JP7090225B2 - 液体微細化装置およびそれを用いた換気装置、空気清浄機、空気調和機 - Google Patents

液体微細化装置およびそれを用いた換気装置、空気清浄機、空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、液体微細化装置およびそれを用いた換気装置、空気清浄機、空気調和機に関するものである。
例えば、液体微細化装置の構成は、以下のような構成となっていた。
図4に示すように、液体微細化装置101は送風機により外気が通過する処理室102と、給水管からの給水を所定量貯水する貯水部103とを備えている。また、貯水部103に下部を水没させ上方に向かって径が拡大するすり鉢状の回転体104と、回転体104とともに回転し、回転体104の回転による遠心力で飛散した水および空気が通過可能な円筒状の多孔体105を備えている。また、回転体104の回転による遠心力で、貯水部103から水が吸い上げられ、回転体104から外部に向けて飛散した水が多孔体105を通じて周辺部に衝突し、水が微細化されるようになっている。
特開2009-279514号公報
このような従来の液体微細化装置は、遠心力によって貯水部の水を揚水し、回転体に設けられた細孔から揚水した水が飛散する。このとき、飛散した水滴の一部が十分に気化されず、その一部が送風される空気と共に装置外へ放出され、使用者の快適性を損なうという課題があった。
そこで本発明は、上記課題を解決するものであり、水滴の蒸発を促進し、また、水滴の分離性能を向上させ、使用者の快適性を向上させることができる、液体微細化装置及び液体微細化装置を用いた換気装置、空気清浄機、空気調和機を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、空気を取り込む吸込口および当該空気を排出する吹出口を備えた液体微細化装置において、液体微細化装置内には、貯水部と、中空形状の内筒に覆われるように配置され、貯水部の液体を微細化する液体微細化手段と、内筒の下端から貯水部に至る複数の導水リブと、を備える。導水リブのそれぞれは、下方に向かうにしたがって、液体微細化装置の中央に集まっていくように設けられる。液体微細化装置を通過する空気は、吸込口、内筒において吸込口に連通する内筒風路、内筒風路に設けられた液体微細化手段、内筒風路と内筒風路の外周に設けられた外筒風路とを連通する通風口、隣接する導水リブ間、外筒風路、外筒風路に連通する吹出口の順に通過する。外筒風路を通過する空気の送風方向は、通風口を通過する空気の送風方向と対向する向きに変化していることを特徴とするものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
この構成によって、液体微細化手段によって発生した水滴の気化を促進させ、また、水滴分離性能を向上することができる。その結果、装置全体の大型を図ることなく、使用者の快適性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る液体微細化装置の概略斜視図。 図1における破線で囲まれた面Aで同実施の形態に係る液体微細化装置を切断した断面図。 同実施の形態に係る液体微細化装置の一部を拡大した概略断面図。 従来の液体微細化装置の断面を示す断面図。
本発明の項目1に記載の液体微細化装置は、吸込口および吹出口を備えた液体微細化装置において、液体微細化装置内には、貯水部と、貯水部の液体を微細化する液体微細化手段と、を備え、液体微細化装置を通過する空気は、吸込口、吸込口に連通する内筒風路、内筒風路に設けられた液体微細化手段、内筒風路と内筒風路の外周に設けられた外筒風路とを連通する通風口、外筒風路、外筒風路に連通する吹出口の順に通過し、さらに、鉛直方向上方より、吸込口、液体微細化手段、通風口の順に配置されており、外筒風路内を通過する空気は、鉛直方向上方に向かって送風され、液体微細化手段は、内筒風路を形成する中空形状の内筒に覆われるように配置されていることを特徴とするものである。
