JP7078188B1 - 図面の変更箇所を表示する装置、方法、およびプログラム - Google Patents

図面の変更箇所を表示する装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子的に作成される図面の変更箇所を見やすく表示する方法を提供する。【解決手段】変更箇所表示装置は、検出部、生成部、合成部、及び表示部を備える。検出部は、比較元図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第1のデータベースと、対象図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第2のデータベースとを比較することにより、比較元図面と対象図面との間で変化が生じている図形要素を検出する。生成部は、変化が生じている図形要素を取り囲む識別領域を生成する。合成部は、生成部により生成される複数の識別領域が所定の関係を有するときに、複数の識別領域を合成して合成識別領域を生成する。表示部は、対象図面に重ねて合成識別領域を表示する。【選択図】図8

Description

本発明は、電子的に作成される図面の変更箇所を表示する技術に係わる。
電子的に作成される設計図、回路図、流れ図等の図面は、多くのケースにおいて、図形要素の変更が行われる。この場合、変更箇所が分かりやすく表示されることが好ましい。このため、図面の変更箇所を表示する技術が提案されている。なお、以下の記載では、図形要素の変更は、図形要素の追加および削除を含むことがある。
例えば、特許文献1においては、図面変更時に、図面の変更箇所を正確かつ自動的に表示し、漏れなく伝達する方法が記載されている。具体的には、電子的図面作成装置の図面データ編集部は、変更図面を編集し、編集後データファイルに格納する。変更差分抽出部は、変更前および変更後の図面データの差分を2値(すなわち、1または0)で表す差分デーブルを作成する。変更領域境界作成部および変更箇所指示図形作成部は、差分テーブル上で、互いに隣接する桝(メッシュ)の値が異なる境界データを求めることにより境界図形を作成する。そして、図面表示処理部は、変更後の図面に境界図形を重畳することで図面変更箇所を表示する。
なお、関連する技術として、設計者の意図を反映させたCAD図面の改訂箇所を容易に視認できるCAD図面改訂箇所編集・表示装置が提案されている(特許文献2)。また、比較される2個のデータベースの差分データの詳細を、煩雑な操作なしでビジュアルに自動出力できる差分データ管理装置が提案されている(特許文献3)。さらに、電子情報からラスタデータを自動生成するに際し、差分の取り扱いが簡便且つ理解しやすい形式で行うことができる図面の差分認識装置が提案されている(特許文献4)。
特開2001-202402号公報 特開平11-053415号公報 特開2007-293466号公報 特開2020-119300号公報
上述したように、図面の変更箇所を表示する技術が提案されている。ただし、従来の技術では、図面の変更箇所を見やすく表示できないことがある。例えば、グループ化された複数の図形要素から構成されるグループ図形が変更されたときには、変更箇所を見やすく表示できないことがある。また、図形要素が密集している領域内で複数の図形要素が変更されるときも、変更箇所を見やすく表示できないことがある。
なお、特許文献1に記載された表示方法においては、変更前および変更後の図面データの差分を2値(すなわち、1または0)で表す差分テーブルを利用して、図面変更箇所が表示される。よって、必ずしも変更箇所が見やすく表示されるとは限らず、また、変更箇所を抽出するための処理の負荷が大きくなるおそれがある。
本発明の1つの側面に係わる目的は、電子的に作成される図面の変更箇所を見やすく表示する装置、方法、およびプログラムを提供することである。
本発明の1つの態様の変更箇所表示プログラムは、比較元図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第1のデータベースと、対象図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第2のデータベースとを比較することにより、前記比較元図面と前記対象図面との間で変化が生じている図形要素を検出する検出処理と、変化が生じている図形要素を取り囲む識別領域を生成する生成処理と、前記生成処理において生成される複数の識別領域が所定の関係を有するときに、前記複数の識別領域を合成して合成識別領域を生成する合成処理と、前記対象図面に重ねて前記合成識別領域を表示する表示処理と、をコンピュータに実行させる。
上述の態様によれば、電子的に作成される図面の変更箇所を見やすく表示できる。
