JP7087289B2 - 中和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱源機などの二次熱交換器で生成される酸性の凝縮水を中和する中和装置に関する。
従来、排気熱を利用して水を温める潜熱回収型の熱源機などには、排気熱を利用する二次熱交換器で生成される酸性の凝縮水を中和する中和装置(中和器を含む)が備えられている。以下、熱源機の中和装置を例に説明する。
図7は、一般的な潜熱回収型の熱源機における内部の構成を概略的に示す図面である。熱源機100の場合、筐体101の内部には一次熱交換器102の他、制御基板103、燃料供給装置104などが備えられる。そして、一次熱交換器102の排気熱を利用する二次熱交換器105が上方に設けられ、この二次熱交換器105から排出される凝縮水が流れ込むように中和装置110が配置されている。このため、図示する熱源機100の場合には、一次熱交換器102とその側方に備えられた制御基板103との間に、上方の二次熱交換器105から凝縮水が流れ込むように中和装置110が配置されている。
この種の中和装置に関する先行技術として、中和剤を内部に収容した容器内に凝縮水を導入し、この凝縮水を容器内に設けられた複数の仕切り壁の間に形成された流路を蛇行して通過させた後に排出口から排出するようにした凝縮水中和器がある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の先行技術として、中和剤を入れた容器内に貯留された凝縮水の上澄みが排出部から排出されるようにして、容器内の水位が所定範囲内に維持されるようにした中和装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特許第5045260号公報 特開2011-106761号公報
ところで、中和装置には凝縮水とともに燃焼排気ガスが流入するため、燃焼排気ガスが中和装置の容器内を通って外部に排出されることを防ぐ必要がある。このために、中和装置には、容器内に水封電極を設け、容器内に水封可能な量の凝縮水が溜められたことを検知した後、中和した凝縮水が排出部から排出されるようにしている。この排出部からの凝縮水の排出を制御するために、排出部の下流には排水流路を開閉するための2方弁(開閉弁)が設けられている。2方弁は、水封電極による凝縮水の検知によって開放される。
しかし、容器内に水封可能な量の凝縮水が溜った後に上記2方弁を開放して閉止解除した場合、排水流路中の凝縮水が一時に多量流出される。そして、この凝縮水の多量流出によってサイフォン現象を起こした場合、容器内に溜められている凝縮水が流出して水封破壊を生じるおそれがある。
一方、上記した熱源機100などの筐体101は、設置スペースを小さくするためにコンパクトな設計が好ましい。しかし、上記した中和装置110の水封破壊を防止するために、中和装置110の凝縮水の出口部に別部品となるエア置換用ホースなどを設ける場合があり、この場合には別部品を設けることで構成が複雑化して中和装置110の小型化が難しくなる。
なお、上記先行技術は、いずれも排水流路の開放時におけるサイフォン現象による水封破壊防止と、中和装置の小型化を図ることについて何ら記載されていない。
そこで、本発明は、水封後の排水流路の開放によってサイフォン現象が起らないようにして水封状態を安定して保持できる中和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、凝縮水を中和して外部へ排出するための中和装置であって、前記凝縮水を貯留するための貯留部と、前記凝縮水を中和する中和剤が封入される中和部と、前記中和部で中和した前記凝縮水を排水口から排出する排出部と、前記凝縮水の水封水位を検知する水位検知手段と、を備え、前記排出部は、一定量の前記凝縮水を貯留する容積を有する排水貯留槽を備えている。
この構成により、排出部に備えられた排水貯留槽が一定量の凝縮水を貯留する容積を有しているため、水封後の閉止解除時に排水貯留槽の下流側における凝縮水が一時に流出したとしても、中和部から排水貯留槽に流出する凝縮水の勢いを低減させてサイフォン現象が起こらないようにできる。すなわち、中和装置の排出部に最適空間の容積となった排水貯留槽を備えさせることで、別部品を設けることなく下流側の凝縮水を多量流出させてもサイフォン現象が起らないようにできる。
