JP7077217B2 - 食材混合機 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された食材混合機は、機体に軸心回りに回転可能に支持され、回転することで内部に収容した複数の食材を混合する混合ドラムを有する。
混合ドラムの底部に、該混合ドラムを機体に固定するためのドラムロックが取り付けられ、混合ドラムを取り付ける板であるドラム固定板にドラムロックを差し込んで混合ドラムを所定位置まで回すことで、ドラム固定板に混合ドラムが取り付けられる。
そこで、本発明は、機体に対する混合ドラムの装着を容易に行える食材混合機を提供することを目的とする。
また、前記支持台は、前記メインフレームに前記機幅方向に延伸する軸心回りに揺動可能に支持され、前記回転盤は、前記装着フレームが装着される位置である装着位置と、前記支持台を揺動させることで前記装着位置から起こした位置であって前記混合ドラムを回転駆動する位置である稼動位置とに位置変更可能であり、前記混合ドラムは、前記回転盤が稼動位置であるときに前記底部が前記機体の正面側に位置し且つ前記機体の正面から背面に向かうにつれて上方に移行する傾斜状であり、前記一対のローラは、前記回転盤が稼動位置であるときに前記混合ドラムの下部を下側から支える。
また、前記混合ドラム内に当該混合ドラムを横断するように配置された攪拌部材を備え、前記ドラム本体は、当該ドラム本体の内面側に前記軸心方向に沿って形成され且つ前記攪拌部材を保持する保持溝と、前記保持溝より前記底部側に形成されていて前記ローラが当接する円筒状の円筒周壁とを有する。
図1は食材混合機1の全体構成を示す概略斜視図である。図2は、食材混合機1の概略側面図である。図3は、食材混合機1の概略側面断面図である。図4は、食材混合機1の概略平面断面図である。
食材混合機1は、複数の食材を混合する機械である。食材混合機1は、例えば、ご飯に酢(合わせ酢)を自動的に混ぜ合わせて酢飯を作る酢合わせ機に使用される。また、本実施形態の食材混合機1は、小型の酢合わせ機であって、テーブル等の載置台に載せて使用される卓上型の酢合わせ機を例示している。
本実施形態においては、図2~図4に示すように、矢印A1方向を前方、矢印A2方向を後方、矢印A3方向を前後方向として説明する。したがって、図2~図4において、符号A4で示す側が食材混合機1の正面側であり、符号A5で示す側が食材混合機1の背面側である。
また、食材混合機1の機幅方向B3の中央部から左部、或いは、右部へ向かう方向を機幅外方として説明する。言い換えれば、機幅外方とは、機幅方向B3であって食材混合機1の機幅方向B3の中心から離れる方向のことである。
先ず、食材混合機1の概要を説明する。
図1~図3に示すように、食材混合機1は、機体2と、機体2に軸心X1(ドラム軸心という)回りに回転可能に支持され且つ回転することにより内部に収容した複数の食材を混合する混合ドラム3と、混合ドラム3内に取り付けられて食材を撹拌する攪拌部材4とを有する。
混合ドラム3は、縦向きにした状態で底部側が機体2に装着される(図14参照)。縦向きとは、ドラム軸心X1が略上下方向に沿って延伸する状態であって、ドラム蓋8が上部で、ドラム本体6の底部5が下部となる状態である。この縦向きの状態で、ドラム本体6内に食材が投入される。食材は、例えば、混合ドラム3を機体2に装着した後に、ドラム本体6内に投入される。なお、混合ドラム3を機体2に装着する前にドラム本体6内に食材を投入してもよい。攪拌部材4は、例えば、ドラム本体6に食材を投入した後に、ドラム本体6に取り付けられる。なお、ドラム本体6に食材を投入する前に、攪拌部材4をドラム本体6に取り付けてもよい。
以下、食材混合機1の各部について詳細に説明する。
図1、図5に示すように、機体2は、テーブル等に載置されるメインフレーム9と、混合ドラム3が装着され且つ回転可能に支持される支持フレーム10とを有する。
図3、図4に示すように、フレーム本体11は、前面及び背面と上面及び下面と左及び右の側面とが壁部で囲まれた中空状に形成されている。図4に示すように、フレーム本体11の内部の機幅方向B3の中途部には、仕切り板15が設けられている。この仕切り板15によって、フレーム本体11の内部が、右側の第1室16と左側の第2室17とに区画されている。第1室16には、食材混合機1の稼動を制御する制御装置18が収容されている。図3に示すように、第2室17には、送風機19及び導風ダクト20が収容されている。送風機19は、食材を冷却するために、混合ドラム3内に送り込む冷却風を発生させる装置である。導風ダクト20は、送風機19で発生した冷却風を混合ドラム3内に導く部材である。
