JP7037089B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7037089B2 JP7037089B2 JP2020098219A JP2020098219A JP7037089B2 JP 7037089 B2 JP7037089 B2 JP 7037089B2 JP 2020098219 A JP2020098219 A JP 2020098219A JP 2020098219 A JP2020098219 A JP 2020098219A JP 7037089 B2 JP7037089 B2 JP 7037089B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- closed
- coordinate information
- content
- information processing
- effect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Description
特許文献1に記載の装置は、入力された軌跡が交叉した場合に交叉開始点から交叉終了点までを結ぶ閉曲線を取得した後に当該閉曲線とこれに先行する曲線とを当該軌跡から除去し、当該交叉終了点を新たな軌跡の開始点として同様の処理を繰り返す。
そのため、複数の閉図形が入れ子(ネスト)になっている場合に、当該複数の閉図形の一部を検出することができない。
上記課題を解決するため、本発明の一態様である「情報処理装置の制御方法」は、処理対象の座標情報群が示す軌跡が交差する度に、該軌跡上の第1位置から該第1位置と重なる該軌跡上の第2位置までを結ぶ閉図形を構成する座標情報を特定する特定ステップと、前記特定ステップにおいて特定される座標情報が除外された新たな座標情報群が前記処理対象となるように設定する設定ステップと、を含む。
上記課題を解決するため、本発明の一態様である「制御プログラム」は、処理対象の座標情報群が示す軌跡が交差する度に、該軌跡上の第1位置から該第1位置と重なる該軌跡上の第2位置までを結ぶ閉図形を構成する座標情報を特定する特定機能と、前記特定機能により特定される座標情報が除外された新たな座標情報群が前記処理対象となるように設定する設定機能と、を情報処理装置のコンピュータに実現させる。
上記課題を解決するため、本発明の一態様である「コンピュータ読取り可能な記録媒体」は、処理対象の座標情報群が示す軌跡が交差する度に、該軌跡上の第1位置から該第1位置と重なる該軌跡上の第2位置までを結ぶ閉図形を構成する座標情報を特定する特定機能と、前記特定機能により特定される座標情報が除外された新たな座標情報群が前記処理対象となるように設定する設定機能と、を情報処理装置のコンピュータに実現させる制御プログラムを記録する。
例えば、前記座標情報群は座標の順序を保持しており、前記設定手段が、前記第1位置の直前の座標と前記第2位置の直後の座標とが直接に又は間接的に順序付けされた新たな座標情報群を前記処理対象として設定する、という技術的限定を加えてもよい。
このとき、下記いずれかの技術的限定をさらに加えてもよい。
・前記座標情報は次座標情報を含んでおり、前記設定手段が、前記第1位置の直前の座標の次座標情報を前記第2位置の直後の座標に書き換える。
・前記座標情報は次座標情報を含んでおり、前記設定手段が、前記第1位置の直前の座標の次座標情報を交差位置の座標に書き換えるとともに、該交差位置の座標の次座標情報を前記第2位置の直後の座標に書き換える、
・前記座標情報群は整列済みであり、前記設定手段が、前記特定手段により特定される座標情報を前記処理対象の座標情報群から隔離する。このとき、前記設定手段が、前記第1位置の直前の座標の座標情報と前記第2位置の直後の座標の座標情報との間に交差位置の座標情報を挿入してもよい。
例えば、前記特定手段により特定されるいずれか2つの座標情報がそれぞれ示す2つの閉図形の内部領域が少なくとも部分的に重畳する場合に重畳領域に関連付けて発生させるエフェクトの内容を決定する決定手段をさらに備える、という技術的限定をさらに加えてもよい。このとき、前記決定手段が、前記2つの閉図形の内部領域のうち少なくともいずれかに対して前記重畳領域が占める割合を加味して前記エフェクトの内容を決定する、という技術的限定をさらに加えてもよい。これらのとき、前記決定手段が、前記重畳領域にオブジェクトが存在する場合に限り前記エフェクトの内容を決定する、という技術的限定をさらに加えてもよい。
本発明において、「座標情報群」とは、座標情報の集合をいう。座標情報群には、少なくとも1単位の座標情報が含まれる。
本発明において、「交差位置」とは、軌跡が交わる位置をいう。ある軌跡が「交差位置」で交わる場合に、時間的に先に形成された軌跡上の位置を「第1位置」といい、時間的に後に形成された軌跡上の位置を「第2位置」という。
よって、本発明によれば、スライド操作によりユーザが描く複数の閉図形が入れ子になっている場合に当該複数の閉図形を漏れなく検出することができる。
[1-1.概要]
本実施形態は、タッチパネルに対するスライド操作の軌跡が閉図形(例えば、図1(a)の閉曲線101)を描く場合に、当該閉図形の内部の領域(例えば、図1(b)の閉領域102)を少なくとも包含する範囲に関連付けてエフェクト(通常エフェクト)を発生させる電子ゲームに関する。
