JP2006057866A - 負イオン発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸水管を回転させる吸水管モーターを有効に利用し、フィルター部材が目詰まりしないような気水分離効果をもたらす負イオン発生装置を提供することを目的とする。
【解決手段】貯水槽4の水を吸引し吐出口5より周囲に飛散する吸水管6を回転する吸水管モーター7と、吸水管6の吐出口5を囲むように複数の衝突体8を立設した吸水管カバー9と、吸水管カバー9の衝突体8への水の衝突で発生する負イオンを含む微細水滴を搬送する送風ファン10とを設け、吸水管カバー9と送風ファン10を連通する通風路13の下部中央に吸水管モーター7を配置して気水分離手段14を形成したことにより、気水分離効果をもたらす負イオン発生装置が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、水を衝突部材等に衝突させ水を微粒化させて発生させる負イオン発生装置に関する。
従来は、この種の負イオン発生装置の一例として、水を微粒化させ負イオンを発生させる負イオン空気発生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その負イオン空気発生装置について図13を参照しながら説明する。
図に示すように、ケーシング101内にはミスト発生タンク102が配設され、ミスト発生タンク102内にはリング状部材103がミスト発生タンク102内に設けられ、モータ104の回転軸105はシロッコファン106の回転軸となり、その先端に回転軸107が取り付けられ、下面の中央部には吸上げパイプ108を設け、フィルタ部材109をシロッコファン106の吸込側に設けている。
そして、モータ104が作動し、シロッコファン106が回動してケーシング101内にどうにゅうされた空気は、ミスト発生タンク102内で生成された負イオンおよび微細水滴と混合されてフィルタ部材109を通過するときに比較的大粒の水滴をフィルタ部材109に付着させて除去することにより気水分離をする構成としている。
特開2004−105887号公報([0032]〜[0036]図4)
このような従来の負イオン空気発生装置では、フィルタ部材109を用いることにより気水分離を行うもので、フィルタ部材109に水滴が多量に付着して目詰まりを起こしやすいという課題があり、フィルタ部材109のみに頼ることなく気水分離効果をもたらすようにすることが要求されている。
本発明は、上記課題を解決するもので、吸水管を回転させる吸水管モータを有効にし、フィルタ部材に大きな負担を掛けずに気水分離効果をもたらすことのできる負イオン発生装置提供することを目的としている。
本発明の負イオン発生装置は上記目的を達成するために、本体の底部に設けらる貯水槽の水に下端が挿入され回転により吸引した水を吐出口より周囲に飛散させる吸水管と、この吸水管を回転駆動させる吸水管モータと、前記吸水管の吐出口を囲むように複数の衝突体を立設した吸水管カバーと、この吸水管カバーの衝突体への水の衝突で発生する負イオンを含む微細水滴を搬送する送風ファンと、この送風ファンを回転させる送風用モータとを備え、この送風用モータと前記吸水管モータの回転方向を合わせるとともに、前記送風ファンを連通する上下方向の通風路の下部中央に前記吸水管モータを配置して気水分離手段を形成したものである。
この手段により、通風路中に設けた吸水管モータを有効に利用し、フィルタ部材に大きな負担をかけない気水分離効果をもたらすことができる負イオン発生装置が得られる。
また、他の手段は、気水分離手段を、吸水管カバーと送風ファンを連通する通風路を形成する筒状のフィルタケースと、このフィルタケース内に設けられる立体構造フィルタと、吸水管を回転させる吸水管モータと、この吸水管モータを覆うモータカバーとを備え、前記モータカバーの周辺部および上部の空間により気水分離手段を形成したものである。
この手段により、気水分離性能を満たしながら安定した加湿量発生が可能な負イオン発生装置が得られる。
また、他の手段は、気水分離手段を、フィルタケース内に設けた立体構造フィルタと、モータカバーの周辺部および上部の空間により形成される分離空間とを備え、分離空間の高さを調整することにより、体構造フィルタに付着する水滴量を調整可能に形成したものである。
この手段により、加湿量の調整が可能となるとともに、塵埃除去性能の向上、または、構造のコンパクト化が図れる負イオン発生装置が得られる。
