JP2018100499A - 窓、二重窓、反射抑制フィルムの施工方法及び建築物 - Google Patents
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Abstract
【課題】入射した光の反射を抑制できる窓を提供する。【解決手段】第1空間と第2空間との間において前記第1空間と前記第2空間に向けて開口した開口部に設置される窓1であって、少なくとも1枚の窓部材10と、透明基材24と高屈折率層22及び低屈折率層21を有し、入射した光の反射を抑制する反射抑制フィルム20と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、窓、二重窓、反射抑制フィルムの施工方法及び窓を備えた建築物に関する。
建築物の窓においては、省エネルギー化、快適性向上を背景として、遮熱効果、断熱効果、遮音効果、安全性の確保等を達成するための技術が各種提案されている。
しかし、上記窓に関する技術の発達、窓環境の多様化等により、外光の映り込みによる窓本来の視認性が損なわれるという問題が生じている。
本発明の目的は、入射した光の反射を抑制できる窓、二重窓、反射抑制フィルムの施工方法及び建築物を提供することである。
本発明の一実施形態によれば、第1空間と第2空間との間において前記第1空間と前記第2空間に向けて開口した開口部に設置される窓であって、少なくとも1枚の窓部材と、透明基材と高屈折率層及び低屈折率層を有し、入射した光の反射を抑制する反射抑制フィルムと、を備えた窓が提供される。
本発明の一実施形態の窓において、前記窓部材は、前記第1空間側の第1面及び前記2空間側の第2面を有し、前記反射抑制フィルムが、前記窓部材の前記第1面又は前記第2面の少なくとも一方に配置されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記窓は、前記窓部材を複数枚有し、少なくとも2枚の前記窓部材が中間膜の接着により一体化されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記窓は、前記窓部材を複数枚有し、少なくとも1組の前記窓部材が密閉された空間を挟んでいてもよい。
本発明の一実施形態によれば、第1空間と第2空間との間において前記第1空間と前記第2空間に向けて開口した開口部に設置される二重窓であって、第1の窓部材を有する第1窓と、第2の窓部材を有し、前記第1窓よりも前記第2空間側に配置された第2窓と、を備え、前記第1窓及び前記第2窓が、空気層を介して配置され、前記反射抑制フィルムが、前記第1窓又は前記第2窓の少なくとも一方に配置された二重窓が提供される。
本発明の一実施形態において、前記窓は、透明ガラス、光拡散ガラス、光反射ガラス又は光吸収ガラスを備えていてもよい。
本発明の一実施形態において、前記窓は、前記反射抑制フィルムが配置される側と反対側に光機能性層が配置されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記窓は、前記反射抑制フィルムが配置された側に光機能性層が配置されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記窓は、前記反射抑制フィルムを複数備え、複数の前記反射抑制フィルムが、前記窓の少なくとも一方の側に並べて配置されてもよい。
本発明の一実施形態において、複数の前記反射抑制フィルムは、前記窓が前記開口部に設置された状態において、鉛直方向又は水平方向の少なくとも一方向に沿って、前記窓の少なくとも一方の側に並べて配置されてもよい。
本発明の一実施形態において、複数の前記反射抑制フィルムが配置された側又は反対側に、少なくとも複数の前記反射抑制フィルムが配置された領域を覆う大きさを有する前記反射抑制フィルムが配置されてもよい。
本発明の一実施形態において、複数の前記反射抑制フィルムのうち、少なくとも1枚の前記反射抑制フィルムの光反射率が、他の前記反射抑制フィルムの光反射率又は前記反射抑制フィルムの配置されていない領域の光反射率と異なっていてもよい。
本発明の一実施形態において、複数の前記反射抑制フィルムのうち、少なくとも1枚の前記反射抑制フィルムは、前記窓の中央域に配置された他の前記反射抑制フィルムを囲むように配置され、少なくとも1枚の前記反射抑制フィルムの光反射率が、他の前記反射抑制フィルムの光反射率又は前記反射抑制フィルムの配置されていない領域の光反射率と異なってもよい。
本発明の一実施形態において、前記反射抑制フィルムが、前記窓部材の一領域に配置されもよい。
本発明の一実施形態において、前記反射抑制フィルムが、前記窓部材の中央域に配置されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記窓の前記第1空間側に配置された前記反射抑制フィルムの光反射率が、前記第2空間側に配置された前記反射抑制フィルムの光反射率と異なってもよい。
本発明の一実施形態において、前記反射抑制フィルムが、前記窓部材の中央域に配置されてもよい。
本発明の一実施形態において、前記窓の前記第1空間側に配置された前記反射抑制フィルムの光反射率が、前記第2空間側に配置された前記反射抑制フィルムの光反射率と異なってもよい。
本発明の一実施形態において、前記反射抑制フィルムの前記低屈折率層は、中空シリカ粒子を含有してもよい。
本発明の一実施形態において、前記反射抑制フィルムが、帯電防止機能を有していてもよい。
本発明の一実施形態によれば、前記反射抑制フィルムを、前記窓の前記第1空間側又は前記第2空間側の少なくとも一方に配置する工程を備える反射抑制フィルムの施工方法が提供される。
本発明の一実施形態によれば、窓と、第1空間と第2空間との間において前記第1空間と前記第2空間に向けて開口した開口部を有し、前記開口部に前記窓が設置された壁と、を備えた建築物が提供される。
本発明によれば、入射した光の反射を抑制できる窓、反射抑制フィルムの施工方法及び建築物を提供することができる。
以下、本発明の実施形態ついて説明する。なお、本明細書に添付した図面においては、理解しやすさ等を考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更又は誇張している。また、各図においては、部材の断面を示すハッチングを省略する。
本明細書等において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「方向」、「側」等については、その用語の厳密な意味に加えて、同様の光学的機能を奏し、概ねその方向及び側とみなせる範囲を含む。
本明細書等において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「方向」、「側」等については、その用語の厳密な意味に加えて、同様の光学的機能を奏し、概ねその方向及び側とみなせる範囲を含む。
反射抑制フィルムの多くの使用形態のうち、一使用形態に即して説明する場合において、以下に説明する図面にはXYZの直交座標系を記載した。この座標系は、反射抑制フィルムを窓ガラスに貼り付けた状態、すなわち、反射抑制フィルムを建築物に鉛直に配置した状態における上下(鉛直)方向をY方向、左右(水平)方向をX方向、厚み方向をZ方向とする。ここで、上下方向(Y方向)のうち、上側をY1側とし、下側をY2側とする。左右方向(X方向)のうち、右側をX1側とし、左側をX2側とする。厚さ方向(Z方向)のうち、室内(第1空間)側をZ1側とし、室外(第2空間)側をZ2側とする。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の窓1及び窓1が設置された建築物4を説明する図である。図1では、建築物4の一部を図示している。
図2は、反射抑制フィルム20及び窓1の層構成を説明する図である。
図1は、第1実施形態の窓1及び窓1が設置された建築物4を説明する図である。図1では、建築物4の一部を図示している。
図2は、反射抑制フィルム20及び窓1の層構成を説明する図である。
図1に示すように、窓1は、壁3に設置されている。本実施形態の壁3は、住宅、オフィスビル等において、室内(第1空間)と室外(第2空間)との境に設けられた外壁である。壁3は、室内と室外との間において、室内と室外に向けて開口した開口部2を備えている。開口部2は、例えば窓枠である。本実施形態の窓1は、壁3に備えられた窓枠に設置されている。なお、壁3は、部屋と部屋との境又は部屋と廊下の境に設けられた内壁(間仕切り壁)等であってもよい。
図2に示すように、窓1は、ガラス(窓部材)10、反射抑制フィルム20及び粘着層30を備える。
以下の説明では、ガラス10の室内側(Z1側)の面を第1面s1、室外側(Z2側)の面を第2面s2ともいう。第2実施形態以降のガラス(110、210等)についても、第1面s1、第2面s2として説明する。
以下の説明では、ガラス10の室内側(Z1側)の面を第1面s1、室外側(Z2側)の面を第2面s2ともいう。第2実施形態以降のガラス(110、210等)についても、第1面s1、第2面s2として説明する。
ガラス10は、室内(Z1側)と室外(Z2側)とを区切る部材である。本実施形態のガラス10は、例えば、石英ガラス、ソーダガラス等の透明なガラス材料により形成される単板ガラスである。
ガラス10は、透明なガラスに限らず、型板ガラス、すりガラス等の光拡散性を有する光拡散ガラスでもよい。また、ガラス10は、Low−E膜、金属膜等を有する光反射ガラスでもよいし、着色ガラスのような一定範囲の波長の光を吸収する光吸収ガラスでもよい。このように、ガラス10は、光透過性を有する部材であれば、どのような光学特性を備えていてもよい。後述する第2実施形態〜第8実施形態についても同じである。
