JP7087417B2 - 携帯型情報コード表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯型情報コード表示装置に関するものである。
近年では、情報コードの用途が益々広がっており、紙などの媒体だけでなく、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯端末に情報コードを表示して別の読取装置に読み取らせるような使われ方もなされている。なお、表示装置に情報コードを表示して使用する技術としては、例えば特許文献1のような技術が提案されている。
特開2009-271553号公報
ところで、ユーザは、読取装置に読み取らせるための情報コードを表示画面に表示した後、その情報コードに記録されたデータ等を確認したい場合がある。例えば、情報コードを利用した搭乗手続きを採用している空港などである。ユーザは飛行機の搭乗待ちの時、アプリを起動させ搭乗手続き用の情報コードを表示させているが、ユーザが並んでいる搭乗口が正しい搭乗口か予定便の番号を確認するような場合が想定される。しかしながら、単に情報コードが表示されている表示状態では、一見しただけではその情報コードにどのようなデータが記録されているか視認することができない。そのために、情報コードとともにその情報コードに記録されたデータ等を同時に画面表示すると、情報コードの表示が小さくなるために、小さな表示画面に表示された情報コードでは読取装置に読み取らせ難くなる場合がある。このため、情報コードに記録されたデータを確認するための操作を行うことでそのデータ等を確認することもできるが、再度その情報コードを表示させるための操作を行う必要があり、ユーザによって利便性が悪いという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、情報コードの表示状態とこの情報コードに記録される所定のデータに関する情報が表示される表示状態との切り替えを切り替え用の操作を要することなく実施可能な構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
所定のデータが記録される情報コード(C)を表示画面(24a)に表示可能な表示部(24)と、
前記表示部による表示内容を制御する表示制御処理を行う表示制御部(21)と、
前記表示画面が向いている画面方向(F)を検出する画面方向検出部(26)と、
外部操作可能な操作部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記表示制御処理を行うことで、前記画面方向検出部により検出される前記画面方向が、前記表示画面を読取装置にかざしていることが想定される第1の角度範囲(S1)内であると、前記情報コードを前記表示画面に表示し、前記第1の角度範囲と異なる第2の角度範囲(S2)内であると、前記所定のデータに関する情報を前記表示画面に表示し、
前記第2の角度範囲は、前記操作部に対して所定の操作として前記表示制御処理を開始するための操作がなされた直後に前記画面方向検出部にて検出される前記画面方向を基準に設定され、当該第2の角度範囲の設定時に、前記第2の角度範囲と異なる範囲となるように前記第1の角度範囲が設定されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、表示制御部により行われる表示制御処理にて、画面方向検出部により検出される画面方向が、表示画面を読取装置にかざしていることが想定される第1の角度範囲内であると、情報コードが表示画面に表示される状態になり、第1の角度範囲と異なる第2の角度範囲内であると、所定のデータに関する情報が表示画面に表示される状態になる。
これにより、ユーザが把持している携帯型情報コード表示装置の表示画面を読取装置にかざした場合には、情報コードが表示画面に表示される状態(以下、コード表示状態ともいう)になり、表示した情報コードを読取装置に読み取らせることができる。一方、ユーザが表示画面を読取装置にかざした状態に対して逆向きとなる自分に向けた場合には、所定のデータに関する情報が表示画面に表示される状態(以下、データ表示状態ともいう)になり、ユーザは表示した所定のデータに関する情報を視認することができる。すなわち、携帯型情報コード表示装置の傾きを変化させるようにして画面方向を変えるだけでコード表示状態とデータ表示状態とを切り替えることができる。したがって、コード表示状態とデータ表示状態との切り替えを切り替え用の操作を要することなく実施することができる。
