JP2007093034A - 三重管式熱交換器 - Google Patents

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正樹 砂田
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Abstract

【課題】ヒートポンプ式給湯装置等に用いられる、漏洩検知溝内臓の三重管式熱交換器(ガスクーラー)で、部材の追加を行わずに且つ安価な平滑管を用いて、性能や安全性に対する品質向上とコスト低減を可能とする三重管式熱交換器を提供する。
【解決手段】内管1と中管2と外管3からなり、外管3を外側から内側へ凹ませることにより外管3の内側に複数の突起部4を形成し、中管2と外管3の間の空間を炭酸ガスの流路とし、内管1内を水の流路としたことにより、性能や安全性に対する品質向上とコスト低減が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、炭酸ガス冷媒(CO)及びその混合冷媒と水との間で熱交換させる三重管式熱交換器に関するものであって、特に高圧側の圧力が冷媒の臨界圧力以上となるヒートポンプサイクルにて、給湯水や暖房用ブラインを加熱する超臨界ヒートポンプ式給湯装置又は超臨界ヒートポンプ式空調装置に適用する、三重管式熱交換器に関するものである。
従来、この種の三重管式熱交換器は、内管を水の流路とし、内管と中管を密着させその間に漏洩検知溝が形成され、その外側の外管との間を炭酸ガス(CO)の流路としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、水とCO冷媒の流路の違いはあるが、部材の追加を行わずに、外管に簡易な加工を施すのみで、水側の乱流を促進させ、伝熱性能を高めることを目的に、外管を外側から内側へ凹ませることにより前記外側の内側に複数の突起部を形成させているものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、三重管式(漏洩検知管がある方式)ではないが、二重管式熱交換器においては、突起の形成をしているものがある(例えば、特許文献3参照)。
図6は、特許文献2に記載された従来の熱交換器を示すものである。図6に示すように、内管1と中管2と外管3からなり、外管3を外側から内側へ凹ませることにより外管3の内側に複数の突起部4を形成して成る。
以上のように構成された熱交換器について、以下その動作を説明する。
まず、内管1内にはCO冷媒が流れ、中管2と外管3の間には水が対向して流れる。外管3は、プレス加工等の加工方法によって、外側から内側へ凹ませることにより、内側に突起部4が形成される。これら複数の突起部4の配置を工夫することにより、水側の乱流化や最適配置で伝熱促進を図り、熱交換性能を向上させたものである。
特開2005−083667号公報 特開2004−190923号公報 実開昭61−165349号公報
しかしながら、上記従来の構成では、内管を水の流路とし、内管と中管を密着させその間に漏洩検知溝が形成され、その外側の外管との間を炭酸ガス(CO)の流路としたものは、CO冷媒の流路が冷媒特性的にも耐圧的にも極めて狭いことが重要であり、その流路を確実に且つ安定的に確保するためには、何らかの隙間確保手段が必要であった。
また、外管を外側から内側へ凹ませることにより、内側に突起部を加工するという考え方はあるが、水側の乱流を促進させ、伝熱性能を高めることを目的であり、CO流路を確実に且つ安定的に確保するための工夫ではない。つまり、中管と外管の間にCO流路を設けた三重管式熱交換器において、部材の追加を行わずに且つ安価な平滑管を用いた隙間確保手段が考案されていないという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、部材の追加を行わずに且つ安価な平滑管を用いて、CO流路を確実に且つ安定的に確保した三重管式熱交換器を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の三重管式熱交換器は、内管と、前記内管の外壁を覆って前記内管の外壁の一部または全部に密着する中管と、前記中管の外壁を覆うように設置された外管と、からなり、前記外管を外側から内側へ凹ませることにより前記外管の内側に複数の突起部を形成し、前記中管と前記外管の間の空間を炭酸ガスの流路とし、前記内管内を水の流路としたものである。
