JP7083553B1 - 結像レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】微細なイメージセンサの素子に対応する分解能を有するとともに、シンプルな構造で焦点合せが可能な結像レンズを提供する。【解決手段】絞りを挟み前後に複数のレンズを有する前群結像レンズと、前群側の凸レンズと結像面側の凹レンズからなる凸凹ガリレオ系とで構成される結像レンズで、結像面の近傍に凸凹ガリレオ系を固定して、前群結像レンズを繰り出すことにより焦点合せを行う。【選択図】図3

Description

本発明は、結像レンズに関し、例えば、CMOSイメージセンサの受光部に光を結像させるための結像レンズに関する。
CMOSイメージセンサの構造は、表面照射型と裏面照射型に大別される。表面照射型のCMOSイメージセンサは、シリコンウエハにフォトダイオードが加工され、上方向に配線層、カラーフィルタ、マイクロレンズが配される。近年、微細化に伴い配線数が増し、CMOSフォトダイオードに至る光束が遮光されてしまう問題が顕著になってきた。
また、配線層の厚さも増すために、CMOS素子のフォトダイオードは深い井戸の底に配されてしまう構造となり、フォトダイオードは、垂線に対して小さな角度の光束しか利用できなくなる。更に、前述の面積的に遮光されて反射・散乱する光束と後述の井戸の壁で反射・散乱する光束は、フレアー光束としてフォトダイオードに至るために、画像のコントラストを下げてしまう欠点も有する。
一方、裏面照射型のCMOSイメージセンサでは、配線層の作られたシリコンウエハの上に、フォトダイオード層が作られたシリコンウエハを貼り合せて、フォトダイオード層が表面に現れるギリギリまでシリコンウエハを削り込み、カラーフィルタとマイクロレンズを加工形成する。裏面照射型は、配線層の前にフォトダイオード層が配されるので、上記の表面型の欠点を解消することができる。裏面照射型のCMOSイメージセンサの加工には高い技術を必要とするが、表面照射型のCMOSイメージセンサから裏面照射型に表面型のCMOSイメージセンサへの置き換えが進んでいる。
更に、配線層にロジック回路を組み込み、イメージプロセッサー機能も具備するまでに至り、積層型CMOSイメージセンサとも呼ばれる。
このようなCMOSイメージセンサを用いて高い画質の画像を得るためには、微細なCMOSイメージセンサの画素にマッチする結像レンズが必要になる。結像レンズに必要な画像分解能を確認するために、CMOSの画像素子サイズを確認する。
積層型CMOSイメージセンサは、デジタルカメラやスマホ(=携帯電話)、監視カメラ、車載カメラなどの多岐にわたる画像入力手段として使われている。画像分解能を上げるために、35mmフルサイズ・デジタルカメラでは3.5μmx3.5μm、産業用の1インチから1/3インチのカメラではでは1.4μmx1.4μmまでCMOS素子の微細化が進められている。
携帯電話のスマホカメラでは0.8μmx0.8μmのCMOS素子4個=R(赤)+G(緑)x2+B(青)を1つのマイクロレンズでグループ化したCMOSイメージセンサも製品化されている。しかし結像レンズとしては、0.8μmx2倍のマイクロレンズ開口=1.6μmx1.6μmが必要分解能となる。
表面型CMOSでは、APS-Hサイズ(35.5mmφ、29.2x20.2mm)で2.2μmx2.2μm素子が産業用に開発されている。このようなCMOS素子に対応可能な結像レンズについては、例えば、特許文献1に記載のような結像レンズが提案されている。特許文献1に記載の結像レンズでは、実際に試作された結像レンズにより、高い光学性能が確認されている。
特許第6725740号
しかしながら、特許文献1に記載の結像レンズでは、焦点合せのため、結像側のレンズ群が動くフローティング機構を採用しているため、構造が複雑になりハンドリングも容易とはいえなかった。
更に、産業用の1インチから1/3インチCMOSイメージセンサを備えたカメラの結像面全面で、CMOS素子(CMOSイメージセンサの1画素)の大きさが1.4μmx1.4μmとなる。鮮明な画像が得られる目安として、一般的に、MTF値が20%以上のコントラストで結像することが示されているが、1.4μmx1.4μmの画素に対して、MTF値が20%以上のコントラストで結像するレンズはまだ実現されていない。特許文献1に記載の結像レンズも、結像側のレンズ群が動くため、結像側のレンズ群を常に結像面の近傍に配置することはできず、任意の撮影距離でMTF値が20%以上のコントラストを得ることはできなかった。
従って、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、微細なイメージセンサの素子に対応する分解能を有するとともに、シンプルな構造で焦点合せが可能な結像レンズを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の1つの態様に係る結像レンズは、
絞りを挟み前後に複数のレンズを有する前群結像レンズと、前群側の凸レンズと結像面側の凹レンズからなる凸凹ガリレオ系とで構成される結像レンズで、結像面の近傍に前記凸凹ガリレオ系を固定して、前記前群結像レンズを繰り出すことにより焦点合せを行う。
以上のように、本発明によれば、微細なイメージセンサの素子に対応する分解能を有するとともに、シンプルな構造で焦点合せが可能な結像レンズを提供することができる。
できる。
第1実施例に対応する図表1を示す図である。 第1実施例に対応する図表2(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第1実施例に対応する図表2(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第1実施例に対応する図表2(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第1実施例に対応する図表3を示す図である。 第2実施例に対応する図表4を示す図である。 第2実施例に対応する図表5(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第2実施例に対応する図表5(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第2実施例に対応する図表5(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第3実施例に対応する図表6を示す図である。 第3実施例に対応する図表7(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第3実施例に対応する図表7(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第3実施例に対応する図表7(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第4実施例に対応する図表8を示す図である。 第4実施例に対応する図表9(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第4実施例に対応する図表9(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第4実施例に対応する図表9(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第5実施例に対応する図表10を示す図である。 