JP7090893B2 - 遊技用装置 - Google Patents

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本発明は、遊技場で利用される遊技用装置に関するものである。
従来、遊技機の特定機種についての中古市場での現在の価格を表示することにより、当該特定機種の購入、売却を検討するための指標を示す遊技用装置があった(例えば特許文献1)。
特開2011‐110195号公報
しかし、従来の遊技用装置は、改善の余地があった。
上記課題を解決するために、本発明の遊技用装置は、遊技場に設置される遊技機の中古価格に関する情報である中古価格情報を取得可能な取得手段と、前記取得手段により取得された第1期間に対応した中古価格情報である第1中古価格情報と、当該第1期間よりも後の期間である第2期間に対応した中古価格情報である第2中古価格情報とに基づいて、前記遊技機における中古価格の価格変動を判定可能な判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記遊技機における価格変動に関する情報である価格変動情報を表示可能な表示手段と、を備え、前記表示手段は、所定の集計期間における前記遊技機の稼動に関する情報である稼動情報と、所定の集計期間における前記遊技機の売上に関する情報である売上情報と、を示すプロットを表示可能であり、一の集計期間に対応するプロットと、他の集計期間に対応するプロットと、を時系列順に結んで表示すると共に、少なくとも1つのプロットを前記価格変動情報に応じた態様で表示することを特徴とする構成にした。
第1実施形態の遊技システムの構成を示す図である。 第1実施形態の遊技システムの構成の一部を示す図である。 第1実施形態の週次遊技機情報記憶部を説明する図表である。 第1実施形態の価格-収支情報記憶部を説明する図表である。 第1実施形態の表示部の表示画面の遷移を説明する図である。 第1実施形態の中古価格変動表示画面(全体表示)を説明する図である。 第1実施形態の中古価格変動表示画面(全体表示)を説明する図である。 第1実施形態の中古価格変動表示画面(グループ別表示)を説明する図である。 第1実施形態の累計収支変動表示画面(全体表示)を説明する図である。 第1実施形態の累計収支変動表示画面(全体表示)を説明する図である。 第2実施形態の中古価格変動表示画面を説明する図である。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1から図10等を参照して、第1実施形態について説明する。
[遊技システム1の構成]
図1、図2に示すように、遊技システム1は、中古価格情報提供サーバ5、遊技場内システム10を備える。
中古価格情報提供サーバ5、遊技場内システム10間は、インターネット通信網等の通信網2で接続されており、必要に応じて通信可能である。
中古価格情報提供サーバ5は、遊技機11の中古価格の情報を、クライアント(クライアントコンピュータ)に提供するサーバである。中古価格情報提供サーバ5は、遊技機11の中古販売会社等が管理する。中古販売会社等は、自分が販売している複数機種の遊技機11(第1機種に対応する第1遊技機、第2機種に対応する第2遊技機)の価格情報(第1中古価格、第2中古価格)を、中古価格情報提供サーバ5に入力し、その記憶部5aに記憶させる。
中古価格情報提供サーバ5は、クライアントからの要求に応じて、中古価格の情報をクライアントに送信する。クライアントは、受信した中古価格の情報を、表示部に表示したり、記憶部に記憶する。
なお、実施形態において、コンピュータとは、記憶装置、制御装置等を備えた情報処理装置をいい、中古価格情報提供サーバ5、以下説明する遊技機11、台間機12、台コンピュータ13、計数機14、島コンピュータ15、景品交換装置16、ホールコンピュータ20(遊技用装置)は、それぞれ、記憶部、制御部を備え、コンピュータの概念に含まれる。
記憶部は、各装置5,11~16,20の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置を備える。制御部は、各装置5,11~16,20の動作に必要な演算処理をしたり、各装置5,11~16,20を統括的に制御するためのCPU(中央処理装置)等を備える。制御部は、記憶部に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、実施形態の各種機能を実現している。
(遊技場内システム10)
遊技場内システム10は、遊技場内のシステムである。
遊技場内システム10は、遊技機11、台間機12、台コンピュータ13、計数機14、島コンピュータ15、景品交換装置16、ホールコンピュータ20(遊技用装置)を備える。なお、図2には、遊技機11、景品交換装置16等を、各1台のみ図示した。
遊技機11、台間機12、台コンピュータ13、計数機14、島コンピュータ15、景品交換装置16、ホールコンピュータ20の間は、LAN等の場内通信網3、通信ケーブル等で接続されており、必要に応じて通信可能である。
遊技機11は、複数設けられている。遊技機11の機類は、スロットマシン、パチンコ機等である。なお、実施形態では、スロットマシンで用いられるメダル、パチンコ機で用いられる遊技球の両方の遊技媒体を、適宜、玉という用語を用い、例えば、貸玉数、交換玉数等という。
遊技機11は、複数の機種を有し、複数のグループにグループ化されている。図1には、遊技機11の機種名を、括弧内に示した。
グループは、遊技場の従業員、管理者(実施形態では、単に管理者等ともいう)が適宜設定できる。
