JP7086340B2 - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプ給湯装置に関し、特に凝縮熱交換器から外装ケースに伝播する振動の軽減を図ったものに関する。
ヒートポンプ給湯装置は、貯湯タンク、配管類、バルブやポンプ類、その他の機器類を
収容した貯湯給湯ユニットと、この貯湯給湯ユニットから供給される湯水を加熱するヒートポンプユニットとを備えている。前記貯湯給湯ユニットは外装ケースで覆われている。
ヒートポンプユニットは、圧縮機と凝縮熱交換器と膨張手段と蒸発熱交換器とを冷媒配管で接続したヒートポンプ回路を備え、凝縮熱交換器は湯水配管を介して貯湯給湯ユニットに接続されている。
上記の湯水配管は、凝縮熱交換器へ湯水を供給する湯水往き配管と、凝縮熱交換器からの湯水を貯湯給湯ユニットへ戻す湯水戻り配管とからなる。
一般に、上記の湯水往き配管の下流端と湯水戻り配管の上流端は凝縮熱交換器にロウ付けにて夫々接続され、上記の湯水往き配管の上流端と湯水戻り配管の下流端は貯湯ユニットの外装ケースに固定された接続金具にクイックファスナーにより夫々接続されている。
特許文献1に記載のヒートポンプ給湯器においては、凝縮熱交換器の付近において前記往き配管と戻り配管の途中部にカップリング方式の接続部やクイックファスナー方式の接続部を設け、それらの接続部を分離することにより凝縮熱交換器を取り外し易くしてメンテナンスを容易にしている。
特開2011-149631号公報
ヒートポンプユニットにおいて圧縮機の作動中には圧縮機からの振動が冷媒回路を介して凝縮熱交換器に伝播し、その凝縮熱交換器の振動が、上記の往き配管と戻り配管を介して貯湯給湯ユニットの外装ケースに伝播し、ヒートポンプ給湯装置の周辺の振動と騒音が悪化する。上記圧縮機からの振動対策として、圧縮機をゴム脚を介して据付け部に固定したり、圧縮機と凝縮熱交換器の間において冷媒通路にU形に曲げたU形部を設けることも公知である。しかし、ゴム脚やU形部によっては、圧縮機で発生する振動のごく一部しか吸収することができない。
ここで、湯水往き配管の下流端と湯水戻り配管の上流端は凝縮熱交換器にロウ付けにて凝縮熱交換器に一体的に接続されているため、圧縮機から凝縮熱交換器に伝播した振動が湯水往き配管と湯水戻り配管を介して外装ケースに伝播しやすく、外装ケースから振動と騒音が発生するという問題は未解決のままである。
本発明の目的は、凝縮熱交換器を貯湯給湯ユニットに接続する1対の湯水配管の端部を接続する接続部を介して外装ケースへ伝播する振動を低減可能にしたヒートポンプ給湯装置を提供することである。
請求項のヒートポンプ給湯装置は、圧縮機と凝縮熱交換器と膨張手段と蒸発熱交換器とを冷媒配管で接続したヒートポンプ回路を備え、前記凝縮熱交換器に接続された湯水配管を流れる湯水を加熱するヒートポンプ給湯装置において、前記湯水配管は、外装ケースに固定された湯水接続金具と前記凝縮熱交換器とを接続するものであり、前記湯水配管は、往き配管と戻り配管の2本の配管からなり、前記2本の配管と前記湯水接続金具との1対の接続部が同一方向に向けられ、前記2本の配管と前記凝縮熱交換器との1対の接続部が同一方向に向けて同一軸線上に配設されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、前記2本の配管と前記凝縮熱交換器との前記2本の配管と前記凝縮熱交換器との1対の接続部が同一方向に向けて同一軸線上に配設されているため、その
1対の接続部を中心として凝縮熱交換器が回動可能になるから、凝縮熱交換器の振動が凝縮熱交換器の微小回動を介して減衰されるため、凝縮熱交換器から2本の配管を介して外装ケースへ伝播する振動を低減することができる。それ故、ヒートポンプ給湯装置の周辺の振動と騒音を低減することができる。
請求項のヒートポンプ給湯装置は、請求項1の発明において、前記2本の配管と前記湯水接続金具との1対の接続部が同一方向に向けられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、2本の配管と前記湯水接続金具との1対の接続部が同一方向に向けられているため、1対の接続部を介して凝縮熱交換器の微小移動が許容されるため、凝縮熱交換器から2本の配管へ振動が伝播しにくくなる。それ故、ヒートポンプ給湯装置の周辺の振動と騒音を低減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、凝縮熱交換器から2本の湯水配管を介して外装ケースへ振動が伝播しにくくなり、ヒートポンプ給湯装置の周辺の振動と騒音が低減 される。
