JP3111333U - 高圧熱水洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋内での使用ができ、かつ、洗浄効果に優れる洗浄装置を提供することを課題とする。
【解決手段】食品業界等の施設内の各種設備・機器・床等の被洗浄物Cを洗浄する装置であって、少なくとも、水を貯蔵する水タンク1と、前記水タンク1内の水を加圧し、アンローダー3を介して排出する高圧ポンプ2と、前記高圧ポンプ2から排出された高圧水を、蒸気によって加熱する加熱器4と、前記加熱器4によって加熱された高圧熱水Wを被洗浄物Cに噴射する噴射ノズル5と、を備えている。
【選択図】図3
【解決手段】食品業界等の施設内の各種設備・機器・床等の被洗浄物Cを洗浄する装置であって、少なくとも、水を貯蔵する水タンク1と、前記水タンク1内の水を加圧し、アンローダー3を介して排出する高圧ポンプ2と、前記高圧ポンプ2から排出された高圧水を、蒸気によって加熱する加熱器4と、前記加熱器4によって加熱された高圧熱水Wを被洗浄物Cに噴射する噴射ノズル5と、を備えている。
【選択図】図3
Description
本考案は、施設内の各種設備・機器・床等の汚れを、高圧の熱水によって洗浄し汚れを落とす洗浄装置に関するものである。
従来、施設内の各種設備・機器・床等の汚れを高圧の熱水によって洗浄する装置には、貯湯式とヒートコイル式の洗浄装置が使用されている。
そのうち、貯湯式の洗浄装置は、図1に示すように、水道水などの水を水タンク20に溜め、その水を灯油バーナ21で暖め、そこから高圧ポンプ22によって加圧し、噴射ノズル23から噴射し、洗浄している。なお、図中、符号24は燃料タンク、25は燃料ポンプ、26は燃料配管、27は熱電対(温度センサー)、28はアンローダーを示す。また、Wは高圧熱水、またCは被洗浄物を示す。
また、ヒートコイル式の洗浄装置は、図2に示すように、水タンク20の水を高圧ポンプ22で加圧した後、加熱器30内に送り、そこで灯油バーナ21で暖めて温水とし、そのまま噴射させて洗浄している。なお、図中、符号29は圧力スイッチ、31はフロースイッチである。
しかし、従来の貯湯式およびヒートコイル式の洗浄装置は、共に、灯油バーナを使用して水を加熱するので、有毒な排気ガスGを排出し、また、火災の危険性があるので、屋内での使用が困難である。従って、例えば、建物内に据え付けている機械を洗浄することができないといった問題がある。
また、貯湯式の洗浄装置は、その構造上、水を最高85℃程度までしか加熱することができない。従って、洗浄効果が十分でないといった問題がある。
本考案はこうした問題に鑑み創案されたもので、屋内での使用ができ、かつ、洗浄効果に優れる洗浄装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の高圧熱水洗浄装置は、施設内の各種設備・機器・床等の被洗浄物Cの汚れを落とす装置であって、少なくとも、水を貯蔵する水タンク1と、前記水タンク1内の水を加圧し、アンローダー3を介して排出する高圧ポンプ2と、前記高圧ポンプ2から排出された高圧水を、蒸気によって加熱する加熱器4と、前記加熱器4によって加熱された高圧熱水Wを前記被洗浄物Cに噴射する噴射ノズル5と、からなるものである。
本考案に係る高圧熱水洗浄装置は、水を加熱するのに蒸気を使用し、従来のような灯油バーナを使用しないので、有毒な排気ガスを発生させず、また、火災の危険性もない。従って、屋内で使用することができ、例えば、屋内に設置している機械を洗浄することができる。
また、この高圧熱水洗浄装置は、高圧ポンプ2によってあらかじめ加圧して得た高圧水を加熱器4によって加熱するので、100℃近くの高圧熱水Wとすることができる。従って、洗浄効果に優れる。
さらに、高圧ポンプ2は常温の水を吸水加圧するものであり、従来の貯湯式の洗浄装置のように温水を加圧するものではないので、当該高圧ポンプ2の耐久性を高めることができる。従って、装置の寿命を延ばすことができ、経済性に優れる。
なお、本考案に係る高圧熱水洗浄装置は、例えば、食品工場のように、水道水や井戸水などの水と共に、ボイラー12を備えて常に蒸気を供給できる場所であれば、いつでも容易に使用することができる。
本考案に係る高圧熱水洗浄装置の実施形態を、図3に示す。これは、食品業界等の施設内の各種設備・機器・床等の被洗浄物Cの汚れを落とす装置であり、水タンク1、高圧ポンプ2、二つの加熱器4および噴射ノズル5を備える。水(高圧水および高圧熱水Wを含む)は、水配管6によって供給している。
水タンク1は、水道の水を貯蔵するものである。また、高圧ポンプ2は、水タンク1内の水を加圧し、アンローダー3を介して排出するものである。加熱器4は、高圧ポンプ2から排出された高圧水を、蒸気によって加熱するはたらきをする。また、噴射ノズル5は、加熱器4によって加熱された高圧熱水Wを被洗浄物Cに強力に噴射するものである。
なお、本実施形態においては、水タンク1の上流側に、水道の水を所定の圧力に減圧する水道用減圧弁7と、蒸気配管13の蒸気を、必要に応じて水タンク1に供給するためのミキシングバルブ8を設けている。また、高圧ポンプ2には、当該高圧ポンプ2を作動するための二つの圧力スイッチ9を設け、その下流側には高圧水を流すためのフロースイッチ10を設けている。圧力スイッチ,フロースイッチは加熱器の電磁弁を制御するものである。さらに、加熱器4の下流側には高圧熱水Wの温度を測定するための熱電対(温度センサー)11を設けている。なお、高圧ポンプ2から供給された高圧水の一部は、必要に応じて、アンローダー3から水タンク1に戻すようにしている。