図1、図3等に示すように、実施形態では、遊技機11は、グループA~Dにグループ化されている。図1には、同一グループの遊技機11は、同一の遊技島A~Dに設置されている例を示すが、これに限定されず、異なる遊技島に設置されていてもよい。
グループA,Bは、スロットマシンを有し、グループC,Dは、パチンコ機を有する。
グループAは、合計16台の遊技機11から構成され、5台の機種a1、5台の機種a2、6台の機種a3を有する。グループAは、同一のシリーズである機種a1~a3をグループ化したものである。なお、同一のシリーズの遊技機11は、例えば、同一メーカによって製造された機種であって、シリーズ化されたものである。
グループBは、同一の機種bである16台をグループ化したものである。
グループCは、同一の機種cである16台をグループ化したものである。
グループDは、異なる機種d1,d2,d3をそれぞれ2台、計6台をグループ化したものである。
遊技機11は、各種情報を、台コンピュータ13に出力する。
図2に示すように、これらの情報は、例えば、遊技媒体であるメダルの投入数を示すアウト信号、遊技媒体の払出数を示すセーフ信号、遊技状態(大当り状態、ボーナス状態等)を示す遊技状態信号、確率変動状態や特別図柄等の図柄の変動時間の短縮状態を示す確変信号、時短信号、特別図柄やリールの1ゲームごとの変動回数を示すスタート信号等である。
台間機12は、各遊技機11に対応して1台ずつ併設されている。
台間機12は、貸出信号を出力する。貸出信号は、台間機12が遊技者に貸し出した玉数に関する情報を有する。貸出信号は、貸玉数の数値情報であるが、これに限定されず、例えば、台間機12への現金投入額を示す情報、現金投入後に操作される貸出ボタン(図示せず)の操作回数を示す情報等でもよい。
台コンピュータ13は、遊技機11及び台間機12の各組み合わせに対応して1台ずつ併設されている。台コンピュータ13は、対応した遊技機11、台間機12の管理等を行う。台コンピュータ13は、遊技機11、台間機12から出力される各種信号と、遊技機11を識別する台番号(識別情報)とを対応付けて、島コンピュータ15に出力する。
計数機14は、遊技者が獲得した遊技媒体の数量を計数し、その計数信号と、遊技者が遊技媒体を獲得した遊技機11の台番号とを対応付けて島コンピュータ15に出力する。計数機14は、例えば、台番号の情報を、従業員の入力操作に基づいて取得できる。また、計数機14は、これらの情報を紙片に印刷することによりレシートを発行する。
なお、図1には、計数機14は、各遊技島に1台設置されている例を示すが、これに限定されない。例えば、計数機14は、各遊技島に2台以上設置されていてもよい。また、複数の遊技島が、計数機14を共有してもよい。
島コンピュータ15は、遊技島に配置された装置の管理等を行う。島コンピュータ15は、各装置から出力された信号を、ホールコンピュータ20に出力する。
上記構成により、遊技機11のアウト信号、台間機12の貸出信号は、遊技機11の台番号に対応付けられて、台コンピュータ13、島コンピュータ15を介して、ホールコンピュータ20に出力される。また、計数機14の計数信号等は、遊技機11の台番号に対応付けられて、島コンピュータ15を介して、ホールコンピュータ20に出力される。
景品交換装置16は、従業員の操作に応じて、遊技者が獲得した遊技媒体を、景品へと交換する交換処理を行う。景品交換装置16は、景品へと交換される玉数の情報を有する交換玉数情報、遊技者が遊技媒体を獲得した台番号を、ホールコンピュータ20に出力する。景品交換装置16は、遊技者が遊技媒体を獲得した遊技機11の台番号を、例えば、計数機14が発行したレシートをハンドスキャナ等で読み取ったり、レシートに記載された台番号の入力操作を従業員から受け付けることにより取得できる。
なお、台コンピュータ13、島コンピュータ15、ホールコンピュータ20の少なくとも1つは、これらの各装置から出力される各種信号に対して必要な処理(例えば数値化処理)を行う。そして、ホールコンピュータ20は、処理後の情報を、遊技機11ごとに順次記憶することにより、蓄積する。
(ホールコンピュータ20)
ホールコンピュータ20は、遊技場の各装置を、統括して管理可能なコンピュータである。また、ホールコンピュータ20は、中古価格情報提供サーバ5と通信し、クライアントとしても機能する。
ホールコンピュータ20は、操作部21(グループ選択手段)、表示部22(表示手段)、記憶部25(記憶手段)、制御部26(取得手段、判定手段)を備える。
操作部21は、管理者等が、ホールコンピュータ20を操作するための装置である。操作部21は、例えば、マウス、キーボード等を備える。
表示部22は、液晶表示装置等の表示装置である。後述するように、表示部22は、遊技機11の中古価格に関する情報等を表示できる。
記憶部25は、管理プログラム25a(遊技用プログラム)、週次遊技機情報記憶部25b、価格-収支情報記憶部25cを有する。
管理プログラム25aは、後述する各種遊技情報、価格情報、収支情報、表示部22の表示等に関する処理、制御に関するプログラムである。また、管理プログラム25aは、週次遊技機情報記憶部25b、価格-収支情報記憶部25cの情報の管理等に関する。
(週次遊技機情報記憶部25b)
図3に示すように、週次遊技機情報記憶部25bは、遊技場に配置された各遊技機11、各グループの各種情報を記憶する。
週次遊技機情報記憶部25bは、遊技機11に関する情報として、グループ、機類、タイプ、機種、台数、投入玉数(稼働情報)、貸玉数、計数玉数、景品交換玉数、粗利率を記憶する。
