JP7085038B1 - オンライン会議システム及びオンライン会議制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[オンライン会議システムの構成例]
図1は、第1実施形態におけるオンライン会議システムの全体的な構成例を示す図である。
本実施形態のオンライン会議システムは、フリーアドレスによるオフィス環境にて用いられる場合を例に挙げる。フリーアドレスとは、従業員に対して個々に定まった座席を割り当てずに、例えば従業員が空いている任意の座席を使用して業務を行うようにされたオフィスの形態である。本実施形態のオンライン会議システムは、このようなフリーアドレスが採用されたオフィスにて従業員(社員)がオンライン会議を行うためのものである。
以降の説明にあたり、座席St-1~St-6について特に区別しない場合には、座席Stと記載する。
ボードコンピュータ100と表示装置200とは映像伝送路TMLにより接続される。映像伝送路TMLは、例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface)の規格に対応するものであってよい。また、映像伝送路TMLは、例えばケーブルを用いた有線によるものであってもよいし、無線によるものであってもよい。
表示装置200は、映像伝送路TMLを経由して入力された映像(ソース情報の一例)を表示する。
会議管理サーバ300は、ボードコンピュータ100のそれぞれと、オフィス内ネットワークINWを経由して通信可能に接続される。
同図の会議管理サーバ300は、オフィスにおいてオンライン会議に対応して設けられるエッジサーバとされた例を挙げている。なお、会議管理サーバ300は、例えばクラウド上に設けられるサーバとされてもよい。
ボードコンピュータ100は、会議管理サーバ300から受信した映像を映像伝送路TML経由で表示装置200に出力することで、会議管理サーバ300から送信された映像を表示装置200にて表示させることができる。
また、ボードコンピュータ100は、複数の映像伝送路TMLに対応するポートを備える。これにより、同図の座席St-1において示されるように、パーソナルコンピュータPC1などの映像出力が可能な装置とボードコンピュータ100とが映像伝送路TMLで接続された場合には、パーソナルコンピュータPC1から出力された映像が映像伝送路TMLで入力される。
ボードコンピュータ100は、入力された映像を、表示装置200と接続された映像伝送路TML経由で表示装置200に出力することで、表示装置200にて表示させることができる。また、ボードコンピュータ100は、入力された映像を、オフィス内ネットワークINW経由で会議管理サーバ300に送信することができる。会議管理サーバ300は、1のボードコンピュータ100から受信した映像を、オフィス内ネットワークINW経由で他のボードコンピュータ100に送信(転送)することができる。
同図では、座席St-6のボードコンピュータ100がデータインターフェース対応のデータ伝送路IFLを介してカードリーダ400と接続された例が示されている。カードリーダ400は、例えば社員証等の身分証明証CDに記録された情報を読み取り、読み取った情報をデータ伝送路IFL経由でボードコンピュータ100に出力する。ボードコンピュータ100は、データ伝送路IFL経由で入力された情報を、オフィス内ネットワークINW経由で会議管理サーバ300に送信することができる。
上記のようなユーザ認証情報を取得するデバイスとしては、例えば顔認証用のカメラ、指紋認証用のセンサ、網膜認証用のセンサ、静脈認証用のセンサ等のように生体情報を取得可能なデバイス挙げることができる。
会議管理サーバ300が上記のようなユーザ認証情報に対応してユーザを特定する場合、会議管理サーバ300は、デバイスに対応してユーザごとに登録された認証照合データと、ユーザとを対応付けた認証テーブルを記憶するようにされてよい。認証照合データは、例えば指紋認証用のセンサに対応する場合には、対応のユーザの指紋についての特徴量を示す情報であってよい。