この構成によって、吸込口から吸いこまれた空気は、内筒内に送風され、中空形状の内筒に覆われるように配置された液体微細化手段の周囲を通過し、液体微細化手段の下方に配置された通風口を通過して外筒風路に至るようにすることができる。これにより、吸込口から吸いこまれた空気と液体微細化手段で発生させた水滴との接触効率を向上させることができ、水滴の気化効率を向上させることができる。また、吸込口から吸いこまれた空気を、内筒風路を鉛直方向下向きに通過させたのち、通風口を通過して外筒風路を鉛直方向上向きに通過させ、気化しにくい大粒の水滴を分離することができる。すなわち、液体微細化手段で発生させた水滴は、内筒風路内を下方に流れる空気とともに下向きに飛散し、通風口において下向きに吹出される。ここで、空気は通風口を通過すると外筒風路内を通過する空気は鉛直方向上方に向かって送風されるため、送風方向が対向する向きに変わる。その際に、水滴は、重量による慣性によって外筒風路の壁面に衝突し捕集される。このようにして、気化しにくい大粒の水滴を外筒風路の壁面に捕集することができ、分離することができる。また、液体微細化手段を内筒で覆われるように配置したことにより、液体微細化手段で発生した水滴を内筒の内側表面に付着させ、内筒外への飛散を抑制できるので、内筒の通風口から風圧によって水滴が再飛散することを抑制することができる。結果として、液体微細化手段によって発生した水滴が、居室へ放出されることを抑制できるものである。
また、本発明の項目2に記載の液体微細化装置の吹出口は、吸込口の鉛直方向上方に配置されているものとしてもよい。
この構成によって、液体微細化手段で発生した水滴を含む空気が外筒風路を通過する際に、水滴が気化するための距離を十分にとることができる。それにより、水滴の気化効率を向上させ、居室への水滴の放出を抑制することができる。
また、本発明の項目3に記載の液体微細化装置の外筒風路は、通風口から内筒風路の鉛直方向上方に亘って形成されており、外筒風路の鉛直方向上方に外筒風路よりも風路が大きい風路拡大部が設けられ、風路拡大部の鉛直方向上方に吹出口が形成されているものとしてもよい。
この構成によって、液体微細化手段で発生した水滴を含む空気が内筒風路から外筒風路を通過する際に風速を減少させ、重力による水滴の分離を促進させることができる。また、外筒風路から風路が大きい風路拡大部風路へ急拡大するため、気流の渦が生じ、水滴と空気との混合を促進させることで水滴の気化効率を向上させることができる。
また、本発明の項目4に記載の液体微細化装置の液体微細化手段は、回転により貯水部の液体を微細化して内筒風路内に向けて放出する回転板を備え、回転板は、内筒の下端近傍に配置されているものとしてもよい。
この構成によって、液体微細化手段の回転板から放出され気化せずに内筒壁面に付着する水の量を最小限に抑制することができる。これにより、内筒の内壁に付着した水が、内筒から通風口を通過して外筒に流れる空気の風圧によって再度大粒の水滴として飛散してしまう量を低減することができる。
また、本発明の項目5に記載の液体微細化装置の液体微細化手段は、内筒の下端から貯水部に至る複数の導水リブを備えているものとしてもよい。
この構成によって、内筒の内壁に付着し落下する水を導水リブにそって貯水部に落下させることができる。それにより、内筒の内壁に付着した水が、内筒から通風口を通過して外筒に流れる空気の風圧により、内筒の下端から再度大粒の水滴として飛散してしまうのを抑制することができる。
また、本発明の項目6において、項目1~5のいずれかに記載の液体微細化装置を備えた換気装置としてもよい。
換気装置の機能の一つとして、加湿目的での液体微細化装置が組み込まれている。これらの水滴を気化させるための機構として上記の液体微細化装置を用いることで、水滴が居室内に放出されるのを抑制し、より居住者の快適性を向上させた換気装置を提供することができる。
また、本発明の項目7において、項目1~5のいずれかに記載の液体微細化装置を備えた空気清浄機としてもよい。
空気清浄機の機能の一つとして、加湿目的での液体微細化装置や殺菌を目的とした例えば次亜塩素酸発生装置といった水滴を気化させる装置が組み込まれている。これらの水滴を気化させるための機構として上記の液体微細化装置を用いることで、水滴を居室内に放出するのを抑制し、より居住者の快適性を向上させた空気清浄機を提供することができる。
また、本発明の項目8において、項目1~5のいずれかに記載の液体微細化装置を備えた空気調和機としてもよい。
