JP7091886B2 - マニュアル管理装置、マニュアル管理システム、および制御プログラム - Google Patents
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Description
取得した前記第2作業データを前記第1作業データと比較することで、前記作業工程を比較する比較部と、
前記比較部の比較結果で、前記第1作業データの作業時間に対する前記第2作業データの作業時間の長さが所定値以上長い、もしくは比率が所定値以上大きい前記作業工程、または、特定の作業に関する動作が異なる前記作業工程を抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した前記作業工程を暗黙知の情報を含む作業工程と判定し、抽出した前記作業工程を特定する情報とともに該作業工程を含む前記作業マニュアルに対する改善を促す改善通知を行う通知部と、
を備える、マニュアル管理装置。
前記通知部は、前記抽出部により、前記第1作業データとの比較により、複数の前記第2作業データで共通して抽出した前記作業工程があれば、該作業工程に前記暗黙知の情報が含まれる判定する、上記(1)から上記(4)のいずれかに記載のマニュアル管理装置。
前記通知部の前記改善通知には、前記第2作業データに記録された前記作業工程を行った前記作業者の前記習熟度を示す属性情報が含まれる、上記(1)から上記(5)のいずれかに記載のマニュアル管理装置。
1つ以上の作業工程を所定の習熟度の作業者が実際に行った作業を示す第1作業データと、作業マニュアルを関連付けて記憶した記憶部と、
上記(1)から上記(6)のいずれかに記載のマニュアル管理装置と、を備え、
前記マニュアル管理装置の比較部は、前記記録装置により記録された、前記所定の習熟度よりも低い習熟度の作業者により行われた前記作業工程の作業を示す第2作業データを、前記記憶部に記憶されている前記第1作業データと比較することで、前記作業工程を比較する、マニュアル管理システム。
前記第1作業データ、および前記第2作業データは、作業工程の作業を撮影した画像データである、上記(7)に記載のマニュアル管理システム。
取得した前記第2作業データを前記第1作業データと比較することで、前記作業工程を比較するステップ(b)と、
前記ステップ(b)の比較結果で、前記第1作業データの作業時間に対する前記第2作業データの作業時間の長さが所定値以上長い、もしくは比率が所定値以上大きい前記作業工程、または、特定の作業に関する動作が異なる前記作業工程を抽出するステップ(c)と、
前記ステップ(c)で抽出した前記作業工程を暗黙知の情報を含む作業工程と判定し、抽出した前記作業工程を特定する情報とともに該作業工程を含む前記作業マニュアルに対する改善を促す改善通知を行うステップ(d)と、を含む処理をコンピューターに実行させるための制御プログラム。
図1は本実施形態に係るマニュアル管理システムの全体構成を示す図である。
図2は、マニュアル管理装置10の概略構成を示すブロック図である。マニュアル管理装置10は、いわゆるサーバーであり、制御部11、通信部12、および記憶部13を備え、これらはバスによって、相互に接続されている。
カメラ20は、記録装置として機能する。カメラ20は、壁や天井などに設けられた固定カメラ、または撮影者が把持するハンディカメラである。これらの固定カメラとハンディカメラを組み合わせて用いてもよい。カメラ20は、作業工程の作業場を撮影する。例えば、カメラ20は、MFP50、およびその周辺を撮影する(図1参照)。作業者91は、MFP50に関する作業を行い、その作業工程は、カメラ20により撮影される。カメラ20は、例えばビデオカメラであり、可視光によるカラーの映像を、音声と共に記録する。
図4は、端末装置30の概略構成を示すブロック図である。端末装置30は、いわゆるPC(Personal Computer)であり、制御部31、通信部32、表示部33、および入力部34を備える。制御部31、通信部32は、上述の制御部11、通信部12と同様であることから説明を省略する。表示部33は、例えば液晶で構成されたディスプレイであり、入力部34は、キーボード、テンキー、マウス、等で構成される。作業マニュアルの管理者は、端末装置30を通じて、作業マニュアルに関する改善要望の通知を受けたり、表示部33に表示した改善要望の箇所の動画等の内容を参照しながら、入力部34を通じて作業マニュアルに対する編集作業を行ったりする。
図7A、図7Bは、第1の実施形態に係るマニュアル管理システム1が実行する作業マニュアルの改善処理の手順を示すフローチャートである。図7Bは、図7Aに続いて実行される処理手順である。
制御部11(取得部111)は、カメラ20で作業者の作業工程の作業を撮影して得られた動画データである第1作業データを取得し、記憶部13に記憶する。この第1作業データは、上述のとおり作業マニュアルとして用いられるものであり、作業者は、例えば習熟度「高」の指導者である。この作業マニュアルは、撮影により得られた動画データを編集すること指示(字幕)が追加されている。
