JP2006163340A - プラスチックレンズを利用した高解像度光学系 - Google Patents

プラスチックレンズを利用した高解像度光学系 Download PDF

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Abstract

【課題】プラスチック材質のレンズのみを利用した高解像度光学系を提供する。
【解決手段】上記プラスチックレンズを利用した高解像度光学系は、物体側最近傍に開口絞りを配し、以降物体側から順番に、陽の屈折力を有するプラスチック材質の第1レンズ;陰の屈折力を有するプラスチック材質の第2レンズ;及び、陽の屈折力を有するプラスチック材質の第3レンズ;を含み、上記第2レンズの屈折率とアッベ数(abbe number)に対して1.59<n2<1.65、20<ν2<30の条件式を満足する(但し、n2:第2レンズの屈折率、ν2:第2レンズのアッベ数)。かかる高解像度光学系によると、プラスチックレンズのみを利用して小型軽量でありながら高解像度の光学系を具現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチックレンズを利用した高解像度光学系に関する。特に本発明は、プラス、マイナス、プラスの屈折力を有する3枚のプラスチックレンズを利用して小型軽量でありながら高解像度を得られる高解像度光学系に関する。
一般に、モバイルホンは初期には通信手段機能のみを備えていた。しかし、その使用が増大するにつれて、写真撮影及び画像伝送、通信など要求されるサービスが多様になっており、これに応じてその機能とサービスが進化し続けている。最近はデジタルカメラ技術とモバイルホン技術の融合によって拡張された新概念のモバイルホン、即ちいわゆるカメラホン(camera phoneまたはcamera mobile phone)が大きく脚光を浴びている。さらに、デジタルカムコーダー技術をモバイルホン技術と融合して数十分以上の動画像マルチメディアを格納及び伝送し得る、いわゆるカムコーダーモバイルホン(camcorder mobile phoneまたはcamcorder phone)の開発も図られている。
かかるモバイルホンばかりでなくPCが大衆化・普遍化されながら画像チャットや画像会議のためにPCカメラも急速に普及され大衆化してきている。また、一般のスチールカメラも急速にデジタルカメラで代替されつつある。
かかるカメラは、通常としてその特性上カメラ装置が小型且つ軽量であることが要される。そのために、従来のモバイルホン用カメラは、30万画素級に2枚から成るプラスチック製非球面レンズを使用していたが、かかるレンズは周辺光量に合わなくて所望の解像度が得られないので、高解像度のモバイルホンには適用し得ないとの問題がある。
一方、デジタルカメラの場合は、モバイルホンに比して高画質が要されることにより高い画素数を有するCCD撮像素子が使用され、そのレンズもまた高画質を支援し得るようVTR撮影レンズと類似する構成を用いていた。
かかるレンズ系は、要求される解像力や画像の品位の面からより高い品質が要されることにより枚数の多いレンズ系が使用され、それに応じて機器価格を上昇させる要因となっていた。また、かかるレンズ系は、多い枚数のレンズを使用し、ガラス材質のレンズで製造されるので、レンズ系の嵩の張り及び重さの増加によって撮影機器の小型軽量化に差し支えとなっていた。
したがって、高解像度を実現し得ながらも小型軽量である光学系が要されている。
本発明は上記のような問題を解決するためのものであって、プラスチック材質の3枚のレンズのみ用いて高解像でありながらレンズの構成枚数が少なくコンパクトなプラスチックレンズを利用した高解像度光学系を提供することに目的がある。
さらに、本発明は軽量化を図れるばかりでなく、作製が容易で量産が可能であり、製造費用を節減するプラスチックレンズを利用した高解像度光学系を提供することに目的がある。