また、前記排水貯留槽は、前記中和部側に設けられた第1側壁と、前記第1側壁と対向する位置に設けられた第2側壁と、前記第1側壁と前記第2側壁との間に設けられた底壁と、を備え、前記底壁の前記第2側壁の方に片寄った位置に前記排水口が設けられていてもよい。
このように構成すれば、中和部から排水貯留槽に凝縮水が流入する位置から離れた位置の排水口から凝縮水が排出されるので、排水貯留槽の容積によって凝縮水の勢いを抑えた後に排水口から排出されるようにしてサイフォン現象の抑制ができる。
また、前記中和部と前記排水貯留槽とは、該排水貯留槽の上部に設けたスリット状の通水口で接続されていてもよい。
このように構成すれば、中和部から排水貯留槽に流れ込む凝縮水を排水貯留槽の上部に設けたスリット状の通水部によってより制限してサイフォン現象の抑制ができる。
また、前記通水口は、最下部が前記水位検知手段の検知部よりも上方位置となる高さに設けられていてもよい。
このように構成すれば、中和部から排出部に凝縮水が流出する通水口の位置が水位検知手段で水封水位を検知する位置よりも高い位置にあるため、水位検知手段で水封水位になったことを検知して下流側を開放したときに、中和部における水位よりも上方に位置する通水口から排出部に凝縮水が排出されることを抑制できる。よって、サイフォン現象の抑制ができる。
また、前記排水貯留槽は、前記通水口の最下部から下方の容積が、水封後の閉止解除時に前記排水口の下流側において一時に流出する前記凝縮水の容積と同等であるかそれを越える容積に構成されていてもよい。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「排水口の下流側において一時に流出する凝縮水の容積」は、排水口に接続された排水ホースの容積などを含む。
このように構成すれば、水封後の閉止解除時に排水口の下流側における凝縮水が一時に多量流出しても、排水貯留槽は通水口の最下部から下方の容積が多量流出する容積と同等かそれを越える容積を有しているため、排水時の一時的な負圧を吸収してサイフォン現象の抑制ができる。
本発明によれば、中和装置の排出部に設けた排水緩衝槽により、水封後の排水流路の開放時に凝縮水の多量流出が生じてもサイフォン現象が起るのを防止し、適切な水封状態の保持が可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る中和装置を示す縦断面図である。 図2は、図1に示す排水貯留槽の拡大断面図である。 図3は、図1に示すIII-III矢視の拡大断面図である。 図4は、図1に示すIV-IV矢視の拡大断面図である。 図5は、図1に示す中和装置の使用状態を示す斜視図である。 図6は、図5に示す排水部の排水貯留槽と排水ホースの関係を示す断面図である。 図7は、熱源機の一例を示す内部構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、オイル式熱源機に適した中和装置10を例に説明する。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における上下左右方向の概念は、図1に示す中和装置10に向かった状態における上下左右方向の概念と一致するものとする。
(中和装置の構造)
図1は、一実施形態に係る中和装置10を示す縦断面図である。中和装置10は、中空の容器11を備えている。容器11は、例えば、ブロー成形などで成形される。この実施形態の容器11は、図1に示す正面視において、左上部に凝縮水導入部15が設けられ、凝縮水導入部15の下方に貯留部20が設けられている。貯留部20の下流方向(図の下方から右方向)には中和剤28が封入された中和部25が設けられ、中和部25の下流方向(図の右端)には排出部30が設けられている。なお、中和部25と排出部30との間の通水口26と、上記貯留部20と中和部25との間の流出口21とは、後述するようにスリット状の開口であるため、塊状の中和剤28が中和部25から出ることはない。また、容器11の図示する左下部には、容器11内の水を排出するときに使用する排水部13が設けられている。