空気調和機の機能の一つとして、加湿目的での液体微細化装置や殺菌を目的とした例えば次亜塩素酸発生装置といった水滴を気化させる装置が組み込まれている。これらの水滴を気化させるための機構として液体微細化装置を用いることで、水滴を居室内に放出するのを抑制し、より居住者の快適性を向上させた空気調和機を提供できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して説明を省略している。さらに、本発明に直接には関係しない各部の詳細については重複を避けるために、図面ごとの説明は省略している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における液体微細化装置の斜視図である。図2は、液体微細化装置の概略断面図を示したものである。図3は、液体微細化装置の液体微細化手段17周辺を拡大した概略断面図である。液体微細化装置1は、円柱状の容器として構成されており、空気を取り込む吸込口2と、空気を排出する吹出口3を備えている。空気を取り込む吸込口2は、液体微細化装置1の側面に設けられている。また、空気を排出する吹出口3は、液体微細化装置1の上面に設けられている。実施例においては、吸込口2の開口断面積は、およそ220cm2程度としている。また、吹出口3は、複数の居室に空気を供給することを想定し、複数個の吹出口を備えている。実施例では6個の吹出口を備えている。ただし、これらの吸込口2および吹出口3の開口断面積や吹出口3の個数は適用する居室数や必要な風量に応じて変更することが可能である。
また、内筒風路4は図2の実線矢符で示す風路であり、後述する内筒5、内筒天面板6、吸込連通風路7と、を備えている。
図2に示すように、内筒5は、液体微細化装置1内部の中央付近に配置され、略鉛直方向下方に向けて開口した中空円筒形状に形成されている。そして、内筒5の上部には傾斜した内筒天面板6が設けられている。そして、内筒風路4の内筒天面板6近傍には、吸込口2と内筒とを連通するダクト形状の吸込連通風路7が設けられ、吸込口2から吸いこまれた空気は、吸込連通風路7を介して内筒5内部に至る構成となっている。
内筒風路4は、内筒5の下端に、下方に向かって開口した通風口8を介して、内筒5の外側に設けられた外筒風路9(図2の破線矢符で示す風路)と連通している。
また、液体微細化装置1は、円筒形状に形成された外筒10を備えており、外筒10は、内筒5を内包するように配置されている。この、内筒5と外筒10と間に、外筒風路9が形成されている。
また、液体微細化装置1の下部には、液体を貯留する貯液部11が備えられている。
貯液部11は、内筒5の通風口8の下方に設けられ、略すり鉢形状に形成されて、貯液部11の側壁は、外筒10の下端と接続されて一体化している。実施例では、貯液部11に貯留する液体を水とし、連続的に水を微細化させるために、液体微細化装置1には、水を貯液部11へ給水する給水口12と、貯液部11より水を排出する排水口13が備えられている。給水口12は、外筒10に設けられており、水は図3に示す水面(破線23)まで貯水される。また、排水口13は貯液部11の下部であるすり鉢形状の貯液部底面14に設けられている。給水口12は図示しない給水管と接続されており、給水管は、電磁弁等の開閉手段を介して、例えば、住宅や施設の上水道や給水ポンプなどの給水設備に接続されている。また、排水口13は、図示しない排水管を介して、住宅や施設に設けられている排水口などの排水設備に接続されている。
また、通風口8の開口断面積の大きさは、送風量や液体微細化手段の加湿量等に応じて設定される。実施例においては、通風口8の開口断面積の大きさは30cm2程度であるが、この大きさに限定するものでは無い。
外筒10の鉛直方向上方には、中空の円筒形状で、その直径が外筒10の直径よりも大きく形成された風路拡大部15が設けられている。そして、風路拡大部15の上方には、風路拡大部15を閉じる風路拡大部天面板16が設けられ、風路拡大部天面板16には吹出口3が設けられている。吹出口3の位置は、吸込口2よりも上方に設けられている。
図3に示すように、液体微細化手段17は、回転により貯液部11から水を吸い上げる吸上管18と、吸上管18による吸い上がった水を回転面方向に放出する回転板19と、吸上管18および回転板19を回転させるモータ20を備えている。
