JP2007179203A - 帳票検索装置、帳票検索方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

帳票検索装置、帳票検索方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチフォームの電子帳票であっても、帳票実データを容易に検索できるようにする。
【解決手段】電子帳票サーバ装置2において、クライアント装置1から表示要求された電子帳票の形式を規定するフォームデータに基づいて電子帳票を構成する縦線及び横線を検出し(ステップS403)、検出した縦線及び横線に基づいて電子帳票を構成する矩形を検出し(ステップS405)、検出した矩形の中から、当該矩形内にフォーム文字を含む項目矩形を抽出し(ステップS406)、クライアント装置1から所定のフォーム文字が指定された場合に、ステップS404により検出された矩形であって、当該所定のフォーム文字を含む所定の項目矩形に対して所定方向に隣接する矩形内に含まれる帳票実データを検索するようにする(ステップS411)。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、電子帳票システムにおいてデータの検索を行なう帳票検索装置、帳票検索方法、当該帳票検索方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
電子帳票システムにおいて、電子帳票として表示される帳票データは、電子帳票の形式を規定するフォームデータと、電子帳票における実際のデータ(以下、このデータを「帳票実データ」と称する)とを合わせることにより表現される。
従来の電子帳票における検索では、帳票実データを中心に考えられており、フォームデータは帳票実データに付随するものとして捉えられている。そのため、オペレータは、検索実行時に検索領域の矩形を設定して、検索を行なう帳票実データの位置を指定しなければならなかった。
一般的に、オペレータは、以下の操作をすることにより、電子帳票内の任意のデータを検索している。
<1>帳票を表示し、抽出したいデータのある個所に矩形を設定する。
<2>検索対象の矩形や条件文を入力し、検索を実行する。
<3>検索結果が画面、もしくは、ファイルに書き出される。
上述したような従来の電子帳票における検索方法では、電子帳票内の特定のデータを検索する際に、オペレータがマウスを操作して検索したい帳票実データの存在する個所に確実に矩形を設定する必要があった。もし矩形から帳票実データがはみだしてしまうと、その帳票実データが検索対象から漏れてしまうからである。従って、オペレータは、検索を実行する度に、慎重にマウス操作をして帳票実データの存在する個所に確実に矩形を設定しなければならなかった。また、この矩形の設定は数頁ある中の1頁を表示させて行なうものであり、そこで設定された矩形の位置が検索対象の位置として全ての頁に反映されるようになっている。そのため、オペレータが確実に矩形を設定するためには、全ての頁で設定した矩形に検索したい帳票実データが含まれるかどうかを確認するも必要あった。
一方、電子帳票の中には、書式(形式)の異なる帳票が複数存在していることが少なくない(本明細書では、電子帳票が全頁に渡って同一の書式で記述されているものを「シングルフォーム」と称し、電子帳票が複数の異なる書式で記述されているものを「マルチフォーム」と称する。)。
マルチフォームの帳票では、頁によってその書式が異なるため、書式に基づいて配置される帳票実データの位置も異なることになる。そして、従来の電子帳票における検索方法では、例えば、マルチフォームの電子帳票の1頁目だけを見て設定した検索領域の矩形を、全ての頁に渡ってオペレータの意図する個所に設定することができず、検索に必要な帳票実データを抽出することができなかった。下記の特許文献1には、画像で作成された書式の罫線を認識しその罫線で囲まれた範囲に存在するデータを抽出するデータ抽出システムに関する技術が開示されている。
特開2001−209733号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術は、画像で作成された書式の罫線を認識する技術であるため、フォームデータと帳票実データとからなる電子帳票にそのまま応用できるものではない。また、再利用可能なように帳票内のデータを抽出する技術であるが、検索対象とすることを目的としてデータを抽出するような観点については言及されていない。
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたものであり、シングルフォーム、マルチフォームの帳票にかかわらず、帳票実データを容易に検索することができるようにすることを目的とする。
本発明の帳票検索装置は、帳票の形式を規定するフォームデータに含まれる罫線情報から矩形を検出する矩形検出手段と、前記矩形検出手段により検出された矩形内に含まれる文字列を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列を含む矩形に対して所定方向に隣接する矩形を検索矩形として抽出する検索矩形抽出手段と、ユーザにより選択された前記文字列に対応する前記検索矩形内に含まれる帳票実データに対して検索を実行する検索実行手段とを有する。
本発明の帳票検索方法は、帳票の形式を規定するフォームデータに含まれる罫線情報から矩形を検出する矩形検出ステップと、前記矩形検出ステップにより検出された矩形内に含まれる文字列を抽出する文字列抽出ステップと、前記文字列を含む矩形に対して所定方向に隣接する矩形を検索矩形として抽出する検索矩形抽出ステップと、ユーザにより選択された前記文字列に対応する前記検索矩形内に含まれる帳票実データに対して検索を実行する検索実行ステップとを有する。