上記貯留部20は、所定量の凝縮水Wを溜めることができる大きさで形成されている。貯留部20の上壁12には、凝縮水導入部15に設けられた入口部16と、容器11内が詰ったときの水位上昇を検知するオーバーフロー電極40と、容器11の内部が水封された水封水位Mになったことを検知する水位検知手段たる水封電極45とが設けられている。オーバーフロー電極40は図の紙面直交方向に1本、水封電極45は図の紙面直交方向に2本設けられており、凝縮水Wの水位がこれらに達することで通電して検知するようになっている。オーバーフロー電極40と水封電極45の配置は一例である。
水封電極45は、凝縮水Wが容器11の内部に溜って、貯留部20に流れ込んだ燃焼排気ガスが中和部25から排出部30を介して中和装置10の外部に排出されないように水封するためのものである。水封電極45によって水封水位Mを検知することにより、排出部30の排水貯留槽31に接続された排水ホース(排水管)38の下流側に設けられた2方弁50(開放又は閉鎖の切替弁)が開放される。2方弁50は、中和装置10の容器11内が水封されるまでは閉弁状態であり、水封完了後は開弁状態になる。
水封電極45は、下端部が検知部46であり、この検知部46は喫水面Lに対して所定距離Gで下方に位置している。すなわち、中和部25から排出部30の排水貯留槽31に凝縮水Wを排出する通水口26の最下部26aが喫水面Lとなっており、この通水口26の最下部26aは水封電極45の検知部46が凝縮水Wを検知する水封水位Mに対して所定距離Gで上方位置となっている。通水口26の最下部26aを水封水位Mに対して上方位置とすることで、後述するように、水封を解除したときに中和部25の凝縮水Wが排出部30に引かれるのを抑えている。容器11内の水封は、貯留部20と中和部25とに溜った凝縮水Wの水位が水封電極45で検知される水位となることで達成される。水封電極45で水位が検知された状態では、中和部25に溜った凝縮水Wによって燃焼排気ガスが排出部30に流れ出ない状態となっている。
貯留部20と中和部25との間には、貯留部20から凝縮水Wが流れ出る流出口21が備えられている。凝縮水Wは、貯留部20から流出口21を介して中和部25に流れ出て、中和部25を通って下流方向へと流れ、中和部25から通水口26を通って排出部30の排水貯留槽31へと排出される。排水貯留槽31は、一定量の凝縮水Wを貯留する容積を有しており、中和部25で中和された凝縮水Wを一時的に溜め、排水ホース38から排水するようになっている。中和部25の下流部分における容器11の上部には、上部から中和剤を入れる開閉蓋27が設けられている。開閉蓋27を開放することで、中和剤28を中和部25に封入することができる。
(排水貯留槽の構成)
図2は、図1に示す排水貯留槽31の拡大断面図である。図3は、図1に示すIII-III矢視の拡大断面図、図4は、図1に示すIV-IV矢視の拡大断面図である。
図2,3に示すように、排出部30は、中和部25で中和された凝縮水Wが流入する通水口26と、凝縮水Wを貯留できる排水貯留槽31と、この排水貯留槽31から凝縮水Wを排出する排水口32とを備えている。排水貯留槽31は、中和部25の方向に位置する第1側壁33と、この第1側壁33と対向する位置の第2側壁34と、第1側壁33と第2側壁34との下端をつなぐ底壁35とを有している。そして、上記通水口26は、第1側壁33の上部に設けられ、上記排水口32は、上記底壁35の第1側壁33から離れた第2側壁34の方向に片寄った位置に設けられている。
図3,4に示すように、上記中和部25と排水貯留槽31との間の通水口26は、スリット状の開口(例えば、幅寸法が3mm~5mm程度)となっている。スリット状の通水口26とすることで、中和部25に封入した塊状の中和剤28(図1)が排水貯留槽31に移動しないようにしている。排水貯留槽31は、上記第1側壁33と第2側壁34との間が第3側壁36でつながれ、上面は天壁37で塞がれており、略矩形状の箱体となっている。上記通水口26及び排水口32は、排水貯留槽31の幅方向における中央部分に設けられている。
