JP7083158B2 - 傘袋束、傘袋束の保持構造、開袋装置 - Google Patents
傘袋束、傘袋束の保持構造、開袋装置 Download PDFInfo
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Description
図1参照して、本発明の実施の形態における傘袋束を構成する傘袋1の全体構成について説明する。傘袋1は、図1に示すように、第一袋部10と、第二袋部20と、延長部30と、第一係合部40(上側係合部)と、第二係合部60(下側係合部)を備える。なお、以下の説明において、傘袋1の長手方向を上下方向(開口側を上方向、底側を下方向)H、この長手方向と直交する方向を幅方向Wと定義する。なお、この傘袋1は、束ねられる前の状態又は傘袋束から切り離される前の状態を意味している。
第一袋部10は、傘袋1において傘を収容する袋構造の正面側の面を構成する。第一袋部10は、例えば、長方形状、より詳細には上下方向に延びる帯形状の軟質シートにより構成される。軟質シートの材料は、例えば、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂が挙げられるが、これに限定されるものではなく、その他の合成樹脂であってもよい。軟質シートの説明は、以下においても適用される。
第二袋部20は、傘袋1の袋構造の背面側の面を構成するものである。第二袋部20は、例えば、第一袋部10と略同形および略同サイズの長方形状、より詳細には帯形状の軟質シートにより構成される。
第一袋部10および第二袋部20は、幅方向両端の縁同士またはその近傍同士が互いに繋がっている。また、第一袋部10および第二袋部20の下端の縁同士またはその近傍同士も互いに繋がっている。結果、第一袋部10および第二袋部20により袋構造が構成される。なお、第一袋部10および第二袋部20の上端の縁は互いに繋がっておらず、袋構造の開口15を形成している。開口15は、第一袋部10及び第二袋部20の幅方向両端まで広がっており、これにより、開口15の上下方向に位置が一義的に決定される。
延長部30は、第二袋部20の上端から更に上方側へ延長されるものである。延長部30は、例えば、幅方向の長さが第二袋部20と略同じであり、上下方向の長さが第二袋部20よりも短い長方形状の軟質シートにより構成される。延長部30と第二袋部20とは、一枚の軟質シートで構成されてもよいし、別々の独立した軟質シートが結合されて構成されてもよい。延長部30の上下方向の長さは、70mm以上、150mm以下であることが好ましく、望ましくは80mm~100mmに設定される。本実施形態では90mmとなる。
延長部30には、傘に対して上下方向に係合可能な第一係合部40が形成される。この第一係合部40は、幅方向に延びる帯状部材42となっている。第一係合部40は、帯状部材42が撓むことで、図2に示すように、開口15を介して袋構造内に挿入される傘Kに対して、延長部30側の側面と係合可能であることが特徴的となる。また、帯状部材42の長さ(幅方向長さ)は、延長部30の幅と略一致しており、帯状部材42の長手方向両端が、延長部30の幅方向両端の縁又はその近傍に溶着される。溶着以外にも接着等のその他の方法により繋がってもよい。なお、この帯状部材42は、第一袋部10から独立した部材であることが好ましい。第一袋部10の開袋時の動作に、帯状部材42が連動することを回避する為である。なお、本実施形態では、帯状部材42の長手方向両端が、延長部30の両端と溶着している。
次に、図2を参照して、傘袋1の作用について説明する。図2(A)は、中軸が短め(又は通常)の傘Kを、傘袋1に収容した状態を示す。なお、傘袋1では、分離線30Aに沿って分離された後の状態となっている。傘Kを、傘袋1の開口15から袋構造内に挿入する際、第二係合部60を、第一袋部10側に接近させた状態とする。つまり、一体化している第二袋部20及び延長部30に対して、第一袋部10を離反させて開口15を開放する際、第二係合部60も第二袋部20から離反させる。その結果、開口15から挿入される傘Kは、第二係合部60と第二袋部20の間に存在する。傘布の周縁KSの一部(特に、傘布の折り畳み時の山線KMの端部近傍の周縁KS)は、袋構造内に収容されることから、その周縁KSに第二係合部60が上下方向に係合する。
次に、図3以降を参照して、傘袋1の保持構造100と、この保持構造100が適用される開袋装置200について説明する。なお、図3(A)に示すように、傘袋1は、複数枚が積層され、延長部30における遠位側延長部30C(つまり、分離線30Aよりも上方側)を利用して、積層方向に互いに結合される。この結合部30Fは、図1に示すように、幅方向の両端近傍に形成された一対の溶着部分となる。なお、ここでは、複数枚が積層された状態の傘袋1を「傘袋束90」と称する。図3(A)では、説明の便宜上、シートの厚みを大きく、第一袋部10と第二袋部20が離れており、第一係合部40も延長部30から離れている状態を示しているが、実際の傘袋1は、5μm~20μm程度の極めて薄いシート材で構成されているため、積層状態になると、全てのシートが互いに密着した状態となる。