第5実施例に対応する図表5(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第5実施例に対応する図表5(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第5実施例に対応する図表5(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第6実施例に対応する図表12を示す図である。 第6実施例に対応する図表13(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第6実施例に対応する図表13(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第6実施例に対応する図表13(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第7実施例に対応する図表14を示す図である。 第7実施例に対応する図表15(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第7実施例に対応する図表15(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第7実施例に対応する図表15(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第8実施例に対応する図表16を示す図である。 第8実施例に対応する図表17(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第8実施例に対応する図表17(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第8実施例に対応する図表17(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第9実施例に対応する図表18を示す図である。 第9実施例に対応する図表19(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第9実施例に対応する図表19(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第9実施例に対応する図表19(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第10実施例に対応する図表20を示す図である。 第10実施例に対応する図表21(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第10実施例に対応する図表21(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第10実施例に対応する図表21(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第11実施例に対応する図表22を示す図である。 第11実施例に対応する図表23(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第11実施例に対応する図表23(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第11実施例に対応する図表23(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第12実施例に対応する図表24を示す図である。 第12実施例に対応する図表25(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第12実施例に対応する図表25(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第12実施例に対応する図表25(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第13実施例に対応する図表26を示す図である。 第13実施例に対応する図表27(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第13実施例に対応する図表27(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第13実施例に対応する図表27(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 第14実施例に対応する図表27を示す図である。 第14実施例に対応する図表29(撮影距離t0=∞)を示す図である。 第14実施例に対応する図表29(撮影距離t0=500mm)を示す図である。 第14実施例に対応する図表29(撮影距離t0=150mm)を示す図である。 各実施例の結果をまとめた表である。
発明の詳細な説明
以下においては、図面として付した図表を参照しながら、本発明の各実施例の説明を行う。以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本発明を以下のものに限定しない。
(全般的な説明)
本発明では、絞りを挟み前後に複数のレンズを有する前群結像レンズと、前群側の凸レンズと結像面側の凹レンズからなる凸凹ガリレオ系とで構成される結像レンズで、結像面の近傍に凸凹ガリレオ系を固定して、前群結像レンズを繰り出すことにより焦点合せを行う結像レンズを提供する。
本結像レンズでは、前群結像レンズとガリレオ系とにより、微細なイメージセンサの素子に対応する分解能を有する。更に、ガリレオ系が結像面の近傍に固定されているので、シンプルな構造で焦点合せを行うことができる。これにより、微細なイメージセンサの素子に対応する分解能を有するとともに、シンプルな構造で焦点合せが可能な結像レンズを提供することができる。
更に詳細に述べれば、本発明に係る結像レンズでは、撮影距離t0=∞の無限遠方からt0=150mmの近接位置まで、結像全面において1.4μmL&S(=357LP/mm)で20%以上のMTFが得られる。
ここで、L&Sは、ラインアンドスペースと称し、配線の幅及び隣り合う配線同士の間隔を意味する。LP/mmは、ラインペア/mmと称し、イメージングシステムの解像度を示す。X[μmL&S]=Y[LP/mm]とすると、X=1000/Y/2の関係を有する。
また、MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズ性能を評価する指標のひとつであり、レンズの結像性能を知るために、被写体の持つコントラストをどの程度忠実に再現できるかを空間周波数特性として表現したものである。
上記を実現するための具体的な実施形態について、図1から図3に示す第1実施例を例にとって説明する。図1は、第1実施例に対応する図表1を示す図である。図2aは、第1実施例に対応する図表2(撮影距離t0=∞)を示す図であり、図2bは、第1実施例に対応する図表2(撮影距離t0=500mm)を示す図であり、図2cは、第1実施例に対応する図表2(撮影距離t0=150mm)を示す図である。図3は、第1実施例に対応する図表3を示す図である。
図表3(図3(a))の上段に第1実施例の前群結像レンズのデータ、光路図及びMTFを示す。結像面の像高が低い部分は高いMTF値を持つが、ペッツバール曲率半径=-27.948mmであるために、像高の高い結像面が前側に倒れてしまいMTF値は急激に落ちる。
ここで、ペッツバール曲率半径は、ザイデルの3次収差領域で像面の湾曲を理論化したものである。ザイデルの3次収差領域で、像面の直径方向の線幅のコントラスト良く結像するメリディオナル像面湾曲曲率半径と、像面の円周方向の線幅のコントラストを良く結像するサジタル像面湾曲曲率半径が重なって、非点収差がない状況の曲率半径であるペッツバール曲率半径が理論付けられる。