本発明のプログラムは、帳票の形式を規定するフォームデータに含まれる罫線情報から矩形を検出する矩形検出ステップと、前記矩形検出ステップにより検出された矩形内に含まれる文字列を抽出する文字列抽出ステップと、前記文字列を含む矩形に対して所定方向に隣接する矩形を検索矩形として抽出する検索矩形抽出ステップと、ユーザにより選択された前記文字列に対応する前記検索矩形内に含まれる帳票実データに対して検索を実行する検索実行ステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記プログラムをコンピュータに読み取り可能に記憶する。
本発明によれば、シングルフォーム、マルチフォームの帳票にかかわらず帳票実データを容易に検索することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電子帳票システムの概略構成を示す図である。
本実施形態に係る電子帳票システムは、電子帳票を参照するためのクライアント装置1と、電子帳票に係るデータの集中管理及びデータの検索処理等を行なう電子帳票サーバ装置(帳票検索装置)2と、それらを通信接続するネットワーク3とを有して構成されている。ここで、図1に示す電子帳票システムには、1つのクライアント装置のみを表記しているが、本実施形態においては、複数のクライアント装置が設けられていてもよい。
クライアント装置1は、電子帳票の表示及び検索に係る制御を行なうクライアント制御部(ビューア)11と、クライアント制御部11による制御に基づき電子帳票の表示や各種情報の表示を行なう表示装置12と、オペレータが電子帳票の検索や表示等の入力を行なうための入力装置13とを有して構成されている。ここで、入力装置13としては、キーボード13a及びマウス13bが設けられている。この入力装置13を用いることにより、オペレータが検索領域の選択や検索条件の入力を行なうことが可能となる。
クライアント制御部11は、帳票データ表示制御部111と、検索結果表示制御部112と、入力検知部113と、通信部114とを有して構成されている。
帳票データ表示制御部111は、電子帳票サーバ装置2から送信されてきた帳票データに基づく電子帳票の画像を生成し、当該電子帳票の画像を表示装置12の表示画面に表示する制御を行なう。検索結果表示制御部112は、入力装置13を介してオペレータから入力された帳票実データに係る検索要求に対して、電子帳票サーバ装置2から送られてきた検索結果に基づく画像を生成し、当該画像を表示装置12の表示画面に表示する制御を行なう。入力検知部113は、入力装置13を介してオペレータから入力された電子帳票の表示要求や帳票実データに係る検索要求を検知する。この入力検知部113で検知された情報に基づき、電子帳票サーバ装置2は処理を実行する。通信部114は、電子帳票サーバ装置2との通信を司るものである。
電子帳票サーバ装置2は、クライアント装置1からの電子帳票の表示要求や帳票実データに係る検索要求に基づいて当該電子帳票サーバ装置の制御を行なうサーバ制御部21と、電子帳票の形式を規定するフォームデータ22a及び電子帳票における実際の実データである帳票実データ22bを記憶する帳票データ記憶部22と、図2に示す各種テーブル情報を記憶するテーブル情報記憶部23とを有して構成されている。
サーバ制御部21は、帳票データ取得部211と、帳票データ送信部212と、検索実行部213と、検索結果送信部214と、通信部215とを有して構成されている。
帳票データ取得部211は、電子帳票の表示時や検索実行時に、必要なフォームデータ22a及び/又は帳票実データ22bを帳票データ記憶部22から取得する。
帳票データ送信部212は、帳票データ取得部211から出力された帳票データを通信部215を介してクライアント装置1へ送信する。
検索実行部213は、クライアント装置1から要求された検索条件に基づいて、帳票実データの検索を行なう。また、検索実行部213では、検索条件として指定された検索領域の自動抽出も行なう。検索結果送信部214は、検索実行部213での検索実行結果を通信部215を介してクライアント装置1へ送信する。通信部215は、クライアント装置1との通信を司るものである。
図3は、本実施形態に係るクライアント装置1及び電子帳票サーバ装置2のハードウェア構成を示す図である。
図3に示すように、クライアント装置1及び電子帳票サーバ装置2には、CPU301、RAM(メモリ)302、ROM303、ハードディスクドライブ(HDD)304、記録媒体ドライブ305、ネットワークインタフェースカード(NIC)306、ポインティングデバイスであるマウス307、キーボード(K/B)308、ビデオアダプタ309、及び表示装置310を備えており、また、これらがシステムバス311を介して互いに接続されている。
CPU301は、オペレーションシステム(OS)のプログラムやアプリケーションプログラムに基づいて、四則演算や比較演算等の各種の演算、及びハードウェアの制御を行なうものである。
RAM302は、ハードディスクドライブ(HDD)304、ROM303、記録媒体(例えば、CD−ROM,DVD,FD)等の記憶装置に記録されているOSやアプリケーションプログラム等を一時的に記憶するものであり、これらRAM302に記憶されたプログラムはCPU301の制御の下に実行される。
ROM303は、CPU301で実行する処理に必要なプログラム及びデータ等が記憶されており、例えば、OSと協働して外部記憶装置等への入出力を司る、いわゆるBIOS等が記憶されている。ハードディスクドライブ(HDD)304には、OS、顧客担当手配方法を実行するためのプログラム等が記憶されている。記録媒体ドライブ305は、CD−ROM、DVD−ROM、CD−R等の記録媒体に記録されているアプリケーションプログラム等からのデータ読み取りなどに用いられる。
ネットワークインタフェースカード(NIC)306は、CPU301によって制御されるOSの通信プログラムと協働して、ネットワークを介して外部との通信を行なう。
ポインティングデバイスであるマウス307やキーボード(K/B)308は、オペレータからの入力を行なうために用いられる。ビデオアダプタ309は、表示する画像を生成するために用いられる。表示装置310は、ビデオアダプタ309で生成された画像を表示するものである。
