JP2016023920A - ヒートポンプ給湯システム - Google Patents

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辰巳 稲本
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Abstract

【課題】ヒートポンプ給湯システムにおいて、循環ポンプが故障した場合であっても、ヒートポンプユニット側の湯水循環回路の凍結予防が可能なもの等を提供することである。
【解決手段】ヒートポンプ給湯システム1は、貯湯タンクユニット2と、ヒートポンプユニット3と、貯湯タンクユニット2とヒートポンプユニット3とを接続する湯水循環回路4とを備え、湯水を循環させる為の湯水循環回路4の循環ポンプ13を貯湯タンクユニット2側に設け、外気温度を検知する為の外気温度センサ29eと、この外気温度センサ29eによって外気温度の低下を検知した場合に循環ポンプ13を駆動して湯水循環回路4の凍結予防を行う凍結予防手段とを備え、循環ポンプ13の故障を判定する故障判定手段を備え、凍結予防手段は、故障判定手段によって循環ポンプ13が故障したと判定された場合には、ヒートポンプユニット3に装備された圧縮機21を駆動して凍結予防を行う。
【選択図】図4

Description

本発明はヒートポンプ給湯システムに関し、特に貯湯タンクの湯水を循環させる為の湯水循環回路の凍結予防機能の改善を図ったものに関する。
従来から、ヒートポンプ給湯システムが一般に広く普及している。この種のヒートポンプ給湯システムは、冷媒により湯水を加熱するヒートポンプ式加熱回路を備えたヒートポンプユニット、加熱された湯水を貯留する貯湯タンクを備えた貯湯タンクユニット、ヒートポンプユニットと貯湯タンクとの間に湯水を循環させる湯水循環回路等を備え、貯湯タンク内の湯水を湯水循環回路に循環させてヒートポンプ式加熱回路で加熱し、加熱された湯水を貯湯タンク内に戻して貯留し、貯湯タンクから蛇口や風呂等の所望の給湯先に給湯するものである。
上記のヒートポンプ式加熱回路は、圧縮機、凝縮熱交換器、膨張弁、蒸発熱交換器を冷媒配管を介して接続することで構成され、冷媒配管に封入された冷媒を利用して給湯運転が行われる。この給湯運転では、圧縮機と蒸発熱交換器用の送風ファンとが夫々駆動され、凝縮熱交換器によって冷媒配管を流れる冷媒と湯水循環回路を流れる湯水との間で熱交換が行われて湯水が加熱される。
ところで、寒冷地や冬場等では、外気温度の低下に伴って湯水循環回路内の湯水が凍結すると、湯水の体積が膨張して湯水循環回路が損傷してしまうという問題がある。そこで、この問題を解決する為に、従来のヒートポンプ給湯システムは、循環ポンプを駆動して湯水循環回路に湯水を循環させることで凍結予防を行う機能を備えている。
例えば、特許文献1のヒートポンプ式給湯機においては、湯水循環回路に貯湯タンクをバイパスするバイパス通路を設け、凍結予防を行う場合、ヒートポンプユニットの加熱能力を制限して駆動し、循環ポンプを駆動し、凝縮熱交換器で加熱された湯水を、湯水循環回路にバイパス通路を介して循環させることで、貯湯タンク内の湯水の温度成層を崩すことなく湯水循環回路の凍結予防を行う技術が開示されている。
特開2007−139415号公報
しかし、特許文献1のヒートポンプ式給湯機等の従来のヒートポンプ給湯システムにおいては、凍結予防の為に、循環ポンプを駆動して湯水循環回路に湯水を循環させる必要があるので、循環ポンプや循環ポンプの電気系統が故障すると、湯水循環回路に湯水を循環させることができず、凍結予防ができなくなるという問題がある。