なお、凸レンズだけであるとペッツバール曲率半径はマイナスの数値で、像面はレンズに近付く形で湾曲する。レンズ構成に凹レンズを加えると、湾曲の曲率半径は大きくなり、像面は立ってくるが、凹レンズが加わるために、結像レンズの焦点距離が長くなる。これを解消するのが、凹レンズを配する位置である。凸レンズが結像する焦点面近傍に凹レンズを配すると、凸レンズと凹レンズの合成焦点距離は、ほぼ凸レンズだけの焦点距離になる。
図表3(図3(a))の中段に第1実施例のガリレオ系のデータ及び光路図を示す。ガリレオ系のペッツバール曲率半径=+32.073mmなので、結像レンズ全体のペッツバール曲率半径=1/(1/32.073-1/27.948)=-217.309mmになり、結像面が立ってくる。
図表3(図3(b))の下段では、ガリレオ系を外して、前群結像レンズから、同じ焦点距離と同じ結像面積で最適化を試みた。ペッバール曲率半径は、-27.948mmから-73.262mmまで立ってきた。しかしFナンバーを5.6に下げると、解像力は下がるが、結像面の全面で3.3μmL&S=150LP/mmのMTF30%が得られる。
この前群結像レンズは、4群6枚のガウス・タイプ、或いは4群7枚のSummitar(ズミタール)タイプ、またはズミタール・タイプの前玉ダブレットレンズを分離して5群7枚とした変形ズミタール・タイプとすることができる。このようなタイプの前群結像レンズの場合、Fナンバーが5.6位まで良好な収差を有する。本発明ではガリレオ系を加えて、Fナンバー2.8で9mmφの結像全面で、1.4μmL&SのMTF20%以上を実現する。
本発明は、結像面を1/1.8インチ(9mmφ、7.2x5.4mm)で画角が±14.0°を基準仕様とし、結像面サイズ範囲を1/3インチ(6mmφ、8x3.6mm)から1インチ(16mmφ、12.8x9.6mm)、画角範囲を±9.8°から±16.8°の仕様とする。このような仕様を採用することにより、無収差に近い性能を生む。
本発明では、前群結像レンズと、前群結像レンズ側に正のパワーを持つ凸レンズと結像面側に負のパワーを持つ凹レンズが並ぶ凸凹ガリレオ系とで構成される結合レンズ全体で、結像面の近傍に凸凹ガリレオ系が固定されているので、ガリレオ系が焦点位置近傍に置かれるため、(3)凸凹ガリレオ系を外した前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が0.9~1.2の範囲内に収めることができる。
なお上記の括弧で囲われた数値は、図表(図面)に示された丸付き数字に対応する。以下に示す括弧で囲われた数値も同様である。
このことについて、第1実施例の遠方からの結像(図表1:t0=∞)のデータを用いながら説明する(t0:撮影距離)。結像レンズにマイナスパワーを持つレンズを加えると、像面が立つことがペッツバールの式から知られている。第1実施例データの前群結像レンズのペッツバール曲率半径P1=-27.948の逆数(1/P)とガリレオ系のペッツバール曲率半径P2=32.073の逆数(1/P2)との和から、下記のように、全体結像レンズのペッツバール曲率半径P=‐217.309が求まる。
1/P =1/P1 +1/P2
1/(-217.309)=1/(-27.948)+1/32.073
薄肉光学系では、レンズ1の焦点距離をf1、レンズ2の焦点距離をf2、2つのレンズ群の主点間隔をdとすると、全体レンズの焦点距離fは下式で求まる。
1/f=1/f1+1/f2-d/(f1×f2)
前群結像レンズ(f1=18.534)、f2をガリレオ系(f2=‐23.764)、レンズ群主点間隔d=19.177として前群結像レンズの焦点近傍におくと、全体結像レンズの焦点距離はf=18.046になる。
1/f =1/f1 +1/f2 -d/(f1xf2)
1/18.046=1/18.534+1/(‐23.764)-19.177/{18.534x(‐23.764)}
0.0554 = 0.0540 -0.0421 +0.0435
このように、結像面の近傍にガリレオ系を固定することにより、f2のガリレオ系に強いマイナスパワーのレンズを持ってきても、全体結像レンズの焦点距離は前群結像レンズと近い焦点距離になる。
(3)凸凹ガリレオ系を外した前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が0.9~1.2の範囲に入るということは、ガリレオ系の焦点距離が全体の焦点距離にあまり影響しない自由度が得られることを意味する。これにより、前群の像面湾曲をガリレオ系で容易に補正することができる。上記の数値((3)/(1))が0.9~1.2の範囲に入るという設計指針に基づき、前群とガリレオ系を個々に、または前群+ガリレオ系で最適化し、1.4μmL&Sで20%以上のMTFが得られるようにすることができる。
最適化のための補正に関し、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ系焦点距離で割った数値((3)/(4))は、ペッツバール補正率を前群とガリレオ系の焦点距離比で示したものである。数値((3)/(4))は、前群のペッツバール曲率半径が長いときには小さな数値になり、逆に前群のペッツバール曲率半径が短いときには大きな数値になる。前群のペッツバール曲率半径が長い場合には、凸凹ガリレオ系の弱い補正で適正化でき、前群のペッツバール曲率半径が短い場合には、凸凹ガリレオ系の強い補正を要する。
本発明では、後述する凸凹ガリレオ系による補正を考慮し、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ系焦点距離で割った数値((3)/(4))が、マイナス0.2からマイナス1.0の範囲内となるようにレンズ設計を行う。
第1実施例では、
(3)/(4)=マイナス0.780で、マイナス0.2からマイナス1.0の範囲内に入り、
結合レンズ全体の焦点距離が、18.046mm、ペッツバール曲率半径が-217.309で、
前群の焦点距離が18.534mm、ペッツバール曲率半径が-27.948で、
ガリレオ系の焦点距離が-23.764mm、ペッツバール曲率半径が32.073、
である。
適正化を行う凸凹ガリレオ系での補正に関して、凸凹ガリレオ系の(5)を凸レンズの焦点距離を(6)凹レンズの焦点距離で割った数値((6)/(5))が挙げられる。数値((6)/(5))は、ガリレオ系の凸凹レンズの焦点距離比で、凹レンズの焦点距離を長く(=ペッバール補正を小さく)すると大きな数値になり、凹レンズの焦点距離を短く(=ペッツバール補正を大きく)すると小さな数値になる。本発明においては、前群の像面が立っていれば緩やかなガリレオ補正を行い、像面が大きく湾曲していれば強力なガリレオ補正を行って、凸と凹のガリレオ系でコントロールすることができる。
本発明では、21.4μmL&Sで20%以上のMTFが得られるようにするため、凸凹ガリレオ系の(5)を凸レンズの焦点距離を(6)凹レンズの焦点距離で割った数値((6)/(5))をマイナス0.08からマイナス0.8の範囲内となるようにレンズ設計を行う。
第1実施例では、
(6)/(5)=マイナス0.276であり、マイナス0.08からマイナス0.8の範囲内に入り、
結合レンズ全体の焦点距離が18.046mm、ペッツバール曲率半径が-217.309で、
前群の焦点距離が18.534mm、ペッツバール曲率半径が-27.948で、
ガリレオ系の焦点距離が-23.764mm、ペッツバール曲率半径が32.073である。
以上のように、本発明では、裏面照射CMOSイメージセンサのCMOS素子が1.4μmx1.4μmまで微細化し、更に積層によりエッジコンピュータ機能まで持つAI画像入力素子に相応する結像レンズを提供する。従来の結像レンズは、巻き取りフィルムを想定して改良が進められてきたが、裏面照射・積層CMOSイメージセンサは高速の電子画像転送と電子シャッタ機能まで備えるので、センサの直ぐ前までのスペースを有効に使え、像面を立てるフラットナ機能を有するマイナスパワーを持つガリレオ系の配置も容易にした。画像分解能も銀塩フィルムの10数μmからCMOS素子は1.4μmまで微細化した。
