JP7074975B2 - 計測装置 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 平成29年9月4日に発行された第76回農業食料工学会年次大会 講演要旨の第108頁にて公開。
特許法第30条第2項適用 平成29年9月7日~9月9日に開催された農業食科工学会第76回(2017年度)年次大会において発表。
本発明は計測装置に関する。
収穫された籾や麦などの穀物は、カントリーエレベーターやライスセンターなどの乾燥貯蔵施設へ運ばれる。そこでは、各生産者から搬入された穀物を一括で乾燥処理し、その後、出荷されるまで貯蔵している。このように、荷受された穀物は一括して乾燥処理がなされるため、生産者に対する対価の算定は、荷受時において生産者ごとに計測した穀物の重量(以下「荷受重量」という)に基づいて算定される。
乾燥貯蔵施設では、荷受重量を計測するために、荷受した穀物をコンベアでホッパースケールまで搬送し、搬送された穀物を所定のまとまりに分け、このまとまりごとに順次計測し、それらを総和する構成が採用されている。そのため、ある生産者から荷受した穀物の量が多ければ多いほど、まとまりごとの計測回数が増加し、その結果、計測時間が長引き、他の生産者からの荷受が制限されることとなる。特に、収穫のピーク時には、多数の生産者から穀物が搬入されるので荷受待ちが生じ易く、荷受待ちの解消が望まれている。
ところで、近年では、収穫した穀物をフレキシブルコンテナ(以下、「フレコン」という)に収容して乾燥貯蔵施設に搬入する生産者が増えており、当該フレコン単位で重さを量る計測装置が特許文献1に開示されている。
特開平8-313329号公報
しかしながら、収穫時における穀物の乾燥程度(穀物内の水分量)は生産者ごとに異なるため、上記の計測装置で計測した重量のみに基づいて対価を算定すると、例え同じ量の穀物を搬入したとしても、水分量の大小によって対価が異なることとなるため、平等性に欠けることとなってしまう。そのため、上記の計測装置を用いたとしても、従来と同様に乾燥貯蔵施設内に設けられた計測装置を用いて水分量を計測する必要があるが、当該計測装置はホッパースケールよりも後の工程に配置されているため、当該計測装置まで搬送するために時間を要することとなる。してみると、搬入した穀物が当該計測装置による計測結果が出るまでは、他の生産者は穀物張込ホッパーに穀物を投入することができず、依然として荷受待ちが生じることとなってしまう。
本発明は、上記の課題に鑑み、搬入された穀物の荷受待ちを解消する計測装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、穀物張込ホッパーの上方に設置される計測装置であって、穀物を下方へと通過させる穀物通過部が形成されており、該穀物を収容したフレキシブルコンテナが載置される載置台と、前記載置台の下方に配され、該載置台が前記フレキシブルコンテナから受ける荷重を計測する荷重計測手段と、前記フレキシブルコンテナから排出されて前記穀物通過部を通過した穀物を前記穀物張込ホッパーへと流下させる流下手段と、前記穀物通過部を通過した穀物の水分量を計測する水分量計測手段と、を備えることを特徴とする。
前記水分量計測手段は、前記穀物通過部を通過した穀物の水分量を部分的に計測することを特徴とする。
本発明によれば、搬入された穀物が穀物張込ホッパーへと投入される際に、荷受時に必要な荷受重量および水分量の計測が行われる。この場合、乾燥貯蔵施設内において重量計測や水分量計測の工程を省略することができるので、順次、搬入された穀物を荷受張込ホッパーへと投入することができる。よって、荷受待ちの時間を大幅に短縮することができる。
本実施形態の計測装置を備えた既存の乾燥貯蔵施設の概略図 乾燥貯蔵施設および計測装置のブロック図 計測装置の荷重検出ユニットおよび静電容量検出ユニットの斜視図 乾燥貯蔵施設のメインコンピュータおよび計測装置のコンピュータの処理フロー
以下、図面を参照しながら本発明に係る計測装置の実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る計測装置10は既設の乾燥貯蔵施設100(以下、「既存施設100」と省略する。)に用いられる。既存施設100には、穀物の搬入を受け付ける受付端末102が設けられており、この受付端末102を通じて入力された荷受情報がメインコンピュータ104へと送信される。メインコンピュータ104は、既存施設100の各種装置を制御するコンピュータであり、荷受情報を受信すると、当該荷受情報を生産者ごとにメモリに記憶する。なお、荷受情報は、荷受月日、生産者の氏名、生産者に割り当てられた識別番号、及び品種に加えて、計測装置10によって計測された荷受重量および水分量である。
