JP7079684B2 - 太陽電池モジュール、壁面形成部材、及び太陽電池システム - Google Patents

太陽電池モジュール、壁面形成部材、及び太陽電池システム Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池モジュール、壁面形成部材、及び太陽電池システムに関する。
従来から、受光面での反射によるぎらつき等を防止する防眩型の太陽電池モジュールが知られている(例えば、特許文献1)。この防眩型の太陽電池モジュールは、ブラスト加工により、受光面に微細な表面凹凸を形成し、当該表面凹凸により、可視光を散乱させ、表面での反射によるぎらつきを防止している。
太陽電池モジュールは、屋外の外壁面に設置する場合、投石や風圧等の物理的衝撃を受ける可能性があるので、これらの物理的衝撃に耐える強度が必要となる。そこで、従来から、太陽電池を封止する封止部材として強化ガラスを使用することによって、太陽電池モジュールの強度を強化する試みがなされている(特許文献2)。
特開2016-58697号公報 特開2003-110128号公報
一般的に、強化ガラスは、圧縮応力層、引張応力層、圧縮応力層の3層構造となっており、引張応力と圧縮応力のつり合いによって、表面の強度が通常の非強化ガラス(フロートガラス)に比べて3倍から5倍程度の強度を持っている。
しかしながら、強化ガラスは、通常の非強化ガラスに比べて高強度であるものの、外部からの物理的衝撃によって、一度、ガラスの表面や角に亀裂が入り、当該亀裂が圧縮応力層を超えて引張応力層に達すると、圧縮応力と引張応力のバランスが崩れ、一瞬にして強化ガラス全体が細かい粒子状に破損するといういわゆる自然破損の問題がある。
すなわち、特許文献1のように、防眩機能を付加するべく、強化ガラスの表面にブラスト加工によって表面凹凸を形成すると、表面にクラックが生じ、製造時に自然破壊が生じるおそれがある。また、ブラスト加工により圧縮応力層に潜在的な亀裂が形成された場合、外部から物理的衝撃を受けると、当該亀裂が広がり、自然破壊が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、外部からの衝撃による強化ガラスでの自然破損の発生を抑制できる太陽電池モジュール、壁面形成部材、及び太陽電池システムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、第1封止部材と、第2封止部材と、太陽電池セルを含み、前記太陽電池セルが前記第1封止部材と前記第2封止部材の間に配された太陽電池モジュールであって、前記第1封止部材は、前記太陽電池モジュールの一方の主面を形成するものであって、前記太陽電池セル側から、第1強化ガラス層と、緩衝層と、防眩層が積層されており、前記第1強化ガラス層は、前記緩衝層側の表面に圧縮応力層を有する強化ガラスで構成されており、前記緩衝層は、平均厚みが0.5mm以上であって、弾性変形可能であり、前記防眩層は、フィルム状又は板状であって、前記緩衝層とは反対側の表面に可視光を散乱させる表面凹凸が形成されている、太陽電池モジュールである。
本発明の構成によれば、第1強化ガラス層を備えているので、通常の非強化ガラスを用いた場合に比べて高い強度を確保できる。
本発明の構成によれば、第1強化ガラス層とは別途防眩層を設けるので、強化ガラスの表面凹凸を形成することによる強化ガラスの製造時の自然破損や潜在的な亀裂の発生を防止できる。
本発明の構成によれば、第1強化ガラス層と防眩層との間に平均厚みが0.5mm以上の緩衝層が介在している。すなわち、通常の接着用途に使用される接着層等に比べて厚い緩衝層が第1強化ガラス層と防眩層との間に介在しているため、防眩層に伝わった外部からの物理的衝撃が緩衝層で緩和され、第1強化ガラス層の圧縮応力層を超えてさらに内側に伝達されることを防止できる。
本発明の構成によれば、可視光を散乱させる防眩層を備えているので、防眩機能を確保でき、ぎらつき等が生じにくい。
請求項2に記載の発明は、前記防眩層は、非強化ガラスで形成されたものであって、平均厚みが0.05mm以上0.7mm以下であり、前記緩衝層の平均厚みは、前記防眩層の平均厚み以上である、請求項1に記載の太陽電池モジュールである。
ここでいう「非強化ガラス」とは、強化ガラス以外のガラスであって圧縮応力層及び引張応力層が形成されていないガラスをいう。
本発明の構成によれば、防眩層が容易に撓む程度に薄い非強化ガラスで形成され、緩衝層の厚みが0.5mm以上であって防眩層の厚み以上であるので、外部から物理的衝撃を受けたときの防眩層の撓みを緩衝層が吸収でき、曲げ破壊が生じにくい。