図1に示すように、フレーム本体11の上壁11bには、攪拌部材4と共にドラム蓋8を保持する保持部材24が設けられている。保持部材24は、棒材を折曲することで形成されており、機幅方向B3で間隔をあけて並設された第1杆部24a及び第2杆部24bを有する。また、保持部材24は、第1杆部24aの前端から上方に向けて延出された第3杆部24cと、第2杆部24bの前端から上方に向けて延出された第4杆部24dとを有する。さらに、保持部材24は、第1杆部24aの後端から上方に向けて延出された第5杆部24eと、第2杆部24bの後端から上方に向けて延出された第6杆部24fと、第5杆部24eと第6杆部24fの上部同士を連結する第7杆部24gとを有する。
図1、図4に示すように、支持フレーム10は、第1側部フレーム12と第2側部フレーム13との間に配置されている。図4、図5に示すように、支持フレーム10は、右側の第1揺動フレーム25と、左側の第2揺動フレーム26と、第1揺動フレーム25と第2揺動フレーム26とを連結する支持台27とを有する。
図6に示すように、回転盤31は、固定具39によって回転軸30に取り付けられている。詳しくは、固定具39は、ボルトによって構成され、外周に雄ネジが切られたネジ軸部39aと、ネジ軸部39aの一端に設けられた頭部39cとを有する。頭部39cは、フランジ部39bを有する。ネジ軸部30aを、ネジ穴35にねじ込むことにより、フランジ部39bと受け部33とで回転盤31の中心側が挟持され、これにより、回転盤31が回転軸30に取り付けられる。
嵌め穴38は、上板31Aの中心に貫通形成された第1嵌め穴38Aと、下板31Bの中心に貫通形成された第2嵌め穴38Bとによって形成されている。
上貫通穴47は、上板31Aを貫通して形成されている。また、上貫通穴47は、回転盤31の径方向対称位置に形成された第1上貫通穴47A及び第2上貫通穴47Bを含む。第1上貫通穴47Aと第2上貫通穴47Bとの組は、2組設けられている。第1の組の第1上貫通穴47A1及び第2上貫通穴47B1と、第2の組の第1上貫通穴47A2及び第2上貫通穴47B2とは、円盤周方向J1に90°の位相差を有して形成されている。
図11に示すように、上貫通穴47の第1部位47aと下貫通穴48の第1部位48aとは、連通している。これら第1部位47aと第1部位48aとは、挿通穴45を形成している。また、上貫通穴47の第2部位47bと下貫通穴48の第2部位48bとは、連通している。
支持フレーム10及び回転盤31は、支持フレーム10を揺動軸心X2回りに揺動させることで、図12に示す装着位置P1と、図3に示す稼動位置P2と、図13に示す取出位置P3とに位置変更可能である。
図12に示すように、装着位置P1においては、支持台27の上壁27a及び回転盤31は、後方に向かうにつれて下方に移行する傾斜状であって、水平(水平面)に対して若干後下がりの傾斜状とされている。また、言い換えると、装着位置P1において、回転盤31は、ローラ44A,44B側に向かうにつれて下方に移行する傾斜状である。本実施形態では、支持フレーム10等の装着位置P1において、ドラム軸心X1は、例えば、鉛直(鉛直線)に対して約2°程度の角度で後傾している。
図1に示すように、機体2は、支持フレーム10を、装着位置P1と稼動位置P2と取出位置P3とに揺動操作する操作レバー50を有する。操作レバー50は、基部50bが支持フレーム10に揺動軸心X2回りに一体回転可能に連結され、先端部に球状のグリップ50aを有する。操作レバー50は、支持フレーム10が装着位置P1であるときの位置である第1操作位置R1(図14参照)と、支持フレーム10が稼動位置P2であるときの位置である第2操作位置R2(図2参照)と、支持フレーム10が取出位置P3であるときの位置である第3操作位置R3(図15参照)とに操作可能である。
図2に示すように、操作レバー50は、第2操作位置R2では、前方に向かうにつれて上方に移行する傾斜状である。操作レバー50は、第2操作位置R2において、例えば、鉛直に対して約35°程度の角度で前傾している。
ところで、操作レバー50を操作して支持フレーム10等を装着位置P1から稼動位置P2にする場合、例えば、操作レバー50が鉛直となる位置を越えて該操作レバー50を後方に操作すると、操作レバー50を操作する力が機体2に対して前部を持ち上げる方向に働き、機体2の前部が持ち上がるおそれがある。これに対して、本実施形態では、操作レバー50は、支持フレーム10を装着位置P1から稼動位置P2に操作する場合に、操作レバー50が鉛直となる位置を越えて後方側に操作されないので、操作レバー50を操作する力によって機体2が持ち上がるのを抑制することができる。
図18に示すように、ベース部材52は、第1側部フレーム12に回転部材28を介して揺動軸心X2回りに回転可能に支持されている。詳しく説明すると、回転部材28は、揺動軸心X2を軸心とする筒状であって、第1側部フレーム12の外側壁12aと内側壁12bとにわたって設けられている。一方、ベース部材52は、回転部材28の機幅外方側の端面に当接すると共に複数の取付ボルト54によって回転部材28と一緒に第1揺動フレーム25に取り付けられたベース壁52aを有する。取付ボルト54は、該ベース壁52a及び回転部材28を貫通して第1揺動フレーム25の外側壁25aの内面に固定されたナット部材55に締結されている。回転部材28は、第1側部フレーム12の内側壁12bに固定されたリング状の支持部材56によって揺動軸心X2回りに回転可能に支持されている。これにより、支持フレーム10と回転部材28とベース部材52と操作レバー50とが第1側部フレーム12に揺動軸心X2回りに一体回転可能に支持されている。