図1のクライアント装置1において、クライアント制御部11は、例えばCPU301及びビデオアダプタ309、並びに、ROM303やHDD304内に記録されるプログラム等から構成されており、表示装置12は、表示装置310に相当するものであり、キーボード13a及びマウス13bは、それぞれキーボード(K/B)308及びマウス307に相当するものである。
図1の電子帳票サーバ装置2において、サーバ制御部21は、例えばCPU301、並びに、ROM303やHDD304内に記録されるプログラム等から構成されており、帳票データ記憶部22及びテーブル情報記憶部23は、例えばRAM302やHDD304内に設けられている。
図4は、本発明の実施形態に係る電子帳票システムにおいて、クライアント装置1及び電子帳票サーバ装置2での処理を示すフローチャートである。本実施形態においては、特に、下記のステップS403〜S407及びS411の処理が特徴的な処理である。
まず、クライアント装置1の表示装置12に電子帳票が表示されている状態において(ステップS401)、オペレータから入力装置13を介して検索ダイアログの表示要求がなされると、入力検知部113はこれを検知し、通信部114を介して電子帳票サーバ装置2に、検索ダイアログの表示要求を送る(ステップS402)。
電子帳票サーバ装置2では、クライアント装置1からの検索ダイアログの表示要求を受信し、本実施形態で特徴的な処理である、以下のステップS403〜S407及びS411の処理を行なう。
まず、検索実行部213は、帳票データ取得部211に対して表示要求のあった電子帳票におけるフォームデータ22aを取得させる。そして、検索実行部213は、当該フォームデータ22a内のベクタ命令を解析して、フォームの罫線(縦線・横線)の座標情報を検出する(ステップS403)。そして、検索実行部213は、検出した縦線・横線の座標情報を含む情報を、図2に示すテーブル情報記憶部23のそれぞれ「縦線テーブル」及び「横線テーブル」に記憶する。
続いて、検索実行部213は、ステップS403で検出した縦線・横線の座標情報に基づいて、重複する縦線又は横線が存在する場合には、当該重複する縦線又は横線を合成して、それぞれ図2に示す「縦線テーブル」及び「横線テーブル」を再構築する(ステップS404)。ここで、ステップS403では、フォームの罫線を無秩序に検出していくため、ステップS404では、縦線及び横線を整合性の取れた情報としてまとめておく必要がある。
続いて、検索実行部213は、ステップS403及びステップS404での処理により構築された縦線テーブル及び横線テーブルに基づいて、電子帳票を構成する罫線で囲まれた矩形を検出する(ステップS405)。そして、検索実行部213は、検出した矩形の座標情報を含む情報を、図2に示すテーブル情報記憶部23の「矩形テーブル」に記憶する。
続いて、検索実行部213は、ステップS405で検出された矩形の中から、当該矩形内にフォーム文字を含む項目矩形を抽出する(ステップS406)。そして、検索実行部213は、抽出した項目矩形の座標情報を含む情報を、図2に示すテーブル情報記憶部23の「項目矩形テーブル」に記憶する。なお、フォーム文字とは、フォームデータ22a内の文字描画命令に設定されている文字列のことである。
続いて、検索実行部213は、ステップS405で検出された矩形の中から、ステップS406で抽出した項目矩形に対して所定方向に隣接する矩形を検索矩形として抽出する(ステップS407)。そして、検索実行部213は、抽出した検索矩形の座標情報を含む情報を、図2に示すテーブル情報記憶部23の「検索矩形テーブル」に記憶する。
続いて、通信部215を介して電子帳票サーバ装置2からクライアント装置1に対して、ステップS403〜S407の処理によって導き出された図2に示す検索矩形テーブルの項目文字列と検索矩形の座標情報が送信される。この時点で、例えば、図5に示すような電子帳票の場合、「氏名」の項目矩形51、「電話番号」の項目矩形52、及び、「住所」の項目矩形53のそれぞれに対応する3つの検索矩形54、55及び56が電子帳票サーバ装置2によって抽出されている。
クライアント装置1では、電子帳票サーバ装置2から送信された図2に示す検索矩形テーブルの項目文字列を検索対象である検索矩形の項目名として、図6の検索ダイアログ61に表示する(ステップS408)。
続いて、オペレータにより、図7に示す検索対象設定部71に選択した検索矩形の項目名が入力され、図7に示す検索条件設定部72に検索条件の入力が行なわれて(ステップS409)、「OK」ボタンが操作されると、クライアント装置1では、検索を行なう検索矩形73が設定される。
続いて、検索実行の処理がなされると(ステップS410)、クライアント装置1で設定された検索矩形の情報(項目文字列と検索矩形の座標情報)及びその検索条件の情報が電子帳票サーバ装置2に送信される。
電子帳票サーバ装置2では、クライアント装置1から送信された検索矩形の情報(項目文字列と検索矩形の座標情報)及びその検索条件の情報を受信する。そして、検索実行部213は、帳票データ取得部211に対して選択された検索矩形内に含まれる帳票実データ22bを取得させる。なお、クライアント装置1から送信される検索矩形の情報(項目文字列)及びその検索条件の情報を受信した場合は、検索実行部213は、受信した項目文字列をキーに図2の検索矩形テーブルから該当する検索矩形の座標情報を取得して、帳票データ取得部211に対して当該検索矩形内に含まれる帳票実データ22bを取得させる。そして、検索実行部213は、帳票データ取得部211により取得された帳票実データ22bと、クライアント装置1から送信された検索条件とに基づいて、帳票実データの検索を行なう(ステップS411)。
続いて、検索実行部213は、ステップS411での検索結果に基づいて、検索結果一覧データを作成する(ステップS412)。そして、検索結果送信部214は、検索実行部213で作成された検索結果一覧データを通信部215を介してクライアント装置1に送信する。
クライアント装置1では、電子帳票サーバ装置2から送信された検索結果一覧データを受信し、検索結果表示制御部112において、当該検索結果一覧データに基づく画像を生成し、当該検索結果一覧データに基づく画像を表示装置12に表示する(ステップS413)。
図8は、クライアント装置1に表示された検索結果一覧のイメージを示す図である。
図8に示す例は、図7において、検索対象設定部71に検索矩形の項目名として「電話番号」が設定され、検索条件設定部72に検索条件として「3333−33−3333」が設定された場合に、電子帳票の帳票実データの中から、当該検索条件を満たす帳票実データ81が検出され、当該帳票実データ81が検索結果一覧82に表示された状態を示している。
次に、図4に示したステップS403〜407における処理の詳細について説明する。
図9は、図4のステップS403における処理の詳細を示すフローチャートである。
電子帳票で表示される帳票データは、前述したように、通常、罫線等を表示するためのフォームデータと、例えば売上高等の数値を示す帳票実データとの2種類のデータを合わせることにより表示される。そして、本実施形態におけるフォームデータは、ベクタ命令の集合であり、長方形描画命令や直線描画命令、あるいは文字描画命令等の命令で表現される。
図10は、フォームデータの描画イメージを示す図である。図10(a)には、フォームデータが5つのレコードからなるベクタ命令で構成されており、レコード毎に、図形の種類、レコード長、パラメータ列(可変長)がそれぞれ規定されている。また、図10(b)は、図10(a)で示したベクタ命令を再生した際の描画イメージを示すものである。
図9のフローチャートにおいて、検索実行部213は、表示要求のあった電子帳票におけるフォームデータ22a内に格納されているフォーム描画のためのベクタ命令の列から、1レコードを取り出す(ステップS4031)。ここで、読み取るベクタ命令の長さは、ベクタ命令中の特定の位置に格納されている命令長により決定する。
図11は、ベクタ命令を1レコード取り出す処理のイメージを示す図である。図11(a)には、フォームデータが複数のレコードからなるベクタ命令で構成されており、レコード毎に、図形の種類、レコード長、パラメータ列(可変長)がそれぞれ規定されている。また、図11(b)は、例えば、検索実行部213のメモリ領域に、図11(a)で示したベクタ命令のうち、最初のレコードを取り出た場合を示したものである。
続いて、検索実行部213は、ステップS4031で取り出したベクタ命令が長方形を描画する命令であるか否かを判断する(ステップS4032)。このステップS4032での判断は、ベクタ命令における図形の種類の値に基づき判断する。
ステップS4032でベクタ命令が長方形を描画する命令であると判断された場合(ステップS4032/YES)、続いて、検索実行部213は、当該長方形を4つの線分に分解し、各線分における座標情報を、それぞれ図2に示すテーブル情報記憶部23の「縦線テーブル」又は「横線テーブル」に振り分けて記憶する(ステップS4033)。
図12は、長方形を描画する命令がされた場合に、当該長方形を4つの線分に分解する処理のイメージを示す図である。
例えば、ステップS4031で取り出したベクタ命令の長方形が、図12(a)で示すように、左辺のX座標:100、上辺のY座標:100、右辺のX座標:1800、下辺のY座標:1200と規定されている場合、当該長方形は、図12(a)及び(b)に示す直線1〜4の4つの線分に分解されることになる。
また、ステップS4033における処理では、長方形を4つの線分に分解した後、それぞれの線分を縦線テーブル又は横線テーブルに振り分けるために、各線分が縦線又は横線のどちらであるかを解析する必要がある。そこで、線分の始点と終点のX座標が同一である場合には線分が縦線であると考えられるため、当該線分の座標情報を縦線テーブルに記憶する。また、線分の始点と終点のY座標が同一である場合には線分が横線であると考えられるため、当該線分の座標情報を横線テーブルに記憶する。図12(b)に示す例では、直線1及び直線4が縦線テーブルに、直線2及び直線3が横線テーブルに記憶される。また、各テーブルには、図2に示すフォーマットにしたがって記憶される。
一方、ステップS4032でベクタ命令が長方形を描画する命令でないと判断された場合(ステップS4032/NO)、続いて、検索実行部213は、ステップS4031で取り出したベクタ命令が直線を描画する命令であるか否かを判断する(ステップS4034)。このステップS4034での判断も、ステップS4032と同様に、ベクタ命令における図形の種類の値に基づき判断する。
ステップS4034でベクタ命令が直線を描画する命令であると判断された場合(ステップS4034/YES)、続いて、検索実行部213は、当該直線が縦線であるか横線であるかを解析し、当該解析結果に基づいて、各線分における座標情報を、それぞれ図2に示すテーブル情報記憶部23の「縦線テーブル」又は「横線テーブル」に振り分けて記憶する(ステップS4035)。この際、線分の始点と終点のX座標が同一である場合には線分が縦線であると考えられるため、当該線分の座標情報を縦線テーブルに記憶する。また、線分の始点と終点のY座標が同一である場合には線分が横線であると考えられるため、当該線分の座標情報を横線テーブルに記憶する。
ステップS4034でベクタ命令が直線を描画する命令でないと判断された場合(ステップS4034/YES)、ステップS4033の処理が終了した場合、あるいは、ステップS4035の処理が終了した場合、続いて、検索実行部213は、ベクタ命令における全てのレコードの取り出しが終了したか否かを判断し、全てのレコードの取り出しが終了するまで、ステップS4031〜S4035までの処理を繰り返し行なう。
図13は、図4のステップS404における処理の詳細を示すフローチャートである。すなわち、図13では、縦線・横線テーブルのレコードを再構築する処理を行なう。ここで再構築とは、縦線テーブル又は横線テーブルに重複する線分が存在する場合に、当該重複する線分を合成して1つの線分として、各テーブルに記憶し直すことである。