特に、外部操作可能な操作部を備え、第2の角度範囲は、操作部に対して所定の操作がなされたときに画面方向検出部にて検出される画面方向を基準に設定され、当該第2の角度範囲の設定時に、第2の角度範囲と異なる範囲となるように第1の角度範囲が設定される。操作部に対して所定の操作がなされていると、ユーザが表示画面を自分に向けて操作している状態が想定されるので、この所定の操作時に検出される画面方向を基準に第2の角度範囲を設定することで、その使用環境にあわせるように第2の角度範囲を設定することができる。
そして、第2の角度範囲は、操作部に対する所定の操作として表示制御処理を開始するための操作がなされた直後に画面方向検出部にて検出される画面方向を基準に設定される。表示制御処理を開始するための操作がなされた直後では、ユーザが表示画面を自分に向けて操作している可能性がより高まるので、この操作直後に検出される画面方向を基準に第2の角度範囲を設定することで、第2の角度範囲を精度よく設定することができる。
請求項の発明では、表示制御部により行われる表示制御処理にて、画面方向検出部により検出される画面方向が前記第2の角度範囲内であると、時計部により取得された現在時刻と所定のデータに含まれる所定の時刻との差に関する情報を含めるように所定のデータに関する情報が表示画面に表示される。
これにより、例えば、開始時刻や座席番号等が所定のデータとして記録される情報コードを画面表示して入場ゲートに設置される読取装置にかざすような状況では、表示画面を読取装置の読取口にかざすことで画面方向が第1の角度範囲内であると判断されると、画面表示された情報コードが読取装置に読み取られて入場が許可される。一方、表示画面を自分に向けることで画面方向が第2の角度範囲内であると判断されると、開始時刻や座席番号だけでなく、現在時刻と所定の時刻との差に関する情報として、現在時刻を規準に開始時刻までの残り時間をも画面表示することができる。すなわち、情報コードに記録される所定のデータに関する情報だけでなく、他の情報をもあわせて画面表示することができる。
本発明の第1実施形態に係る携帯端末を概略的に示す斜視図である。 図1の携帯端末の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図3(A)は、携帯端末の表示画面を読取装置にかざしている状態を説明する説明図であり、図3(B)は、携帯端末の表示画面をユーザが見ている状態を説明する説明図である。 図4(A)は、情報コードが携帯端末の表示画面に表示されるコード表示状態を説明する説明図であり、図4(B)は、情報コードに記録される所定のデータに関する情報が携帯端末の表示画面に表示されるデータ表示状態を説明する説明図である。 第1実施形態において携帯端末にて実行される表示制御処理の流れを例示するフローチャートである。 第1実施形態の変形例におけるデータ表示状態を説明する説明図である。 第2実施形態において携帯端末にて実行される表示制御処理の流れを例示するフローチャートである。 第2実施形態の変形例において携帯端末にて実行される表示制御処理の流れを例示するフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る携帯型情報コード表示装置を適用した携帯端末について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示す携帯端末10は、読取装置1に読み取らせる情報コードCを表示可能な携帯型情報コード表示装置であり、例えば、所定のアプリケーションプログラムがインストールされた携帯電話(スマートフォン)により構成することができる。図1に示すように、携帯端末10は、片手により把持可能であって、表示画面24aが設けられる前面11aとこの前面11aに略平行な後面11bとの距離(厚さ)が小さい薄箱状のケース11により外郭が構成されている。
この携帯端末10は、主に、図2に示すように、制御部21、記憶部22、撮像部23、表示部24、操作部25、加速度センサ26、時計部27、通信部28などを備えている。制御部21は、携帯端末10を全体的に制御可能なマイコンなどによって構成され、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなり、情報処理機能を有している。この制御部21には、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)が接続されており、本構成の場合、記憶部22、撮像部23、表示部24、操作部25、加速度センサ26、時計部27、通信部28等が接続されている。なお、制御部21は、表示制御部の一例に相当し、表示部24でなされる表示を制御可能に構成されている。