また、図示は省略するが、記憶部25は、上記情報の他に、遊技機11の各種出力信号の出力回数等に基づく情報として、セーフ信号に基づく払出玉数情報、投入玉数と払出玉数の差分を示す差数情報(つまり遊技者の獲得玉数)、大当り信号に基づく大当り回数データ、確変信号に基づく確変回数情報、時短信号に基づく時短回数情報、スタート信号に基づくスタート回数情報等を記憶する。
グループ、機類、タイプ、機種、台数は、管理者等による操作部21の入力操作に基づいた情報である。制御部26は、これらの情報の入力を操作部21から受け付け、そして、週次遊技機情報記憶部25bに記憶する。
投入玉数、貸玉数、計数玉数、景品交換玉数は、各装置11~16の出力信号に基づいて計数された情報であり、グループ、機種、機類、台数に対応付けて記憶される。
投入玉数、貸玉数、計数玉数、景品交換玉数は、逐次、記憶部25に記憶され、集計期間ごとに集計され、さらに、粗利率が算出される。そして、集計後の情報、算出後の粗利率は、週次遊技機情報として、週次遊技機情報記憶部25bに記憶される。実施形態の集計期間は、1週間であり、例えば毎週月曜日に集計される。図3は、5月の第1週の週次遊技機情報を示す。同様な情報が、週ごとに集計され、週単位の週次遊技機情報が週次遊技機情報記憶部25bに順次記憶される。
図3の投入玉数、貸玉数、計数玉数、景品交換玉数は、遊技機11の1台あたりの1週間の合計(つまり、貸玉数、計数玉数、景品交換玉数の複数台の1週間の合計を、それぞれ台数で除した数値)を示し、また、粗利率は、1台あたりの1週間の週平均(つまり、複数台の粗利率の合計を台数で除した数値)を示す。
例えば、機種a1の投入玉数600000は、1週間における5台の機種aの投入玉数の合計を、5台で除することにより算出される。また、グループAの投入玉数455000は、1週間におけるグループAの16台の投入玉数の合計を、16台で除することにより算出される。貸玉数、計数玉数についても、同様である。
また、例えば、機種a1の粗利率33%は、1週間における5台の機種aの粗利率の合計を、5台で除することにより算出される。また、グループAの粗利率34%は、1週間におけるグループAの16台の粗利率の合計を、16台で除することにより算出される。
投入玉数は、遊技機11に投入された遊技媒体の合計の情報である。投入玉数は、アウト信号の出力数をカウントすることにより求めることができる。遊技機11は、投入遊技媒体数が多い程、遊技機11で遊技された頻度が多いことになる。つまり、投入遊技媒体数は、遊技機11の稼働の度合いを示す。このため、投入遊技媒体数が多い遊技機11である程、稼働率が高い。
貸玉数は、台間機12の出力信号の出力数から求められる情報である。貸玉数は、台間機12への投入金額に対応した情報である。計数玉数は、計数機14の計数信号から求められる情報である。なお、通常は、計数玉数と、景品交換玉数とは、等しいので、図3には、両者を同列に図示した。
景品交換玉数は、景品交換装置16で、遊技者が各遊技機11で獲得し景品に交換された遊技媒体数の情報である。なお、景品交換装置16は、遊技者が景品交換にかかる遊技媒体を獲得した遊技機11を、計数機14で発行されたレシートの情報に基づいて特定できる。
粗利率は、遊技者が遊技した場合の遊技機11の利益率を示す情報であり、売上に関する情報(売上情報)である。粗利率は、上記貸出情報、景品交換媒体数に基づいて算出できる。すなわち、粗利率は、売上のうち利益の割合を示す。粗利率は、以下の式により算出できる。
X=(Z-W)/Z
X:粗利率
Z:貸玉数
W:景品交換玉数
図3には、粗利率を百分率で示した。
例えば、機種a1の粗利率33%は、1週間における機種a1の1台あたりの貸玉数150000(Z)、景品交換玉数100000(W)に基づいて算出できる。また、グループAの粗利率の平均33%は、1週間におけるグループAの1台あたりの貸玉数の平均108125(Z)、景品交換玉数の平均71200(W)に基づいて算出できる。
なお、粗利率の算出方法は、上記方法に限定されるものではない。例えば、機種a1の粗利率を算出する場合に、1週間における機種a1の3台の貸玉数の総計(Z)、景品交換玉数の総計(W)を用いてもよい。同様に、グループAの粗利率を算出する場合に、1週間におけるグループAの遊技機11の16台の貸玉数の総計(Z)、景品交換玉数の総計(W)を用いてもよい。
また、粗利率の定義は、遊技場の管理の手法等に応じて、他の定義を用いてもよい。例えば、玉のレートを考慮することにより、上記式を、「Z=貸玉数×貸出レート」、「W=景品交換玉数×景品交換レート」等と変形してもよい。さらに、Wは、交換される景品の仕入れ価格を反映してもよい。また、例えば、Wは、計数機14に基づく計数玉数としてもよい。
(価格-収支情報記憶部25c)
図4に示すように、価格-収支情報記憶部25cは、各遊技機11、各グループの購入価格(仕入価格情報)、中古価格(中古価格情報)、累計収支(収支情報)に関する情報を記憶する。
各機種の購入価格は、遊技場で各遊技機11を購入した際の各機種の1台あたりの価格である。購入単価は、管理者等が操作部21を操作することにより、入力できる。図4の例では、各遊技機11は、新品で購入されているため、新品の購入価格が入力されているが、中古で購入された際にはその中古の購入価格が入力される。
また、グループの平均購入価格は、グループ内の複数の遊技機11の購入価格の平均である。平均購入価格は、制御部26が各機種の購入価格及び台数に基づいて算出する。つまり、グループの平均購入価格は、各機種の遊技機11を台数分、購入した場合における平均価格である。