反射抑制フィルム20は、入射した光の反射を抑制するフィルム状の部材である。反射抑制フィルム20は、低屈折率層21、高屈折率層22、ハードコート層23及び透明基材24を備える。
低屈折率層21及び高屈折率層22は、光学干渉機能により、反射抑制フィルム20に反射抑制機能を付与する層である。反射抑制フィルム20は、低屈折率層21及び高屈折率層22に加えて、更に中屈折率層を設けた構成としてもよい。本実施形態の反射抑制フィルム20は、高屈折率層22と透明基材24(後述)との間に、中屈折率層として機能するハードコート層23を備えている。そのため、反射抑制フィルム20には、3層の光学干渉機能により反射抑制機能が付与されている。
低屈折率層21は、例えば、屈折率が1.26〜1.36が好ましく、1.28〜1.34がより好ましく、1.30〜1.32が更に好ましい。
低屈折率層21の厚みは、80〜120nmが好ましく、85〜110nmがより好ましく、90〜105nmであることが更に好ましい。
低屈折率層21の厚みは、80〜120nmが好ましく、85〜110nmがより好ましく、90〜105nmであることが更に好ましい。
低屈折率層21は、例えば、樹脂組成物に低屈折率粒子を含有させた低屈折率層形成用塗布液から形成することができる。
低屈折率粒子は、低屈折率層21の屈折率をより低下させ、且つ良好な表面硬度を確保する観点から、内部に空隙を有する構造の粒子が好ましく用いられる。このような粒子は、例えば、屈折率1.0の空気等の気体が充填されている。このような空隙を有する粒子として、例えば、中空シリカ粒子を用いることができる。
低屈折率粒子は、低屈折率層21の屈折率をより低下させ、且つ良好な表面硬度を確保する観点から、内部に空隙を有する構造の粒子が好ましく用いられる。このような粒子は、例えば、屈折率1.0の空気等の気体が充填されている。このような空隙を有する粒子として、例えば、中空シリカ粒子を用いることができる。
中空シリカ粒子は、低屈折率の塗膜強度を保持しつつ、屈折率を下げる機能を有する。また、中空シリカ粒子をより多く含有させることにより、低屈折率層21の断熱性を向上させることができるため、上記機能を維持しつつ、室内における冷房、暖房の効率をより高めることができる。また、低屈折率層21の断熱性が向上することにより、室内側における結露の発生を抑制できる。また、反対側の窓面に配置されたフィルムにおける結露の発生を抑制でき、劣化も抑制できる。
高屈折率層22は、例えば、屈折率が1.55〜1.85が好ましい。後述するように、本実施形態の高屈折率層22は、2層構成であるため、層ごとに適切な屈折率が設定される。
高屈折率層22の厚みは、2層構成における合計の厚みとして、例えば、200nm以下が好ましく、50〜180nmがより好ましい。
高屈折率層22の厚みは、2層構成における合計の厚みとして、例えば、200nm以下が好ましく、50〜180nmがより好ましい。
高屈折率層22は、例えば、硬化性樹脂組成物及び高屈折率粒子を含む高屈折率層形成用塗布液から形成することができる。
高屈折率粒子としては、例えば、五酸化アンチモン、スズドープ酸化インジウム、アンチモンドープ酸化スズ等の導電性を有する粒子のほか、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム等の非導電性を有する粒子が用いられる。
高屈折率粒子としては、例えば、五酸化アンチモン、スズドープ酸化インジウム、アンチモンドープ酸化スズ等の導電性を有する粒子のほか、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム等の非導電性を有する粒子が用いられる。
図2に示すように、本実施形態の高屈折率層22は、第1高屈折率層22aと、第2高屈折率層22bと、から構成される。このうち、一方の高屈折率層には導電性を有する高屈折率粒子が含有され、他方の高屈折率層には非導電性を有する高屈折粒子が含有されている。
本実施形態の高屈折率層22において、ハードコート層23(後述)の側に位置する第1高屈折率層22aの屈折率よりも、低屈折率層21の側に位置する第2高屈折率層22bの屈折率を高くすることが好ましい。このような構成とすることにより、低屈折率層21との屈折率差を大きくすることができるため、反射率を低くできる。また、高屈折率層22とハードコート層23との屈折率差を小さくできるため、干渉稿の発生を抑制できる。
高屈折率層22を2層構成とした場合、第1高屈折率層22aは、屈折率が1.55〜1.70が好ましい。また、第2高屈折率層22bは、屈折率が1.60〜1.85が好ましい。
高屈折率層22を2層構成とした場合、第1高屈折率層22aは、屈折率が1.55〜1.70が好ましい。また、第2高屈折率層22bは、屈折率が1.60〜1.85が好ましい。
また、高屈折率層22において、導電性を有する高屈折粒子を含有させた層の厚みを、非導電性を有する高屈折粒子を含有させた層の厚みより薄くすることが好ましい。このような構成とすることにより、色味の原因となり得る導電性を有する高屈折粒子の添加量を抑えつつ、帯電防止性を付与することができる。導電性を有する高屈折粒子は、層内でネットワーク化させることにより、少ない添加量で帯電防止性を付与することができるだけでなく、色味及び白化を抑制できる。
ハードコート層23は、反射抑制フィルム20の耐擦傷性を向上させるための層である。ハードコート層23は、透明基材24(後述)と高屈折率層22との間に設けられる。なお、ハードコートとは、JIS K5600−5−4:1999で規定される鉛筆硬度試験で「H」以上の硬度を示すものをいう。
ハードコート層23は、例えば、硬化性樹脂組成物を含むハードコート層塗布液から形成することができる。硬化性樹脂組成物としては、耐擦傷性の観点から、電離放射線硬化性樹脂組成物を用いることが好ましい。
ハードコート層23の厚みは、例えば、0.1〜100μmの範囲が好ましく、0.8〜20μmの範囲がより好ましい。ハードコート層23の厚みが上記範囲にあれば、十分な耐擦傷性が得られると共に、外部からの衝撃に対してクラック等も発生しにくくなり、割れも抑制できる。
ハードコート層23の厚みは、例えば、0.1〜100μmの範囲が好ましく、0.8〜20μmの範囲がより好ましい。ハードコート層23の厚みが上記範囲にあれば、十分な耐擦傷性が得られると共に、外部からの衝撃に対してクラック等も発生しにくくなり、割れも抑制できる。
ハードコート層23の屈折率は、高屈折率層22の屈折率よりも小さくすることが好ましく、1.45〜1.70がより好ましく、1.45〜1.60が更に好ましい。ハードコート層23の屈折率をこのような範囲とすることにより、ハードコート層23を中屈折率層として機能させることができる。これによれば、反射抑制フィルム20に、ハードコート層23、高屈折率層22及び低屈折率層21の3層による光干渉機能による反射抑制機能を付与することができる。なお、干渉稿を抑制する観点から、ハードコート層23の屈折率と透明基材24の屈折率との差を小さくすることが好ましい。
透明基材24は、上記各層を支持するためのフィルム状の部材である。
透明基材24としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリルスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂等の光透過性の高い材料を用いることができる。反射抑制フィルム1を安価に提供するために、PETを採用してもよい。
透明基材24の厚みは、一般的には5〜130μmであり、耐久性、取り扱い性等を考慮すると、10〜100μmが好ましい。
透明基材24としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリルスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂等の光透過性の高い材料を用いることができる。反射抑制フィルム1を安価に提供するために、PETを採用してもよい。
透明基材24の厚みは、一般的には5〜130μmであり、耐久性、取り扱い性等を考慮すると、10〜100μmが好ましい。
粘着層30は、反射抑制フィルム20をガラス10に固定するための層である。粘着層30としては、透明基材24(反射抑制フィルム20)とガラス10との間を透過する光の屈折・反射による損失を抑制するため、これらの層と同等の屈折率を有する材料が用いられる。粘着層30としては、例えば、ウレタンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、アクリル系粘着剤、シリコン系粘着剤等の光透過性の高い材料が用いられる。反射抑制フィルム20に到達する紫外線により、反射抑制フィルム20が劣化するのを抑制する目的で、粘着層30が紫外線吸収剤を含んでいてもよい。
なお、ガラス10に貼り付けられる前の反射抑制フィルム20には、剥離紙(不図示)が貼り付けられている。剥離紙は、粘着層30において、透明基材24に積層された側とは反対側の面に貼り付けられる。剥離紙は、紙片等の基材(不図示)の片面に剥離層を形成したものである。この剥離層は、例えば、基材にシリコン樹脂を含む溶剤を塗布した後、硬化させることにより形成することができる。
反射抑制フィルム20に、剥離紙を貼り付けることにより、低屈折率層21、高屈折率層22、ハードコート層23、透明基材24、粘着層30及び剥離紙が積層された積層体が完成する。反射抑制フィルム20は、剥離紙が付いた積層体の状態で保管、輸送等を行うことができる。
反射抑制フィルム20の施工者は、貼り付けるガラス10の大きさ、形状等に合わせて、ハサミ、カッター等により積層体を裁断する。そして、施工者は、積層体から剥離紙を剥がし、例えば、ガラス10の室内側(Z1側)の全面に貼り付けることにより、反射抑制フィルム20をガラス10に取り付けることができる。
なお、反射抑制フィルム20において、低屈折率層21の表面に、表面保護フィルムを貼り付けてもよい。表面保護フィルムを貼り付けることにより、保管、輸送時だけでなく、ガラス10に反射抑制フィルム20を貼り付ける際の引っ掻き傷の発生、指紋等の付着による汚れを抑制できる。
なお、反射抑制フィルム20において、低屈折率層21の表面に、表面保護フィルムを貼り付けてもよい。表面保護フィルムを貼り付けることにより、保管、輸送時だけでなく、ガラス10に反射抑制フィルム20を貼り付ける際の引っ掻き傷の発生、指紋等の付着による汚れを抑制できる。
(第1実施形態)
次に、第1実施形態の窓1の構成(第1〜第3の構成)について説明する。
図3は、第1実施形態における窓1の構成を説明する図である。図3(A)は、窓1の第1の構成を説明する図である。図3(B)は、窓1の第2の構成を説明する図である。図3(C)は、窓1の第3の構成を説明する図である。
次に、第1実施形態の窓1の構成(第1〜第3の構成)について説明する。
図3は、第1実施形態における窓1の構成を説明する図である。図3(A)は、窓1の第1の構成を説明する図である。図3(B)は、窓1の第2の構成を説明する図である。図3(C)は、窓1の第3の構成を説明する図である。
第1実施形態の窓1は、反射抑制フィルム20が、ガラス10の第1面s1側又は第2面s2の少なくとも一方に配置されている。
図3(A)に示すように、第1の構成の窓1は、ガラス10の第1面s1側に、反射抑制フィルム20が配置されている。この構成は、図2に示す窓1の構成と同じである。
図3(B)に示すように、第2の構成の窓1は、ガラス10の第2面s2側に、反射抑制フィルム20が配置されている。
図3(C)に示すように、第3の構成の窓1は、ガラス10の第1面s1側及び第2面s2側に、それぞれ反射抑制フィルム20が配置されている。
図3(A)に示すように、第1の構成の窓1は、ガラス10の第1面s1側に、反射抑制フィルム20が配置されている。この構成は、図2に示す窓1の構成と同じである。
図3(B)に示すように、第2の構成の窓1は、ガラス10の第2面s2側に、反射抑制フィルム20が配置されている。
図3(C)に示すように、第3の構成の窓1は、ガラス10の第1面s1側及び第2面s2側に、それぞれ反射抑制フィルム20が配置されている。
第1実施形態のガラス10として、透明なガラス、光吸収ガラスを用いた場合、反射抑制フィルム20は、図3(A)〜(C)に示すいずれかの形態で配置できる。ガラス10として光吸収ガラスを用いた場合、光吸収により外光の映り込みが透明なガラスよりも強く視認されるが、反射抑制フィルム20を配置することにより、入射した光の反射をより効果的に抑制できる。
ガラス10として、型板ガラス、すりガラス等の光拡散性を有する光拡散ガラスを用いた場合、反射抑制フィルム20は、光拡散性を損なわないようにするため、平坦面側に配置することが好ましい。ガラス10として、Low−E膜、金属膜等の光反射ガラスを用いた場合、反射抑制フィルム20は、光反射性を損なわないようにするため、未成膜側に配置することが好ましい。
第1実施形態の窓1によれば、ガラス10の少なくとも一方に反射抑制フィルム20が配置されているため、窓1に入射した光の反射を抑制できる。
反射抑制フィルム20は、断熱性を備えるため、窓1に入射した光の反射を抑制しつつ、窓1の室内側(Z1側)において、結露の発生を抑制できる。
反射抑制フィルム20は、粘着層30を介してガラス10に貼り付けられるため、外環境からの日射によりガラス10の温度が上昇した場合でも、粘着層30により反射抑制フィルム20に対する一定の断熱効果が得られる。そのため、ガラス面上に反射防止膜を直接形成する場合に比べて、温度変化による高屈折率層22/低屈折率層21の屈折率の変動を抑制して、安定した反射抑制の効果を得ることができる。
反射抑制フィルム20は、断熱性を備えるため、窓1に入射した光の反射を抑制しつつ、窓1の室内側(Z1側)において、結露の発生を抑制できる。
反射抑制フィルム20は、粘着層30を介してガラス10に貼り付けられるため、外環境からの日射によりガラス10の温度が上昇した場合でも、粘着層30により反射抑制フィルム20に対する一定の断熱効果が得られる。そのため、ガラス面上に反射防止膜を直接形成する場合に比べて、温度変化による高屈折率層22/低屈折率層21の屈折率の変動を抑制して、安定した反射抑制の効果を得ることができる。
反射抑制フィルム20の低屈折率層21(図2参照)は、中空シリカ粒子を含有するため、断熱性をより高めることができる。反射抑制フィルム20の断熱性をより効果的に得るには、図3(C)に示すように、ガラス10の第1面s1側及び第2面s2側に、それぞれ反射抑制フィルム20を配置することが好ましい。
反射抑制フィルム20の高屈折率層22(図2参照)は、導電性を有する高屈折粒子を含有するため、帯電防止性を有する。これによれば、本実施形態の窓1は、入射した光の反射を抑制しつつ、空中に舞っている埃、ゴミ等の付着を抑制できる。
反射抑制フィルム20の高屈折率層22(図2参照)は、導電性を有する高屈折粒子を含有するため、帯電防止性を有する。これによれば、本実施形態の窓1は、入射した光の反射を抑制しつつ、空中に舞っている埃、ゴミ等の付着を抑制できる。
また、ガラスにスパッタリング等の手法により反射防止膜を形成するには、専用の設備が必要となる。一方、既存の建築物の窓で同様の反射抑制機能を得るには、窓自体の取り換えが必要となる。しかし、本実施形態の窓1によれば、専用の設備が不要であり、既存の建築物の窓に簡単な施工で取り付けることができる。
反射抑制フィルム20を窓1に施工する際、反射抑制フィルム20が保護フィルムとしても機能するため、ガラス10の表面に引っ掻き傷等が付いたり、汚れが付着したりすることを抑制できる。
ガラス10の室外側(Z2側)に反射抑制フィルム20を配置した場合、風により運ばれてくる砂、埃、ゴミ等の異物によりガラス10の表面に傷が付くことを抑制できるだけでなく、紫外線の影響を低減すると共に、雨、雪、ひょう、みぞれ等からガラス10の表面を保護することができる。従って、ガラス10に反射抑制フィルム20を配置することにより、窓1の耐久性、耐候性等をより高めることができる。
なお、上述した第1実施形態の窓1により得られる効果は、後述する他の実施形態において共通する構成がある場合は、特に説明がない限りは、同様に得られる効果である。
ガラス10の室外側(Z2側)に反射抑制フィルム20を配置した場合、風により運ばれてくる砂、埃、ゴミ等の異物によりガラス10の表面に傷が付くことを抑制できるだけでなく、紫外線の影響を低減すると共に、雨、雪、ひょう、みぞれ等からガラス10の表面を保護することができる。従って、ガラス10に反射抑制フィルム20を配置することにより、窓1の耐久性、耐候性等をより高めることができる。
なお、上述した第1実施形態の窓1により得られる効果は、後述する他の実施形態において共通する構成がある場合は、特に説明がない限りは、同様に得られる効果である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における窓1Aの第1〜第3の構成について説明する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
次に、第2実施形態における窓1Aの第1〜第3の構成について説明する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
図4は、第2実施形態における窓1Aの第1〜第3の構成を説明する図である。図4(A)は、窓1Aの第1の構成を説明する図である。図4(B)は、窓1Aの第2の構成を説明する図である。図4(C)は、窓1Aの第3の構成を説明する図である。
図4(A)に示すように、第2実施形態の窓1Aにおいて、ガラス110は、第1の窓部材としての第1ガラス11、第2の窓部材としての第2ガラス12及び中間膜13が積層された合わせガラスとして構成されている。第1ガラス11と第2ガラス12は、中間膜13により接着され、ガラス110として一体化されている。ガラス110の構成は、第2及び第3の構成に共通である。
図4(A)に示すように、第1の構成の窓1Aは、第1ガラス11の第1面s1側に、反射抑制フィルム20が配置されている。
図4(B)に示すように、第2の構成の窓1Aは、第2ガラス12の第2面s2側に、反射抑制フィルム20が配置されている。
図4(C)に示すように、第3の構成の窓1Aは、第1ガラス11の第1面s1側及び第2ガラス12の第2面s2側に、それぞれ反射抑制フィルム20が配置されている。
第2実施形態の窓1A(合わせガラス)によれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
図4(B)に示すように、第2の構成の窓1Aは、第2ガラス12の第2面s2側に、反射抑制フィルム20が配置されている。
図4(C)に示すように、第3の構成の窓1Aは、第1ガラス11の第1面s1側及び第2ガラス12の第2面s2側に、それぞれ反射抑制フィルム20が配置されている。
第2実施形態の窓1A(合わせガラス)によれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態において、中間膜13が光吸収機能を有する場合、外光の映り込みが透明な中間膜よりも強く視認されるが、反射抑制フィルム20を配置することにより、入射した光の反射をより効果的に抑制できる。
また、合わせガラスの場合、中間膜13に紫外線吸収剤を含有させることにより、粘着層30に含有させる紫外線吸収剤の量を通常よりも減らすことができる。これによれば、最表面に近い界面での反射が抑制されるため、より高い反射抑制の効果を得ることができる。
また、合わせガラスの場合、中間膜13に紫外線吸収剤を含有させることにより、粘着層30に含有させる紫外線吸収剤の量を通常よりも減らすことができる。これによれば、最表面に近い界面での反射が抑制されるため、より高い反射抑制の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態における窓1Bの構成について説明する。
第3実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
次に、第3実施形態における窓1Bの構成について説明する。
第3実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
図5は、第3実施形態の窓1Bの構成を説明する図である。
図5に示すように、第3実施形態の窓1Bにおいて、ガラス210は、第1の窓部材としての第1ガラス11と、第2の窓部材としての第2ガラス12と、を備えている。ガラス210は、これら1組の第1ガラス11及び第2ガラス12が密閉空間14を挟んで対向する複層ガラスとして構成されている。密閉空間14の周囲は、スペーサー(不図示)により外部と仕切られている。密閉空間14の内部には、空気、不活性ガス等が封入されている。
図5に示すように、第3実施形態の窓1Bにおいて、ガラス210は、第1の窓部材としての第1ガラス11と、第2の窓部材としての第2ガラス12と、を備えている。ガラス210は、これら1組の第1ガラス11及び第2ガラス12が密閉空間14を挟んで対向する複層ガラスとして構成されている。密閉空間14の周囲は、スペーサー(不図示)により外部と仕切られている。密閉空間14の内部には、空気、不活性ガス等が封入されている。
ガラス210において、反射抑制フィルム20は、第1ガラス11の第1面s1又は第2面s2、第2ガラス12の第1面s1又は第2面s2に配置される。本実施形態において、反射抑制フィルム20は、第1ガラス11又は第2ガラス12のいずれかにおいて、第1面s1又は第2面s2の少なくとも一面に配置されていればよい。図5は、反射抑制フィルム20を、上記各面に配置した例を示しているが、この例に限定されない。例えば、反射抑制フィルム20を、第1ガラス11の第1面s1のみに配置した構成としてもよい。
また、ガラス210において、室外側(Z2側)の第2ガラス12の第1面s1に、Low−E膜(不図示)を配置した構成としてもよい。Low−E膜は、太陽光等を反射する金属膜である。その場合、反射抑制フィルム20は、Low−E膜の配置された面を除いた3面の少なくとも一面に配置されていればよい。
ガラス210にLow−E膜を配置した構成において、反射抑制フィルム20を第1ガラス11の第1面s1側又は第2ガラス12の第2面s2側の少なくとも一方に配置する場合、Low−E膜は、観者に視認される側のガラスとは反対側のガラスの内面に配置されることが好ましい。上記配置により、Low−E膜での反射による映り込みが軽減されるため、反射抑制フィルム20による反射抑制の効果を最大限に得ることができる。
ガラス210にLow−E膜を配置した構成において、反射抑制フィルム20を第1ガラス11の第1面s1側又は第2ガラス12の第2面s2側の少なくとも一方に配置する場合、Low−E膜は、観者に視認される側のガラスとは反対側のガラスの内面に配置されることが好ましい。上記配置により、Low−E膜での反射による映り込みが軽減されるため、反射抑制フィルム20による反射抑制の効果を最大限に得ることができる。
なお、複層ガラスであるガラス210の内部は、密閉空間14により密閉されている。そのため、ガラス210の製造者は、反射抑制フィルム20を、ガラス210の内側、すなわち第1ガラス11の第2面s2側又は第2ガラス12の第1面s1側の少なくとも一面に配置することができる。一方、窓1Bが建築物に設置されている場合、反射抑制フィルム20の施工者は、反射抑制フィルム20を、第1ガラス11の第1面s1又は第2ガラス12の第2面s2の少なくとも一面にのみ貼り付けることができる。
第3実施形態の窓1B(複層ガラス)によれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
第3実施形態の窓1B(複層ガラス)によれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態における窓1Cの構成について説明する。
第4実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
次に、第4実施形態における窓1Cの構成について説明する。
第4実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
図6は、第4実施形態の窓1Cの構成を説明する図である。
図6に示すように、第4実施形態の窓1Cは、第1窓の一例である内窓1C−1と、第2窓の一例である外窓1C−2と、を備えた二重窓として構成されている。
図6に示すように、第4実施形態の窓1Cは、第1窓の一例である内窓1C−1と、第2窓の一例である外窓1C−2と、を備えた二重窓として構成されている。
内窓1C−1は、窓1Cにおいて、室内側(Z1側)に配置された窓である。内窓1C−1は、第1の窓部材としての第1ガラス11を備えている。
外窓1C−2は、内窓1C−1よりも室外側(Z2側)に配置された窓である。外窓1C−2は、第1の窓部材としての第2ガラス12を備えている。
内窓1C−1と外窓1C−2との間には、中空層15が形成されている。中空層15は、空気の層である。
外窓1C−2は、内窓1C−1よりも室外側(Z2側)に配置された窓である。外窓1C−2は、第1の窓部材としての第2ガラス12を備えている。
内窓1C−1と外窓1C−2との間には、中空層15が形成されている。中空層15は、空気の層である。
内窓1C−1と外窓1C−2は、中空層15を間に挟んで、互いに相対移動可能に構成されている。なお、窓1C(二重窓)において、内窓1C−1と外窓1C−2は、相対位置が固定されていてもよいし、いずれか一方の窓が固定され、他方の窓が移動可能に構成されていてもよい。
内窓1C−1おいて、反射抑制フィルム20は、第1ガラス11の第1面s1又は第2面s2に配置される。また、外窓1C−2において、反射抑制フィルム20は、第2ガラス12の第1面s1又は第2面s2に配置される。本実施形態において、反射抑制フィルム20は、第1ガラス11又は第2ガラス12のいずれかにおいて、第1面s1又は第2面s2の少なくとも一面に配置されていればよい。図6は、反射抑制フィルム20を、上記各面に配置した例を示しているが、この例に限定されない。例えば、反射抑制フィルム20を、第1ガラス11(内窓1C−1)の第1面s1のみに配置した構成としてもよい。
内窓1C−1の第2面s2及び外窓1C−2の第1面s1に配置される反射抑制フィルム20は、その他の窓面に配置される反射抑制フィルム20よりも高い反射抑制の効果を有することが好ましい。一例として、光反射率が1%以下の反射抑制フィルムが挙げられる。また、内窓1C−1の第2面s2及び外窓1C−2の第1面s1は、外環境による劣化の影響が小さいため、安定した反射抑制の効果を得ることができる。
更に、上述した合わせガラスの場合と同様に、外窓1C−2に配置される反射抑制フィルム20の粘着層30に紫外線吸収剤を含有させて紫外線吸収機能を付与すれば、内窓1C−1に配置される反射抑制フィルム20の粘着層30に含有させる紫外線吸収剤の量を通常よりも減らすことができる。これによれば、最表面に近い界面での反射が抑制されるため、より高い反射抑制の効果を得ることができる。
その他、第4実施形態の窓1C(二重窓)においても、第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
その他、第4実施形態の窓1C(二重窓)においても、第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態における窓1Dの第1〜第3の構成について説明する。
第5実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
次に、第5実施形態における窓1Dの第1〜第3の構成について説明する。
第5実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
図7は、第5実施形態における窓1Dの第1〜第3の構成を説明する図である。図7(A)は、窓1Dの第1の構成を説明する図である。図7(B)は、窓1Dの第2の構成を説明する図である。図7(C)は、窓1Dの第3の構成を説明する図である。
第5実施形態の窓1Dは、反射抑制フィルム20及び意匠フィルム40が、ガラス10の第1面s1側又は第2面s2の少なくとも一方に配置されている。
図7(A)に示すように、第1の構成の窓1Dは、ガラス10の第1面s1側に、光機能性層としての意匠フィルム40が配置され、ガラス10の第2面s2側に、反射抑制フィルム20が配置されている。意匠フィルム40は、図柄、模様等が形成されたフィルムである。図柄、模様等は、フィルム面の少なくとも一部に形成されている。
図7(A)に示すように、第1の構成の窓1Dは、ガラス10の第1面s1側に、光機能性層としての意匠フィルム40が配置され、ガラス10の第2面s2側に、反射抑制フィルム20が配置されている。意匠フィルム40は、図柄、模様等が形成されたフィルムである。図柄、模様等は、フィルム面の少なくとも一部に形成されている。
第1の構成の窓1Dは、反射抑制フィルム20が配置された側と反対側に意匠フィルム40が配置される。そのため、第1の構成の窓1Dにおいて、ガラス10の第1面s1側に反射抑制フィルム20が配置され、ガラス10の第2面s2側に意匠フィルム40が配置される構成としてもよい。
図7(B)に示すように、第2の構成の窓1Dは、ガラス10の第2面s2側に意匠フィルム40が配置され、その意匠フィルム40の室外側(Z2側)に反射抑制フィルム20が配置されている。
第2の構成の窓1Dは、反射抑制フィルム20が配置された側に意匠フィルム40が配置される。そのため、第1の構成の窓1Dは、ガラス10の第1面s1側に、反射抑制フィルム20と意匠フィルム40が配置される構成としてもよい。また、第2の構成の窓1Dにおいて、意匠フィルム40と反射抑制フィルム20を、逆に配置してもよい。
図7(C)に示すように、第3の構成の窓1Dは、ガラス10の第2面s2側に反射抑制フィルム20が配置され、その反射抑制フィルム20の室外側(Z2側)に、光機能性層としての意匠パターン41が配置されている。意匠パターン41は、図柄、模様等が形成された層である。意匠パターン41は、例えば、スクリーン印刷により反射抑制フィルム20の表面に形成される。
第3の構成の窓1Dは、反射抑制フィルム20が配置された側に意匠パターン41が配置される。そのため、第3の構成の窓1Dにおいて、ガラス10の第1面s1側に、反射抑制フィルム20と意匠パターン41が配置される構成としてもよい。
第5実施形態の窓1Dによれば、例えば、図7(C)に示すように、ガラス10の表面における光の反射が抑制されるため、意匠フィルム40に形成された図柄、模様等をより明確に視認させることができる。
また、図7(B)の構成において、透明シート上に図柄、模様等が形成された意匠フィルム40の場合、反射抑制フィルム20の反射抑制により透明シート部の透明性が向上するため、透明シート上に形成された図柄、模様等が浮いて見えるという視覚効果が得られる。
その他、第5実施形態の窓1Dによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
また、図7(B)の構成において、透明シート上に図柄、模様等が形成された意匠フィルム40の場合、反射抑制フィルム20の反射抑制により透明シート部の透明性が向上するため、透明シート上に形成された図柄、模様等が浮いて見えるという視覚効果が得られる。
その他、第5実施形態の窓1Dによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態における窓1Eの第1及び第2の構成について説明する。
第6実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
次に、第6実施形態における窓1Eの第1及び第2の構成について説明する。
第6実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
図8は、第6実施形態における窓1Eの第1及び第2の構成を説明する図である。図8(A)は、窓1Eの第1の構成を説明する図である。図8(B)は、窓1Eの第2の構成を説明する図である。
第6実施形態の窓1Eは、反射抑制フィルム20及び遮熱フィルム50が、ガラス10の第1面s1側又は第2面s2の少なくとも一方に配置されている。
第6実施形態の窓1Eは、反射抑制フィルム20及び遮熱フィルム50が、ガラス10の第1面s1側又は第2面s2の少なくとも一方に配置されている。
図8(A)に示すように、第1の構成の窓1Eは、ガラス10の第1面s1側に、光機能性層としての遮熱フィルム50が配置され、ガラス10の第2面s2側に、反射抑制フィルム20が配置されている。遮熱フィルム50は、室外から侵入する日射熱の量を、反射及び吸収効果により低減する機能を有するフィルムである。
第1の構成の窓1Eは、反射抑制フィルム20が配置された側と反対側に遮熱フィルム50が配置される。そのため、第1の構成の窓1Eにおいて、ガラス10の第1面s1側に遮熱フィルム50が配置され、ガラス10の第2面s2側に反射抑制フィルム20が配置される構成としてもよい。
図8(B)に示すように、第2の構成の窓1Eは、ガラス10の第2面s2側に、遮熱フィルム50が配置され、その遮熱フィルム50の室外側(Z2側)に、反射抑制フィルム20が配置されている。
第2の構成の窓1Eは、反射抑制フィルム20が配置された側に遮熱フィルム50が配置される。そのため、第2の構成の窓1Eにおいて、ガラス10の第1面s1側に遮熱フィルム50と反射抑制フィルム20が配置される構成としてもよい。
第6実施形態の窓1Eによれば、遮熱フィルム50がガラス10の第1面s1側又は第2面s2の少なくとも一方に配置されているため、室外から入る日射熱の量を抑制できる。また、遮熱フィルム50が赤外線(IR)を反射する機能を有する場合には、フィルム構造上、可視光も一定量反射するため、反射抑制フィルム20と併用することにより、室内に可視光を取り込みつつ、室外から入る日射熱の量を抑制できる。なお、反射抑制フィルム20は、透明なガラスに比べて、室外からの日射熱を取り込むため、遮熱フィルム50と併用することにより、遮熱性をより向上させることができる。
また、遮熱フィルム50が、赤外線(IR)を反射する機能を有する場合、図8(A)に示すように、室内側(Z1側)に遮熱フィルム50を配置することが好ましい。このような配置とすることにより、室外側(Z2側)から窓1Eを見たときに、遮熱フィルム50の反射をより目立たなくすることができる。
その他、第6実施形態の窓1Eによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
その他、第6実施形態の窓1Eによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
なお、第6実施形態では、光機能性層である遮熱フィルム50を、ガラス10の第1面s1側又は第2面s2の少なくとも一方に配置した例について説明したが、遮熱フィルム50の代わりに、光機能性層として採光フィルム、光偏向フィルムを配置してもよい。採光フィルム、光偏向フィルムは、室外から入射する光を、反射及び屈折効果により偏向させて、室内に取り込む機能を有するフィルムである。これらのフィルムと反射抑制フィルム20とを併用することにより、より多くの自然光を取り込めるようになるため、昼光のより高い導入効果を得ることができる。
また、採光フィルムは、フィルム構造上、ガラス10に対して貼り付ける方向が制限されるため、ガラス10が破損した場合に、破片の飛散を抑制する効果が低減することもありうる。しかし、反射抑制フィルム20と併用することにより、昼光のより高い導入効果と、破片の飛散を抑制する効果の両方を得ることができる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態における窓1Fの第1〜第3の構成について説明する。
第7実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
次に、第7実施形態における窓1Fの第1〜第3の構成について説明する。
第7実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
<第1の構成>
図9は、第7実施形態における窓1Fの第1の構成を説明する図である。図9(A)は、第1の構成の窓1Fを室外側(Z2側)から見たときの正面図である。図9(B)〜(D)は、第1の構成の窓1Fの各形態を上側(Y1側)から見たときの側面図である。
図9は、第7実施形態における窓1Fの第1の構成を説明する図である。図9(A)は、第1の構成の窓1Fを室外側(Z2側)から見たときの正面図である。図9(B)〜(D)は、第1の構成の窓1Fの各形態を上側(Y1側)から見たときの側面図である。
図9(A)に示すように、第1の構成の窓1Fは、ガラス10の第2面s2側に短冊形の反射抑制フィルム20a〜20cが上下方向(Y方向)に沿って並べて配置されている。また、窓1Fは、図9(B)に示すように、ガラス10の第1面s1側に、反射抑制フィルム20d〜20fが配置されている。反射抑制フィルム20d〜20fは、図9(A)に示す反射抑制フィルム20a〜20cと同様に短冊形であり、上下方向(Y方向)に沿って並べて配置されている。
反射抑制フィルム20a〜20c及び20d〜20fは、図9(B)に示すように、フィルム間に隙間g1,g2が形成されるように配置してもよいし、隙間がないように配置してもよい。
図9(B)に示す形態において、ガラス10の第1面s1側に配置される反射抑制フィルム20d〜20fと第2面s2側に配置される反射抑制フィルム20a〜20cは、左右方向(X方向)の同じ位置に配置されている。そのため、本形態によれば、窓1Fの左右方向(X方向)において、フィルム間の隙間g1,g2は、それぞれ重なり合っている。
図9(C)は、第1の構成の別の形態を示している。図9(C)に示す形態は、ガラス10の第2面s2側に配置された反射抑制フィルム20a〜20cに対して、ガラス10の第1面s1側に配置された反射抑制フィルム20d〜20fの幅(X方向)が異なる。
具体的には、ガラス10の第1面s1において、反射抑制フィルム20d,20fの幅を広くし、反射抑制フィルム20eの幅を狭くしている。フィルム間の隙間g2は、第2面s2側におけるフィルム間の隙間g1と同じである。また、ガラス10の第2面s2側における反射抑制フィルム20a〜20cの配置は、図9(B)の形態と同じである。本形態によれば、窓1Fの左右方向(X方向)において、フィルム間の隙間g1,g2が重なり合わないように構成できる。なお、ガラス10の第1面s1側に配置される反射抑制フィルム20d〜20fを、後述する第2の構成(図10(C))と同じ形態としてもよい。
図9(D)は、窓1Fの更に別の形態を示している。図9(D)に示す形態は、ガラス10の第1面s1側に、大判の反射抑制フィルム20gが配置されている。ガラス10の第1面s1側に配置される反射抑制フィルム20gは、第2面s2に配置された反射抑制フィルム20a〜20cの領域を覆う程度の大きさを有する。ガラス10の第2面s2側における反射抑制フィルム20a〜20cの配置は、図9(B)の形態と同じである。
なお、図9(B),(C)の構成において、ガラス10の第1面s1又は第2面s2の少なくとも一方に大判の反射抑制フィルム20gを更に重ねて配置した構成としてもよい。
なお、図9(B),(C)の構成において、ガラス10の第1面s1又は第2面s2の少なくとも一方に大判の反射抑制フィルム20gを更に重ねて配置した構成としてもよい。
第7実施形態の第1の構成の窓1Fは、複数の反射抑制フィルムが沿って並べて配置されている。そのため、大判の反射抑制フィルムを貼り付ける場合に比べて、貼り付けを容易に行うことができる。特に、複数の反射抑制フィルムが上下方向に沿って並べて配置されるため、各反射抑制フィルムをより真っ直ぐ且つ均等に貼り付けることができる。
また、図9(B)に示すように、複数の反射抑制フィルム20a〜20cをガラス10の室外側(Z2側)に配置した場合、雨等の水滴を、隙間g1に沿って下側(Y2側)に排出できる。また、図9(B)に示すように、複数の反射抑制フィルム20d〜20eをガラス10の室内側(Z1側)に配置した場合、結露による水滴を、隙間g2に沿って下側(Y2側)に排出できる。従って、第1の構成の窓1Fによれば、室外側及び室内側における水はけ性を向上させることができる。
また、複数の反射抑制フィルムを並べて貼り付けるため、大判の反射抑制フィルムを貼り付ける場合に比べて、ガラスとフィルムとの間に気泡、ゴミ等が入りにくい。また、気泡、ゴミ等が入っても、大判の反射抑制フィルムに比べて貼り直しが容易となる。
本実施形態では、フィルム間に隙間g1,g2を形成した例を説明したが、これに限定されない。複数枚の反射抑制フィルムは、フィルム間に隙間が形成されないように配置してもよい。その場合も、フィルム間の継ぎ目に微少な隙間が生じるため、フィルム間の隙間を目立たなくしつつ、水はけ性を向上させることができる。
第1の構成の窓1Fは、図9(C)に示す形態において、反射抑制フィルム20a〜20c及び20d〜20fの隙間g1,g2が、それぞれ重なり合わないように配置されているため、隙間g1,g2を目立たなくすることができる。また、図9(C)に示す形態は、隙間g1,g2が、それぞれ重なり合わないため、ガラス10が破損した場合において、破片の飛散を抑制できる。
第1の構成の窓1Fは、図9(D)に示す形態において、ガラス10の第1面s1側に、大判の反射抑制フィルム20dを配置されているため、フィルム間の隙間g1を目立たなくしつつ、窓1Fが破損した場合において、破片の飛散をより効果的に抑制できる。
その他、第1の構成の窓1Fによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
その他、第1の構成の窓1Fによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
<第2の構成>
図10は、第7実施形態における窓1Fの第2の構成を説明する図である。図10(A)は、第2の構成の窓1Fを室外側(Z2側)から見たときの正面図である。図10(B)〜(D)は、第2の構成の窓1Fの各形態を右側(X1側)から見たときの側面図である。
図10は、第7実施形態における窓1Fの第2の構成を説明する図である。図10(A)は、第2の構成の窓1Fを室外側(Z2側)から見たときの正面図である。図10(B)〜(D)は、第2の構成の窓1Fの各形態を右側(X1側)から見たときの側面図である。
図10(A)に示すように、第2の構成の窓1Fは、ガラス10の第2面s2側に短冊形の反射抑制フィルム20a〜20cが左右方向(X方向)に沿って並べて配置されている。また、第2の構成の窓1Fは、図10(B)に示すように、ガラス10の第1面s1側に、反射抑制フィルム20d〜20fが配置されている。反射抑制フィルム20d〜20fは、図10(A)に示す反射抑制フィルム20a〜20cと同様に短冊形であり、左右方向に沿って並べて配置されている。
反射抑制フィルム20a〜20c及び20d〜20fは、図10(B)に示すように、フィルム間に隙間g1,g2が形成されるように配置してもよいし、隙間がないように配置してもよい。
図10(B)に示す形態において、ガラス10の第1面s1側に配置される反射抑制フィルム20d〜20fと第2面s2側に配置される反射抑制フィルム20a〜20cは、上下方向(Y方向)の同じ位置に配置されている。そのため、本形態によれば、窓1Fの上下方向(Y方向)において、フィルム間の隙間g1,g2は、それぞれ重なり合っている。
図10(C)は、第2の構成の窓1Fにおいて、別の形態を示している。図10(C)に示す形態は、ガラス10の第2面s2側に配置された反射抑制フィルム20a〜20cに対して、ガラス10の第1面s1側における反射抑制フィルム20d〜20fの配置される位置等が異なる。
具体的には、ガラス10の第1面s1において、反射抑制フィルム20d,20eを配置する位置を隙間g2分だけ下側(Y2側)にずらし、反射抑制フィルム20fの幅(Y方向)を隙間g2分だけ狭くしている。フィルム間の隙間g2は、第2面s2側におけるフィルム間の隙間g1と同じである。また、ガラス10の第2面s2側における反射抑制フィルム20a〜20cの配置は、図10(B)の形態と同じである。本形態によれば、窓1Fの左右方向(X方向)において、フィルム間の隙間g1,g2が重なり合わないように構成できる。なお、ガラス10の第1面s1側に配置される反射抑制フィルム20d〜20fを、上述した第1の構成(図9(C))と同じ形態としてもよい。
図10(D)は、第2の構成の窓1Fにおいて、更に別の形態を示している。図10(D)に示す形態は、ガラス10の第1面s1側に、大判の反射抑制フィルム20gが配置されている。ガラス10の第1面s1側に配置される反射抑制フィルム20gは、第2面s2に配置された反射抑制フィルム20a〜20cの領域を覆う程度の大きさを有する。ガラス10の第2面s2側における反射抑制フィルム20a〜20cの配置は、図10(B)の形態と同じである。
なお、図10(B)、(C)の形態において、ガラス10の第1面s1又は第2面s2の少なくとも一方に大判の反射抑制フィルム20gを更に重ねて配置した構成としてもよい。
なお、図10(B)、(C)の形態において、ガラス10の第1面s1又は第2面s2の少なくとも一方に大判の反射抑制フィルム20gを更に重ねて配置した構成としてもよい。
第7実施形態の第2の構成の窓1Fは、複数の反射抑制フィルムが左右方向に沿って並べて配置されている。そのため、ガラス10のサイズが大きい場合に、反射抑制フィルムを上下方向に沿って貼り付ける第1の構成に比べて、反射抑制フィルムの長手方向の伸びによる幅の変動を抑制できる。
また、反射抑制フィルムのほかに、短冊形の光機能性フィルムを複数枚貼り付ける場合、前述した採光フィルムのように、フィルムの特性によっては、ガラス10に対して貼り付ける方向が制限され、左右方向にしか貼り付けできないこともある。その場合は、第2の構成のように、複数枚の採光フィルムを左右方向に沿って並べて貼り付けることにより、昼光の高い導入効果を損なうことなしに、複数枚の採光フィルムをガラス10に容易に配置できる。
第2の構成の窓1Fは、図10(C)に示す形態において、反射抑制フィルム20a〜20c及び20d〜20fの隙間g1,g2が、それぞれ重なり合わないように配置されているため、隙間g1,g2を目立たなくすることができる。また、図10(C)に示す形態は、隙間g1,g2が、それぞれ重なり合わないため、ガラス10が破損した場合において、破片の飛散を抑制できる。
第2の構成の窓1Fは、図10(D)に示す形態において、ガラス10の第1面s1側に、大判の反射抑制フィルム20dを配置されているため、フィルム間の隙間g1を目立たなくしつつ、窓1Fが破損した場合において、破片の飛散をより効果的に抑制できる。
その他、第2の構成の窓1Fによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
その他、第2の構成の窓1Fによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した窓1Fの第1及び第2の構成において、反射抑制フィルム20a〜20cは、ガラス10の少なくとも一方の側に並べて配置される。すなわち、窓1Fの第1及び第2の構成において、反射抑制フィルム20a〜20c及び20d〜20fは、ガラス10の第1面s1又は第2面s2のいずれか一方に配置されていればよい。
<第3の構成>
図11は、第7実施形態における窓1Fの第3の構成を説明する図である。図11(A)は、第3の構成の窓1Fを室外側(Z2側)から見たときの正面図である。図11(B)〜(D)は、第3の構成の窓1Fを室内(Z1側)から見たときの正面図である。
図11は、第7実施形態における窓1Fの第3の構成を説明する図である。図11(A)は、第3の構成の窓1Fを室外側(Z2側)から見たときの正面図である。図11(B)〜(D)は、第3の構成の窓1Fを室内(Z1側)から見たときの正面図である。
図11(A)に示すように、第3の構成の窓1Fは、ガラス10の第2面s2側に短冊形の反射抑制フィルム20a〜20cが上下方向(Y方向)に沿って並べて配置されている。また、第3の構成の窓1Fは、図11(B)に示すように、ガラス10の第1面s1側に短冊形の反射抑制フィルム20d〜20fが左右方向(X方向)に沿って並べて配置されている。
第3の構成の窓1Fにおいて、ガラス10の第2面s2側の反射抑制フィルム20a〜20cと、ガラス10の第1面s1側の反射抑制フィルム20d〜20fは、互いに直交するように配置されている。そのため、ガラス10が破損した場合において、破片の飛散を抑制できる。
第3の構成の窓1Fにおいて、ガラス10の両面に配置された反射抑制フィルムは、Y−X平面において、そのほとんどが重なり合うため、隙間g1,g2は、反射抑制フィルムが重ならない僅かな部分のみとなる。そのため、第3の構成の窓1Fは、フィルム間の隙間g1,g2を目立たなくしつつ、窓1Fが破損した場合において、破片の飛散をより効果的に抑制できる。
その他、第3の構成の窓1Fによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
その他、第3の構成の窓1Fによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
なお、第3の構成は、図11に示す形態に限らず、例えば、ガラス10の第2面s2側において、反射抑制フィルム20a〜20cを左右方向(X方向)に沿って並べて配置し、ガラス10第1面s1側において、反射抑制フィルム20a〜20cを上下方向(Y方向)に沿って並べて配置してもよい。
また、第3の構成において、ガラス10の第1面s1側又は第2面s2側の少なくとも一方に、図9(D)に示すような大判の反射抑制フィルム20gを更に重ねて配置してもよい。
また、第3の構成において、ガラス10の第1面s1側又は第2面s2側の少なくとも一方に、図9(D)に示すような大判の反射抑制フィルム20gを更に重ねて配置してもよい。
第7実施形態の第1〜第3の構成において、反射抑制フィルム20a〜20cは、光反射率が3枚とも同じであってもよいし、少なくとも1枚の反射抑制フィルムの光反射率が他の反射抑制フィルムの光反射率と異なっていてもよい。反射抑制フィルム20d〜20fについても同じである。また、複数枚の反射抑制フィルムにおける光反射率は、上下方向(Y方向)又は左右方向(X)において、段階的に変化させてもよいし、ランダムに変化させてもよい。
第7実施形態の第1〜第3の構成において、反射抑制フィルム20a〜20c及び20d〜20fは、ガラス10の全域に配置されていなくてもよい。すなわち、ガラス10には、反射抑制フィルムが配置されていない領域があってもよい。このように、反射抑制フィルムが配置された領域と反射抑制フィルムが配置されていない領域とを組み合わせることにより、一つのガラス面上で光反射率の異なる領域を形成することができる。
第7実施形態の第1〜第3の構成において、反射抑制フィルム20a〜20c及び20d〜20fの幅は、それぞれ同じでもよいし、異なっていてもよい。また、大判の反射抑制フィルム20gを少なくとも一方の側に配置する形態において、反射抑制フィルム20gの光反射率は、他の反射抑制フィルム20a〜20c又は20d〜20fと同じでもよいし、異なっていてもよい。複数の反射抑制フィルムにおいて、光反射率を異ならせることにより、窓の用途に応じて、透明性の高い領域と低い領域を設定できる。
第7実施形態の第1〜第3の構成においては、ガラス10の第1面s1又は第2面s2に、3枚の反射抑制フィルムを配置する例について説明したが、これに限定されない。反射抑制フィルムは、2枚でもよいし、4枚以上であってもよい。また、ガラス10の第1面s1と第2面s2において、配置される反射抑制フィルムの枚数が異なっていてもよい。
その他、第7実施形態の窓1Fによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
その他、第7実施形態の窓1Fによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
(第8実施形態)
次に、第8実施形態における窓1Gの第1及び第2の構成について説明する。
第8実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
次に、第8実施形態における窓1Gの第1及び第2の構成について説明する。
第8実施形態では、第1実施形態と同様の機能を果たす構成要件(ガラス、粘着層等)には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜に省略する。
図12は、第8実施形態における窓1Gの第1及び第2の構成を説明する図である。図12(A)は、第1の構成の窓1Gを室外側(Z2側)から見たときの正面図である。図12(B)は、第2の構成の窓1Gを室外側(Z2側)から見たときの正面図である。
図12(A)に示すように、第1の構成の窓1Gは、ガラス10(第2面s2)の中央域に矩形状の反射抑制フィルム20hが配置され、この反射抑制フィルム20hの外周を囲むように、額縁形の反射抑制フィルム20jが配置されている。
第1の構成の窓1Gにおいて、ガラス10の外周域に配置された反射抑制フィルム20jの光反射率は、中央域に配置された反射抑制フィルム20hの光反射率よりも高く設定される。
第1の構成の窓1Gにおいて、ガラス10の外周域に配置された反射抑制フィルム20jの光反射率は、中央域に配置された反射抑制フィルム20hの光反射率よりも高く設定される。
例えば、ガラス10の中央域に配置された反射抑制フィルム20hの光反射率Rを0.5%とし、ガラス10の外周域に配置された反射抑制フィルム20jの光反射率Rを4.0%に設定することができる。
なお、ここで例示した光反射率Rは、反射抑制フィルムの表面と裏面の光反射率の合計値である。
なお、ここで例示した光反射率Rは、反射抑制フィルムの表面と裏面の光反射率の合計値である。
図12(B)に示すように、第2の構成の窓1Gは、ガラス10(第2面s2)の中央域に楕円形状の反射抑制フィルム20kが配置され、この反射抑制フィルム20hの外周を囲むように、枠形の反射抑制フィルム20mが配置されている。
第2の構成の窓1Gにおいても、ガラス10の外周域に配置された反射抑制フィルム20kの光反射率は、中央域に配置された反射抑制フィルム20mの光反射率よりも高く設定される。
第2の構成の窓1Gにおいても、ガラス10の外周域に配置された反射抑制フィルム20kの光反射率は、中央域に配置された反射抑制フィルム20mの光反射率よりも高く設定される。
上述した第1の構成の窓1Gにおいて、ガラス10の外周域に配置された反射抑制フィルム20jの光反射率は、中央域に配置された反射抑制フィルム20hの光反射率よりも高く設定されている。そのため、ガラス10の中央域において透明性が高くても、その周囲では透明性が低いため、窓1Gに近づいた人にガラス10の存在を認識させることができる。従って、第1の構成によれば、反射抑制フィルムを配置することで窓の透明性が高くなり、人がガラス10の存在に気付かず、窓にぶつかってしまうという不具合を抑制できる(第2の構成についても同じ)。
その他、第8実施形態の窓1Gによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
その他、第8実施形態の窓1Gによれば、上述した第1実施形態の窓1と同様の効果を得ることができる。
第8実施形態では、ガラス10の中央域と外周域にそれぞれ反射抑制フィルムを配置する例について説明したが、これに限定されない。反射抑制フィルムは、更に複数あってもよい。例えば、図12(A)の二点鎖線で示すように、ガラス10の中央域に配置された矩形状の反射抑制フィルムの外周を囲むように、額縁形の反射抑制フィルムを二重に配置してもよい。この場合、二重に配置した反射抑制フィルムの光反射率を段階的に変化させてもよいし、ランダムに変化させてもよい。
第8実施形態において、ガラス10の中央域と外周域に配置されるそれぞれの反射抑制フィルムの形状は、図12(A),(B)に示した例に限らず、どのような形状であってもよい。また、ガラス10の中央域と外周域に配置されるそれぞれの反射抑制フィルムは、複数の反射抑制フィルムで構成されていてもよい。
第8実施形態において、ガラス10の中央域に反射抑制フィルムを配置し、外周域に反射抑制フィルムを未配置(例えばS、光反射率8%)としてもよい。また、ガラス10の中央域に反射抑制フィルムを未配置とし、外周域に反射抑制フィルムを配置してもよい。
また、透明ガラスへの衝突防止用のマークを反射抑制フィルム又はフィルム未配置の面に配置して、部分的に光反射率の異なる領域を形成してもよい。
また、透明ガラスへの衝突防止用のマークを反射抑制フィルム又はフィルム未配置の面に配置して、部分的に光反射率の異なる領域を形成してもよい。
第8実施形態において、ガラス10の一方の面(例えば、第1面s1)の中央域に反射抑制フィルム20h(20k)が配置され、ガラス10の他方の面(第2面s2)の外周域に反射抑制フィルム20j(20m)が配置される構成としてもよい。
また、第8実施形態の第1及び第2の構成において、ガラス10の第1面s1側又は第2面s2側の少なくとも一方に、図9(D)に示すような大判の反射抑制フィルム20gを更に重ねて配置する構成としてもよい。
また、第8実施形態の第1及び第2の構成において、ガラス10の第1面s1側又は第2面s2側の少なくとも一方に、図9(D)に示すような大判の反射抑制フィルム20gを更に重ねて配置する構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、変形形態では、各実施形態に共通な構成もあるため、部材名の符号を省略して説明する。
(変形形態)
実施形態では、ガラスの第1面s1又は第2面s2に少なくとも一方に反射抑制フィルムを配置する例について説明したが、これに限定されない。窓の光反射率を調整するために、反射抑制フィルムを複数枚重ねて配置してもよい。例えば、窓の光反射率を、太陽光に含まれるスペクトル領域に合うように調整すれば、太陽光の反射をより効果的に抑制することができる。
また、反射抑制フィルムは、光の反射を抑制する機能を有するものに限らず、異なる波長範囲の光に対して反射抑制の効果を有するものでもよく、それぞれのフィルムを併用してもよい。
実施形態では、ガラスの第1面s1又は第2面s2に少なくとも一方に反射抑制フィルムを配置する例について説明したが、これに限定されない。窓の光反射率を調整するために、反射抑制フィルムを複数枚重ねて配置してもよい。例えば、窓の光反射率を、太陽光に含まれるスペクトル領域に合うように調整すれば、太陽光の反射をより効果的に抑制することができる。
また、反射抑制フィルムは、光の反射を抑制する機能を有するものに限らず、異なる波長範囲の光に対して反射抑制の効果を有するものでもよく、それぞれのフィルムを併用してもよい。
実施形態では、反射抑制フィルムを、短冊形、矩形状等とした例について説明したが、これに限定されない。反射抑制フィルムは、例えば、三角形、菱形、丸形状等であってもよい。例えば、三角形の反射抑制フィルムを複数組み合わせることにより、雨、結露等の水滴を特定の方向に集めて排出できる。
実施形態の窓において、室内(第1空間)側に配置された反射抑制フィルムの光反射率は、室外(第2空間)側に配置された反射抑制フィルムの光反射率と異なってもよい。例えば、室外側に配置された反射抑制フィルムの光反射率を、室内側に配置された反射抑制フィルムの光反射率よりも高くすることにより、太陽光による日射を室外側の反射抑制フィルムにより低減できる。なお、室内に配置した反射抑制フィルムは、室外に比べて温度の影響を受けにくいため、室内側に反射抑制フィルムを配置した場合は、より安定した効果を期待できる。
実施形態では、窓となるガラスを石英ガラス、ソーダガラス等の透明なガラス材料により形成する例について説明したが、これに限定されない。ガラスは、石英ガラス、ソーダガラス等のガラス材料に限らず、例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂等の高分子樹脂等であってもよい。例えば、接着性を有する材料でガラスを形成した場合は、粘着層を省略できるため、反射抑制フィルムをより軽くできる。また、ガラスに粘着層を形成する工程を省くことができるので、コストを低減しつつ、生産性を向上させることができる。
実施形態において、反射抑制フィルムを配置する対象は、住宅、オフィスビル等の窓に限らず、自動車、船舶、航空機、鉄道車両等に設置された窓であってもよいし、店舗等のショーウィンドウ、室内に設置されるパーティーション、美術館、博物館に用いられる展示用のショーケース等に用いられるガラスであってもよい。
1,1A〜1G 窓
1C−1 内窓
1C−2 外窓
2 開口部
3 壁
4 建築物
10,11,12,110,210 ガラス
13 中間膜
14 密閉空間
15 中空層
20,20a〜20h、20j,20k,20m 反射抑制フィルム
21 低屈折率層
22 高屈折率層
24 透明基材
30 粘着層
40 意匠フィルム
41 意匠パターン
50 遮熱フィルム
1C−1 内窓
1C−2 外窓
2 開口部
3 壁
4 建築物
10,11,12,110,210 ガラス
13 中間膜
14 密閉空間
15 中空層
20,20a〜20h、20j,20k,20m 反射抑制フィルム
21 低屈折率層
22 高屈折率層
24 透明基材
30 粘着層
40 意匠フィルム
41 意匠パターン
50 遮熱フィルム
Claims (20)
- 第1空間と第2空間との間において前記第1空間と前記第2空間に向けて開口した開口部に設置される窓であって、
少なくとも1枚の窓部材と、
透明基材と高屈折率層及び低屈折率層を有し、入射した光の反射を抑制する反射抑制フィルムと、
を備えた窓。 - 前記窓部材は、前記第1空間側の第1面及び前記2空間側の第2面を有し、
前記反射抑制フィルムが、前記窓部材の前記第1面又は前記第2面の少なくとも一方に配置された、
請求項1に記載の窓。 - 前記窓は、前記窓部材を複数枚有し、
少なくとも2枚の前記窓部材が中間膜の接着により一体化された、
請求項1に記載の窓。 - 前記窓は、前記窓部材を複数枚有し、
少なくとも1組の前記窓部材が密閉された空間を挟んでいる、
請求項1に記載の窓。 - 第1空間と第2空間との間において前記第1空間と前記第2空間に向けて開口した開口部に設置される二重窓であって、
第1の窓部材を有する第1窓と、
第2の窓部材を有し、前記第1窓よりも前記第2空間側に配置された第2窓と、を備え、
前記第1窓及び第2窓が、空気層を介して配置され、
前記反射抑制フィルムが、前記第1窓又は前記第2窓の少なくとも一方に配置された、
二重窓。 - 前記窓は、透明ガラス、光拡散ガラス、光反射ガラス又は光吸収ガラスを備える、
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の窓。 - 前記窓は、前記反射抑制フィルムが配置される側と反対側に光機能性層が配置された、
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の窓。 - 前記窓は、前記反射抑制フィルムが配置された側に光機能性層が配置された、
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の窓。 - 前記窓は、前記反射抑制フィルムを複数備え、
複数の前記反射抑制フィルムが、前記窓の少なくとも一方の側に並べて配置された、
請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の窓。 - 複数の前記反射抑制フィルムは、前記窓が前記開口部に設置された状態において、鉛直方向又は水平方向の少なくとも一方向に沿って、前記窓の少なくとも一方の側に並べて配置された、
請求項9に記載の窓。 - 複数の前記反射抑制フィルムが配置された側又は反対側に、少なくとも複数の前記反射抑制フィルムが配置された領域を覆う大きさを有する前記反射抑制フィルムが配置された、
請求項9又は請求項10に記載の窓。 - 複数の前記反射抑制フィルムのうち、少なくとも1枚の前記反射抑制フィルムの光反射率が、他の前記反射抑制フィルムの光反射率又は前記反射抑制フィルムの配置されていない領域の光反射率と異なる、
請求項9から請求項11までのいずれか一項に記載の窓。 - 複数の前記反射抑制フィルムのうち、少なくとも1枚の前記反射抑制フィルムは、前記窓の中央域に配置された他の前記反射抑制フィルムを囲むように配置され、
少なくとも1枚の前記反射抑制フィルムの光反射率が、他の前記反射抑制フィルムの光反射率又は前記反射抑制フィルムの配置されていない領域の光反射率と異なる、
請求項9から請求項11までのいずれか一項に記載の窓。 - 前記反射抑制フィルムが、前記窓部材の一領域に配置され、前記一領域を除いた他の領域は、前記窓部材の面である、
請求項1又は請求項2に記載の窓。 - 前記反射抑制フィルムが、前記窓部材の中央域に配置され、前記中央域を除いた他の領域は、前記窓部材の面である、
請求項1又は請求項2に記載の窓。 - 前記窓の前記第1空間側に配置された前記反射抑制フィルムの光反射率が、前記第2空間側に配置された前記反射抑制フィルムの光反射率と異なる、
請求項1から請求項13までのいずれか一項に記載の窓。 - 前記反射抑制フィルムの前記低屈折率層は、中空シリカ粒子を含有する、
請求項1から請求項16までのいずれか一項に記載の窓。 - 前記反射抑制フィルムが、帯電防止機能を有する、
請求項1から請求項17までのいずれか一項に記載の窓。 - 請求項1から請求項18までのいずれか一項に記載された反射抑制フィルムの施工方法であって、
前記反射抑制フィルムを、前記窓の前記第1空間側又は前記第2空間側の少なくとも一方に配置する工程を備える、
反射抑制フィルムの施工方法。 - 請求項1から請求項19までのいずれか一項に記載の窓と、
第1空間と第2空間との間において前記第1空間と前記第2空間に向けて開口した開口部を有し、前記開口部に前記窓が設置された壁と、
を備えた建築物。
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JP2016245707A JP2018100499A (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | 窓、二重窓、反射抑制フィルムの施工方法及び建築物 |
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