JP5236954B2 - 遊技情報管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場が遊技機を新たに購入する際の指標となるデータを管理するための遊技情報管理システムに関する。
従来、パチンコ遊技機やスロットマシンのように遊技媒体を投入して遊技を行う遊技機を設置した遊技場では、売上、粗利、稼動状況について、遊技場の全体の平均値に対する機種毎の平均値の比を、売上貢献度、粗利貢献度、稼動貢献度として求めると共に、機種毎の成長性を例えば10日単位の入玉数(遊技機に投入された遊技媒体数)に基づいて求め、それらのデータをグラフ化することにより、各機種の遊技場に対する総合的な貢献度を一目で判断できるようにした遊技場管理装置が提供されている(特許文献1参照)。
特開2000−24277号公報
遊技機の製造メーカでは多種多様な遊技機を製造しているが、大別して、開発費、開発期間、或いは宣伝費などに多くの投資を行った遊技機のように話題性があって多くの遊技者の注目を引き付ける機種、つまり遊技場の経営に対する貢献度が高いと目される期待機種と、上記のような投資を余り行わず、話題性が低いため遊技場の経営に対する貢献度が低いと考えられる非期待機種とに二分されているのが実情である。この場合、期待機種については、これを早期に導入することを望む遊技場が多くなると考えられるのに対して、非期待機種については単独での販売が余り期待できないという背景がある。
この場合、期待機種は、そのニーズに対処するための生産が間に合わない可能性があるのに対して、非期待機種については、単独での販売促進が難しいという面がある。このため、製造メーカによっては、期待機種の早期導入を望む遊技場に対して、その期待機種と非期待機種とのセット販売を要求する場合がある。一方、遊技場側では、話題性が高く稼動率の向上を見込める期待機種を他の遊技場よりも有利な条件(多数台導入や早期導入など)で設置したいと考えるケースが多いものであり、このためセット販売に応ずることが多々ある。
遊技場側では、このようなセット販売に応じた場合に、非期待機種を購入してまでも期待機種を購入する必要があったのか否か(期待機種の導入効果があったのか否か)を把握できれば、その後の経営に大いに役立つものであるが、特許文献1に見られるような従来の遊技場管理装置では、このような期待機種の導入効果の測定に有用なデータが全く得られないという事情があった。また、その後においてもセット販売に応じる場合に、期待機種と非期待機種をどの程度の導入割合で購入すれば良いのかを示す指標データも提供されないという事情があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、遊技場にとって貢献度が高いと考えられる期待機種とそうでない非期待機種とのセット販売に応じた場合の効果測定を適切に行うことが可能になるなどの効果を奏する遊技情報管理システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の遊技情報管理システムによれば、受信手段が、遊技機側から出力される遊技信号を受信するようになり、管理手段は、その受信遊技信号に基づいて遊技機の稼動状況を示す遊技情報を特定すると共に、特定した遊技情報を、遊技機ID毎に遊技場の営業日単位で管理する。機種情報記憶手段には、遊技場が購入した各遊技機について、遊技場の経営への貢献度が高いと想定される期待機種及び当該期待機種よりも遊技場の経営への貢献度が低いと想定される非期待機種の何れであるかを示す期待種別と、前記遊技機IDとの双方を特定可能な機種情報が記憶されており、抽出手段は、その機種情報に基づいて、管理手段が管理する前記遊技情報から、期待機種に係る遊技情報と非期待機種に係る遊技情報とを前記期待種別毎に区分して抽出するようになり、出力手段は、このように抽出された遊技情報を、期待種別毎に対比可能な状態で出力する。
従って、遊技場側では、このように出力される遊技情報に基づいて、例えば、期待機種が遊技場の経営に対して期待通りに貢献している、若しくは予想に反して期待外れである、というような判断、或いは非期待機種が遊技場の経営に対して意外と貢献している、というような判断が可能となる。つまり、非期待機種を購入してまでも期待機種を購入する必要があったのか否か(期待機種の導入効果があったのか否か)を把握するのに有用な指標データを得ることができるものであり、これに基づいて、遊技場にとって貢献度が高いと考えられる期待機種とそうでない非期待機種とのセット販売に応じた場合の効果測定を適切に行い得ることになる。勿論、上記指標データは、今後において、遊技場側で期待機種と非期待機種とのセット販売に応ずるか否かを決定する際の指標としても有効利用できることになる。
また、出力手段からは、期待機種に係る遊技情報と非期待機種に係る遊技情報とを期待種別毎に区分した状態の遊技情報が、セットで購入された期待機種と非期待機種との組み合わせを特定可能な状態で対比可能に出力されるから、セット購入された期待機種及び非期待機種の組み合わせ毎に、当該セット購入の成否を容易に把握可能になる。また、セット購入した他方側の遊技情報に基づいて、遊技機の撤去時期、或いは遊技機の調整を判断する(他方側の遊技機の稼動が好調であるため、撤去しても問題ないと判断する。或いは、稼動が不調であるため、もう少し粗利益を取るような調整を行なおうと判断するなど)ことも可能となる。
請求項2,3記載の遊技情報管理システムによれば、貢献度情報特定手段において、期待機種及び非期待機種の各遊技機に係る購入額と粗利益との比率である回収率、及び当該購入額と粗利益との差である未回収額の少なくとも一方が貢献度情報として期待種別(期待機種及び非期待機種)毎に特定される。また、出力手段は、このように特定した貢献度情報を、前述のように期待種別毎の遊技情報を対比可能に出力する際に、当該遊技情報と対応付けた状態で対比可能に出力するようになる。この結果、遊技場の経営に対する期待種別毎の貢献度を具体的な数値データとして把握可能なり、セット購入した遊技機の減価償却の進捗度を容易に判断可能になる。