これによって、CO流路が極めて狭く、突起自体が非常に小さいものであり、全長にわたり冷媒流路を阻害する心配もないので、適切に配置することで、部材の追加を行わずに且つ安価な平滑管を用いて、極めて狭いCO流路を均等に、確実に、安定的に確保させることが可能となる。
本発明の三重管式熱交換器は、CO流路を安定的に確保することで品質の安定と、コスト低減を図ることができる。
請求項1に記載の発明は、内管と、前記内管の外壁を覆って前記内管の外壁の一部または全部に密着する中管と、前記中管の外壁を覆うように設置された外管と、からなり、前記外管を外側から内側へ凹ませることにより前記外管の内側に複数の突起部を形成し、前記中管と前記外管の間の空間を炭酸ガスの流路とし、前記内管内を水の流路としたものであり、CO流路が極めて狭く、突起自体が非常に小さいものであり、全長にわたり冷媒流路を阻害する心配もないので、適切に配置することで、部材の追加を行わずに且つ安価な平滑管を用いて、極めて狭いCO流路を均等に、確実に、安定的に確保させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記突起部を同一周上に、少なくとも3点設けたものであり、突起部を同一断面周上に2点のみ設けた場合は、中管と外管が同心を保持させにくいが、3点以上あれば同心を保持することができるので、極めて狭い隙間であるCO流路が極端に接したり、離れたりすることによる伝熱性能の低下を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記突起部を同一周上に、3点設けたものであり、突起部を同一断面周上に4点以上設けた場合は、CO流路が極めて狭い隙間であるがゆえ、突起部によりCO流路を極端に阻害する恐れがあり、有効な流路断面を確保するには、外管の外径を大きくする必要があり、耐圧的に厚肉化してコスト上昇することや、突起高さも大きくなるので、耐圧的にも繰返し応力についても懸念が生じるのに対して、突起部が3点であることは、信頼性および経済的に非常に合理的である。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記突起部を同一周上に、且つ略均等に3点配置したものであり、より同心を保持することができるので、極めて狭い隙間であるCO流路が極端に接したり、離れたりすることによる伝熱性能の低下を防ぐことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記突起部の高さを炭酸ガスの流路隙間より小さくしたものであり、突起部が中管に接触する場合、突起部はCO冷媒と水との熱伝達にあまり寄与しないこととなり接触部分の伝熱面積が無駄となり、また、突起部が中管に接触する以上に食い込む形となれば、内管と中管の接触状態を阻害することや、内管と中管の間に形成された漏洩検知溝がつぶれる等の問題も引き起こすこととなるが、突起部の高さを炭酸ガスの流路隙間より小さくすることで、熱交換性能の低下を抑制でき、また、漏洩に対する信頼性を確保することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記突起部を前記中管に密着させたものであり、中管と外管は密着により固定され、製造上の品質の安定を確保でき、また、中管の同心を保持することができるので、極めて狭い隙間であるCO流路が極端に接したり、離れたりすることによる伝熱性能の低下を防ぐことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記突起部を管長方向に千鳥状に配置したものであり、碁盤目に配置した場合は、隣の突起部同士が干渉し会い、流路断面が極端に減少したり、極端な例では突起部同士の間が陥没してしまう等の悪影響がでる可能性があるが、千鳥状に配置したことで、伝熱性能の低下を防ぐことができる。
請求項8に記載の発明は、内管と、前記内管の外壁を覆って前記内管の外壁の一部または全部に密着する中管と、前記中管の外壁を覆うように設置された外管と、からなり、曲げ加工部を有し、前記外管を外側から内側へ凹ませることにより前記外管の内側に複数の突起部を形成し、前記中管と前記外管の間の空間を炭酸ガスの流路とし、前記内管内を水の流路とし、前記突起部を前記曲げ加工部に集中配置したものであり、曲げ加工による管の変形によりCO流路が狭められたり、つぶれたりして、極めて狭い隙間であるCO流路が極端に接したり、離れたりすることによる伝熱性能の低下を防ぐことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記突起部を曲げ加工部の外側に集中配置したものであり、曲げ加工による管の変形は特に外側で大きく偏平するので、極めて狭い隙間であるCO流路がつぶれてしまうことによる伝熱性能の低下を防ぐことができる。