こうした目的を成し遂げるために、物体側最近傍に開口絞りを配し、以降物体側から順番に、陽の屈折力を有するプラスチック材質の第1レンズ; 陰の屈折力を有するプラスチック材質の第2レンズ;及び、陽の屈折力を有するプラスチック材質の第3レンズ;を含み、上記第2レンズの屈折率に対して次の条件式1を満足し、上記第2レンズのアッベ数(abbe number)に対して次の条件式2を満足するプラスチックレンズを利用した高解像度光学系が提供される。
(条件式1) 1.59<n2<1.65
(条件式2) 20<ν2<30
ここで、n2:第2レンズの屈折率、ν2:第2レンズのアッベ数である。
好ましくは、上記高解像度光学系は上記第1レンズ及び上記第3レンズの屈折率及びアッベ数に対して次の条件式3ないし6をさらに満足する。
(条件式3) 1.45<n1<1.59
(条件式4) 50<ν1<60
(条件式5) 1.45<n3<1.59
(条件式6) 50<ν3<60
ここで、n1:第1レンズの屈折率、ν1:第1レンズのアッベ数、n3:第3レンズの屈折率、ν3:第3レンズのアッベ数である。
さらに好ましくは、上記高解像度光学系は上記第1レンズのパワーに対して次の条件式7をさらに満足し、上記レンズ系全体の光軸方向の寸法に対して次の条件式8をさらに満足する。
(条件式7) 0.5<f1/f<1.0
(条件式8) TL/f<2.0
ここで、f1:第1レンズの焦点距離、f:全光学系の焦点距離、TL:開口絞りから像面までの距離である。
より好ましくは、上記高解像度光学系は上記第1レンズ及び第2レンズのパワーに対して次の条件式9をさらに満足する。
(条件式9) 0.5<|f2|/f1<2.0
ここで、f2:第2レンズの焦点距離(f2<0)である。
また、上記第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズの屈折面中少なくとも一つの屈折面は非球面に形成されることが好ましい。
以上のような本発明によると、プラスチック材質の3枚のレンズのみを利用して高解像度である同時にレンズの構成枚数が少なくコンパクトな高解像度光学系を具現できる効果を奏する。
また、プラスチック材質のレンズのみを使用することにより、軽量化を図れるばかりでなく、作製が容易で量産可能になり、製造費を節減できる光学系を具現できる有利な効果を奏する。
以下、本発明の実施例に対して添付の図を参照しながらより詳しく説明する。
図1は本発明によるプラスチックレンズを利用した高解像度光学系の第1実施例を示すレンズ構成図である。以下のレンズ構成図において、レンズの厚さ、大きさ、形状は説明の便宜上やや誇張されて図示され、とりわけレンズ構成図に提示された球面または非球面の形状は一例に過ぎず、その形状に限定されるわけではない。
図1に示すように、本発明の実施例によるプラスチックレンズを利用した高解像度光学系は物体側の最近傍に不要な光を除去するための開口絞り(S)を配し、以降物体側から順番に、陽の屈折力を有するプラスチック材質の第1レンズ(L1)、陰の屈折力を有するプラスチック材質の第2レンズ(L2)及び陽の屈折力を有するプラスチック材質の第3レンズ(L3)を含んで成り、上記第3レンズ(L3)と像面(IP)の間には紫外線フィルター、ガラスなどから成る光学的フィルター(OLPF)が具備される。
ここで、光学系の絞り(S)を曲率変化部である第1レンズ(L1)の前に配することにより、第1レンズ(L1)内の曲率変化が全フィールド(field)に及ぶデフォーカス(defocus)量を最少限にすることができる。
一方、光学系においては像面に入射する主光線が光軸と平行になる特性、即ちテレセントリック(telecentric)特性が要されるが、本発明はかかるテレセントリック特性を満足させるために上記絞り(S)が像面と最大限遠ざかるよう配することが好ましい。
即ち、上記絞り(S)を物体側最近傍に配することにより主光線が像面(IP)に入射する入射角をできる限り減らしてテレセントリック条件に符合するようにした。
上記第1レンズ(L1)はプラスチック材質として陽の屈折力を有し、上記第2レンズ(L2)は上記第1レンズ(L1)の屈折力と類似する大きさの陰の屈折力を有するようにして上記第1レンズ(L1)と上記第2レンズ(L2)の相互作用により収差を補正する。
