部材60を撓ませて、被係止部62を係止部524とコネクタ締結壁531との間の隙間から抜き取らせる。
このコネクタ1においては、螺子部材Bが相手方螺子部532から取り外され、かつ、嵌合部21が相手方嵌合部523から取り外された状態を検知させるための検知機構を設けている。その検知機構は、螺子部材Bが相手方螺子部532から取り外され、かつ、嵌合部21が相手方嵌合部523から取り外された状態となったとき又は当該状態となった後で、防塵部材60に対して筐体20を嵌合接続方向側から当接させることによって、その状態を検知させる。よって、防塵部材60には、その状態となったとき又は当該状態となった後で、筐体20の当接部46に嵌合接続方向側から当接される被当接部63を設ける(図3、図5、図7、図12及び図14)。この例示の被当接部63は、防塵部材60において、当接部61とは逆の端部に配置され、一方の平面から被係止部62と同じ向きに突出させる。この例示の当接部46は、シールドシェル40に設ける。シールドシェル40においては、主シールド体41における連結体44に対向配置されている部分が凹まされており、その凹みの壁面(主シールド体41の筒軸方向に存在している壁面)を当接部46として利用している。
以上示したように、本実施形態のコネクタ1においては、第1防塵位置と第2防塵位置との間で、防塵部材60が当接部61をコネクタ締結壁531に当接させたまま嵌合部21の外周面側から螺子部材B側を覆っているので、嵌合部21と相手方嵌合部523との間への金属の削りかすの侵入を抑えることができ、かつ、防液部材Se1への金属の削りかすの付着を抑えることができる。これに伴い、本実施形態のコネクタ1においては、端子金具10や相手方端子金具510への金属の削りかすの付着を抑えることができ、かつ、防液部材Se1による嵌合部21と相手方嵌合部523との間の液密性を向上させることができる。
1 コネクタ
10 端子金具
20 筐体
21 嵌合部
30 ハウジング
40 シールドシェル
60 防塵部材
61 当接部
62 被係止部
501 相手方コネクタ
510 相手方端子金具
520 相手方ハウジング
523 相手方嵌合部
524 係止部
531 コネクタ締結壁
532 相手方螺子部
B 螺子部材
Se1 防液部材
We 電線

Claims (7)

  1. 電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続されており、相手方コネクタの相手方端子金具に対して物理的且つ電気的に接続させる端子金具と、
    前記端子金具と前記電線を収容させ且つ前記電線を外方に引き出させる収容部品であり、前記相手方コネクタの相手方ハウジングにおける相手方嵌合部に対して筒軸方向に沿って嵌合接続させる筒状の嵌合部を有する筐体と、
    前記嵌合部の外周面に対して間隔を空けて対向配置され、かつ、前記筐体に対して螺子軸周りに回転自在に保持されて、自らの螺子部が前記相手方コネクタ側におけるコネクタ締結壁の相手方螺子部との間に作用させた軸力を利用して、前記嵌合部と前記相手方嵌合部との間に前記筒軸方向のコネクタ嵌合力を発生させる螺子部材と、
    前記嵌合部の前記外周面と前記螺子部材との間で前記嵌合部の前記外周面と前記螺子部材とに対して間隔を空けて対向配置された防塵部材と、
    を備え、
    前記防塵部材は、前記螺子部と前記相手方螺子部が螺合開始位置のときに、前記相手方嵌合部に対しての前記嵌合部の嵌合接続方向で当接部を前記コネクタ締結壁に当接させ且つ前記嵌合部の前記外周面側から前記螺子部材側を覆う第1防塵位置と、前記嵌合部と前記相手方嵌合部が嵌合完了位置のときに、前記嵌合接続方向で前記当接部を前記コネクタ締結壁に当接させ且つ前記嵌合部の前記外周面側から前記螺子部材側を覆う第2防塵位置と、の間で、前記筐体に対して前記嵌合接続方向とその逆方向とに相対移動させ得るものとして前記筐体に保持させ、
    前記防塵部材は、前記当接部の前記コネクタ締結壁に対する当接位置で、前記相手方コネクタ側の係止部に対して前記嵌合接続方向側で対向配置させ、かつ、前記係止部に係止させることが可能な被係止部を有し、
    前記防塵部材には、係止状態での前記被係止部と前記係止部の対向配置方向に対する直交方向に撓ませることが可能な可撓性を持たせることを特徴としたコネクタ。
  2. 前記防塵部材は、前記嵌合接続方向で前記当接部を前記コネクタ締結壁に当接させたままで且つ前記嵌合部の前記外周面側から前記螺子部材側を覆ったまま、前記筐体に対して前記第1防塵位置から前記第2防塵位置まで相対移動させ得るものとして前記筐体に保持させることを特徴とした請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記防塵部材は、前記螺子部と前記相手方螺子部の内の前記コネクタ締結壁から突出させている部分を前記嵌合部の前記外周面側から覆うものとして形成されることを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記係止部に対する前記被係止部の係止状態を解除させる係止解除機構を備えることを特徴とした請求項1,2又は3に記載のコネクタ。
  5. 前記嵌合部は、前記相手方嵌合部に環状の防液部材を介して嵌合接続させることを特徴とした請求項1から4の内の何れか1つに記載のコネクタ。
  6. 前記嵌合部は、筒状の前記相手方嵌合部の外周面に取り付けられた前記防液部材を介して前記相手方嵌合部の前記外周面側に自らの内周面側が嵌合接続されることを特徴とした請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記筐体は、少なくとも前記端子金具を収容させる絶縁性のハウジングと、金属材料から成り、少なくとも前記ハウジングを内方に収容させ且つ前記嵌合部を有するシールドシェルと、を備え、
    前記螺子部材と前記防塵部材は、前記シールドシェルに組み付けられることを特徴とした請求項1から6の内の何れか1つに記載のコネクタ。
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