記憶部22は、例えば半導体メモリ装置などの公知の記憶装置によって構成されており、例えばRAM、ROM、その他の不揮発性メモリなどがこれに相当する。この記憶部22には、読取装置1に読み取らせる情報コードCやその情報コードCに記録される所定のデータ等が予め記憶可能であって、情報コードCを画面表示する際になされる表示制御処理を実行するためのアプリケーションプログラム等が制御部21により実行可能に予め格納されている。
撮像部23は、受光センサ(例えば、C-MOSエリアセンサ、CCDエリアセンサ等)を備えた公知のカメラとして構成され、制御部21により制御されて撮像される画像信号を制御部21に出力するように構成されている。表示部24は、公知の液晶ディスプレイ(LCD)等からなる表示画面24aを備えるように構成されており、制御部21による制御に応じて表示画面24aの表示内容が制御されるようになっている。操作部25は、サイドキーなどの操作スイッチ、或いはタッチパネル等により外部操作可能に構成され、その操作に応じた操作信号を制御部21に出力するように構成されている。
加速度センサ26は、3軸方向の加速度を検出可能な公知の3軸加速度センサ(3軸モーションセンサ)であって、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれの方向の加速度を検出し、この検出結果に応じた加速度信号を制御部21に出力するように構成されている。この加速度センサ26により、3軸方向(X軸方向、Y軸方向,Z軸方向)の加速度が検出されることで、当該携帯端末10の3軸方向に関する位置や表示画面24aが向いている方向(画面方向F:図3参照)を検出(算出)することができる。なお、画面方向Fを検出する加速度センサ26は、「画面方向検出部」の一例に相当し得る。
時計部27は、公知の方式により現在時刻を取得し、所定の時点(例えば、操作部25を操作した時点)からの経過時間等を計測可能に構成されている。通信部28は、例えば公知の通信方式(無線LAN通信、赤外線通信、ブルートゥース(登録商標)通信など)によって外部装置と通信を行うように構成されている。
次に、本実施形態の特徴的構成について説明する。
ユーザによっては、サービス提供者等から予め取得した情報コードC及びその情報コードCに記録される所定のデータ等が予め記憶部22に記憶されている状態において、読取装置1に読み取らせるために情報コードCを表示画面24aに表示した後に、その情報コードCに記録されたデータ等を確認したい場合がある。
そこで、本実施形態では、制御部21にて実行される表示制御処理により、図3(A)に示すように表示画面24aを読取装置1にかざしていることが想定される画面方向Fが検出される場合には、その表示画面24aに情報コードCを画面表示する。このため、本実施形態では、検出される画面方向Fが情報コードCを画面表示すべき角度範囲(以下、コード表示角度範囲S1ともいう)内であるか否かについて判定する。すなわち、コード表示角度範囲S1は、表示画面24aを読取装置1にかざしていることが想定される角度範囲に応じて設定されるもので、本実施形態では、読取装置1の上面に読取口2が設けられることから、画面方向Fが下向きとみなされる範囲に設定される。具体的には、コード表示角度範囲S1は、図3(A)に例示するように、水平面に直交する平面において水平面に対する表示画面24aの画面方向Fの角度が、例えば、30°以上150°以下となる範囲に設定されている。
そして、図3(B)に示すように表示画面24aをユーザが見ていることが想定される画面方向Fが検出される場合、具体的には、画面方向Fがコード表示角度範囲S1と異なる範囲(以下、データ表示角度範囲S2ともいう)では、その表示画面24aに情報コードCに記録される所定のデータの少なくとも一部を画面表示する。なお、コード表示角度範囲S1は、「第1の角度範囲」の一例に相当し、データ表示角度範囲S2は、「第2の角度範囲」の一例に相当し得る。
すなわち、携帯端末10の傾きを変化させるようにして画面方向Fを変えるだけで、図4(A)に示すように情報コードCが表示画面24aに表示される状態(コード表示状態)と、図4(B)に示すようにその情報コードCに記録される所定のデータに関する情報が表示画面に表示される状態(データ表示状態)とを、所定の操作を要することなく自動的に切り替える。なお、図4(B)では、情報コードCに所定のデータとして開始時刻及び座席番号が記録される場合のデータ表示状態を例示している。