図17に示すように、保持部材53は、挿通部53aと、挿通部53aから延出された取付片53bとを有する。挿通部53aに操作レバー50の基部50bが挿通され、取付片53bは、ベース壁52aにネジ止めされる。これにより、操作レバー50が、取付部材51、支持フレーム10及び回転部材28と共に揺動軸心X2回りに一体回転可能とされている。
図16、図17に示すように、ベース壁52aの周囲には、操作レバー50を第1操作位置R1と第2操作位置R2と第3操作位置R3とに保持する係止体59が設けられている。係止体59は、ベース板63と、位置決め部材60と、規制部材64とを有する。ベース板63は、リング状の円板によって形成され、ベース壁52aを取り囲み且つ第1側部フレーム12の外側壁12aの外面に固定されている。ベース板63の前部の下部側には、規制片63aが切り起こしによって形成されている。位置決め部材60は、ベース板63の上部の前部側に配置され、外側壁12aに固定されている。規制部材64は、円弧状に形成され、位置決め部材60と規制片63aとの間に配置されてベース板63に固定されている。規制部材64の一端64aは、位置決め部材60に近接して位置している。規制部材64の他端64bは、規制片63aと間隔をあけて位置している。
図18、図20に示すように、第1揺動フレーム25の外側壁25aには、第1通し部68Aに連通する連通穴72が形成されている。
図21、図22に示すように、混合ドラム3は、ドラム本体6の底部5に取り付けられた装着プレート73を有する。ドラム本体6の底部5は、ドラム軸心X1を中心とする円形状であって上方に向けて(開口7に向けて)凹む収容凹部74と、収容凹部74の外周側の載置部75とを有する。装着プレート73は、収容凹部74内に収容されている。装着プレート73は、矩形の板材によって形成され、4隅部が取付具76によって底部5から上方に向けて突出する突部77に取り付けられている。図23に示すように、突部77は、収容凹部74における混合ドラム3の内部側に設けられている。突部77は、図25に示すように、樹脂によってドラム本体6の底部5に一体形成された突部本体78と、突部本体78に埋め込まれたナット79とを有する。突部本体78は、底部5から上方に向けて(開口に向けて)突出している。ナット79は、例えば、ドラム本体6の樹脂成型時にインサート成形によって突部本体78と一体化される。ナット79の下面は、底部5の下面に露出している。装着プレート73は、底部5の下面に当接されると共に装着プレート73を貫通してナット79のネジ穴79aにねじ込まれる取付具76によって取り付けられる。
図22、図23に示すように、攪拌部材4は、ドラム本体6を横断している。詳しくは、攪拌部材4は、横方向でドラム本体6を横断している。横方向とは、混合ドラム3の軸心X1方向に直交する方向に沿う方向である。
以上のように、突部77は、装着プレート73を取り付ける取付部と、攪拌部材4の支持をする支持部材とを兼用している。
図23に示すように、攪拌部材4は、ドラム軸心X1を挟み且つドラム径方向E1に並設された第1攪拌部材4A及び第2攪拌部材4Bを含む。詳しくは、攪拌部材4は、ドラム軸心X1から偏倚した位置に設けられた第1攪拌部材4Aと、第1攪拌部材4Aとドラム径方向E1で並設され且つ第1攪拌部材4Aが偏倚した側とは反対側に偏倚した位置に設けられた第2攪拌部材4Bとを含む。
なお、突部77は、第1攪拌部材4Aのドラム軸心X1側及び第2攪拌部材4Bのドラム軸心X1側にも設けられていてもよい。
図28に示すように、基部片80aの幅W6は、第2部位48bの幅W4よりも若干狭い。係止片80bの幅W7は、基部片80aの幅W6よりも広く挿通穴45の幅W8よりも狭い。また、係止片80bの幅W7は、第2部位48bの幅W4よりも広い。また、係止片80bは、ロック溝49に嵌る大きさに形成されている。
図21に示すように、混合ドラム3は、球部材81を有する。球部材81は、鋼球によって形成されている。球部材81は、装着プレート73(混合ドラム3)を回転盤31に載置した際に、係合溝46に挿入する。
図7に示すように、球部材81は、第1球部材81Aと、第2球部材81Bとを含む。本実施形態では、第1球部材81Aは、第1の組の第1係合爪80A1のセット方向D1後方側に設けられ、第2球部材81Bは、第1の組の第2係合爪80B1のセット方向D1後方側に設けられている。
先ず、図7に示すように、例えば、第1挿通穴45A1を第1係合爪80A1が挿通し、第2挿通穴45B1を第2係合爪80B1が挿通するように混合ドラム3を回転盤31に載置する。すると、第1挿通穴45A2を第1係合爪80A2が挿通し且つ第2挿通穴45B2を第2係合爪80B2が挿通すると共に第1球部材81Aが第1係合溝46Aに挿入し且つ第2球部材81Bが第2係合溝46Bに挿入する。