受付端末102の近傍には、生産者から搬入された穀物を荷受する穀物張込ホッパー106が設けられている。穀物張込ホッパー106は、少なくともフレコン1袋分の穀物をコンテナ108内に収容可能であり、コンテナ108の上方に形成された投入口110がグレーチング112に覆われて、地中に埋設されている。コンテナ108の底には、メインコンピュータ104からの信号に基づいて駆動する穀物の排出手段126が設けられている。
排出手段126によって排出された穀物は、メインコンピュータ104によって制御されるコンベア114によって屋内にある粗選機116へと搬送される。粗選機116へと投入された穀物は、異物などが取り除かれ、コンベア118によりホッパースケール120へと搬送される。ホッパースケール120は、搬送されてきた穀物を所定のまとまりごとに分けて計測する。当該計測により得られた穀物の重量はメインコンピュータ104へと送信されて、荷受重量として該当する生産者の荷受情報に加えられる。ホッパースケール120から排出された穀物は、コンベア122によって貯留ビン124へと搬送され、乾燥処理に適した所定量に達するまで一時貯留されることとなる。
ここで、本実施形態では、屋内に設けられえたホッパースケール120による計測に換えて、上記のグレーチング112上に配置された計測装置10を用いて計測することとしている。計測装置10は、穀物が穀物張込ホッパー106に投入される前に荷受重量および水分量を計測する装置であって、穀物入りフレコンFの荷重を検出する荷重検出ユニット12と、フレコンFから排出された穀物の静電容量を検出する静電容量検出ユニット14と、穀物入りフレコンFの荷重と穀物の静電容量に基づいて荷受重量と水分量を算定するコンピュータ62と、を備えている。
荷重検出ユニット12は、図3に示すように、穀物入りフレコンFが載置される載置台16に、荷重を検出する荷重検出器18が取り付けられた構成となっている。この載置台16は、複数の金属製角材22が直方体型に溶接接合されたフレーム20と、このフレーム20上部の方形枠に対して複数の角材24が格子状に並設されて成る載置部26と、を有している。この載置台16とグレーチング112の間には荷重検出器18である2つのバー型のロードセル18a,18bが介在している。バー型のロードセル18a,18bは、互いに平行に、かつ載置台16のフレーム20下部を構成する方形枠に沿って設けられている。
上記載置台16に、フォークリフトによって運ばれた穀物入りフレコンFが載置されると、当該フレコンFの荷重がフレーム20を介して各ロードセル18a,18bにかかり、荷重に対応した電気信号が各ロードセル18a,18bから出力される。出力された電気信号は、ロードセル18a,18bに配線接続されたアナログ‐デジタル変換器28(図2)を介してコンピュータ62(図2)へと入力される。コンピュータ62は、配線接続されたスイッチ58からの入力信号をトリガーとして、アナログ‐デジタル変換器28からの信号を取得し、当該信号に基づいて荷受重量を算定する。このようにして荷受重量が計測されており、荷重検出器18、アナログ‐デジタル変換器28、及びコンピュータ62は、載置台18が穀物入りフレコンFから受ける荷重を計測する荷重計測手段として機能している。
荷受重量が算定されると、作業員は、載置台16上にある穀物入りフレコンFをフォークリフトで吊り上げて穀物を排出する。排出された穀物は、載置部26を構成している複数の角材24間を通過して静電容量検出ユニット14へと投入される。このように、角材24同士の間に形成されている隙間はフレコンFから排出された穀物を下方へ通過させる穀物通過部として機能している。
静電容量検出ユニット14は、フレコンFから投入された穀物を穀物張込ホッパー106へと流下させる流下手段32と、当該投入された穀物をサンプリングして静電容量を検出する静電容量検出器34と、を備えている。