(a)表示を変更する視覚処理
(b)音声を出力する聴覚処理
(c)ユーザやオブジェクトに関連するパラメータを変更する内部処理
例えば、第1のオブジェクトと第2のオブジェクトとの関係に応じて選択するとよい。
特別エフェクトは、重畳領域に第2のオブジェクトが存在する場合に限り発生させることとしてもよい。また、特別エフェクトを発生させる場合には、通常エフェクトとともに発生させてもよいし、通常エフェクトを発生させなくてもよい。
なお、スライド操作により複数の閉図形が形成された際に発生させるべきエフェクトは、定義済みエフェクトの中から選択されてもよい。例えば、第1のオブジェクトと第2のオブジェクトとの関係に応じて選択するとよい。
本実施形態に係る情報処理装置(例えば、携帯装置)は、処理対象の座標情報群が示す軌跡が交差する度に、該軌跡上の第1位置から該第1位置と重なる該軌跡上の第2位置までを結ぶ閉図形の座標情報を特定する特定手段と、前記特定手段により特定される座標情報が除外された新たな座標情報群が前記処理対象となるように設定する設定手段と、を備える。
その結果、複数の閉領域が重畳する重畳領域(図3(a)の閉領域105a,図3(b)の閉領域105b)を少なくとも包含する範囲に関連付けてエフェクトを発生させることが可能になる。
[2-1.概要]
図1から図3までを参照して、本実施例の概要を説明する。
本実施例は、操作対象であるオブジェクト(自キャラクタ)の移動経路をタッチパネルに対するスライド操作により指定する電子ゲームである。経路指定操作が完了すると、指定された経路の開始位置(オブジェクトの現在位置)から終了位置までオブジェクトが移動し、再び経路指定操作が可能になる。
なお、攻撃の順番(ターン)が回ってきた場合に限り経路指定操作が可能となるように構成してもよい。
例えば、スライド操作により囲われたオブジェクト(敵キャラクタ)のHP(ヒットポイント)を、囲われた回数に応じて減少させる(つまり、敵キャラクタにダメージを与える)。
座標情報群が座標の順序を保持している前提であれば、第1位置の直前の座標と第2位置の直後の座標とが直接に順序付けされた新たな座標情報群を処理対象として設定するとよい。
その結果、重畳領域(例えば、重畳領域105a,重畳領域105b)を少なくとも包含する範囲に関連付けて特別エフェクトを発生させることが可能になる。
図4に、実施例のシステムのネットワーク構成例を示す。
本実施例のシステムは、ユーザ端末10(「情報処理装置」の一例)と、ユーザ管理サーバ20と、データ管理サーバ30と、を含む。
ユーザ端末10とユーザ管理サーバ20とは、通信ネットワーク40を通じてそれぞれデータの授受が可能である。また、ユーザ管理サーバ20は、データ管理サーバ30を介して、記憶装置31に記憶されるデータにアクセス可能である。
通信ネットワーク40は、既存のネットワーク(例えば、インターネット(Internet),携帯電話網,無線WAN(Wireless Wide Area Network),無線LAN(Wireless Local Area Network),イーサネット(Ethernet)(登録商標)などのうち少なくともいずれか)を含んでいてよい。
ユーザ端末10は、所定のゲームプログラムがインストールされたユーザ装置(コンピュータ)である。
本実施例のシステムでは、ユーザ装置として、ゲームプログラムをインストール可能な汎用の携帯装置(例えば、携帯電話,スマートフォン(smartphone),タブレット(tablet)端末,タブレットPC(personal computer),小型のPC,ウェアラブルデバイス(wearable device)など)や、所定のゲームプログラムが予めインストールされた専用のゲーム装置を用いることができる。
ユーザ管理サーバ20は、Webサーバプログラム(HTTPデーモン(HyperText Transfer Protocol Daemon)ともいう。)がインストールされたサーバ装置(コンピュータ)である。
ユーザ管理サーバ20は、ユーザ端末10からの求め(リクエスト)に応じて、データ管理サーバ30を介して記憶装置31から必要なデータを読み出し、ユーザ端末10に提供(レスポンス)する。また、ユーザ管理サーバ20は、ユーザ端末10からの求め(リクエスト)に応じて、ユーザ端末10から取得したデータを、データ管理サーバ30を介して記憶装置31に書き込み、処理結果をユーザ端末10に提供(レスポンス)する。
なお、複数のサーバ装置を連携させてサーバシステムを構成し、ユーザ管理サーバ20の機能を分担させ又はユーザ管理サーバ20にかかる負荷を分散させてもよい。
データ管理サーバ30は、DB(Database)サーバプログラムがインストールされたサーバ装置(コンピュータ)であり、内蔵する又は外部の接続可能な記憶装置31とともにDBMS(Database Management System)を構成する。
データ管理サーバ30は、例えば、データの格納要求に応じ要求元から取得されるデータを記憶装置31に格納する機能と、データの抽出要求に応じ記憶装置31から抽出されるデータを要求元に応答する機能とを有する。