また、上記第3レンズ(L3)は弱いプラスのパワーを有するようにさせることで上記第1レンズ(L1)のパワーを低下し軸外収差を補正できるようにし、テレセントリック条件に符合するよう上記第3レンズ(L3)は2個の変曲点を有するかもめ形状で成ることが好ましい。
また、屈折率が低くアッベ数の大きい第1レンズ(L1)と屈折率が高くアッベ数が小さい第2レンズ(L2)を用い、上記第1レンズ(L1)と上記第2レンズ(L2)の屈折力の大きさが類似するよう構成することにより光学系の色収差を補正することになる。
一方、光学系の屈折面が球面から成ることにより発生する収差を減らすために上記第1レンズ(L1)、第2レンズ(L2)及び第3レンズ(L3)の屈折面中少なくとも一つの屈折面は非球面であることが好ましい。
かかる全体的な構成下で次の条件式1ないし9の作用効果について説明する。
(条件式1) 1.59<n2<1.65
(条件式2) 20<ν2<30
(条件式3) 1.45<n1<1.59
(条件式4) 50<ν1<60
(条件式5) 1.45<n3<1.59
(条件式6) 50<ν3<60
ここで、n1:第1レンズの屈折率、ν1:第1レンズのアッベ数、n2:第2レンズの屈折率、ν2:第2レンズのアッベ数、n3:第3レンズの屈折率、ν3:第3レンズのアッベ数である。
条件式1、条件式3及び条件式5は各々第2レンズ(L2)、第1レンズ(L1)及び第3レンズ(L3)の屈折率に対する条件を示し、上記第2レンズ(L2)の屈折率は上記第1レンズ(L1)及び第3レンズ(L3)の屈折率より高い値を示す。
さらに、条件式2、条件式4及び条件式6は各々第2レンズ(L2)、第1レンズ(L1)及び第3レンズ(L3)のアッベ数(Abbe number)に関する条件を示し、上記第2レンズ(L2)のアッベ数は上記第1レンズ(L1)及び第3レンズ(L3)のアッベ数より小さい値を有する。
一般に、単一レンズの場合にアッベ数が小さくなると分散値が大きくなるので屈折率の変化が大きくなり色収差の補正が困難であるのに対して、アッベ数が大きくなると分散値が小さいので屈折率の変化が小さくなり色収差が小さくなるといった利点がある。
したがって、条件式1及び条件式2を満足する第2レンズ(L2)のみを利用する場合には色収差の補正が困難なので、本発明においては上記第2レンズ(L2)より屈折率が低くアッベ数が相対的に大きい第1レンズ(L1)との組合を通して色収差を補正する。
即ち、従来の光学系の場合には光ビームの色収差を補正するために、一般にアッベ数が大きく屈折率が低いクラウン(crown)系列のレンズとアッベ数が小さく屈折率が高いフリント(flint)系列のレンズの相互作用を利用するが、本発明による高解像度光学系は屈折率が低くアッベ数が大きい第1レンズ(L1)と屈折率が高くアッベ数が小さい第2レンズ(L2)を利用して色収差を補正する。
かかる第1レンズ(L1)は上記第2レンズ(L2)より屈折率が低くアッベ数が相対的に大きければよいが、後述するように屈折率とアッベ数に対して各々条件式3と4を満足する一般のプラスチック光学材料で形成されることが好ましい。
この際、上記第1レンズ(L1)と上記第2レンズ(L2)の屈折力の大きさに差違が多いと屈折力の差により色収差の補正が困難になるので、後述する条件式9のように上記第1レンズ(L1)と上記第2レンズ(L2)の屈折力の多きさは類似することが好ましい。
従来にはdライン(可視光線の中心波長、587.6nm)波長の屈折率が約1.531、アッベ数(Abbe number)が約55.87のゼオネックス(ZEONEX)系列のE48Rをプラスチックレンズに主に使っていたが、かかる屈折率とアッベ数を有するプラスチックレンズのみでは収差の補正が困難なのでプラスチック材質のレンズとガラス(glass)材質のレンズと組合して使用しなければならなかったが、条件式1及び条件式2を満足するプラスチック材質のレンズを従来のプラスチックレンズと組合して使用することにより小型軽量の高解像度光学系を具現できる利点がある。
かかる条件式1及び条件式2を満足するよう上記第2レンズ(L2)に使用されるプラスチック材質の光学材料の一例であって、dライン波長の屈折率が1.613、アッベ数が26.65である大阪ガスケミカル株式会社のOKP4などを使用することができる。