請求項3に記載の発明は、前記防眩層は、前記第1封止部材を正面視したときに、前記表面凹凸が形成されている防眩領域があり、前記防眩領域は、JIS Z 8741:1997に準ずる60度鏡面光沢度が6パーセント以下であって、前記一方の主面の法線に対して60度の角度で光を入射したときの最大反射率が1パーセント以下であり、さらに、前記防眩領域は、JIS B 0601:2013に準ずる算術平均粗さRaが0.2μm以上1μm以下である、請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールである。
本発明の構成によれば、良好な防眩機能を発揮できる。
請求項4に記載の発明は、前記第1封止部材は、前記防眩層の前記表面凹凸を覆う保護層を有し、前記保護層は、平均厚みが1μm以上10μm以下であって、フッ素系樹脂で形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールである。
ここでいう「フッ素系樹脂」とは、フッ素樹脂だけではなく、フッ素樹脂の骨格構造を維持しつつ、その一部のみが他の置換基と置換されたもの等を含む。
本発明の構成によれば、表面での耐衝撃性をさらに向上できる。
ところで、従来から、太陽電池を壁等に設置する場合、同じデザインの太陽電池モジュールを屋根や壁面に敷き詰めて設置されていた。そのため、どの部分の太陽電池モジュールでも一様に同じデザインとなり、単調で面白味にかける外観となっていた。
そこで、請求項5に記載の発明は、前記防眩層は、前記第1封止部材を正面視したときに、前記表面凹凸が形成された防眩領域と、前記表面凹凸が形成されていない非防眩領域を有し、前記非防眩領域は、所定の模様を形成している、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールである。
ここでいう「模様」には、図形や絵、文字等を含む。
本発明の構成によれば、防眩領域と非防眩領域の間の可視光の光散乱の度合の差によって、太陽光が当たったときに非防眩領域の模様が浮かび上がって見える。そのため、従来にはないデザイン性に優れた太陽電池モジュールとなる。
請求項6に記載の発明は、前記緩衝層は、以下の(1)又は(2)の構成を満たし、正面視したときに少なくとも前記太陽電池セルと重なる部分が着色されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールである。
(1)前記緩衝層は、色素層と樹脂層を含む積層構造である。
(2)前記緩衝層は、樹脂中に色素成分を含んだ単層である。
本発明の構成によれば、太陽電池セルと重なる部分が着色されているため、太陽電池セルを目立ちにくくでき、外観上、太陽電池セルを内蔵した太陽電池モジュールであると判別しにくくできる。
ところで、太陽電池モジュールを建物の壁面を形成する外装用の建材として使用する場合、強度だけではなく、遮音性や防音性等といった発電以外の付加的な機能も求められる。
そこで、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールを使用する壁面形成部材であって、建物の外壁面を形成する壁面形成部材において、前記第2封止部材は、第2強化ガラス層を有し、前記第2強化ガラス層は、前記太陽電池セルとは反対側の表面に圧縮応力層を有する強化ガラスで構成されている、壁面形成部材である。
本発明の構成によれば、2つの強化ガラス層を備えているため、壁面を形成する建材としての強度を確保できる。
また、本発明の構成によれば、二重のガラスとなっているので、バックシート等の封止シートで封止する場合に比べて断熱性能及び防音性能を発揮できる。
ところで、近年、ドローン等の飛行体の発達により、テレビ等の放送で上空から地面が撮影される機会が多くなっている。そこで、遊休地等で太陽電池モジュールによる大規模発電を行っている会社の中には、太陽電池モジュールを一般の視聴者等に自社を知らしめる広告媒体として使用したいという要望がある。
そこで、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールを複数有する太陽電池システムであって、前記複数の太陽電池モジュールには、第1太陽電池モジュールと、前記第1太陽電池モジュールの緩衝層とは異なる色に着色された緩衝層を有する第2太陽電池モジュールがあり、前記第2太陽電池モジュールの緩衝層は、以下の(3)又は(4)の構成を満たし、正面視したときに実質的に全面が着色されており、前記第1太陽電池モジュールと前記第2太陽電池モジュールは、緩衝層の色の違いにより所定の模様になるように並んでいる、太陽電池システムである。
