JP7086633B2 - 床下換気構造 - Google Patents
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Description
さらに、第1態様に係る床下換気構造では、床下空間部から外側へ排気する排気部が、空調手段に近い第1壁部ではなく、空調手段から遠い第2壁部に設けられている。換言すると、排気部は、給気部から遠い場所に設けられている。これにより、排気部が給気部に近い場所に設けられた構成に比べて、給気部から排気部までの空気が流れる経路の長さが長くなり、床下空間部に空気が広がり易くなるので、床下空間部の一部に空気が滞留するのを抑制することができる。
さらに、第2態様に係る床下換気構造では、排気部は、給気部から遠い場所に設けられている。これにより、排気部が給気部に近い場所に設けられた構成に比べて、給気部から排気部までの空気が流れる経路の長さが長くなり、床下空間部に空気が広がり易くなるので、床下空間部の一部に空気が滞留するのを抑制することができる。
第1実施形態に係る床下換気構造50の一例について説明する。
図1には、第1実施形態の建物10の一階部分が示されている。建物10は、一例として、平面視で矩形状に形成され、二階建てとされており、道路11に面している。以後の説明では、建物10を道路11側から見た場合に、奥行方向をY方向、奥行方向と直交する間口方向をX方向、X方向及びY方向と直交する高さ方向をZ方向と称する。本実施形態では、一例として、Y方向が、建物10の長辺方向に相当している。また、X方向が、建物10の短辺方向に相当している。建物10には、後述する床下換気構造50が適用されている。
次に、床下換気構造50について説明する。
床下空間部52は、前壁部64、後壁部65、右壁部66及び左壁部67により囲まれた空間部である。換言すると、床下空間部52は、吹出口45A、45B、45Cが形成された室22(図1参照)を有する建物10の基礎14の内側に形成されている。
図1に示す空調部54は、一例として、室内機72と、ダクト74A、74B、74Cと、後述する制御部60と、図示しない室外機とを有する。室内機72は、X方向の一方側で且つY方向における中央に対する吹出口45C側とは反対側に設けられている。また、室内機72は、側壁33に対する吹出口45A側とは反対側に設けられている。
図3(A)に示すように、室内機72は、貫通孔27Aに挿入され床下空間部52と収納室26内の空間部とに跨って設置されている。具体的には、室内機72は、略直方体状の筐体73を有しており、床下空間部52に配置される下部72Aと、収納室26内に配置される上部72Bとで構成されている。
図1に示すダクト74Aの他端部は、床下空間部52(図2参照)を通って吹出口45Aに接続されている。ダクト74Bの他端部は、床下空間部52を通って吹出口45Bに接続されている。ダクト74Cの他端部は、床下空間部52を通って吹出口45Cに接続されている。これにより、室内機72が動作された場合に、吹出口45A、吹出口45B及び吹出口45Cから室22へ空気が吹出される。
図1に示す給気部56は、床板27に形成された給気口57で構成されており、吹出口45A、45B、45Cから空調部54までの空気の流通経路における中央よりも空調部54側に配置され、室22から床下空間部52(図2参照)へ給気可能とされている。具体的には、給気部56は、平面視して、吹出口45Aの中央と、室内機72におけるX方向他方側の開口部分(図3(A)参照)の中央とを結ぶ仮想の曲線を流通経路として、該曲線の中央よりも室内機72側(室内機72の付近)に配置されている。
換気扇58は、Y方向を軸方向として回転するファン58A及び図示しないモータを有しており、ファン58Aの回転によって、床下空間部52から外側へ排気する(床下空間部52を負圧状態とする)。図示しないモータの駆動制御は、後述する制御部60により行われる。なお、換気扇58の動作が停止されている場合であっても、排気口68が開口されていることで、排気口68から外側へ空気が流れる(排気される)ようになっている。
図3(B)に示す蓋部材62は、給気口57のほとんどを閉止可能となるように形状及び大きさが設定された、平面視で矩形状の板材で構成されている。蓋部材62のX方向の一端部には、Y方向の両外側へ向けて突出された軸部62Aが形成されている。軸部62Aには、図示しないギアが取付けられている。軸部62Aは、床板27の給気口57の縁部のうち、Y方向に対向する縁部で且つ室内機72に近い側の縁部により回動可能に支持されている。蓋部材62は、軸部62Aを中心として回動されることで、給気部56(給気口57)を開放する開放位置及び給気部56を閉止する閉止位置に移動可能とされている。