以上のように、混合ドラム3をセット方向D1に回転させるだけで、装着プレート73(混合ドラム3)を回転盤31に容易に装着(セット)することができる。
図21及び図22に示すように、装着プレート73は、中心部に形成された通し穴84を有する。通し穴84は、装着プレート73を貫通して形成されている。また、底部5は、中心部に形成された凹所85を有する。凹所85は、上方に向けて凹設され、底部5に一体形成されている。詳しくは、凹所85は、下方に向けて開口し、上部が塞がれた円筒状である。
図21に示すように、通し穴84は、小径部86と、大径部87とを有する。図21のH1部の拡大図で示すように、小径部86は、ドラム径方向E1で対向する第1小径部86A及び第2小径部86Bを含む。大径部87は、第1小径部86Aと第2小径部86Bとの間に形成されていて、ドラム径方向E1で対向する第1大径部87A及び第2大径部87Bを含む。
例えば、通し穴84が小径部86の径の円形孔で形成されていると、図6に示すように、通し穴84の縁部の周囲の壁部84aと、凹所85の基部側のアール部85aとの間にゴミ等が溜まると、掃除が困難になる。これに対し、本実施形態にあっては、通し穴84に大径部87を設けることにより、壁部84aとアール部85aとの間の掃除が容易に行える。
図23、図33に示すように、持ち手部92は、ドラム径方向E1で対向する第1持ち手部92A及び第2持ち手部92Bを含む。第1持ち手部92Aは、ドラム本体6の一側部に設けられ、第2持ち手部92Bは、ドラム本体6の他側部に設けられている。
図22に示すように、ドラム本体6は、下部(底部側)に円筒周壁97を有する。円筒周壁97は、外周面が周方向に凹凸のない滑らかな面に形成されている。円筒周壁97の外周面に第1ローラ44A及び第2ローラ44Bが当接する。第1ローラ44A及び第2ローラ44Bは、円筒周壁97に当接することにより、混合ドラム3を回転盤31に対してドラム軸心X1回りに回転させて装着する際において混合ドラム3の回転を良好に案内し、且つ、混合ドラム3を回転させて複数の食材を混合する際において混合ドラム3の回転を良好に支持する。
保持溝93を持ち手部92に隣接して形成することにより、ドラム本体6の強度の向上を図ることができる。
図31、図32に示すように、保持溝93は、内方突出壁94から下方に形成されている。図24、図35に示すように、保持溝93は、円筒周壁97を形成するために円筒周壁97よりも上方に形成されている。したがって、攪拌部材4は、保持溝93から下方に突出して底部5に当接し、突部77は、保持溝93から下方に突出する部位(保持溝93によって支持されない部位)を支持する。
図37に示すように、ドラム蓋8は、複数の規制部107を有する。複数の規制部107は、第2係合部106と同数形成されている。規制部107は、各第2係合部106が形成されている部位にそれぞれ設けられている。図38に示すように、規制部107は、ドラム軸心X1に平行な方向に沿って形成され、第2係合部106にセット方向D1の前方寄りに設けられている。
第1施蓋位置Y1は、ドラム本体6を施蓋(図22参照)した位置であって、ドラム蓋8がドラム本体6から取り外し可能な位置である。詳しくは、図32、図36に示すように、第1施蓋位置Y1では、第2係合部106がドラム周方向J2で隣接する第1係合部101の第2部位101bの間に位置している。したがって、この第1施蓋位置Y1では、ドラム本体6に対してドラム蓋8が離れる方向に移動可能であり、該方向にドラム蓋8を移動することで、ドラム蓋8がドラム本体6から取り外すことができる。
本実施形態にあっては、規制部107は、各第2係合部106が形成されている部位にそれぞれ設けられているので、ドラム蓋8をドラム本体6から取り外した状態から第1施蓋位置Y1に位置させる際において、第2係合部106を任意の隣接する第2部位101bの間に挿入することができる。
図40、図41に示すように、冷却風取入口21は、本体壁105の頂部105aに形成されている。図39に示すように、冷却風取入口21は、円形穴に形成されている。
本体壁105は、食材を冷却した後の冷却風を排出可能な冷却風排出口108を有する。冷却後の冷却風が排出することで、冷却風が効率よく取り入れられ、冷却性能を向上させることができる。
冷却風排出口108を本体壁105に形成することで、冷却後の冷却風を良好に排出することができる。即ち、混合ドラム3は、ドラム蓋8が斜め上を向く傾斜状の姿勢で回転されるので、ドラム本体6内の食材(ご飯)に向けて供給された冷却風は蒸気と共に上昇し、ドラム本体6内上部からドラム蓋8内の上部を移動して冷却風排出口108に至り、スムーズに排出される。