(3)前記緩衝層は、色素層と樹脂層を含む積層構造である。
(4)前記緩衝層は、樹脂中に色素成分を含んだ単層である。
ここでいう「色」には、有色だけでなく、無色を含む。
ここでいう「異なる色」とは、濃淡も含む。
ここでいう「実質的に全面が着色される」とは、全面の95パーセント以上の領域が着色されていることをいう。
本発明の構成によれば、緩衝層の色が異なる第1太陽電池モジュールと第2太陽電池モジュールが所定の模様になるように並んでいるので、例えば、会社のロゴタイプやシンボルマーク、ロゴマーク(ロゴタイプとシンボルマークが合わさったもの)等の模様になるように並べることによって、飛行体等により遠くから視たときに、一体感のある模様を浮かび上がらせることができる。
本発明の太陽電池モジュール、壁面形成部材、及び太陽電池システムによれば、圧縮応力層と防眩層の間に緩衝層が設けられているため、外部からの衝撃による第1強化ガラス層での自然破損の発生を抑制できる。
本発明の第1実施形態における太陽電池モジュールの設置状況を示す斜視図である。 図1の太陽電池モジュールの斜視図である。 図2の太陽電池モジュールのA-A断面図であり、理解を容易にするためにハッチングを一部省略している。 本発明の第2実施形態の太陽電池モジュールの断面図であり、理解を容易にするためにハッチングを一部省略している。 本発明の第3実施形態の太陽電池モジュールの説明図であり、(a)は正面図であり、(b)は断面斜視図である。 本発明の第4実施形態の太陽電池システムの斜視図であり、第2太陽電池モジュールの受光面にドットを施している。 図6の第2太陽電池モジュールの断面図であり、理解を容易にするためにハッチングを一部省略している。 本発明の他の実施形態の太陽電池システムの斜視図であり、防眩領域をドットで示している。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、物性については、摂氏25度、1気圧換算とする。
本発明の第1実施形態の太陽電池モジュール1は、図1のように、家やビル等の建物の壁面4に取り付けられ、建物の外壁面を形成する壁面形成部材である。すなわち、太陽電池モジュール1は、水平面に対して実質的に垂直に立ち上がった壁面4に受光面7が鉛直方向に対して直交する方向を向く縦姿勢で設置されるものである。
ここでいう「実質的に垂直」とは、完全な垂直(90度)の状態だけではなく、完全な垂直の状態に対してプラスマイナス3度以下の角度で傾いた状態も含む。すなわち、「実質的に垂直」とは、垂直状態を基準として-3度から3度までの範囲をいう。
本実施形態での太陽電池モジュール1は、図2,図3のように、一方の主面が受光面7となる片面受光型の太陽電池モジュールであり、主要構成部材として、第1封止部材2と、太陽電池ユニット3と、接着封止層5と、第2封止部材6を備えている。
第1封止部材2は、図3のように、太陽電池モジュール1の一方の主面たる受光面7を構成する部材であり、受光面7側から防眩層10と、緩衝層11と、第1強化ガラス層12が積層されている。
防眩層10は、図3の拡大図のように、受光側の表面に微細な表面凹凸16が形成され、表面凹凸16によって可視光を散乱させるものである。すなわち、防眩層10は、緩衝層11とは反対側の表面に表面凹凸16が形成されており、受光面7を構成している。
防眩層10は、フィルム状又は板状の部材であり、本実施形態では、板状の非強化ガラスの表面にブラスト加工によって表面凹凸16が形成されたものである。
防眩層10の平均厚みは、0.05mm以上0.7mm以下であることが好ましい。
この範囲であれば、撓む程度の薄さであって弾性変形しやすく、外部からの衝撃を受けたときに割れずに弾性変形して緩衝層11側に逃がすことができる。
防眩層10は、正面視したときに、表面凹凸16が形成され、防眩機能を発揮する防眩領域15を備えている。
本実施形態では、防眩領域15は、防眩層10の全面に形成されている。
防眩層10は、JIS K 7171:2016(ISO 178:2010)に準ずる曲げ弾性率が2GPa以上であることが好ましく、60GPa以上であることがより好ましい。
防眩層10は、当該曲げ弾性率が120GPa以下であることが好ましい。
これらの範囲であれば、防眩層10での曲げ破壊が生じにくい。
防眩領域15は、JIS Z 8741:1997(ISO 2813:1994及びISO 7668:1986に対応)に準ずる60度鏡面光沢度が6パーセント以下であることが好ましい。
防眩領域15は、受光面7の法線に対して60度の角度で光を入射したときの最大反射率が1パーセント以下であることが好ましい。