流下手段32の形態は特に限定されないが、本実施形態では投入された穀物を左右に分岐して排出する1対のシュート32a,32bを備えている。各シュート32a,32bは互いに対向配置された前板36および後板38、外板40、並びに内板42によって角筒型に構成されている。前板36および後板38は、直方体型の静電容量検出ユニット14の前後を形成する台形の板であって、上底が下底よりも長く、これら底辺に対して一方の脚が直角に(以下、直角脚という)、他方の脚が傾斜した(以下、傾斜脚という)形状となっている。外板40は、静電容量検出ユニット14の側方を形成する方形の板であって、上記前板36および後板38の直角脚に沿って垂直に設けられた板である。内板42は、静電容量検出ユニット14の内方に設けられた方形の板であって、前板36および後板38の傾斜脚に沿って設けられた板である。そして、各シュート32a,32bは、内板42の上辺を含む仮想垂直面を対称面として互いに面対称に配置されている。
1対のシュート32a,32bの間には、フレコンFから排出された穀物の一部が投入されるパイプ44が設けられている。このパイプ44は、内板42から突出した鉛直部46と、鉛直部46の下端からシュート32aの下部に向かって延出し、当該シュート32aに連通した傾斜部48と、を有する。当該パイプ44の形状は、本態様に限られず、一方のシュート32aの上部と他方のシュート32bの下部を連通させるように設けられたパイプや、一方のシュート32aの上部と下部をバイパスするように設けられたパイプであっても構わない。パイプ44の中ほど(本態様においては、鉛直部46と傾斜部48の接続箇所)には下方に向かって開口が形成されており、当該開口はコンピュータ62によって制御される電動シリンダー型のゲートバルブ50によって開閉される。当該バルブ50が開くと、パイプ44内を通過する穀物が開口から投下され、静電容量検出器34に供給される。
静電容量検出器34は、穀物を収容する容器52と、当該容器52内に穀物が充填されたことを検出するレベルセンサー60と、容器52内に設けられた電極54と、静電容量検出回路56と、を備えている。
容器52は、上記パイプ44に開設された開口の下方に設けられており、静電容量を検出するために必要な量の穀物を収容し得る、鉛直方向に長く延出した金属製の角型容器であって、配線を通じて公知の静電容量検出回路56のグランドに接続されている。この容器52の中央には、容器52の壁面の一つと対向する方形の電極板54が立設している。電極板54は配線を通じて静電容量検出回路56に接続されており、当該静電容量検出回路56によって電極板54と容器52の間に生じた静電容量が検出される。静電容量検出回路56によって検出された静電容量はコンピュータ62へと入力される。コンピュータ62は、入力された静電容量に基づいて容器52に充填された穀物の水分量を算定する。このようにして穀物の水分量が計測され、容器52、電極板54、静電容量検出回路56、及びコンピュータ62は、当該水分量を計測する水分計測手段として機能している。また、容器52と電極板54は静電容量を検出するための静電容量センサーとして機能している。なお、容器52の上部には、容器52内に充填された穀物の量を検出するレベルセンサー60が設けられており、当該レベルセンサー60のからの信号をトリガーとしてコンピュータ62は水分量の算定を行うこととしている。
容器52の下部には、不図示の吸引式エアー搬送装置やスクリューコンベアなどの搬送手段が設けられおり、当該搬送手段によって、容器52内の穀物が整粒歩合を検査する検査室へと搬送される。
コンピュータ62は、不図示のCPU、メモリ、及び入出力端子を備えている。当該入出力端子は、上記のアナログ‐デジタル変換器28、静電容量検出回路56、ランプ30、レベルセンサー60、スイッチ58、及びゲートバルブ56の制御端子に電気的に接続されている。メモリには計測プログラムが予め記憶されており、この計測プログラムをCPUが実行することで、コンピュータ62は各ロードセル18a,18bの出力に基づいて荷受重量を算定する荷受重量算定部、及び静電容量センサーの出力に基づいて穀物の水分量を算定する水分量算定部として機能する。ここで、本実施形態のコンピュータ62は、空のフレコンFの重量をメモリに記憶させておき、これらの重量を荷重検出器18の出力から減じることで荷受重量を算定することとしている。また、コンピュータ62のメモリには、予め、静電容量と水分の関係を規定した検量線関数が記憶されており、CPUは、静電容量検出56からの出力を当該検量線関数に代入することで水分量を算定することとしている。