以下、本実施形態において、上面に読取口2が設けられる読取装置1に対して情報コードCを読み取らせる際に、携帯端末10の制御部21にて実行される上記表示制御処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明では、「○○コンサート」の入場チケットとして利用される情報コードCと、この情報コードCに所定のデータとして記録される「○○コンサート」の開始時刻及び座席番号とが予め取得されて、記憶部22に記録されている場合について詳述する。
携帯端末10の操作部25に対して所定の操作がなされることで制御部21にて表示制御処理が開始されると、まず、図5のステップS101に示す画面方向検出処理がなされ、加速度センサ26の検出結果を利用して画面方向Fが検出される。続いて、ステップS103の判定処理がなされ、検出される画面方向Fが上記コード表示角度範囲S1内であるか否かについて判定される。ここで、表示制御処理の開始直後であり、検出される画面方向Fが上記コード表示角度範囲S1でなくデータ表示角度範囲S2内であると(S103でNo)、図4(B)に示すようにデータ表示状態となり、開始時刻及び座席番号が表示画面24aに表示される(S105)。このデータ表示状態では、例えば、「表示画面を読取装置にかざしてください」等の情報もあわせて表示することができる。そして、検出される画面方向Fが上記コード表示角度範囲S1内になるまで、上記ステップS103にてNoとの判定が繰り返されて、所定の終了操作がなされるまで(S109でNo)、データ表示状態が維持される。
一方、ユーザが表示画面24aを読取装置1の読取口2にかざすことにより、検出される画面方向Fが上記コード表示角度範囲S1内になると、上記ステップS103にてYesと判定されて、図4(A)に示すようにコード表示状態となり、情報コードCが表示画面24aに表示される(S107)。そして、検出される画面方向Fが上記データ表示角度範囲S2内になるまで、上記ステップS103にてYesとの判定が繰り返されて、所定の終了操作がなされるまで(S109でNo)、コード表示状態が維持される。
そして、このように情報コードCを画面表示した後に、その情報コードCに記録されたデータ等を確認したいユーザにより、表示画面24aがユーザ自身に向けられると、検出される画面方向Fがデータ表示角度範囲S2内となり(S103でNo)、開始時刻及び座席番号が表示画面24aに表示される(S105)。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯端末10では、制御部21により行われる表示制御処理にて、加速度センサ26を利用して検出される画面方向Fが、表示画面24aを読取装置1の読取口2にかざしていることが想定されるコード表示角度範囲S1内であると、情報コードCが表示画面24aに表示されるコード表示状態になり、コード表示角度範囲S1と異なるデータ表示角度範囲S2内であると、情報コードCに記録された所定のデータに関する情報が表示画面24aに表示されるデータ表示状態になる。
これにより、ユーザが把持している携帯端末10の表示画面24aを読取装置1の読取口2にかざした場合には、情報コードCが表示画面24aに表示されるコード表示状態になり、表示した情報コードCを読取装置1に読み取らせることができる。一方、ユーザが表示画面24aを読取口2にかざした状態に対して逆向きとなる自分に向けた場合には、所定のデータに関する情報が表示画面24aに表示されるデータ表示状態になり、ユーザは表示した所定のデータに関する情報を視認することができる。すなわち、携帯端末10の傾きを変化させるようにして画面方向Fを変えるだけでコード表示状態とデータ表示状態とを切り替えることができる。したがって、コード表示状態とデータ表示状態との切り替えを切り替え用の操作を要することなく実施することができる。
特に、コード表示角度範囲S1は、画面方向Fが下向きとみなされる範囲に設定され、データ表示角度範囲S2は、画面方向Fが上向きとみなされる範囲に設定される。通常、読取装置1はその読取口2を上方に向けた状態で載置されることから、画面方向Fが下向きでは画面表示した情報コードCを読取装置1にかざしている可能性が高く、画面方向Fが上向きではユーザが表示画面24aを見ている可能性が高いと想定できる。このため、予めコード表示角度範囲S1及びデータ表示角度範囲S2を設定する場合でも、画面方向Fが下向きとみなされる範囲にコード表示角度範囲S1を設定し、画面方向Fが上向きとみなされる範囲にデータ表示角度範囲S2を設定することで、実状に応じた角度範囲の設定を行うことができる。
なお、コード表示角度範囲S1は、画面方向Fが下向きとみなされる範囲に設定されることに限らず、読取装置1の読取口2が上向きと異なる方向となっている場合には、その読取口2の向きに応じて予め設定されてもよい。この場合には、設定されたコード表示角度範囲S1を考慮してデータ表示角度範囲S2も設定することができる。