図1に示す制御部60は、制御ユニット60Aと、操作パネル60Bと、モータ60C(図3(B)参照)とを含んで構成されている。制御ユニット60Aは、一例として、室内機72に設けられている。また、制御ユニット60Aは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含むコンピュータとして構成されている。さらに、制御ユニット60Aは、操作パネル60Bと、湿度センサ69A、69B(図2参照)と、室22の図示しない温度センサとに電気的に接続されている。加えて、制御ユニット60Aには、室内機72の動作、換気扇58(図2参照)の回転動作及び蓋部材62の開閉動作について、処理プログラム(図4にフローチャートとして示す処理)が記憶されている。
次に、第1実施形態の床下換気構造50の作用について図4のフローチャートを用いて説明する。なお、建物10の各部については、図1、図2及び図3(A)、(B)を参照する。
次に、第2実施形態に係る床下換気構造130について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一の部材、部位及び同一名称のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図7に示す床下換気構造130は、床下空間部132と、空調部54と、給気部134と、換気扇58と、蓋部材62と、制御部60とを有する。
床下空間部132は、前壁部146、後壁部148、左壁部138、内側壁部142により囲まれた空間部である。換言すると、床下空間部132は、吹出口45A、45B、45C、45D、45Eが形成された室104(図5参照)を有する建物100の基礎101の内側に形成されている。
図5に示す空調部54は、第1実施形態の空調部54(図1参照)に、さらにダクト74D、74Eが追加された構成とされている。室内機72は、建物10のX方向中央に対する吹出口45C、45D側とは反対側で且つY方向中央に対する吹出口45A、45B、45C側とは反対側に設けられている。また、室内機72は、側壁111Aに対する吹出口45E側とは反対側に設けられている。
図5に示す給気部134は、床板109に形成された第1給気部154と、床板107に形成された第2給気部156とを有する。
第1給気部154は、床板109における室内機72に対するY方向の手前側に形成された給気口57で構成されている。給気口57には、蓋部材62が給気口57を開閉可能に設けられている。また、給気口57は、吹出口45A、45B、45C、45D、45Eから空調部54までの空気の流通経路における中央よりも空調部54側に配置され、室104内から床下空間部132(図7参照)へ給気可能とされている。
図5に示す第2給気部156は、給気口157で構成されている。給気口157は、一例として、床板107におけるY方向の手前側で且つX方向の他方側において、側壁122とX方向に隣合う場所に形成されている。給気口157には、蓋部材62が給気口157を開閉可能に設けられている。また、給気口157は、吹出口45Cから空調部54までの空気の流通経路における中央よりも空調部54側に配置され、室104内から床下空間部132(図7参照)へ給気可能とされている。
次に、第2実施形態の床下換気構造130の作用について説明する。なお、建物100の各部については、図5、図6(A)、(B)及び図7を参照する。
14 基礎
16 玄関
22 室
33 側壁(壁体の一例)
45A 吹出口
45B 吹出口
45C 吹出口
50 床下換気構造
52 床下空間部
54 空調部(空調手段の一例)
56 給気部
58 換気扇(排気部の一例)
60 制御部(制御手段の一例)
62 蓋部材(開閉部材の一例)
64 前壁部(第1壁部の一例)
65 後壁部(第2壁部の一例)
100 建物
101 基礎
104 室
111A 側壁(壁体の一例)
130 床下換気構造
132 床下空間部
138 左壁部(第1壁部の一例)
142 内側壁部(第2壁部の一例)
144 外側壁部(第3壁部の一例)
154 第1給気部
156 第2給気部
G 仮想直線
Claims (7)
- 空気の吹出口が形成された室を有する建物の基礎の内側に形成された床下空間部と、