防眩領域15は、JIS B 0601:2013(ISO 4287:1997に対応)に準ずる算術平均粗さRaが0.2μm以上1μm以下であり、最大高さ粗さRzが5μm以上50μm以下であることが好ましい。
これらの範囲であれば、ぎらつきが生じにくく、眩しくない太陽電池モジュールとなる。
防眩領域15は、単位面積当たりのクラックの面積(表面クラック面積)が1パーセント未満であることが好ましい。
ここでいう「クラック」とは、防眩層10の表面から概ね5μm以上の深さを有するひび割れや破折をいう。
この範囲であれば、自然破壊の発生を抑制できる。
緩衝層11は、防眩層10で受けた物理的衝撃を緩和させる層であり、図3のように、防眩層10と第1強化ガラス層12を接着する接着層である。
緩衝層11は、弾性変形可能なシート状又は板状の部材である。
緩衝層11は、透明性と接着性を有していれば、特に限定されない。例えば、ポリビニルブチラール樹脂(PVB樹脂)やエチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EVA樹脂)、アイオノマー樹脂などの熱可塑性樹脂が採用できる。
本実施形態の緩衝層11は、着色しておらず、無色透明である。
緩衝層11の平均厚みは、0.5mm以上であり、0.8mm以下であることが好ましい。この範囲であれば、防眩層10で受けた衝撃を十分に緩和でき、厚みも大きくなりすぎない。
緩衝層11の平均厚みは、防眩層10の平均厚み以上であることが好ましい。
緩衝層11は、JIS K 7171:2016(ISO 178:2010)に準ずる曲げ弾性率が防眩層10の曲げ弾性率以下であり、防眩層10の曲げ弾性率未満であることが好ましい。
緩衝層11は、当該曲げ弾性率が1GPa以上10GPa以下であることがより好ましい。
この範囲であれば、形状を維持しつつ、防眩層10で受けた衝撃を十分に緩和できる。
第1強化ガラス層12は、板状の熱強化ガラスで構成されており、図3のように、第1圧縮応力層20と、第1引張応力層21と、第2圧縮応力層22を備えている。
第1強化ガラス層12の平均厚みは、2.5mm以上4mm以下であることが好ましい。この範囲であれば、十分な強度を確保でき、厚みも厚くなりすぎない。
本実施形態の第1圧縮応力層20及び第2圧縮応力層22は、それぞれ平均厚みが第1強化ガラス層12の平均厚みの1/6の厚みとなっており、通常の化学強化ガラスの圧縮応力層よりも厚い。
太陽電池ユニット3は、図3のように、主要構成部材として、複数の太陽電池セル30と、配線部材31を備え、太陽電池セル30が配線部材31を介して直列又は並列接続されている。
太陽電池セル30は、結晶型の太陽電池セルであり、本実施形態では結晶シリコン太陽電池である。すなわち、本実施形態の太陽電池セル30は、支持基板として半導体基板を使用し、半導体基板上に半導体層が積層されたものである。
配線部材31は、隣接する太陽電池セル30間を接続する金属配線である。
接着封止層5は、図3のように、第1封止部材2と第2封止部材6を接着する接着層であり、太陽電池セル30を埋没させて封止する封止層である。
接着封止層5は、2つの透明封止材で太陽電池ユニット3を挟み、2つの透明封止材が熱融着されて形成されるものである。すなわち、接着封止層5は、第1透明樹脂層35と、第2透明樹脂層36の二層構造となっている。
本実施形態の接着封止層5は、上記の機能に加えて断熱性を有した断熱層でもある。
接着封止層5を構成する透明樹脂層35,36は、透明性と接着性と封止性を有していれば、特に限定されない。透明樹脂層35,36は、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)などの熱可塑性樹脂が採用できる。
なお、透明樹脂層35,36は、同じ材料で構成されていてもよいし、異なる材料で構成されていてもよい。
第2封止部材6は、第1封止部材2とともに太陽電池ユニット3を封止する部材であり、図3のように、第2強化ガラス層40を備えている。
第2強化ガラス層40は、板状の熱強化ガラスで構成されており、第3圧縮応力層41と、第2引張応力層42と、第4圧縮応力層43を備えている。
第2強化ガラス層40の平均厚みは、2.5mm以上4mm以下であることが好ましい。この範囲であれば、十分な強度を確保でき、厚みも厚くなりすぎない。
第3圧縮応力層41及び第4圧縮応力層43は、それぞれ平均厚みが第1強化ガラス層12の平均厚みの1/6の厚みとなっており、通常の化学強化ガラスの圧縮応力層よりも厚い。
続いて、本発明の第1実施形態の太陽電池モジュール1の各部位の位置関係について説明する。
