JP7085767B2 - 食材処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハム原木、大根などの食材に切断その他の処理を施す食材処理装置に関するものである。
従来、この種の食材処理装置としては、下記の特許文献1に記載されたものが知られている。この食材処理装置は、送り込まれた食材の前端をスライス処理する処理体駆動部を備えている。図8,9に示すように、その処理体駆動部77は、送り込まれた食材Fをスライス処理する丸刃状の処理体9と、その処理体9を前方に配した気密箱状のケーシング8と、処理体9を矢印R1方向に公転させる第1回転軸19と、第1回転軸19の大径部である対向部11に回転自在に設けられた第2回転軸10と、第1回転軸19を回転駆動させる第1駆動機構13と、第2回転軸10を回転駆動させる第2駆動機構14と、第1駆動機構13および第2駆動機構14を駆動させるモータMと、を備えている。処理体9を先端に保持した第2回転軸10は軸受などの支持機構15を介して対向部11に矢印R2方向に自転自在に軸支されている。
前記した第1回転軸19の対向部11は、円柱状の大径部18と、大径部18の前方につながる小径部17と、バランスウエイト12とを備えている。対向部11は、その小径部17がケーシング8の前面8Aの円孔43に回転自在に嵌合される。第1駆動機構13はモータMにより回動駆動され、第2駆動機構14は第1駆動機構13と連動するように構成されている。そして、小径部17の外周面17Aと円孔43の内周面8Bとの間には、微小な隙間幅S1の回転用隙間Gが設けられている。また、小径部17の外周面17Aに嵌着されたゴムシールリング27がケーシング8の前面8Aの背部と摺動自在に接して、ケーシング内28とケーシング外47との間を遮断するようになっている。
特開2012-187680号公報
ところで、一般的な食材処理装置においては、ケーシング8に対して第1回転軸19の対向部11が回転するので、如何なる機構を用いてもそれらの間には必ず回転用隙間Gが生じてしまう。この回転用隙間Gの存在を補償するために、ゴムシールリング27が使用されているが、それでも回転用隙間Gからケーシング内28へ異物が侵入したり、回転用隙間Gが雑菌の温床になったり、洗浄時に水が回転用隙間Gからケーシング内28へ浸入して駆動機構13,14の故障を招きやすいという問題がある。他方で、回転用隙間Gは第1回転軸19の対向部11の回転を許容しながらも隙間幅を極力小さくされているので、回転用隙間G内の奥部、延いてはゴムシールリング27の周辺部まで確実に洗浄や掃除ができないという問題もあった。殊に、回転用隙間Gは処理対象物である食材Fと近い位置にあるために、衛生上の観点から改善の余地があった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、異物、雑菌、洗浄時の水などが処理体駆動部の回転用隙間からケーシング内へ入ることを防ぎ、衛生的に好ましい食材処理装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る食材処理装置は、送り込まれた食材に所定処理を施す処理体と、処理体を保持して回転する第1回転軸と、第1回転軸を回転駆動させる第1駆動機構を内蔵するとともに処理体を自身の前方に配置している箱状のケーシングと、を備えて成り、ケーシングの前面に形成された円孔に、当該円孔と対向する第1回転軸の対向部が回転用隙間を有して回転自在に嵌合される食材処理装置であって、ケーシングのケーシング内から回転用隙間を通してケーシング外に気体を噴出させる気体噴出手段を備えていて、回転用隙間と連通する小室がケーシング内で円孔の内周面に沿って形成され、気体噴出手段が小室内に気体を吹き込む第2気体吹込み機構であることを特徴とする構成にしてある。
また、前記構成において、処理体が正面視で略インボリュート曲線状の刃先に形成されたナタ状刃であることを特徴とするものである。
そして、前記構成において、第1回転軸の対向部における第1回転軸の軸心からずれた位置に回動自在に設けられていて処理体を保持する第2回転軸と、第2回転軸を回転駆動させる第2駆動機構と、を備えていることを特徴とするものである。