図39に示すように、冷却風排出口108は、ドラム周方向J2に間隔をあけて形成された複数の排風口(第1排風口108A、第2排風口108B)を含む。第1排風口108A及び第2排風口108Bは、ドラム軸心X1を中心とする円弧状の長穴に形成されている。第1排風口108Aと第2排風口108Bとは、ドラム周方向J2の長さが同じ長さに形成され、ドラム周方向J2に等間隔を有して形成されている。複数の排風口(第1排風口108A、第2排風口108B)は、ドラム軸心X1(ドラム蓋8の中心)に対して対称位置に形成されている。
図43に示すように、攪拌部材4は、矩形状の枠部111を有する。枠部111は、第1横杆部111A、第2横杆部111B、第1縦杆部111C及び第2縦杆部111Dを有する。第1横杆部111Aと第2横杆部111Bとは、間隔をあけて平行に対向配置されている。第1縦杆部111Cは、第1横杆部111Aと第2横杆部111Bの一端部同士を連結している。第2縦杆部111Dは、第1横杆部111Aと第2横杆部111Bの他端部同士を連結している。
攪拌部材4は、複数(4本)の連結杆部112を有している。各連結杆部112は、第1横杆部111Aと第2横杆部111Bとにわたって設けられている。複数の連結杆部112は、第1縦杆部111Cと第2縦杆部111Dとの間に、第1横杆部111A及び第2横杆部111Bの長さ方向に間隔をあけて平行に並べて設けられている。
図46、図47に示すように、ドラム蓋8は、攪拌部材4を収容した状態で保持部材24に保持可能である。ドラム蓋8を保持部材24に保持する場合、ドラム蓋8の周壁部103を、第1杆部24a及び第2杆部24bに載置する。すると、ドラム蓋8が前方へ移動するのが第1杆部24aと第3杆部24cとのコーナ部24h及び第2杆部24bと第4杆部24dとのコーナ部24jによって規制され、且つドラム蓋8が後方へ倒れるのが第7杆部24gによって規制される。これによって、ドラム蓋8が保持部材24に保持される。
この変形例に係るドラム蓋8にあっては、冷却風排出口108は、ドラム周方向J2に間隔をあけて形成された6つの排風口114A~114Fを含む。
この変形例に係るドラム蓋8にあっても、冷却風排出口108は、本体壁105に形成され、且つ頂部105aと基部105bとの中間位置(中腹位置)に形成されている。言い換えると、冷却風排出口108は、本体壁105におけるドラム軸心X1方向の略中央部に形成されている。
本実施形態の食材混合機1は、以下の効果を奏する。
また、内方突出壁94の径方向E1の内方側端部から底部5に向かうにつれて径方向E1の外方に移行する傾斜状の傾斜壁96によって、混合ドラム3の内部に収容した食材をスムーズに取り出すことができる。
この構成によれば、混合ドラム3を良好に持つことができる。
また、混合ドラム3内に取り付けられて食材を攪拌する攪拌部材4を備え、攪拌部材4は、ドラム本体6を横断し且つ軸心X1から偏倚した位置に取り付けられ、ドラム本体6は、軸心X1方向に沿って形成されていて攪拌部材4の一側を保持し且つドラム本体6の周方向J2において第1持ち手部92Aに隣接して形成された一側保持溝93Aと、軸心X1方向に沿って形成されていて攪拌部材4の他側を保持し且つ周方向J2において第2持ち手部92Bに隣接して形成された他側保持溝93Bとを有する。
また、攪拌部材4は、軸心X1を挟み且つ混合ドラム3の径方向E1に並設された第1攪拌部材4A及び第2攪拌部材4Bを含み、一側保持溝93Aは、第1攪拌部材4Aの一側を保持する第1保持溝93A1と、第2攪拌部材4Bの一側を保持する第2保持溝93A2とを含み、他側保持溝93Bは、第1攪拌部材4Aの他側を保持する第3保持溝93B1と、第2攪拌部材4Bの他側を保持する第4保持溝93B2とを含み、第1持ち手部92Aは、第1保持溝93A1から第2保持溝93A2にわたって形成され、第2持ち手部92Bは、第3保持溝93B1から第4保持溝93B2にわたって形成されている。
また、混合ドラム3は、ドラム本体6の開口7を塞ぐドラム蓋8を有し、ドラム蓋8は、ドラム本体6の開口7を形成する壁部の外周を囲む周壁部103と、周壁部103の端部から混合ドラム3の径方向E1の内方に向けて延出する環状壁部104と、環状壁部104の内周端から軸心X1方向且つ底部5とは反対側に向かうにつれて漸次縮径する本体壁105とを有し、環状壁部104は、ドラム蓋8がドラム本体6を塞いだ状態で攪拌部材4の軸心X1方向の移動を規制する。
また、ドラム本体6の回転を支持するローラ44を備え、ドラム本体6は、底部5側にローラ44が当接する円筒周壁97を有し、傾斜壁96は、円筒周壁97に連接している。
また、食材混合機1は、機体2と、機体2に軸心X1回りに回転可能に支持され、回転することで内部に収容した複数の食材を混合する混合ドラム3と、混合ドラム3内に取り付けられ、食材を攪拌する攪拌部材4と、備え、混合ドラム3は、軸心X1方向の一端が開口し他端が底部5によって閉塞されたドラム本体6を有し、攪拌部材4は、ドラム本体6を横方向で横断し且つ下端がドラム本体6の底部5に当接しており、ドラム本体6は、底部5から突出する突部77であって、攪拌部材4に対して横方向に交差する方向に位置ずれし且つ該方向で当接する突部77を有する。