なお、複数のサーバ装置を連携させてサーバシステムを構成し、データ管理サーバ30の機能を分担させ又はデータ管理サーバ30にかかる負荷を分散させてもよい。また、複数の記憶装置にデータを分散配置することも可能である。
[2-3-1.ユーザ装置のハードウェア構成]
図5に、ユーザ装置のハードウェア構成例を示す。
典型的なユーザ装置は、制御処理部を構成するMPU(Micro-Processing Unit)511と、主記憶部を構成するRAM(Random Access Memory)521と、補助記憶部を構成するROM(Read Only Memory)522及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)523と、入力部及び表示部を構成するタッチパネルディスプレイ531と、音声出力部を構成するスピーカ532と、通信制御部を構成するNIC(Network Interface Controller)541及び無線LAN(Local Area Network)チップ542と、を少なくとも有する。
MPU511は、(1)ROM522又はEEPROM523に記憶されたゲームプログラムをRAM521上に読み込み、(2)ゲームプログラムの指示に従ってタッチパネルディスプレイ531とEEPROM523とNIC541と無線LANチップ542との少なくともいずれかからデータを取得し、(3)取得したデータをゲームプログラムに規定される手順で演算・加工した上で、(4)演算済み・加工済みのデータをEEPROM523とタッチパネルディスプレイ531とスピーカ532とNIC541と無線LANチップ542との少なくともいずれかに提供する。
図6に、サーバ装置のハードウェア構成例を示す。
典型的なサーバ装置は、MPU(Micro-Processing Unit)やROM(Read Only Memory)を含む制御処理装置610と、RAM(Random Access Memory)を含む主記憶装置620と、HDD(Hard Disc Drive)を含む補助記憶装置630と、マウスやキーボードを含む入力装置640と、ディスプレイやスピーカを含む出力装置650と、ネットワークカード(Network Interface Card)を含む通信制御装置660と、を有する。
制御処理装置610は、(1)補助記憶装置630に記憶されたプログラムを主記憶装置620上に読み込み、(2)プログラムの指示に従って入力装置640と補助記憶装置630と通信制御装置660との少なくともいずれかからデータを取得し、(3)取得したデータをプログラムに規定される手順で演算・加工した上で、(4)演算済み・加工済みのデータを補助記憶装置630と出力装置650と通信制御装置660との少なくともいずれかに提供する。
図7に、ユーザ端末の機能構成例を示す。
ユーザ端末10の機能は、ユーザ装置向けOS(Operating System)と当該OS上で動作するゲームプログラムとがユーザ装置にそれぞれインストールされることにより実現される。
なお、ゲームプログラムは、各種の記録媒体(例えば、CD(Compact Disc),DVD(Digital Versatile Disk),MOディスク(Magneto-Optical disk),フラッシュメモリ(flash memory)など)に記録された状態で配布され当該記録媒体からユーザ装置に読み込まれてもよい。また、出荷当初からユーザ装置にインストールされていてもよい。
このうち、格納部721はRAM521を含んで構成される。表示部722と及び入力部723はタッチパネルディスプレイ531を含んで構成される。音声出力部724はスピーカ532を含んで構成される。
音声制御部712は、格納部721に記憶される各種のパラメータに応じ、格納部721又はEEPROM523に記憶される音声データを取捨選択して音声出力部724に再生させる。
格納部721は、各種のパラメータを記憶する。
表示部722は、表示制御部711による制御の下で、映像を表示する。
入力部723は、タッチパネルに対する接触位置を示すデータを出力する。
音声出力部724は、音声制御部712による制御の下で、音声を再生する。
特定部732は、処理対象の座標情報群が示す軌跡が交差する度に、軌跡上の第1位置から第1位置と重なる軌跡上の第2位置までを結ぶ閉曲線を構成する座標情報を特定する。
設定部733は、特定部732により特定される座標情報が除外された新たな座標情報群(本実施例では、第1位置の直前の座標の次の座標が第2位置の直後の座標となるように書き換えられた座標情報群)が特定部732の処理対象となるように設定する。
また、決定部734は、特定部732により特定されるいずれか2つの座標情報がそれぞれ示す2つの閉曲線の内部領域が少なくとも部分的に重畳するとき、重畳領域にオブジェクトが存在する場合に限り、当該重複領域に関連付けて発生させるエフェクトの内容を、2つの閉図形の内部領域のうち少なくともいずれかに対して当該重畳領域が占める割合を加味して決定する。
図8(a)に、ユーザ関連情報の項目例を示す。ユーザ関連情報は、ゲームを行うユーザに関連するパラメータである。