特に、貯湯タンクユニット側の湯水循環回路は、ユニット内が貯湯タンクに貯留された湯水によって暖められ、ユニット間の湯水循環回路は、一般的に断熱材で覆われているのに対して、ヒートポンプユニット側の湯水循環回路は、ユニット内において周囲を断熱材で覆われず剥き出し状態で配置されている場合が多いので、他の配管部分と比較して凍結しやすいという問題がある。
本発明の目的は、ヒートポンプ給湯システムにおいて、循環ポンプが故障した場合であっても、ヒートポンプユニット側の湯水循環回路の凍結予防が可能なもの、低コストで凍結予防機能の改善を図ったもの、等を提供することである。
請求項1のヒートポンプ給湯システムは、貯湯タンクユニットと、ヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを接続する湯水循環回路とを備えたヒートポンプ給湯システムであって、湯水を循環させる為の前記湯水循環回路の循環ポンプを前記貯湯タンクユニット側に設け、外気温度を検知する為の外気温度検知手段と、この外気温度検知手段によって外気温度の低下を検知した場合に前記循環ポンプを駆動して前記湯水循環回路の凍結予防を行う凍結予防手段とを備えたヒートポンプ給湯システムにおいて、前記循環ポンプの故障を判定する故障判定手段を備え、前記凍結予防手段は、前記故障判定手段によって前記循環ポンプが故障したと判定された場合には、前記ヒートポンプユニットに装備された圧縮機を駆動して凍結予防を行うことを特徴としている。
請求項2のヒートポンプ給湯システムは、請求項1の発明において、前記故障判定手段は、前記循環ポンプの故障情報を前記ヒートポンプユニット側に送信するように前記貯湯タンクユニット側に設けられ、前記外気温度検知手段は、前記ヒートポンプユニット側に設けられたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、循環ポンプの故障を判定する故障判定手段を備え、凍結予防手段は、故障判定手段によって循環ポンプが故障したと判定された場合には、ヒートポンプユニットに装備された圧縮機を駆動して凍結予防を行うので、循環ポンプの故障時には、ヒートポンプユニットの圧縮機を駆動して、ヒートポンプユニットの内部の雰囲気温度を上昇させることで、ヒートポンプユニット側の湯水循環回路の凍結予防を行う。
即ち、ヒートポンプユニット側の湯水循環回路の凍結予防を行う際に、ヒートポンプユニット側の雰囲気温度を上昇させて行うので、ヒートポンプユニットに凍結予防の為の加熱ヒータ等を追加的に設ける必要が無くなり、低コストで凍結予防機能の向上が実現する。
請求項2の発明によれば、故障判定手段は、循環ポンプの故障情報をヒートポンプユニット側に送信するように貯湯タンクユニット側に設けられ、外気温度検知手段は、ヒートポンプユニット側に設けられたので、貯湯タンクユニット側で循環ポンプの故障を判定し且つヒートポンプユニット側で外気温度の低下を検知した際には、湯水循環回路の凍結予防を確実に行うことができる。
本発明の実施例に係るヒートポンプ給湯システムの概略構成図である。 外装ケースの前側板を取り外した状態におけるヒートポンプユニットの斜視図である。 凝縮熱交換器とヒートポンプユニット側の湯水循環回路の斜視図である。 凍結予防運転制御の制御フローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
先ず、本発明に係るヒートポンプ給湯システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、ヒートポンプ給湯システム1は、湯水を貯留する貯湯タンク6を備えた貯湯タンクユニット2、貯湯タンク6の湯水の加熱を行うヒートポンプ式加熱回路20を備えたヒートポンプユニット3、貯湯タンク6とヒートポンプユニット3との間に湯水を循環させる湯水循環回路4、ヒートポンプ給湯システム1を制御する制御ユニット5等を備えている。
次に、貯湯タンクユニット2について説明する。