また、他の手段は、気水分離手段を、フィルタケース内に設けられる立体構造フィルタと、モータカバー周辺部および上部の空間に形成される分離空間とを備え、前記分離空間の風量調整により立体構造フィルタに付着する水滴量を調整可能に形成したものである。
この手段により、負イオン発生量を変化させることなく、加湿量の調整が可能となる負イオン発生装置が得られる。
また、他の手段は、立体構造フィルタを支持するようにフィルタケースに設けられるフィルタ支持枠を親水性材料で形成したものである。
この手段により、加湿量の調整が可能となる。
また、他の手段は、立体構造フィルタを支持するようにフィルタケースに設けられるフィルタ支持枠の中央部または外周部を下方に下げてフィルタ支持枠傾斜させ、前記立体構造フィルタに付着する水滴を中央部または外周部案内する構成としたものである。
この手段により、立体構造フィルタの下面に水滴膜を形成させずにスムーズに重力滴下を誘引できる負イオン発生装置が得られる。
また、他の手段は、立体構造フィルタに親水性材料を塗布したものである。
この手段により、通風圧損は増加させることなく、親水性効果により初期運転時から負イオン発生量を安定的に供給できる負イオン発生装置が得られる。
また、他の手段は、フィルタケースを透明に形成したものである。
この手段により、お手入れ時期を目視できる。
また、他の手段は、フィルタケースの内面に光牙媒を塗布したものである。
この手段により、フィルタケース内面に水滴付着が少なくなるとともに、内面の汚れを防ぐことができる。
また、他の手段は、送風ファンと送風用モータを有した送風ファンユニットと、気水分離手段を分離可能に形成したものである。
この手段により、清掃が容易となる。
本発明によれば、フィルタ部材のみに負担をかけずに気水分離手段をもたらすことができる負イオン発生装置を提供できる。
また、気水分離機能を満たしながら、安定した加湿量を得ることのできる効果のある負イオン発生装置を提供できる。
また、加湿量の調整、塵埃除去性能の向上、コンパクト化が図れる効果のある負イオン発生装置を提供できる。
また、水滴の重力によりスムーズに滴下、通風圧損増加を防止できる効果のある負イオン発生装置を提供できる。
また、親水性効果により初期運転時から負イオン発生量を安定できる効果のある負イオン発生装置を提供できる。
また、お手入れ時期を目視でき、また、清掃が容易にできる効果のある負イオン発生装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、吸込口と吹出口を有した本体と、この本体の底部に設けられる貯水槽と、この貯水槽の水に下端が挿入され回転により吸引した水を吐出口より周囲に飛散させる吸水管と、この吸水管を回転駆動させる吸水管モータと、前記吸水管の吐出口を囲むように複数の衝突体を立設した吸水管カバーと、この吸水管カバーの衝突体への水の衝突で発生する負イオンを含む微細水滴を搬送する送風ファンと、この送風ファンを回転させる送風用モータとを備え、この送風用モータと前記吸水管モータの回転方向を合わせるとともに前記吸水管カバーと前記送風ファンを連通する上下方向の通風路の下部中央に前記吸水管モータを配置して気水分離手段を形成したものであり、吸水管カバーで発生した負イオンを含む微細水滴は、通風路内の吸水管モータで妨げられた開口断面積の狭い部分を螺旋回転しながら最大風速で通過し、吸水管モータを通過した際の開口断面積は狭い部分の略2倍以上に広がることによって風速が減少し、水滴の大きなものは送風ファンに乗らずに落下もしくは通風路の壁面へ付着することで気水分離ができるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、気水分離手段は吸水管カバーと送風ファンを連通する通風路を形成する筒状のフィルタケースと、このフィルタケースに設けられる立体構造フィルタと、吸水管を回転させる吸水管モータと、この吸水管モータを覆うモータカバーとを備え、前記モータカバーの周辺部および上部の空間により気水分離手段を形成したものであり、水膜が起こりにくく、立体構造フィルタを使用することによって、水膜によるフィルタの目詰まりが起こりにくくなり、圧力損失が増加せず通気抵抗も増加しなくなり、また、水膜が形成しないため、立体構造フィルタの水分保持量が一定に保たれることにより、気水分離性能を満たしながら安定した加湿量発生が可能となる。