前記建物の奥行方向及び該奥行方向と直交する間口方向の少なくとも一方における中央に対する前記吹出口側とは反対側に設けられ、前記室内を空調する空調手段と、
前記吹出口から前記空調手段までの空気の流通経路における中央よりも前記空調手段側に配置され、前記室内から前記床下空間部へ給気可能とされた給気部と、
を有し、
前記空調手段は、前記室内に配設された上部及び前記床下空間部に配設された下部を備えた室内機と、前記床下空間部に配設されると共に一端部が前記室内機の前記下部に接続され他端部が前記吹出口に接続されたダクトと、を備え、前記上部から前記室内の空気を吸気し且つ前記下部から前記ダクト及び前記吹出口を介して前記室内へ空気を供給する構成とされ、
前記基礎は、前記空調手段の近くに配置された第1壁部と、該第1壁部に比べて前記空調手段から遠くに配置された第2壁部とを有し、
前記第2壁部には、前記床下空間部から外側へ排気する排気部が設けられている、
床下換気構造。 - 空気の吹出口が形成された室を有する建物の基礎の内側に形成された床下空間部と、
前記室内を区画する壁体に対する前記吹出口側とは反対側に設けられ、前記室内を空調する空調手段と、
前記壁体に対する前記空調手段側に配置され、前記室内から前記床下空間部へ給気可能とされた給気部と、
を有し、
前記空調手段は、前記室内に配設された上部及び前記床下空間部に配設された下部を備えた室内機と、前記床下空間部に配設されると共に一端部が前記室内機の前記下部に接続され他端部が前記吹出口に接続されたダクトと、を備え、前記上部から前記室内の空気を吸気し且つ前記下部から前記ダクト及び前記吹出口を介して前記室内へ空気を供給する構成とされ、
前記基礎は、前記空調手段の近くに配置された第1壁部と、該第1壁部に比べて前記空調手段から遠くに配置された第2壁部とを有し、
前記第2壁部には、前記床下空間部から外側へ排気する排気部が設けられている、
床下換気構造。 - 前記室は、前記壁体を備えた側壁部に囲まれた収納室を備え、
前記側壁部には開口部が形成され、
前記給気部及び前記室内機の前記上部は、前記収納室に設けられており、
前記吹出口は、前記室において、前記側壁部に対する前記収納室側とは反対側に設けられている、
請求項2に記載の床下換気構造。 - 前記第1壁部は、前記建物の玄関の一部を構成する請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の床下換気構造。
- 前記給気部は、
第1給気部と、
前記第1給気部と前記排気部とを結ぶ仮想直線上から外れた場所に配置された第2給気部と、
を有する請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の床下換気構造。 - 前記第2壁部に対する前記第1壁部側とは反対側には、前記排気部の排気方向から見た場合に少なくとも一部が前記排気部と重なり、且つ前記排気部による排気を可能とする第3壁部が設けられている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の床下換気構造。
- 前記給気部を開放する開放位置及び前記給気部を閉止する閉止位置に移動可能とされた開閉部材と、
前記空調手段の動作開始時には前記開閉部材を前記閉止位置に移動させる制御を行い、前記空調手段の定常動作時には前記開閉部材を前記開放位置に移動させる制御を行う制御手段と、
が設けられた請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の床下換気構造。
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JP2004232999A (ja) | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 気密性住宅の換気システム |
JP2009092364A (ja) | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Locus:Kk | 省エネルギー換気システム及びそれを備えた省エネ建築物 |
JP2012021730A (ja) | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Mitsui Home Co Ltd | 換気システム |
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