例えば、グループAの平均購入価格450,000円は、グループA内の16台の購入価格の合計を、16台で除することにより算出できる。
また、グループBは、同じ機種bの遊技機11によって構成される。このため、各機種の購入価格と、グループAの平均購入価格とは、同じであり、450,000円である。
中古価格は、遊技場が所有する遊技機11と同機種の遊技機11の各週の中古価格の情報である。後述するように、制御部26は、中古価格情報提供サーバ5にアクセスすることにより、各週の各機種の中古価格を取得し、価格-収支情報記憶部25cに記憶する。
また、グループの中古価格は、上記中古価格の平均である。制御部26は、グループの平均購入価格と同様に、各機種の中古機を上記中古価格で台数分だけ購入した場合における平均価格を算出する。
累計収支は、各機種、各グループの累計収支である。
各機種の累計収支は、遊技機11を購入してから集計時までの収支の累計であり、その機種の全台数の収支を示す。例えば、機種a1の収支「+3,000,000円」は、5台の遊技機11の収支の合計である。
各遊技機11の収支は、遊技機11を購入してから集計時までの粗利の合計と、購入価格との差によって算出できる。例えば、機種a1の各遊技機11の収支は、遊技機11を購入してから集計時までの粗利の合計から、購入価格である450,000円を減算することによって、算出できる。
各グループの累計収支は、グループ内の遊技機11の上記累計収支の合計である。
[遊技システム1の動作]
遊技システム1の動作について説明する。
(週次遊技機情報の作成)
ホールコンピュータ20の制御部26は、例えば、各営業日の営業終了後等に、投入玉数、貸玉数、計数玉数、景品交換玉数を集計することにより、1営業日(つまり1日単位)の遊技情報(図示せず)を作成し、これらの情報を記憶部25に記憶する。これにより、制御部26は、営業日の経過に応じて、各遊技機11の遊技情報を、営業日単位で順次記憶する。
そして、毎週月曜日の営業終了後等に記憶部25を参照し、1週間分の投入玉数、貸玉数、計数玉数、景品交換玉数を集計し、かつ、粗利率を算出することにより、図3の週次遊技機情報を作成し週次遊技機情報記憶部25bに記憶する。これにより、制御部26は、週の経過に応じて、各グループ、各機種11に関して、投入玉数、貸玉数、計数玉数、景品交換玉数、粗利率の情報を、週単位で順次記憶する。
(価格-累計収支情報の更新)
制御部26は、以下のように、各週の複数の遊技機11の各機種の中古価格を取得し、また、累計収支を算出し、価格-収支情報記憶部25cの情報を更新する。
制御部26は、現在の時点が、毎週月曜日の一定時刻(定時)に到達したことに基づいて、中古価格情報提供サーバ5に接続し、遊技場で所有している遊技機11と同機種の複数の遊技機11の複数の中古価格情報を所得し、価格-収支情報記憶部25cに記憶する。上記一定時刻は、適宜設定でき、例えば、営業終了後の24:00等に設定できる。
なお、遊技機11の中古価格は、集計期間である1週間に対応したものであればよく、毎週の一定時刻に限定されず、週平均等でよい。
また、中古価格の取得方法は、限定されない。例えば、ホールコンピュータ20が週次遊技機情報記憶部25bに記憶された機種の中古価格情報を中古価格情報提供サーバ5に要求し、中古価格情報提供サーバ5がその情報をホールコンピュータ20に配信してもよい。また、管理者等がホールコンピュータ20等を中古価格情報提供サーバ5にアクセスすることにより、各機種の中古価格をWEBページに表示させ、その情報をホールコンピュータ20に入力してもよい。
これにより、制御部26は、週次遊技機情報記憶部25bの遊技機11と同機種の遊技機11の中古価格の情報を、価格-収支情報記憶部25cに週単位で順次記憶する。
なお、図4の例では、遊技場は、グループDの機種d3の遊技機11を、5月第4週に購入している。このため、機種d3の遊技機11の中古価格は、第4週から取得されている。
また、制御部26は、毎週月曜日の営業終了後等に、各遊技機11、各グループの累計収支を算出し、価格-収支情報記憶部25cに記憶する。
各遊技機11の累計収支は、記憶部25に記憶された購入価格、貸玉数、景品交換玉数に基づいて算出できる。
さらに、各グループの累計収支は、各グループに属する各遊技機11の累計収支の合計することにより、算出できる。
すなわち、各遊技機11の粗利は、貸玉数の累計及び貸出レートの積と、各遊技機11の景品交換玉数の累計及び交換レートと積との差に対応する。制御部26は、記憶部25を参照することにより、各遊技機11の購入時から集計時点である毎週月曜日までの粗利の累積を算出する。さらに、各機種の購入価格と、この粗利の累計との差を算出することにより、各遊技機11の収支を算出できる。
そして、さらに、各遊技機11の収支を、機種ごとに、グループごとに累計することにより、機種ごとの累計収支、グループごとの累計収支を算出できる。
(表示処理)
ホールコンピュータ20は、操作部21の操作に応じて、遊技情報の各種情報を表示部22に表示する。
ホールコンピュータ20は、操作部21の操作に応じて、以下の情報を表示部22に表示する。これらの情報は、前週(最終週ともいう)までの情報に基づいて作成される。このため、表示部22の表示内容は、集計期間である毎週月曜日経過後、毎週火曜日に更新される。
以下、最終週である5月第4週までの情報に基づいて表示される表示画面の例を説明する。
図5に示すように、制御部26は、操作部21の操作に基づいて、表示選択画面30を表示部22に表示する。