また、気水分離手段のコンパクト化、簡素化が図れるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、気水分離手段は、フィルタケース内に設けた立体構造フィルタと、モータカバーの周辺部および上部の空間により形成される分離空間とを備え、分離空間の高さを調整することにより立体構造フィルタに付着する水滴量を調整可能に形成したものであり、負イオン発生量を変化させることなく、分離空間の高さを変化させることにより、立体構造フィルタに付着する水滴量を変化させることができ、それによって、加湿量の調整が可能となる。また、分離空間が広いほど塵埃除去性能が向上、また、狭いほどお手入れ部分の最小化やコンパクト化が可能となるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、気水分離手段は、フィルタケース内に設けられる立体構造フィルタと、モータカバー周辺部および上部の空間に形成される分離空間とを備え、前記分離空間の風量調整により立体構造フィルタに付着する水滴量を調整可能に形成したものであり、負イオン発生量を変化させることなく、分離空間の風量を変化させることにより、立体構造フィルタに付着する水滴量を変化させることができ、そのことにより加湿量の調整が可能となるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、立体構造フィルタを支持するようにフィルタケースに設けられるフィルタ支持枠を親水性材料で形成したものであり、立体構造フィルタの下面に付着する水膜は、通風圧損増大の要因となるため、立体構造フィルタに接触しているフィルタ支持枠により水滴膜を形成させずにスムーズに滴下を誘引できるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、立体構造フィルタを支持するようにフィルタケースに設けられるフィルタ支持枠の中央部または外周部を下方に下げてフィルタ支持枠を傾斜させ、前記立体構造フィルタに付着する水滴を中央部または外周部に案内する構成としたものであり、立体構造フィルタの下面に付着する水膜は、通風圧損増大の要因となるものであるが、立体構造フィルタに接触しているフィルタ支持枠の中央部または外周部を下方に下げて傾斜させていることにより水滴がスムーズに流れ、水滴膜が形成されるのが防止されるという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、立体構造フィルタに親水性材料を塗布したものであり、立体構造フィルタの撥水による水膜形成が抑えられ、通風圧損の増加を防止し、また、親水性効果により初期運転時から負イオン発生量を安定的に供給できる作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、フィルタケースを透明に形成したものであり、立体構造フィルタやモータカバーなどの汚れる部分の汚れ具合がわかり易くなり、お手入れ時期を目視できるという作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、フィルタケースの内面に光触媒を塗布したものであり、表面張力を弱める親水性効果によって表面への水の撥水性を抑え、また、透明部への汚れ付着を抑えることにより、内部の目視性が向上する。また、にかわなどと同等の親水性効果が得られ、初期運転時から負イオン発生量を安定的に保つことができるという作用を有する。
また、請求項10記載の発明は、送風ファンおよび送風ファンを有した送風ファンユニットと気水分離手段を分離可能に形成したものであり、汚れが付着した場合に、送風ファンユニットと気水分離手段を容易に分離して清掃することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、吸込口1と吹出口2を有した本体3の底部側に設けられる貯水槽4の水に下端が挿入され回転により吸引した水を吐出口5より周囲に飛散させる吸水管6と、吸水管6を回転駆動させるように吸水管6の上方に設けられる吸水管モータ7と、吸水管6の吐出口5を囲むように、複数の衝突体8を立設した吸水管カバー9と、吸水管カバー9の衝突体8への水の衝突で発生する負イオンを含む微細水滴を吹出口2へ搬送するように吸水管モータ7の上方位置に間隔をあけて設けられる送風ファン10と、送風ファン10を回転させる送風用モータ11と、貯水槽4の水位を一定に維持するように給水タンク12とを設け、吸水管カバー9と送風ファン10を連通する通風路13内部に吸水管モータ7を突出させ、吸水管モータ7の周辺部および上部の通風路13により気水分離手段14を形成して構成する。