請求項4記載の遊技情報管理システムによれば、貢献度情報特定手段において、連続した所定期間毎における期待種別毎の粗利益に基づいて、当該期待種別毎の貢献度情報が連続した所定期間毎に特定される。また、出力手段は、このように特定した連続する所定期間毎の貢献度情報を、前述のように期待種別毎の遊技情報を対比可能に出力する際に、推移情報として期待種別毎に対比可能に出力するようになる。この結果、所定期間が経過する毎に、導入した遊技機の貢献度を期待種別毎に区別した状態で把握可能になるから、例えば、セットで購入した遊技機の撤去時期や当該遊技機の粗利益調整操作(パチンコ遊技機の場合は釘調整など、スロットマシンの場合は設定値の調整など)の実施時期などの判断を柔軟に行うことができ、遊技場の経営上において有益になる。
請求項5記載の遊技情報管理システムによれば、遊技場が期待機種及び非期待機種の遊技機をセットで購入した場合に、それら期待機種及び非期待機種の何れか一方である基準機種の購入台数と、その基準機種とセット購入される対象機種(基準機種と期待種別が異なる他の機種)の購入台数との適正な割合を示す目安を把握可能になる。
請求項6記載の遊技情報管理システムによれば、出力手段からは、製造元(遊技機の製造メーカ)が同一となるグループ単位での期待種別毎の遊技情報が出力されるから、遊技機の製造メーカが多くの投資を行った遊技機機種(期待機種)や、それほど投資を行わなかった遊技機機種(非期待機種)の各々に絞り込んだ状態で遊技情報を把握できるようになる。これにより、期待機種については、その製造メーカの開発力のレベルを把握可能になると共に、当該製造メーカによる期待機種の開発方針と遊技機と遊技場との相性の把握も可能になり、また。非期待機種については、製造メーカ側で、遊技場に対する最低限の貢献度合いを確保できるような機種を開発しているか否かを把握できるようになり、製造メーカによる非期待機種の開発方針と遊技機と遊技場との相性の把握も可能になる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には遊技場(パチンコホール)における遊技システムの概略的構成が示されている。この図1において、遊技場内に多数台ずつ設置されたパチンコ遊技機1及び台間貸出機2は、互いに隣接して配置されており、図示しないが、パチンコ遊技機1の上方には周知構成の呼出ランプユニットが設けられている。
パチンコ遊技機1は、所謂デジパチとして周知構成のものであり、遊技媒体としてのパチンコ玉を使用しての遊技中において、盤面1aに設けられたスタート入賞口1bへの入賞に応じて行われる抽選機能により大当たりに当選したときに、その大当たりの内容に応じて、入賞確率を大幅に高めた大当たり状態を呈する。尚、大当たり状態となったときには、盤面1aに設置された大入賞口1cが所定期間だけ動作するものであり、これに応じて入賞率が極端に高められる構成となっている。また、盤面1aには、抽選結果の表示を含む種々の演出表示を行うため表示ユニット1dが設けられている。
パチンコ遊技機1は、遊技に使用されたパチンコ玉数であるアウト玉数(使用媒体数に相当)を示すアウト信号(使用媒体信号に相当:この信号は、パチンコ遊技機1に付随して設置されたアウト玉回収装置から出力される信号を代用可能)、パチンコ遊技機1において払い出されたパチンコ玉数であるセーフ玉数(払出媒体数)を示すセーフ信号(払出媒体信号に相当:この信号は、パチンコ遊技機1に付随して設置されたセーフ玉補給装置から出力される信号を代用可能)、大当たり抽選を行ったことを示すスタート信号(始動信号に相当:スタート入賞口1bへの入賞数を示す信号を代用可能)、大当たり状態にあることを示す大当たり信号などを遊技信号として出力するように構成されている。尚、スタート信号に代えて、スタート入賞口1bへの入賞に応じて作動する所定の役物の動作回数を特定可能な信号を始動信号として利用する構成としても良い。
パチンコ遊技機1、台間貸出機2、図示しない呼出ランプユニットと信号の授受を行うように接続された中継装置3は、コンピュータにより構成された管理装置4に店内LAN5を介して接続されており、これにより管理装置4は、遊技場内の全てのパチンコ遊技機1、台間貸出機2、呼出ランプユニットとの間で各種信号及びデータの送受信を行い得るようになっている。尚、図示しないが、店内LAN5には、周知構成の遊技場用端末装置(遊技者向けの種々のデータを表示するための集中情報公開端末(例えばデータロボ(登録商標))、遊技者の獲得パチンコ玉を計数するためのパチンコ玉計数機、景品交換に使用するためのPOS端末など)も接続される。
台間貸出機2は、例えば、現金の投入に応じてパチンコ玉を放出する機能の他に、大当たり回数や大当たり確率などの台データを付属モニタ2aで表示する機能などを備えたものである。尚、台間貸出機2から放出されるパチンコ玉は、隣接したパチンコ遊技機1の上皿1eへノズル2bを介して供給されるようになっている。また、台間貸出機2は、パチンコ遊技機1での遊技者による対価の支払いに応じて貸し出されたパチンコ玉数である貸玉数(売上媒体数)を特定可能な売上信号を遊技信号として出力するように構成されている。
上記管理装置4は、CPU(管理手段、抽出手段、粗利益特定手段、組み合わせ特定手段、貢献度情報特定手段、目安台数特定手段に相当)、RAM、ROM及びハードディスクドライブなどを含んで構成された記憶部(機種情報記憶手段、交換情報記憶手段、基準額特定手段、対象額特定手段に相当)、入出力インタフェース(受信手段に相当)を含んで構成された本体ユニット6を備え、この本体ユニット6に、モニタ7及び図示しないプリンタ(何れも出力手段に相当)及びキーボード8(受付手段に相当)を接続した構成のものである。