これにより、本発明の結像レンズ+裏面照射・積層型CMOSイメージセンサで、CMOS面全面を20%以上のMTFコントラストで1.4μmL&SのAI画像手段を実現した。
(各実施例の説明)
以下、本発明の実施例について説明する。
以下の実施例では、上記の
(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1)が0.9~1.2であり、
(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.2から-1.1であり、
(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.08から-0.8である関係を満たしている。
(第1実施例)
図表1,2(図1,2a~2c)に示すように、第1実施例は、
画像サイズ=1/1.8インチ(9mmφ) ガウス変形(Sumimitar)4群7枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±14.0°焦点距離=18.046 F/2.80 前群焦点/全体焦点∞=1.03 ガリレオ~カバーガラス=1mm CRA=26.3°
倍率=0.0369x t0=500mm 対角視野=244mm焦点距離=17.545 F/2.60 CRA=25.3°
倍率=0.1292x t0=150mm 対角視野=70mm 焦点距離=16.404 F/2.35 CRA=24.3°
である。
ここで、CRA(Chief Ray Angle)は主光線角度とも称し、瞳中心を通る主光線がCMOS面に対する入射角度である。例えば、第1実施例の∞=無限遠方からの主光線は、CMOS面周辺にCRA=26.3°で入射する。画角が大きい広角レンズの場合CRAが大きくなる。また、CRAはレンズタイプによっても変わり、第1実施例と同じ画角の第2実施例ではCRA=20.9°となる。
第1実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.03、t0=500mmで1.06、t=150mmで1.13となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第1実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.780となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第1実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.276となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
図表2(図2a~2c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で28%、t0=500mmで28%、t=150mmで26%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ており、ほぼ理論値にも重なり、良好な収差補正を実現している。
(第2実施例)
図表4,5(図4,5a~5c)に示すように、第2実施例は、画像サイズ=1/1.8インチ(9mmφ) ガウス変形(頭玉分離)5群7枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±14.4°焦点距離=17.553 F/2.80 前群焦点/全体焦点∞=1.08 ガリレオ~カバーガラス=1mm CRA=20.9°
倍率=0.0359x t0=500mm 対角視野=251mm、焦点距離=17.409 F/2.65 CRA=20.1°
倍率=0.126x t0=150mm 対角視野=72mm 焦点距離=17.060 F/2.45 CRA=18.8°
である。
第2実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.08、t0=500mmで1.09、t=150mmで1.11となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第2実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.231となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第2実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.710となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
頭玉を平凸レンズと強いメニスカス状の凹レンズに分離すると、前群結像レンズのペッツバール曲率半径が立ち、結像面近傍のガリレオ系による補正はゆるいものにできる。第1実施例より若干悪くなるが、前群結像レンズに更に異なるレンズタイプを選んでも、ガリレオ系を加えることにより像面を立て、収差が改善する可能性を期待できる。
図表5(図5a~5c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で26%、t0=500mmで24%、t=150mmで20%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
(第3実施例)
図表6,7(図6,7a~7c)に示すように、第3実施例は、
画像サイズ=1/1.8インチ(9mmφ) ガウス変形(Sumimitar)4群7枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±16.2°焦点距離=15.524 F/2.95 前群焦点/全体焦点∞=0.94 ガリレオ~カバーガラス=1mm CRA=29.3°
倍率=0.0314x t0=500mm 対角視野=287mm焦点距離=14.563 F/2.75 CRA=28.9°
倍率=0.107x t0=150mm 対角視野=84mm 焦点距離=14.357 F/2.50 CRA=28.2°
である。
第3実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で0.94、t0=500mmで1.01、t=150mmで1.02となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第3実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.718となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第3実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.244となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
図表7(図7a~7c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で20%、t0=500mmで22%、t=150mmで22%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
(第4実施例)
図8は、第4実施例に対応する図表8を示す図である。図9a~9cは、第4実施例に対応する図表9を示す図である。図表8,9(図8,9a~9c)に示すように、第4実施例は、