図8(a)に例示されるように、ユーザ関連情報は、キー項目である「ユーザID」と、当該ユーザが保持する得点の累計値を示す「累計得点」,当該ユーザが操作対象とするオブジェクトを特定する「操作対象オブジェクトID」,当該ユーザによるスライド操作の距離の上限値を特定する「スライド操作残値」と、を含む。
本実施例において、ユーザ関連情報は、初期設定時に初期値が記憶装置31に記憶されるものとする。また、ユーザ端末10においてゲームプログラムが起動される際にユーザ管理サーバ20及びデータ管理サーバ30を介して記憶装置31からダウンロードされ、ゲームプログラムが終了される際にユーザ管理サーバ20及びデータ管理サーバ30を介して記憶装置31にアップロードされるものとする。
図8(b)に例示されるように、オブジェクト関連情報は、キー項目である「オブジェクトID」と、当該オブジェクトの種類を示す「種別コード」,当該オブジェクトの表示位置を示す「現在位置」,当該オブジェクトのHP(ヒットポイント)を示す「残存HP」と、を含む。
図8(c)に例示されるように、エフェクト設定情報は、キー項目である「エフェクトID」と、視覚処理の特定に資する「視覚処理コード」,聴覚処理の特定に資する「聴覚処理コード」,内部処理の特定に資する「内部処理コード」,処理のレベル(例えば、攻撃・回復等の大小,影響範囲の広狭など)を特定する「処理レベル」と、を含む。
視覚処理の内容として、画面情報に表示させるべき画像データ(静止画像データ,動画像データ)のファイルパスとその表示位置が少なくとも設定される。聴覚処理の内容として、再生されるべき音声データのファイルパスが少なくとも設定される。内部処理の内容として、変更するべきパラメータとその変更量の初期値が設定される。
図8(d)に例示されるように、軌跡関連情報は、キー項目である「座標情報群ID」と、軌跡上の複数(n個)の点の位置をそれぞれ示す座標情報から成る「座標情報群(座標情報1~n)」,軌跡の入力開始時点を示す「開始時刻」,軌跡の入力終了時点を示す「終了時刻」,軌跡が閉図形を形成する場合に有意とする「閉図形フラグ」,軌跡が交差した地点又はこれに近似する地点を示す「閉図形完成位置」,軌跡が交差した時点又はこれに近似する時点を示す「閉図形完成時刻」と、を含む。
図8(e)に例示されるように、座標情報は、キー項目である「座標情報群ID」及び「順序情報」と、軌跡上の点の位置を示す「位置情報」,軌跡上の次の点を示す「次座標情報」,位置情報が取得された時点を示す「時刻情報」と、を含む。
座標情報は、配列形式で保持するのが好適である。この場合、配列の名称が「座標情報群ID」に、配列の添字が「順序情報」に、それぞれ相当する。
図9に、閉図形検出手順を示す。
ユーザ端末10は、下記の手順により閉図形を検出する。
座標情報は検知部731により格納部721に順次書き込まれている。ユーザ端末10の特定部732及び設定部733は、処理対象とする座標情報群の座標情報を順序情報が示す順に格納部721から取得し処理を進める。
閉図形検出手順は、スライド操作が開始した後にリアルタイムで進めてもよいし、スライド操作が完了した後に進めてもよい。
〔手順2〕閉図形が完成したか否かを判定する(S920)。具体的には、「次座標情報」が示す順に整列させた際に互いに隣接する2つの座標を両端とする線分を生成し、最新の線分の一部が他のいずれかの線分の一部に重なる場合に閉図形が完成したものと判定する。閉図形が完成した場合(S920:Yes)、〔手順3〕に進む。このとき、閉図形が完成した位置(又はこれに近似する位置)と時刻(又はこれに近似する時刻)とを記憶する。一方、閉図形が完成してない場合(S920:No)、〔手順6〕に進む。
〔手順4〕閉図形を示す新たな座標情報群を生成する(S940)。具体的には、閉図形部分を構成する座標の座標情報を構成要素とする新たな座標情報群を定義し、座標関連情報を生成する。
〔手順5〕処理中の座標情報群を更新し(S950)、〔手順1〕に戻る。具体的には、第1位置の直前の座標の次座標情報を第2位置の直後の座標に書き換える。これにより、閉図形を構成する座標の座標情報が処理中の座標情報群から除外され、第1位置の直前の座標と第2位置の直後の座標とが直接に順序付けされた新たな座標情報群が処理対象となる(図10(b))。以降、閉図形が完成する度に〔手順3〕-〔手順5〕が実行される(図10(c),図10(d),…)。
上記閉図形検出手順(図9)を経て、閉曲線を示す座標情報群が得られるとともに、操作対象たるオブジェクトの移動経路を示す座標情報群が残る。
ユーザ端末10の決定部734は、前者(閉曲線を示す座標情報群)が示す閉曲線を少なくとも包含する範囲に関連付けて発生させる通常エフェクトの内容を決定する。
スライド操作により複数の閉曲線が形成された際に発生させるべきエフェクトは、いずれかの通常エフェクトの内容を改変(例えば、パラメータに乗じる係数の変更,追加など)したものでよい。例えば、閉曲線の重畳数に応じて、「処理レベル」(図8(c))に乗じる係数の値を決定するとよい。
[3-1.(変形例1)間接的に順序付ける]
実施例では、閉図形部分を構成する座標の座標情報を構成要素とする新たな座標情報群を定義して座標関連情報を生成するとともに第1位置の直前の座標の次座標情報を第2位置の直後の座標に書き換えることにより、第1位置の直前の座標と第2位置の直後の座標とを直接に順序付けしている(図9のS940,S950)。