一方、第3レンズ(L3)は上記第1レンズ(L1)と上記第2レンズ(L2)を透過した光の収差を減らすために上記第2レンズ(L2)より屈折率が低くアッベ数が大きいプラスチック材質から成ることが好ましい。
かかる本発明によると、屈折率とアッベ数の差があるプラスチックレンズを利用して色収差を除去することにより、従来の光学系に比して小型化/薄型化を具現でき、軽く量産が容易で製造費用の少ない光学系を提供するといった利点がある。
(条件式7) 0.5<f1/f<1.0
(条件式8) TL/f<2.0
ここで、f1:第1レンズの焦点距離
f:全体光学系の焦点距離
TL:開口絞りから像面までの距離
条件式7は第1レンズ(L1)のパワーを規定するものである。上記条件式7の上限を超過してf1が高くなると、単一レンズから成る第2レンズ(L2)及び第3レンズ(L3)のパワーが大きくなければならないので色収差が大きくなってしまうといった問題がある。逆に、下限を外れf1が小さくなると、第1レンズ(L1)のパワーが過大になり球面収差及びコマ収差が大きくなり、また第1レンズ(L1)を構成しているレンズ球面の曲率半径が小さくなり加工し難くなる。
条件式8はレンズの全長を規定するものであって、小型化の条件である。上記条件式8の上限を超えると高画質における諸収差の補正の面からは有利であるが、本発明の特徴である超小型という視点に反する。
(条件式9) 0.5<|f2|/f1<2.0
ここで、f2:第2レンズの焦点距離(f2<0)である。
上記第1レンズ(L1)は陽の屈折力を有し、上記第2レンズ(L2)は陰の屈折力を有するので、条件式9の上限と下限を外れ上記第1レンズ(L1)と上記第2レンズ(L2)の屈折力の絶対値の差が大きすぎると上記第1レンズ(L1)と上記第2レンズ(L2)を通した収差の相殺が困難になり第3レンズ(L3)で収差を補正できなくなる。
例えば、上記第1レンズ(L1)はアッベ数が大きいので分散値が小さく色収差の発生が少なく、上記第2レンズ(L2)はアッベ数が小さいので分散値が大きく色収差の発生が多いので、いずれか一つのレンズのパワーが相対的に大きすぎると上記第1レンズ(L1)及び上記第2レンズ(L2)の組合による相殺効果が著しく減少し色収差の発現が大きくなってしまう。
以下、具体的な数値の実施例を通して本発明について説明する。
以下の実施例1ないし3は全て先述したように、物体側最近傍に開口絞り(S)が配され、以降物体側から順番に、陽の屈折力を有するプラスチック材質の第1レンズ(L1)、陰の屈折力を有するプラスチック材質の第2レンズ(L2)及び陽の屈折力を有するプラスチック材質の第3レンズ(L3)から成り、上記第3レンズ(L3)と像面(IP)の間には赤外線フィルター、カバーガラスなどから成る光学的フィルター(OLPF)が設けられる。
以下の各実施例及び比較例において使用される非球面は公知の数1から得られ、円錐(Conic)定数(K)及び非球面係数(A、B、C、D、E、F)に使用される「E及びこれに連なる数字」は10の累乗を示す。例えば、E+21は1021を、E-02は10-2を示す。
Figure 2006163340
Z:レンズの頂点から光軸方向への距離
Y:光軸に垂直な方向への距離
r:レンズの頂点における曲率半径
K:円錐(Conic)定数
A、B、C、D、E、F:非球面係数
下記表1は本発明の第1実施例による数値例を示している。
また、図1は本発明の第1実施例によるプラスチックレンズを利用した高解像度光学系のレンズの配置を示すレンズ構成図で、図2(a)ないし(c)は表1及び図1に示した光学系の諸収差度を示し、図3は第1実施例のMTF特性を示すグラフである。
以下のレンズ構成図においてレンズの厚さ、大きさ、形状は説明の便宜を図ってやや誇張され図示されるが、とりわけ図に提示された球面及び非球面の形状は一例に過ぎず、その形状に限定されるわけではない。
また、以下の非点収差図において「S」はサジタル(sagital)、「T」はタンジェンシャル(tangential)を示す。ここで、MTF(Modulation Transfer Function)はミリメートル当たりサイクルの空間周波数に依存し、光の最大強度(Max)と最小強度(Min)の間で次の数2により定義される値である。