図1に示すように、貯湯タンクユニット2は、縦長筒状の外周面を有する貯湯タンク6、各種の通路類4,7,8、開閉弁11、混合弁12、循環ポンプ13、各種の湯水温度センサ14a〜14i、主制御ユニット15等を備え、これらを薄鋼板製の箱状の外装ケース17に収納して構成されている。
貯湯タンク6は、ヒートポンプ式加熱回路20で加熱された高温の湯水(例えば、65〜90℃)を貯留するものである。貯湯タンク6には、複数の湯水温度センサ14a〜14dが高さ方向所定間隔おきの位置に設けられている。
貯湯タンク6の下端部には、湯水循環回路4の上流端と給水通路7の下流端とが接続されている。給水通路7には、貯湯タンク6へ低温の上水を供給する為の開閉弁11が設けられている。貯湯タンク6の上端部には、湯水循環回路4の下流端と出湯通路8の上流端とが接続され、湯水循環回路4から戻された高温の湯水を貯湯タンク6内に貯留し、給湯時には貯湯タンク6内の高温の湯水を出湯通路8に供給し、混合弁12で温度調整してから出湯することができる。給水通路7には、湯水温度センサ14eが設けられ、出湯通路8には、湯水温度センサ14f,14gが設けられている。
次に、湯水循環回路4について説明する。
図1に示すように、湯水循環回路4は、貯湯タンク6とヒートポンプ式加熱回路20との間に湯水を循環させて加熱する閉回路であり、上流低温側通路部4a、ケース外低温側通路部4b、下流低温側通路部4c、上流高温側通路部4d、ケース外高温側通路部4e、下流高温側通路部4f、ケース内通路部とケース外通路部とを接続する為の複数の接続継手18a〜18d等を有している。上流低温側通路部4aと下流低温側通路部4cと上流高温側通路部4dと下流高温側通路部4fは、例えば銅製の管部材で夫々構成されている。ケース外低温側通路部4bとケース外高温側通路部4eは、例えば合成樹脂製の管部材で夫々構成され、周囲を断熱材で夫々覆われている。
貯湯タンクユニット2側の上流低温側通路部4aには、湯水循環回路4に湯水を循環させる為の循環ポンプ13が設けられている。上流低温側通路部4aには、凝縮熱交換器22に流入する湯水温度を検出する為の湯水温度センサ14hが設けられ、下流高温側通路部4fには、凝縮熱交換器22から流出する湯水温度を検出する為の湯水温度センサ14iが設けられている。
循環ポンプ13は、回転軸の回転数を検出可能なエンコーダを備えた公知の遠心ポンプで構成されている。主制御ユニット15は、エンコーダからの信号に基づいて循環ポンプ13の現在の回転軸の回転数を算出し、この算出された回転数に基づいて循環ポンプ13をフィードバック制御するものである。さらに、主制御ユニット15は、循環ポンプ13の回転数に基づいて循環ポンプ13の故障を判定し(例えば、要求される回転数に達しない場合や駆動信号を送信しても回転数がゼロの場合等)、循環ポンプ13を故障判定した場合、その故障情報(エラー信号)をヒートポンプユニット3側の補助制御ユニット35に送信する。
次に、ヒートポンプユニット3について説明する。
図1に示すように、ヒートポンプユニット3は、冷媒により湯水を加熱するヒートポンプ式加熱回路20、主制御ユニット15に接続され且つヒートポンプ式加熱回路20を制御する補助制御ユニット35等を備え、これらを箱状の外装ケース37に収納して構成されている。
ヒートポンプ式加熱回路20は、圧縮機21、湯水加熱用の凝縮熱交換器22、高圧の冷媒を急膨張させて温度と圧力を下げる膨張弁23、外気熱吸収用の蒸発熱交換器24を有し、これら機器が冷媒配管25を介して接続されて構成され、冷媒配管25に収容された冷媒を利用して給湯運転を行う。ヒートポンプ式加熱回路20は、さらに、送風モータ27aで駆動される蒸発熱交換器用の送風ファン27、除霜運転の為のバイパス通路31及び除霜電磁弁32を有している。