また、混合ドラム3は、ドラム本体6の底部5に取り付けられ且つ機体2に回転可能に装着される装着プレート73を有し、突部77は、ドラム本体6に一体形成されていて底部5から開口に向けて突出する突部本体78と、突部本体78の内部に埋め込まれ且つ装着プレート73を取り付ける取付具76がねじ込まれるナット79とを有する。
また、装着プレート73は、機体2側に係合して当該装着プレート73が機体2から外れるのを規制可能な係合爪80を有し、ドラム本体6は、底部5に装着プレート73を収容する収容凹部74を有する。
また、機体2は、軸心X1回りに回転可能な回転軸30と、装着プレート73が装着される回転盤31と、回転盤31を回転軸30に固定する固定具39とを有し、底部5は、装着プレート73に形成された通し穴84を挿通する固定具39の頭部39cを収容する凹所85を有し、通し穴84は、頭部39cに近接する小径部86と、小径部86及び凹所85より大径の大径部87とを有する。
また、機体2は、混合ドラム3の回転をガイドする複数のローラ44を有し、ドラム本体6は、内面側に軸心X1方向に沿って形成されていて攪拌部材4が保持される保持溝93と、保持溝93より底部5側に形成されていてローラ44が当接する円筒状の円筒周壁97とを有し、攪拌部材4は、保持溝93より底部5側に突出しており、複数の突部77は、攪拌部材4における保持溝93より底部5側に突出する部位を支持する。
また、食材混合機1は、機体2と、機体2に軸心X1回りに回転可能に支持され、回転することで内部に収容した複数の食材を混合する混合ドラム3と、を備え、機体2は、軸心X1回りに回転可能な回転盤31を有し、混合ドラム3は、回転盤31に載置された際に該回転盤31を挿通し且つ当該混合ドラム3を軸心X1回りのセット方向D1に所定角度回転させることにより当該混合ドラム3が回転盤31から外れるのを規制可能な位置に移動する係合爪80と、当該混合ドラム3の径方向E1で対向する第1持ち手部92A及び第2持ち手部92Bとを有し、係合爪80は、第1持ち手部92A及び第2持ち手部92Bが機体2の側方を向く状態で混合ドラム3を回転盤31に載置することで該回転盤31を挿通する。
また、回転盤31は、係合爪80が挿通する挿通穴45と、挿通穴45のセット方向D1後方側に間隔をあけて形成された係合溝46とを有し、混合ドラム3は、当該混合ドラム3を回転盤31に載置した際に係合溝46に挿入する球部材81であって、当該混合ドラム3をセット方向D1に所定角度回転させた際に挿通穴45と係合溝46との間の隔壁部分47eを乗り越えて挿通穴45に挿入する位置に移動する球部材81を有する。
また、混合ドラム3は、軸心X1方向の一端が開口するドラム本体6と、ドラム本体6の開口7を塞ぐドラム蓋8とを有し、ドラム蓋8は、ドラム本体6を施蓋した位置であって、ドラム本体6から取り外し可能な第1施蓋位置Y1と、第1施蓋位置Y1からセット方向D1に回転させた位置であって、ドラム本体6から取り外し不能な第2施蓋位置Y2とに変更可能であり、且つ第2施蓋位置Y2においてドラム本体6に形成された係合突部102に係合して当該ドラム蓋8がセット方向D1とは反対方向に回転するのを規制する規制部107dを有し、規制部107dが係合突部102から離脱する際の抵抗は、球部材81が隔壁部分47eを乗り越える際の抵抗よりも小さい。
また、機体2は、回転盤31が取り付けられる支持フレーム10を有し、支持フレーム10は、混合ドラム3に当接して該混合ドラム3の回転を支持する複数のローラ44を有し、回転盤31は、混合ドラム3を載置する状態において、複数のローラ44に向かうにつれて下方に移行する傾斜状である。
この構成によれば、混合ドラム3の装着の容易化を図ることができる。
また、挿通穴45は、回転盤31の径方向E1の対称位置に設けられた第1挿通穴45A及び第2挿通穴45Bを含み、係合爪80は、第1挿通穴45Aを挿通する第1係合爪80A及び第2挿通穴45Bを挿通する第2係合爪80Bを含む。
また、第1係合爪80Aと第2係合爪80Bとの組は、1又は複数組設けられてもよい。
この構成によれば、第1持ち手部92Aが機体2の一側方を向き、第2持ち手部92Bが機体2の他側方を向く状態でも、第1持ち手部92Aが機体2の他側方を向き、第2持ち手部92Bが機体2の一側方を向く状態でも回転盤31に装着することができ、混合ドラム3の装着の容易化を図ることができる。
また、回転盤31は、係合爪80に係合して混合ドラム3が当該回転盤31に対して回転方向に相対回転するのを規制するロック溝49を有し、且つ、混合ドラム3が載置される位置である装着位置P1と、装着位置P1から起こした位置であって混合ドラム3を回転させる位置である稼動位置P2とに位置変更可能であり、係合爪80は、セット位置G2に位置する状態で回転盤31を稼動位置P2にした際にロック溝49に嵌る。