上記計測装置10のコンピュータ62は、メインコンピュータ104と通信可能に接続されている。以下、計測装置10のコンピュータ62による処理フローを、メインコンピュータ104の処理と併せて説明する。
生産者から穀物が搬入されると、乾燥貯蔵施設100の作業員はフォークリフトを用いてフレコンFの荷下ろしを行うと共に、当該フレコンFを載置台16に載置する。そして、作業員は、受付端末102を用いて荷受情報を入力し、メインコンピュータ104へと送信する。図4に示すように、メインコンピュータ104は、既存施設100の各装置を制御しつつ(S100)、荷受情報を受信した場合(S101:Yes)に、受信した荷受情報をメモリに記憶させる記憶処理(S102)、及び計測装置10に対して計測を開始させるための計測指令を送信する計測指令処理(S103)を実行する。
計測装置10のコンピュータ62のCPUは、計測指令を受信すると(S10:Yes)、荷受重量算定処理(S11)を実行する。荷受重量算定処理(S11)は、入出力端子を介してアナログ‐デジタル変換器28に変換コマンドを送信し、当該変換コマンドに従ってアナログ‐デジタル変換器28から出力されたデータ(ロードセル18a,18bの出力値)を取得する取得ステップと、取得した各ロードセル18a,18bの出力値に基づいて重量を算定する算定ステップと、を含む。
ここで、本実施形態では、重量を正確に算定するために、各ロードセル18a,18bからの出力値が安定したことを条件として上記算出ステップを実行することとしている。具体的には、CPUは、上記の取得ステップを周期的に行い、各ロードセル18a,18bの出力値を取得するたびに、直前に取得した各出力値との差分を求め、当該差分がそれぞれ所定値内であるか否かを確認する。所定値内である場合には、各ロードセル18a,18bの値が安定したものとして、CPUは、入出力端子を介してランプ30を点灯させて、スイッチ58からの入力を待つ。そして、スイッチ58からの入力があると、CPUは、再度、取得ステップを行った上で上記算定ステップを実行する。なお、取得ステップにおいて取得した出力値には、穀物入りフレコンFの重量と載置台16の重量が含まれるが、穀物入りフレコンFが載置される前の各ロードセル18a,18bの和を基準値とし、当該基準値を取得した出力値から減じることで載置台16の重量を省いた、穀物入りフレコンFの重量が算出される。次いで、CPUは、メモリから空のフレコンの重量を読み込み、算出した穀物入りフレコンFの重量から空のフレコンの重量を減じることで穀物の重量、即ち荷受重量が算定される。
上記荷受重量算定処理(S11)によって荷受重量が算定されると、コンピュータ62は、ランプ30を消灯させる(S12)。当該ランプ30の消灯を視認した作業員は、フォークリフトでフレコンFを持ち上げ、フレコンF下面に設けられた排出口から穀物を排出させる。
次いで、計測装置10のコンピュータ62は水分量算定処理(S13)を実行する。水分量算定処理(S13)では、入出力端子を制御して静電容量検出回路56からの出力信号を取得する取得ステップと、取得した出力信号に基づいて容器52内に充填された穀物の静電容量を算出する静電容量算出ステップと、当該静電容量をメモリに記憶した検量線関数に代入して水分量を算定する水分量算定ステップと、を含む。なお、CPUは、穀物充填センサーからの出力信号をトリガーとして、上記取得ステップを実行する。
上記水分量算定処理(S13)によって穀物の水分量が算定されると、荷受重量算定処理(S11)で得た荷受重量および水分量算定処理(S13)で得た水分量をメインコンピュータ104へと送信する送信処理(S14)を行う。
メインコンピュータ104は、荷受重量および水分量を受信する受信処理(S104)、及び受信した荷受重量および水分量を対応する荷受情報に含めてメモリに記憶させる記憶処理(S105)を実行する。そして、生産者に対して荷受重量および水分量が通知されることで、次の生産者の荷受が開始される。なお、本実施形態の計測装置10が使用されるのはフレコンFで搬入する場合であり、その際にはホッパースケール120での計測が省略され、ホッパースケール120の底は開放された状態となっている。一方、コンバイン袋などフレコンF以外の搬入態様では、従来どおり、既存施設100内に設けられたホッパースケール120で計測が行われる。