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記突起部を曲げ加工部の外周管頂部に少なくとも1点配置したものであり、曲げ加工による管の変形は特に外側で大きく偏平するので、曲げ加工部の外周管頂部に突起部が配置するように加工することで、極めて狭い隙間であるCO流路がつぶれてしまうことによる伝熱性能の低下を防ぐことができる。
請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記突起部を曲げ加工部にのみ中管に密着させたものであり、曲げ加工部のCO流路を強固に維持固定することができるので、曲げ加工による管の変形でCO流路が極端に接したり離れたりすることを防止しできる。なお、曲げ加工部以外の直線部などは、曲げ加工による管の変形はないので、必要以上に前記突起部を中管に密着させる必要はない。逆に、密着させすぎると、CO冷媒は、運転圧力が高いので、突起加工による管の変形量が大きくなり、耐圧力やCO冷媒の脈動による圧力繰り返し等の応力に対する信頼性が懸念される。よって、直管部等は突起部高さを低くするなどの対応をすればよい。したがって、前記突起部を曲加工部にのみ中管に密着させることで、伝熱性能の低下を防止できることと、管の強度に対する信頼性を高めることが可能である。
請求項12に記載の発明は、請求項1または8に記載の発明において、前記内管と前記中管の間に漏洩検知溝を形成したものであり、CO冷媒または水の漏れによる中管や内管の腐食等を早期に発見することが可能となり、CO冷媒や冷凍機油が飲用の可能性のある水へ混入することを防ぎ、安全性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成について同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における三重管式熱交換器の断面図である。
図1において、三重管式熱交換器は、内管1と、内管1の外壁を覆って内管1の外壁の一部または全部に密着する中管2と、中管2の外壁を覆うように設置された外管3と、で構成され、外管3の内側に複数の突起部4が形成されている。いわゆるディンプル加工を施したものである。中管2と外管3の間の空間を炭酸ガス(CO冷媒)の流路とし、内管1内を水の流路とする。また、内管1と中管2の間には漏洩検知溝5が形成されている。なお、特に内管1は銅管を用いるのがよく、好ましくは内面溝付管が望ましい。
以上のように構成された三重管式熱交換器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、内管1と中管2と外管3で構成された三重管式熱交換器は、通常、所定の長さで曲げ加工され、端部には接続部材が取り付けられている(図示せず)。内管1内には水が流れ、中管2と外管3の間は極めて狭いCOが流れる隙間が形成され、各流体は対向して流されている。外管3を外側から内側へプレス加工等により凹ませることで外管3の内側に複数の突起部4が形成されている。よって、CO流路が極めて狭く、突起自体が非常に小さいものであり、全長にわたり冷媒流路を阻害する心配もないので、適切に配置することで、部材の追加を行わずに且つ安価な平滑管を用いて、極めて狭いCO流路を均等に、確実に、安定的に確保させることができる。