デバイスにより取得されたユーザ認証情報は、ボードコンピュータ100からオフィス内ネットワークINW経由で会議管理サーバ300に対して送信される。会議管理サーバ300は、受信されたユーザ認証情報と認証テーブルにおける認証照合データとを照合することで、ユーザを特定することができる。
図2は、ボードコンピュータ100の構成例を示している。同図のボードコンピュータ100は、映像インターフェース部101、データインターフェース部102、ネットワーク通信部103、及び制御部104(ソース情報伝送制御部の一例)を備える。
図3は、会議管理サーバ300の構成例を示している。同図の会議管理サーバ300は、ネットワーク通信部301、制御部302、及び記憶部303を備える。
ネットワーク通信部301は、オフィス内ネットワークINW経由による通信を実行する。なお、ネットワーク通信部301は、オフィス外の外部ネットワークと接続されてもよい。
登録管理部321は、会議登録情報を管理する。後述のように、登録管理部321は、会議の参加者が使用する座席Stが指定されたことに応じて、指定された座席Stをボードコンピュータ100と対応付けた会議登録情報を会議登録情報記憶部332に記憶させる。
送信制御部322は、オンライン会議におけるボードコンピュータ100間での映像の転送を制御する。後述のように、送信制御部322は、同じ会議に対応して登録された座席Stのそれぞれに対応付けられたボードコンピュータのうち、1のボードコンピュータ100から受信したビデオコンテンツ(ソース情報)を、他のボードコンピュータ100に対して送信させる。
座席・ボードコンピュータテーブル記憶部331は、座席・ボードコンピュータテーブルを記憶する。座席・ボードコンピュータテーブルは、オフィスにおける座席Stごとに設置されたボードコンピュータ100を示す情報である。つまり、座席・ボードコンピュータテーブルは、座席Stごとに、設置されたボードコンピュータを対応付けたテーブルである。
以下に、本実施形態のオンライン会議の開催の手順について説明する。説明にあたり、再度、図1を参照するとともに、図5を参照する。
なお、以下の説明において、図1のユーザU-1~U6について特に区別しない場合には、ユーザUと記載する。
また、以下に説明する本実施形態のオンライン会議は、会議に参加するユーザU間での会話は特に行わず、主催者であるユーザUが配信する映像(ビデオコンテンツ)を、参加者が一斉に視聴するというものになる。なお、ビデオコンテンツには、映像に同期した音声も含まれてよい。
主催者であるユーザU-1と、3名のユーザU-2、U-3、U-4との間で、オンライン会議が開催されているときに、4つの座席St-1、St-2、St-3、St-4を使用することで確認が得られた。一方、ユーザU-5については、オンライン会議に参加はするものの、開催のときにオフィス内のどこにいるのかを確定できないので、オンライン会議の際に使用する座席は未定の状態である。
ユーザU-1は、表示された会議登録画面に対して、まず、オンライン会議の新規登録を行う。この際、ユーザU-1は、開催されるオンライン会議の名称、時間帯(開始日時、終了日時)等を指定し、自分(ユーザU-1)が主催者であることを登録する操作を行う。
そのうえで、ユーザU-1は、新規登録したオンライン会議のもとで使用する座席Stについての座席登録として、座席St-1、St-2、St-3、St-4を登録する。この際、ユーザU-1は、座席St-1、St-2、St-3、St-4のそれぞれに、ユーザUを対応付けて登録する操作を行う。
ユーザU-5については、座席については未定(未登録)としたうえで、ユーザU-5を参加者として登録する操作を行うようにされる。
ここまでの段階のオンライン会議の登録については、第1登録段階という。
会議IDの領域は、対応のオンライン会議を一意に識別する会議IDを格納する。
会議名称の領域は、対応のオンライン会議に付与された会議名称を格納する。
開催期間の領域は、対応のオンライン会議について設定された開催期間(開始日時、終了日時)を格納する。
座席登録情報の領域は、座席登録情報を格納する。座席登録情報は、対応のオンライン会議のもとで使用するために登録された座席についての情報である。