この場合、管理装置4は、パチンコ遊技機1及び台間貸出機2などの遊技機側から出力される遊技信号(アウト信号、セーフ信号、スタート信号、大当たり信号、売上信号など)に基づいて、遊技場内の全部のパチンコ遊技機1についての遊技情報(アウト玉数、セーフ玉数、スタート数、大当たり数、差玉数、稼動率、出玉率、ベースなど)、並びに遊技場内の全部の台間貸出機2についての貸出高データ(売上金額、割数など)を集計して格納するという周知のデータ集計機能を備えた構成のものであるが、遊技場がパチンコ遊技機を新たに購入する際の指標となる以下のような種々のデータを、上記遊技信号などに基づいて管理する機能も備えており、以下、そのデータ管理機能について、関連した構成と共に説明する。
即ち、管理装置4には、遊技場に導入された遊技機(パチンコ遊技機1の他にスロットマシンも含む意味である)について、その遊技機の機種毎の導入履歴を示す遊技機導入履歴データ(機種情報に相当)が保存される構成となっている。尚、各遊技機については、遊技場の経営への貢献度が高いと想定される期待機種(話題性があって多くの遊技者の注目を引き付けると思われる機種)と、当該期待機種よりも遊技場の経営への貢献度が低いと想定される非期待機種(話題性が低い機種)とをセットで購入した場合に、それらの遊技機に対して、その属性情報である「期待」及び「非期待」を示す情報を期待種別としてそれぞれ付与し、単体で購入した遊技機については、上記のような期待種別を付与しない構成としている。
上記遊技機導入履歴データは、必要に応じてモニタ7や図示しないプリンタを通じて出力可能に構成されたもので、図2には、その出力フォーマット例が示されている。この図2において、遊技機導入履歴データは、遊技機の「機種名」と対応付けた状態で、その遊技機の「種別」(P:パチンコ遊技機、G:スロットマシン、但し、図2では「P」のみ)、「遊技機ID」(例えば、固有の台番号であり、遊技機の配置場所を示すことになる)、遊技機の「導入時期」、遊技機の属性情報である「期待種別」(期待、非期待)、遊技機が他の機種とセットで購入したものであった場合におけるセット対象機種を示す「セット機種名」(請求項2記載の発明でいうセット対象情報に相当)、セットで購入した期待機種及び非期待機種の組み合わせを特定するための属性情報である「セット種別」、遊技機1台当たりの価格を示す「購入単価」を記憶したレコード群により構成される。尚、「購入単価」には、遊技機設置費用などの付帯経費を含んでも含まなくても良い。
管理装置4は、遊技機の稼動状況を示す遊技情報を、遊技機毎に遊技場の営業日単位で集計すると共に、各営業日での集計内容を同一機種の遊技機グループ毎にまとめた形態の図3に示すような出力フォーマットの稼動状況一覧データを作成する構成となっている。尚、この稼動状況一覧データは、複数日分(例えば1年分)にわたって保管されるものであり、後で述べる機種別集計データ、セット購入別集計データ、期待種別毎集計データ、未回収額推移データなども同様に複数日分にわたって保管される。
図3に例示した稼動状況一覧データは、機種aのパチンコ遊技機1についての1営業日分の遊技情報を記録したものであり、図示しないが、実際には該当営業日を特定できる日付データが付されている。この稼動状況一覧データは、具体的には、機種aのパチンコ遊技機1に係る「遊技機ID」と対応付けた状態で、「アウト数」、「セーフ数」、「スタート数」、「大当たり数」、「差玉数」、「出玉率」、「売上金額」、「粗利益」を個別データとして記録すると共に、これらの個別データ毎の総平均及び総合計データ(但し、「出玉率」に係る総合計データについては総平均と同値になるため記録を省略している)を記録した形態となっている。
尚、図3中の粗利益は、パチンコ遊技機1での遊技場側の営業利益(=売上金額−(売上金額÷パチンコ玉の貸出単価−差玉数)×パチンコ玉の景品交換単価)である。この例では、貸出単価=4円、景品交換単価=3円としている。この場合、管理装置4には、上記貸出単価及び景品交換単価をそれぞれ特定可能な交換情報が予め記憶されており、この交換情報を使用して上記粗利益の算出が行われる。尚、景品交換単価に係る交換情報については、その景品交換単価そのもので良いことは勿論であるが、貸出単価に対する景品交換単価の割合である原価率(上記実施例であれば、3円の景品交換単価を4円の貸出単価で除した75%)を記憶しても良い。また、景品交換単価に対して景品交換に関わる手数料を加えた額を交換情報として記憶しても良い。さらに、所定額相当の景品との交換に必要なパチンコ玉数(或いはスロットマシン用のコイン数)などを交換情報として記憶するだけでも良い。この場合、何れを記憶しても交換情報は景品交換単価を特定可能な情報となる。
管理装置4は、このように作成された稼動状況一覧データ及び前記遊技機導入履歴データに基づいて、図4に示すような出力フォーマットの機種別集計データを作成する。
即ち、機種別集計データは、遊技場内の全ての遊技機について、同一機種グループ毎の1営業日分の遊技情報の合計、並びに当該機種の属性情報(期待種別、セット種別)を記録したものであり、図示しないが、実際には該当営業日を特定できる日付データが付されている。この機種別集計データは、具体的には、同一機種グループを構成する遊技機の「機種名」と対応付けた状態で、当該機種グループに属する遊技機の台数データである「台数」、及び「アウト数」、「セーフ数」、「スタート数」、「大当たり数」、「差玉数」、「出玉率」、「売上金額」、「粗利益」の各項目それぞれの合計データ、並びに属性データである「期待種別」、「セット種別」を記録すると共に、それらの合計データの平均値を記録した形態となっている。尚、この機種別集計データ中に、台数データの合計値や各合計データの総計値も同時に記録しても良い。
管理装置4は、このように作成された機種別集計データに基づいて、図5に示すような出力フォーマットのセット購入別集計データ、及び図6に示すような出力フォーマットの期待種別毎集計データ(1)を作成する。
