JP4526578B2 - 携帯装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は携帯装置及びその制御方法に関し、少なくとも2つの操作面を有する携帯装置及びその制御方法に関する。
従来、携帯電話機に設けられた入力操作装置としてのタッチパッドにおいては、入力操作を受ける複数の位置に対して、それぞれ実行すべき機能の割り当てを重力センサの検出結果に応じて変更するものが考えられている(特許文献1参照)。
この携帯電話機においては、操作負担を増大させることなく、入力操作を受ける入力操作装置について、端末の姿勢方向が何れであっても同一の操作性を提供することを目的として、重力センサからの出力信号によって、タッチパッドの入力操作を受ける複数の位置に対して、実行すべき機能の割り当てを変更するようになされている。
特開2006−350814号公報
一方、携帯電話機等の携帯装置として、例えば筺体の正面部とその裏面部の各々に表示画面を有する表示部を搭載し、各々の表示画面に表示を行うようにしたものが考えられている。この種の携帯装置では、正面部及び裏面部に各々別々の入力操作部を設けて、正面部の表示画面を見ながら該正面部に設けられた入力操作部を操作し、裏面部の表示画面を見ながら該裏面部の入力操作部を操作するようになされている。
しかしながら、いずれの入力操作部を受け付け状態とするかは、例えばユーザの切り換え操作を別途必要とする等、煩雑な操作が必要になる問題があった。かかる問題点を解決するための一つの方策として、重力センサを設け、この重力センサの検出結果を基に、いずれの入力操作部を受け付け状態とするかを判断する方法が考えられる。
しかしながら、重力センサを用いるだけでは、携帯装置側の姿勢変化によってのみ入力操作部の選択を行うこととなるので、ユーザの姿勢等、ユーザ側の使用状態を的確に反映した判断を行うことが困難である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、操作部の選択をユーザの使用状態に応じて一段と的確に行うことができる携帯装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の携帯装置は、第1の面部に第1の表示部を有すると共に、第2の面部に第2の表示部を有する筺体と、前記筺体の姿勢状態を検出する検出手段と、前記筺体に設けられた第1の操作部と、前記筺体に設けられた第2の操作部と、少なくとも前記第1の面部又は第2の面部に正対する被写体像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された前記被写体像を比較対象と比較することにより、前記被写体像を認証する認証手段と、前記認証手段の認証結果と前記検出手段の検出結果とに基づいて、前記第1又は第2の操作部のいずれを有効化するかを判断すると共に、該有効化された操作部を介して入力された入力結果を前記第1又は第2の表示部のいずれに反映させるかを判断し、該判断結果に応じて前記第1及び第2の操作部と、前記第1及び第2の表示部とを制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
この構成によれば、筺体の姿勢状態と、撮像手段により撮像される被写体像の認証結果とに基づいて、表示部及び操作部の動作が制御されることにより、ユーザの使用状態に応じて携帯装置を一段と使い易くすることができる。
また本発明は、上記携帯装置において、前記撮像手段は、前記第1の面部に正対する第1の被写体像を撮像する第1のカメラと、前記第2の面部に正対する第2の被写体像を撮像する第2のカメラとを有し、前記制御手段は、前記第1のカメラ又は前記第2のカメラのいずれかによって撮像された被写体像の認証結果が前記比較対象と一致する結果である場合に、該一致した結果が得られた前記第1又は第2のカメラに対応する操作部を有効化すると共に、該有効化された操作部に対応する前記第1又は第2の表示部に操作結果を反映させることが好ましい。この場合には、第1又は第2のカメラによって撮像された被写体像を認証することにより、ユーザによる操作面を的確に判断することができる。
また本発明は、上記携帯装置において、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記筺体の姿勢状態が予め設定されている基準範囲外となった場合には、前記認証手段により比較対象と一致する結果が得られた被写体が正対する前記第1又は第2の面部に設けられた前記第1又は第2の表示部と、該表示部に対応付けられる前記第1又は第2の操作部を有効化し、他方の操作部を無効化することが好ましい。この場合には、ユーザが操作しようとする面部を操作面として、この操作面に設けられる表示部及びこの表示部に対応付けられた操作部が有効化され、他の操作部が無効化されるので、ユーザによる誤操作が防止され、携帯装置を一段と使い易くすることができる。
また本発明は、上記携帯装置において、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記筺体の姿勢状態が前記基準範囲内である場合には、前記検出結果に応じて前記第1又は第2の表示部と、該第1又は第2の表示部に対応付けられる前記第1又は第2の操作部を有効化することが好ましい。この場合には、姿勢状態が基準範囲内である場合には、姿勢状態を検出する検出手段の検出結果に基づいて表示部及び操作部が有効化されることにより、姿勢変化が基準範囲内であれば、撮像手段により撮像された被写体像の認証なしで表示部及び操作部の有効化が行われ、その処理が容易となる。