図14は、縦線・横線テーブルのレコードを再構築する処理のイメージを示す図である。
例えば、図14(a)及び(b)に示すように、直線1、直線2、直線3と3つの線分が重なって描画されるレコードが記憶されている場合、図14(c)及び(d)に示すように、当該3つの線分を結合して、1つの線分(図14(d)の直線A)としてテーブルに記憶し直す。したがって、ステップS404以前の処理で作成された縦線・横線テーブルでは、直線1、直線2、直線3の3つのレコードが記憶されていたものが、ステップS404の再構築処理の後では、直線Aの1つのレコードのみが記憶されている状態となる。図13に示す以下の処理は、縦線テーブルと横線テーブルの両方のテーブルに対して行なう。
図13のフローチャートにおいて、検索実行部213は、ステップS403で検出された縦線及び横線について、縦線を取り出す場合は縦線テーブルから、縦線を取り出す場合は横線テーブルから、1レコードを取り出す(ステップS4041)。すなわち、ステップS4041では、縦線テーブル及び横線テーブルの中から、1つの線分に対応する1つのレコードを取り出す。
続いて、検索実行部213は、縦線の場合は縦線テーブルに対して、横線の場合は横線テーブルに対して、ステップS4041で取り出したレコードにおける線分と重なる線分が存在するか否かを判断する(ステップS4042)。
図15は、重なる線分が存在するか否かを判定する条件を示す図である。
図15に示す条件では、直線Aと直線Bの2つの線分について記載している。線分が縦線である場合には、図15に示す(1)の条件と、(2)あるいは(3)の条件を満たす場合に、直線Aと直線Bとが重なると判定される。また、線分が横線である場合には、図15に示す(4)の条件と、(5)あるいは(6)の条件を満たす場合に、直線Aと直線Bとが重なると判定される。
ステップS4042で重なる線分が存在すると判断された場合(ステップS4042/YES)、重なる線分の座標情報を、例えば検索実行部213のメモリ上に保持し、重なる線分が存在しなくなるまで、当該処理を繰り返す。具体的に、重なる線分が存在する場合は、その線分の始点と終点の座標情報を当該メモリ上に保持する。例えば、図14(b)に示すように3つの重なる直線1〜3が存在する場合には、直線1、直線2及び直線3のそれぞれの座標情報を当該メモリ上に保持する。
続いて、検索実行部213は、ステップS4042でメモリ上に保持した重なる各線分を1つの線分に合成し、合成した線分の座標情報を含む情報を、当該線分に対応するテーブルに記憶する(ステップS4043)。この際、当該線分が縦線の場合は縦線テーブルに、当該線分が横線の場合は横線テーブルに再構築して記憶する。
ここで、各テーブルを再構築する際には、合成した線分の始点及び終点の座標位置を導き出し、当該座標位置に基づく座標情報を記憶する。具体的に、合成した線分が縦線の場合には、最も上にある線分の始点の座標が合成後の線分の始点になり、最も下にある線分の終点の座標が合成後の線分の終点になる。また、合成した線分が横線の場合には、最も左にある線分の始点の座標が合成後の線分の始点になり、最も右にある線分の終点の座標が合成後の線分の終点になる。図14(c)及び(d)がそのイメージを示したものである。なお、各テーブルを再構築する際には、合成された重なる各線分に係る情報は各テーブルから削除される。
ステップS4043の処理が終了した後、あるいは、ステップS4042で重なる線分が存在しないと判断された場合(ステップS4042/NO)にはステップS4041で取り出したレコードを、当該レコードが記憶されていたテーブルにそのまま記憶させた状態とした後に、続いて、検索実行部213は、ステップS403で作成された縦線テーブル及び横線テーブルにおける全てのレコードの取り出しが終了したか否かを判断し、全てのレコードの取り出しが終了するまで、ステップS4041〜S4043までの処理を繰り返し行なう。
図16は、図4のステップS405における処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、検索実行部213は、ステップS404で再構築された縦線テーブルから、1レコードを取り出す(ステップS4051)。
続いて、検索実行部213は、横線テーブルを走査し、ステップS4051で取り出した縦線に交わる横線を抜き出す(ステップS4052)。抜き出した横線の情報は、例えば、検索実行部213のメモリ上に保持する。図17は、横線テーブルから縦線に交わる横線を抜き出す際の条件を示す図である。図17に示す(1)の条件と、図17に示す(2)の条件とを満たす場合に、縦線に交わる横線と判定され、当該横線が抜き出される。
続いて、検索実行部213は、ステップS4052で抜き出した横線の数が2つ以上であるか否かを判断する(ステップS4053)。
ステップS4053でステップS4052で抜き出した横線の数が2つ以上であると判断された場合、続いて、検索実行部213は、縦線・横線で囲まれた矩形領域が存在するか否かを解析し、当該矩形領域が存在する場合には、当該矩形領域における座標情報を含む情報を、図2に示すテーブル情報記憶部23の「矩形テーブル」に記憶する(ステップS4054)。
ステップS4054の処理の詳細を以下に説明する。
図18は、矩形領域の検出処理を示すイメージ図である。図18では、ステップS4052において、ステップS4051で取り出された縦線181と交わる横線が4つ(横線[1]〜[4])抜き出された場合の例を示している。
まず、ステップS4052で抜き出された複数の横線のうち、図18(b)に示すように、2つの横線を選択する。そして、当該選択した2つの横線に交わり、かつ縦線181とは異なる縦線182が存在するか否かを解析する。
具体的に、図18の例では、まず、第1のステップでは、メモリ内部に保持されている横線の中から、最も上に位置する横線[1]を抜き出し、当該横線を基準線とする。そして、図18(b)に示すように、基準線[1]とそれより下に位置する各横線[2]〜[4]との2つの横線に交わる縦線182が存在するか否かを解析する。基準線[1]とそれより下に位置する横線と交わる縦線182が存在する場合、もしくは、基準線[1]とそれより下に位置する全ての横線[2]〜[4]と交わる縦線182が存在しなかった場合は、基準線を横線[1]から変更する。そして、同様に、第2のステップでは、横線[2]を基準線として当該基準線より下に位置する各横線[3]、[4]との2つの横線に交わる縦線182が存在するか否かを解析し、更に、第3のステップでは、横線[3]を基準線として当該基準線より下に位置する横線[4]との2つの横線に交わる縦線182が存在するか否かを解析する。なお、本実施形態における基準線は、Y座標を軸に上から順に設定していくものとしている。
図19は、選択した2つの横線に交わり、かつステップS4051で取り出された縦線181とは異なる縦線182が存在するか否かを判定する条件を示す図である。
図19に示すように、基準線となる横線が図19に示す(1)及び(2)の条件を満たし、かつ、基準線より下に位置する横線が図19に示す(3)及び(4)の条件を満たし、かつ、ステップS4051で取り出された縦線181が図19に示す(5)の条件を満たす場合に、縦線182が存在すると判定される。
図20は、矩形テーブルに記憶される矩形領域の座標情報を示す図である。
図20に示すように、矩形領域の座標情報としては、矩形領域の上下左右の頂点の位置の座標を導き出し、当該座標を矩形領域における座標情報として矩形テーブルに記憶される。
ステップS4053でステップS4052で抜き出した横線の数が2つ未満であると判断された場合、あるいは、ステップS4054の処理が終了した場合、続いて、検索実行部213は、ステップS4051で縦線テーブルの全てのレコードの取り出しが終了したか否かを判断し、全てのレコードの取り出しが終了するまで、ステップS4051〜S4054までの処理を繰り返し行なう。
図21は、図4のステップS406における処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、検索実行部213は、ステップS4054で作成した矩形テーブルから1レコードを取り出す(ステップS4061)。
続いて、検索実行部213は、ステップS4061で取り出した矩形内にフォーム文字が存在するか否かを判断する(ステップS4062)。この矩形内にフォーム文字が存在するか否かの判断は、フォームデータ22aにおけるベクタ命令を走査し、文字描画命令があるか否かに基づいて判断する。図10に示す例では、「ABCD」という文字がフォーム文字に該当する。そして、「ABCD」という文字列の位置が(図10に示す例では、(始点のX座標、始点のY座標)=(100、100))、ステップS4061で取り出した矩形内に存在するか否かを判断する。
ステップS4062で矩形内にフォーム文字が存在すると判断された場合には(ステップS4062/YES)、当該矩形を項目矩形として、当該矩形における上下左右の頂点の位置の座標情報やフォーム文字の情報を含む情報を、図2に示すテーブル情報記憶部23の「項目矩形テーブル」に記憶する(ステップS4063)。
一方、ステップS4062で矩形内にフォーム文字が存在しないと判断された場合には(ステップS4062/NO)、当該矩形を検索領域候補矩形として、当該矩形における上下左右の頂点の位置の座標情報を含む情報を、図2に示すテーブル情報記憶部23の「検索領域候補矩形テーブル」に記憶する(ステップS4064)。
ステップS4063の処理が終了した場合、あるいは、ステップS4064の処理が終了した場合、続いて、検索実行部213は、ステップS4054で作成した矩形テーブルにおける全てのレコードの取り出しが終了したか否かを判断し、全てのレコードの取り出しが終了するまで、ステップS4061〜S4065までの処理を繰り返し行なう。
図22は、図4のステップS407における処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、検索実行部213は、ステップS4063で作成した項目矩形テーブルから1レコードを取り出す(ステップS4071)。
続いて、検索実行部213は、ステップS4064で作成した検索領域候補矩形テーブル内に、ステップS4071で取り出した項目矩形に対して、所定方向に隣接する矩形が存在するか否かを判断する(ステップS4072)。このステップS4072で存在すると判断された矩形は、検索対象となる「検索矩形」となる。
ステップS4072の判断において、本実施形態では、項目矩形に対して右方向又は下方向に位置する矩形が存在するか否かに基づいて判断を行なう。これは、一般的に使われる電子帳票の特徴に鑑みて、フォーム文字の項目に該当する帳票実データは、当該項目の右方向又は下方向に記述されることよるものである。
図23は、検索矩形のイメージを示す図である。図23に示された項目矩形に対して、当該項目矩形の右方向及び下方向に位置する矩形2031及び2032が検索矩形となる。
図24は、検索矩形であるか否かを判定する条件を示す図である。
条件1は、図24に示す(1)及び(2)の条件を満たす場合に満たしたと判定され、条件2は、図24に示す(3)及び(4)の条件を満たす場合に満たしたと判定される。そして、検索矩形であるか否かを判定は、条件1及び条件2うち、いずれかを満たす場合に、検索矩形であると判定される。
ステップS4072において、ステップS4071で取り出した項目矩形に対して所定方向に隣接する矩形が存在すると判断された場合(ステップS4072/YES)、続いて、検索実行部213は、当該矩形を検索矩形として、当該矩形における上下左右の頂点の位置の座標情報を含む情報を、図2に示すテーブル情報記憶部23の「検索矩形テーブル」に記憶する(ステップS4073)。また、S4071で項目矩形テーブルから取り出した項目矩形に含まれる項目文字列を「検索矩形テーブル」に記憶する(ステップS4073)。