上記構成において、装置を運転すると、送風用モータ11が駆動し、送風用ファン10が回転し、吸込口1から吸い込まれた空気は貯水槽4を通り、吸水管カバー9内を経て吸水管モータ7の周辺部および上部を通り送風用ファン10に吸い込まれた吹出口2に至る空気流路が形成される。
一方、吸水管モータ7により貯水槽4内に端部が挿入されている吸水管6が回転し、吸水管6により吸い上げられた水は吸水管6に設けた吐出口5より周囲に飛散し、飛散した水は吸水管カバー9に設けた衝突体8に衝突して負イオンを含む微細水滴を形成する。
そして、負イオンを含む微細水滴は、送風用モータ11により駆動された送風用ファン10により形成される空気流路内に流れる空気流により吸水管モータ7の周辺部に送られ、吸水管カバー9と送風ファン10を連通する通風路13に送られる。
このとき、吸水管カバー9で発生した負イオンを含む微細水滴は通風路13内の吸水管モータ7により開口断面積の狭い部分13aを螺旋回転しながら最大風速で通過し、っ吸水管モータ7の周辺部を通過した空気は、吸水管モータ7の上部の開口断面積の広い部分13bに送られ、開口断面積の狭い部分13aの略2倍以上に広くなった上部の開口断面積の広い部分13bにより広がることによって風速が減少し、水滴の大きなものは送風ファン10の吸込気流に乗る前に落下し、または通風路13の壁面に付着することで気水分離がなされる。このように通風路13内で気水分離ができることとなるが、送風用ファン10の吸込側に簡易フィルタ14aを設けて、気水分離効果を高めるようにしてもよい。
(実施の形態2)
図2に示すように、気水分離手段14Aを吸水管カバー9Aと送風ファン10Aを連通する通風路13Aを形成する筒状のフィルタケース15と、フィルタケース15内に設けられる厚み大なる立体構造の立体構造フィルタ16と、吸水管6Aを回転させる吸水管モータ7Aと、吸水管モータ7Aを覆うモータカバー17とを設け、モータカバー17の周辺部および上部の空間により気水分離手段14Aを形成する構成とする。
上記構成において、装置を運転すると、実施の形態1で説明したように、送風ファン10Aにより、空気流路が形成され、一方、吸水管6Aの回転により貯水槽4の水が吸い上げられ、吸水管カバー9Aに向かい飛散されて発生した負イオンを含む微細水滴が送風ファン10Aの空気流により通風路13A内に流入し、吸水管モータ7Aを覆うモータカバー17の周辺部および上部の空間により形成される気水分離手段14Aにより、水滴の大きいものは、送風ファン10Aの風上側に設けられている立体構造フィルタ16に到達する前に、落下もしくは通風路13Aの壁面となるフィルタケース15内面に付着することとなり、水膜の形成が起こりにくい立体構造フィルタ16へは、負イオンを含む微細水滴が送られることとなる。
このように、フィルタケース15内に設けられる立体構造フィルタ16の風上側に、吸水管6Aを回転させる吸水管モータ7Aを覆うモータカバー17の周辺部および上部の空間により形成される気水分離手段14Aにより気水分離が行われ、さらに、水膜の形成が起こりにくい立体構造フィルタ16を使用することによって目詰りが生じ難くなり、圧力損失が増加せず通気抵抗は増加しなくなる。
また、水膜が形成されないため、立体構造フィルタ16の水分保持量が一定に保てるために、気水分離機能を満たしながら安定した加湿量発生が可能となることとなる。
(実施の形態3)
図3に示すように、気水分離手段14Bを、フィルタケース15A内に設けた立体構造フィルタ16Aと、モータカバー17Aの周辺部および上部の空間により形成される分離空間18とを備え、分離空間18の高さ(H)を調整することにより、立体構造フィルタ16Aに付着する水滴量を調整可能に形成し構成する。
上記構成において、分離空間18の高さ(H)の位置に立体構造フィルタ16Aを配設して装置を運転したときには、送風ファン10Aにより空気流路が形成され、一方、吸水管6Aの回転により水が吸い上げられ、吸水管カバー9Aに向かい形成されて発生した負イオンを含む微細水滴が送風ファン10Aの空気流により分離空間18に流入し、分離空間18内においては、気水分離手段14Bの機能により、水滴の大きいものは送風ファン10Aの風上側に設けられている立体構造フィルタ16Aに導かれずに、落下もしくはフィルタケース15Aの内面に付着することとなり、水膜の形成が起こりにくい立体構造フィルタ16Aには負イオンを含む微細水滴が送られ、容易に通過して吹出口2から放出されることとなる。