また、本発明の実施の形態1による三重管式熱交換器としては、同一断面周上に3点の突起部4が形成され、且つ均等な位置関係で配置されている。突起部4を同一断面周上に2点のみ設けた場合は、中管2と外管3が同心を保持させにくいが、3点以上あれば同心を保持することができるので、極めて狭い隙間であるCO流路が極端に接したり、離れたりすることによる伝熱性能の低下を防ぐことができる。逆に、突起部4を同一断面周上に4点以上設けた場合は、CO流路が極めて狭い隙間であるがゆえ、突起部により流路を極端に阻害する恐れがあり、有効な流路断面を確保するには、外管3の外径を大きくする必要があり、耐圧的に厚肉化してコスト上昇することや、突起高さも大きくなるので、耐圧的にも繰返し応力についても懸念が生じるのに対して、突起部4が3点であることは、信頼性および経済的に非常に合理的である。なお、均等な位置関係で突起部4を配置した場合は、より同心を保持することができるので、より一層に伝熱性能の低下を防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態1による三重管式熱交換器としては、突起部4は中管2の外側に密着している。密着により中管2と固定され、製造上の品質の安定はもちろん、中管2の同心を保持することができるので、同様に、極めて狭い隙間であるCO流路が極端に接したり、離れたりすることによる伝熱性能の低下を防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態1による三重管式熱交換器としては、内管1と中管2の間には漏洩検知溝5が形成されている。CO冷媒または水の漏れによる中管2や内管1の腐食等を早期に発見することが可能となり、CO冷媒や冷凍機油が飲用の可能性のある水へ混入することを防ぎ、安全性を確保することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における三重管式熱交換器の断面図である。
図2において、突起部4の高さ(すなわち、突起部4の先端と外管3の内周線との差)は、流路隙間(すなわち、図2のH寸法)より小さくしたものである。したがって、突起部4の先端は中管2の外側と接触していない。突起部4が中管2に接触する場合、突起部4はCO冷媒と水との熱伝達にあまり寄与しないこととなり接触部分の伝熱面積が無駄となることと、突起部4が中管2に接触する以上に食い込む形となれば、内管1と中管2の接触状態を阻害することや、内管1と中管2の間に形成された漏洩検知溝5がつぶれる等の問題も引き起こすこととなるため、突起部4の高さを流路隙間より小さくすることで、熱交換性能の低下を抑制でき、また、漏洩に対する信頼性を確保することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における三重管式熱交換器の要部斜視図である。
図3において、三重管式熱交換器は、突起部4を管長方向に千鳥状に配置している。碁盤目に配置した場合は、隣の突起部4同士が干渉し会い、流路断面が極端に減少したり、極端な例では突起部4同士の間が陥没してしまう等の悪影響がでる可能性があるが、千鳥状に配置することで伝熱性能の低下を防ぐことができる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4における三重管式熱交換器の平面図である。図5は、同実施の形態における三重管式熱交換器の断面図である。
図4において、三重管式熱交換器は、内管1と、内管1の外壁を覆って内管1の外壁の一部または全部に密着する中管2と、中管2の外壁を覆うように設置された外管3と、で構成され、所定の長さで曲げ加工され、曲げ加工部6と直線部7と、端部には接続部材がろう付け等により取り付けられた構成となっている。
以上のように構成された三重管式熱交換器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、突起部4を曲げ加工部6に集中配置する。突起部4の配置ピッチは、曲げ加工部6が狭く、直線部7が広くする。具体的には、突起部4の個数は、管の単位長さ当たり(一定長さ)に対して、曲げ加工部6の方が、直線部7より多い。曲げ加工部6へ突起部4を集中配置することで、曲げ加工による管の変形によりCO流路が狭められたり、つぶれたりして、極めて狭い隙間であるCO流路が極端に接したり、離れたりすることによる伝熱性能の低下を防ぐことができる。直線部7への突起部4の設置の目的は、曲げ加工部6に比べ、CO流路が極端に狭くなったり、広くなったりすることは少ないので、適度な広いピッチで配置すればよい。