本発明の実施例に係る貯湯給湯装置の全体構成を示す構成図である。 凝縮熱交換器と1対の銅製湯水配管と1対のエルボ継手と1対の湯水接続金具の接続状態を示す斜視図である。 凝縮熱交換器と1対の銅製湯水配管と1対のエルボ継手と1対の湯水接続金具の側面である。 凝縮熱交換器に銅製湯水配管の上端部を接続する接続部の斜視図である。 図4のV-V線断面図である。 凝縮熱交換器に銅製湯水配管の下端部をエルボ継手を介して接続する接続構造の斜視図である。 図6の接続構造の要部断面図である。 実施例2に係る図2相当図である。 実施例2に係る図3相当図である。 実施例2における凝縮熱交換器に銅製湯水配管の下端部を接続する接続構造の要部断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、図1に基づいてヒートポンプ給湯装置1の全体構成について説明する。
ヒートポンプ給湯装置1は、貯湯給湯ユニット2と、ヒートポンプ熱源機3とを有し、貯湯給湯ユニット2は、貯湯タンク4、ガス燃焼式の補助熱源機10、その他の機器(配管、バルブ、温度センサ等々)と、貯湯給湯ユニット2を覆う外装ケース2aとを備えている。この貯湯給湯ユニット2は、ヒートポンプ熱源機3を駆動して加熱した湯水を貯湯タンク4に貯留し、この貯留した湯水を給湯や浴槽29の湯張りに使用する。また、必要に応じて貯湯タンク4から取り出した湯水を補助熱源機10により加熱して給湯や風呂追焚等に使用可能である。
貯湯タンク4の上部には、貯湯タンク4に貯留した湯水を出湯するための出湯通路11が接続されている。貯湯タンク4の下部には、貯湯タンク4に上水源から上水を供給するための給水通路12が接続されている。この給水通路12から分岐したバイパス通路13が出湯通路11に接続され、この接続部に出湯通路11の湯水とバイパス通路13の上水を混合する混合比率を調整可能な湯水混合弁14が介装されている。湯水混合弁14には給湯通路15が接続され、湯水混合弁14で混合された湯水は、給湯通路15を流通して図示外の給湯栓等に給湯可能であり、給湯通路15から分岐して追焚通路28に接続する湯張り通路18を介して浴槽29に湯張り可能である。
貯湯タンク4の下部にはヒートポンプ熱源機3に湯水を供給する往き側湯水通路5aが接続され、このヒートポンプ熱源機3で加熱された湯水を貯湯タンク4に供給する戻り側湯水通路5bが貯湯タンク4の上部に接続されて、貯湯タンク4とヒートポンプ熱源機3の間で湯水が循環可能な循環加熱通路5が形成されている。
往き側湯水通路5aには、貯湯タンク4からヒートポンプ熱源機3に入水する湯水の入水温度を検知する入水温度センサ6aと循環ポンプ16と切換弁17が接続されている。戻り側湯水通路5bには、ヒートポンプ熱源機3で加熱された湯水の温度を検知する加熱温度センサ6bが接続され、往き側湯水通路5aと戻り側湯水通路5bとを接続するバイパス通路5cが設けられ、往き側湯水通路5aとバイパス通路5cとの接続部には切換弁17が接続されている。ヒートポンプ熱源機3の起動直後等の加熱温度が低い場合に、切換弁17を切換えてヒートポンプ熱源機3で加熱した湯水を再びヒートポンプ熱源機3に送って再加熱することができる。
貯湯タンク4の外周には、貯留された湯水の温度を検知する複数の貯湯温度センサ4a~4dが上下方向に所定間隔おきに設けられている。これら貯湯温度センサ4a~4d及び貯湯タンク4は図示外の保温材により覆われている。出湯通路11には、湯水混合弁14に供給される湯水の出湯温度を検知するための出湯温度センサ11aが接続されている。給水通路12には、上水源から供給される上水の温度を検知するための給水温度センサ12aが接続されている。給湯通路15には、給湯温度を検知するための給湯温度センサ15aが接続されている。
貯湯タンク4の湯水を補助熱源機10で加熱するための補助加熱通路21が、出湯通路11から分岐して補助熱源機10に接続されている。補助熱源機10で加熱した湯水を出湯するための補助出湯通路22は、補助加熱通路21の分岐部より下流側の出湯通路11に調整弁23を介して接続されている。調整弁23は、補助出湯通路22を通って出湯通路11に供給される湯水量を調整する。補助加熱通路21には、三方弁24と補助熱源機10に湯水を送るためのポンプ25が介装されている。