ステップS4072においてステップS4071で取り出した項目矩形に対して所定方向に隣接する矩形が存在しないと判断された場合(ステップS4072/NO)、あるいは、ステップS4073の処理が終了した場合、続いて、検索実行部213は、項目矩形テーブルにおける全てのレコードの取り出しが終了したか否かを判断し、全てのレコードの取り出しが終了するまで、ステップS4071〜S4073までの処理を繰り返し行なう。
以上説明したように、本実施形態に係る電子帳票サーバ装置(帳票検索装置)2では、検索実行部213において、クライアント装置1から表示要求された電子帳票の形式を規定するフォームデータ22aに基づいて電子帳票を構成する縦線及び横線を検出し(ステップS403)、検出した縦線及び横線に基づいて電子帳票を構成する矩形を検出し(ステップS405)、検出した矩形の中から、当該矩形内にフォーム文字を含む項目矩形を抽出し(ステップS406)、クライアント装置1から所定のフォーム文字が指定された場合に、ステップS404により検出された矩形であって、当該所定のフォーム文字を含む所定の項目矩形に対して所定方向に隣接する矩形内に含まれる帳票実データ22bを検索するようにしている(ステップS411)。ここで、本実施形態では、帳票実データ22bを検索する検索対象の矩形として、項目矩形に対して右方向又は下方向に位置する矩形としている。
また、本実施形態に係る電子帳票サーバ装置2では、ステップS405で電子帳票を構成する矩形を検出する際に、ステップS403で検出した縦線及び横線のうち、重複する縦線又は横線が存在する場合には、当該重複する縦線又は横線を合成して、電子帳票を構成する矩形を検出するようにしている。
また、本実施形態に係る電子帳票サーバ装置2では、ステップS405で電子帳票を構成する矩形を検出する際に、ステップS403で検出した縦線及び横線の中から1つの第1線分を取得し、当該第1線分と交わる第2線分が複数ある場合に、当該複数の第2線分のうちの少なくとも2つの第2線分と交わり、かつ第1線分とは異なる第3線分を検出して、電子帳票を構成する矩形を検出するようにしている。
また、本実施形態に係る電子帳票サーバ装置2では、ステップS403で電子帳票を構成する縦線及び横線を検出する際に、フォームデータ22aにおけるベクタ命令情報に基づいて検出を行なうようにしている。
本実施形態に係る電子帳票サーバ装置2によれば、帳票実データ22bを視覚的に分類しているフォームデータ22aに着目し、フォームデータ22aから必要な帳票実データ22bの位置を判定して帳票実データ22bの検索を行なうようにしたので、電子帳票における各頁のフォームデータ22aから必要な帳票実データ22bの位置を特定することができるため、マルチフォームの電子帳票であっても、帳票実データを容易に検索することができる。
また、本実施形態に係る電子帳票サーバ装置2によれば、従来、オペレータが帳票実データの検索を行なう際に行なっていた検索領域の設定という煩雑な操作を行なう必要を無くすことができ、帳票実データの検索処理における操作を容易にすることが可能になる。
また、本実施形態に係る電子帳票サーバ装置2によれば、従来の技術では、困難であったり煩雑な設定を行なう必要があったりした、以下の2つ状況に関しても、容易な操作で実現することが可能になった。
1.電子帳票のフォーム内に同じ内容の項目が複数箇所存在する状況の場合(図25に示す状況の場合)
この状況の場合、従来の技術では、複数分検索領域を設定して検索を行なう必要があった。本実施形態に係る電子帳票サーバ装置2によれば、電子帳票のフォーム内に同じ内容の項目が複数箇所存在する場合でも、検索対象領域を1つ指定するだけで必要な帳票実データの検索が可能になる。
例えば、図25に示す電子帳票のように、「電話番号」の項目が複数箇所(2箇所)に存在する場合、本実施形態に係る電子帳票サーバ装置2では、「電話番号」の項目矩形2501及び2502に対して、所定方向(右方向又は下方向)に隣接する検索矩形2503及び2504内に含まれる帳票実データを検索するようにしているため、検索対象領域を1つ指定するだけで必要な帳票実データの検索が可能である。
2.マルチフォームの電子帳票に対して、頁を跨いだ検索(いわゆる横串検索)を行なう状況の場合(図26に示す状況の場合)
この状況の場合、従来の技術では、各頁毎に検索領域を設定して検索を行なう必要があった。本実施形態に係る電子帳票サーバ装置2によれば、フォーム文字の項目が指定された場合に、当該フォーム文字を含む項目矩形に対して、所定方向(右方向又は下方向)に隣接する帳票実データを検索するようにしているため、検索対象領域を1つ指定するだけで頁を跨いだ検索、いわゆる横串検索を行なうことが可能になる。
例えば、図26(a)に示すように1頁目が「住所録」の帳票、図26(b)に示すように2頁目が「個人記録」の帳票と、マルチフォームの電子帳票である場合、本実施形態に係る電子帳票サーバ装置2では、「電話番号」の項目が指定された際に、当該「電話番号」の項目矩形2601及び2603に対して、所定方向(右方向又は下方向)に隣接する検索矩形2602及び2604内に含まれる帳票実データを検索するようにしているため、検索対象領域を1つ指定するだけで頁を跨いだ検索、いわゆる横串検索を行なうことが可能になる。
前述した本実施形態に係る電子帳票サーバ装置を構成する図1及び図3の各手段、並びに電子帳票サーバ装置における帳票検索方法を示した図4、図9、図13、図16、図21及び図22の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、あるいは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより本実施形態に係る電子帳票サーバ装置の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して本実施形態に係る電子帳票サーバ装置の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全て、あるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて本実施形態に係る電子帳票サーバ装置の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