また、前記構成において、ケーシングが略気密状に形成され、気体噴出手段が、ケーシング内の気圧をケーシング外よりも高くするようにケーシング内に気体を吹き込む第1気体吹込み機構を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る食材処理装置によれば、ケーシング内から回転用隙間を通してケーシング外に気体を噴出させる気体噴出手段を備えているので、ケーシング外の異物や雑菌が回転用隙間に侵入しにくくなり、回転用隙間に留まることを防止できる。従って、回転用隙間やケーシング内が雑菌の温床になったりケーシング内の駆動機構の故障を引き起こしたりすることを防ぐことができる。これにより、衛生的な装置を提供できたのである。そして、回転用隙間と連通する小室がケーシング内で円孔の内周面に沿って形成され、気体噴出手段として第2気体吹込み機構を備えるので、第2気体吹込み機構が小室内に気体を吹き込むから、吹き込まれた小容量の小室内は比較的高い気圧になる。これにより、小室の気体は回転用隙間を通ってケーシング外へ勢い良く噴き出され得る。従って、ケーシング外の異物や雑菌を回転用隙間によりいっそう侵入しにくくすることができる。
また、処理体が正面視で略インボリュート曲線状の刃先に形成されたナタ状刃で構成されているものでは、ナタ状刃の回転中心から刃先までの半径方向長は回転角度が進むにつれて大きくなる。従って、丸刃の処理体のように処理体自体を公転させる必要がなく、ナタ状刃を第1回転軸の軸芯回りに回転させるだけで食材を確実にスライス処理することができる。すなわち、処理体を自転させるための第2駆動機構を別途必要としないから、簡素で安価な構成の食材処理装置を提供できる。
そして、前記構成において、処理体を保持する第2回転軸と、第2回転軸を回転駆動させる第2駆動機構とを備えているものでは、第1回転軸の軸心からずれた位置で処理体が自転しながら公転して食材に接するので、安価な丸刃などを処理体として用いることができ、そのような処理体であっても食材をスライス処理できる。
また、ケーシングが略気密状に形成され、気体噴出手段がケーシング内に気体を吹き込む第1気体吹込み機構を備えているものでは、第1気体吹き込み機構によるケーシング内への気体吹込みにより、ケーシング内の気圧がケーシング外よりも高くされる。従って、ケーシング内の気体を回転用隙間に通してケーシング外へ噴出させることができる。これにより、ケーシング外の異物や雑菌を回転用隙間に侵入しにくくすることができる。
本発明の一実施形態に係る食材処理装置の概略構成を示す側面構成図である。 前記食材処理装置の処理体駆動部を示す正面図である。 前記処理体駆動部の内部構成を示す一部断面を含む側面構成図である。 前記処理体駆動部の第1気体吹込み機構を示す部分斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る食材処理装置の処理体駆動部を示す正面図である。 前記他の実施形態に係る処理体駆動部を示す図であって、(a)は処理体駆動部の内部構成を示す一部断面を含む側面構成図、(b)は処理体による食材のスライス態様を示す正面説明図である。 本発明の別の実施形態に係る食材処理装置の処理体駆動部の内部構成を示す一部断面を含む側面構成図である。 本発明の背景の一例となる従来の食材処理装置の処理体駆動部を示す正面図である。 前記従来の食材処理装置の処理体駆動部の内部構成を示す一部断面を含む側面構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明の一実施形態に係る食材処理装置の概略構成を示す側面構成図である。但し、図8.9に示した従来の食材処理装置と同一の構成要素には、同一の符号を付すとともにその詳細な説明を省略することがある。
図1において、この実施形態に係る食材処理装置1は、基台部2と、基台部2上に前下がりに立設されて棒状の食材Fを供給(矢印D1方向)するための傾斜台3と、基台部2の前端側に配備されて食材Fの前端をスライス処理する処理体9を有する処理体駆動部7と、処理体駆動部7の処理体9により切断されたスライス片F1を載せて例えば前方(矢印D2方向)に搬出するコンベア16と、を備えて構成されている。傾斜台3は、食材Fを移動自在に載せる載置テーブル4と、食材Fの末端部を把持するグリッパ5と、グリッパ5を駆動させて食材Fを処理体9の公転域に送給する駆動機構6と、を備えている。