本発明の実施形態に係わる変更箇所表示の一例を示す図である。 比較元図面と対象図面とを比較するためのデータベースの生成の一例を示す図である。 データベースの比較に基づいて図形要素の削除および追加を検出する処理の一例を示す図である。 図3に示す比較により検出された削除レコードおよび追加レコードの一例を示す図である。 データベース上で図形要素の変更を検出する処理の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わる変更箇所表示装置の一例を示す図である。 識別領域の生成の実施例を示す図である。 本発明の実施形態に係わる変更箇所表示方法の第1の実施例を示すフローチャートである。 グループ図形の変化に対して識別領域を生成する手順の一例を示す図である。 グループ化テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わる変更箇所表示方法の第2の実施例を示すフローチャートである。 複数の図形要素が互いに隣接するときの識別領域の表示方法の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わる変更箇所表示方法の第3の実施例を示すフローチャートである。 コネクタおよびコネクタに対して設定される識別領域の一例を示す図である。 線状図形に対して識別領域を生成する手順を示す図である。 コネクタまたは線の接続先の変更に対して可視化図形を生成する手順の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わる変更箇所表示方法の第4の実施例を示すフローチャートである。 変更箇所表示装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係わる変更箇所表示の一例を示す。なお、図1(a)は比較元図面の一例を示し、図1(b)は対象図面の一例を示す。ここで、対象図面は、図面作成アプリケーションを用いて比較元図面を編集することにより得られる。なお、比較元図面においては、圧力モニタ設備および温度モニタ設備が表記されている。
この後、比較元図面に対して下記の編集(1)~(4)が行われるものとする。
(1)圧力モニタ設備を削除
(2)温度モニタ設備において、比較器501の入力の入替え
(3)温度モニタ設備において、「温度上限警報」を「温度下限警報」に変更
(4)新たな設備の追加
なお、図1(a)に示す3個の図形要素(テキストボックス502、図形503、テキストボックス504)は、グループ化されているものとする。
この場合、本発明の実施形態に係わる変更箇所表示装置は、上記編集により比較元図面と対象図面との間で変化が生じた箇所を対象図面上に識別表示する。尚、「変化」は、追加、削除、および変更を含むものとする。
編集(1)により図形要素の「削除」が行われている。この場合、比較元図面において削除された図形要素が表示されていた領域に、削除領域511が表示される。削除領域511は、この例では、太い破線で表されている。編集(2)により図形要素の「変更」が行われている。具体的には、2つの矢印付きコネクタの先端の位置が互いに入れ替わっている。この場合、各矢印付きコネクタの先端部に丸印512が表示される。編集(3)により図形要素の「変更」が行われている。具体的には、テキストボックス502内の文字列が「温度上限警報」から「温度下限警報」に書き換えられている。ただし、この実施例では、テキストボックス502は、図形503およびテキストボックス504を含むグループ図形の一部である。この場合、テキストボックス502、図形503、およびテキストボックス504から構成されるグループ図形全体を取り囲む変更領域513が表示される。変更領域513は、この例では、太い実線で表されている。編集(4)により図形要素の「追加」が行われている。この場合、追加された図形要素を取り囲む追加領域514が表示される。追加領域514は、この例では、波線で表されている。
このように、本発明の実施形態によれば、比較元図面と対象図面との間で変化が生じたときには、その変化が生じた領域が対象図面上に識別表示される。このとき、図面編集の種別(追加、削除、変更)に応じて異なる形式で編集領域が表示されるので、対象図面を取得した作業者は、どのような編集が行われたのかを容易に認識できる。図1に示す例では、削除領域511内で何らかの図形が削除されたことを認識できる。丸印512が付されているコネクタの接続位置が変更されたことを認識できる。変更領域513内で図形の変更があったことを認識できる。そして、追加領域514内に新たな図形が追加されたことを認識できる。
図2は、比較元図面と対象図面とを比較するためのデータベースの生成の一例を示す。この例では、比較元図面および対象図面は、それぞれ、3個の図面データファイル(仕様書1~3)から構成されている。ここで、各図面データファイルは、1または複数の「ページ」から構成される。そして、比較元図面を構成する図面データファイルは比較元フォルダに保存され、対象図面を構成する図面データファイルは対象フォルダに保存される。
図面データファイルが保存されるときは、それぞれ対応するTSV(タブ区切り値)ファイルが生成される。すなわち、3個の図面データファイルに対して3個のTSVファイルが生成される。ここで、各TSVファイルは、比較元図面と対象図面とを比較するためのデータベースに相当する。また、TSVファイルは、それぞれDBフォルダ内に保存される。
DBフォルダ内に複数のTSVファイルが保存されているときは、必要に応じて、複数のTSVファイルを結合することで、1つのファイル(図2では、「DB.tsv」)が生成される。例えば、ユーザの指示により、比較元図面全体と対象図面全体との比較が行われるときは、複数のTSVファイルが結合されて1つのファイル(図2では、「DB.tsv」)が生成される。一方、ユーザの指示により、比較元図面中の所定のファイルと対象図面中の対応するファイルとの比較が行われるときは、複数のTSVファイルを結合しなくてもよい。
比較元図面と対象図面との比較は、TSVファイルにより構成されるデータベースどうしを比較することで実現される。そして、データベース間の差分を表す結果ファイル(図2では、「Difference_temp.tsv」)が生成される。なお、この結果ファイルは、対象フォルダに保存されることが好ましい。