表示選択画面30の表示内容の図示は、省略するが、表示選択画面30は、中古価格変動表示画面40、累計収支変動表示画面50の何れを表示するか否かの選択操作を、管理者等から受け付けるための画面である。表示選択画面30は、これら2つの画面を選択するためアイコン等を表示する。
なお、制御部26は、以下説明する各表示画面40,50において、終了のアイコンが選択された場合には、表示選択画面30を再度表示する。
(中古価格変動表示画面40)
制御部26は、表示選択画面30において、中古価格変動表示画面40を表示するためのアイコン等が選択されたことに基づいて、中古価格変動表示画面40の全体表示41を表示部22に表示する。
図6に示すように、中古価格変動表示画面40の全体表示41は、投入玉数-粗利率グラフ41aを表示する。投入玉数-粗利率グラフ41aは、週次遊技機情報記憶部25bの各週の遊技情報に基づいて作成される。
投入玉数-粗利率グラフ41aは、Y軸(縦軸)を投入玉数、X軸(横軸)を粗利率とする平面座標系である。
これらの基準軸(つまり、投入玉数の基準軸、粗利率の基準軸)の位置は、適宜、設定でき、例えば、遊技場の管理者等の操作に基づいて設定してもよく、また、制御部26が遊技場の遊技機11全体の投入玉数の平均、粗利率の平均を算出することにより設定してもよい。
また、投入玉数のプロットの位置に関しては、機類、貸出レート等に応じて、適宜修正してもよい。
前述したように、投入玉数は、遊技機11の稼働の度合いを反映した情報である。このため、投入玉数-粗利率グラフ41aの各象限のエリアは、以下の特性を有する。
第1象限:高稼働、高粗利率
第2象限:高稼働、低粗利率
第3象限:低稼働、低粗利率
第4象限:低稼働、高粗利率
遊技場にとっては、収益性等を考慮すると、第1象限内に位置する遊技機11等が最も好ましく、第3象限に位置する遊技機11等が最も好ましくない。
また、第4象限に位置する遊技機11は、稼働の度合いが低いものの、粗利率が高いため、高稼働にすることができれば、収益に貢献できる等の特性を有する。第2象限に位置する遊技機11は、高稼働であるが、低粗利率であるため、粗利率を向上するような設定をすれば、収益に貢献できる等の特性を有する。
制御部26は、各グループ、各機種の各週の投入玉数、粗利率を週次遊技機情報記憶部25bから読み出して、投入玉数-粗利率グラフ41aにプロットする。そして、制御部26は、各グループ、各機種のプロット間を、時系列順に直線で結ぶことにより、各グループ、各機種の遊技機11の稼働情報及び粗利率の遷移を折れ線グラフで示すことができる。
(プロットの図形)
また、制御部26は、各折れ線の終端部のプロット(つまり最終週の遊技情報に対応したプロット)の図形を、以下のように表示する。
制御部26は、価格-収支情報記憶部25cの情報に基づいて、第3週の(第1期間)の中古価格(第1中古価格情報)と、プロットの終端に対応し第3週よりも後の期間である第4週(第2期間)の中古価格(第2中古価格情報)とを比較することにより(図4に示す矢印♯1参照)、中古価格の価格変動を判定する。これらの判定は、遊技場に設置される複数の機種、及びグループについて行われる。
そして、制御部26は、終端部のプロットの図形を、その上下変動に対応した図形(表示態様)で表示する。
図6に示すように、プロットの図形は、第4週の中古価格と、第3週(前週)の中古価格との比較結果が、上昇の場合には上側に頂点を有する三角形、下落の場合には下側に頂点を有する三角形、変化無しの場合には四角形である。また、新台等であるために中古価格の情報が存在しない場合には、プロットの図形は、円形である。
これにより、終端部のプロットは、中古価格の変動の情報(価格変動情報)を示す。
(プロットの図形内の色彩)
また、制御部26は、終端部のプロットの図形内部を、中古価格に対応した色彩(パターン)を有する表示態様で表示する。つまり、制御部26は、プロットの図形内部を、中古価格に対応した色彩で塗り潰して表示する。
なお、図面には、便宜上、図形内部の色彩を、図形内部にアルファベットを表記することにより、図示した。各色彩は、以下の価格帯に対応している。
R(レッド):1,500,000円以上
P(ピンク):1,500,000円未満、1,000,000円以上
O(オレンジ):1,000,000円未満、750,000円以上
Y(イエロ):750,000円未満、500,000円以上
L(ライムグリーン):500,000円未満、300,000円以上
G(グリーン):300,000円未満、150,000円以上
B(ブルー):150,000円未満
W(ホワイト):情報無し
図形の色彩がW(ホワイト)である場合は、新台等のために、前週の中古価格情報が存在しない場合等である。
なお、図形内部のパターンは、中古価格に対応した色彩ではなく、中古価格に対応したハッチング等を用いてもよい。
図7に示すように、制御部26は、管理者等の操作に基づいて、投入玉数-粗利率グラフ41aに表示された複数のプロットのうち1つの選択を受け付ける。管理者等は、操作部21を操作し、表示部22に表示されたカーソル22aを移動することにより、所望のプロットを選択できる。制御部26は、プロットが選択されると、投入玉数-粗利率グラフ41aに加えて、そのプロットに対応したグループ、遊技機11の詳細表示部を、表示部22に表示する。
なお、図7には、説明の便宜上、グループA、機種a3、グループC、機種d1に対応した4つのプロットが選択され、4つの詳細表示部45(A),45(a3),45(C),45(d1)が同時に表示された状態を図示する。
詳細表示部45(A),45(a3),45(C),45(d1)の表示内容は、選択されたプロットに対応したグループ、機種の詳細情報であり、週次遊技機情報記憶部25b、価格-収支情報記憶部25cから読み出された情報である(図3、図4の矢印♯A,♯a3,♯C,♯d1参照)。