本実施形態の計測装置10によれば、搬入された穀物が穀物張込ホッパー106へと投入される際に、荷受時に必要な荷受重量および水分量の計測が行われる。この場合、既存施設100内における重量計測や水分量計測を省略することができるので、従来のようなホッパースケール120の計測待ちが生じず、順次、搬入された穀物を荷受張込ホッパーへと投入することができる。よって、荷受待ちの時間を大幅に短縮することができる。
また、計測装置10の荷重算定処理では、荷重検出器18からの出力が安定したことを条件として計測を開始するので、より精度の高い荷受重量の計測が可能となっている。
以上、本発明に係る計測装置を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態で実施されても構わない。
<変形例>
(1)計測装置は、さらに、フォークリフトによって運搬可能な平パレットなどの土台を備えても構わない。当該土台の形状は、代表的には平たい直方体であり、その上に荷重検出ユニット12および静電容量検出ユニット14が載置される。そして、静電容量検出ユニット14から排出された穀物が穀物張込ホッパー106へと投入されるように、土台には、1対のシュート32a,32bの下部に対応する位置に、上面から下面にかけて貫通した複数の貫通孔が開設されている。また、土台の側面にはフォークリフトのフォークが挿入される挿入穴が形成されている。このような土台を備えることで、計測装置の運搬が容易となる。
(2)上記荷受重量算定処理(S11)において、コンピュータ62のCPUは、周期的に取得した各ロードセル18a,18bの値をメモリに記憶させても構わない。当該態様においては、作業者がスイッチ58を押す前に誤って穀物を排出した場合に、CPUは、メモリ内に記憶されたロードセル18a,18bの値を参照し、それらの和を求めることで荷受重量の算定をする。
(3)上記の実施形態では、静電容量を検出することにより、容器52内に充填された穀物の水分量を計測していたが、当該態様に限られず、光学的に水分量を計測しても構わない。例えば、透明の容器と、当該容器内に充填された穀物に対して側方から赤外線を照射する光源と、当該光源の逆側において穀物を透過した透過光を受光するセンサーと、当該センサーからの信号に基づいて水分量を算定するコンピュータと、を備えても構わない。
(4)また、シュート32a,32bの下端にコンピュータによって開閉制御されるゲートと、当該ゲートが閉じられてシュート内に充填された穀物に対して赤外線を照射する光源と、当該穀物を透過した透過光を受光するセンサーと、当該センサーからの信号に基づいて水分量を算定するコンピュータと、を備えても構わない。
(5)上記既存設備100において、各種装置を制御するコンピュータは単一のものに限られない。例えば、受付端末102とホッパースケール120を制御する他のコンピュータを設け、当該他のコンピュータが計測装置10のコンピュータ62と通信可能な態様であっても構わない。当該態様においては、他のコンピュータが、受付端末102からの受付情報を受信し、かつホッパースケール120から投入可能であることを指標する情報を受信した場合に、計測装置のコンピュータ62に対して計測指令を送信する。
本願発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
10 … 計測装置
16 … 載置台
18 … 荷重検出器
28 … アナログ‐デジタル変換器
32 … 流下手段
52 … 容器
54 … 電極板
56 … 静電容量検出回路
60 … コンピュータ
100 … 既存施設
106 … 穀物張込ホッパー

Claims (2)

  1. 穀物張込ホッパーの上方に設置される計測装置であって、
    穀物を下方へと通過させる穀物通過部が形成されており、該穀物を収容したフレキシブルコンテナが載置される載置台と、
    前記載置台の下方に配され、該載置台が前記フレキシブルコンテナから受ける荷重を計測する荷重計測手段と、
    前記フレキシブルコンテナから排出されて前記穀物通過部を通過した穀物を前記穀物張込ホッパーへと流下させる流下手段と、
    前記穀物通過部を通過した穀物の水分量を計測する水分量計測手段と、
    を備えた計測装置。
  2. 前記水分量計測手段は、前記穀物通過部を通過した穀物の水分量を部分的に計測することを特徴とする請求項1に記載の計測装置。

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