本実施形態の変形例として、データ表示状態では、時計部27により取得された現在時刻と所定のデータに含まれる所定の時刻との差に関する情報を含めるように所定のデータに関する情報が表示画面24aに表示されてもよい。具体的には、図6に例示するように、開始時刻が「10:00」であり現在時刻が「9:15」として取得される場合には、「開始時刻まで45分」として、残りの時間が表示画面24aに表示される。
これにより、例えば、開始時刻や座席番号等が所定のデータとして記録される情報コードCを画面表示して入場ゲートに設置される読取装置1にかざすような状況では、表示画面を読取装置1の読取口にかざすことで画面方向Fがコード表示角度範囲S1内であると判断されると、画面表示された情報コードCが読取装置1に読み取られて入場が許可される。一方、表示画面を自分に向けることで画面方向Fがデータ表示角度範囲S2内であると判断されると、開始時刻や座席番号だけでなく、現在時刻と所定の時刻との差に関する情報として、現在時刻を規準に開始時刻までの残り時間をも画面表示することができる。すなわち、情報コードCに記録される所定のデータに関する情報だけでなく、他の情報をもあわせて画面表示することができる。なお、あわせて表示される他の情報は、残り時間に限らず、現在時刻を規準に求められる他の時間に関する情報であってもよいし、例えば、情報コードCの表示にあわせて外部から取得した情報であってもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る携帯型情報コード表示装置を適用した携帯端末について、図面を参照して説明する。
本第2実施形態に係る携帯端末10は、操作部に対して所定の操作がなされたときに検出される画面方向Fを基準にデータ表示角度範囲S2が設定される点が、上記第1実施形態に係る携帯型情報コード表示装置と異なる。したがって、第1実施形態の携帯型情報コード表示装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
以下、本実施形態において、上面に読取口2が設けられる読取装置1に対して情報コードCを読み取らせる際に、携帯端末10の制御部21にて実行される上記表示制御処理について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
携帯端末10の操作部25に対して所定の操作がなされることで制御部21にて表示制御処理が開始されると、まず、図7のステップS201に示すデータ表示角度範囲設定処理がなされる。この処理では、現時点で検出された画面方向F、すなわち、表示制御処理が開始された直後に検出された画面方向Fを規準にデータ表示角度範囲S2が設定される。具体的には、例えば、表示制御処理が開始された直後に検出された画面方向Fに対して水平面を規準に±90°となるようにデータ表示角度範囲S2が設定される。このデータ表示角度範囲S2の設定時に、データ表示角度範囲S2と異なる範囲となるようにコード表示角度範囲S1が設定される。
続いて、画面方向Fが検出されて(S101)、この検出される画面方向Fが上記コード表示角度範囲S1内であるか否かについて判定される。ここで、検出される画面方向Fが上述のように設定されたデータ表示角度範囲S2内であると(S103でNo)、図4(B)に示すようにデータ表示状態となり、開始時刻及び座席番号が表示画面24aに表示される(S105)。
一方、ユーザが表示画面24aを読取装置1の読取口2にかざすことにより、検出される画面方向Fが上述のように設定されるコード表示角度範囲S1内になると、上記ステップS103にてYesと判定されて、図4(A)に示すようにコード表示状態となり、情報コードCが表示画面24aに表示される(S107)。そして、このように情報コードCを画面表示した後に、その情報コードCに記録されたデータ等を確認したいユーザにより、表示画面24aがユーザ自身に向けられると、検出される画面方向Fがデータ表示角度範囲S2内となり(S103でNo)、開始時刻及び座席番号が表示画面24aに表示される(S105)。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯端末10では、データ表示角度範囲S2は、操作部25に対する所定の操作として表示制御処理を開始するための操作がなされたときに加速度センサ26を利用して検出される画面方向Fを基準に設定される。表示制御処理を開始するための操作がなされたときは、ユーザが表示画面24aを自分に向けて操作している可能性がより高まるので、この操作時に検出される画面方向Fを基準にデータ表示角度範囲S2を設定することで、データ表示角度範囲S2を精度よく設定することができる。
なお、データ表示角度範囲S2は、操作部25に対する所定の操作として、表示制御処理を開始するための操作がなされたときに、加速度センサ26を利用して検出される画面方向Fを基準に設定されることに限らず、操作部25に対して何らかの操作又は予め設定される操作又がなされたときに、加速度センサ26を利用して検出される画面方向Fを基準に設定されてもよい。このように、操作部25に対して所定の操作がなされていると、ユーザが表示画面24aを自分に向けて操作している状態が想定されるので、この所定の操作時に検出される画面方向Fを基準にデータ表示角度範囲S2を設定することで、その使用環境にあわせるようにデータ表示角度範囲S2を設定することができる。
例えば、データ表示角度範囲S2は、表示制御処理が開始された後、操作部25に対して何らかの操作がなされるごとに加速度センサ26を利用して検出される画面方向Fを基準に設定されてもよい。具体的には、図8に示すフローチャートのように、データ表示状態(図8のS105)又はコード表示状態(S107)となった後、操作部25に対して終了操作と異なる何らかの操作がなされると(S203でYes)、上記ステップS201の処理がなされて、現時点で検出された画面方向Fを規準にデータ表示角度範囲S2が設定される。
このように、操作がなされるごとにデータ表示角度範囲S2が設定されることで、ユーザが表示画面24aを見る際の画面方向Fが変わりやすい状況で使用される場合でも、その状況に応じて適切にデータ表示角度範囲S2を設定することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明は、所定のアプリケーションプログラムがインストールされた携帯電話により構成されることに限らず、情報コードを画面表示可能であってその画面方向を検出可能な携帯端末などの携帯型情報コード表示装置に適用することができる。
(2)コード表示角度範囲S1及びデータ表示角度範囲S2は、画面方向Fの角度が常にいずれかの範囲内となるように設定されることに限らず、情報コードCの表示やデータ等の表示が不要な画面方向Fの角度範囲がある場合には、その角度範囲を除くように設定されてもよい。
(3)画面方向Fは、加速度センサ26を画面方向検出部として利用することで検出されることに限らず、例えば、地磁気センサ等の他のセンサ等を画面方向検出部として利用することで検出されてもよい。
10…携帯端末(携帯型情報コード表示装置)
21…制御部(表示制御部)
24…表示部
24a…表示画面
25…操作部
26…加速度センサ(画面方向検出部)
27…時計部
C…情報コード
F…画面方向
S1…コード表示角度範囲(第1の角度範囲)
S2…データ表示角度範囲(第2の角度範囲)

Claims (2)

  1. 所定のデータが記録される情報コードを表示画面に表示可能な表示部と、
    前記表示部による表示内容を制御する表示制御処理を行う表示制御部と、
    前記表示画面が向いている画面方向を検出する画面方向検出部と、
    外部操作可能な操作部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記表示制御処理を行うことで、前記画面方向検出部により検出される前記画面方向が、前記表示画面を読取装置にかざしていることが想定される第1の角度範囲内であると、前記情報コードを前記表示画面に表示し、前記第1の角度範囲と異なる第2の角度範囲内であると、前記所定のデータに関する情報を前記表示画面に表示し、
    前記第2の角度範囲は、前記操作部に対して所定の操作として前記表示制御処理を開始するための操作がなされた直後に前記画面方向検出部にて検出される前記画面方向を基準に設定され、当該第2の角度範囲の設定時に、前記第2の角度範囲と異なる範囲となるように前記第1の角度範囲が設定されることを特徴とする携帯型情報コード表示装置。
  2. 現在時刻を取得する時計部を備え、
    前記所定のデータには所定の時刻に関する情報が含まれ、
    前記表示制御部は、前記表示制御処理を行うことで、前記画面方向検出部により検出される前記画面方向が前記第2の角度範囲内であると、前記時計部により取得された現在時刻と前記所定の時刻との差に関する情報を含めるように前記所定のデータに関する情報を前記表示画面に表示することを特徴とする請求項に記載の携帯型情報コード表示装置。
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