太陽電池モジュール1は、図3のように、第1封止部材2と第2封止部材6の間が接着封止層5で充填されており、太陽電池ユニット3が接着封止層5内に埋没している。すなわち、第1封止部材2と第2封止部材6は、接着封止層5によって接着されており、太陽電池ユニット3は、接着封止層5によって封止されている。
緩衝層11は、第1強化ガラス層12の第1圧縮応力層20と直接接しており、太陽電池ユニット3を基準として、第1強化ガラス層12の外側に位置している。
防眩層10は、緩衝層11と直接接しており、太陽電池ユニット3を基準として、緩衝層11の外側に位置している。
このように、太陽電池モジュール1は、受光面7側から順に、防眩層10、緩衝層11、第1強化ガラス層12、第1透明樹脂層35、太陽電池セル30、第2透明樹脂層36、第2強化ガラス層40が積層された断面構造を備えている。
続いて、本発明の第1実施形態の太陽電池モジュール1を建物の壁面4に取り付けられ、外壁を形成したときの各部位の位置関係について説明する。
太陽電池モジュール1は、図1のように、他の太陽電池モジュール1とともに、建物の壁面4の外面に取り付けられており、第2封止部材6は、第1封止部材2に対して建物の壁面4側に位置している。すなわち、各太陽電池モジュール1の防眩層10で構成される受光面7は、建物の外壁面を構成している。
建物の壁面4には、複数の太陽電池モジュール1が縦方向及び横方向に隙間なく並設されており、壁面構造が形成されている。
本実施形態の太陽電池モジュール1によれば、第1強化ガラス層12とは別途防眩層10を設けるので、強化ガラスに表面凹凸を形成することによる第1強化ガラス層12の製造時の自然破損や潜在的な亀裂の発生を防止できる。
本実施形態の太陽電池モジュール1によれば、第1強化ガラス層12と防眩層10との間に平均厚みが0.5mm以上の緩衝層11が介在している。そのため、外部からの物理的衝撃が防眩層10に伝わっても、緩衝層11で緩和され、第1強化ガラス層12の第1圧縮応力層20を超えて第1引張応力層21に伝達されることを防止できる。その結果、外部からの物理的衝撃による自然破壊の発生を抑制できる。
本実施形態の太陽電池モジュール1によれば、可視光を散乱させる防眩層10を備えているため、防眩機能を確保できる。
本実施形態の太陽電池モジュール1によれば、厚み方向に間隔を空けて第1強化ガラス層12と第2強化ガラス層40を備えているため、二重ガラスとなり、断熱性能及び防音性能を発揮できる。
続いて、本発明の第2実施形態の太陽電池モジュール100について説明する。なお、第1実施形態の太陽電池モジュール1と同様の構成は、同様の付番をして説明を省略する。以下、同様とする。
本発明の第2実施形態の太陽電池モジュール100は、第1封止部材102の構造が第1実施形態と異なる。
第2本実施形態の第1封止部材102は、図4のように、受光側から保護層103と、防眩層10と、緩衝層11と、第1強化ガラス層12を備えている。すなわち、第1封止部材102は、防眩層10の表面に保護層103を備えている。
保護層103は、防眩層10の表面凹凸16を覆う保護膜であって、太陽電池モジュール100の最表面に位置し、受光面7を構成するものである。
保護層103は、防眩層10の表面凹凸16に比べて表面が平滑となっている。
保護層103の平均厚みは、1μm以上10μm以下であることが好ましい。
この範囲であれば、高い耐衝撃性を維持しつつ、防眩層10の表面凹凸16での防眩機能の低下を抑制できる。
保護層103は、フッ素系樹脂で形成されていることが好ましく、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などが好適に採用できる。
本実施形態の太陽電池モジュール100によれば、防眩層10の表面が保護層103でコーティングされているため、表面の耐衝撃性をさらに向上できる。また、ブラスト加工時に防眩層10にクラックが形成されていても、保護層103でクラックを埋めることができ、クラックの拡大を防止できる。
続いて、本発明の第3実施形態の太陽電池モジュール150について説明する。
本発明の第3実施形態の太陽電池モジュール150は、防眩層151の構造が第1実施形態の太陽電池モジュール1と異なる。
第3実施形態の防眩層151は、図5のように、部分的にブラスト加工が施されており、部分的に表面凹凸16が形成されている。すなわち、防眩層151は、正面視したときに、表面凹凸16が形成された防眩領域15と、表面凹凸16が形成されていない非防眩領域153が形成されている。
非防眩領域153は、防眩領域15よりも平滑な領域であり、防眩機能がない領域である。