圧縮機21は、内蔵モータの駆動によって気相状態の冷媒を断熱圧縮して温度上昇させる公知の密閉型圧縮機である。
凝縮熱交換器22は、冷媒配管25の一部となる一次側熱交換通路部22aと、湯水循環回路4の一部となる二次側熱交換通路部22bとを有する二重管で構成されている。この凝縮熱交換器22において、一次側熱交換通路部22aを流れる冷媒と二次側熱交換通路部22bに供給される湯水との間で熱交換され、湯水は加熱され冷媒は冷却され液化する。
即ち、図3に示すように、凝縮熱交換器22は、内管41と、この内管41を内部に収納した外管42とを備え、内管41の内部(一次側熱交換通路部22a)を流れる冷媒と内管41と外管42との間(二次側熱交換通路部22b)を流れる湯水との間で熱交換可能に構成されている。凝縮熱交換器22は、発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン等の樹脂を発泡成形した上下に2分割された保温材43で覆われている(図2参照)。
膨張弁23は、液相状態の冷媒を断熱膨張させ温度低下させる公知の膨張弁である。この膨張弁23は、絞り量が可変な制御弁からなる。
蒸発熱交換器24は、冷媒配管25の一部を構成する蒸発器通路部24aを有し、この蒸発器通路部24aは伝熱管と複数のフィンとを有している。この蒸発熱交換器24において、蒸発器通路部24aを流れる冷媒と外気との間で熱交換され、冷媒は外気から吸熱して気化する。
冷媒配管25は、圧縮機21の吐出側と凝縮熱交換器22の入口側(一次側熱交換通路部22aの上流端)とを接続する冷媒通路25a、凝縮熱交換器22の出口側(一次側熱交換通路部22aの下流端)と膨張弁23の入口側とを接続する冷媒通路25b、膨張弁23の出口側と蒸発熱交換器24の入口側とを接続する冷媒通路25c、蒸発熱交換器24の出口側と圧縮機21の導入側とを接続する冷媒通路25dを備えている。
冷媒配管25には、圧縮機21の吐出側に設けられ且つ圧縮機21から吐出する冷媒温度を検知する圧縮機吐出側温度センサ29a、膨張弁23の入口側に設けられ且つ膨張弁23に流入する冷媒温度を検知する膨張弁入口側温度センサ29b、蒸発熱交換器24の入口側に設けられ且つ蒸発熱交換器24に流入する冷媒温度を検知する蒸発熱交換器入口側温度センサ29c、蒸発熱交換器24の出口側に設けられ且つ蒸発熱交換器24から流出する冷媒温度を検知する蒸発熱交換器出口側温度センサ29d等が設けられている。外装ケース37又は蒸発熱交換器24には、外気温度を検知する外気温度センサ29e(外気温度検知手段に相当する)が設けられている。
冷媒配管25には、凝縮熱交換器22と膨張弁23とをバイパスするように、冷媒通路25aと冷媒通路25cとに接続されたバイパス通路31が設けられている。バイパス通路31には、凝縮熱交換器22と膨張弁23とに並列接続されるように且つ除霜運転時に補助制御ユニット35によって開閉制御される除霜電磁弁32が設けられている。蒸発熱交換器24の着霜を検知した場合には、除霜電磁弁32を開放して除霜運転を行う。
ヒートポンプ式加熱回路20の給湯運転時において、圧縮機21により高圧に圧縮された加熱状態の冷媒は、凝縮熱交換器22の一次側熱交換通路部22aに送られ、循環ポンプ13の駆動により貯湯タンク6から二次側熱交換通路部22bに流入した水と熱交換してその水を暖め、温度低下して液化した冷媒は膨張弁23に送られ、加熱された湯水が貯湯タンク6に送られ貯留され、ヒートポンプ式加熱回路20を経由する加熱動作を繰り返すことで貯湯タンク6に高温の湯水が貯留される。
次に、制御ユニット5について説明する。