また、分離空間18の高さ(H)を(H1)に下げた状態において、装置を運転すると、吸水管6Aの回転により水が吸い上げられ、吸水管カバー9Aに向かい飛散されて発生した負イオンを含む微細水滴が送風ファン10Aの空気流により分離空間18内に流入するが、分離空間18Aの高さ(H)が(H1)と低くなっていることにより、分離空間18A内における気水分離手段14Bにおける気水分離が不十分となり、立体構造フィルタ16Aには水滴が多く付着することとなる。
このように、分離空間18の高さが(H)の場合には気水分離手段14Bの機能が十分に作用し、分離空間18Aのように高さを(H1)とした場合には気水分離手段14Bの機能が十分に作用しない状態となり、分離空間18の高さの変化により加湿量の調整が可能となるもので、負イオン発生量を変化させることなく、分離空間18の高さ(H)を(H1)に変化させることにより、立体構造フィルタ16Aに付着する水滴量を変化させることができ、そのことによって加湿量の調整が可能となる。
(実施の形態4)
図4に示すように気水分離手段14Cをフィルタケース15B内に設けられる立体構造フィルタ16Bと、モータカバー17Bの周辺部および上部の空間に形成される分離空間18Bとを設け、分離空間18Bに流れる風量を送風用モータ11Aの回転数を調整することによって、立体構造フィルタ16Bに付着する水滴量を調整可能に形成した構成とする。
上記構成において、送風用モータ11Aを低速で運転すると分離空間18Bに流れる風量が減少し、吸水管6Aにより吸い上げられ吸水管カバー9Aに飛散し、負イオンを含む微細水滴が空気流により分離空間18B内に送られ、分離空間18B内においては、気水分離手段14Cの作用により、水滴の大きいものは送風用モータ11Aにより回転される送風ファン10Bの風上側に設けられている立体構造フィルタ16Bに到達せずに、落下もしくはフィルタケース15Bの内面に付着することとなり、水膜の形成が起こりにくい立体構造フォルター16Bには負イオンを含む微細水滴が送られることとなる。
このとき、送風ファン10Bによる風量が多いと立体構造フィルタ16Bには多量の水滴が送られ、加湿量が増大し、送風ファン10Bによる風量が少ないときには、立体構造フィルタ16Bには少量の水滴が送られ加湿量が減少することとなる。
このように、分離空間18Bの風量を調整することにより、立体構造フィルタ16Bに付着する水滴量が調整できることとなり、負イオン発生量を変化させることなく、分離空間18Bの風量の変化によって立体構造フィルタ16Bに付着する水滴量を変化させて加湿量の調整を行うことができることとなる。
(実施の形態5)
図5および図6に示すように、立体構造フィルタ16Cを支持するようにフィルタケース15Cに設けられるフィルタ支持枠19を、にかわ、ポリビニールアルコール、光触媒、イオン交換繊維などの親水性材料で形成し構成する。
上記構成において、立体構造フィルタ16Cに水滴が付着し立体構造フィルタ16Cの下面に水膜が形成しようとしても、立体構造フィルタ16Cの下面は親水性材料で形成したフィルタ支持枠19で支持されていることにより、フィルタ支持枠19には、水滴を生成することがなくなり、余った水分は流下するようにスムーズに誘引され、立体構造フィルタ16Cの下面への水膜の発生が防止でき、水膜による通風抵抗の増大の要因を解消できることとなる。
(実施の形態6)
図7に示すように、立体構造フィルタ16Dを支持するようにフィルタケース15Dに設けられるフィルタ支持枠19Aの中央部を下方に下げた形状とすることにより、立体構造フィルタ16Dに付着する水滴を中央部に案内して滴下させる構成とする。
上記構成において、立体構造フィルタ16Dに付着する水滴は、立体構造フィルタ16Dを支持するフィルタ支持枠19Aによりフィルタ支持枠19Aが傾斜している中央部側に案内されて下方に滴下する。
また、図8に示すように、立体構造フィルタ16Dを支持するように、フィルタケース15Dに設けられるフィルタ支持枠19Bの外周部を下方に下げた形状とすることにより、立体構造フィルタ16Dに付着する水滴を外周部に案内して滴下させる構成とする。
上記構成において、立体構造フィルタ16Dに付着する水滴は、リッタイコウゾウフィルタ16Dを支持するフィルタ支持枠19Bにより、フィルタ支持枠19Bが傾斜している外周ぶ側に案内されて下方に滴下する。