これに対し、第1位置の直前の座標の次座標情報を交差位置の座標に書き換えるとともに、交差位置の座標の次座標情報を第2位置の直後の座標に書き換えてもよい。これにより、第1位置の直前の座標と第2位置の直後の座標とが交差位置の座標を介して間接的に順序付けされる。
なお、このとき、閉図形部分を構成する座標の座標情報を構成要素とする新たな座標情報群の最初及び最後の座標がそれぞれ第1位置及び第2位置になるように定義してもよい。
[3-2-1.(変形例2)直接に順序付ける]
実施例では、「次座標情報」(図8(e))を書き換えることにより、処理対象の座標情報群から閉図形部分の座標情報を除外している(図9のS940,S950)。
これに対し、座標情報が整列済みであるならば、「次座標情報」に代えて「閉図形部分フラグ」(閉図形部分を構成する場合に有意)を記憶さておき、閉図形部分の座標情報を処理対象の座標情報から隔離することも可能である。
ユーザ端末10は、下記の手順により閉図形を検出する。
なお、実施例の閉図形検出手順(図9)と同様の処理を行うステップには同一の符号が付されている。
〔手順2〕閉図形が完成したか否かを判定する(S1120)。具体的には、「閉図形部分フラグ」が有意である座標を除き互いに隣接する2つの座標を両端とする線分を生成し、最新の線分の一部が他のいずれかの線分の一部に重なる場合に閉図形が完成したものと判定する。閉図形が完成した場合(S1120:Yes)、〔手順3〕に進む。このとき、閉図形が完成した位置(又はこれに近似する位置)と時刻(又はこれに近似する時刻)とを記憶する。一方、閉図形が完成してない場合(S1120:No)、〔手順6〕に進む。
〔手順4〕閉図形を示す新たな座標情報群を生成する(S940)。具体的には、閉図形部分を構成する座標の座標情報を構成要素とする新たな座標情報群を定義し、座標関連情報を生成する。
〔手順5〕処理中の座標情報群を更新し(S1150)、〔手順1〕に戻る。具体的には、閉図形部分を構成する座標の座標情報において「閉図形部分フラグ」を有意に更新する。これにより、閉図形を構成する座標の座標情報が処理中の座標情報群から除外され(図10(b)の破線部分)、第1位置の直前の座標と第2位置の直後の座標とが直接に順序付けされた新たな座標情報群が処理対象となる。以降、閉図形が完成する度に〔手順3〕-〔手順5〕が実行される(図10(c)の太線部分,図10(d)の破線部分)。
変形例2では、閉図形部分を構成する座標の座標情報を構成要素とする新たな座標情報群を定義して座標関連情報を生成するとともに閉図形部分を構成する座標の座標情報において「閉図形部分フラグ」を有意に更新することにより、第1位置の直前の座標と第2位置の直後の座標とを直接に順序付けしている(図11のS940,S1150)。
これに対し、第1位置の直前の座標の座標情報と第2位置の直後の座標の座標情報との間に交差位置の座標情報を挿入してもよい。これにより、第1位置の直前の座標と第2位置の直後の座標とが交差位置の座標を介して間接的に順序付けされる。
なお、このとき、閉図形部分を構成する座標の座標情報を構成要素とする新たな座標情報群の最初及び最後の座標がそれぞれ第1位置及び第2位置になるように定義してもよい。
20 ユーザ管理サーバ
30 データ管理サーバ
31 記憶装置
40 通信ネットワーク
Claims (7)
- タッチパネル上のスライド操作により描かれる軌跡により形成された複数の閉図形のそれぞれの内部領域が重畳する重畳領域に関連付けて発生させるエフェクトの内容を決定する決定手段を備え、
前記決定手段は、操作対象である操作対象オブジェクトと前記重畳領域に存在するオブジェクトとの関係に応じて前記エフェクトの内容を決定する、情報処理装置。 - 前記決定手段が、前記複数の閉図形のそれぞれの内部領域のうち少なくともいずれかに対して前記重畳領域が占める割合に応じて前記エフェクトの内容を決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記決定手段が、前記複数の閉図形のそれぞれの内部領域の重畳数に応じて前記エフェクトの内容を決定する、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記決定手段が、前記複数の閉図形の少なくともいずれかの内部領域に関連付けて発生させる通常エフェクトの内容に応じて前記エフェクトの内容を決定する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記決定手段が、前記重畳領域にオブジェクトが存在する場合に前記エフェクトの内容を決定する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - コンピュータが、タッチパネル上のスライド操作により描かれる軌跡により形成された複数の閉図形のそれぞれの内部領域が重畳する重畳領域に関連付けて発生させるエフェクトの内容を決定し、
コンピュータが、操作対象である操作対象オブジェクトと前記重畳領域に存在するオブジェクトとの関係に応じて前記エフェクトの内容を決定する、情報処理方法。 - タッチパネル上のスライド操作により描かれる軌跡により形成された複数の閉図形のそれぞれの内部領域が重畳する重畳領域に関連付けて発生させるエフェクトの内容を決定し、