図1に示すように、ヒートポンプ給湯システム1は、主制御ユニット15と補助制御ユニット35からなる制御ユニット5によって制御される。各種の温度センサ等の検出信号が制御ユニット5に送信され、この制御ユニット5により、貯湯タンクユニット2とヒートポンプユニット3の動作、各種のポンプの作動・停止、各種の弁の開閉状態の切り換え及び開度調整等を制御し、各種運転(給湯運転、除霜運転、通常の凍結予防運転、循環ポンプ故障時の凍結予防運転等)を実行する。尚、通常の凍結予防運転は、外気温度が低下した場合に、主制御ユニット15によって循環ポンプ13を駆動して湯水循環回路4に湯水を循環させることで凍結予防を行う運転である。
主制御ユニット15は、ユーザーが操作可能な操作リモコン39との間でデータ通信可能であり、操作リモコン39のスイッチ操作により目標給湯温度が設定されると、その目標給湯温度データが操作リモコン39から主制御ユニット15に送信される。補助制御ユニット35は、主制御ユニット15との間でデータ通信可能であり、主制御ユニット15からの指令に従ってヒートポンプ式加熱回路20の各種機器(圧縮機21、膨張弁23、送風モータ27a、除霜電磁弁32等)の駆動制御を行う。
次に、外装ケース37について説明する。
図2に示すように、外装ケース37は、薄鋼板製の箱状に構成され、左右1対の側板37a,37b、前側板(図示略)、後側板37c、天板37d、底板37eを備えている。外装ケース37の内部は、夫々が薄鋼板製の垂直な縦仕切り板37fと水平な横仕切り板37gとによって区画されている。右側板37bには、湯水循環回路4の2つの接続継手18c,18bを覆う配管カバー(図示略)が取り付けられている。
縦仕切り板37fは、外装ケース37内を蒸発熱交換器24や送風ファン27等が配置された左側の送風室45aと、圧縮機21や膨張弁23等が配置された右側の機械室45bとに区画している。縦仕切り板37fの上端側部分に補助制御ユニット35が装着されている。横仕切り板37gは、外装ケース37内の上端側部分に凝縮熱交換器22が配置された給湯加熱室45cを区画し、この給湯加熱室45cは、送風室45aと機械室45bの上方に跨がるように形成されている。
次に、本発明に関連する循環ポンプ故障時の凍結予防運転制御について説明する。
補助制御ユニット35は、貯湯タンクユニット2側の主制御ユニット15から送信される循環ポンプ13の故障情報を受信した場合に、且つ、外気温度センサ29eによって検知される外気温度が湯水の凍結が懸念される凍結懸念温度に低下した場合には、ヒートポンプユニット3に装備された圧縮機21を駆動して、湯水循環回路4の凍結予防を行う凍結予防運転制御を実行可能である。尚、制御ユニット5が、故障判定手段及び凍結予防手段に相当する。
次に、循環ポンプ13が故障したと判定され且つ外気温度が低下して凍結懸念温度になった際に、補助制御ユニット35により自動的に実行される凍結予防運転制御について、図4のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中の符号Si(i=1,2,・・)は各ステップを示す。この凍結予防運転制御の制御プログラムは、補助制御ユニット35に予め格納されている。
図4のフローチャートにおいて、この制御が開始されると、最初にS1にて、補助制御ユニット35は、主制御ユニット15から送信される循環ポンプ13の故障情報に基づくエラー信号を受信しているか否かを判定し、S1の判定がNoの場合、エラー信号を受信するまでS1を繰り返し、循環ポンプ13のエラー信号を受信すると、S1の判定がYesとなり、S2に移行する。尚、循環ポンプ13が故障して湯水循環回路4に湯水が循環されなくなると、凝縮熱交換器22で熱交換されなくなるので、給湯運転中の場合はヒートポンプ式加熱回路20の稼働を停止する。
次に、S2において、外気温度センサ29eの検知信号を読み込み、この検知信号に基づいて、補助制御ユニット35は、外気温度を算出し、S3に移行し、検知された外気温度が、湯水循環回路4を流れる湯水の凍結が懸念される凍結懸念温度(例えば、1℃)以下か否かを判定する。S3の判定がNoの場合、S2に戻り、S2,S3を繰り返し実行する。S3の判定がYesの場合、S4に移行する。