制御部11は、作業マニュアルの評価開始の指示の入力を待ち、評価開始の指示があれば(YES)、処理をステップS103に進める。開始指示は、例えば、端末装置30を通じて行われる。
制御部11は、作業者の属性情報を取得する。この属性情報の取得は、例えば端末装置30から、これから作業を行う作業者のUserIDを入力することにより、記憶部13のユーザーリストから対応する属性情報を取得するようにしてもよい。また、ID入力に替えて、カメラ20が撮影した画像データから、作業者の顔を認識し、これを記憶部13に記憶している顔の特徴情報との一致度を判定することでユーザー個人を特定するようにしてもよい。ここで作業する作業者は、ステップS101の第1作業データの作業を行った所定の習熟度の作業者よりも習熟度が低い者である。例えば、図3に示すユーザーリストにおいて、UserID0250のCさんであり、習熟度「低」の作業者である。
ここでは、ステップS103で属性情報を取得した作業者によって、作業工程の作業を行い、カメラ20により撮影する。この作業工程は、ステップS101と同じ作業工程である。
制御部11(比較部112)は、ステップS104で取得した第2作業データを、ステップS101で取得した第1作業データと比較する。比較処理については上述のとおりであり、両作業データの対応する作業工程の作業を比較し、対応する作業の作業時間を比較したり、各作業の動作自体を比較したりする。
制御部11(抽出部113)は、ステップS105の比較の結果、第2作業データにおいて、作業遅延が発生した作業工程があるか否かを判定する。両作業データの同じ作業工程同士の比較で、第1作業データに対して第2作業データの作業時間が所定値以上長い場合、または、比率が所定値以上である場合には、遅れが発生したと判定し(YES)、処理をステップS107に進める。一方で、所定以上の遅れが発生した作業工程がないと判定した場合(NO)、処理をステップS108に進める。
制御部11は、ステップS106で作業遅延が発生したと判定された作業を特定し、または作業遅延が発生した作業工程を改善要リストに追記する。
制御部11(抽出部113)は、ステップS105の比較の結果、両作業データの作業において、特定の作業において動作が異なる作業があるか否かを判定する。特定の作業で動作が異なれば(YES)、処理をステップS109に進め、異ならなければ(NO)、処理をステップS121(図7B)に進める。
制御部11は、ステップS108で動作が異なると判定された作業を改善要リストに追記する。図8は、作業マニュアルの抽出結果、および改善要リストの例を示す図である。図8(a)は、抽出部113が上述の判定処理(ステップS106、S108)により抽出した、作業マニュアルの抽出結果の例である。図8(b)は、図8(a)の抽出結果に基づいて作成された改善要リストの例である。同図に示す例では、「作業マニュアル1」は、作業工程1~5により構成され、このうちの作業工程2、4で作業遅延が発生し、作業工程4では異なる作業があることを示している。
図7BのステップS121では、制御部11(通知部115)は、通知先リスト(図6参照)を記憶部13から取得する。
制御部11は、通信部12により通知先リストにある通知先に、改善を促す通知(改善通知)を行う。この通知には、抽出した作業工程を特定する情報とともに、この作業工程を含む作業マニュアルに対する改善を促す旨の内容を含む。例えば、図8(b)の改善要リストに対応して、改善を促す通知は「作業マニュアル1の作業工程2、4に改善が必要である」とする。この通知には、さらに、第2作業データに記録された作業工程を行った作業者、すなわちステップS103で取得した属性情報を含ませてもよい。この属性情報としては、例えば、個人を特定する情報(氏名)、および/または習熟度のレベルである。作業マニュアルの管理者は、作業者の属性情報を知ることで、習熟度のレベルに応じて、作業マニュアルに対して、どの程度までの情報の記載が求められているかを知ることができる。
制御部11(編集部116)は、通知先のユーザーから作業マニュアルの編集を受け付けたならば(YES)、処理をステップS124に進める。
制御部11は、このような手順によって、ユーザーによる編集作業を受け付けることに応じて、作業マニュアルの更新を行う。
次に第2の実施形態について説明する。以下に説明する第2の実施形態では、分析部114による作業工程に暗黙知の情報が含まれているか否か(作業マニュアルに暗黙知が含まれていない(形式知になっていない))の判定結果を用いて、作業マニュアルの改善を行う。
制御部11(分析部114)は、抽出部113が上述の判定処理(ステップS106、S108)により抽出した、改善要リスト(図8(b))の作業工程に対して、作業工程に含まれる作業の分析を行う。
抽出部113は、分析部114の判定結果により、図8(b)の改善要リストから作業工程2を除外し、共通して抽出された作業工程4のみを残す。
ここでは、図7BのステップS121と同様に、制御部11(通知部115)は、通知先リストを記憶部13から取得する。