また本発明は、上記携帯装置において、前記制御手段は、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて、前記筺体の姿勢状態が前記基準範囲内である場合には、前記第1及び第2の撮像手段の電源をオフ状態に制御することが好ましい。この場合には、被写体像による認証が不要の場合には、第1及び第2の撮像手段の電源がオフ状態となるので、その分、消費電力を低減することができる。
また本発明は、上記携帯装置において、前記制御手段は、前記有効化されている第1又は第2の操作部の入力がある場合には、前記姿勢状態に関わらず、前記有効化されている第1又は第2の操作部の有効化を維持することが好ましい。この場合には、操作部を介してユーザが入力操作中であることは、ユーザが同一の操作面を見続けていることを意味しており、この場合には、筺体の姿勢状態に関わらず、有効化されている表示部及び操作部を維持することで、使用中の表示部及び操作部の有効化が不用意にキャンセルされることを防止することができる。
また本発明は、上記携帯装置において、前記筺体周辺の明るさを検出する光センサを具備し、前記認証手段は、前記明るさに応じて前記比較の精度を変化させることが好ましい。この場合には、認証手段による認証精度が低くなる程度に周囲が暗くなった場合には、認証手段において被写体像を比較対象と比較する際の比較精度を低くすることにより、高い比較精度のままでは誤判断してしまう場合であっても、正確な判断を行うことが可能となる。
また本発明は、上記携帯装置において、前記姿勢状態は、前記筺体の姿勢であることが好ましい。この場合には、筺体の姿勢が基準範囲内である場合には、その姿勢に応じて設定されている表示部及び操作部が有効化されることとなるので、筺体の姿勢に変化がなくとも、有効化すべき表示部及び操作部を判断することができる。
また本発明は、上記携帯装置において、前記姿勢状態は、前記筺体の姿勢の変化であることが好ましい。この場合には、筺体の姿勢に変化があった場合に表示部及び操作部を有効化すべきか否かが判断されるので、筺体の姿勢変化に応じた的確な判断を行うことができる。
また本発明の携帯装置の制御方法は、第1の面部に第1の表示部を有すると共に、第2の面部に第2の表示部を有する筺体と、第1及び第2の操作部と、前記筺体の姿勢状態を検出する検出手段と、少なくとも前記第1の面部又は第2の面部に正対する被写体像を撮像する撮像手段とを有する携帯装置の前記第1及び第2の表示部と前記第1及び第2の操作部とを制御する制御方法であって、前記検出手段により前記筺体の姿勢状態を検出するステップと、前記撮像手段による撮像結果に基づいて、前記第1の面部又は前記第2の面部に正対する被写体像を認証するステップと、前記認証の結果と前記検出の結果とに基づいて、前記第1又は第2の操作部のいずれを有効化するかを判断すると共に、該有効化された操作部を介して入力された入力結果を前記第1又は第2の表示部のいずれに反映させるかを判断し、該判断結果に応じて前記第1及び第2の操作部と、前記第1及び第2の表示部とを制御するステップとを具備することを特徴とする。
この方法によれば、筺体の姿勢状態と、撮像手段により撮像される被写体像の認証結果とに基づいて、表示部及び操作部の動作が制御されることにより、ユーザの使用状態に応じて携帯装置を一段と使い易くすることができる。
本発明によれば、操作部の選択をユーザの使用状態に応じて一段と的確に行うことができる携帯装置及びその制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる携帯装置としての携帯電話機10の正面部10a側の外観を示す斜視図であり、図2は、裏面部10b側の外観を示す斜視図である。また、図3は、携帯電話機10の右側面部10cを示す側面図である。図1乃至図3に示すように、携帯電話機10は、正面部10aと裏面部10bとにそれぞれ個別の表示部(表示パネル)13及び14を有している。表示部13にはユーザが入力操作を行うための操作部(タッチパネル)15が設けられており、また表示部14には、ユーザが入力操作を行うための操作部(タッチパネル)16が設けられている。
これにより、正面部10aにおいては、表示部13とこれと同じ方向に向いた操作部15を一組のユーザインターフェイスとして用いることができると共に、裏面部10bにおいては、表示部14とこれと同じ方向に向いた操作部16を一組のユーザインターフェイスとして用いることができるようになっている。
また、正面部10aには、第1のカメラのレンズ部21が設けられている。このレンズ部21は、正面部10aに設けられた表示部13と同じ方向に向けられており、これにより表示部13の向く方向にある被写体(すなわち、表示部13を見ている被写体)を第1のカメラによって撮像し得るようになされている。
また、裏面部10bには、第2のカメラのレンズ部22が設けられている。このレンズ部22は、裏面部10bに設けられた表示部14と同じ方向に向けられており、これにより表示部14の向く方向にある被写体(すなわち、表示部14を見ている被写体)を第2のカメラによって撮像し得るようになされている。
図4は、携帯電話機10の構成を示すブロック図である。なお、図4に示す構成は、本発明を説明するための簡略化したものであり、通常の携帯電話機に搭載される構成要素は備えているものとする。
図4に示すように、携帯電話機10は、装置全体を制御する制御部31と、移動通信網を介して移動通信センタとの間で移動通信により通信を行う通信部32と、上述の表示部13、14及び入力操作部15、16と、音声を入力するためのマイクロフォン33と、音声を出力するためのスピーカ34と、第1のカメラ35と、第2のカメラ36と、種々の情報を記憶するための記憶部37と、装置に搭載されあるいはダウンロードされた種々のアプリケーションを起動するアプリ制御部38と、装置にかかる重力方向を検出するための重力センサ41と、装置に加わる加速度を検出するための加速度センサ42と、装置の周囲環境の明るさを検出するための光センサ43とから主に構成されている。
通信部32は、移動通信用インタフェースにより移動通信網を介して通信対象と通信を行う。通信部32は、マイクロフォン33を介して電気信号に変換された音声信号を、移動通信網に送出すると共に、移動通信網を介して受信した音声信号をスピーカ34を介して音声として出力する。これにより、携帯電話機10においては、通信対象(他の携帯電話機)との間で通話を行うことができる。また、通信部32は、移動通信網を介して受信した情報を表示部13又は14に表示する。
第1及び第2のカメラ35及び36は、操作部15又は16を介して入力される通常の撮影モードの指定によりレンズ部21又は22を介して得られる撮像光を光電変換することにより、画像データを得るようになされている。これにより、ユーザの意志によって例えば記念写真等を撮影することができる。また、カメラ35及び36は、かかる通常の撮影モードに加えて、重力センサ41、加速度センサ42及び光センサ43の検出結果に基づき、後述するシーケンスに従って動作するようになされている。カメラ35、36は、レンズ部21、22を介して取り込まれた被写体象を光電変換してなる画像データを、例えばRAM(Random Access Memory)構成の記憶部37に記憶する。アプリ制御部38は、装置に搭載され、あるいはダウンロードされた各種アプリケーションを起動させる。
次に、携帯電話機10の制御部31における、操作部15又は16を介した入力操作結果の受付け処理について説明する。本実施の形態の場合、制御部31は、重力センサ41、加速度センサ42及び光センサ43の検出結果と共に、必要に応じて、カメラ35又は36によって撮像された結果を取り入れて、操作部15又は16のいずれかを選択し、該選択された操作部15又は16の入力操作結果を受け付ける処理を実行する。これにより、ユーザが見ている表示部13又は14に併設された操作部15又は16の操作結果を受け付けるようになされている。
すなわち、図5は、制御部31による処理手順を示すフローチャートであり、制御部31は、電源がオン状態となると、当該処理手順を開始し、ステップST11において、加速度センサ42及び重力センサ41の検出結果、及びカメラ35、36により撮像された画像による顔認識結果を基に操作面として正面部10a又は裏面部10bのいずれかを選択する。すなわち、制御部31は、重力センサ41により検出された重力方向に基づき、携帯電話機10の正面部10a又は裏面部10bのいずれが上方を向いているかを判断する。また加速度センサ42の検出結果に基づき、加速度が作用したか否か、すなわち、携帯電話機10の姿勢変化が発生したか否かを判断する。制御部31は、基本的には、重力センサ41及び加速度センサ42の検出結果に基づいて、正面部10a又は裏面部10bのいずれかが上方を向いた状態が保たれている場合には、上方を向いている面(正面部10a又は裏面部10b)をユーザによる操作面と判断するようになっている。因みに、正面部10aが上方を向いていると判断され得る基準範囲は、例えば、正面部10aが鉛直上方を向く状態を中心として一定角度以内の範囲として予め設定されている。この設定値は、制御部31(図4)に設けられたメモリ(図示せず)に記憶されている。また、裏面部10bについても同様にして基準範囲が予めメモリに記憶されている。さらに、筺体の姿勢が変化したことは、加速度センサ42の値が一定値以上となった場合に検出され、この一定値もメモリに予め記憶されている。なお、正面部10a(裏面部10b)が上方を向いていると判断し得る基準範囲は、鉛直上方を中心とした範囲に限らず、斜め上方を中心とした所定範囲としてもよく、その範囲は種々設定することができる。
そして、制御部31は、これに加えて、レンズ部21及び22において撮像された被写体像を画像認識し、それぞれを顔認証することにより、ユーザの顔が撮像されたものと判断される場合には、そのレンズ部21又は22が設けられている側(正面部10a又は裏面部10b)を操作面として選択する。制御部31は、操作面として正面部10aを選択した場合には、該正面部10aに設けられている表示部13及び操作部15を有効化し、操作部15を介して入力された結果を表示部13に反映させる。また、これに対して、操作面として裏面部10bが選択された場合には、該裏面部10bに設けられている表示部14及び操作部16を有効化し、操作部16を介して入力された結果を表示部14に反映させる。
このようして、制御部31は、ステップST11において、重力センサ41、加速度センサ42及びカメラ35、36(レンズ部21、22)を利用して携帯電話機10のユーザによる操作面を判断し選択する。これにより、ユーザは、自ら操作することなく、操作しようとする側の面(正面部10a又は裏面部10b)の操作部15又は16が制御部31によって受付け状態となると共に、表示部13又は14に操作内容が表示されることになる。
なお、ステップST11において、制御部31は、光センサ43によって周囲の明るさを判断し予め設定されている基準の明るさよりも暗くなった場合には、カメラ35、36によって撮像された被写体像の顔認識精度を下げ、例えば、輪郭部分のみを用いた顔認証を行う。これに対して、周囲の明るさが基準の明るさよりも明るい場合には、顔認証の方法として、特徴点抽出により本人確認制度を上げるようになっている。このように、周囲の明るさが基準の明るさよりも暗い場合には、撮像される被写体像を十分な精度で特徴点抽出を行うことが困難であることにより、輪郭部分による顔認証が行われ、周囲の明るさが基準の明るさよりも明るい場合には、撮像される被者体像を十分な制度で特徴点抽出を行うことができることにより、特徴点抽出による顔認証が行われる。
そして、制御部31は、ステップST12に進んで、重力センサ41及び加速度センサ42による検出結果に基づいて、姿勢変化があったか否かを判断する。姿勢変化がなかった場合には、制御部31は、ステップST12からステップST13に進んで、上述のステップST11において選択された操作面(正面部10a又は裏面部10b)の選択状態(選択された面の表示部13又は14及び操作部15又は16が有効化されている状態)を保持する。そして、選択されていない側の操作部16又は15の受付けを禁止することにより、該操作部16又は15での入力操作を無効化する。これにより、ステップST11において、ユーザによって操作されるものとして選択された操作部15又は16は、姿勢変化が検出されるまで、入力操作が受付けられる状態(有効化状態)となり、反対側の面(裏面部10b又は正面部10a)に設けられた操作部16又は15は、受付けが禁止された状態(無効化状態)となる。因みに、ステップST13の処理は、ステップST12において姿勢変化がないものと判断された場合の処理であるので、顔認識を行う必要はなく、制御部31は、ステップST13に進むと、カメラ35、36の起動を停止し電力消費を抑えるようになっている。
一方、ステップST12において、姿勢変化が有るものと判断されると、制御部31は、ステップST12からステップST14に進んで、上述のステップST11において選択され入力操作が受付け可能となっている操作部15又は16が操作中であるか否かを判断する。操作中ではない場合、このことは、姿勢変化があり、さらに操作中ではないことを意味しており、制御部31は、ステップST14から上述のステップST11に戻って、操作面(正面部10a又は裏面部10b)の選択を行う。このように、携帯電話機10の姿勢が変化し、かつ、操作中でない場合には、操作される側の面(正面部10a又は裏面部10b)が変化した可能性があることにより、改めて操作面の選択が行われる。因みに、ステップST12において姿勢変化があったものと判断された場合には、改めて顔認識を行う必要が生じるため、制御部31は、カメラ35、36を起動させて顔認識のスタンバイ状態に移行するようになっている。
一方、ステップST14において、操作中であると判断されると、制御部31は、ステップST14からステップST15に進んで、重力センサ41及び加速度センサ42を起動させることなく、上述のステップST11において選択された操作面の選択状態を保持する。このように、携帯電話機10の姿勢が変化したものの、このとき選択されている操作面の操作部15又は16が操作中である場合には、ユーザがそれまで選択されている操作面の操作部15又は16を操作中に姿勢を変化させたものと判断することができることにより、制御部31は、改めて操作面を選択することなく、操作中である操作面の選択状態が保持される。
そして、制御部31は、ステップST16に進んで、有効化されている操作面の操作部15又は16の操作が終了したか否かを判断する。操作の終了とは、例えば、ユーザが操作部15又は16の入力操作を終了する旨の特定の操作を行った場合、又は、一連の入力操作が全て完了した状態を意味し、これは、制御部31によって判断されるものである。そして、ステップST16において、操作が終了したものと判断されると、制御部31は、ステップST16から上述のステップST12に戻って、姿勢変化があったか否かを判断する。これに対して、ステップST16において、操作が終了していないものと判断されると、制御部31は、上述のステップST15に戻って、このとき選択されている操作面の選択状態を保持する。
かくして、携帯電話機10においては、図5に示した処理が実行されることにより、ユーザが見ている側の面(正面部10a又は裏面部10b)の操作部15又は16が有効化されて受付け状態に選択される。この処理において、例えばユーザが仰向けの姿勢で正面部10aを下方に向けながらこの正面部10aの操作部15を操作しようとしている場合、重力センサ41の検出結果によると、上方を向いている裏面部10bが操作面として選択され、この操作面(裏面部10b)の操作部16が有効化されることになるが、本実施の形態では、これに加えて、カメラ35、36により正面側及び裏面側の被写体像がそれぞれ撮像され、予め登録されているユーザの顔認証によりユーザの顔が撮像されたカメラ35又は36のレンズ部21又は22が設けられている側の面(正面部10a又は裏面部10b)が実際にユーザが操作しようとしている側の操作面として判断される。
これにより、単に携帯電話機10の姿勢だけではなく、ユーザが見ている面(正面部10a又は裏面部10b)を判断し、該判断結果に基づいて有効化すべき操作面を選択する。すなわち、携帯電話機10においては、正面部10aにおいて表示部13及び操作部15が同一面上に同一方向を向くように設けられており、また、裏面部10bにおいて表示部14及び操作部16が同一面上に同一方向を向くように設けられている。そして、表示部13又は14と同一面上に設けられた操作部15又は16を操作する場合には同一面上の表示部13又は14をユーザが目視することとなり、この表示部13又は14に対向する被写体像を撮像するカメラ35又は36(レンズ部21又は22)において撮像された被写体像を顔認証することで、ユーザが操作しようとする操作面(正面部10a又は裏面部10b)を判断することができる。
なお、携帯電話機10においては、正面部10aの表示部13において表示される内容と、裏面部10bの表示部14に表示される内容とが異なるように別々の処理を実行するマルチタスク型の処理と、1つの処理のみを実行し、この処理に係る表示内容を正面部10aの表示部13又は裏面部10bの表示部14に表示させるシングルタスク型の処理のいずれかを実行するようになされている。
すなわち、図6は、携帯電話機10のシングルタスク又はマルチタスクによる使用方法のバリエーションを示す図である。なお、図6(A)は、正面部10aを示し、図6(B)は、裏面部10bを示す図である。図6に示すように、シングルタスク処理では、重力センサ41、加速度センサ42及びカメラ35、36の起動を停止し、通常の動作と同様にして、一方の面(正面部10a又は裏面部10b)のみの表示部13又は14、操作部15又は16を使用して表示及び入力操作の受付けを行う。これにより、一方の面(正面部10a又は裏面部10b)のみが常に固定的に操作面として機能することとなる。
また、図7は、シングルタスク処理において、両面(正面部10a及び裏面部10b)の表示部13及び14、操作部15及び16を使用可能とする場合を示す図である。この例では、重力センサ41、加速度センサ42及びカメラ35、36を起動させることにより、ユーザが操作しようとする面(ユーザが正対する面)を認識し、該認識された面を操作面として有効化しその面の表示部13に例えば携帯電話機能の表示画面を表示すると共にこの携帯電話機能に対する入力キーが操作部15として有効化される。また、選択されない他方の面については、その表示部14に壁紙等の画像(デザインや写真等の画像)を表示させると共にその面の操作部16を無効化する(図7(A))。そして、携帯電話機10の姿勢が一定角度以上変化した場合には(図7(B))、再度カメラ35、36によって操作面を判断し、該判断された側の面を有効化すると共に他方の面の表示部に壁紙等の画像を表示すると共にその面の操作部を無効化する(図7(C))。これにより、携帯電話機10を回転させて、例えば、ユーザに対向する面を正面部10aから裏面部10b(又は裏面部10bから正面部10a)に入れ替えた場合には、これに応じて操作面が正面部10aから裏面部10b(又は裏面部10bから正面部10a)に切り替えられることになる。なお、図7において、図7(A)は、1つの携帯装置10の正面部10a及び裏面部10bを各々示す図であり、図7(C)は、1つの携帯装置10の正面部10a及び裏面部10bを各々示す図である。
また、図8は、マルチタスク処理において、両面(正面部10a及び裏面部10b)の表示部13及び14、操作部15及び16を使用可能とする場合を示す図である。この例では、重力センサ41、加速度センサ42及びカメラ35、36を起動させることにより、ユーザが正対する面を操作面として認識し、該認識された面を操作面として有効化すると共に、選択されない他方の面については、その操作部を無効化する(図8(A))。この場合、例えばユーザが正面部10aを操作しようとして該正面部10aに正対しているとすると、該正面部10aの表示部13に第1のタスクとして携帯電話機能の表示画面が表示されると共にこの正面部10aに携帯電話機能に対する入力キーが操作部15として有効化される。これに対して、裏面部10bにおいては、表示部14が有効化されてこの表示部14に、第2のタスクとして、例えば地上デジタル放送等の放送の受信画像が表示されると共にこの裏面部10bに設けられている操作部16は無効化される。そして、携帯電話機10の姿勢が一定角度以上変化した場合には(図8(B))、再度カメラ35、36によって操作面を判断し、該判断された側の面の表示部14に入力操作を必要とする第1のタスク内容を表示すると共に、その操作部16を第1のタスク用に有効化する。また他方の面においては、その表示部13に例えば入力操作を必要としない(又はユーザが入力操作を希望しない)第2のタスク内容を表示すると共に、その操作部15を無効化する(図8(C))。これにより、携帯電話機10を回転させて、例えば、ユーザに対向する面を正面部10aから裏面部10b(又は裏面部10bから正面部10a)に入れ替えた場合には、これに応じて入力操作を必要とするタスクに関する表示面及び該タスクに関する操作面が正面部10aから裏面部10b(又は裏面部10bから正面部10a)に切り替えられ、入力操作を必要としない(又はユーザが入力操作を希望しない)タスクに関する表示面及び無効化された操作面が裏面部10bから正面部10a(又は正面部10aから裏面部10b)に切り替えられる。なお、図8において、図8(A)は、1つの携帯装置10の正面部10a及び裏面部10bを各々示す図であり、図8(C)は、1つの携帯装置10の正面部10a及び裏面部10bを各々示す図である。
また、図9は、マルチタスク処理とシングルタスク処理とが切り替えられる場合を示す図である。この例では、まず、図7(A)(又は図6)に示した初期状態で携帯電話機10が動作している場合(図9(A))、ユーザが携帯電話機10を回転させると、図7のシングルタスク状態では、回転に応じて表示、操作面が切り替えられる(図6のシングルタスク状態では、その表示、操作面は変化しない)。そして、マルチタスクが起動されると、図8(A)に示したマルチタスクの初期状態に移行する(図9(B))。この状態において、ユーザが携帯電話機10を回転させると、回転に応じて、表示、操作面が図8の場合と同様に切り替えられる。そして、再びシングルタスクが起動されると、携帯電話機10は、図7(C)(又は図6)に示したシングルタスクの初期状態に移行する(図9(C))。なお、図9において、図9(A)は、1つの携帯装置10の正面部10a及び裏面部10bを各々示す図であり、図9(B)は、1つの携帯装置10の正面部10a及び裏面部10bを各々示す図であり、図9(C)は、1つの携帯装置10の正面部10a及び裏面部10bを各々示す図である。
このようにして、携帯電話機10では、シングルタスク処理及びマルチタスク処理の切り換えが可能である場合においても、その表示、操作面をユーザが対向する側に切り替えられるようになっている。
以上説明したように、携帯電話機10においては、重力センサ41や加速度センサ42によって携帯電話機10の姿勢変化を検出することに加えて、カメラ35、36によって、ユーザが操作しようとする面(ユーザが正対している面)を判断し、該判断された面をユーザによる操作面として認識する。これにより、例えば、ユーザが仰向けになって下側の面を操作面として携帯電話機10を操作しようとしている場合、重力センサ41だけでは上方側の面がユーザによる操作面として判断されてしまうのに対して、カメラ35、36を用いた顔認証により、的確にその下側の面が操作面として判断され、該判断結果に基づいて表示部及び操作部の設定が行われる。
このように本実施の形態においては、ユーザが表示画面を目視する場合、この表示画面に正対する位置から該表示画面を見ることに着目して、該表示画面が表示される面に正対する被写体を撮像するカメラ35、36を設け、このカメラ35、36によって撮像された被写体像が予め登録されているユーザの顔であると認識される場合には、そのユーザが正対する面をユーザによる操作面と判断する。そして、この判断に基づいて、表示部に表示される内容や操作部の有効化、無効化等の処理を実行することにより、誤入力のない使用し易い設定がなされることとなる。
例えば、本実施の形態においては、携帯電話機10の正面部10aに表示部13とこれと対をなす操作部15を設け、この面が操作面と判断された場合には、この面の表示部13及び操作部15が操作用に用いられることとなる。そして、ユーザが操作する操作面の裏面側に設けられた操作部を無効化することにより、ユーザが誤って触れた場合であっても、裏面側からの誤入力を防止することができる。
なお上述の実施の形態においては、表示部13(14)と操作部15(16)とを同一面上に設ける場合について述べたが、操作部15(16)の位置は表示部13(14)と同一面上になくてもよく、ユーザが表示部13(14)を見ながら操作し易い位置に設ける場合においても本発明を適用することができる。
また上述の実施の形態においては、平板状の携帯電話機10の正面側10aと該正面部10aの裏面側にある裏面部10bとにそれぞれ表示部及び操作部を設ける場合について述べたが、これに限られるものではなく、携帯電話機10の筺体の形状としては平板形状に限らず、種々の形状を適用することができ、表示部及び操作部が設けられる面部も、互いに背中合わせとなる位置関係に限らず、例えば隣接する面部同士等、複数の面部で構成される立体形状の第1の面部と他の面部との関係において広く適用することができる。また、球体形状の筺体であっても、その複数位置に複数の表示部と操作部とを有する場合においても本発明を適用することができる。
また上述の実施の形態においては、携帯電話機10の姿勢変化を検出するためのセンサとして、重力センサ41及び加速度センサ42を用いる場合について述べたが、これに限られるものではなく、重力センサ41又は加速度センサ42のいずれか一方を用いるようにしてもよい。また、使用するセンサの種類はこれらに限られるものではなく、他の種々のセンサを用いることができる。
また上述の実施の形態においては、携帯電話機10に本発明を適用する場合について述べたが、本発明の適用対象はこれに限られるものではなく、例えば、表裏両面に表示部及び操作部を有するゲーム機等、他の種々の携帯装置に広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、マルチタスク処理において、一方の面の表示部13(14)に第1のタスク処理にかかる画像を表示し、他方の面の表示部14(13)に第2のタスク処理にかかる画像を表示する場合について述べたが、これに加えて、例えば図10に示すように、一方の面の表示部13(14)に他方の面の表示部14(13)に表示される画像を小さなウインドウWで表示するようにしてもよい。このようにすれば、他方の表示部14(13)に表示されている内容を携帯電話機10を回転させることなく容易に確認することができる。なお、図10(A)は、正面部10aを示し、図10(B)は、裏面部10bを示す図である。
また上述の実施の形態においては、一方の面の表示部13(14)に操作部15(16)を設け、表示部13(14)に表示される内容とその操作部15(16)の操作結果とを関連付ける場合について述べたが、これに限られるものではなく、例えば、図11に示すように、一方の面の表示部13に第1のタスク処理(例えばゲーム機能)にかかる表示を行い、この処理のための入力キー機能を他方の面の操作部16(15)に割り当てるようにしてもよい。このようにすれば、一方の面の表示部13(14)の全画面に画像を表示しながら、その入力操作を他方の面の操作部16(15)において行うことができ、表示部13(14)の画面を有効に利用することができる。なお、図11(A)は、正面部10aを示し、図11(B)は、裏面部10bを示す図である。
また上述の実施の形態においては、1つの表示部13(14)に表示される画像と操作部15(16)を介して入力される操作入力とを1対1で対応させる(すなわち、1つの操作部15又は16を介して入力された入力結果は、1つの表示部13又は14の表示に反映される)場合について述べたが、これに限られるものではなく、例えば、操作部15及び16を両方有効として、これらを介して入力された入力結果を1つの表示部13又は14の表示に反映させるようにしてもよい。この場合、例えば、操作部15及び16の入力結果を、正面部10aの表示部13に反映させるものとし、操作部15を介して入力された結果と、操作部16を介して入力された結果とで異なる処理が行われるようにするようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、カメラ35及び36によって正面部10aに正対する被写体像及び裏面部10bに正対する被写体像をそれぞれ同条件で撮像する場合について述べたが、これに限られるものではなく、例えば、顔認識によってユーザが撮像されたものと判断されたカメラと異なるカメラにおいては、より遠くに焦点を合わせるような制御を行うことで、顔認識とは異なる目的(風景等を撮像する目的)でこのカメラを動作させるようにしてもよい。すなわち、2つのカメラ35、36の動作内容を変えるようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、正面部10a及び裏面部10bに設けられた2つのカメラ35、36を用いて正面部10aに正対する被写体像及び裏面部10bに正対する被写体像を撮像する場合について述べたが、これに限られるものではなく、例えば正面部10aのカメラ35のみを設け、正面部10aに正対する被写体像のみを撮像するようにしてもよい。この場合、図5に示した処理手順のステップST11において、例えば、重力センサによって裏面部10bが上方を向いていると判断された場合であって、正面部10a側を撮像するカメラ35によって撮像された正面部側の被写体像が予め登録されているユーザの顔の像とは一致しない場合又は何も撮像されなかった場合には、ユーザが上方を向いている裏面部10b側に正対しているものと判断し、裏面部10b側の表示部14及び操作部16を有効化する等、1つのカメラ35によって撮像されたか否か、又は撮像された被写体像が認証されたか否かによってユーザの操作面を判断することができる。
また本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、処理部や処理手順については適宜変更して実施することが可能である。
本発明の実施の形態に係る携帯電話機(携帯装置)の正面部側の外観を示す斜視図である。 図1の携帯電話機の裏面部側の外観を示す斜視図である。 携帯電話機の右側面部を示す側面図である。 携帯電話機の構成を示すブロック図である。 携帯電話機の制御部による処理手順を示すフローチャートである。 携帯電話機のシングルタスク又はマルチタスクによる使用方法のバリエーションを示す図である。 シングルタスク処理において、両面(正面部及び裏面部)の表示部及び操作部を使用可能とする場合を示す図である。 マルチタスク処理において、両面(正面部及び裏面部)の表示部及び操作部を使用可能とする場合を示す図である。 マルチタスク処理とシングルタスク処理とが切り替えられる場合を示す図である。 一方の面の表示部に他方の面の表示部に表示される画像を小さなウインドウで表示する場合を示す図である。 一方の面の表示部に第1のタスク処理(例えばゲーム機能)にかかる表示を行い、この処理のための入力キー機能を他方の面の操作部に割り当てる場合を示す図である。
符号の説明
10 携帯電話機
10a 正面部
10b 裏面部
10c 右側面部
13、14 表示部
15、16 操作部
21、22 レンズ部
31 制御部
32 通信部
33 マイクロフォン
34 スピーカ
35、36 カメラ
37 記憶部
38 アプリ制御部
41 重力センサ
42 加速度センサ
43 光センサ

Claims (10)

  1. 第1の面部に第1の表示部を有すると共に、第2の面部に第2の表示部を有する筺体と、
    前記筺体の姿勢状態を検出する検出手段と、
    前記筺体に設けられた第1の操作部と、
    前記筺体に設けられた第2の操作部と、
    少なくとも前記第1の面部又は第2の面部に正対する被写体像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された前記被写体像を比較対象と比較することにより、前記被写体像を認証する認証手段と、
    前記認証手段の認証結果と前記検出手段の検出結果とに基づいて、前記第1又は第2の操作部のいずれを有効化するかを判断すると共に、該有効化された操作部を介して入力された入力結果を前記第1又は第2の表示部のいずれに反映させるかを判断し、該判断結果に応じて前記第1及び第2の操作部と、前記第1及び第2の表示部とを制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする携帯装置。
  2. 前記撮像手段は、前記第1の面部に正対する第1の被写体像を撮像する第1のカメラと、前記第2の面部に正対する第2の被写体像を撮像する第2のカメラとを有し、
    前記制御手段は、前記第1のカメラ又は前記第2のカメラのいずれかによって撮像された被写体像の認証結果が前記比較対象と一致する結果である場合に、該一致した結果が得られた前記第1又は第2のカメラに対応する操作部を有効化すると共に、該有効化された操作部に対応する前記第1又は第2の表示部に操作結果を反映させることを特徴とする請求項1に記載の携帯装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記筺体の姿勢状態が予め設定されている基準範囲外となった場合には、前記認証手段により前記比較対象と一致する結果が得られた被写体が正対する前記第1又は第2の面部に設けられた前記第1又は第2の表示部と、該表示部に対応付けられる前記第1又は第2の操作部を有効化し、他方の操作部を無効化することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記筺体の姿勢状態が前記基準範囲内である場合には、前記検出結果に応じて前記第1又は第2の表示部と、該第1又は第2の表示部に対応付けられる前記第1又は第2の操作部を有効化することを特徴とする請求項3に記載の携帯装置。
  5. 前記制御手段は、前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて、前記筺体の姿勢状態が前記基準範囲内である場合には、前記第1及び第2の撮像手段の電源をオフ状態に制御することを特徴とする請求項3又は請求項4のいずれかに記載の携帯装置。
  6. 前記制御手段は、前記有効化されている第1又は第2の操作部の入力がある場合には、前記姿勢状態に関わらず、前記有効化されている第1又は第2の操作部の有効化を維持することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の携帯装置。
  7. 前記筺体周辺の明るさを検出する光センサを具備し、
    前記認証手段は、前記明るさに応じて前記比較の精度を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の携帯装置。
  8. 前記姿勢状態は、前記筺体の姿勢であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の携帯装置。
  9. 前記姿勢状態は、前記筺体の姿勢の変化であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の携帯装置。
  10. 第1の面部に第1の表示部を有すると共に、第2の面部に第2の表示部を有する筺体と、第1及び第2の操作部と、前記筺体の姿勢状態を検出する検出手段と、少なくとも前記第1の面部又は第2の面部に正対する被写体像を撮像する撮像手段とを有する携帯装置の前記第1及び第2の表示部と前記第1及び第2の操作部とを制御する制御方法であって、
    前記検出手段により前記筺体の姿勢状態を検出するステップと、
    前記撮像手段による撮像結果に基づいて、前記第1の面部又は前記第2の面部に正対する被写体像を認証するステップと、
    前記認証の結果と前記検出の結果とに基づいて、前記第1又は第2の操作部のいずれを有効化するかを判断すると共に、該有効化された操作部を介して入力された入力結果を前記第1又は第2の表示部のいずれに反映させるかを判断し、該判断結果に応じて前記第1及び第2の操作部と、前記第1及び第2の表示部とを制御するステップと
    を具備することを特徴とする携帯装置の制御方法。
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