次に、S4において、補助制御ユニット35は、凍結予防運転を開始する。即ち、補助制御ユニット35は、除霜電磁弁32を開弁状態に設定し、膨張弁23をほぼ全閉状態に設定し、圧縮機21を駆動し、送風ファン27を停止状態に設定することで、凍結予防運転を実行し、S5に移行する。
S4の凍結予防運転では、圧縮機21から吐出される高温の冷媒(ホットガス)は、冷媒通路25aから凝縮熱交換器22には流れずバイパス通路31を通って冷媒通路25cから蒸発熱交換器24に流れて、冷媒通路25dを通って圧縮機21に戻される。
このとき、圧縮機21自体の温度は、例えば30℃程度になるので、外装ケース37内において、圧縮機21、冷媒通路25aやバイパス通路31が配置された機械室45bの雰囲気温度が上昇する。すると、この雰囲気温度の上昇に伴って、機械室45bに配置された湯水循環回路4の下流低温側通路部4c及び上流高温側通路部4dが暖められるので、これら通路部4c,4dの湯水の凍結を予防することができる。
次に、S5において、蒸発熱交換器入口側温度センサ29cの検知信号を読み込み、この検知信号に基づいて、補助制御ユニット35は、蒸発熱交換器24に流入する冷媒温度を算出し、S6に移行し、検知された冷媒温度が設定温度(例えば、20℃)以上か否かを判定する。S6の判定がYesの場合、つまり、冷媒温度が上昇し過ぎて圧縮機21が停止する可能性がある場合、S7に移行し、送風ファン27を駆動して蒸発熱交換器24を流れる冷媒を冷却し、S9に移行する。S6の判定がNoの場合、S8に移行し、送風ファン27が駆動している場合は送風ファン27を停止し、S9に移行する。
次に、S9において、外気温度センサ29eの検知信号を読み込み、この検知信号に基づいて、補助制御ユニット35は、外気温度を算出し、S10に移行し、検知された外気温度が湯水循環回路4を流れる湯水の凍結が懸念される凍結懸念温度(例えば1℃)以下か否かを判定し、S10の判定がYesの場合、S11に移行する。S10の判定がNoの場合、S12に移行し、凍結予防運転を終了して、一連の制御を終了する。
次に、S11において、補助制御ユニット35は、例えば、作業員が操作リモコン39を介して凍結防止運転停止に基づく操作をし、操作リモコン39から主制御ユニット15を介して送信された循環ポンプ13のエラー解除信号を受信しているか否かを判定し、S11の判定がNoの場合、S5に移行し、循環ポンプ13のエラー解除信号を受信するまで又は外気温度が凍結懸念温度を超えるまで、S5〜S10を繰り返し、循環ポンプ13のエラー解除信号を受信すると、S11の判定がYesとなり、S12に移行し、凍結予防運転を終了して、一連の制御を終了する。
次に、本発明のヒートポンプ給湯システム1の作用及び効果について説明する。
このヒートポンプ給湯システム1は、循環ポンプ13の故障を判定する主制御ユニット15(故障判定手段)を備え、補助制御ユニット35(凍結予防手段)は、主制御ユニット15によって循環ポンプ13が故障したと判定された場合には、ヒートポンプユニット3に装備された圧縮機21を駆動して凍結予防を行うので、ヒートポンプユニット3の圧縮機21を駆動して、ヒートポンプユニット3の内部の雰囲気温度を上昇させることで、ヒートポンプユニット3側の湯水循環回路4の凍結予防を行う。
即ち、ヒートポンプユニット3側の湯水循環回路4(凝縮熱交換器22と接続継手18b,18cとの間の下流低温側通路部4cと上流高温側通路部4d)の凍結予防を行う際に、ヒートポンプユニット3側の雰囲気温度を上昇させて行うので、ヒートポンプユニット3に凍結予防の為の加熱ヒータ等を追加的に設ける必要が無くなり、低コストで凍結予防機能の向上が実現する。