図5に例示したセット購入別集計データは、セットで購入した期待機種及び非期待機種の組み合わせのうち、セット種別Aのパチンコ遊技機1について、1営業日分の遊技情報の合計、並びに当該パチンコ遊技機1の属性情報(期待種別)を記録したものであり、図示しないが、実際には該当営業日を特定できる日付データが付されている。このセット購入別集計データは、具体的には、セット種別Aのパチンコ遊技機1の「機種名」と対応付けた状態で、パチンコ遊技機1の機種毎の台数データである「台数」、及び「アウト数」、「セーフ数」、「スタート数」、「大当たり数」、「差玉数」、「出玉率」、「売上金額」、「粗利益」の各項目についての個別合計データ、並びに属性データである「期待種別」を記録すると共に、上記各項目データについてのセット種別A全体の1台当たりの平均値並びにセット種別A全体の合計値を記録した形態となっている。
図6に例示した期待種別毎集計データ(1)は、セットで購入した期待機種(図4の例では機種d、g、j、k)並びに非期待機種(図4の例では機種c、e、f、h)の各遊技機グループについて、1営業日分の遊技情報の合計を記録したものであり、図示しないが、実際には該当営業日を特定できる日付データが付されている。この期待種別毎集計データは、具体的には、「期待種別」と対応付けた状態で、パチンコ遊技機1の期待種別毎の台数データである「台数」、及び「アウト数」、「セーフ数」、「スタート数」、「大当たり数」、「差玉数」、「出玉率」、「売上金額」、「粗利益」の各項目についての個別合計データを記録すると共に、上記各項目データについて、期待機種及び非期待機種全体の1台当たりの並びにそれら期待機種及び非期待機種全体の合計値を記録した形態となっている。
尚、図4〜図6に示した機種別集計データ、セット購入別集計データ、及び期待種別毎集計データ(1)は、1営業日分のデータであるが、こられのデータについて、複数営業日分ずつまとめて合算したものを作成しても良い。
さらに、管理装置4は、前記遊技機導入履歴データ(図2)及び稼動状況一覧データ(図3)に基づいて、図7〜図10に示すような出力フォーマットの未回収額推移データを作成する。
これらの未回収額推移データは、セットで購入した期待機種及び非期待機種の組み合わせ、つまりセット種別A、B、C、Dのそれぞれについて、遊技場に設置した週を0週目とした状態で、当該0週目及びその後の経過週(1週目、2週目、……)での、機種毎の遊技情報(平均アウト数、平均粗利益)の合計、及び未回収額と、セット種別全体での未回収額の合計を、請求項4記載の発明でいう推移情報として順次記録したものである。
具体的には、未回収額推移データは、「経過週」と対応付けた状態で、各セット種別に対応した期待機種及び非期待機種の各「機種名」、「平均アウト数A」及び「平均アウト数B」、「平均粗利益A」及び「平均粗利益B」、「未回収額A」及び「未回収額B」、「未回収額合計」を記録した形態となっている。この場合、平均アウト数とは、該当週、該当機種におけるアウト数の営業日単位及び遊技機単位の平均値を示すものであり、「平均アウト数A」は期待機種、「平均アウト数B」は非期待機種のデータである。また、平均粗利益とは、該当週、該当機種における粗利益の営業日単位及び遊技機単位の平均値を示すものであり、「平均粗利益A」は期待機種、「平均粗利益B」は非期待機種のデータである。但し、0週目のデータは、該当機種の遊技機の購入単価を示す。
さらに、未回収額とは、該当機種の遊技機の購入総額から当該遊技機の粗利益総額を差し引いた金額であり、「未回収額A」は期待機種、「未回収額B」は非期待機種のデータである。但し、0週目のデータについては該当機種の遊技機の購入総額を示す。
未回収額合計とは、該当セット種別に対応した期待機種及び非期待機種の各未回収額の合計を示す。この場合、未回収額推移データ中に、未回収額合計が減少する過程を該当週毎にパーセント表示した未回収額減少率データが含まれる構成としても良い。また、「未回収額A」、「未回収額B」、「未回収額合計」の各データについては、マイナス値になった場合(粗利益が出た場合)に、その旨を識別できる形態(例えば、他のデータと異なる色)で出力する構成としても良い。
管理装置4は、前記機種別集計データなどに基づいて、図11に示すような出力フォーマットの期待種別毎集計データ(2)を作成する。この期待種別毎集計データ(2)は、セットで購入した期待機種並びに非期待機種の各遊技機グループについて、その導入時期から現在或いは該当遊技機の撤去時期までの期間(以下、集計対象期間と呼ぶ)の遊技情報を集計したものである。具体的には、期待種別毎集計データは、「期待種別」と対応付けた状態で、パチンコ遊技機1の期待種別毎の台数データである「台数」、及び以下に内容を説明する「営業日、台単位」、「台単位」、「総数」の各項目についての遊技情報を記録すると共に、上記各項目データについて、期待機種及び非期待機種全体の1台当たりの平均値を記録した形態となっている。
ここで、「営業日、台単位」の項目データは、1営業日における1台の遊技機に係る遊技情報(アウト数、粗利益)の平均値を示し、「台単位」の項目データは、集計対象期間における1台の遊技機に係る遊技情報(購入額、設置期間を示す設置週、累計アウト数、累計粗利益、回収率、未回収額)の平均値を示し、「総数」の項目データは、集計対象期間において集計した遊技情報(総累計アウト数、総累計粗利益、購入総額、未回収総額)の合計値と、導入成功率を示している。
この場合、上記「設置週」は、集計対象期間における遊技機の設置期間の平均値であり、「回収率」は、(累計粗利益÷購入額)×100%の計算で求められる値である。また、「未回収額」は、「購入額」から「累計粗利益」を減算した値であり、これがマイナス値であった場合(つまり、遊技機の減価償却ができた場合)には、その旨を識別(判断)できる形態(例えば、他のデータと異なる色)で出力される。さらに、「導入成功率」は、「未回収額」がマイナス値となった機種数と全体の機種数との割合であり、例えば、4種類の期待機種(機種d、g、j、k)のうち、3種類の期待機種についての未回収額がマイナス値になった場合であれば、(3÷4)×100%=75%になる。