図3は、データベースの比較に基づいて図形要素の削除および追加を検出する処理の一例を示す。この例では、比較元図面の「DB.tsv」と対象図面の「DB.tsv」とが比較される。なお、以下の記載では、比較元図面の「DB.tsv」を「比較元データベース」と呼ぶことがある。また、対象図面の「DB.tsv」を「対象データベース」と呼ぶことがある。
各データベースは、ファイル名、ページ名、要素ID、テキスト、接続、および比較用文字列から構成される。ファイル名は、ファイルの名前を表す。ページ名は、ページの名前を表す。要素IDは、各図形要素を識別する。テキストは、図形要素に付加される文字列を表す。接続は、コネクタの接続先(始点および終点)を表す。
例えば、比較元データベースの2番目のレコードには、要素ID=2で識別される図形要素に係わる情報が記録されている。すなわち、この図形要素は、「仕様書_1」という名称のファイルの中の「301_制御」という名称のページ上に設けられており、「ABC」という文字列を有している。また、比較元データベースの3番目のレコードには、要素ID=3で識別される図形要素に係わる情報が記録されている。すなわち、この図形要素は、「仕様書_1」という名称のファイルの中の「301_制御」という名称のページ上に設けられており、要素ID=1で識別される図形要素と要素ID=2で識別される図形要素とを接続するコネクタである。
比較用文字列は、当該レコードを対応するデータベースの各レコードと比較するための情報であり、ファイル名、ページ名、要素ID、テキスト、接続を並べることで生成される。たとえば、比較元データベースの1番目のレコードにおいては、「ファイル名:仕様書_1」「ページ名:301_制御」「要素ID:1」「テキスト:X」「コネクタ:なし」を並べることにより、比較用文字列として「仕様書_1@301_制御@1@X」が生成される。
比較元図面と対象図面との比較時には、例えば、比較元データベースの各レコードの比較用文字列が対象データベースの各レコードの比較用文字列と比較され、また、対象データベースの各レコードの比較用文字列が比較元データベースの各レコードの比較用文字列と比較される。そして、比較元データベースに存在し、且つ、対象データベースに存在しない比較用文字列が検出されたときは、その比較用文字列に対応するレコードが比較元データベースから削除されたと判定される。また、対象データベースに存在し、且つ、比較元データベースに存在しない比較用文字列が検出されたときは、その比較用文字列に対応するレコードが対象データベースに追加されたと判定される。
例えば、比較元データベースの2番目のレコードに記録されている比較用文字列「仕様書_1@301_制御@2@ABC」は、対象データベースには存在しない。この場合、比較元データベースの2番目のレコードは削除されたと判定される。同様に、比較元データベースの3番目のレコードおよび5番目のレコードも削除されたと判定される。また、対象データベースの2番目のレコードに記録されている比較用文字列「仕様書_1@301_制御@2@GHI」は、比較元データベースには存在しない。この場合、対象データベースの2番目のレコードが追加されたと判定される。同様に、対象データベースの3番目のレコードおよびn番目のレコードも削除されたと判定される。
図4は、図3に示す比較により検出された削除レコードおよび追加レコードの一例を示す。上述したように、図3に示す実施例では、比較元データベースから3個のレコードが削除され、対象データベースに3個のレコードが追加されている。尚、図4に示すデータベースは、比較元データベースと対象データベースとの比較結果を表し、図2に示す「Difference_temp.tsv」に相当する。
図5は、データベース上で図形要素の変更を検出する処理の一例を示す。この実施例では、図5(a)に示すデータベース上で、各削除レコードについて「ファイル名」「ページ名」「要素ID」が一致する追加レコードが検索される。例えば、1番目のレコードの状態は「削除」であり、「ファイル名:仕様書_1」「ページ名:301_制御」「要素ID:2」が記録されている。よって、4~6番目のレコードの中から、「ファイル名:仕様書_1」「ページ名:301_制御」「要素ID:2」を有するレコードが検索される。そうすると、1番目のレコードおよび4番目のレコードにおいて「ファイル名」「ページ名」「要素ID」が互いに一致する。この場合、1番目のレコードに記録されている図形要素が4番目のレコードに記録されている図形要素に変更されたと判定される。この後、変更前の情報を記録しているレコードは削除され、変更後の情報を記録するレコードに変更前の情報が付加される。具体的には、1番目のレコードが削除され、4番目のレコードに「ABC」が付加される。さらに、4番目のレコードの状態が「追加」から「変更」に更新される。
なお、図面を見やすくするために表記しないが、要素ID=3で識別される図形要素も変更されている。したがって、図5(b)において、2番目のレコードが削除され、5番目のレコードに「1_2」が付加される。さらに、5番目のレコードの状態が「追加」から「変更」に更新される。