非防眩領域153は、算術平均粗さRaが5nm以下であり、最大高さ粗さRzが50nm以下であることが好ましい。すなわち、非防眩領域153は、算術平均粗さRa及び最大高さ粗さRzのいずれも防眩領域15よりも小さい。
非防眩領域153は、防眩領域15よりも60度鏡面光沢度が高く、受光面7の法線に対して60度の角度で光を入射したときの最大反射率も高い。
非防眩領域153は、所定の模様を形成しており、当該所定の模様の輪郭を防眩領域15が形成している。
非防眩領域153が形成する模様は、特に限定されるものではない。当該模様としては、例えば、文字や絵、図形等が挙げられる。さらに詳細な具体例を挙げると、当該模様としては、会社のロゴタイプやシンボルマーク、ロゴマーク(ロゴタイプとシンボルマークが合わさったもの)、自己の太陽電池モジュール150に関する情報(製造番号、製造年月日等)、幾何学模様などがある。
第3実施形態の太陽電池モジュール150によれば、防眩加工がされている防眩領域15と防眩加工がされていない非防眩領域153があり、非防眩領域153が所定の模様を形成している。そのため、光が受光面7に当たったときに非防眩領域153だけが輝き、所定の模様が浮き上がって見える。その結果、今までにない意匠性に優れた外観を呈する太陽電池モジュールとなる。
続いて、本発明の第4実施形態の太陽電池システム200について説明する。
本発明の第4実施形態の太陽電池システム200は、いわゆるメガソーラーと呼ばれる大規模発電システムであり、遊休地等に複数の太陽電池モジュール201が並設されたものである。すなわち、太陽電池システム200は、図6のように、複数の太陽電池モジュール201を備えており、複数の太陽電池モジュール201が架台等の固定部材203によって水平面に対して所定の角度で傾斜する姿勢で並設されるものである。
太陽電池システム200を構成する太陽電池モジュール201の中には、緩衝層の構造が異なる少なくとも2種類の太陽電池モジュール201a,201bがある。
第1太陽電池モジュール201aは、第1実施形態の太陽電池モジュール1と同様のものであり、緩衝層11が無色透明となっている。
第2太陽電池モジュール201bは、図7のように、緩衝層202の構造が第1太陽電池モジュール201aと異なっており、樹脂層205と、色素層206を含む積層構造となっている。
樹脂層205は、弾性変形可能な透明樹脂層である。
樹脂層205には、緩衝層11と同様のものが使用でき、例えば、ポリビニルブチラール樹脂(PVB)やエチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、アイオノマー樹脂などの熱可塑性樹脂が採用できる。
なお、樹脂層205は、透明樹脂中に色素成分を含んだ有色透明の層であってもよい。
色素層206は、有色透明に着色されたシート又はフィルムである。
色素層206は、第1太陽電池モジュール201aの緩衝層11の色と異なる色であれば、特に限定されない。色素層206としては、例えば、カラーフィルムや金属光沢をもつ金属薄膜等が採用できる。
第2太陽電池モジュール201bは、正面視したときに緩衝層202によって実質的に受光面7の全面が着色されている。すなわち、第2太陽電池モジュール201bは、正面視したときに有色の緩衝層202が少なくとも太陽電池セル30と重なっており、太陽電池セル30が見えにくくなっている。
続いて、第4実施形態の太陽電池システム200の各部材の位置関係について説明する。
第1太陽電池モジュール201aと第2太陽電池モジュール201bは、正面視したときに、いずれも緩衝層11,202の色が外観に反映されている。
第1太陽電池モジュール201aと第2太陽電池モジュール201bは、図6のように、緩衝層11,202の色の違いによって所定の模様になるように並んでいる。
本実施形態の太陽電池システム200では、着色された第2太陽電池モジュール201bが集まって所定の模様を形成し、第1太陽電池モジュール201aは、その模様の周囲に配されて模様の輪郭を形成している。すなわち、第2太陽電池モジュール201bは、隣接する他の第2太陽電池モジュール201bとともに模様を構成している。
第1太陽電池モジュール201aと第2太陽電池モジュール201bの色の違いで形成される模様は、特に限定されるものではない。当該模様としては、例えば、文字や絵、図形等が挙げられる。さらに詳細な具体例を挙げると、当該模様としては、会社のロゴタイプやシンボルマーク、ロゴマーク(ロゴタイプとシンボルマークが合わさったもの)、自己の太陽電池システム200に関する情報、幾何学模様などがある。