尚、「営業日、台単位」のアウト数及び粗利益の各平均値を算出するには、該当データの総累計値(総累計アウト数、総累計粗利益)を、各機種の台数及び該当機種毎の集計対象日数の各乗算値を合算した値で除すれば良い。例えば、図11の「期待種別」が「期待」とされた期待機種(機種d、g、j、k)における「営業日、台単位」のアウト数の平均値は、アウト数の総累計値(=154,915,960)を、各期待機種の台数と該当期待機種に係る集計対象日数の各乗算値を合算した値(=4,256=12台×28日+16台×56日+32台×63日+16台×63日)で除した値である「36,399」となる。
ここで、本実施例によれば、遊技場側では、管理装置4からモニタ7や図示しないプリンタを通じて出力される上述のような各データに基づいて、セットで購入した遊技機が、遊技場に貢献したか否かを判断するのに適した種々の情報を得ることができる。
即ち、本実施例では、図5に例示したように、遊技機の稼動状態や売上及び粗利益などを示す遊技情報が、遊技機の機種毎に分類して抽出されると共に、各期待機種に係る情報とこれとセットで購入された非期待機種に係る情報とに区分され、そのセット購入された機種毎に対比可能な状態のセット購入別集計データとして出力される。
従って、遊技場側では、このように出力されるセット購入別集計データに基づいて、例えば、期待機種が遊技場の経営に対して期待通りに貢献している、若しくは予想に反して期待外れである、というような判断、或いは非期待機種が遊技場の経営に対して意外と貢献している、というような判断が可能となる。また、セット購入別集計データは、セットで購入された期待機種と非期待機種とを一目で対比可能な状態となっているから、セット購入された期待機種及び非期待機種の組み合わせ毎に、当該セット購入の成否を容易に把握可能になる。
つまり、セット購入別集計データを、非期待機種を購入してまでも期待機種を購入する必要があったのか否か(期待機種の導入効果があったのか否か)を把握するのに有用な指標データとすることができるものであり、これに基づいて、遊技場にとって貢献度が高いと考えられる期待機種とそうでない非期待機種とのセット販売に応じた場合の効果測定を適切に行い得ることになる。勿論、上記指標データは、今後において、遊技場側で期待機種と非期待機種とのセット販売に応ずるか否かを決定する際の指標としても有効利用できることになる。
また、図6に例示したように、遊技機の機種毎に分類して抽出された遊技情報が、期待種別の一方である期待機種の全遊技機に係る情報と、期待種別の他方である非期待機種の全遊技機に係る情報とに区分して集計され、その期待種別毎に対比可能な状態の期待種別毎集計データ(1)として出力される。従って、遊技場側では、このように出力される期待種別毎集計データ(1)に基づいて、期待機種及び非期待機種の全体についての平均的な導入効果を確認できるようになる。
図7〜図10に示した未回収額推移データによれば、セット購入した遊技機についての減価償却の進捗度判断を具体的な数値データに基づいて容易に判断可能になると共に、セットで購入した遊技機の撤去時期や当該遊技機の粗利益調整操作の実施時期などの判断を柔軟に行うことができる。
具体的には、図7のような未回収額推移データが出力された場合、期待機種k及び非期待機種cの双方共に未回収額がマイナス値になって減価償却ができた状態にあり、尚且つセット種別A全体でも減価償却できた状態にあることが一目で分かる。つまり、この図7のような遊技情報の推移状態が、遊技場にとって理想的であると言え、セット種別Aについては、そのセット購入が成功したものと判断できることになる。
図8のような未回収額推移データが出力された場合、非期待機種eについては減価償却できなかったが、期待機種jについては減価償却できた状態にあり、セット種別B全体では減価償却できた状態にあることが一目で分かるものであり、この場合にも、セット種別Bについては、セット購入が成功したものと判断できる。
図9のような未回収額推移データが出力された場合、期待機種gについては減価償却できたが、非期待機種f並びにセット種別C全体で減価償却できなかった状態にあることが一目で分かり、また、図10のような未回収額推移データが出力された場合、期待機種d及び非期待機種hの何れも減価償却できなかった状態にあること(セット種別D全体でも減価償却できなかった状態あることは勿論である)が一目で分かるものであり、セット種別C及びDについては、セット購入が失敗したものと判断できる。
尚、図7〜図10に示した未回収額推移データによれば、所定期間(1週間)が経過する毎に、遊技機の貢献度を示すことになる減価償却の進捗度を、セット購入した期待種別毎に区別した状態で把握可能になるから、また、減価償却が進んでいない機種の遊技機について、その撤去時期や粗利益調整操作の実施時期などの判断を柔軟に行うことができ、遊技場の経営上において有益になる。
尚、出力例を示していないが、未回収額推移データにおいて、期待機種が減価償却できなかった場合において、非期待機種が減価償却できたために、それらの機種を含むセット種別全体で減価償却できた状態と、非期待機種が減価償却できたとしても当該セット種別全体では減価償却できなかった状態とが想定される。この場合、遊技場側では、非期待機種については、安価に購入できるものの、期待機種とセット購入するものであって、当初から単独購入することについて検討していないと考えられるが、上記のような未回収額推移データが出力された場合には、これに基づいて当該非期待機種の遊技性などを検討し直すことにより、安価で貢献度が高い遊技機の発見につなげること、つまり遊技場側に有利な事態を作り出すことが可能になる。