このように、比較元図面および対象図面が指定されると、比較元図面を表す比較元データベースと対象図面を表す対象データベースとが比較され、その比較結果を表すデータベース(図5(b)に示す「Difference_temp.tsv」)が生成される。そして、このデータベースに基づいて、比較元図面から対象図面に編集されたときの図形要素の変化(追加、削除、変更)が検出される。そして、変化した図形要素を取り囲む領域を表す識別領域が生成される。
図6は、本発明の実施形態に係わる変更箇所表示装置の一例を示す。本発明の実施形態に係わる変更箇所表示装置1は、図6に示すように、検出部11、生成部12、合成部13、丸め部14、および表示部15を備える。なお、変更箇所表示装置1は、図6に示していない他の機能をさらに備えてもよい。
変更箇所表示装置1は、ユーザから、比較元図面と対象図面との差分を表示する旨の指示が与えられたときに起動される。このとき、ユーザは、比較元図面および対象図面を指定するものとする。また、比較元図面の図面データファイルおよび対象図面の図面データファイルが不図示のメモリに保存されたときに、それぞれ、対応するTSVファイルが生成されるものとする。すなわち、比較元図面を構成する図形要素に係わる情報を含む比較元データベース、及び、対象図面を構成する図形要素に係わる情報を含む対象データベースが作成される。そして、変更箇所表示装置1は、起動時に、比較元データベースおよび対象データベースを取得する。
なお、変更箇所表示装置1は、TSVファイル(すなわち、図面を構成する図形要素に係わる情報を含むデータベース)を取得したときに、TSVファイルがメモリに保存された時刻と、そのTSVファイルの元データである図面データファイルがメモリに保存された時刻との差分が十分に小さいか(例えば、20秒以下)を確認することが好ましい。ここで、保存時刻の差分が十分に小さいときは、TSVファイルが対応する図面データファイルから生成されたと考えられる。一方、保存時刻の差分が大きいときは、図面データファイルが保存された後に、意図しない第3者がその図面データファイルを編集し、編集後の図面データファイルから生成されたTSVファイルが保存されている可能性がある。そこで、保存時刻の差分が大きいときは、変更箇所表示装置1は、図面データファイルから新たにTSVファイルを再生成する。これにより、図面データファイルの内容を正しく表すTSVファイル(すなわち、データベース)が得られる。
検出部11は、比較元図面を構成する図形要素に係わる情報を含む比較元データベースと、対象図面を構成する図形要素に係わる情報を含む対象データベースとを比較することにより、比較元図面と対象図面との間で変化が生じている図形要素を検出する。例えば、図3に示す比較元データベースと対象データベースとを比較したときには、図4または図5に示すように、要素ID=2、3、5、1892により識別される4個の図形要素が検出される。また、検出部11は、図5を参照して説明したように、比較元図面と対象図面との間で生じた変化のタイプ(削除、追加、変更)を検出することができる。
生成部12は、検出部11により検出された、比較元図面と対象図面との間で変化が生じている図形要素を取り囲む領域を表す識別領域を生成する。識別領域は、特に限定されるものではないが、例えば、検出された図形要素の外周に対してΔWだけ外側に形成される矩形により実現される。図7(a)に示す例では、変化が生じている図形要素として、縦a×横bの矩形が検出されている。この場合、生成部12は、識別領域として、縦「a+2ΔW」×横「b+2ΔW」の矩形を生成する。また、図7(b)に示す例では、変化が生じている図形要素として、直径cの円が検出されている。この場合、生成部12は、識別領域として、一辺の長さが「c+2ΔW」の正方形を生成する。ΔWは、特に限定されるものではないが、例えば2.5mm程度である。
合成部13は、複数の識別領域が所定の関係を有するときに、それら複数の識別領域を合成して合成識別領域を生成する。なお、合成部13の処理については後で詳しく説明する。
丸め部14は、各識別領域の各頂点を丸める。また、合成部13により合成識別領域が生成されているときは、丸め部14は、合成識別領域の各頂点を丸める。頂点を丸めるときの曲率は、例えば、ユーザが指定できるようにしてもよい。
表示部15は、対象図面に重ねて識別領域を表示する。また、合成部13により合成識別領域が生成されているときは、表示部15は、対象図面に重ねて合成識別領域を表示する。なお、表示部15は、比較元図面と対象図面との間で生じた変化のタイプ(追加、削除、変更)に応じて、異なる形式で識別領域および/または合成識別領域を表示してもよい。例えば、図1(b)に示す例では、図形要素が削除されたときは、削除された図形要素が配置されていた領域を囲む破線枠が表示される。図形要素が変更されたときは、その図形要素を囲む実線枠が表示される。図形要素が追加されたときは、その図形要素を囲む波線枠が表示される。
図8は、本発明の実施形態に係わる変更箇所表示方法の第1の実施例を示すフローチャートである。この実施例では、検出部11により、比較元図面と対象図面との間で変化が生じている図形要素が検出されているものとする。また、このフローチャートの処理は、検出された各図形要素に対して実行される。
S11において、変更箇所表示装置1は、図形要素がグループ図形に属するか否かを判定する。グループ図形は、複数の図形要素をグループ化することにより構成される。例えば、図9(a)に示す例では、図面上に3個の図形要素が配置されている。ここで、図形要素は、要素ID(D001、D002、D003)により識別される。また、変更箇所表示装置1は、図10(a)に示すグループ化テーブルを備える。グループ化テーブルにおいて、グループフラグは、当該図形要素がグループ図形に含まれているか否かを表し、「0」はグループ化されてない状態を表す。