画像サイズ=1/1.8インチ(9mmφ) ガウス変形(Sumimitar)4群7枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±10.8° 焦点距離=23.666 F/2.90 前群焦点/全体焦点∞=1.05 ガリレオ~カバーガラス=1mm CRA=20.1°
倍率=0.0491x t0=500mm 対角視野=183mm焦点距離=22.847 F/2.60 CRA=19.5°
倍率=0.1792x t0=150mm 対角視野=50mm 焦点距離=20.930 F/2.10 CRA=18.5°
である。
第4実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.05、t0=500mmで1.08、t=150mmで1.18となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第4実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.737となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第4実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.369となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
図表9(図9a~9c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で25%、t0=500mmで27%、t=150mmで22%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
(第5実施例)
図10は、第5実施例に対応する図表10を示す図である。図11a~11cは、第5実施例に対応する図表10を示す図である。図表10,11(図10,11a~11c)に示すように、第5実施例は、
画像サイズ=1/1.8インチ(9mmφ) ガウス4群6枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±14.0°焦点距離=18.077 F/2.80 前群焦点/全体焦点∞=1.02 ガリレオ~カバーガラス=1mm CRA=25.9°
倍率=0.0369x t0=500mm 対角視野=244mm焦点距離=17.559 F/2.60 CRA=26.0°
倍率=0.1299x t0=150mm 対角視野=69mm 焦点距離=16.380 F/2.30 CRA=24.5°
である。
第5実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.02、t0=500mmで1.05、t=150mmで1.13となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第5実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.806となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第5実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.267となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
第5実施例では、第1実施例から下記を変更している。頭玉の枚数を第1実施例の2枚から1枚とし、焦点距離を18.046mmから18.077mm、ガリレオ系の焦点距離も-23.764mmから-22.916mmに少し変えたが、MTFコントラストは変わらず良好である。
図表11(図11a~11c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で28%、t0=500mmで28%、t=150mmで21%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
(第6実施例)
図12は、第6実施例に対応する図表12を示す図である。図13a~13cは、第6実施例に対応する図表13を示す図である。図表12,13(図12,13a~13c)に示すように、第6実施例は、
画像サイズ=1/1.8インチ(9mmφ) ガウス 4群6枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±16.2°焦点距離=15.464 F/3.00 前群焦点/全体焦点∞=1.00 ガリレオ~カバーガラス=1mm CRA=28.1°
倍率=0.0312x t0=500mm 対角視野=288mm 焦点距離=15.089 F/2.80 CRA=27.7°
倍率=0.1065x t0=150mm 対角視野=85mm 焦点距離=14.259 F/2.55 CRA=27.0°
である。
第6実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.00、t0=500mmで1.02、t=150mmで1.08となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第6実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.801となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第6実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.220となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
図表13(図13a~13c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で20%、t0=500mmで20%、t=150mmで20%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
(第7実施例)
図14は、第7実施例に対応する図表14を示す図である。図15a~15cは、第7実施例に対応する図表15を示す図である。図表14,15(図14,15a~15c)に示すように、第7実施例は、
画像サイズ=1/1.8インチ(9mmφ) ガウス 4群6枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±11.9° 焦点距離=21.406 F/2.90 前群焦点/全体焦点∞=1.03 ガリレオ~カバーガラス=1mm CRA=22.0°
倍率=0.0441 t0=500mm 対角視野=204mm 焦点距離=20.693 F/2.60 CRA=21.3°
倍率=0.1584x t0=150mm 対角視野=57mm 焦点距離=19.050 F/2.15 CRA=20.6°
である。
第7実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.03、t0=500mmで1.07、t=150mmで1.16となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第7実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.790となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第7実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.322となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