操作対象である操作対象オブジェクトと前記重畳領域に存在するオブジェクトとの関係に応じて前記エフェクトの内容を決定する機能をコンピュータに実現させるプログラム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020098219A JP7037089B2 (ja) | 2020-06-05 | 2020-06-05 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
JP2022025646A JP7410428B2 (ja) | 2020-06-05 | 2022-02-22 | 情報処理装置,情報処理装置の制御方法及び制御プログラム |
JP2023182679A JP2023184585A (ja) | 2020-06-05 | 2023-10-24 | 情報処理装置,情報処理装置の制御方法及び制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020098219A JP7037089B2 (ja) | 2020-06-05 | 2020-06-05 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016160385A Division JP6718335B2 (ja) | 2016-08-18 | 2016-08-18 | 情報処理装置,情報処理装置の制御方法及び制御プログラム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022025646A Division JP7410428B2 (ja) | 2020-06-05 | 2022-02-22 | 情報処理装置,情報処理装置の制御方法及び制御プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020149725A JP2020149725A (ja) | 2020-09-17 |
JP7037089B2 true JP7037089B2 (ja) | 2022-03-16 |
Family
ID=72430692
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020098219A Active JP7037089B2 (ja) | 2020-06-05 | 2020-06-05 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
JP2022025646A Active JP7410428B2 (ja) | 2020-06-05 | 2022-02-22 | 情報処理装置,情報処理装置の制御方法及び制御プログラム |
JP2023182679A Pending JP2023184585A (ja) | 2020-06-05 | 2023-10-24 | 情報処理装置,情報処理装置の制御方法及び制御プログラム |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022025646A Active JP7410428B2 (ja) | 2020-06-05 | 2022-02-22 | 情報処理装置,情報処理装置の制御方法及び制御プログラム |
JP2023182679A Pending JP2023184585A (ja) | 2020-06-05 | 2023-10-24 | 情報処理装置,情報処理装置の制御方法及び制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JP7037089B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008225779A (ja) | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Konami Digital Entertainment:Kk | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム |
JP2013045175A (ja) | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Rakuten Inc | データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3638176B2 (ja) * | 1996-05-24 | 2005-04-13 | 松下電器産業株式会社 | 手書きデータ編集装置及び手書きデータ編集方法 |
-
2020
- 2020-06-05 JP JP2020098219A patent/JP7037089B2/ja active Active
-
2022
- 2022-02-22 JP JP2022025646A patent/JP7410428B2/ja active Active