補助出湯通路22から分岐した熱交換通路26は、三方弁24に接続されている。三方弁24は、貯湯タンク4の湯水又は熱交換通路26の湯水を補助熱源機10に供給可能となるように切換えられる。熱交換通路26には熱交換器26aと開閉弁26bが介装されている。熱交換器26aは、追焚ポンプ27の作動により追焚通路28を流れる浴槽29の湯水を補助熱源機10で加熱した湯水との熱交換により加熱する追焚運転に使用される。
給水通路12には、逆止弁12bと、給水通路12から分岐して熱交換通路26に接続する分岐通路部12cが接続されている。バイパス通路13には逆止弁13aが介装され、バイパス通路13から分岐して給湯通路15に接続された高温出湯回避通路30には、高温出湯回避電磁弁30aが介装されている。
ヒートポンプ熱源機3は、圧縮機32と、凝縮熱交換器33と、膨張弁34と、蒸発熱交換器35とを冷媒配管36aにより接続したヒートポンプ回路36を備えている。このヒートポンプ熱源機3は、冷媒配管36aに封入された冷媒を圧縮機32で圧縮して昇温し、循環ポンプ16を駆動して循環加熱回路5を流通する湯水を凝縮熱交換器33において高温の冷媒との熱交換により加熱する。熱交換後の冷媒は、膨張弁34で膨張して外気より低温になり、蒸発熱交換器35において外気から吸熱した後、再び圧縮機32に導入される。
蒸発熱交換器35は、外気温度を検知する外気温センサ35aと送風機35bを備えている。ヒートポンプ熱源機3は、圧縮機32、膨張弁34、送風機35b等を制御する補助制御部37を備えている。補助制御部37は、制御部7に通信可能に接続され、制御部7からの指令に従ってヒートポンプ熱源機3を制御する。外気温センサ35aで検知された外気温度は、補助制御部37を介して制御部7に送信される。
次に、凝縮熱交換器33を貯湯給湯ユニット2に接続する湯水配管について説明する。
凝縮熱交換器33は、往き側湯水通路5aと戻り側湯水通路5bを介して貯湯給湯ユニット2に接続されている。往き側湯水通路5aの途中部には、外装ケース2aに貫通固定された湯水接続金具38aが設けられ、往き側湯水通路5aは湯水接続金具38aよりも下流側の銅製湯水配管39(往き配管に相当する)を有する。戻り側湯水通路5bの途中部には、外装ケース2aに貫通固定された湯水接続金具38bが設けられ、戻り側湯水通路5bは、湯水接続金具38bよりも上流側の銅製湯水配管40(戻り配管に相当する)を有する。
凝縮熱交換器33は、内管と外管からなる二重管33aを長円形状に多重に偏平に巻回してほぼ水平姿勢に配設されており、内管には冷媒が供給され、内管と外管の間の湯水通路に湯水が供給される。
銅製湯水配管39の下流端部(上端部)は、凝縮熱交換器33の一端部において内管と外管の間の湯水通路に接続部41により接続され、銅製湯水配管40の上流端部(上端部)は、凝縮熱交換器33の他端部において内管と外管の間の湯水通路に接続部42により接続されている。前記の1対の接続部41,42は、水平な同一方向(図2のZ方向)に向けられ且つ同一軸線B上に配設されている。
銅製湯水配管39の上流端部(下端部)は湯水接続金具38aにエルボ継手43を介して接続され、銅製湯水配管40の下流端部(下端部)は湯水接続金具38bにエルボ継手44を介して接続されている。
図2、図3に示すように、銅製湯水配管39は、所定長さを有し、5箇所の屈曲部にて屈曲され、前記一端部の延長方向(図2のX方向)へ延びる水平部39aと、水平部39aの端部から下方へ立ち下がる鉛直部39bとを有する。
水平部39aは台形の底辺以外の3辺のような形状に形成され、凝縮熱交換器33からの振動の一部を吸収可能な構造になっている。鉛直部39bは図3に図示のような形状に形成され、凝縮熱交換器33からの振動の一部を吸収可能な構造になっている。
図2、図3に示すように、銅製湯水配管40は、所定長さを有し、5箇所の屈曲部にて屈曲され、前記他端部の延長方向(図2のX方向)へ延びる水平部40aと、水平部40aの端部から下方へ立ち下がる鉛直部40bとを有する。
水平部40aは台形の底辺以外の3辺のような形状に形成され、凝縮熱交換器33からの振動の一部を吸収可能な構造になっている。鉛直部40は図3に図示のような形状に形成され、凝縮熱交換器33からの振動の一部を吸収可能な構造になっている。尚、銅製湯水配管39,40は、同様の形状に形成されている。
次に、銅製湯水配管39,40を接続する接続部41,42は同一の構造であるため、接続部41について、図4、図5に基づいて説明する。