また、蒸気はボイラー12によって発生させ、蒸気配管13を通して加熱器4に供給している。蒸気配管13には、ボイラー12に発生した蒸気の圧力を測定する一次側圧力計14と、その測定圧力値によって必要に応じて蒸気の圧力を減圧する蒸気用減圧弁16、および減圧後の蒸気圧を測定する二次側圧力計15を設けている。また、その下流側に蒸気を通過させ、あるいは遮断する二つの電磁弁17を並列設している。さらに、加熱器4には、熱を奪われて水となった蒸気を排出するためのドレンを設けている。
本実施形態における高圧熱水洗浄装置は、次のように作用する。水道水を蓄えた水タンク1の水を、高圧ポンプ2によって加圧して高圧水とし、アンローダー3を介して高圧水として加熱器4に供給する。この加熱器4には、ボイラー12で発生させた蒸気が供給されており、従って、この加熱器4内を、水配管6内を通りながら通過する高圧水は、その蒸気によって高温(100℃近く)に加熱され、高圧熱水Wとなって排出される。排出された高圧熱水Wは、そのまま噴射ノズル5から機械などの被洗浄物Cに噴射され、当該被洗浄物Cに付着している汚れを落とす。
上記した構成の高圧熱水洗浄装置は、蒸気によって水を加熱するので、加熱時に有毒な排気ガスを一切発生させない。また、火災の危険性もない。従って、通気性が十分ではない工場の屋内に設置されている機械でも安全に洗浄することができる。
また、この高圧熱水洗浄装置は、高圧ポンプ2によって加圧した高圧水を加熱するので、通常の水を加熱するのと異なり、容易に100℃近くまで熱することができる。従って、より高温の高圧熱水Wによって汚れを効果的に落とすことができ、洗浄効果を高めることができる。
1 水タンク
2 高圧ポンプ
3 アンローダー
4 加熱器
5 噴射ノズル
6 水配管
7 水道用減圧弁
8 ミキシングバルブ
9 圧力スイッチ
10 フロースイッチ
11 熱電対
12 ボイラー
13 蒸気配管
14 一次側圧力計
15 二次側圧力計
16 蒸気用減圧弁
17 電磁弁
18 ドレン
20 水タンク
21 灯油バーナ
22 高圧ポンプ
23 噴射ノズル
24 燃料タンク
25 燃料ポンプ
26 燃料配管
27 熱電対
28 アンローダー
29 圧力スイッチ
30 加熱器
31 フロースイッチ
C 被洗浄物
G 排気ガス
W 高圧熱水
2 高圧ポンプ
3 アンローダー
4 加熱器
5 噴射ノズル
6 水配管
7 水道用減圧弁
8 ミキシングバルブ
9 圧力スイッチ
10 フロースイッチ
11 熱電対
12 ボイラー
13 蒸気配管
14 一次側圧力計
15 二次側圧力計
16 蒸気用減圧弁
17 電磁弁
18 ドレン
20 水タンク
21 灯油バーナ
22 高圧ポンプ
23 噴射ノズル
24 燃料タンク
25 燃料ポンプ
26 燃料配管
27 熱電対
28 アンローダー
29 圧力スイッチ
30 加熱器
31 フロースイッチ
C 被洗浄物
G 排気ガス
W 高圧熱水
Claims (1)
- 施設内の各種設備・機器・床等の被洗浄物(C)の汚れを落とす装置であって、
少なくとも、水を貯蔵する水タンク(1)と、
前記水タンク内の水を加圧し、アンローダー(3)を介して排出する高圧ポンプ(2)と、
前記高圧ポンプから排出された高圧水を,蒸気によって加熱する加熱器(4)と、
前記加熱器によって加熱された高圧熱水(W)を前記被洗浄物に噴射する噴射ノズル(5)と、を備えてなる高圧熱水洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002302U JP3111333U (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | 高圧熱水洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002302U JP3111333U (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | 高圧熱水洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3111333U true JP3111333U (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=43273825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005002302U Expired - Lifetime JP3111333U (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | 高圧熱水洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3111333U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112093852A (zh) * | 2020-09-15 | 2020-12-18 | 杭州迪锦环保科技有限公司 | 一种智能型隔油设备维护保养一体机 |
-
2005
- 2005-04-14 JP JP2005002302U patent/JP3111333U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112093852A (zh) * | 2020-09-15 | 2020-12-18 | 杭州迪锦环保科技有限公司 | 一种智能型隔油设备维护保养一体机 |
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