上記排水貯留槽31としては、例えば、スリット状の通水口26の上下方向高さH1と同等以上の距離H2を下方に確保するようにできる。また、排水貯留槽31の幅方向寸法D2は、例えば、通水口26の幅寸法D1を4mmとすると、10倍以上の50mm程度にすることができる。これにより、排水貯留槽31に一定量の容積を持たせ、通水口26から排出される凝縮水Wを排水貯留槽31の広い空間に排出して流速を落とすことができる。すなわち、排水貯留槽31にバッファ槽としての機能を持たせている。また、底壁35に設ける排水口32は、通水口26がある第1側壁33から離して、底壁35の左右方向の中心線に対して距離Cで第2側壁34の方に片寄って配置することができる。これによって、排水口32を通水口26から離して、これらの間に十分な距離を確保することができる。
排水貯留槽31の容積としては、通水口26の最下部26aの喫水面Lから下方の容積を、排水口32に接続される排水ホース38(図5)の内部容積と同等かそれを越える容積とすることができる。また、排水貯留槽31の全体容積を、例えば、排水ホース38の内部容積の2倍を超えるようにできる。
これらにより、排水貯留槽31の排水口32から下流における凝縮水Wが一時に多量流出したとしても、排水貯留槽31はその容積によってバッファ槽として機能して凝縮水Wの勢いを抑制し、中和部25の凝縮水Wが通水口26から排水貯留槽31に吸引されるサイフォン現象が起こらないようにできる。
(中和装置と他の構成の接続例)
図5は、図1に示す中和装置10の使用状態を示す斜視図である。図6は、図5に示す排水部の排水貯留槽31と排水ホース38の関係を示す断面図である。図6では、排水ホース38を誇張して記載している。図5に示すように、中和装置10は、一次熱交換器102の排気熱を利用する二次熱交換器105から排出される凝縮水が流れ込むように、二次熱交換器105の下方に配置される。二次熱交換器105に設けられた凝縮水ホース17が、中和装置10の凝縮水導入部15に接続されている。中和装置10の排水貯留槽31の下部に設けられた排水口32には、排水ホース38が接続され、下流位置に設けられた2方弁50に接続されている。2方弁50には、中和された凝縮水Wを排出する排水金具51が設けられており、この排水金具51から熱源機100(図7)の外部に排水される。
このように周辺機器と接続された中和装置10は、二次熱交換器105で発生した凝縮水Wが凝縮水ホース17を通って容器11に流入する。その後、容器11内の貯留部20から中和部25を通って中和された後、排出部30の排水貯留槽31に排出される。その後、排水ホース38と2方弁50とを経由して排水金具51から排水される。
(中和装置の動作説明)
上記中和装置10によれば、排水貯留槽31に接続された排水ホース38の下流方向に設けられた2方弁50が閉弁状態となった状態で、二次熱交換器105(図5)で発生した凝縮水Wが凝縮水ホース17を通って容器11の貯留部20に流入させられる。貯留部20に入った凝縮水Wは、流出口21から中和部25に流れ、中和部25が凝縮水Wで水封されるまで溜められる。
貯留部20と中和部25とに所定量の凝縮水Wが溜り、水封電極45によって凝縮水Wが水封水位Mに達したことが検知されると2方弁50が開放されて閉止解除される。これにより、図6に示すように、排水貯留槽31の排水口32に接続された排水ホース38の内部に容積V1(右斜線部)の凝縮水Wが溜っていると一時に多量流出される。しかし、排水貯留槽31における通水口26の最下部26a(喫水面L)より下方の容積V2(左斜線部)が、排水ホース38の内部容積と同等かそれを越える広い容積となっているため、下流側の凝縮水Wが一時に多量流出することで生じる一時的な負圧を排水貯留槽31の内部容積で吸収することができる。よって、中和部25から排水貯留槽31に凝縮水Wを吸引することを抑制でき、水封後の閉止解除時にサイフォン現象が起ることを抑制して安定した閉止解除が可能となる。
また、水封を解除する水封水位Mは、中和部25から排水貯留槽31に凝縮水Wが流れ出る通水口26の最下部26aよりも低い位置となっている。これにより、2方弁50を開放した時には中和部25の水位が喫水面Lよりも低いため、排水貯留槽31の排水ホース38内の凝縮水Wが2方弁50から一時に多量流出することによって排水貯留槽31の内部が吸引されたとしても、中和部25の凝縮水Wが排水貯留槽31に吸引されることを抑制することができる。