また、回転盤31は、係合爪80をセット位置G2にしたときに、係合爪80に回転力を伝達可能に当接する回転伝達部47cと、回転伝達部47cのセット方向D1前方側の部位であって係合爪80が係合することで混合ドラム3が回転盤31から外れるのを規制する規制壁部47dとを有し、ロック溝49は、規制壁部47dの下面側に形成されている。
また、回転盤31は、上板31Aと、上板31Aの下面に重ね合わされて固定された下板31Bとを有し、上板31Aは、当該上板31Aを貫通して形成された上貫通穴47を有し、下板31Bは、当該下板31Bを貫通し且つ上貫通穴47に連通して形成された下貫通穴48を有し、挿通穴45は、上貫通穴47と下貫通穴48とによって形成され、回転伝達部47cは、上貫通穴47のセット方向D1前方側の端部で構成され、係合溝46は、上板31Aを貫通して形成されている。
また、ロック溝49は、下板31Bを貫通して形成され且つ下貫通穴48に連続して形成されている。
この構成によれば、ロック溝49を簡単に形成することができる。
この構成によれば、構造の簡素化を図ることができる。
また、冷却風取入口21は、本体壁105の頂部に形成され、冷却風排出口108は、頂部105aと該頂部105aとは反対側の基部105bとの間に形成されている。
この構成によれば、食材が冷却風排出口108から排出されるのを抑制できると共に、導入された冷却風が直ぐ排出されるのを抑制することができる。
この構成によれば、冷却性能の効率化を図ることができる。
また、複数の排風口は、ドラム蓋8の中心に対して対称位置に形成されている。
この構成によれば、冷却風を均等に排出させることができる。
この構成によれば、食材を効率よく冷却することができる。
また、冷却風供給口20cの端部20dは、冷却風取入口21に平行であってもよい。
また、ドラム蓋8は、攪拌部材4を周壁部103の内側に収容可能である。
この構成によれば、攪拌部材4の紛失を防止することができる。
この構成によれば、混合ドラム3を回転盤31に装着する際に、複数のローラ44で位置決めすることができ、機体2に対する混合ドラム3の装着を容易に行える。
また、複数のローラ44は、混合ドラム3の回転に伴って回転可能である。
また、混合ドラム3内に当該混合ドラム3を横断するように配置された攪拌部材4を備え、混合ドラム3は、軸心X1方向の一端が開口し他端が底部5によって閉塞されたドラム本体6を有し、ドラム本体6は、当該ドラム本体6の内面側に軸心X1方向に沿って形成され且つ攪拌部材4を保持する保持溝93と、保持溝93より底部5側に形成されていてローラ44が当接する円筒状の円筒周壁97とを有する。
また、混合ドラム3は、回転盤31に装着される装着プレート73を有し、装着プレート73は、回転盤31に形成された挿通穴45を挿通する係合爪80であって、挿通穴45を挿通した位置から混合ドラム3を軸心X1回りに所定角度回転させることで当該装着プレート73が回転盤31から外れるのを規制可能な係合爪80を有し、係合爪80は、複数のローラ44を混合ドラム3に当接させた状態で挿通穴45を挿通可能である。
また、食材混合機1は、機体2と、機体2に回転可能に支持され、回転することで内部に収容した複数の食材を混合する混合ドラム3と、を備え、機体2は、混合ドラム3が回転可能に装着される支持フレーム10と、支持フレーム10が揺動可能に取り付けられるメインフレーム9とを有し、支持フレーム10は、混合ドラム3を縦向きにした状態で装着する位置である装着位置P1と、混合ドラム3を機体2の背面に向かうにつれて上方に移行する傾斜状態にして回転させる位置である稼動位置P2とに変更可能であり、メインフレーム9は、支持フレーム10を装着位置P1と稼動位置P2とに操作する操作レバー50を有する。
また、操作レバー50は、支持フレーム10を装着位置P1に操作する第1操作位置R1と、支持フレーム10を稼動位置P2に操作する第2操作位置R2とに操作可能であり、第1操作位置R1であるときに機体2の正面に向かうにつれて下方に移行する傾斜状であり、第2操作位置R2であるときに正面に向かうにつれて上方に移行する傾斜状である。
また、メインフレーム9は、フレーム本体11と、フレーム本体11の一側部から正面方向に向けて延出する第1側部フレーム12と、フレーム本体11の他側部から正面方向に向けて延出する第2側部フレーム13と、第1側部フレーム12と第2側部フレーム13との正面側同士を連結する連結フレーム14とを有し、支持フレーム10は、第1側部フレーム12に揺動可能に支持された第1揺動フレーム25と、第2側部フレーム13に揺動可能に支持された第2揺動フレーム26と、第1揺動フレーム25と第2揺動フレーム26とを連結すると共に混合ドラム3が装着される支持台27とを有し、支持台27は、支持フレーム10の稼動位置P2において連結フレーム14に当接する第1当接壁(第2壁部27b2)と、支持フレーム10の取出位置P3において連結フレーム14に当接する第2当接壁(第3壁部27b3)とを有する。