グループ化は、ユーザの指示に応じて実行される。例えば、図9(a)に示す3個の図形要素がグループ化され、グループ図形が構成される場合、図10(b)に示すように、グループ図形に対して新たな要素ID(D00K)が付与される。このとき、各図形要素のグループフラグが「0」から「1」に更新される。「1」は、当該図形要素がグループ図形に属していることを表す。また、グループフラグが「1」に設定されている図形要素に対しては、グループIDが設定される。グループIDは、当該図形要素が属するグループ図形を識別する。また、グループ図形のグループフラグは「2」に設定される。さらに、グループ図形に対してグループ要素が記録される。グループ要素は、グループ図形に属する各図形要素を識別する。この実施例では、「D00K」で識別されるグループ図形の中に「D001」「D002」「D003」で識別される3個の図形要素が属していることが表されている。
したがって、変更箇所表示装置1は、このグループ化テーブルを参照することにより、図形要素がグループ図形に属するか否かを判定できる。この結果、図形要素がグループ図形に属していれば、変更箇所表示装置1の処理はS12に進む。
S12において、生成部12は、グループ図形に属するすべての図形要素を抽出する。例えば、図9(a)において、「D001」で識別される図形要素の文字列が変更されているものとする。この場合、この図形要素に対して図8に示すフローチャートの処理が実行され、図10(b)に示すグループ化テーブルが参照されると、S12において「D001」「D002」「D003」で識別される3個の図形要素が抽出される。
S13において、生成部12は、S12で抽出した各図形要素に対してそれぞれ識別領域を生成する。識別領域は、例えば、図7に示す方法により生成される。この結果、図9(b)に示すように、3個の識別領域21~23が生成される。
S14において、合成部13は、グループ図形を構成する複数の図形要素に対応する複数の識別領域を合成して1つの合成識別領域を生成する。例えば、図9(b)に示す識別領域21~23に対して合成処理を実行すると、図9(c)に示す合成識別領域24が得られる。なお、複数の領域を合成して1つの領域を生成する処理は、面接合などの公知の技術により実現される。
S15において、丸め部14は、S14で生成された合成識別領域に対して丸め処理を実行する。すなわち、合成識別領域の各頂点に対して所定の曲率の丸め処理が行われる。この結果、図9(d)に示す合成識別領域24が得られる。なお、丸め部14は、合成部13により生成された合成識別領域に対してスムージング処理を行ってもよい。例えば、合成識別領域の外周が多数の凹凸を有していて視認性が悪いときは、図9(e)に示すように、合成識別領域の外周を滑らかにしてもよい。
S16において、表示部15は、比較元図面と対象図面との間で生じた変化のタイプに応じて合成識別領域の形式を決定する。例えば、削除、追加、変更に応じて、合成識別領域の外周を表す線の種別(破線、実線、波線など)を決定する。この後、表示部15は、対象図面に重ねて合成識別領域を表示する。
比較元図面と対象図面との間で変化が生じた図形要素がグループ図形に属していないときは(S11:No)、生成部12は、S17において、その図形要素に対応する識別領域を生成する。この後、この識別領域に対してS16~S17の処理が実行される。すなわち、この識別領域は、丸め処理が実行された後、対象図面に重ねて表示される。
なお、図9に示す実施例では、グループ図形を構成する複数の図形要素に対応する複数の識別領域21~23が互いに重なり合っているが、本発明の実施形態はこのようなケースに限定されるものではない。すなわち、グループ図形を構成する複数の図形要素に対応する複数の識別領域が生成されたときは、それらが互いに重なり合っていなくても、それら複数の識別領域から1つの合成識別領域が生成される。
このように、図8~図10に示す実施例では、複数の図形要素から構成されるグループ図形の一部(即ち、グループ図形を構成する複数の図形要素のうちの一部の図形要素)が変化したときに、そのグループ図形全体が識別表示される。したがって、比較元図面と対象図面との間で生じた変化を認識しやすくなる。
図11は、本発明の実施形態に係わる変更箇所表示方法の第2の実施例を示すフローチャートである。この実施例でも、検出部11により、比較元図面と対象図面との間で変化が生じている図形要素が検出されているものとする。そして、このフローチャートの処理は、検出された各図形要素に対して実行される。
S21において、生成部12は、変化が生じている各図形要素に対してそれぞれ識別領域を生成する。S22において、合成部13は、互いに重なり合う識別領域を検出する。S23において、合成部13は、互いに重なり合う識別領域に対応する図形要素の変化のタイプ(削除、追加、変更)を特定する。なお、変化が生じている図形要素の変化のタイプは、このフローチャートの処理が開始される前に、検出部11により検出されているものとする。
互いに重なり合う識別領域に対応する図形要素の変化のタイプが同じであるときは、S24において、合成部13は、それらの識別領域を合成して1つの合成識別領域を生成する。一方、互いに重なり合う識別領域に対応する図形要素の変化のタイプが同じでないときは、S24の処理はスキップされる。なお、S25~S26は、図8に示すS15~S16と実質的に同じである。