座席登録情報D11は、座席IDに対して、ユーザ情報と主催者フラグとが対応付けられた構造である。座席IDは対応の座席を一意に示す識別子である。ユーザ情報は、対応のユーザUを示す情報である、ユーザ情報は、具体的には、例えば名前などであってよい。主催者フラグは、対応のユーザ情報により示されるユーザUが主催者であるか否かを示す情報である。同図の例では、主催者フラグが「1」である場合に主催者であることを示し、主催者フラグが「0」である場合に主催者でないことを示す。
また、座席登録情報D11においては、ユーザ情報U001~U004に加えて、ユーザ情報U005が格納されている。ユーザ情報U005は、ユーザU-5に対応する。ユーザ情報U005に対しては、有意な座席IDが対応付けられていない。このようなユーザ情報と座席IDとの対応により、ユーザU-5について、オンライン会議への参加は確定されているが、オンライン会議に際して使用する座席は未確定であることが示される。
また、座席登録情報D11において主催者フラグは、ユーザ情報U001に対応して「1」が格納され、残るユーザ情報U002~U005に対応しては「0」が格納されている。このような主催者フラグによって、オンライン会議の主催者はユーザU-1であることが示される。
第1登録段階までの登録が行われたことに応じて、会議登録情報記憶部332には、座席登録情報D11の内容を有する会議登録情報D10が記憶される。
また、ボードコンピュータ100は、入力したビデオコンテンツを、オフィス内ネットワークINW経由で会議管理サーバ300に送信する。会議管理サーバ300は、オンライン会議の開始時刻に至るまでは、ボードコンピュータ100から送信されてくるビデオコンテンツについては特に処理をせずに破棄していてよい。
つまり、会議管理サーバ300は、会議登録情報D10が格納する座席登録情報において示される座席IDを取得する。会議管理サーバ300は、座席・ボードコンピュータテーブル記憶部331が記憶する座席・ボードコンピュータテーブルから、取得した座席IDのそれぞれと対応付けられたボードコンピュータアドレスを取得する。この場合、会議管理サーバ300は、5つのボードコンピュータアドレス「adr001」、「adr002」、「adr003」、「adr004」、「adr005」を取得する。
このように会議登録情報に登録されている座席Stのボードコンピュータ100から送信されたビデオコンテンツが受信されている場合、会議管理サーバ300は、受信されているビデオコンテンツを、オンライン会議における配信用ビデオコンテンツとする。会議管理サーバ300は、配信用ビデオコンテンツを、会議登録情報において登録されている座席Stのうち、座席St-1以外の座席Stのそれぞれに対応付けられているボードコンピュータアドレスを送信先として指定してネットワーク通信部301から送信させる。
これにより、ボードコンピュータアドレス「adr002」~「adr005」に対応する、座席St-2~St-5のボードコンピュータ100のそれぞれに対して配信用ビデオコンテンツが送信される。
この結果、パーソナルコンピュータPC1にて表示されているのと同じビデオコンテンツが、オンライン会議に参加している各ユーザが着座している座席Stの表示装置200にて表示される。
なお、会議管理サーバ300は、座席St-1のボードコンピュータ100にもビデオコンテンツを送信するようにしてよい。この場合、座席St-1のボードコンピュータ100は、パーソナルコンピュータPC1から入力されたビデオコンテンツを表示装置200に出力せずに、会議管理サーバ300から送信されるビデオコンテンツを表示装置200に出力するようにされてよい。
また、本実施形態のオンライン会議では、ビデオコンテンツを視聴するために各ユーザUのネットワーク端末がビデオコンテンツの配信元のサーバ等にアクセスする必要がない。このため、例えば多数のネットワーク端末からサーバにアクセスが集中してビデオコンテンツの配信に障害が発生するようなことも回避される。
また、図1の例では、オフィス内ネットワークINWの範囲内で完結してビデオコンテンツの配信を行えるので、外部ネットワークからの不正な侵入に対するセキュリティも得ることができる。
上記のようにして、オンライン会議によりビデオコンテンツを配信している途中で、主催者であるユーザUの判断またはユーザU-6からの要望により、ユーザU-6がオンライン会議に途中参加することが決まった。