図表15(図15a~15c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で26%、t0=500mmで28%、t=150mmで23%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
(第8実施例)
図16は、第8実施例に対応する図表16を示す図である。図17a~17cは、第8実施例に対応する図表17を示す図である。図表16,17(図16,17a~17c)に示すように、第8実施例は、
画像サイズ=2/3インチ(12mmφ) ガウス変形(Summitar) 4群7枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±14.0°焦点距離=24.127 F/2.80 前群焦点/全体焦点∞=1.04 ガリレオ~カバーガラス=1.3mm CRA=25.6°
倍率=0.04986x t0=500mm 対角視野=241mm焦点距離=23.288 F/2.60 CRA=25.2°
倍率=0.1802x t0=150mm 対角視野=67mm 焦点距離=21.352 F/2.20 CRA=23.3°
である。
第8実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.04、t0=500mmで1.08、t=150mmで1.18となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第8実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.728となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第8実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.303となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
図表17(図17a~17c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で21%、t0=500mmで22%、t=150mmで20%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
(第9実施例)
図18は、第9実施例に対応する図表18を示す図である。図19a~19cは、第9実施例に対応する図表18を示す図である。図表18,19(図18,19a~19c)に示すように、第9実施例は。
画像サイズ=1/3インチ(6mmφ) ガウス変形(Summitar) 4群7枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±14.0°焦点距離=12.009 F/2.80 前群焦点/全体焦点∞=0.99 ガリレオ~カバーガラス=1mm CRA=24.1°
倍率=0.0241x t0=500mm 対角視野=249mm焦点距離=11.795 F/2.60 CRA=24.0°
倍率=0.08137x t0=150mm 対角視野=74mm 焦点距離=11.319 F/2.25 CRA=23.0°
である。
第9実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で0.99、t0=500mmで1.01、t=150mmで1.05となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第9実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.755となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第9実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.241となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
第9実施例では、第1実施例から下記を変更している。画像サイズを、第1実施例の1/1.8インチ=9mmφから1/3インチ=6mmφへ0.63倍に縮小し、焦点距離も18.046mmから12.009mmへ0.67倍に短くした。
図表19(図19a~19c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で25%、t0=500mmで28%、t=150mmで28%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
(第10実施例)
図20は、第10実施例に対応する図表20を示す図である。図21a~21cは、第10実施例に対応する図表21を示す図である。図表20,21(図20,21a~21c)に示すように、第10実施例は、
施例は、
画像サイズ=1/1.8インチ(9mmφ) ガウス 4群6枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±14.2°焦点距離=17.748 F/2.80 前群焦点/全体焦点∞=0.99 ガリレオ~カバーガラス=3.6mm CRA=20.4°
倍率=0.0361x t0=500mm 対角視野=249mm焦点距離=17.404 F/2.60 CRA=20.1°
倍率=0.1250x t0=150mm 対角視野=72mm 焦点距離=16.611 F/2.30 CRA=19.5°
である。
第10実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で0.99、t0=500mmで1.01、t=150mmで1.09となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第10実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.554となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第10実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.436となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
第10実施例では、ガリレオ系の凹レンズ裏面からCMOSカバーガラス入射面までの光軸間隔を第2実施例の1mmから3.6mmまで離した。
図表21(図21a~21c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で20%、t0=500mmで22%、t=150mmで22%となる。よって、ガリレオ~カバーガラス間を3.6mmまで離すと、MTF悪くなる傾向を示すが、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
(第11実施例)
図22は、第11実施例に対応する図表22を示す図である。図23a~23cは、第11実施例に対応する図表23を示す図である。図表22,23(図22,23a~23c)に示すように、第11実施例は、
画像サイズ=1/1.8インチ(9mmφ) ガウス 4群6枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±14.1°焦点距離=17.926 F/2.80 前群焦点/全体焦点∞=1.01 ガリレオ~カバーガラス=2mm CRA=22.9°
倍率=0.0365x t0=500mm 対角視野=247mm焦点距離=17.492 F/2.60 CRA=22.4°
倍率=0.12728x t0=150mm 対角視野=71mm 焦点距離=16.503 F/2.30 CRA=21.6°
である。
第11実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.01、t0=500mmで1.03、t=150mmで1.09となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第11実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.686となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第11実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.322となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
第11実施例では、ガリレオ系の凹レンズ裏面からCMOSカバーガラス入射面までの光軸間隔を第11実施例の3.6mmから2mmまでに近づけると、第2実施例に近いコントラスト得られる。
図表23(図23a~23c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で24%、t0=500mmで23%、t=150mmで24%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
(第12実施例)
図24は、第12実施例に対応する図表24を示す図である。図25a~25cは、第12実施例に対応する図表25を示す図である。図表24,25(図24,25a~25c)に示すように、第12実施例は、
画像サイズ=1/1.8インチ(9mmφ) ガウス変形(Summitar) 4群7枚+ガリレオ2枚平面接着
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±13.8°焦点距離=18.295 F/2.80 前群焦点/全体焦点∞=1.02 ガリレオ~カバーガラス=0mm(接着) CRA=26.6°
倍率=0.0373x t0=500mm 対角視野=241mm焦点距離=17.664 F/2.60 CRA=25.4°
倍率=0.1306x t0=150mm 対角視野=57mm 焦点距離=16.265 F/2.30 CRA=24.0°
である。
第12実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.02、t0=500mmで1.06、t=150mmで1.15となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第12実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-0.964となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第12実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.113となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
第12実施例では、第1実施例のガウス変形(Summitar) +ガリレオタイプで、ガリレオ系の構成が凸レンズと凹レンズの入射側が凹面で出射側が平面であり、平面はCMOS等の固体画像素子のカバーガラスに接着させる。ガリレオ系の凹レンズとCMOSのカバーガラスを接着すると対空気の反射面が2面減り、反射ロスが少なくなる。更に凹レンズとカバーガラスを一体化すれば部品点数も1点減る。
第12実施例では出射面が平面に制約されるために設計自由度が減るので、入射凹面を非球面として収差の劣化をカバーしている。
図表25(図25a~25c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で27%、t0=500mmで27%、t=150mmで24%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
第12実施例でのガリレオ系凹レンズとカバーガラスの接着または一体化は、第2実施例から第11実施例でも可能で、収差も各実施例の収差水位差補正を再現する。
(第13実施例)
図26は、第13実施例に対応する図表26を示す図である。図27a~27cは、第13実施例に対応する図表27を示す図である。図表26,27(図26,27a~27c)に示すように、第13実施例は、
画像サイズ=1/2.3インチ(7.86mmφ) ガウス変形(Summitar) 4群7枚+ガリレオ2枚
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±16.7°焦点距離=14.954 F/2.80 前群焦点/全体焦点∞=1.01 ガリレオ~カバーガラス=0mm(接着) CRA=29.2°
倍率=0.03033x t0=500mm 対角視野=297mm焦点距離=14.493 F/2.60 CRA=27.5°
倍率=0.10455x t0=150mm 対角視野=86mm 焦点距離=13.480 F/2.35 CRA=26.6°
である。
第13実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.01、t0=500mmで1.04、t=150mmで1.12となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第13実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-1.056となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第13実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.105となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
図表27(図27a~27c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で28%、t0=500mmで29%、t=150mmで26%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
第13実施例でのガリレオ系凹レンズとカバーガラスの接着または一体化は、第2実施例から第11実施例でも可能で、収差も各実施例の収差水位差補正を再現する。
(第14実施例)
図28は、第14実施例に対応する図表28を示す図である。図29a~29cは、第14実施例に対応する図表29を示す図である。図表28,29(図28,29a~29c)に示すように、第14実施例は、
画像サイズ=1/2.3インチ(7.86mmφ) ガウス 4群7枚+ガリレオ2枚平面接着
倍率=1/∞ t0=∞ 画角=±16.6°焦点距離=15.051 F/2.80 前群焦点/全体焦点∞=1.01 ガリレオ~カバーガラス=0mm(接着) CRA=29.2°
倍率=0.03046x t0=500mm 対角視野=295mm 焦点距離=14.500 F/2.60 CRA=27.5°
倍率=0.1059x t0=150mm 対角視野=85mm 焦点距離=13.458 F/2.30 CRA=26.3°
である。