図12は、複数の図形要素が互いに隣接するときの識別領域の表示方法の一例を示す。ここでは、2つの図形要素521、522が互いに近接して配置されている。
図12(a)に示す例では、比較元図面から対象図面に編集される際に、図形要素521、522はいずれも変更されている。このため、生成部12は、図形要素521、522に対してそれぞれ識別領域31、32を生成する。このとき、識別領域31、32は、互いに重なり合っている。ここで、図形要素521、522の変化のタイプは互いに同じである。この場合、合成部13は、識別領域31、32を合成することで合成識別領域33を生成する。
一方、図12(b)に示す例では、比較元図面から対象図面に編集される際に、図形要素521に変更が加えられ、また、図形要素522が追加されている。すなわち、図形要素521、522の変化のタイプは互いに同じではない。この場合、合成処理は実行されない。すなわち、図形要素521に対応する識別領域31および図形要素522に対応する識別領域34は、合成されることなくそのまま表示される。なお、各識別領域31、34は、変化のタイプに応じた形式で表示される。すなわち、識別領域31は実線の枠で表され、識別領域34は波線の枠で表される。
このように、比較元図面と対象図面との間の変化に応じて複数の識別領域が生成されるとき、それら複数の識別領域が所定の関係を有する場合には、それら複数の識別領域を合成することで1つの合成識別領域が生成される。第1の実施例では、グループ図形を構成する複数の図形要素に対応する複数の識別領域が合成される。また、第2の実施例では、複数の識別領域が互いに重なり合い、且つ、それら複数の識別領域に対応する複数の図形要素の変化のタイプが互いに同じであるときに、それら複数の識別領域が合成される。したがって、図面の変更箇所が密集するケースであっても、変更が生じた図形要素を見やすく表示できる。加えて、変更前および変更後の図面データの差分を2値化(すなわち、1または0で表現)により検出する必要がないので、変更箇所を抽出して表示するための処理の負荷は小さい。
図13は、本発明の実施形態に係わる変更箇所表示方法の第3の実施例を示すフローチャートである。第3の実施例では、比較元図面と対象図面との間で変化が生じている図形要素がコネクタまたは線である。コネクタまたは線は、矢印が付加されていてもよいし、矢印が付加されてなくてもよい。また、コネクタまたは線は、始点および終点を有する。さらに、コネクタは、その両端に図形要素が接続される。そして、このフローチャートの処理は、変化が生じているコネクタまたは線が検出されたときに実行される。例えば、コネクタまたは線が追加または削除されたときにこのフローチャートの処理が実行される。なお、以下の記載では、コネクタまたは線を「線状図形」と呼ぶことがある。
S31において、生成部12は、検出されたコネクタまたは線が「直線」で構成されているか否かを判定する。例えば、図14(a)に示すように、始点と終点との間が1本の線分で接続されている図形要素531は、「直線」と判定される。また、図14(b)に示すように、始点と終点との間に1または複数の「角(または、頂点)」を有し、複数の線分により構成される図形要素532は、「直線でない」と判定される。
検出されたコネクタまたは線が「直線」であるときには、S38において、生成部12は、その線状図形を取り囲む識別領域を生成する。図14(a)に示す例では、図形要素531に対して識別領域41が生成されている。
検出されたコネクタまたは線が「直線」でないときにも(S31:No)、生成部12は、その線状図形を取り囲む識別領域を生成する。一例としては、図14(b)に示す識別領域42を生成してもよい。ただし、このケースは、始点および終点の座標に基づいて矩形の識別領域が生成されている。この場合、識別領域が大きすぎて、図面が見にくくなるおそれがある。そこで、本発明の実施形態では、比較元図面と対象図面との間で変化が生じている図形要素が複数の線分を含む線状図形であるときは、S32~S35の処理が実行される。
S32~S34の処理は、コネクタまたは線を構成する複数の線分についてそれぞれ実行される。即ち、生成部12は、コネクタまたは線を構成する複数の線分に対してS32~S34の処理を実行する。具体的には、生成部12は、線分が伸びる方向が「縦」であるか「横」であるかを判定する。線分が縦方向に伸びるときは、生成部12は、識別領域として、例えば、高さが「L+2.5(mm)」であり、幅が「5(mm)」である矩形を生成する。線分が横方向に伸びるときは、生成部12は、識別領域として、例えば、高さが「5(mm)」であり、幅が「L+2.5(mm)」である矩形を生成する。なお、Lは線分の長さを表す。
S35において、合成部13は、S32~S34において生成部12により生成された複数の識別領域を合成して1つの合成識別領域を生成する。なお、S36~S37は、図8に示すS15~S16と実質的に同じである。
図15は、線状図形に対して識別領域を生成する手順を示す。ここでは、図形要素532は、図15(a)に示すように、3本の線分532a~532cから構成されるコネクタである。
この場合、生成部12は、図15(b)に示すように、線分532a~532cに対してそれぞれ識別領域43a~43cを生成する。各識別領域43a~43cの形状は、図13に示すフローチャートのS32~S34についての説明で記載した通りである。そして、合成部13は、図15(c)に示すように、識別領域43a~43cを合成することで合成識別領域43を生成する。これにより、1以上の角を備えるコネクタまたは線に対して、適切な形状の識別領域を表示できる。