各グループの詳細表示部の表示内容は、以下の通りである。
・グループの遊技機11の機類、タイプ
・グループの第4週の1台あたりの投入玉数、粗利率
・グループの遊技機11の平均購入価格(1台あたりの購入価格)
・グループの第4週の1台あたりの中古価格
・グループに属する機種及びその台数
例えば、詳細表示部45(A)に示すように、グループAに対応したプロットが選択されると、制御部26は、グループAに対応したこれらの情報を、週次遊技機情報記憶部25b、価格-収支情報記憶部25cから読み出して表示する。
各機種の詳細表示部の表示内容は、以下の通りである。
・遊技機11の機類、タイプ
・所属するグループ
・第4週の1台あたりの投入玉数、粗利率
・遊技機11の平均購入価格(1台あたりの購入価格)
・第4週の中古価格
・台数
例えば、詳細表示部45(a3)に示すように、機種a1に対応したプロットが選択されると、機種a1に対応したこれらの情報を、週次遊技機情報記憶部25b、価格-収支情報記憶部25cから読み出して表示する。
このように、ホールコンピュータ20は、中古価格変動表示画面40の全体表示41を表示することにより、以下の作用、効果を奏する。
(1)投入玉数-粗利率グラフを表示するので、過去数週間毎の投入玉数、粗利率グラフの遷移を、グループ、機種ごとに折れ線で表示できる。また、投入玉数、粗利率グラフを、異なるグループ、機種間で比較可能に表示できる。
これにより、管理者等は、折れ線の形状を確認すれば、グループ、機種ごとに投入玉数、粗利率が上昇傾向であるか、下降傾向であるか等を確認できるし、また、同じ傾向を有するグループ、機種を抽出等できる。
(2)折れ線の最終端のプロットの図形及びその色彩によって、各グループ全体の中古価格の変動及び価格帯を、一目瞭然に表示できる。また、各機種についても、同様に一目瞭然に表示できる。また、管理者等は、複数のプロットの図形を比較することにより、複数の機種の価格変動を比較できる。
(3)複数機種の遊技機11をグループ化し、グループ化後の遊技機11の中古価格の価格変動を確認可能である。このため、遊技場の管理者等は、例えば、バラエティコーナーの複数機種をグループ化して登録することにより、所望のグループの情報を確認できる。
図8に示すように、制御部26は、中古価格変動表示画面40の全体表示41がされている状態において、グループ選択部46の各グループに対応した各アイコンが選択されることに応じて、中古価格変動表示画面40のグループ別表示42を表示する。
中古価格変動表示画面40のグループ別表示42は、選択されたグループ、及びそのグループに属する機種に関する情報のみの折れ線、及び価格変動のプロット図形を、投入玉数-粗利率グラフ42aに表示する。
また、制御部26は、中古価格変動表示画面40のグループ別表示42において、各プロットが選択されると、図7と同様に、そのプロットに対応したグループ、遊技機11の詳細表示部を表示する。
これにより、表示部22は、選択されたグループに関する情報のみを表示できるので、表示画面が煩雑にならない。また、管理者等は、そのグループに関する遊技情報の確認、検討等の作業がしやすい。
なお、中古価格に関連した情報の表示は、上記内容に限定されず、例えば、以下のように変更してもよい。
(1)制御部26は、グループ選択部46のアイコンと同様に、各機種を選択するためのアイコンを表示してもよい。この場合には、管理者等は、詳細情報を知りたい機種を容易に選択し、その詳細情報を表示できる。
(2)制御部26は、各エリアの中古価格の高い機種、低い機種を抽出し、投入玉数-粗利率グラフに表示してもよい。
例えば、遊技場において第1象限のエリアに位置する機種であって、中古価格が低価格の機種を抽出してもよい。この場合には、管理者等は、その機種の追加購入等を検討できる。また、遊技場において第3象限のエリアに位置する遊技機11であって、中古価格が高価格の機種を抽出してもよい。この場合には、管理者等は、その機種の売却等を検討できる。
(3)制御部26は、遊技情報、中古価格の変動に基づいて、売り頃の機種を選定し、投入玉数-粗利率グラフに表示してもよい。売り頃の機種とは、例えば、遊技場の投入玉数、粗利率が減少傾向にあり、かつ、中古価格が高止まり傾向にある機種等である。
(累計収支変動表示画面50)
図5、図9に示すように、制御部26は、操作部21の操作に基づいて、累計収支変動表示画面50の全体表示51を表示部22に表示する。
図9に示すように、累計収支変動表示画面50の全体表示51は、中古価格変動表示画面40と同様に、投入玉数-粗利率グラフ51aを表示する。
累計収支変動表示画面50及び中古価格変動表示画面40間で異なる点は、累計収支変動表示画面50の折れ線の終端のプロットが全て円形であること、及びその色彩が各グループ、各機種の累計収支に対応したものであることである。
すなわち、制御部26は、中古価格変動表示画面40の作成時と同様に、週次遊技機情報記憶部25bの情報に基づいて、投入玉数、粗利率を、投入玉数-粗利率グラフ51aにプロットし、プロット間を時系列順に直線で結ぶことにより、折れ線グラフを作成する。
但し、累計収支変動表示画面50の投入玉数-粗利率グラフ51aの終端のプロットは、その図形の種別が一種類である。このため、投入玉数-粗利率グラフ51aは、プロットの図形によっては、情報を示さない。