そして、処理体駆動部7は、図2~図4に詳しく示すように、送り込まれた食材Fをスライスする丸刃状の処理体9と、この処理体9を公転させる第1回転軸19と、第1回転軸19を収容して回転自在に支持するケーシング8と、第1回転軸19の前端部である円盤状の対向部11に回転自在に軸支されるとともに処理体9を先端に保持した第2回転軸10と、第1回転軸19を回転駆動させる第1駆動機構13と、処理体9を回転駆動させる第2駆動機構14と、第1駆動機構13および第2駆動機構14を駆動させるモータMと、を備えている。すなわち、処理体9は、第2回転軸10を介して第1回転軸19の対向部11に保持されている。そして、前記の第1駆動機構13および第2駆動機構14はケーシング8に内蔵されている。
前記した第1回転軸19の対向部11は、円柱状の大径部18と、大径部18の前方につながる小径部17と、小径部17の前面の一部に取り付けられたバランスウエイト12と、を備えている。小径部17の正面視中央部には第1回転軸19の主軸部を挿通するための軸穴が形成され、小径部17の前面におけるバランスウエイト12との対角位置には第2回転軸10用の軸受などで構成された支持機構15が設けられている。第1回転軸19の対向部11は、その小径部17がケーシング8の前面8Aの円孔43に回転自在に嵌合される。この場合、第1回転軸19の対向部11の外周面17Aは円孔43の内周面8Bと対向しており、これらの間が回転用隙間Gとなっている。第1回転軸19は中空軸(図6(a)参照)として形成されている。固定部材20により片持ち状に保持された軸体20Aが第1回転軸19の軸孔内にベアリングなどを介して装入されることにより、第1回転軸19が軸体20Aに回動自在に軸支される。固定部材20はケーシング8の脊板に固定されている。第1回転軸19にはプーリ23およびプーリ48が取り付けられている。第2回転軸10の後端部にはプーリ21が取り付けられており、ベルト22を介して第1回転軸19のプーリ48と連結されている。第1回転軸19のプーリ23はベルト24を介してモータ駆動軸26のプーリ25と連結されている。モータ駆動軸26はモータMにより回転駆動される。
第1回転軸19の軸心C1、回動軸10の軸心C2およびモータ駆動軸26の軸心C3はこの例では平行に配置されている。すなわち、モータ駆動軸26、プーリ25、ベルト24、プーリ23および第1回転軸19から、第1駆動機構13が構成される。また、第1回転軸19、プーリ48、ベルト22、プーリ21および第2回転軸10から、第2駆動機構14が構成される。そして、小径部17の外周面17Aと円孔43の内周面8Bとの間には、第1回転軸19の対向部11の回転を妨げないための、微小な隙間幅S1の回転用隙間Gが設けられている。また、大径部18と隣接する小径部17の外周面17Aにゴムシールリング27が嵌着されている。このゴムシールリング27はケーシング8の前面8Aの背部と摺動自在に接して、ケーシング内28とケーシング外47との間を遮断するようになっている。
特に、この食材処理装置1は第2気体吹込み機構44を備えている。この第2気体吹込み機構44は、ケーシング8の背部で円孔43の周縁を囲むように取り付けられたリング状ケーシング31と、リング状ケーシング31の接続管34に給気管35を介して接続された空気(気体の例)吐出用のコンプレッサ36と、を備えている。リング状ケーシング31は、ケーシング8の背部に取り付けられるリング状の外側ケーシング33と、外側ケーシング33の後面に密接して取り付けられるリング状の内側ケーシング32と、から構成される。外側ケーシング33は、ネジ孔42(図4参照)を通されたボルト(図示省略)などによりケーシング8の前面8Aの背部に固定される。前記の外側ケーシング33と内側ケーシング32を組み付けると、リング状に連通するリング状気体通路40が形成される。
そして、前記の外側ケーシング33には、接続管34と連通する気体通路37が穿設されている。この気体通路37はリング状気体通路40とつながっている。また、内側ケーシング32の前側の内周面は、ケーシング8の円孔43の内周面8Bと対向する傾斜面41になっている。この傾斜面41には、リング状気体通路40から連通する複数の吹込みノズル38,38,38,・・・がリング周方向に適宜間隔で穿設されている。そして、内側ケーシング32の傾斜面41、ケーシング8の背面および対向部11の間は、回転用隙間Gと連通する小室39を形成している。この小室39は円孔43の内周面8Bに沿って全周にわたり形成されている。対向部11における大径部18の外周面とリング状ケーシング31における内側ケーシング32の後側の内周面との間は、回転許容のための微小隙間となっている。