図16は、コネクタまたは線の接続先の変更に対して可視化図形を生成する手順の一例を示す。この実施例では、図16(a)に示すように、比較元図面において図形A~Cおよびコネクタ541が描かれている。そして、コネクタ541は、図形Aと図形Bとを接続している。この後、比較元図面を編集して対象図面を生成する際に、コネクタ541の終点側の接続先が図形Bから図形Cに変更されている。
この場合、変更箇所表示装置1は、接続先が変更されたコネクタ端部の近傍に可視化図形を表示する。図16(c)に示す例では、コネクタ541の終点の近傍に可視化図形51が表示されている。可視化図形は、この実施例では、丸印である。これにより、コネクタの接続先が変更されたことを容易に認識できる。
図17は、本発明の実施形態に係わる変更箇所表示方法の第4の実施例を示すフローチャートである。なお、図面作成アプリケーションは、各コネクタまたは線の座標および接続先の図形要素を表す情報を管理している。そして、このフローチャートの処理は、各コネクタまたは線に対して実行される。
S41において、変更箇所表示装置1は、コネクタまたは線の始点側の接続先が変更されているか否かを判定する。そして、始点側の接続先が変更されているときには、S42において、変更箇所表示装置1は、その始点の座標を表す情報を取得する。また、S43において、変更箇所表示装置1は、その始点の近傍に可視化図形を配置する。同様に、S44において、変更箇所表示装置1は、終点側の接続先が変更されているか否かを判定する。そして、終点側の接続先が変更されているときには、S45において、変更箇所表示装置1は、その終点の座標を表す情報を取得する。また、S46において、変更箇所表示装置1は、その終点の近傍に可視化図形を配置する。可視化図形は、特に限定されるものではないが、図16に示す実施例では丸印である。
このように、第4の実施例によれば、コネクタまたは線の接続先の変更を容易に認識できる。なお、本発明の実施形態は、第3の実施例による識別領域/合成識別領域と第4の実施例による可視化図形の双方を表示してもよい。
<ハードウェア構成>
図18は、変更箇所表示装置1のハードウェア構成の一例を示す。変更箇所表示装置1は、プロセッサ101、メモリ102、記憶装置103、入出力デバイス104、記録媒体読取り装置105、通信インタフェース106を備えるコンピュータ100により実現される。
プロセッサ101は、記憶装置103に保存されている変更箇所表示プログラムを実行することにより、変更箇所表示装置1の動作を制御する。このプログラムは、図8、図11、図13、および図17に示すフローチャートの手順を記述したプログラムコードを含む。したがって、プロセッサ101がこのプログラムを実行することにより、図6に示す検出部11、生成部12、合成部13、丸め部14、および表示部15の機能が提供される。
メモリ102は、プロセッサ101の作業領域として使用される。記憶装置103は、上述した変更箇所表示プログラムおよび他のプログラムを保存する。
入出力デバイス104は、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクなどの入力デバイスを含む。また、入出力デバイス104は、表示装置、スピーカーなどの出力デバイスを含む。記録媒体読取り装置105は、記録媒体110に記録されているデータおよび情報を取得できる。記録媒体110は、コンピュータ100に着脱可能なリムーバブル記録媒体である。また、記録媒体110は、例えば、半導体メモリ、光学的作用で信号を記録する媒体、または磁気的作用で信号を記録する媒体により実現される。なお、上述した変更箇所表示プログラムは、記録媒体110からコンピュータ100に与えられてもよい。通信インタフェース106は、ネットワークに接続する機能を提供する。なお、上述した変更箇所表示プログラムがプログラムサーバ120に保存されているときは、コンピュータ100は、プログラムサーバ120から変更箇所表示プログラムを取得してもよい。
1 変更箇所表示装置
11 検出部
12 生成部
13 合成部
14 丸め部
15 表示部
21~23 識別領域
24 合成識別領域
31、32、34 識別領域
33 合成識別領域
43a~43c 識別領域
43 合成識別領域
51 可視化図形

Claims (10)

  1. 比較元図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第1のデータベースと、対象図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第2のデータベースとを比較することにより、前記比較元図面と前記対象図面との間で変化が生じている図形要素を検出する検出処理と、
    変化が生じている図形要素を取り囲む識別領域を生成する生成処理と、
    前記検出処理において複数の図形要素が検出され、前記生成処理において前記複数の図形要素に対応する複数の識別領域が生成され、且つ、前記複数の識別領域が互いに重なり合うときに、前記複数の識別領域を合成して合成識別領域を生成する合成処理と、
    前記対象図面に重ねて前記合成識別領域を表示する表示処理と、
    をコンピュータに実行させる変更箇所表示プログラム。