図11に示した期待種別毎集計データ(2)によれば、期待機種、非期待機種、及びセット種別の全体において、セット販売に応じたことが成功であったか否かを判断できる。図11の例では、期待機種については、全体として減価償却できており、導入成功率も高いため、その導入を進めても良い旨を把握できるが、期待機種については、回収率ばかりか、導入成功率も低いため、その導入を慎重に行う必要がある旨を把握できる。また、セット種別の全体では、回収率が100%を下回っており、減価償却が十分にできていないことがわかり、その原因となる非期待機種の導入をより慎重に検討する必要がある旨を把握できるようになる。
さて、管理装置4は、期待機種及び非期待機種をセット購入するに際して、期待機種と非期待機種の購入台数の割合をシミュレートする機能を備えており、これにより、非期待機種の購入台数を、期待機種の購入台数に対してどの程度の割合にすれば良いかを容易に判断できるようにしている。このシミュレート時には、セット購入する遊技機の購入単価を入力するものであり、管理装置4は、このように入力された購入単価並びに上述した各データに基づいた演算により、例えば図12に示すようなシミュレーション結果を出力する。
この図12は、期待機種及び非期待機種の各購入単価をそれぞれ25万円及び20万円としたときの例であり、購入候補となる期待機種(基準機種に相当)の購入候補遊技機台数を示す複数段階の「基準台数」と対応付けた状態で、「購入総額A」、「見込粗利益A」、「見込利益A」、「目安台数」、「購入総額B」、「見込粗利益B」、「見込利益B」を算出した形態となっている。
この場合、「購入総額A」は対応する台数の期待機種を購入するのに必要な金額、「見込粗利益A」は「購入総額A」に図11中の該当回収率を乗じた値、「見込利益A」は「見込粗利益A」から「購入総額A」を減算した値(基準額に相当)であり、その「見込利益A」を利用して、購入すべき非期待機種(対象機種に相当)の遊技機台数を「目安台数」としてシミュレートしている。
具体的には、非期待機種について、その購入単価(以下、非期待単価)と図11における該当回収率とから、非期待機種1台当たりの見込粗利益(以下、粗利単価)を特定し、その粗利単価を非期待単価から減算した値を、非期待機種の遊技機1台当たりの見込利益額(実際には損益額、以下、対象単価)として特定する。そして、「見込利益A」を対象単価で除算した値を、期待機種及び非期待機種をセット購入する際の利益及び損益の基準となる「目安台数」として特定する。つまり、目安台数=見込利益A÷(非期待単価−非期待単価×非期待機種の回収率)という算式となる。
また、このようにして得られる「目安台数」に対応する台数の非期待機種を購入するのに必要な金額を「購入総額B」、この「購入総額B」に図11中の該当回収率を乗じた値を「見込粗利益B」、「見込粗利益B」から「購入総額B」を減算した値を「見込利益B」としている。
尚、上記のようなシミュレート時において、「基準台数」は図12の例のように、複数段階に予め設定しておくだけでなく、シミュレートの都度、単数或いは複数の台数を設定しても良い。さらに、遊技機をセット購入する場合に利益が上がる組み合わせをシミュレートするために、図12で示したような「目安台数」の代わりに、所望の利益を確保できるような目安台数をシミュレートしても良い。この場合には、上記算式において、見込利益Aの部分に、見込み利益Aから上記所望の利益を差し引いた値を当てはめれば良い。勿論、利益の代わりに目標となる損益を設定してシミュレートしても良く、また、非期待機種の遊技機1台当たりの利益を目標として設定した上でシミュレートするなど、種々の算式を利用可能である。
また、未回収額に基づいてシミュレートしても良い。具体的には、期待機種の遊技機に係る台単位の未回収額に基準台数を乗じて見込利益Aを特定し、これを非期待機種の遊技機に係る台単位の未回収額で除算することで、目安台数をシミュレートしても良い。さらに、図12の例と同様の手法により、非期待機種の遊技機の購入台数に基づいて対応する期待機種の購入台数を目安台数としてシミュレートしても良い。
(その他の実施の形態)
本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、例えば以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
複数の遊技場に設置される管理装置と公衆データ回線などを通じて通信可能なサーバを設け、このサーバにて、管理装置の各々から図2のような導入履歴データを示す情報や図3のような遊技機の稼動状況を示す遊技情報を受け付けると共に、それらの情報を管理することで、異なる遊技場において、同一の機種、或いは類似する機種についての図2〜図11に示すようなデータの管理や、図12のようなシミュレーションを行うことも可能である。この場合には、遊技場固有の特性に拠らない遊技機の特性のみに準じた集計が可能になる。尚、図2の遊技機導入履歴データについては、必要な情報を遊技場管理者がサーバ管理者へ直接的に連絡し、これを受けたサーバ管理者による入力操作により受け付ける構成としても良い。
管理装置4(及び上記のようなサーバ)において、遊技機の製造元単位のデータを集計する構成としても良い。即ち、例えば図2の遊技機導入履歴データにおいて、遊技機の「機種名」に対応付けて当該遊技機の製造元である製造メーカ名を記憶しておき、図4〜図11のような遊技情報などの集計を製造メーカが共通する機種のみで行う構成とすることができる。このような構成とするのは、製造メーカ毎に、期待機種及び非期待機種に対する開発費、開発期間、或いは宣伝費などの注力度合いが異なることが背景にあるためであり、製造メーカ毎に期待機種及び非期待機種に係る遊技情報を区分して集計することで、製造メーカが多くの投資を行った遊技機機種(期待機種)や、それほど投資を行わなかった遊技機機種(非期待機種)の各々に絞り込んだ状態で遊技情報を把握できるようになる。これにより、期待機種については、その製造メーカの開発力のレベルを把握可能になると共に、当該製造メーカによる期待機種の開発方針と遊技機と遊技場との相性の把握も可能になり、また。非期待機種については、製造メーカ側で、遊技場に対する最低限の貢献度合いを確保できるような機種を開発しているか否かを把握できるようになり、製造メーカによる非期待機種の開発方針と遊技機と遊技場との相性の把握も可能になる。要するに、製造メーカ毎の信頼度を緻密に測ることが可能になると共に、図12に示したようなシミュレーションを行う場合に、より精度が高いシミュレートが可能になる。