吸上管18は中空の円錐台形状に形成され、直径の小さい側の先端が貯液部11に貯水された水の水面以下になるように設けられている。また、回転板19は中央が開口したドーナツ状の円板形状に形成され、吸上管18の直径の大きい側の周囲に配置されている。吸上管18の直径の大きい側には、その側面に複数の開口が設けられており、吸上げた水が開口を通過して回転板19に供給されるようになっている。
そして、液体微細化手段17は、内筒5の内部の、内筒5に覆われる位置に設けられている。実施例では、液体微細化手段17の回転板19を、内筒5の下端近傍に配置している。
また、内筒5下端の下方には、通風口8と接続され、通風口8から向かって下方に突出する柱状の導水リブ21が設けられている。導水リブ21は、複数本設けられ、導水リブ21の端部は、通風口8の外縁に設けられている。そして、導水リブ21は下方に向かうに従って、通風口8の外縁から液体微細化装置に中央に向かうように形成されている。また、導水リブ21は、その下端が貯液部11に貯水された水面以下となるように設けられている。
以下、その動作について説明する。
初めに、図示しない給水設備より水が給水口12から貯液部11に供給され、貯液部11に水が貯水される。そして、図示しない送風装置によって吸込口2から液体微細化装置1内部に吸い込まれた空気は、内筒風路4、液体微細化手段17、通風口8、外筒風路9、風路拡大部15、の順に通過し、吹出口から外部例えば居室に向けて吹出される。このとき、液体微細化手段17によって発生した水滴と空気とが接触し、水滴が気化することにより空気を加湿することができる。また、貯液部11に貯水された水は、所定時間が経過したのち排水口13から排出される。
その詳細な動作を説明する。吸込口2から吸込連通風路7を介して内筒風路4の内筒5に取り込まれた空気は、内筒5に覆われる位置に設けられた液体微細化手段17を通過する。液体微細化手段17がモータ20の動作により回転すると、回転により貯液部11に貯水された水が吸上管18の内壁面を伝って上昇する。上昇した水は、回転板19の表面を伝って引き伸ばされ、回転板19の外周端から回転面方向に向かって微細な水滴として放出される。放出された水滴は内筒5の内壁面に衝突して破砕され、さらに微細な水滴となる。この回転板19から放出された水滴と、内筒5の内壁面に衝突し破砕された水滴とが内筒5を通過する空気と接触し、水滴が気化して空気の加湿が行われる。また、発生した水滴の一部は気化しないが、液体微細化手段17を内筒5で覆われるように配置しているので、気化しなかった水滴は内筒5の内側表面に付着して落下する。
そして、この水滴を含んだ空気は、内筒5の下端に設けられた通風口8から下方に設けられた貯液部11に向けて吹出される。そして、通風口8から吹出された空気は、内筒5と外筒10との間に形成された外筒風路9に向かって流れ、外筒風路9内を通過する空気は鉛直方向上方に向かって送風されるため、内筒風路4内を下方に流れる空気と送風方向が対向する向きに変わる。
そのとき、通風口8から空気とともに吹出された水滴はその慣性により空気の流れに追従できず、貯液部11の水面もしくは外筒10の内側壁面に付着する。この作用は水滴の重量が大きいほど作用が大きく、すなわち、気化しにくい直径の大きな水滴ほど作用が大きいため、これにより大粒の水滴を流れる空気から分離することができる。
そして、内筒風路4から通風口8を介して外筒風路9に流入した空気は、外筒風路9を通って上向きに流れる。そして、風路拡大部15に流入する。
風路拡大部15に流入した空気は、図2中の点線矢符24に示すように風路の急拡大および風路拡大部15の風路拡大部天面板16に衝突して風速が急激に低下する。また一部の空気は風路拡大部15の内部を渦を巻くように流れる。
このとき、風速の急激な低下や気流の渦によって水滴の一部は重力により落下し、また一部は内筒天面板6の上面側に付着し、また一部は風路拡大部15の壁面もしくは底面に付着する。そして、内筒天面板6に付着した水滴は、内筒天面板6の傾斜にそって流れ、内筒5の外側壁面を伝って貯液部11へ落下する。また、風路拡大部15の壁面に付着した水滴は重力によって風路拡大部15の底面に流れ、そして風路拡大部15の底面の傾斜に沿って流れ、外筒10の内壁面にそって下方へ流れ、貯液部11に落下する。