また、機体2は、支持台27に回転可能に取り付けられ、且つ混合ドラム3が装着される回転盤31を備え、支持台27は、回転盤31の背面側に設けられた複数のローラ44とを有し、回転盤31は、支持フレーム10の装着位置P1において、背面に向かうにつれて下方に移行する傾斜状であり、混合ドラム3は、複数のローラ44に当接させた状態で回転盤31に装着される。
また、機体2は、支持フレーム10に設けられていて混合ドラム3を回転駆動する駆動モータ40と、メインフレーム9に設けられていて駆動モータ40を制御する制御装置18と、メインフレーム9に揺動軸心X2回りに回転可能に支持されて操作レバー50及び支持フレーム10と一体回転可能であり、且つ駆動モータ40から制御装置18に配策されるハーネス67を通すハーネス通し路68が形成された回転部材28とを有し、ハーネス通し路68は、回転部材28の中心に揺動軸心X2に沿って形成されていて駆動モータ40側からハーネス67が挿入される第1通し部68Aと、第1通し部68Aから回転部材28の外周面にかけて形成されていて第1通し部68Aから制御装置18側へ配策されるハーネス67を通す第2通し部68Bとを有する。
また、ドラム本体6内に該ドラム本体6を横断して配置されていて食材を攪拌する攪拌部材4を備え、機体2は、メインフレーム9に設けられていて、攪拌部材4をドラム蓋8に収容した状態で該ドラム蓋8を保持可能な保持部材24を有する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
3 混合ドラム
4 攪拌部材
5 底部
6 ドラム本体
31 回転盤
44 ローラ
45 挿通穴
73 装着プレート
80 係合爪
93 保持溝
97 円筒周壁
P1 装着位置
P2 稼動位置
X1 軸心
Claims (5)
- 機体と、
前記機体に軸心回りに回転可能に支持され、回転することで内部に収容した複数の食材を混合する混合ドラムであって、軸心方向の一端が開口し他端が底部によって閉塞されたドラム本体と、前記ドラム本体の前記底部に取り付けられた装着プレートとを有する混合ドラムと、
を備え、
前記機体は、メインフレームと、支持台と、回転盤と、一対のローラとを有し、
前記装着プレートは、前記回転盤に形成された挿通穴を挿通する係合爪であって、前記挿通穴を挿通した位置から前記ドラム本体を前記軸心回りに所定角度回転させることで当該装着プレートが前記回転盤から外れるのを規制可能な係合爪を有し、
前記メインフレームは、前記機体の背面側に位置するフレーム本体と、前記背面から該背面とは反対側である前記機体の正面に向かう方向に直交する水平方向を機幅方向とした場合に前記フレーム本体における前記機幅方向の一側部から前記正面側に延びる第1側部フレームと、前記フレーム本体における前記機幅方向の他側部から前記正面側に延びる第2側部フレームとを有し、
前記支持台は、前記第1側部フレームと前記第2側部フレームとの間に設けられ、
前記回転盤は、前記支持台に回転駆動可能に設けられ、
前記一対のローラは、一方のローラが前記支持台における前記機幅方向の一側部且つ前記回転盤より前記背面側に設けられ、他方のローラが前記支持台における前記機幅方向の他側部且つ前記回転盤より前記背面側に設けられていて、前記ドラム本体を前記装着プレートが下を向き且つ前記回転盤に対向するように当該一対のローラに前記機体の正面側から当接させることで前記係合爪が前記挿通穴を挿通可能な位置に前記ドラム本体を位置決めする食材混合機。 - 前記支持台は、前記メインフレームに前記機幅方向に延伸する軸心回りに揺動可能に支持され、
前記回転盤は、前記装着フレームが装着される位置である装着位置と、前記支持台を揺動させることで前記装着位置から起こした位置であって前記混合ドラムを回転駆動する位置である稼動位置とに位置変更可能であり、
前記混合ドラムは、前記回転盤が稼動位置であるときに前記底部が前記機体の正面側に位置し且つ前記機体の正面から背面に向かうにつれて上方に移行する傾斜状であり、
前記一対のローラは、前記回転盤が稼動位置であるときに前記混合ドラムの下部を下側から支える請求項1に記載の食材混合機。 - 前記一対のローラは、前記混合ドラムの回転に伴って回転可能である請求項1又は2に記載の食材混合機。
- 前記混合ドラム内に当該混合ドラムを横断するように配置された攪拌部材を備え、
前記ドラム本体は、
当該ドラム本体の内面側に前記軸心方向に沿って形成され且つ前記攪拌部材を保持する保持溝と、
前記保持溝より前記底部側に形成されていて前記ローラが当接する円筒状の円筒周壁とを有する請求項1~3のいずれか1項に記載の食材混合機。 - 前記支持台は、前記装着プレートを前記回転盤に装着する位置で、前記回転盤が配置される面が上を向き且つ前記正面から前記背面に向かうにつれて下方に移行する傾斜状である請求項1~4のいずれか1項に記載の食材混合機。
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