上記のように構成された食材処理装置1の作用を次に説明する。メインスイッチがONになっている状態でコンプレッサ36は駆動しており、コンプレッサ36からの気体(空気)は給気管35および接続管34を経てリング状ケーシング31の気体通路37に導入される。気体通路37の気体はリング状気体通路40を流通し、複数の吹込みノズル38,38,38,・・・から小室39内に吹き込まれ、更に小室39内の気体が回転用隙間Gを通ってケーシング外47に噴き出される。すなわち、前記した第2気体吹込み機構44が、ケーシング8のケーシング内28から回転用隙間Gを通してケーシング外47に気体を噴出させる気体噴出手段30の一例となる。
上記したように、この実施形態の食材処理装置1によれば、回転用隙間Gと連通する小室39がケーシング内28で円孔43の内周面8Bに沿って形成されるとともに第2気体吹込み機構44を備えるので、第2気体吹込み機構44が小室39内に気体を吹き込むから、小容量の小室39内は比較的高い気圧になる。これにより、小室39の気体は回転用隙間Gを通ってケーシング外47へ勢い良く噴き出される。このような気体噴出手段30の一例である第2気体吹込み機構44によって、ケーシング外47の異物や雑菌が回転用隙間Gにいっそう侵入しにくくなり、回転用隙間Gに留まることを防止できる。従って、回転用隙間Gやケーシング内28が雑菌の温床になったりケーシング内28の駆動機構13,14の故障を引き起こしたりすることを防止できる。すなわち、衛生的に好ましい食材処理装置1を提供できたのである。また、この食材処理装置1では、第1回転軸19の軸心C1からずれた位置で処理体9が公転しながら自転して食材Fと接するので、安価で簡素な丸刃の処理体9を用いているにも拘わらず食材Fをスライス処理することができる。
尚、上記の実施形態では、回転用隙間Gと連通する小室39を形成し、第2気体吹込み機構44を用いた例を示したが、本発明はそれに限定されるものでない。例えば、図3に示すように、ケーシング内28に気体を吹き込む第1気体吹込み機構45をケーシング8の内部に配備したものも、本発明に含まれる。この食材処理装置はケーシング8の筐体が気密状に形成されている。第1気体吹込み機構45は気体の噴射ノズル(符号付け省略)を有しており、給気管35を介してコンプレッサ36と接続されている。
この実施形態の食材処理装置によれば、コンプレッサ36の駆動により給気管35で送られてきた気体は第1気体吹込み機構45の噴射ノズルからケーシング内28に吹き込まれる。すると、ケーシング内28の気圧がケーシング外47よりも高くなる。これにより、ケーシング内28の気体を回転用隙間Gに通してケーシング外47へ噴出させることができる。従って、異物、雑菌、洗浄時の水などが処理体駆動部7の回転用隙間Gからケーシング内28へ入ることを防止できる。すなわち、コンプレッサ36、給気管35および第1気体吹込み機構45から成る構成が、ケーシング内28から回転用隙間Gを通してケーシング外47に気体を噴出させる気体噴出手段30の別例である。
そして、上記した各実施形態では、丸刃である処理体9を自転用の第2回転軸10に取り付けて第1回転軸19の対向部11により公転させるようにしたが、図5,6に示すような処理体駆動部7を有する食材処理装置も、本発明に含まれる。この処理体駆動部7では、第2回転軸10を含む第2駆動機構14および丸刃である処理体9を省略し、第1回転軸19の対向部11aの前面に、処理体9aが固定部材49によって取り付けられている。処理体9aは、正面視で略インボリュート曲線状の刃先に形成されたナタ状刃で構成されている。対向部11aには、既述した対向部11のような支持機構15装着用の孔部は形成されていない。その他の構成は、図2,3に示した処理体駆動部7と略同じであり、モータM、プーリ25およびベルト24は左右反対位置に配置されている。この場合、回転用隙間Gは、対向部11aの外周面11aAと、ケーシング8における円孔43の内周面8Bとの間に形成される。