図4〜図6のような遊技情報の集計を営業日単位で行う例を説明したが、このような例に限らず、所定の期間(例えば1週間)を指定し、その期間単位で集計しても良い。勿論、データ対象期間(例えば3ヶ月)を指定して、その期間における遊技情報を集計する構成としても良く、このような集計を図11の期待種別毎集計データにおいて行なっても良い。また、図4〜図6において未回収額や回収率を集計したり、図7〜図10における未回収額推移データ中に、回収率を含ませても良い。
期待機種及び非期待機種を含む3種類以上の遊技機をセットで購入した場合にも対応可能である。また、セットで購入した期待機種及び非期待機種の遊技機について遊技情報を集計する例を説明したが、所謂新台入替などのイベント営業を行いたいがために、遊技場側が売上増を余り期待せずに購入した機種を非期待機種として設定することも可能である。
管理対象となる遊技機は、パチンコ遊技機に限らずスロットマシンなどの他の遊技機でも良いことは勿論である。
店内LAN5に接続された中継装置3において、管理装置4での処理を肩代わりしても良い。即ち、上記実施例では、遊技情報管理システムの中核として本発明でいう管理手段、抽出手段などの機能を備えた管理装置4を設ける構成としたが、中継装置3なども含めた広義の管理装置を設ければ良いものである。
本発明の一実施例を示す遊技システムの全体構成図 遊技機導入履歴データの出力フォーマット例を示す図 稼動状況一覧データの出力フォーマット例を示す図 機種別集計データの出力フォーマット例を示す図 セット購入別集計データの出力フォーマット例を示す図 期待種別毎集計データ(1)の出力フォーマット例を示す図 未回収額推移データの出力フォーマット例を示す図その1 未回収額推移データの出力フォーマット例を示す図その2 未回収額推移データの出力フォーマット例を示す図その3 未回収額推移データの出力フォーマット例を示す図その4 期待種別毎集計データ(2)の出力フォーマット例を示す図 シミュレーション結果の出力例を示す図
符号の説明
1はパチンコ遊技機、2は台間貸出機、4は管理装置、6は本体ユニット(管理手段、抽出手段、粗利益特定手段、組み合わせ特定手段、貢献度情報特定手段、目安台数特定手段、機種情報記憶手段、交換情報記憶手段、基準額特定手段、対象額特定手段)、7はモニタ(出力手段)、8はキーボード(受付手段)を示す。

Claims (6)

  1. 遊技場が購入した各遊技機について、遊技場の経営への貢献度が高いと想定される期待機種及び当該期待機種とセットで購入され当該期待機種よりも遊技場の経営への貢献度が低いと想定される非期待機種の何れであるかを示す期待種別と、遊技場における遊技機の配置場所を示す遊技機IDと、の双方を特定可能な機種情報を、当該遊技機の機種を示す情報と対応付けて記憶する機種情報記憶手段と、
    遊技機側から出力される遊技信号を受信する受信手段と、
    この受信手段が受信した遊技信号に基づいて遊技機の稼動状況を示す遊技情報を特定すると共に、その遊技情報を前記遊技機ID毎に遊技場の営業日単位で管理する管理手段と、
    前記機種情報記憶手段に記憶された機種情報に基づいて、前記管理手段が管理する遊技情報から、期待機種に係る遊技情報と非期待機種に係る遊技情報とを前記期待種別毎に区分して抽出する抽出手段と、
    この抽出手段が抽出した遊技情報を前記期待種別毎に対比可能に出力する出力手段と、
    を備え
    前記機種情報記憶手段に記憶される機種情報は、対応する機種の遊技機が他の機種の遊技機とセットで購入されたものであった場合に当該他の機種を特定可能なセット対象情報を含んで構成され、
    前記機種情報記憶手段が記憶する機種情報に基づいてセットで購入された期待機種と非期待機種との組み合わせを特定する組み合わせ特定手段を備え、
    前記出力手段は、前記組み合わせ特定手段が特定した期待機種と非期待機種との組み合わせを特定可能となるように前記期待種別毎の遊技情報を対比可能に出力することを特徴とする遊技情報管理システム。
  2. 前記受信手段は、遊技機において使用された遊技媒体数である使用媒体数を特定可能な使用媒体信号、遊技機において払い出された遊技媒体数である払出媒体数を特定可能な払出媒体信号、及び遊技機での遊技者による対価の支払いに応じて貸し出された遊技媒体数である売上媒体数を特定可能な売上信号を前記遊技信号として受信するように構成され、
    前記管理手段は、前記受信手段が受信した遊技信号に基づいて前記遊技機ID毎に使用媒体数、払出媒体数、及び売上媒体数を前記遊技情報として管理するように構成され、
    前記機種情報記憶手段が記憶する機種情報は、少なくとも期待種別が対応付けて記憶されている遊技機機種について、該当する遊技機の購入額を特定可能な情報を含み、
    前記抽出手段は、期待種別毎に区分して抽出する遊技情報として前記使用媒体数、払出媒体数、及び売上媒体数を抽出するように構成され、
    遊技場における遊技媒体の景品交換単価を特定可能な交換情報を記憶する交換情報記憶手段と、
    この交換情報記憶手段が記憶する交換情報と前記抽出手段が期待種別毎に区分して抽出した遊技情報とに基づいて、遊技媒体の貸出に支払われた対価から、当該貸出遊技媒体及び遊技者が遊技に基づいて獲得した遊技媒体の合計である獲得遊技媒体の景品交換価額を差し引いた粗利益を期待種別毎に特定する粗利益特定手段と、