この場合において、ユーザU-6がオンライン会議に途中参加するにあたっては、以下の2つの方法がある。
図5の座席登録情報D13は、上記のようにユーザU-6を追加登録した結果が反映された座席登録情報の一例を示している。座席登録情報D13においては、ユーザU-6のユーザ情報「U006」が追加登録されているが、ユーザ情報「U006」には未だ座席IDが対応付けられていない。
この後、ユーザU-6が、座席St-6を使用するものと決めた。この場合、ユーザU-6は、図1に示すように、座席St-6に設置されているボードコンピュータ100に対してデータ伝送路IFLを介してカードリーダ400を接続する。ユーザU-6は、ボードコンピュータ100と接続されたカードリーダ400に、自分の身分証明証CDを読み取らせるようにする。身分証明証CDには、社員としてのユーザU-6の情報(社員情報)が記憶されている。カードリーダ400は身分証明証CDから社員情報を読み取ってボードコンピュータ100に出力する。
会議管理サーバ300は、会議参加要求を受信すると、受信された会議参加要求に含まれる社員情報が示すのと同じユーザU-6のユーザ情報が登録された会議登録情報を検索する。検索された会議登録情報において、ユーザU-6に対応付けられる座席IDが未登録の状態となっている。
そこで、会議管理サーバ300は、受信された会議参加要求の送信元のボードコンピュータ100のボードコンピュータアドレスに対応付けられた座席に対応する「S006」の座席IDを、座席・ボードコンピュータテーブルから取得する。会議管理サーバ300は、図5の座席登録情報D14に示すように、取得した「S006」の座席IDを、ユーザU-6のユーザ情報「U006」に対応付けるようにして登録する。
このように座席St-6のボードコンピュータ100にもビデオコンテンツが送信されることにより、オンライン会議に途中参加したユーザU-6は、座席St-6にて設置されている表示装置200により再生されるビデオコンテンツを視聴することができる。
以下に本実施形態の会議管理サーバ300がオンライン会議の開催に関して実行する処理手順例について説明する。
図6のフローチャートを参照して、会議管理サーバ300が会議登録情報の管理に関連して実行する処理手順例について説明する。
会議管理サーバ300において登録管理部321は、基本情報が入力されるのを待機している。
そこで、ステップS102の処理の後、登録管理部321は、座席Stとユーザとを対応付けた登録操作が行われたか否かを判定する。
そこで、ステップS103の登録操作が行われていないと判定された場合、あるいはステップS104の処理の後、登録管理部321は、ユーザのみを登録する操作が行われたか否かを判定する。
そこで、ステップS105の操作が行われないと判定された場合、あるいはステップS106の処理の後、登録管理部321は、ユーザ情報のみを格納する座席登録情報に対応して座席を登録する操作が行われたか否かを判定する。
そこで、ステップS107の操作が行われていないと判定された場合、あるいはステップS108の処理の後、登録管理部321は、ボードコンピュータ100から送信された会議参加要求が受信されたか否かを判定する。会議参加要求が受信されないと判定された場合には、ステップS103に処理が戻される。
ステップS201:同図において、会議管理サーバ300の送信制御部322は、会議登録情報における開催期間の情報によって示される、オンライン会議の開始時刻に至るのを待機している。
オンライン会議が開始された状態では、例えば主催者としてのユーザUが、自分の座席StにてパーソナルコンピュータPC1にて再生させているビデオコンテンツをボードコンピュータ100に出力させている。
そこで、当該ステップS203において、送信制御部322は、現在においてネットワーク通信部301が受信しているビデオコンテンツのうちで、ステップS202により取得したボードコンピュータアドレスが送信元となっているビデオコンテンツを特定する。送信制御部322は、特定したビデオコンテンツを、配信用のビデオコンテンツとして入力する。