本発明の実施形態に係る電子帳票システムの概略構成を示す図である。 テーブル情報記憶部に記憶される各種テーブル情報を示す図である。 本実施形態に係るクライアント装置及び電子帳票サーバ装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る電子帳票システムにおいて、クライアント装置及び電子帳票サーバ装置での処理を示すフローチャートである。 電子帳票から検出される矩形のイメージを示す図である。 検索ダイアログのイメージを示す図である。 検索条件の入力イメージを示す図である。 クライアント装置に表示された検索結果一覧のイメージを示す図である。 図4のステップS403における処理の詳細を示すフローチャートである。 フォームデータの描画イメージを示す図である。 ベクタ命令を1レコード取り出す処理のイメージを示す図である。 長方形を描画する命令がされた場合に、当該長方形を4つの線分に分解する処理のイメージを示す図である。 図4のステップS404における処理の詳細を示すフローチャートである。 縦線・横線テーブルのレコードを再構築する処理のイメージを示す図である。 重なる線分が存在するか否かを判定する条件を示す図である。 図4のステップS405における処理の詳細を示すフローチャートである。 横線テーブルから縦線に交わる横線を抜き出す際の条件を示す図である。 矩形領域の検出処理を示すイメージ図である。 選択した2つの横線に交わり、かつステップS4051で取り出された縦線とは異なる縦線が存在するか否かを判定する条件を示す図である。 矩形テーブルに記憶される矩形領域の座標情報を示す図である。 図4のステップS406における処理の詳細を示すフローチャートである。 図4のステップS407における処理の詳細を示すフローチャートである。 検索矩形のイメージを示す図である。 検索矩形であるか否かを判定する条件を示す図である。 電子帳票のフォーム内に同じ内容の項目が複数箇所存在する状況の場合を示す図である。 マルチフォームの電子帳票に対して、頁を跨いだ検索を行なう状況の場合を示す図である。
符号の説明
1 クライアント装置
2 電子帳票サーバ装置(帳票検索装置)
3 ネットワーク
11 クライアント制御部(ビューア)
12 表示装置
13 入力装置
13a キーボード
13b マウス
111 帳票データ表示制御部
112 検索結果表示制御部
113 入力検知部
114 通信部
21 サーバ制御部
22 帳票データ記憶部
22a フォームデータ
22b 帳票実データ
23 テーブル情報記憶部
211 帳票データ取得部
212 帳票データ送信部
213 検索実行部
214 検索結果送信部
215 通信部
301 CPU
302 RAM
303 ROM
304 ハードディスクドライブ(HDD)
305 記録媒体ドライブ
306 ネットワークインタフェースカード(NIC)
307 マウス
308 キーボード(K/B)
309 ビデオアダプタ
310 表示装置
311 システムバス

Claims (8)

  1. 帳票の形式を規定するフォームデータに含まれる罫線情報から矩形を検出する矩形検出手段と、
    前記矩形検出手段により検出された矩形内に含まれる文字列を抽出する文字列抽出手段と、
    前記文字列を含む矩形に対して所定方向に隣接する矩形を検索矩形として抽出する検索矩形抽出手段と、
    ユーザにより選択された前記文字列に対応する前記検索矩形内に含まれる帳票実データに対して検索を実行する検索実行手段と、
    を有することを特徴とする帳票検索装置。
  2. 前記罫線情報は、縦線及び横線に係る情報であって、前記矩形検出手段は、前記縦線及び前記横線の位置関係から矩形を検出することを特徴とする請求項1に記載の帳票検索装置。
  3. 前記矩形検出手段は、前記縦線及び前記横線のうち、重複する縦線又は横線が存在する場合には、当該重複する縦線又は横線を合成して、前記帳票を構成する矩形を検出することを特徴とする請求項2に記載の帳票検索装置。
  4. 前記文字列は、フォーム文字であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の帳票検索装置。
  5. 前記所定方向とは、右方向又は下方向であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の帳票検索装置。
  6. 帳票の形式を規定するフォームデータに含まれる罫線情報から矩形を検出する矩形検出ステップと、
    前記矩形検出ステップにより検出された矩形内に含まれる文字列を抽出する文字列抽出ステップと、
    前記文字列を含む矩形に対して所定方向に隣接する矩形を検索矩形として抽出する検索矩形抽出ステップと、
    ユーザにより選択された前記文字列に対応する前記検索矩形内に含まれる帳票実データに対して検索を実行する検索実行ステップと、
    を有することを特徴とする帳票検索方法。
  7. 帳票の形式を規定するフォームデータに含まれる罫線情報から矩形を検出する矩形検出ステップと、
    前記矩形検出ステップにより検出された矩形内に含まれる文字列を抽出する文字列抽出ステップと、
    前記文字列を含む矩形に対して所定方向に隣接する矩形を検索矩形として抽出する検索矩形抽出ステップと、
    ユーザにより選択された前記文字列に対応する前記検索矩形内に含まれる帳票実データに対して検索を実行する検索実行ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムをコンピュータに読み取り可能に記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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