第4実施形態の太陽電池システム200によれば、緩衝層11,202の色が異なる第1太陽電池モジュール201aと第2太陽電池モジュール201bで所定の模様を形成する。そのため、飛行体等で上空からみたときや、建物の屋上からみたときに、所定の模様が強調され、今までにない意匠性に優れた外観を呈する太陽電池システムとなる。
第4実施形態の第2太陽電池モジュール201bによれば、正面視したときに、着色された緩衝層202が少なくとも太陽電池セル30と重なる部分を着色されているので、太陽電池セル30が緩衝層202の色で見えにくくできる。そのため、例えば、第2太陽電池モジュール201bを第1実施形態のように外壁面を構成する壁面形成部材とし、適宜色を設定する。こうすることで、化粧パネル等の他の壁面形成部材と同様の外観を呈することが可能であり、外観上、太陽電池モジュールと判別しにくくできる。
上記した第4実施形態では、緩衝層202は、樹脂層205と色素層206の積層構造であり、色素層206の色が反映されて着色されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。緩衝層202は、透明樹脂中に色素成分を含んだ単層であってもよい。
上記した第4実施形態では、第1太陽電池モジュール201aは、無色透明であったが、本発明はこれに限定されるものではない。第1太陽電池モジュール201aは、緩衝層11の色が第2太陽電池モジュール201bの緩衝層202の色と異なっていれば、有色透明であってもよい。
上記した第3実施形態では、一枚の太陽電池モジュール150において非防眩領域153で所定の模様を形成していたが、本発明はこれに限定されるものではない。非防眩領域153をもつ複数の太陽電池モジュール150を組み合わせて一つの模様を形成してもよい。例えば、隣接する他の太陽電池モジュールとともに一つの模様を形成してもよい。
上記した第1~3実施形態では、太陽電池モジュール1,100,150は、水平面に対して実質的に垂直な壁面4に取り付けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。太陽電池モジュール1,100,150は、実質的に水平となる建物の床面や天面、屋根に取り付けられていてもよいし、図8のように、水平面に対して傾斜した架台等の固定部材に取り付けられていてもよい。
ここでいう「実質的に水平」とは、完全な水平(0度)の状態だけではなく、完全な水平の状態に対してプラスマイナス3度以下の角度で傾いた状態も含む。すなわち、「実質的に水平」とは、水平状態を基準として-3度から3度までの範囲をいう。
上記した実施形態では、片面が受光面7となる片面受光型の太陽電池モジュール1,100,150,201について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。両面が受光面となる両面受光型の太陽電池モジュールであってもよい。この場合、窓やベランダの手すり等に好適に使用できる。
上記した実施形態では、太陽電池セル30は、結晶型の太陽電池セルであったが、本発明はこれに限定されるものではない。太陽電池セル30は、薄膜型の太陽電池セル等の他の種類の太陽電池セルであってもよい。例えば、太陽電池セルとして薄膜シリコン太陽電池を使用する場合、第1強化ガラス層12を支持基板とすることが好ましい。この場合、受光面7側から順に、防眩層10、緩衝層11、第1強化ガラス層12、太陽電池セル、第2透明樹脂層36、第2強化ガラス層40が積層された断面構造を備えることが好ましい。
上記した実施形態の太陽電池モジュール1,100,150,201は、厚み方向に光が透過するシースルー型の太陽電池モジュールであってもよい。この場合、窓等に好適に使用できる。
上記した実施形態では、強化ガラス層12,40は、物理強化ガラスで構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。強化ガラス層12,40は、化学強化ガラスで構成されていてもよい。
上記した実施形態では、第2封止部材6として強化ガラスで構成された第2強化ガラス層40を使用していたが、本発明はこれに限定されるものではない。第2封止部材6として樹脂製の封止シートを使用してもよい。
上記した実施形態では、片面にのみ防眩加工を施していたが、本発明はこれに限定されるものではない。両面に防眩加工を施してもよい。例えば、太陽電池セル30を基準として第2強化ガラス層40の外側にも緩衝層11及び防眩層10を設けてもよい。
上記した実施形態は、本発明の技術的範囲に含まれる限り、各実施形態間で各構成部材を自由に置換や付加できる。
1,100,150 太陽電池モジュール
2,102 第1封止部材
3 太陽電池ユニット
4 建物の壁面
5 接着封止層
6 第2封止部材
7 受光面
10,151 防眩層
11,202 緩衝層
12 第1強化ガラス層
15 防眩領域
16 表面凹凸
20 第1圧縮応力層
30 太陽電池セル
31 配線部材
40 第2強化ガラス層
43 第4圧縮応力層
103 保護層
153 非防眩領域
200 太陽電池システム
201a 第1太陽電池モジュール
201b 第2太陽電池モジュール
205 弾性層
206 色素層

Claims (8)

  1. 第1封止部材と、第2封止部材と、太陽電池セルを含み、前記太陽電池セルが前記第1封止部材と前記第2封止部材の間に配された太陽電池モジュールであって、
    前記第1封止部材は、前記太陽電池モジュールの一方の主面を形成するものであって、前記太陽電池セル側から、第1強化ガラス層と、緩衝層と、防眩層が積層されており、
    前記第1強化ガラス層は、前記緩衝層側の表面に圧縮応力層を有する強化ガラスで構成されており、
    前記緩衝層は、平均厚みが0.5mm以上であって、弾性変形可能であり、
    前記防眩層は、フィルム状又は板状であって、前記緩衝層とは反対側の表面に可視光を散乱させる表面凹凸が形成されている、太陽電池モジュール。
  2. 前記防眩層は、非強化ガラスで形成されたものであって、平均厚みが0.05mm以上0.7mm以下であり、
    前記緩衝層の平均厚みは、前記防眩層の平均厚み以上である、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記防眩層は、前記第1封止部材を正面視したときに、前記表面凹凸が形成されている防眩領域があり、
    前記防眩領域は、JIS Z 8741:1997に準ずる60度鏡面光沢度が6パーセント以下であって、前記一方の主面の法線に対して60度の角度で光を入射したときの最大反射率が1パーセント以下であり、
    さらに、前記防眩領域は、JIS B 0601:2013に準ずる算術平均粗さRaが0.2μm以上1μm以下である、請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記第1封止部材は、前記防眩層の前記表面凹凸を覆う保護層を有し、
    前記保護層は、平均厚みが1μm以上10μm以下であって、フッ素系樹脂で形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記防眩層は、前記第1封止部材を正面視したときに、前記表面凹凸が形成された防眩領域と、前記表面凹凸が形成されていない非防眩領域を有し、
    前記非防眩領域は、所定の模様を形成している、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記緩衝層は、以下の(1)又は(2)の構成を満たし、正面視したときに少なくとも前記太陽電池セルと重なる部分が着色されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
    (1)前記緩衝層は、色素層と樹脂層を含む積層構造である。
    (2)前記緩衝層は、樹脂中に色素成分を含んだ単層である。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールを使用する壁面形成部材であって、建物の外壁面を形成する壁面形成部材において、
    前記第2封止部材は、第2強化ガラス層を有し、
    前記第2強化ガラス層は、前記太陽電池セルとは反対側の表面に圧縮応力層を有する強化ガラスで構成されている、壁面形成部材。
  8. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールを複数有する太陽電池システムであって、
    前記複数の太陽電池モジュールには、第1太陽電池モジュールと、前記第1太陽電池モジュールの緩衝層とは異なる色に着色された緩衝層を有する第2太陽電池モジュールがあり、
    前記第2太陽電池モジュールの緩衝層は、以下の(3)又は(4)の構成を満たし、正面視したときに実質的に全面が着色されており、
    前記第1太陽電池モジュールと前記第2太陽電池モジュールは、緩衝層の色の違いにより所定の模様になるように並んでいる、太陽電池システム。
    (3)前記緩衝層は、色素層と樹脂層を含む積層構造である。
    (4)前記緩衝層は、樹脂中に色素成分を含んだ単層である。
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