送信制御部322は、入力した配信用のビデオコンテンツを、ステップS202により取得したボードコンピュータアドレスのうちで、配信用のビデオコンテンツの送信元のボードコンピュータアドレスを除くボードコンピュータアドレスを宛先として送信する。
オンライン会議が終了されていないと判定された場合には、ステップS202に処理が戻される。
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態は、オンライン会議として、1のユーザUから他のユーザUにビデオコンテンツを配信する形態に対応するものであった。第2実施形態では、オンライン会議として、参加のユーザU間で会話をしながら会議を進めていく形態に対応する。
本実施形態においても、主催者がユーザU-1である場合を例に挙げる。ユーザU-1は、自分と、ユーザU2~U4、U7との計5名によりオンライン会議を行うこととした。ユーザU-1は、オフィス内からオンライン会議に参加する。
主催者のユーザU-1は、ユーザU2~U4、U7にオンライン会議を開催することを通知した。通知に応じて、ユーザU2~U4の3名から主催者であるユーザU-1に対しては、オフィスにてオンライン会議に参加するとの回答が得られた。一方、ユーザU7は、例えばオフィス外の自宅にて参加するとの回答が得られた。
この場合、主催者のユーザU-1は、自分のパーソナルコンピュータPC1を会議管理サーバ300にアクセスさせて、以下の内容の会議登録情報を登録する。つまり、主催者のユーザU-1は、第1実施形態と同様の基本情報を入力する操作を行う。そのうえで、主催者のユーザU-1は、4つの座席St-1~St-4を指定するとともに、座席St-1~St-4のそれぞれにユーザU-1~U4を対応付けるようにして座席を登録する操作を行う。
このような登録の操作に応じて、会議管理サーバ300が作成し、会議登録情報記憶部332に記憶される会議登録情報は、図5の座席登録情報D11からユーザU-6に対応する最下段の座席登録情報を削除したのと同じ内容となる。
つまり、外部ネットワーク対応のオンライン会議アプリケーションが動作するパーソナルコンピュータPC1とパーソナルコンピュータPC2とは、それぞれ内蔵の(または接続された)マイクロフォンにより収音された音声を相手先に送信する。パーソナルコンピュータPC1とパーソナルコンピュータPC2とは、それぞれ、受信された音声を内蔵の(または接続された)スピーカ等から出力させる。
また、外部ネットワーク対応のオンライン会議アプリケーションが動作するパーソナルコンピュータPC1とパーソナルコンピュータPC2とは、それぞれ内蔵の(または接続された)カメラにより撮像して得られた撮像画像を相手先に送信する。パーソナルコンピュータPC1とパーソナルコンピュータPC2とは、それぞれ、受信された音声を表示部にて表示させる。
また、ユーザU-1は、パーソナルコンピュータPC1について会議モードを設定しておくようにする。会議モードは、オンライン会議にてパーソナルコンピュータPC1を複数のユーザで共有可能なようにするモードである。パーソナルコンピュータPC1は、折り畳みが可能な表示部を備えている。会議モードでは、パーソナルコンピュータPC1は、例えば筐体が180度に開かれることで、表示部が展開された状態で表示を行うことが可能となる。
この場合、パーソナルコンピュータPC1は、寄せ合わされた座席St-1~座席St-4の中央に置かれている。これにより、ユーザU-1~U-4の全員が、パーソナルコンピュータPC1から出力された音声を均等に聞き取ることができる。
また、パーソナルコンピュータPC1については、座席St-1に設置されたボードコンピュータ100と映像伝送路TMLにより接続しておくようにする。
パーソナルコンピュータPC1とパーソナルコンピュータPC2とのそれぞれの表示部においては、外部ネットワーク対応のオンライン会議の映像が表示される。また、パーソナルコンピュータPC1の表示部にて表示されている映像は、映像伝送路TMLを経由して座席St-1のボードコンピュータ100に対して出力される。
座席St-1のボードコンピュータ100は、パーソナルコンピュータPC1から入力された映像を、映像伝送路TMLを介して同じ座席St-1の表示装置200に出力する。また、座席St-1のボードコンピュータ100は、パーソナルコンピュータPC1から入力された映像を、配信用のビデオコンテンツとして、オフィス内ネットワークINWを経由して会議管理サーバ300に送信する。