接続部41は、銅製湯水配管39の上端部を凝縮熱交換器33の前記一端部の側面にクイックファスナー45により着脱自在且つ回動自在に接続するように構成されている。クイックファスナー45は、バネ性のある薄鋼板(例えば、ステンレス鋼板)で構成されている。クイックファスナー45は、U形の連結部45aと、配管の両側部を挟持する挟持部45bと、指で摘む1対の摘み部45cを有する。挟持部45bには、フランジ46aを部分的に突出させるスリット45dが形成されている。
凝縮熱交換器33側のフランジ46a付きの接続口金46に銅製湯水配管39の端部 を内嵌可能な接続穴46bが形成され、銅製湯水配管39の端部の環状凸部47に環状のパッキン押え48が軸線方向に移動不能に外嵌され、この銅製湯水配管39の端部にパッキン押え48とOリング49とを外嵌した状態でそれらを接続口金46の接続穴46bに内嵌させ、クイックファスナー45によりフランジ46aとパッキン押え48とを軸線方向に挟持することで、接続口金46と銅製湯水配管39とが液密状にシールした状態で回動可能に接続されている。尚、Oリング49は銅製湯水配管39の端部のフランジ50とパッキン押え48の間に装着されている。
次に、銅製湯水配管39,40の端部をエルボ継手43,44を介して接続する接続構造について説明する。銅製湯水配管39,40のエルボ継手43,44による接続構造は同じ構造であるため、銅製湯水配管39の端部のエルボ継手43による接続構造について、図6、図7に基づいて説明する。
エルボ継手43は、水平管部43aと鉛直管部43bとを有し、水平管部43aの端部はクイックファスナー51を含む水平接続部52により接続され、鉛直管部43bの端部はクイックファスナー53を含む鉛直接続部54により接続されている。
水平接続部52においては、水平管部43aの途中部にフランジ55が形成され、水平管部43aの先端近傍部にOリング56が外嵌され、水平管部43aの先端部分を湯水接続金具38aに内嵌させ、前記のフランジ55を湯水接続金具38aのフランジ57に当接させて、クイックファスナー51により両フランジ55,57を挟持することで連結している。クイックファスナー51は前記のクイックファスナー45と同様のものである。
鉛直接続部54においては、鉛直管部43bの先端にフランジ58が形成され、銅製湯水配管39の端部の環状凸部59に環状のパッキン押え60が軸線方向に移動不能に外嵌され、この銅製湯水配管39の端部にパッキン押え60とOリング61とを外嵌した状態でそれらを鉛直管部43bの接続穴62に内嵌させ、クイックファスナー53によりフランジ58とパッキン押え60とを軸線方向に挟持することで、エルボ継手43と銅製湯水配管39とが液密状にシールした状態で回動可能に接続されている。尚、Oリング61は銅製湯水配管39の端部フランジ63とパッキン押え60の間に装着されている。また、クイックファスナー53は前記のクイックファスナー45と同様のものである。
次に、以上説明したヒートポンプ給湯装置1の作用効果について説明する。
上記の銅製湯水配管39,40の上端部を凝縮熱交換器33に接続する1対の接続部41,42が同一方向(Z方向)に向けられ且つ同一軸線B上に配設されているため、その1対の接続部41,42において、凝縮熱交換器33は回転拘束されず、図2の矢印A方向に微小回動可能であるため、圧縮機32から凝縮熱交換器33に作用する振動の一部が、凝縮熱交換器33の上下方向への微小回動により吸収される。それ故、凝縮熱交換器から外装ケースに伝播する振動を軽減し、ヒートポンプ給湯装置1の周辺の振動と騒音を低減することができる。
銅製湯水配管39,40の下端部を1対のエルボ継手43,44に接続する1対の鉛直接続部54,54は、銅製湯水配管39,40の下端部の鉛直軸回りの微小回動を許容するため、凝縮熱交換器33の水平方向への微小移動が許容され、圧縮機32から凝縮熱交換器33に作用する振動の一部が凝縮熱交換器33の微小移動により吸収される。
1対のエルボ継手43,44を湯水接続金具38a,38bに接続する1対の水平接続部52,52は、1対のエルボ継手43,44の水平軸回りの微小回動を許容するため、凝縮熱交換器33の水平方向への微小振動が許容され、圧縮機32から凝縮熱交換器33に作用する振動の一部が、凝縮熱交換器33の微小振動により吸収される。
以上のように、1対の接続部41,42と、1対の鉛直接続部53,53と、1対の水平接続部52,52を介して、凝縮熱交換器33に作用する振動の一部が凝縮熱交換器33により吸収されるため、凝縮熱交換器33から1対の銅製湯水配管39,40を介して、湯水接続金具38a,38b及び外装ケース2aに伝播する振動を大幅に低減することができ、ヒートポンプ給湯装置1の周辺の振動騒音を著しく低減することができる。