Figure 2006163340
即ち、MTFが1の場合が最も理想的でMTF値が減少するほど解像度が落ちる。
第1実施例はFナンバー(FNo)が2.46で、画角は68度、開口絞りから像面までの距離(以下、TLという)は4.9mm、焦点距離(f)は3.2mm、第1レンズの焦点距離(f1)は2.0mm、第2レンズの焦点距離(f2)は-1.98mm、第3レンズの焦点距離(f3)は3.3mmに対する場合であり、200万画素級1/4.5インチセンサに適したレンズシステムである。
さらに、以下の実施例において第1レンズ(L1)及び第3レンズ(L3)はゼオネックス(ZEONEX)系列のE48Rを使用し、第2レンズ(L2)は大阪ガスケミカル株式会社のOKP4を使った。
下記表1、表3及び表5に記載されたように、E48Rの場合dライン(可視光線の中心波長、587.6nm)波長の屈折率は1.531、アッベ数(Abbe number)は55.87で、OKP4の場合dライン波長の屈折率は1.613、アッベ数(Abbe number)は26.65である。
Figure 2006163340
表1において*は非球面を示し、実施例1の場合第2面(第1レンズの物体側面)、第3面(第1レンズの上側面)、第4面(第2レンズの物体側面)、第5面(第2レンズの上側面)、第6面(第3レンズの物体側面)及び第7面(第3レンズの上側面)が非球面である。数1による実施例1の非球面係数の値は次の表2a及び表2bのとおりである。
Figure 2006163340
Figure 2006163340
下記表3は本発明の第2実施例による数値例を示す。
また、図4は本発明の第2実施例によるプラスチックレンズを利用した高解像度光学系のレンズ配置を示すレンズ構成図で、図5(a)ないし(c)は表3及び図4に示した光学系の諸収差度を示し、図6は第2実施例のMTF特性を示すグラフである。
第2実施例はFナンバー(FNo)が2.8で、画角は62度、TLは5.15mm、焦点距離(f)は3.8mm、第1レンズの焦点距離(f1)は2.3mm、第2レンズの焦点距離(f2)は-2.3mm、第3レンズの焦点距離(3)は4.8mmに対する場合であって、200万画素級1/4インチセンサに適したレンズシステムである。
Figure 2006163340
表3において*は非球面を示し、実施例2の場合は第2面(第1レンズの物体側面)、第3面(第1レンズの上側面)、第4面(第2レンズの物体側面)、第5面(第2レンズの上側面)、第6面(第3レンズの物体側面)及び第7面(第3レンズの上側面)が非球面である。数1による実施例2の非球面係数の値は次の表4a及び表4bのとおりである。
Figure 2006163340
Figure 2006163340
下記表5は本発明の第3実施例による数値例を示す。
また、図7は本発明の第3実施例によるプラスチックレンズを利用した高解像度光学系のレンズ配置を示すレンズ構成図で、図8(a)ないし(c)は表5及び図7に示した光学系の諸収差度を示し、図9は第3実施例のMTF特性を示すグラフである。
第3実施例はFナンバー(FNo)が2.8で、画角が60度、TLが6.1mm、焦点距離(f)が4.7mm、第1レンズの焦点距離(f1)が3.3mm、第2レンズの焦点距離(f2)が-4.5mm、第3レンズの焦点距離(f3)が8.8mmの場合であって、200万画素級1/3インチセンサに適したレンズシステムである。
Figure 2006163340
表5において*は非球面を示し、実施例3の場合は第2面(第1レンズの物体側面)、第3面(第1レンズの上側面)、第4面(第2レンズの物体側面)、第5面(第2レンズの上側面)、第6面(第3レンズの物体側面)及び第7面(第3レンズの上側面)が非球面である。
数1による実施例3の非球面係数の値は次の表6a及び表6bのとおりである。
Figure 2006163340
Figure 2006163340
以上の実施例を通して、図2、図5及び図8に示したように諸収差の特性が優れた光学系を得ることができ、図3、図6及び図9に示すようなMTF特性が優れた高解像度の光学系を具現できる利点を奏することを確認できる。