座席St-2~St-4のボードコンピュータ100は、それぞれ、受信された配信用のビデオコンテンツを、映像伝送路TML経由で、同じ座席Stに設置されている表示装置200に出力する。
また、パーソナルコンピュータPC1のスピーカからはユーザU-7の発した音声が出力される。また、ユーザU-1~U-4が発した音声は、パーソナルコンピュータPC1のマイクロフォンにより収音され、外部ネットワーク対応のオンライン会議アプリケーションにより、パーソナルコンピュータPC2に送信される。
このようにして、オフィスにてオンライン会議に参加しているユーザU-1~U-4は、自宅から参加しているユーザU-7と会話しながらオンライン会議を進めていくことができる。
この場合には、座席Stのボードコンピュータ100は、音声伝送路を介してアクティブスピーカ等の音声再生装置と接続される。
そのうえで、オンライン会議に参加するユーザUのうちの一名が、例えばパーソナルコンピュータやICレコーダ等の端末により出力させた音声を、音声伝送路を介して自席のボードコンピュータ100に入力させる。
音声を入力したボードコンピュータ100は、入力された音声を会議管理サーバ300に送信する。また、音声を入力したボードコンピュータ100は、音声伝送路を介して、同じ座席Stに設置された音声再生装置に対して、入力した音声を出力する。
会議管理サーバ300は、会議登録情報の座席登録情報に基づいて、オンライン会議に参加するユーザUに対応する座席Stのボードコンピュータ100に対して、受信された音声を送信(配信)する。音声を受信したボードコンピュータ100は、音声伝送路を介して同じ座席Stに設置された音声再生装置に受信された音声を出力する。
これにより、オンライン会議に参加しているユーザは、それぞれ、自席の音声再生装置により再生される配信用の音声を聴くことができる。
Claims (4)
- 座席ごとに対応して設置される情報処理装置と、
映像と音声の少なくもいずれか一方のソース情報を伝送可能な伝送路により前記情報処理装置と接続され、前記伝送路を介して入力したソース情報を再生する再生装置と、
前記情報処理装置と通信可能に接続されるサーバ装置とを備え、
前記情報処理装置は、
前記サーバ装置から受信したソース情報を、前記再生装置と接続された伝送路に出力させるソース情報伝送制御部を備え、
前記サーバ装置は、
オンライン会議の参加者が使用するものとして指定された座席を会議登録情報に登録する登録管理部と、
受信されたソース情報を、前記オンライン会議に対応して登録された座席に対応付けられた情報処理装置に送信させる送信制御部とを備える
オンライン会議システム。 - 前記登録管理部は、
前記会議登録情報において、オンライン会議の参加者を登録し、登録された参加者に座席を対応付けて登録可能とされる
請求項1に記載のオンライン会議システム。 - 前記ソース情報伝送制御部は、
映像と音声の少なくもいずれか一方のソース情報を伝送可能な伝送路により接続された端末から入力されたソース情報を、前記サーバ装置に送信させる
を備える請求項1または2に記載のオンライン会議システム。 - 座席ごとに対応して設置される情報処理装置と、映像と音声の少なくもいずれか一方のソース情報を伝送可能な伝送路により前記情報処理装置と接続され、前記伝送路を介して入力したソース情報を再生する再生装置と、前記情報処理装置と通信可能に接続されるサーバ装置とを備えるオンライン会議システムにおけるオンライン会議制御方法であって、
前記情報処理装置において、
前記サーバ装置から受信したソース情報を、前記再生装置と接続された伝送路に出力させるステップを備え、
前記サーバ装置において、
オンライン会議の参加者が使用するものとして指定された座席を会議登録情報に登録するステップと、
受信されたソース情報を、前記オンライン会議に対応して登録された座席に対応付けられた情報処理装置に送信させるステップとを備える
オンライン会議制御方法。
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