そして、その後に貯留部20に入った凝縮水Wが順次中和部25へと流れ出て、通水口26の最下部26aの位置(喫水面L)までの凝縮水Wが溜ると、中和部25で中和された凝縮水Wは排水貯留槽31に排出される。排水貯留槽31に排出された凝縮水Wは、排水貯留槽31の下部の排水口32から排水ホース38と2方弁50とを介して外部に排水される。その後も、貯留部20に流入した凝縮水Wは、順次流出口21から中和部25へと流れ、中和部25の中和剤28によって中和された後、通水口26から排出部30の排水貯留槽31へと流れ、排水ホース38を通って2方弁50に流れて排水金具51から排水される。
(総括)
以上のように、上記中和装置10によれば、中和装置10の排出部30に備えさせた排水貯留槽31により、下流側の凝縮水Wが一時に多量流出しても凝縮水Wが流出する勢いを低減させてサイフォン現象が起こらないようにでき、容器11内の水封状態を安定して保つことが可能となる。
また、水封のために別部品を設ける必要がないため、部品削減による小型化とコストダウンを図ることが可能となる。
(変形例)
上記した実施形態における排水貯留槽31の形状は一例であり、図示する矩形状以外の形状にすることもでき、排水貯留槽31の形状は上記した実施形態に限定されるものではない。
また、上記した実施形態における貯留部20と中和部25の構造も一例であり、貯留部20と中和部25とが一体となった構造のものや、中和部25の中和剤28を封入する構造が異なるものでもよく、貯留部20と中和部25の構造は上記した実施形態に限定されるものではない。
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、中和装置10と2方弁50との位置関係、排水ホース38の長さなども一例であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
10 中和装置
11 容器
16 入口部
20 貯留部
21 流出口
25 中和部
26 通水口
26a 最下部
28 中和剤
30 排出部
31 排水貯留槽
32 排水口
33 第1側壁
34 第2側壁
35 底壁
36 第3側壁
38 排水ホース
45 水封電極(水位検知手段)
46 検知部
50 2方弁
W 凝縮水
L 喫水面
M 水封水位

Claims (2)

  1. 凝縮水を中和して外部へ排出するための中和装置であって、
    前記凝縮水を所定量貯留して流出口から流出させる貯留部と、
    前記貯留部から流出した前記凝縮水を中和する中和剤が封入された中和部と、
    前記中和部で中和した前記凝縮水を排水口から排出する排出部と、
    前記貯留部で前記凝縮水の水封水位を検知する検知部を有する水位検知手段と、
    を備え、
    前記水位検知手段は、前記凝縮水が前記貯留部から前記流出口を介して下方に流出して前記中和部を水封するまで該中和部に溜ると前記検知部で検知し、
    前記排出部は、下部に前記排水口を有し、一定量の前記凝縮水を貯留する容積を有する排水貯留槽を備え、
    前記中和部と前記排水貯留槽とは、該排水貯留槽の上部に設けられたスリット状の通水口で接続され、
    前記通水口は、最下部が前記水位検知手段の検知部よりも上方位置となっており、
    前記排水貯留槽は、前記通水口の最下部から下方の容積が、前記中和部の水封後における閉止解除時に前記排水口の下流側において一時に流出する前記凝縮水の容積と同等であるかそれを越える容積に構成されている、
    ことを特徴とする中和装置。
  2. 前記排水貯留槽は、前記中和部側に設けられた第1側壁と、前記第1側壁と対向する位置に設けられた第2側壁と、前記第1側壁と前記第2側壁との間に設けられた底壁と、を備え、
    前記底壁の前記第2側壁の方に片寄った位置に前記排水口が設けられている、
    請求項1に記載の中和装置。
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