また、制御部26は、各グループ、各機種の各折れ線の終端部のプロットの図形内部を、価格-収支情報記憶部25cの情報に基づいて、累計収支に対応した色彩を有する表示態様で表示する。つまり、制御部26は、プロットの図形内部を、累計収支に対応した色彩で塗り潰して表示する。各色彩は、以下の累計収支に対応している。
R(レッド):+3,000,000円以上
P(ピンク):+3,000,000円未満、+1,500,000円以上
O(オレンジ):+1,500,000円未満、+500,000円以上
Y(イエロ):+500,000円未満、±0円以上
L(ライムグリーン):±0円未満、-250,000円以上
G(グリーン):-250,000円未満、-500,000円以上
B(ブルー):-500,000円未満
図10に示すように、制御部26は、投入玉数-粗利率グラフ51aに表示された複数のプロットのうち1つの選択を受け付けると、図7と同様に、そのプロットに対応したグループ、遊技機11の詳細表示部を表示する。図10には、4つの詳細表示部55(A),55(a3),55(C),55(d1)の表示例を示す。
詳細表示部55(A),55(a3)等の内容は、図7の詳細表示部45(A),45(a3)等の表示内容に、プロットに対応したグループ、遊技機11の累計収支の情報を、価格-収支情報記憶部25cの情報に基づいて追加したものである(図4の矢印♯A,♯a3等参照)。
ホールコンピュータ20は、累計収支変動表示画面50の全体表示51を表示することにより、以下の作用、効果を奏する。
(1)中古価格変動表示画面と同様に、投入玉数、粗利率グラフの遷移を、折れ線で表示でき、また、異なるグループ、機種間で比較可能に表示できる。
(2)折れ線の最終端のプロットの図形の色彩によって、各グループ全体、各機種の累計収支を、一目瞭然に表示できる。
なお、図示等は省略するが、制御部26は、累計収支変動表示画面50の全体表示51がされている状態において、グループ選択部56の各グループに対応した各アイコンが選択されることに応じて、累計収支変動表示画面50のグループ別表示52(図5参照)を表示する。
累計収支変動表示画面50のグループ別表示52は、図8と同様に、選択されたグループ及びこれに属する機種に関して、折れ線及び累計収支のプロット図形を表示する。また、制御部26は、累計収支変動表示画面50のグループ別表示52において、各プロットが選択されると、図8と同様に、そのプロットに対応したグループ、遊技機11の詳細表示部を表示する。
これにより、ホールコンピュータ20は、累計収支変動表示画面50のグループ別表示52においても、選択されたグループに関する情報のみを表示できる。
(第2実施形態)
次に、図11等を参照して、第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図11に示すように、本実施形態のホールコンピュータの制御部は、表示部222の中古価格変動表示画面の表示を、第1実施形態から変更した。
以下、図11(A)の中古価格変動表示画面240A、図11(B)の中古価格変動表示画面240Bの2つの形態に説明する。
図11(A)に示すように、中古価格変動表示画面240Aの投入玉数-粗利率グラフ241aは、各グループ、各機種の投入玉数、粗利率を終端部のみをプロットすることにより、折れ線で示さないようにした。プロットの図形、色彩は、第1実施形態と同様である(図6等参照)。
中古価格変動表示画面240Aは、各グループ、各機種の投入玉数、粗利率の遷移を示さないものの、各グループ、各機種の投入玉数、粗利率の最終週の情報を表示できるし、また、各グループの遊技機、各機種の中古価格に関する情報を表示できる。
図11(B)に示すように、中古価格変動表示画面240Bは、中古価格-粗利率グラフ241bを表示する。
中古価格-粗利率グラフ241bは、縦軸を中古価格、横軸を粗利率とする平面座標系である。
図11(B)には、複数の遊技機のうち機種a1~a3,bに関する情報を図示し、他の機種の図示を省略した。中古価格-粗利率グラフ241bは、前述した各種グラフと同様に、週次遊技機情報記憶部25b、価格-収支情報記憶部25c(図3、図4参照)の情報に基づいて作成される。
中古価格-粗利率グラフ241bは、各機種について、各集計期間の各週の中古価格、粗利率をプロットし、プロット間を時系列順に直線で結んだ折れ線グラフである。折れ線の終端部は、黒丸でプロットした。
これにより、中古価格変動表示画面240Bは、各機種の中古価格の変動及び粗利率の変動を、時系列を明確にして表示できる。これにより、管理者等は、各機種の購入、売却を、これらの変動を参照しながら検討できる。
なお、中古価格-粗利率グラフ241bについても、各グループに関する情報を表示してもよい。
以上説明したように、上記実施形態の遊技システムは、ホールコンピュータが遊技機の中古価格を遊技場の外部の中古価格情報提供サーバから取得して、価格変動情報を管理者等に知らせることができる。これにより、管理者等は、遊技機の購入、売却を、現時点で行うべきか否か等を、容易に検討できる。
また、ホールコンピュータが投入玉数-粗利率グラフ、中古価格-粗利率グラフ等を表示するため、遊技場の管理者は、中古価格だけでなく、遊技機の稼働の度合い、粗利率等を考慮して、遊技機の購入、売却等を検討できる。このため、管理者等は、遊技機の購入、売却を、現時点で行うべきか否か等を、その遊技機の遊技場への貢献度等を勘案して、検討できる。
これに対して、特許文献1等の従来の遊技システムは、現在の中古価格のみを表示部に表示する構成である。このため、管理者等は、中古価格の変動を知ることができないため、遊技機の購入、売却の判断が著しく困難であった。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