保持構造100を備える開袋装置200は、図3(B)に示すように、傘袋束90の前面側において、傘袋1の長手方向に沿って上下方向に延びる筒状空間となる傘挿入空間240と、傘挿入空間240の上方に配設される傘挿入口260と、傘袋1の開口15に挿入されて該開口15を開放する開放板210と、この開放板210を移動(揺動)させる移動機構230を備える。傘挿入空間240は、図4(B)に示すように、上下方向に延びる傘袋束90と、傘袋束90と距離を空けて対向する案内面242によって挟まれた筒状空間となる。傘袋束90と案内面242の間においける幅方向の一方には、上下方向に沿って延びるスリット240Aが確保される。このスリット240Aを利用して、傘袋1に収容された傘Kを、軸直角方向(傘袋1の幅方向)に抜き出すことが可能となる。即ち、この傘挿入空間240は、完全な筒形状ではなく、側面が開口した部分筒形状となる。
上記実施形態の傘袋1は、延長部30と重なるようにして、第一係合部40の帯状部材42が配設される場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば図6に示すように、延長部30に、幅方向に延びるスリット又は開口44を形成することで、この開口44を第一係合部40とすることができる。この場合、開口44の上側の縁が、傘Kと上下方向に係合可能な係合縁40Aとなる。
10 第一袋部
15 開口
20 第二袋部
30 延長部
40 第一係合部
60 第二係合部
100 保持構造
200 開袋装置
210 開放板
210A 先端
Claims (1)
- 袋構造によって傘を収容可能な傘袋が束ねられる傘袋束であって、
該袋構造に収納される傘の長手方向を上下方向、該上下方向と直交する方向を幅方向と定義する際に、
前記傘袋は、
シート状の第一袋部と、
前記第一袋部と対向配置されて、該第一袋部と協働して上下方向の上端に開口を有する前記袋構造を構成するシート状の第二袋部と、
前記第二袋部から上端から更に上方に向かって延長されるシート状の延長部と、
前記延長部に配設され、前記傘に対して上下方向に係合可能な係合部と、
を備え、
前記傘袋束は、開放板を前記開口に挿入して該開口を開く開袋装置に設置されるものであり、
前記延長部は、前記開口と前記係合部に間において、前記開放板の先端が当接して前記開口までスライドするためのスライド領域が確保されることを特徴とする、
傘袋束。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018115214A JP7083158B2 (ja) | 2018-06-18 | 2018-06-18 | 傘袋束、傘袋束の保持構造、開袋装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018115214A JP7083158B2 (ja) | 2018-06-18 | 2018-06-18 | 傘袋束、傘袋束の保持構造、開袋装置 |
Related Parent Applications (1)
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JP2017248896A Division JP6391079B1 (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 傘袋束、傘袋束の保持構造、開袋装置 |
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JP2019115655A JP2019115655A (ja) | 2019-07-18 |
JP7083158B2 true JP7083158B2 (ja) | 2022-06-10 |
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ID=67304164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018115214A Active JP7083158B2 (ja) | 2018-06-18 | 2018-06-18 | 傘袋束、傘袋束の保持構造、開袋装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2004209138A (ja) | 2003-01-08 | 2004-07-29 | Niikura Keiryoki Kk | 傘収納用袋 |
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- 2018-06-18 JP JP2018115214A patent/JP7083158B2/ja active Active
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