また、主制御ユニット15は、循環ポンプ13の故障情報をヒートポンプユニット3側に送信するように貯湯タンクユニット2側に設けられ、外気温度センサ29eは、ヒートポンプユニット3側に設けられたので、貯湯タンクユニット2側で循環ポンプ13の故障を判定し且つヒートポンプユニット3側で外気温度の低下を検知した際には、湯水循環回路4の凍結予防を確実に行うことができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した形態について説明する。
[1]前記実施例の凍結予防運転制御において、循環ポンプ13の故障時の凍結予防運転を実行する際に外気温度を判定に利用しているが、特に外気温度のみに限定する必要はなく、湯水温度センサ14hによって検知される凝縮熱交換器22に流入する湯水温度又は湯水温度センサ14iによって検知される凝縮熱交換器22から流出する湯水温度が、設定温度(例えば5℃)以下になった場合に凍結予防運転を実行しても良い。
[2]前記実施例の凍結予防運転制御において、除霜電磁弁32を開弁状態に設定し、膨張弁23をほぼ全閉状態に設定しているが、特にこの設定に限定する必要はなく、除霜電磁弁32を閉弁状態に設定し、膨張弁23を全開状態に設定することで、凝縮熱交換器22に冷媒を流すようにしても良いし、除霜電磁弁32と膨張弁23の両方を全開状態に設定することで、凝縮熱交換器22とバイパス通路31の両方に冷媒を流すようにしても良く、適宜変更可能である。
[3]前記実施例の凍結予防運転制御において、送風ファン27の駆動を介して蒸発熱交換器24を流れる冷媒の冷却を行っているが、特に冷媒の冷却は必要ではなく、冷媒の冷却に関連する凍結予防運転制御のS5〜S8を省略しても良い。
[4]前記実施例のバイパス通路31は、凝縮熱交換器22と膨張弁23とをバイパスするように設けられているが、特にこの構造に限定する必要はなく、膨張弁23のみをバイパスするように設けられても良い。
[5]前記実施例の凍結予防運転制御において、凍結懸念温度や設定温度は、ほんの1例を示したに過ぎず、適宜変更可能である。
[6]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 ヒートポンプ給湯システム
2 貯湯タンクユニット
3 ヒートポンプユニット
4 湯水循環回路
5 制御ユニット(故障判定手段、凍結予防手段)
13 循環ポンプ
21 圧縮機
29e 外気温度センサ

Claims (2)

  1. 貯湯タンクユニットと、ヒートポンプユニットと、前記貯湯タンクユニットと前記ヒートポンプユニットとを接続する湯水循環回路とを備えたヒートポンプ給湯システムであって、湯水を循環させる為の前記湯水循環回路の循環ポンプを前記貯湯タンクユニット側に設け、外気温度を検知する為の外気温度検知手段と、この外気温度検知手段によって外気温度の低下を検知した場合に前記循環ポンプを駆動して前記湯水循環回路の凍結予防を行う凍結予防手段とを備えたヒートポンプ給湯システムにおいて、
    前記循環ポンプの故障を判定する故障判定手段を備え、
    前記凍結予防手段は、前記故障判定手段によって前記循環ポンプが故障したと判定された場合には、前記ヒートポンプユニットに装備された圧縮機を駆動して凍結予防を行うことを特徴とするヒートポンプ給湯システム。
  2. 前記故障判定手段は、前記循環ポンプの故障情報を前記ヒートポンプユニット側に送信するように前記貯湯タンクユニット側に設けられ、
    前記外気温度検知手段は、前記ヒートポンプユニット側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯システム。
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