なお、前述した実施形態の各構成及び後述する変形形態の構成は、それらの一部を用いること、又は適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、売上情報として粗利率を用いる例を示したが、これに限定されない。売上情報は、各グループ、各遊技機の売り上げに関する情報であればよい。売上情報として、例えば、台間機への現金投入額に対応した情報(貸出信号に基づく貸玉数の情報、貸出ボタンの操作回数を示す情報等)、景品交換玉数、計数玉数等を用いてもよい。
またホールコンピュータは、各遊技機の粗利を、遊技者が台間機に投入した金額と、遊技者が遊技機で獲得した遊技媒体数及び景品交換レートの積とに基づいて算出してもよい。ホールコンピュータは、台間機への投入金額を、台間機の出力に基づいて取得できる。また、ホールコンピュータは、獲得した遊技媒体数を、各遊技機から出力されるアウト信号のカウント数、セーフ信号のカウント数の差分に基づいて取得できる。なお、粗利率も同様に、算出できる。
(2)実施形態において、各グラフの折れ線の終端部のみを、中古価格に対応した図形、色彩で表示する例を示したが、これに限定されない。折れ線の途中のプロットについても、中古価格に対応した図形、色彩で表示してもよい。
(3)実施形態において、投入玉数-粗利率グラフ、中古価格-粗利率グラフは、各グループの折れ線及びこれに属する機種の折れ線を、同時に表示する例を示したが、これに限定されない。例えば、投入玉数-粗利率グラフ、中古価格-粗利率グラフは、各グループの折れ線及びこれに属する機種の折れ線を、切り替え可能に表示してもよい。
また、各種情報の表示は、グラフではなく、表形式でもよい。
(4)実施形態において、遊技情報の集計期間、中古価格の情報更新の期間は、1週間である例を示したが、これに限定されない。これらの期間は、適宜設定可能にしてもよく、例えば、営業日ごとや、半月、1カ月等でもよい。
(5)実施形態において、各種情報の処理、表示を行う遊技用装置は、ホールコンピュータである例を示したが、これに限定されない。遊技用装置は、遊技場に設置される情報処理装置を適宜利用可能であり、例えば、各台データ表示機(呼出ランプ)、情報公開機、台間機等を利用してもよい。また、遊技用装置は、各種情報の処理、表示を行う専用の装置でもよい。
(6)実施形態では、遊技機は、スロットマシン、パチンコ機である例を示したが、これに限定されない。遊技機は、玉スロ等、その他の遊技装置であってよい。
また、遊技機は、メダル、遊技球等の現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを実行可能な、いわゆる封入式遊技機でもよい。
1 遊技システム
5 中古価格情報提供サーバ
10 遊技場内システム
11 遊技機
12 台間機
13 台コンピュータ
14 計数機
15 島コンピュータ
16 景品交換装置
20 ホールコンピュータ
21 操作部
22,222 表示部
25 記憶部
25a 管理プログラム
25b 週次遊技機情報記憶部
25c 価格-収支情報記憶部
26 制御部

Claims (2)

  1. 遊技場に設置される遊技機の中古価格に関する情報である中古価格情報を取得可能な取得手段と、
    前記取得手段により取得された第1期間に対応した中古価格情報である第1中古価格情報と、当該第1期間よりも後の期間である第2期間に対応した中古価格情報である第2中古価格情報とに基づいて、前記遊技機における中古価格の価格変動を判定可能な判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記遊技機における価格変動に関する情報である価格変動情報を表示可能な表示手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、
    所定の集計期間における前記遊技機の稼動に関する情報である稼動情報と、所定の集計期間における前記遊技機の売上に関する情報である売上情報と、を示すプロットを表示可能であり、
    一の集計期間に対応するプロットと、他の集計期間に対応するプロットと、を時系列順に結んで表示すると共に、少なくとも1つのプロットを前記価格変動情報に応じた態様で表示する
    ことを特徴とする遊技用装置。
  2. コンピュータを、
    遊技場に設置される遊技機の中古価格に関する情報である中古価格情報を取得可能な取得手段、
    前記取得手段により取得された第1期間に対応した中古価格情報である第1中古価格情報と、当該第1期間よりも後の期間である第2期間に対応した中古価格情報である第2中古価格情報とに基づいて、前記遊技機における中古価格の価格変動を判定可能な判定手段、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記遊技機における価格変動に関する情報である価格変動情報を表示可能な表示手段、として機能させ、
    前記表示手段を、
    所定の集計期間における前記遊技機の稼動に関する情報である稼動情報と、所定の集計期間における前記遊技機の売上に関する情報である売上情報と、を示すプロットを表示可能とし、
    一の集計期間に対応するプロットと、他の集計期間に対応するプロットと、を時系列順に結んで表示すると共に、少なくとも1つのプロットを前記価格変動情報に応じた態様で表示するように機能させる
    ことを特徴とする遊技用プログラム。
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