なお、本発明の実施の形態4による三重管式熱交換器としては、図5に示すように、突起A部4aと突起B部4bの位置関係のごとく、均等な位置関係で同一断面外周上に配置せず、3点の突起部4を不均等に配置させ、突起A部4aを、曲げ加工部6の外側に配置すれば、曲げ加工による管の変形は、通常、外側と内側を結ぶ管径寸法が小さくなるように楕円形状に変形し、特に曲げの外側は内側に変形する力が加わるので、偏平量が大きくなる。したがって、突起A部4aを、曲げ加工部6の外側に配置すれば、極めて狭い隙間であるCO流路がつぶれてしまうことによる伝熱性能の低下を防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態4による三重管式熱交換器としては、曲げ加工による管の変形は特に外側で大きく偏平するので、突起部4を曲げ加工部6の外周管頂部に少なくとも1点配置することでも、同様の効果を得ることができる。
また、本発明の実施の形態4による三重管式熱交換器としては、突起部4を曲げ加工部6にのみ中管2に密着させることにより、曲げ加工部のCO流路を強固に維持固定することができるので、曲げ加工による管の変形でCO流路が極端に接したり離れたりすることを防止しできる。なお、曲げ加工部以外の直線部などは、曲げ加工による管の変形はないので、必要以上に前記突起部を中管に密着させる必要はない。逆に、密着させすぎると、CO冷媒は、運転圧力が高いので、突起加工による管の変形量が大きくなり、耐圧力やCO冷媒の脈動による圧力繰り返し等の応力に対する信頼性が懸念される。よって、直管部等は突起部高さを低くするなどの対応をすればよい。したがって、前記突起部を曲加工部にのみ中管に密着させることで、伝熱性能の低下を防止できることと、管の強度に対する信頼性を高めることが可能である。
以上のように、本発明にかかる三重管式熱交換器は、三重管式熱交換器の性能や安全性に対する品質向上とコスト低減が可能となるので、ヒートポンプ式給湯装置又はヒートポンプ式空調装置用等の三重管式熱交換器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における三重管式熱交換器の断面図 本発明の実施の形態2における三重管式熱交換器の断面図 本発明の実施の形態3における三重管式熱交換器の要部斜視図 本発明の実施の形態4における三重管式熱交換器の平面図 同実施の形態における三重管式熱交換器の断面図 従来の三重管式熱交換器の断面図
符号の説明
1 内管
2 中管
3 外管
4 突起部
4a 突起A部
4b 突起B部
5 漏洩検知溝
6 曲げ加工部

Claims (12)

  1. 内管と、前記内管の外壁を覆って前記内管の外壁の一部または全部に密着する中管と、前記中管の外壁を覆うように設置された外管と、からなり、前記外管を外側から内側へ凹ませることにより前記外管の内側に複数の突起部を形成し、前記中管と前記外管の間の空間を炭酸ガスの流路とし、前記内管内を水の流路としたことを特徴とする三重管式熱交換器。
  2. 前記突起部を同一周上に、少なくとも3点設けたことを特徴とする請求項1に記載の三重管式熱交換器。
  3. 前記突起部を同一周上に、3点設けたことを特徴とする請求項1に記載の三重管式熱交換器。
  4. 前記突起部を同一周上に、且つ略均等に3点配置したことを特徴とする請求項1に記載の三重管式熱交換器。
  5. 前記突起部の高さを炭酸ガスの流路隙間より小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の三重管式熱交換器。
  6. 前記突起部を前記中管に密着させたことを特徴とする請求項1に記載の三重管式熱交換器。
  7. 前記突起部を管長方向に千鳥状に配置したことを特徴とする請求項1に記載の三重管式熱交換器。
  8. 内管と、前記内管の外壁を覆って前記内管の外壁の一部または全部に密着する中管と、前記中管の外壁を覆うように設置された外管と、からなり、曲げ加工部を有し、前記外管を外側から内側へ凹ませることにより前記外管の内側に複数の突起部を形成し、前記中管と前記外管の間の空間を炭酸ガスの流路とし、前記内管内を水の流路とし、前記突起部を前記曲げ加工部に集中配置したことを特徴とする三重管式熱交換器。
  9. 前記突起部を曲げ加工部の外側に集中配置したことを特徴とする請求項8に記載の三重管式熱交換器。
  10. 前記突起部を曲げ加工部の外周管頂部に少なくとも1点配置したことを特徴とする請求項8に記載の三重管式熱交換器。
  11. 前記突起部を曲げ加工部にのみ中管に密着させたことを特徴とする請求項8に記載の三重管式熱交換器。
  12. 前記内管と前記中管の間に漏洩検知溝を形成したことを特徴とする請求項1または8に記載の三重管式熱交換器。
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