実施例2について図8~図10に基づいて説明する。
但し、実施例1と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
凝縮熱交換器33及び1対の銅製湯水配管39,40及び1対の銅製湯水配管39,40の上端部を凝縮熱交換器33に接続する1対の接続部41,42については、実施例1と同様である。1対の銅製湯水配管39,40の下端部を1対の湯水接続金具38a,38bに接続する1対のエルボ継手43,44は省略され、1対の銅製湯水配管39,40の下端部を1対の水平接続部62,63により1対の湯水接続金具38a,38bに直接接続している。1対の水平接続部62,63は水平な同一方向に向けられ、着脱自在且つ回転自在に接続するものである。
次に、銅製湯水配管39の下端部を湯水接続金具38aに接続する上記の水平接続部 62の構造について図10に基づいて説明する。
水平接続部62は、クイックファスナー64により着脱自在且つ回動自在に接続するように構成されている。クイックファスナー64は、実施例1のクイックファスナー45 と同様のものであり、連結部64aと、挟持部64bと、1対の摘み部64cと、スリット64dとを有する。
湯水接続金具39側のフランジ65a付きの接続管部65に銅製湯水配管39の端部を内嵌可能な接続穴66が形成され、銅製湯水配管39の端部の環状凸部67に環状のフランジ68a付きのパッキン押え68が軸線方向に移動不能に外嵌され、この銅製湯水配管39の端部にパッキン押え68とOリング69とを外嵌した状態でそれらを接続穴66に内嵌させ、クイックファスナー64によりフランジ65aとフランジ68aとを軸線方向に挟持することで、湯水接続金具38aの接続管部65と銅製湯水配管39とが液密状にシールした状態で回動可能に接続されている。尚、Oリング69は銅製湯水配管39の端部フランジ70とパッキン押え68の間に装着されている。
以上説明した銅製湯水配管39,40の接続構造の作用効果について説明する。
1対の接続部41,42の作用効果は実施例1と同様であり、1対の水平接続部62,62の作用効果は、実施例1の1対の水平接続部52,52の作用効果と同様である。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1)前記銅製湯水配管39,40の形状は一例を示すものであって、図示の形状に限定されるものではない。
2)前記銅製湯水配管39,40の一部に所定長さのフレキシブル管(通称フレキ管)を組み込むことで、凝縮熱交換器33から湯水接続金具38a,38bに伝播する振動を低減するようにしてもよい。
3)凝縮熱交換器33の形状構造も図示のものに限定されるものではなく、種々の形状構造の凝縮熱交換器であってもよい。
4)その他、当業者であれば本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施することができ、本発明はそれら変更例を包含するものである。
1 ヒートポンプ給湯装置
2a 外装ケース
5a,5b 往き側湯水通路,戻り側湯水通路
32 圧縮機
33 凝縮熱交換器
34 膨張弁(膨張手段)
35 蒸発熱交換器
36 ヒートポンプ回路
36a 冷媒配管
38a,38b 湯水接続金具
39,40 銅製湯水配管
41,42 接続部
43,44 エルボ継手
45 クイックファスナー
51,53 クイックファスナー
52 水平接続部
54 鉛直接続部
62,63 接続部

Claims (2)

  1. 圧縮機と凝縮熱交換器と膨張手段と蒸発熱交換器とを冷媒配管で接続したヒートポンプ回路を備え、前記凝縮熱交換器に接続された湯水配管を流れる湯水を加熱するヒートポンプ給湯装置において、
    前記湯水配管は、外装ケースに固定された湯水接続金具と前記凝縮熱交換器とを接続するものであり、
    前記湯水配管は、往き配管と戻り配管の2本の配管からなり、
    前記2本の配管と前記凝縮熱交換器との1対の接続部が同一方向に向けて同一軸線上に配設されていることを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  2. 前記2本の配管と前記湯水接続金具との1対の接続部が同一方向に向けられていることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
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