  2. 比較元図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第1のデータベースと、対象図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第2のデータベースとを比較することにより、前記比較元図面と前記対象図面との間で変化が生じている図形要素を検出する検出処理と、
    変化が生じている図形要素を取り囲む識別領域を生成する生成処理と、
    前記生成処理において生成される複数の識別領域が所定の関係を有するときに、前記複数の識別領域を合成して合成識別領域を生成する合成処理と、
    前記対象図面に重ねて前記合成識別領域を表示する表示処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記比較元図面と前記対象図面との間で変化が生じている図形要素が、グループ化された複数の図形要素から構成されるグループ図形に属するときには、
    前記生成処理において、前記グループ図形に属する各図形要素に対してそれぞれ識別領域を生成する処理と、
    前記合成処理において、前記グループ図形に属する各図形要素に対して生成される識別領域を合成して合成識別領域を生成する処理と、を前記コンピュータに実行させる
    ことを特徴とする変更箇所表示プログラム。
  3. 前記検出処理は、前記比較元図面と前記対象図面との間で生じた図形要素の変化のタイプを判定する処理を含み、
    互いに重なり合う複数の識別領域に対応する複数の図形要素の変化のタイプが互いに同じときに、前記合成処理において、前記複数の識別領域を合成して合成識別領域を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の変更箇所表示プログラム。
  4. 各識別領域は矩形であり、
    各識別領域の各頂点を丸める丸め処理をコンピュータにさらに実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の変更箇所表示プログラム。
  5. 各識別領域は矩形であり、
    前記合成処理において生成される合成識別領域の各頂点を丸める丸め処理をコンピュータにさらに実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の変更箇所表示プログラム。
  6. 前記検出処理は、前記比較元図面と前記対象図面との間で生じた図形要素の変化のタイプを判定する処理を含み、
    前記表示処理において、前記検出処理により判定された変化のタイプに対応する形式で前記識別領域および前記合成識別領域を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の変更箇所表示プログラム。
  7. 前記比較元図面と前記対象図面との間で変化が生じている図形要素が複数の線分を含む線状図形であるときは、
    前記生成処理において、前記複数の線分をそれぞれ取り囲む複数の識別領域を生成し、
    前記合成処理において、前記複数の識別領域を合成して合成識別領域を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の変更箇所表示プログラム。
  8. 前記比較元図面と前記対象図面との間で線状図形の端点の接続先が変更されたときは、前記表示処理において、接続先が変更された端点の近傍に可視化図形を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の変更箇所表示プログラム。
  9. 比較元図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第1のデータベースと、対象図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第2のデータベースとを比較することにより、前記比較元図面と前記対象図面との間で変化が生じている図形要素を検出する検出部と、
    変化が生じている図形要素を取り囲む識別領域を生成する生成部と、
    前記検出部により複数の図形要素が検出され、前記生成部により前記複数の図形要素に対応する複数の識別領域が生成され、且つ、前記複数の識別領域が互いに重なり合うときに、前記複数の識別領域を合成して合成識別領域を生成する合成部と、
    前記対象図面に重ねて前記合成識別領域を表示する表示部と、
    を備える変更箇所表示装置。
  10. 比較元図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第1のデータベースと、対象図面を構成する図形要素に係わる情報を含む第2のデータベースとを比較することにより、前記比較元図面と前記対象図面との間で変化が生じている図形要素を検出する検出処理と、
    変化が生じている図形要素を取り囲む識別領域を生成する生成処理と、
    前記検出処理において複数の図形要素が検出され、前記生成処理において前記複数の図形要素に対応する複数の識別領域が生成され、且つ、前記複数の識別領域が互いに重なり合うときに、前記複数の識別領域を合成して合成識別領域を生成する合成処理と、
    前記対象図面に重ねて前記合成識別領域を表示する表示処理と、
    をコンピュータが実行する変更箇所表示方法。
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