このように、立体構造フィルタ16Dを支持するようにフィルタケース15Dに設けられる中央部を下方に下げたフィルタ支持枠19A、または、外周部を下方に下げたフィルタ支持枠19Bにより、立体構造フィルタ16Dに付着する水滴を中央部または外周部に案内することにより、立体構造フィルタ16Dの下面に形成される水膜の発生が防止でき、水膜による通風の圧損増大の要因を解消でき、また、フィルタ支持枠をフィルタケース内の一面から対向する他の面に至る一つの傾斜面で形成した場合と比較して傾斜面の長さが1/2と短くなることにより、水滴の案内をよりスムーズに行うことができ、立体構造フィルタ16Dの下面に形成されようとする水膜の発生をより効率良く防止できることとなる。
(実施の形態7)
図9に示すように、立体構造フィルタ16Eに、にかわ、ポリビニールアルコール、光触媒などの親水性材料を塗布した構成とする。
上記構成において、立体構造フィルタ16Eには、親水性材料が塗布されていることで、立体構造フィルタ16Eに水滴が飛散して付着しても、親水作用により、フィルタ表面に水膜群が形成されず抑制されることとなり、通風の圧損増加が防止され、通風量を確保できるとともに、初期運転時から負イオン量を安定的に供給できることとなる。
(実施の形態8)
図10に示すように、フィルタケース15Eを透明に形成し構成する。
上記構成において、装置が運転されることにより、塵埃を含む空気等が流れることによりフィルタケース15E内の空気流路に存在するモータカバー17Cおよび立体構造フィルタ16Fが汚れることとなる。
このとき、フィルタケース15Eは透明に形成されていることにより、フィルタケース15Eを透してモータカバー17Cおよび立体構造フィルタ16Fの汚れ具合がわかり、お手入れ時期を目視できることとなる。したがって、お手入れ時期を見逃がすことがなく、モータカバー17Cおよび立体構造フィルタ16Fの汚染を目視確認したときに即座に掃除することができ、保守点検を確実に行うことができる。
(実施の形態9)
図11に示すように、フィルタケース15Fの内面20に、汚染分解、親水性機能等をもたらす公知の光触媒を塗布した形状で構成する。
上記構成において、透明のフィルタケース15Fの内面20に塗布された光触媒によって、表面張力を弱める親水性効果が作用し、フィルタケース15F内面に水滴が付着せず、運転中でも内部を透視することができる。
また、透明のフィルタ15Fの内面20に汚れが付着するのが抑えられることにより、透明性を保ち。フィルタケ0ス15F内部の視認性が向上する。また、にかわなどと同等の親水性効果が得られ、本体での初期運転時から負イオンを安定的に供給できる。
(実施の形態10)
図12に示すように送風ファン10Cおよび送風用モータ11Bを有した送風ファンユニット21と、気水分離手段14Dをフィルタケース15Gと立体構造フィルタ16Gに分離可能に形成し、本体3Aに付着されるように構成する。
上記構成において、負イオン発生装置に汚れが付着し、掃除するときには、本体3Aの上部に装着されている送風ファンユニット21を取り外したのち、本体3A内に装着されているフィルタケース15Gを取り外し、フィルタケース15Gから立体構造フィルタ16Gを取り外し、個々に掃除を行う。
掃除後は立体構造フィルタ16Gを収納したフィルタケース15Gを本体3Aに組み込み、その後本体3Aの上部に送風ファンユニット21を装着して負イオン発生装置を形成する。
このように送風ファン10Cおよび送風用モータ11Bを有した送風ファンユニット21と、立体構造フィルタ16Gを取り外すことのできるフィルタケース15Gからなる気水分離手段14とに分離可能に形成していることにより、負イオン発生装置の内部に汚れが付着した場合に、送風ファンユニット21と気水分離手段14Dとに容易に分離して清掃をすることができることとなる。
負イオン発生装置の気水分離手段として立体構造フィルタを用いることにより加湿装置、集塵装置、脱臭装置の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の負イオン発生装置の構成を示す断面図 本発明の実施の形態2の負イオン発生装置の構成を示す断面図 本発明の実施の形態3の負イオン発生装置の構成を示す断面図 本発明の実施の形態4の負イオン発生装置の構成を示す断面図 本発明の実施の形態5の負イオン発生装置のフィルタケースを示す断面図 同負イオン発生装置のフィルタケースの斜視図 本発明の実施の形態6の負イオン発生装置のフィルタ支持枠を示す断面図 同負イオン発生装置の他のフィルタ支持枠を示す断面図 本発明の実施の形態7の負イオン発生装置の立体構造フィルタの断面図 本発明の実施の形態8の負イオン発生装置の構造を示す断面図 本発明の実施の形態9の負イオン発生装置のフィルタケースの斜視図 本発明の実施の形態10の負イオン発生装置の分解断面図 従来の負イオン空気発生装置の断面図