そして、風路拡大部15における風速の低下や気流の渦によって水滴と空気との混合が促進され、水滴の気化が進む。そして、水滴が気化した空気は、風路拡大部15の風路拡大部天面板16に設けられた吹出口3を通過して、装置の外部例えば居室に向けて吹出される。
また、液体微細化手段17を内筒5で覆われる位置に配置しているので、内筒5の内側表面に付着した水滴が、内筒の通風口8から風圧によって水滴が再飛散することを抑制できる。
さらに、液体微細化手段17の回転板19を、内筒5の下端近傍に配置しているので、回転板19から放出され気化せずに内筒5に付着する水の量を最小限に抑制することができる。例えば、風量が大きく通風口8を通過する風速が速くなっても、内筒5の内壁を伝って落下し、通過する空気の風圧によって通風口8から再度大粒の水滴として飛散する水滴の量を低減させることができる。
また、導水リブ21を設けているので、内筒5の内壁を伝って落下する水を導水リブ21の表面を伝わせて水面23に落下させることができるので、風圧による水滴の再飛散を抑制することができる。また、導水リブ21を下方に向かうにしたがって液体微細化装置の中央に集まっていくように設けているので、外筒風路よりも遠く、風速の小さい箇所に向けて導水することができるので、導水リブ21からの水滴の飛散を抑制することができる。
なお、風路拡大部15の内部空間に通過する空気から水滴を分離するエリミネータ22を備えてもよい。これにより、風量や液体微細化手段17により発生した水滴の量が一時的に大きくなった場合においても、エリミネータ22の作用により吹出口3からの水滴放出を抑制することができる。
以上述べたようにして、本発明の液体微細化装置は、液体微細化手段17によって発生した水滴の気化を促進させ、また、水滴分離性能を向上することができるものである。
また、本発明の液体微細化装置を用いた換気装置、空気清浄機及び空気調和機を構成することができる。図示はしないが、換気装置、空気清浄機及び空気調和機に内蔵し、その風路の一部に本発明の液体微細化装置を設けることで、加湿機能を有する換気装置、空気清浄機及び空気調和機を実現することができる。
本発明の液体微細化装置は、例えば換気装置、空気清浄機や空気調和機のほか、加湿装置や、サウナ装置への活用が期待される。
1 液体微細化装置
2 吸込口
3 吹出口
4 内筒風路
5 内筒
6 内筒天面板
7 吸込連通風路
8 通風口
9 外筒風路
10 外筒
11 貯液部
12 給水口
13 排水口
14 貯液部底面
15 風路拡大部
16 風路拡大部天面板
17 液体微細化手段
18 吸上管
19 回転板
20 モータ
21 導水リブ
22 エリミネータ
23 水面
24 点線矢符
101 液体微細化装置
102 処理室
103 貯水部
104 回転体
105 多孔体

Claims (5)

  1. 空気を取り込む吸込口および当該空気を排出する吹出口を備えた液体微細化装置において、
    前記液体微細化装置内には、
    貯水部と、
    中空形状の内筒に覆われるように配置され、前記貯水部の液体を微細化する液体微細化手段と、
    前記内筒の下端から前記貯水部に至る複数の導水リブと、を備え、
    前記導水リブのそれぞれは、下方に向かうにしたがって、前記液体微細化装置の中央に集まっていくように設けられ、
    前記液体微細化装置を通過する前記空気は、前記吸込口、前記内筒において前記吸込口に連通する内筒風路、前記内筒風路に設けられた前記液体微細化手段、前記内筒風路と前記内筒風路の外周に設けられた外筒風路とを連通する通風口、隣接する前記導水リブ間、前記外筒風路、前記外筒風路に連通する前記吹出口の順に通過し、
    前記外筒風路を通過する前記空気の送風方向は、前記通風口を通過する前記空気の送風方向と対向する向きに変化していることを特徴とする液体微細化装置。
  2. 前記導水リブは、前記内筒の内壁面を伝わって落下する液体を、前記導水リブの表面を伝わせて前記貯水部に落下させることを特徴とする請求項に記載の液体微細化装置。
  3. 請求項1または2に記載の液体微細化装置を備えた換気装置。
  4. 請求項1または2の液体微細化装置を備えた空気清浄機。
  5. 請求項1または2に記載の液体微細化装置を備えた空気調和機。
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