ここでは、制御部11は、通信部12により通知先リストにある通知先に、ステップS122と同様に、改善を促す通知を行う。なお、この通知は「作業マニュアル1の作業工程4に改善が必要である」とし、さらに「暗黙知の情報が含まれていない恐れがある」のように、暗黙知の情報が含まれていないことを示唆する通知を含ませる。この暗黙知の情報が含まれていないことを示唆する通知については、例えば「**作業に遅れが見られます、**作業に関する指示が不足している可能性があります。」、または動作が異なる作業に関し「作業者は**の動作の理解が不十分のようです。動作に関する説明が不足している可能性があります。」のような通知であってもよい。また、この通知には、さらに、第2作業データに記録された作業工程を行った作業者、すなわちCさん、Dさんの属性情報(習熟度レベル等を)を含ませてもよい。以降は、図7BのステップS123の処理を行い終了する。
10 マニュアル管理装置
11制御部
111 取得部
112 比較部
113 抽出部
114 分析部
115 通知部
116 編集部
12 通信部
13 記憶部(データベース)
20 カメラ
30 端末装置
40 ネットワーク
50 MFP
Claims (9)
- 作業マニュアルに対応する1つ以上の作業工程を所定の習熟度の作業者が実際に行った作業を示す第1作業データと、前記所定の習熟度よりも低い習熟度の作業者により行われた前記作業工程の作業を示す第2作業データと、を取得する取得部と、
取得した前記第2作業データを前記第1作業データと比較することで、前記作業工程を比較する比較部と、
前記比較部の比較結果で、前記第1作業データの作業時間に対する前記第2作業データの作業時間の長さが所定値以上長い、もしくは比率が所定値以上大きい前記作業工程、または、特定の作業に関する動作が異なる前記作業工程を抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した前記作業工程を暗黙知の情報を含む作業工程と判定し、抽出した前記作業工程を特定する情報とともに該作業工程を含む前記作業マニュアルに対する改善を促す改善通知を行う通知部と、
を備える、マニュアル管理装置。 - 前記第1、第2作業データは、カメラにより、作業者により行われた前記作業工程を撮影した画像データである、請求項1に記載のマニュアル管理装置。
- 前記第1作業データを行った前記作業者は、前記作業マニュアルの作成者、または該作成者と同レベルの習熟度の作業者である、請求項1または請求項2に記載のマニュアル管理装置。
- 前記通知部は、通知先として、前記作業マニュアルの作成者、または管理者の少なくとも一方に対して、前記改善を促す改善通知を行う、請求項1から請求項3のいずれかに記載のマニュアル管理装置。
- 前記取得部は、異なる作業者それぞれにより行われた前記作業工程の作業を記録した前記第2作業データを複数取得し、
前記通知部は、前記抽出部により、前記第1作業データとの比較により、複数の前記第2作業データで共通して抽出した前記作業工程があれば、該作業工程に前記暗黙知の情報が含まれると判定する、請求項1から請求項4のいずれかに記載のマニュアル管理装置。 - 前記取得部は、前記作業者の前記習熟度を示す属性情報を記録した記憶部から、前記属性情報を取得し、
前記通知部の前記改善通知には、前記第2作業データに記録された前記作業工程を行った前記作業者の前記習熟度を示す属性情報が含まれる、請求項1から請求項5のいずれかに記載のマニュアル管理装置。 - 作業工程の作業を記録する記録装置と、
1つ以上の作業工程を所定の習熟度の作業者が実際に行った作業を示す第1作業データと、作業マニュアルを関連付けて記憶した記憶部と、
請求項1から請求項6のいずれかに記載のマニュアル管理装置と、を備え、
前記マニュアル管理装置の比較部は、前記記録装置により記録された、前記所定の習熟度よりも低い習熟度の作業者により行われた前記作業工程の作業を示す第2作業データを、前記記憶部に記憶されている前記第1作業データと比較することで、前記作業工程を比較する、マニュアル管理システム。 - 前記記録装置は、作業工程の作業を撮影するカメラであり、
前記第1作業データ、および前記第2作業データは、作業工程の作業を撮影した画像データである、請求項7に記載のマニュアル管理システム。 - 作業マニュアルに対応する1つ以上の作業工程を所定の習熟度の作業者が実際に行った作業を示す第1作業データと、前記所定の習熟度よりも低い習熟度の作業者により行われた前記作業工程の作業を示す第2作業データと、を取得するステップ(a)と、
取得した前記第2作業データを前記第1作業データと比較することで、前記作業工程を比較するステップ(b)と、
前記ステップ(b)の比較結果で、前記第1作業データの作業時間に対する前記第2作業データの作業時間の長さが所定値以上長い、もしくは比率が所定値以上大きい前記作業工程、または、特定の作業に関する動作が異なる前記作業工程を抽出するステップ(c)と、
前記ステップ(c)で抽出した前記作業工程を暗黙知の情報を含む作業工程と判定し、抽出した前記作業工程を特定する情報とともに該作業工程を含む前記作業マニュアルに対する改善を促す改善通知を行うステップ(d)と、を含む処理をコンピューターに実行させるための制御プログラム。
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