    前記機種情報記憶手段に記憶された機種情報に基づいて遊技機の購入額を特定すると共に、その特定した購入額と前記粗利益特定手段が特定した粗利益との比率である回収率、及び当該購入額と粗利益との差である未回収額の少なくとも一方を貢献度情報として期待種別毎に特定する貢献度情報特定手段と、
    を備え、
    前記出力手段は、前記抽出手段が抽出した期待種別毎の遊技情報を対比可能に出力する際に、前記貢献度情報特定手段が特定した期待種別毎の貢献度情報を上記遊技情報と対応付けた状態で対比可能に出力することを特徴とする請求項1記載の遊技情報管理システム。
  3. 遊技場が購入した各遊技機について、遊技場の経営への貢献度が高いと想定される期待機種及び当該期待機種とセットで購入され当該期待機種よりも遊技場の経営への貢献度が低いと想定される非期待機種の何れであるかを示す期待種別と、遊技場における遊技機の配置場所を示す遊技機IDと、少なくとも期待種別が対応付けて記憶されている遊技機機種について、該当する遊技機の購入額を特定可能な情報と、を特定可能な機種情報を、当該遊技機の機種を示す情報と対応付けて記憶する機種情報記憶手段と、
    遊技機側から出力される遊技機において使用された遊技媒体数である使用媒体数を特定可能な使用媒体信号、遊技機において払い出された遊技媒体数である払出媒体数を特定可能な払出媒体信号、及び遊技機での遊技者による対価の支払いに応じて貸し出された遊技媒体数である売上媒体数を特定可能な売上信号を遊技信号として受信する受信手段と、
    この受信手段が受信した遊技信号に基づいて遊技機の稼動状況を示す遊技情報である使用媒体数、払出媒体数、及び売上媒体数を特定すると共に、その遊技情報を前記遊技機ID毎に遊技場の営業日単位で管理する管理手段と、
    前記機種情報記憶手段に記憶された機種情報に基づいて、前記管理手段が管理する遊技情報である前記使用媒体数、払出媒体数、及び売上媒体数から、期待機種に係る遊技情報と非期待機種に係る遊技情報とを前記期待種別毎に区分して抽出する抽出手段と、
    遊技場における遊技媒体の景品交換単価を特定可能な交換情報を記憶する交換情報記憶手段と、
    この交換情報記憶手段が記憶する交換情報と前記抽出手段が期待種別毎に区分して抽出した遊技情報とに基づいて、遊技媒体の貸出に支払われた対価から、当該貸出遊技媒体及び遊技者が遊技に基づいて獲得した遊技媒体の合計である獲得遊技媒体の景品交換価額を差し引いた粗利益を期待種別毎に特定する粗利益特定手段と、
    前記機種情報記憶手段に記憶された機種情報に基づいて遊技機の購入額を特定すると共に、その特定した購入額と前記粗利益特定手段が特定した粗利益との比率である回収率、及び当該購入額と粗利益との差である未回収額の少なくとも一方を貢献度情報として期待種別毎に特定する貢献度情報特定手段と、
    前記抽出手段が抽出した期待種別毎の遊技情報を対比可能に出力し、その出力する際に、前記貢献度情報特定手段が特定した期待種別毎の貢献度情報を上記遊技情報と対応付けた状態で対比可能に出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技情報管理システム。
  4. 前記抽出手段は、前記管理手段が管理する遊技情報から、連続する所定期間毎における期待種別毎の遊技情報を抽出し、
    前記粗利益特定手段は、前記抽出手段が抽出した遊技情報に基づいて連続する所定期間毎における期待種別毎の粗利益を特定し、
    前記貢献度情報特定手段は、前記粗利益特定手段が特定した粗利益に基づいて前記連続する所定期間毎における期待種別毎の貢献度情報を特定し、
    前記出力手段は、前記抽出手段が抽出した期待種別毎の遊技情報を対比可能に出力する際に、前記貢献度情報特定手段が特定した前記連続する所定期間毎の貢献度情報を推移情報として期待種別毎に対比可能に出力することを特徴とする請求項2または3記載の遊技情報管理システム。
  5. 遊技場が期待機種及び非期待機種の遊技機をセットで購入する場合に、購入対象となる期待機種及び非期待機種の各購入額と、それら期待機種及び非期待機種の何れか一方である基準機種の購入候補遊技機台数を示す基準台数とを受け付ける受付手段と、
    この受付手段が受け付けた購入額、基準台数、及び前記貢献度情報特定手段が特定した貢献度情報に基づいて、前記基準機種における未回収額に相当する基準額を特定する基準額特定手段と、
    前記受付手段が受け付けた購入額、及び前記貢献度情報特定手段が特定した貢献度情報に基づいて、前記基準機種とセット購入される遊技機機種である対象機種における遊技機単位の未回収額に相当する対象単価を特定する対象額特定手段と、
    前記基準額特定手段が特定した基準額を前記対象額特定手段が特定した対象単価で除することにより、前記受付手段が受け付けた基準台数に対応する対象機種の遊技機台数である目安台数を特定する目安台数特定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2または3記載の遊技情報管理システム。
  6. 前記機種情報記憶手段が記憶する機種情報は、少なくとも期待種別が対応付けて記憶される遊技機機種について、その製造元を特定可能な情報を含み、
    前記抽出手段は、前記機種情報記憶手段に記憶された機種情報に基づいて製造元が同一の遊技機機種を特定し、製造元が同一となる遊技機機種をグループ化して、そのグループ毎の遊技情報を抽出し、
    前記出力手段は、前記抽出手段が抽出した製造元が同一となるグループ単位で期待種別毎の遊技情報を出力することを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の遊技情報管理システム。
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