符号の説明
1 吸込口
2 吹出口
3 本体
4 貯水槽
5 吐出口
6 吸水管
6A 吸水管
7 吸水管モータ
7A 吸水管モータ
8 衝突体
9 吸水管カバー
9A 吸水管カバー
10 送風ファン
10A 送風ファン
10C 送風ファン
11 送風用モータ
11B 送風用モータ
13 通風路
13A 通風路
14 気水分離手段
14A 気水分離手段
14B 気水分離手段
14C 気水分離手段
14D 気水分離手段
15 フィルタケース
15A フィルタケース
15B フィルタケース
15C フィルタケース
15D フィルタケース
15E フィルタケース
15F フィルタケース
16 立体構造フィルタ
16A 立体構造フィルタ
16B 立体構造フィルタ
16C 立体構造フィルタ
16D 立体構造フィルタ
16E 立体構造フィルタ
17 モータカバー
17A モータカバー
17B モータカバー
18 分離空間
18A 分離空間
18B 分離空間
19 フィルタ支持枠
19A フィルタ支持枠
19B フィルタ支持枠
20 内面
21 送風ファンユニット

Claims (10)

  1. 吸込口と吹出口を有した本体と、この本体の底部に設けられる貯水槽と、この貯水槽水に下端が挿入され回転により吸引した水を吐出口より周囲に飛散させる吸水管と、この吸水管を回転駆動させる吸水管モーターと、前記吸水管の吐出口を囲むように複数の衝突体を立設した吸水管カバーと、この吸水管カバーの衝突体への水の衝突で発生する負イオンを含む微細水滴を搬送する送風ファンと、この送風ファンを回転させる送風用モーターを備え、この送風用モーターと前記吸水管モーターの回転方向を合わせるとともに、前記吸水管カバーと前記送風ファンを連通する上下方向の通風路の下部中央に前記吸水管モーターを配置して気水分離手段を形成した負イオン発生装置。
  2. 気水分離手段は、吸水管カバーと送風ファンを連通する通風路を形成する筒状のフィルターケースと、このフィルターケース内に設けられる立体構造フィルターと、吸水管を回転させる吸水管モーターと、この吸水管モーターを覆うモーターカバーとを備え、前記モーターカバーの周辺部および上部の空間により気水分離手段を形成した請求項1記載の負イオン発生装置。
  3. 気水分離手段を、フィルターケース内に設けた立体構造フィルターと、モーターカバーの周辺部および上部の空間により形成される分離空間とを備え、分離空間の高さを調整することにより、立体構造フィルターに付着する水滴量を調整可能に形成した請求項1記載の負イオン発生装置。
  4. 気水分離手段をフィルターケース内に設けられる立体構造フィルターと、モーターカバー周辺部および上部の空間に形成される分離空間とを備え、前記分離空間の風量調整により立体構造フィルターに付着する水滴量を調整可能に形成した請求項1記載の負イオン発生装置。
  5. 立体構造フィルターを支持するようにフィルターケースに設けられるフィルター支持枠を親水生材料で形成した請求項1記載の負イオン発生装置。
  6. 立体構造フィルターを支持するようにフィルターケースに設けられるフィルター支持枠の中央部または外周部を下方に下げてフィルター支持枠を傾斜させ、前記立体構造フィルターに付着する水滴を中央部または外周部に案内する構成とした請求項5記載の負イオン発生装置。
  7. 立体構造フィルターに親水生材料を塗布した請求項1記載の負イオン発生装置。
  8. フィルターケースを透明に形成した請求項1記載の負イオン発生装置。
  9. フィルターケースの内面に光牙媒を塗布した請求項1または8記載の負イオン発生装置。
  10. 送風ファンおよび送風用モーターを有した送風ファンユニット気水分離手段を分離可能に形成した請求項1記載の負イオン発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013044443A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Corona Corp ナノミストとマイナスイオン発生装置
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