この処理体駆動部7においても、第1気体吹込み機構45や第2気体吹込み機構44などの気体噴出手段30を備えているので、ケーシング外47の異物や雑菌が回転用隙間Gに侵入しにくくなり、回転用隙間Gに留まることを防止できる。また、処理体9aはナタ状刃の回転中心(軸心C1)から刃先までの半径方向長が回転(矢印R1方向)が進むにつれて大きくなるので、前述した実施形態のように丸刃の処理体9自体を公転させる必要がない。すなわち、図6(b)に示すように、処理体9aは第1回転軸19の軸芯C1回りに回転させるだけで食材Fを確実にスライス処理することができる。従って、処理体9aを自転させるための第2駆動機構を別途必要としないから、簡素で安価な構成の食材処理装置を提供できる。
更に、上記の各実施形態では、大径の対向部11,11aを有する第1回転軸19を例示したが、図7に示すような処理体駆動部7を有する食材処理装置も、本発明に含まれる。この処理体駆動部7では、第1回転軸19の対向部11bが、既述した対向部11,11aよりも小径に形成されるとともに、第1回転軸19の軸本体と一体的に構成されている。この場合、回転用隙間Gは、対向部11bの外周面と、ケーシング8の小径な円孔43の内周面8Bとの間に形成される。他の構造は、大きさが異なるものもあるが、図5,6に示したものとほぼ同じである。
この食材処理装置によっても、異物などが回転用隙間Gからケーシング内28へ入ることを防げるのは言うまでもなく、処理体9aを自転させるための第2駆動機構を別途必要とすることなく、食材Fをスライス処理することができる。
また、上記した各実施形態では、所定処理として食材のスライス処理を行なう刃物を処理体として回転軸に取り付けた食材スライス装置を例示したが、本発明はそれに限られない。例えば、所定処理として食材を厚幅に切る切断処理を行なうカッター刃を処理体として回転軸に取り付けた食材切断装置や、所定処理として食材を掻き混ぜる処理を行なうミキシング部材を処理体として回転軸に取り付けた食材ミキサー装置その他も、本発明の食材処理装置に含まれる。
このように、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは言うまでもない。
1 食材処理装置
7 処理体駆動部
8 ケーシング
8A 前面
8B 内周面
9,9a 処理体
10 第2回転軸
11,11a,11b 対向部
11aA 外周面
13 第1駆動機構
14 第2駆動機構
17 小径部
17A 外周面
19 第1回転軸
27 ゴムシールリング
28 ケーシング内
30 気体噴出手段
31 リング状ケーシング
35 給気管
36 コンプレッサ
38 吹込みノズル
39 小室
40 リング状気体通路
43 円孔
44 第2気体吹込み機構
45 第1気体吹込み機構
47 ケーシング外
F 食材
G 回転用隙間
M モータ
R1,R2 矢印
S1 隙間幅

Claims (4)

  1. 送り込まれた食材に所定処理を施す処理体と、前記処理体を保持して回転する第1回転軸と、前記第1回転軸を回転駆動させる第1駆動機構を内蔵するとともに前記処理体を自身の前方に配置している箱状のケーシングと、を備えて成り、前記ケーシングの前面に形成された円孔に、当該円孔と対向する前記第1回転軸の対向部が回転用隙間を有して回転自在に嵌合される食材処理装置であって、
    前記ケーシングのケーシング内から前記回転用隙間を通してケーシング外に気体を噴出させる気体噴出手段を備えていて、前記回転用隙間と連通する小室が前記ケーシング内で前記円孔の内周面に沿って形成され、前記気体噴出手段が前記小室内に気体を吹き込む第2気体吹込み機構であることを特徴とする食材処理装置。
  2. 前記処理体が、正面視で略インボリュート曲線状の刃先に形成されたナタ状刃であることを特徴とする請求項1に記載の食材処理装置。
  3. 前記第1回転軸の対向部における当該第1回転軸の軸心からずれた位置に回動自在に設けられていて前記処理体を保持する第2回転軸と、前記第2回転軸を回転駆動させる第2駆動機構と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の食材処理装置。
  4. 前記ケーシングが略気密状に形成され、前記気体噴出手段が、前記ケーシング内の気圧を前記ケーシング外よりも高くするように前記ケーシング内に気体を吹き込む第1気体吹込み機構を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の食材処理装置。
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