第14実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が、t=∞で1.01、t0=500mmで1.05、t=150mmで1.13となる。よって、
0.9<(3)/(1)<1.2
の関係を満たす。
第14実施例では、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ焦点距離で割った数値((3)/(4))が、-1.076となる。よって、
-0.2>(3)/(4)>-1.1
の関係を満たす。
第14実施例では、(6)凹レンズ焦点距離を、(5)ガリレオの凸レンズ焦点距離で割った数値((6)/(5))が-0.089となる。よって、
-0.08>(6)/(5)>-0.8
の関係を満たす。
図表29(図29a~29c)に示すように、357LP=1.4μmL&SのMTFコントラストは、t=∞で27%、t0=500mmで29%、t=150mmで26%となる。よって、無限遠から150mmの接写まで像面全面で、20%以上のMTFコントラストを得ている。
第14実施例でのガリレオ系凹レンズとカバーガラスの接着、または一体化は第2実施例から第11実施例でも可能で、収差も各実施例の水位差補正を再現する。
(実施例のまとめ)
図30は、各実施例の結果をまとめた表である。本発明に係る結像レンズでは、結像面の近傍に凸凹ガリレオ系を固定されている。上記の実施例では、凸凹ガリレオ系の凹レンズのイメージセンサ側のレンズ面が、イメージセンサのカバーガラスに接している場合(第12~14実施例)から、3.6mm離間した場合(第10実施例)が示されている。
ガリレオ系のイメージセンサ側の端部及びイメージセンサのレンズ側の端部の間隔は、近いほど収差補正が容易である。なお上記の「結像面の近傍に凸凹ガリレオ系を固定されている」の定義として、焦点距離や結像面サイズにもよるが、ガリレオ系のイメージセンサ側の端部及びイメージセンサのレンズ側の端部の間隔が0~8mmの範囲を例示することができ、好ましい範囲として0~6mmの範囲を例示することができ、より好ましい範囲として0~4mmの範囲を例示することができる。
例えば、第2実施例では、前群焦点距離/ガリレオ焦点((3)/(4))=-0.231となり、ガリレオ系の焦点距離が長い。ガリレオ系の焦点距離が長いので、ガリレオ系で像面湾曲を補正するため、ガリレオ系のペッツバール曲率半径も緩やかに長くなっている。このことは、第2実施例の前群ペッツバール曲率半径が-55.540mmと立っているので、弱い補正で十分なことを意味する。
逆に、第12実施例では、前群焦点距離/ガリレオ系焦点距離((3)/(4))=-0.964となり、ガリレオ系の焦点距離が短い。これは前群ペッツバール曲率半径が-28.360mmで、像面湾曲が前側に倒れているので、ガリレオ系で強い補正を掛ける必要があることを意味する。
ガリレオ系でペッツバール半径を小さくするため、凹レンズのマイナスを強くする必要がある。よって、第2実施例では、ガリレオ系の凹レンズ焦点距離/凸レンズ焦点距離((6)/(5))=-0.710で大きな数値となり、第12実施例では、ガリレオ系の凹レンズ焦点距離/凸レンズ焦点距離((6)/(5))=-0.113で小さな数値となる。
上記の実施例で実証したように、結像面の近傍に凸凹ガリレオ系が固定されているので、ガリレオ系が焦点位置近傍に置かれるため、(3)凸凹ガリレオ系を外した前群結像レンズの焦点距離を、(1)結合レンズ全体の焦点距離で割った数値((3)/(1))が0.9~1.2の範囲に入る。このことは、ガリレオ系に強いマイナスパワーのレンズを持ってきても、全体結像レンズの焦点距離は前群結像レンズと近い焦点距離になることを意味する。つまり、ガリレオ系の焦点距離が全体の焦点距離にあまり影響しない自由度が得られる。これにより、前群の像面湾曲をガリレオ系で容易に補正し、1.4μmL&Sで20%以上のMTFが得ることができる。
(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ系焦点距離で割った数値((3)/(4))は、ペッツバール補正率を前群とガリレオ系の焦点距離比で示したものであり、前群のペッツバール曲率半径が長いときには小さな数値になり、逆に前群のペッツバール曲率半径が短いときには大きな数値になる。
上記の実施例で実証したように、(3)前群結像レンズの焦点距離を、(4)ガリレオ系焦点距離で割った数値((3)/(4))は、マイナス0.2からマイナス1.0の範囲に入るようにレンズ設計がなされる。
凸凹ガリレオ系の補正に関する、凸凹ガリレオ系の(5)凸レンズの焦点距離を(6)凹レンズの焦点距離で割った数値((5)/(6))は、凹レンズの焦点距離を長く(=ペッバール補正を小さく)すると大きな数値になり、凹レンズの焦点距離を短く(=ペッツバール補正を大きく)すると小さな数値になる。前群の像面が立っていれば緩やかなガリレオ補正を行い、像面が大きく湾曲していれば強力なガリレオ補正を行って、凸と凹のガリレオ系でコントロールすることができる。
上記の実施例で実証したように1.4μmL&Sで20%以上のMTFが得るため、凸凹ガリレオ系の(5)凸レンズの焦点距離を(6)凹レンズの焦点距離で割った数値((5)/(6))は、マイナス0.08からマイナス0.8の範囲に入るようにレンズ設計がなされる。
以上のような補正により、距離t0=∞の無限遠方からt0=150mmの近接位置まで、結像全面において1.4μmL&S(=357LP/mm)で20%以上のMTFが得ることができる。

Claims (6)

  1. 絞りを挟み前後に複数のレンズを有する前群結像レンズと、前群側の凸レンズと結像面側の凹レンズからなる凸凹ガリレオ系とで構成される結像レンズで、結像面の近傍に前記凸凹ガリレオ系を固定して、前記前群結像レンズを繰り出すことにより焦点合せを行い、
    ガリレオ系の結像面側の端部のレンズの結像面側の面が平面であり、該平面がイメージセンサの結像レンズ側の端部の面と接していることを特徴とする結像レンズ。
  2. 絞りを挟み前後に複数のレンズを有する前群結像レンズと、前群側の凸レンズと結像面側の凹レンズからなる凸凹ガリレオ系とで構成される結像レンズで、結像面の近傍に前記凸凹ガリレオ系を固定して、前記前群結像レンズを繰り出すことにより焦点合せを行い、
    前記前群結像レンズが4群6枚のガウス・タイプ、または4群7枚のSummitar(ズミタール)タイプ、またはズミタール・タイプの前玉ダブレットレンズを分離して5群7枚とした変形ズミタール・タイプとしたことを特徴とする結像レンズ。
  3. 前記凸凹ガリレオ系を外した前記前群結像レンズの焦点距離を結像レンズ全体の焦点距離で割った数値が、0.9より大きく1.2より小さい範囲内にあることを特徴とする請求項1または2に記載の結像レンズ。
  4. 前記前群結像レンズの焦点距離を前記凸凹ガリレオ系の焦点距離で割った数値が、マイナス0.2より小さくマイナス1.1より大きい範囲内にあることを特徴とする請求項に記載の結像レンズ。
  5. 前記凸凹ガリレオ系の凹レンズの焦点距離を凸レンズの焦点距離で割った数値が、マイナス0.08より小さくマイナス0.8より大きい範囲内にあることを特徴とする請求項またはに記載の結像レンズ。
  6. 結像面を1/1.8インチ(9mmφ、7.2x5.4mm)で画角が±14.0°を基準仕様とし、結像面サイズ範囲を1/3インチ(6mmφ、8x3.6mm)から1インチ(16mmφ、12.8x9.6mm)、画角範囲を±9.8°から±16.8°としたことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の結像レンズ。
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