本発明は特定の実施例について図示、説明したが、当業界において通常の知識を有する者であれば添付の特許請求範囲に記載された本発明の思想及び領域を外れない範囲内において本発明を多様に修正及び変更させられることを明かしておく。
本発明による高解像度光学系の第1実施例のレンズ構成図を示す。 図1に示した第1実施例の諸収差度を示したもので、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差を各々示す。 図1に示した第1実施例のMTF特性を示すグラフである。 本発明による高解像度光学系の第2実施例のレンズ構成図を示す. 図4に示した第2実施例の諸収差度を示したもので、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差を各々示す。 図4に示した第2実施例のMTF特性を示すグラフである。 本発明による高解像度光学系の第3実施例のレンズ構成図を示す。 図7に示した第3実施例の諸収差度を示したもので、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差を各々示す。 図7に示した第3実施例のMTF特性を示すグラフである。
符号の説明
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
OLPF 光学的フィルター
IP 像面
S 開口絞り
1 開口絞り面
2、3、4、5、6、7、8、9 屈折面
10 像面

Claims (5)

  1. 物体側最近傍に開口絞りを配し、以降物体側から順番に、
    陽の屈折力を有するプラスチック材質の第1レンズと、
    陰の屈折力を有するプラスチック材質の第2レンズと、
    陽の屈折力を有するプラスチック材質の第3レンズと
    を備え、
    上記第2レンズの屈折率に対して次の条件式1を満足し、上記第2レンズのアッベ数(abbe number)に対して次の条件式2を満足するプラスチックレンズを利用した高解像度光学系。
    (条件式1) 1.59<n2<1.65
    (条件式2) 20<ν2<30
    ここで、n2:第2レンズの屈折率、ν2:第2レンズのアッベ数である。
  2. 上記第1レンズ及び上記第3レンズの屈折率及びアッベ数に対して次の条件式3ないし6をさらに満足することを特徴とする請求項1に記載のプラスチックレンズを利用した高解像度光学系。
    (条件式3) 1.45<n1<1.59
    (条件式4) 50<ν1<60
    (条件式5) 1.45<n3<1.59
    (条件式6) 50<ν3<60
    ここで、n1:第1レンズの屈折率、ν1:第1レンズのアッベ数、n3:第3レンズの屈折率、ν3:第3レンズのアッベ数である。
  3. 上記第1レンズのパワーに対して次の条件式7をさらに満足し、上記レンズ系全体の光軸方向の寸法に対して次の条件式8をさらに満足することを特徴とする請求項2に記載のプラスチックレンズを利用した高解像度光学系。
    (条件式7) 0.5<f1/f<1.0
    (条件式8) TL/f<2.0
    ここで、f1:第1レンズの焦点距離、f:全光学系の焦点距離、TL:開口絞りから像面までの距離である。
  4. 上記第1レンズ及び第2レンズのパワーに対して次の条件式9をさらに満足することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプラスチックレンズを利用した高解像度光学系。
    (条件式9) 0.5<|f2|/f1<2.0
    ここで、f2:第2レンズの焦点距離(f2<0)である。
  5. 上記第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズの屈折面中少なくとも一つの屈折面は非球面から成ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプラスチックレンズを利用した高解像度光学系。
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