-
2023
- 2023-10-24 JP JP2023182679A patent/JP2023184585A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008225779A (ja) | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Konami Digital Entertainment:Kk | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム |
JP2013045175A (ja) | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Rakuten Inc | データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、及びそのプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022066253A (ja) | 2022-04-28 |
JP2023184585A (ja) | 2023-12-28 |
JP7410428B2 (ja) | 2024-01-10 |
JP2020149725A (ja) | 2020-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7417146B2 (ja) | 情報処理装置、及びプログラム | |
JP2008226061A (ja) | 画像のタグ指定装置および画像検索装置ならびにそれらの動作制御方法およびそれらのコンピュータを制御するプログラム | |
US20220229505A1 (en) | Method and apparatus for providing prototype of graphical user interface | |
KR102353797B1 (ko) | 영상 컨텐츠에 대한 합성음 실시간 생성에 기반한 컨텐츠 편집 지원 방법 및 시스템 | |
JP7037089B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム | |
JPH08234956A (ja) | データ表示方法及びそのシステム | |
JP6718335B2 (ja) | 情報処理装置,情報処理装置の制御方法及び制御プログラム | |
JP6609190B2 (ja) | 情報処理装置、及びプログラム | |
JP7078188B1 (ja) | 図面の変更箇所を表示する装置、方法、およびプログラム | |
JP2004038283A (ja) | コンテンツ管理プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法 | |
JP6649745B2 (ja) | コンテンツデータ管理装置、プログラム、およびコンテンツデータ管理方法 | |
KR101995535B1 (ko) | 웹툰 무단 복사 방지 방법 및 프로그램 | |
KR101837963B1 (ko) | 웹툰 무단 복사 방지 및 추적시스템, 방법 및 프로그램 | |
JP3953738B2 (ja) | 図形編集装置、および図形編集装置として機能させるためのプログラムを格納した記録媒体 | |
JP5625757B2 (ja) | 検索条件設定装置及びその制御方法、検索条件設定システム、プログラム、プログラムを記録した記録媒体 | |
JP7206518B2 (ja) | 動画管理システム | |
CN107249138A (zh) | 基于云控的数据处理方法 | |
JP2002312154A (ja) | 画面記録再生装置 | |
JP2002366418A (ja) | 情報提供方法とその装置、および情報提供プログラムとこのプログラムを記録した記録媒体 | |
JP2004015748A (ja) | 動画像編集装置 | |
JP2022189449A (ja) | 情報処理装置及び情報処理システム | |
JP2016004394A (ja) | 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム | |
CN115525181A (zh) | 3d内容的制作方法、装置、电子设备及存储介质 | |
KR20210157458A (ko) | 영상 컨텐츠에 대한 합성음 실시간 생성에 기반한 컨텐츠 편집 지원 방법 및 시스템 | |
CN117354594A (zh) | 媒体内容的生成方法、装置、电子设备和可读存储介质 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200630 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210817 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7037089 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |