JP7073764B2 - 補完吐出設定方法、補完設定装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents
補完吐出設定方法、補完設定装置及びインクジェット記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7073764B2 JP7073764B2 JP2018021583A JP2018021583A JP7073764B2 JP 7073764 B2 JP7073764 B2 JP 7073764B2 JP 2018021583 A JP2018021583 A JP 2018021583A JP 2018021583 A JP2018021583 A JP 2018021583A JP 7073764 B2 JP7073764 B2 JP 7073764B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- ink
- setting
- ejection
- complementary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
この発明の目的は、より容易に吐出不良を生じているノズルの適切な補完吐出設定を行うことのできる補完吐出設定方法、補完設定装置及びインクジェット記録装置を提供することにある。
インクを吐出させる複数のノズルを有し、当該複数のノズルが第1方向について第1間隔で配置され、かつ当該第1方向と直交する第2方向について互いに異なる複数の配列範囲に所定の順番で周期的に配置され、前記複数のノズルからのインク着弾位置に対してインク着弾対象の媒体が前記第2方向に相対移動されることで記録動作を行う記録動作部における前記複数のノズルのうち、インクの吐出不良を生じている不良ノズルに対するインク吐出設定を補完する補完吐出の設定に係る補完吐出設定方法であって、
前記不良ノズルとは異なる前記配列範囲に位置し当該不良ノズルと前記第1方向について隣り合う近接ノズルに対し、当該近接ノズルと同一の前記配列範囲内で前記第1方向について前記不良ノズルとは反対側で隣り合う並列ノズルに対するインク吐出設定を取得する設定取得ステップ、
前記不良ノズルに対するインク吐出設定と、前記並列ノズルに対するインク吐出設定とに基づいて、前記近接ノズルにより行わせる前記補完吐出に係る補完吐出設定を行う決定ステップ
を含むことを特徴とする。
前記複数のノズルからはそれぞれ複数段階のインク吐出量でのインク吐出が可能であり、
前記決定ステップでは、前記不良ノズルに対するインク吐出設定に応じたインク吐出量及び前記並列ノズルに対するインク吐出設定に応じたインク吐出量の組み合わせに応じて補完吐出設定が行われる
ことを特徴とする。
前記決定ステップでは、前記不良ノズルに対するインク吐出設定に応じたインク吐出量が前記並列ノズルに対するインク吐出設定に応じたインク吐出量よりも少ない場合には、前記近接ノズルにより補完吐出を行わせる補完吐出設定を行う
ことを特徴とする。
前記設定取得ステップでは、前記第1方向について前記近接ノズルと前記並列ノズルとの間に挟まれて設けられ、前記第2方向について前記近接ノズル及び前記並列ノズルよりも上流側の配列範囲に属する中間ノズルに対するインク吐出設定を取得し、
前記決定ステップでは、前記中間ノズルに対するインク吐出設定に応じて当該中間ノズルからインクの吐出がある場合には、当該インクの吐出がある前記中間ノズルを挟む前記近接ノズルにより補完吐出を行わせる補完吐出設定を行う
ことを特徴とする。
前記設定取得ステップでは、前記不良ノズルに対して前記第1方向について一方で隣り合う第1の近接ノズルに対応する第1の並列ノズルに対するインク吐出設定を取得し、
前記決定ステップでは、前記第1の近接ノズルに係る着弾インクと、前記第1の並列ノズルに係る着弾インクとの重なりの有無に応じて前記第1の近接ノズルに補完吐出を行わせるか否かを判別し、前記第1の近接ノズルに補完吐出を行わせない場合には、前記不良ノズルに対して前記一方とは反対側で隣り合う第2の近接ノズルに補完吐出を行わせる補完吐出設定を行う
ことを特徴とする。
前記決定ステップでは、前記不良ノズルに対して両側で隣り合う2つの前記近接ノズルのいずれも補完吐出を行わせることができない場合には、前記相対移動に応じて前記第2方向について前記不良ノズルに対する前記インク吐出設定に応じた相対位置とは異なる相対位置に補完吐出を行わせる補完吐出設定を行うことを特徴とする。
前記ノズルから吐出されるインクは、温度に応じてゾル状態とゲル状態との間で相変化するインクであることを特徴とする。
前記媒体の表面は、着弾するインクに対して非吸収性の材質であることを特徴とする。
インクを吐出させる複数のノズルを有し、当該複数のノズルが第1方向について第1間隔で配置され、かつ当該第1方向と直交する第2方向について互いに異なる複数の配列範囲に所定の順番で周期的に配置され、前記複数のノズルからのインク着弾位置に対してインク着弾対象の媒体が前記第2方向に相対移動されることで記録動作を行う記録動作部における前記複数のノズルのうち、インクの吐出不良を生じている不良ノズルに対するインク吐出設定を補完する補完吐出の設定を行う制御部を備え、
前記制御部は、
前記不良ノズルとは異なる前記配列範囲に位置し当該不良ノズルと前記第1方向について隣り合う近接ノズルに対し、当該近接ノズルと同一の前記配列範囲内で前記第1方向について前記不良ノズルとは反対側で隣り合う並列ノズルに対するインク吐出設定を取得し、
前記不良ノズルに対するインク吐出設定と、前記並列ノズルに対するインク吐出設定とに基づいて、前記近接ノズルにより行わせる前記補完吐出に係る補完吐出設定を行う
ことを特徴とする補完設定装置である。
請求項9に記載の補完設定装置と、
前記記録動作部と、
前記記録動作部と前記複数のノズルから吐出されるインクを着弾させる媒体とを前記第2方向に相対移動させる搬送部と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置である。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態のインクジェット記録装置1について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置1の構成を正面から見た模式図である。
媒体供給トレー11は、記録媒体Pを一又は複数載置可能に設けられた板状部材である。媒体供給トレー11は、載置された記録媒体Pの量に応じて上下動し、記録媒体Pのうち一番上のものが供給搬送部12による搬送開始位置に保持される。
記録媒体Pとしては、種々の厚さの印刷用紙、セル、フィルムや布帛など種々のものが用いられる。記録媒体Pは、インクが内部に浸透しない非吸収性の材質の表面を有するものであってもよい。
供給搬送部12は、複数(例えば、2本)のローラー121、122と、内側面でローラー121、122により支持された輪状のベルト123と、媒体供給トレー11上に載置された記録媒体Pのうち一番上のものをベルト123に受け渡す図示略の供給部と、を有する。供給搬送部12は、ローラー121、122の回転によるベルト123の周回移動に従って供給部によりベルト123上に受け渡された記録媒体Pを搬送して画像形成部20へ送る。
ヘッドユニット23の各々は、ここでは、画像形成ドラム21の回転との組み合わせにより記録媒体P上の画像記録幅にわたって画像を形成可能なラインヘッドである。
インクジェット記録装置1は、上述の画像形成部20に加えて、制御部40と、搬送駆動部45と、記憶部50と、通信部60と、表示部70と、操作受付部80と、バス90などを備える。
これらのうち、少なくとも制御部40が本実施形態の補完設定装置に含まれ、記憶部50なども補完設定装置に含まれてよい。
本実施形態のインクジェット記録装置1では、不良ノズルが生じた場合、周囲のノズル27からのインク吐出によって、当該不良ノズルが吐出するはずであったインク液滴の補完が可能である場合には、補完動作を行う。不良ノズルに対するインク吐出設定(吐出ありの場合)を補完する補完吐出を行わせるノズル27の設定(補完吐出設定)は、不良ノズルに対して固定的になされるのではなく、不良ノズルの周囲のノズル27からのインク吐出状態に応じて動的に定められる。
ノズルからの吐出不良が生じた場合、上流側の記録ヘッド231aにおいてインクの吐出不良を生じている不良ノズル27fに対して幅方向について隣り合う近接ノズル27n1、27n2の少なくとも一方によって不良ノズル27fにより吐出されるはずであったインクが補完的に吐出されるように設定される。ここでは、近接ノズル27n1、27n2は、いずれも搬送方向について下流側の記録ヘッド231bとなる。不良ノズル27fが下流側の記録ヘッド231bに属する場合には、近接ノズル27n1、27n2は、いずれも搬送方向について上流側の記録ヘッド231aのものとなる。
この不良ノズル補完設定処理は、駆動用画像データの生成時において、不良ノズル27fがある場合に随時呼び出されて実行される。
上記の各処理のうち、ステップS111、S112を主として、S103、S106などを含む各処理が本発明の補完吐出設定方法の実施形態における決定ステップを構成する。
このように、制御部40は、単に幅方向について隣り合うノズルだけではなく、搬送方向について同じ配列範囲内、すなわち、略同時にインクを吐出する範囲内で隣り合う並列ノズル27p1(27p2)との着弾インクの重なり状態を考慮することで、より容易に吐出不良を生じているノズルの適切な補完吐出設定を行うことができる。これにより、処理負荷を上げずに安定して画質劣化が抑制された画像を記録可能に補完吐出設定がなされた駆動用画像データを生成して出力することができる。
このように、上流側の中間ノズル27u1(27u2)により先にインク吐出があって、近接ノズル27n1(27n2)及び並列ノズル27p1(27p2)からの吐出インクが着弾する前に当該中間ノズルからのインクが硬化し始める場合には、この硬化したインクの両側に着弾するインクの引き寄せが妨げられて、不良ノズル27fの位置における隙間V1の発生が抑制されるので、当該中間ノズル27u1(27u2)を挟む近接ノズル27n1(27n2)からもともとインクを吐出させる設定がなければ、当該近接ノズル27n1(27n2)から補完吐出を行わせてよい。これにより、画像を劣化させる補完吐出を行わせないように、より適切に補完吐出設定を行わせる近接ノズルを定めることができる。したがって、この補完吐出設定に基づいて、ヘッドモジュール230により、より安定して画質の劣化が抑制された画像を記録させることができる。
このように、画像の濃度が特に高い特殊な画像でない場合には、一方の近接ノズル27n1及び並列ノズル27p1のインク吐出設定に基づいて容易に、近接ノズル27n1、27n2のうちいずれに補完吐出を行わせるかを決定することができる。したがって、より容易な処理でより安定して画質の劣化を抑制することのできる補完吐出設定が可能となる。
このように、制御部40の処理により、より容易な処理で画質劣化を抑制することのできる適切な補完吐出設定を行うことで、不良ノズルが生じた場合でも、インクジェット記録装置1(ヘッドモジュール230)により、容易により安定して適正な画像を出力させることができる。
次に、第2実施形態のインクジェット記録装置について説明する。
図6は、本実施形態のインクジェット記録装置1aの機能構成を示すブロック図である。
図7(a)に示すように、近接ノズル27n1と並列ノズル27p1の両方から小液滴のインクが吐出された場合には、着弾したこれらのインク液滴(着弾インク)同士は、記録媒体P上で互いに接触しない。図7(b)、(c)に示すように、近接ノズル27n1及び並列ノズル27p1の少なくとも一方から大液滴のインクが吐出された場合には、これらのインク液滴同士は、記録媒体P上で互いに接触して引き寄せ合う。これにより、不良ノズル27fの側(近接ノズル27n2の側)には、隙間V1が生じることになる。
左の図表に示すように、不良ノズル27fが上流側の記録ヘッド231aの場合(下から2段目のU)、不良ノズル27fの吐出量の大小にかかわらず(二重丸)、近接ノズル27n1に元々インク吐出設定が吐出量の大小にかかわらずある場合(二重丸)には、反対側の近接ノズル27n2に補完吐出設定がなされる(C)。
すなわち、着弾インク同士の記録媒体P上での重なりの有無(重なり状態)は、近接ノズル27n1、27n2と並列ノズル27p1、27p2の各インク吐出量の組み合わせに応じて判別されて定まる。この判別の基準は、テーブルデータとして重複基準液量情報53に記憶されている。また、複数の判別基準にそれぞれ応じた不良ノズル補完設定処理に係る補完設定プログラム51が保持されていてもよい。
すなわち、ここでは、少なくとも一方が大液滴でのインク吐出の場合には重なりがあると判断され、両方が小液滴でのインク吐出の場合には重なりが無いとして判断される。このように、単なるインク吐出だけでなく吐出量に応じてより正確に適切な補完吐出の設定を行うことで、補完吐出による画質の低下を安定して抑制することができる。
次に、第3実施形態のインクジェット記録装置について説明する。
第3実施形態のインクジェット記録装置1aの構成は、第2実施形態のインクジェット記録装置1aと同一であり、同一の符号を用いることとして説明を省略する。すなわち、このインクジェット記録装置1aでは、大液滴と小液滴の二段階でのインク吐出が可能である。
すなわち、インク吐出量が小さいほど放熱が早く、より素早く硬化することで、着弾インクが速やかに他方の着弾インクから引き寄せられにくくなるので、当該素早く硬化する側のインク液滴が不良ノズル27fに近い場合には、当該不良ノズル27fの位置における隙間V1が問題になりにくい。よって、このような場合、近接ノズル27n1(27n2)にもともとインク吐出させる設定がなされていない条件で、小液滴を吐出する近接ノズル27n1(27n2)に補完吐出を行わせることができ、画質の低下を抑制しつつ補完吐出位置を適切に設定することができる。
次に、第4実施形態のインクジェット記録装置について説明する。
第4実施形態のインクジェット記録装置1aの構成は、第2実施形態のインクジェット記録装置1aと同一であり、同一の符号を用いることとして説明を省略する。
上述の各実施形態では、近接ノズル27n1、27n2の少なくともいずれかは補完吐出設定が可能であるとの前提で補完吐出設定を行う処理としたが、本実施形態では、近接ノズル27n1、27n2の両方で補完吐出設定ができない場合を考慮する。また、近接ノズル27n1、27n2の両方で補完吐出設定が可能な場合に、より好ましいほうに補完吐出設定を行う。
例えば、ヘッドモジュール230内に配置された2つの記録ヘッド231のノズル間におけるインク吐出について説明したが、同一の記録ヘッド231内に複数の配列範囲が含まれていてもよい。また、ヘッドモジュール230内に3個以上(N個)の記録ヘッド231が搬送方向に異なる位置に設けられていてもよい。この場合、幅方向についての間隔がN×dpとなり、当該N×dpの間隔でインク液滴同士が重なる液滴サイズの組み合わせに基づき、搬送方向についての相対的な位置関係(上流/下流)についてのみ考慮して上記実施形態と同様の処理を行えばよい。すなわち、中間ノズルが複数存在する場合があってもよい。
その他、上記実施の形態で示した構成、配置、制御内容や制御手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
10 媒体供給部
11 媒体供給トレー
12 供給搬送部
121、122 ローラー
123 ベルト
20 画像形成部
21 画像形成ドラム
22 受け渡しユニット
221 爪部
222 ドラム
23 ヘッドユニット
230 ヘッドモジュール
231、231a、231b 記録ヘッド
24 定着部
25 デリバリー部
251、252 ローラー
253 ベルト
254 受け渡しローラー
27 ノズル
27a 開口
27d1、27u1、27u2 中間ノズル
27f 不良ノズル
27n1、27n2 近接ノズル
27p1、27p2 並列ノズル
28 ヘッド駆動部
29 定着駆動部
30 媒体排出部
31 媒体排出トレー
40 制御部
41 CPU
42 RAM
45 搬送駆動部
50 記憶部
51 補完設定プログラム
52 配列ノズル情報
53 重複基準液量情報
60 通信部
70 表示部
80 操作受付部
90 バス
Claims (10)
- インクを吐出させる複数のノズルを有し、当該複数のノズルが第1方向について第1間隔で配置され、かつ当該第1方向と直交する第2方向について互いに異なる複数の配列範囲に所定の順番で周期的に配置され、前記複数のノズルからのインク着弾位置に対してインク着弾対象の媒体が前記第2方向に相対移動されることで記録動作を行う記録動作部における前記複数のノズルのうち、インクの吐出不良を生じている不良ノズルに対するインク吐出設定を補完する補完吐出の設定に係る補完吐出設定方法であって、
前記不良ノズルとは異なる前記配列範囲に位置し当該不良ノズルと前記第1方向について隣り合う近接ノズルに対し、当該近接ノズルと同一の前記配列範囲内で前記第1方向について前記不良ノズルとは反対側で隣り合う並列ノズルに対するインク吐出設定を取得する設定取得ステップ、
前記不良ノズルに対するインク吐出設定と、前記並列ノズルに対するインク吐出設定とに基づいて、前記近接ノズルにより行わせる前記補完吐出に係る補完吐出設定を行う決定ステップ
を含むことを特徴とする補完吐出設定方法。 - 前記複数のノズルからはそれぞれ複数段階のインク吐出量でのインク吐出が可能であり、
前記決定ステップでは、前記不良ノズルに対するインク吐出設定に応じたインク吐出量及び前記並列ノズルに対するインク吐出設定に応じたインク吐出量の組み合わせに応じて補完吐出設定が行われる
ことを特徴とする請求項1記載の補完吐出設定方法。 - 前記決定ステップでは、前記不良ノズルに対するインク吐出設定に応じたインク吐出量が前記並列ノズルに対するインク吐出設定に応じたインク吐出量よりも少ない場合には、前記近接ノズルにより補完吐出を行わせる補完吐出設定を行う
ことを特徴とする請求項2記載の補完吐出設定方法。 - 前記設定取得ステップでは、前記第1方向について前記近接ノズルと前記並列ノズルとの間に挟まれて設けられ、前記第2方向について前記近接ノズル及び前記並列ノズルよりも上流側の配列範囲に属する中間ノズルに対するインク吐出設定を取得し、
前記決定ステップでは、前記中間ノズルに対するインク吐出設定に応じて当該中間ノズルからインクの吐出がある場合には、当該インクの吐出がある前記中間ノズルを挟む前記近接ノズルにより補完吐出を行わせる補完吐出設定を行う
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の補完吐出設定方法。 - 前記設定取得ステップでは、前記不良ノズルに対して前記第1方向について一方で隣り合う第1の近接ノズルに対応する第1の並列ノズルに対するインク吐出設定を取得し、
前記決定ステップでは、前記第1の近接ノズルに係る着弾インクと、前記第1の並列ノズルに係る着弾インクとの重なりの有無に応じて前記第1の近接ノズルに補完吐出を行わせるか否かを判別し、前記第1の近接ノズルに補完吐出を行わせない場合には、前記不良ノズルに対して前記一方とは反対側で隣り合う第2の近接ノズルに補完吐出を行わせる補完吐出設定を行う
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の補完吐出設定方法。 - 前記決定ステップでは、前記不良ノズルに対して両側で隣り合う2つの前記近接ノズルのいずれも補完吐出を行わせることができない場合には、前記相対移動に応じて前記第2方向について前記不良ノズルに対する前記インク吐出設定に応じた相対位置とは異なる相対位置に補完吐出を行わせる補完吐出設定を行うことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の補完吐出設定方法。
- 前記ノズルから吐出されるインクは、温度に応じてゾル状態とゲル状態との間で相変化するインクであることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の補完吐出設定方法。
- 前記媒体の表面は、着弾するインクに対して非吸収性の材質であることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の補完吐出設定方法。
- インクを吐出させる複数のノズルを有し、当該複数のノズルが第1方向について第1間隔で配置され、かつ当該第1方向と直交する第2方向について互いに異なる複数の配列範囲に所定の順番で周期的に配置され、前記複数のノズルからのインク着弾位置に対してインク着弾対象の媒体が前記第2方向に相対移動されることで記録動作を行う記録動作部における前記複数のノズルのうち、インクの吐出不良を生じている不良ノズルに対するインク吐出設定を補完する補完吐出の設定を行う制御部を備え、
前記制御部は、
前記不良ノズルとは異なる前記配列範囲に位置し当該不良ノズルと前記第1方向について隣り合う近接ノズルに対し、当該近接ノズルと同一の前記配列範囲内で前記第1方向について前記不良ノズルとは反対側で隣り合う並列ノズルに対するインク吐出設定を取得し、
前記不良ノズルに対するインク吐出設定と、前記並列ノズルに対するインク吐出設定とに基づいて、前記近接ノズルにより行わせる前記補完吐出に係る補完吐出設定を行う
ことを特徴とする補完設定装置。 - 請求項9に記載の補完設定装置と、
前記記録動作部と、
前記記録動作部と前記複数のノズルから吐出されるインクを着弾させる媒体とを前記第2方向に相対移動させる搬送部と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018021583A JP7073764B2 (ja) | 2018-02-09 | 2018-02-09 | 補完吐出設定方法、補完設定装置及びインクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018021583A JP7073764B2 (ja) | 2018-02-09 | 2018-02-09 | 補完吐出設定方法、補完設定装置及びインクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019136926A JP2019136926A (ja) | 2019-08-22 |
JP7073764B2 true JP7073764B2 (ja) | 2022-05-24 |
Family
ID=67692764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018021583A Active JP7073764B2 (ja) | 2018-02-09 | 2018-02-09 | 補完吐出設定方法、補完設定装置及びインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7073764B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011201121A (ja) | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Fujifilm Corp | 画像処理方法及び装置、インクジェット描画装置並びに補正係数データ生成方法 |
JP2016147421A (ja) | 2015-02-12 | 2016-08-18 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷制御装置および印刷制御方法 |
JP2017024233A (ja) | 2015-07-21 | 2017-02-02 | コニカミノルタ株式会社 | インクジェット記録装置、インク吐出異常検出方法及び初期ずれ検出方法 |
JP2017196826A (ja) | 2016-04-28 | 2017-11-02 | セイコーエプソン株式会社 | 液滴吐出制御装置、液滴吐出制御方法および液滴吐出装置 |
JP2017205937A (ja) | 2016-05-18 | 2017-11-24 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP2018001561A (ja) | 2016-06-30 | 2018-01-11 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 |
-
2018
- 2018-02-09 JP JP2018021583A patent/JP7073764B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011201121A (ja) | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Fujifilm Corp | 画像処理方法及び装置、インクジェット描画装置並びに補正係数データ生成方法 |
JP2016147421A (ja) | 2015-02-12 | 2016-08-18 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷制御装置および印刷制御方法 |
JP2017024233A (ja) | 2015-07-21 | 2017-02-02 | コニカミノルタ株式会社 | インクジェット記録装置、インク吐出異常検出方法及び初期ずれ検出方法 |
JP2017196826A (ja) | 2016-04-28 | 2017-11-02 | セイコーエプソン株式会社 | 液滴吐出制御装置、液滴吐出制御方法および液滴吐出装置 |
JP2017205937A (ja) | 2016-05-18 | 2017-11-24 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP2018001561A (ja) | 2016-06-30 | 2018-01-11 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019136926A (ja) | 2019-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7401896B2 (en) | Liquid droplet ejection head, liquid droplet ejection apparatus and image recording method | |
US7517040B2 (en) | Liquid ejection apparatus with plural heating elements | |
JP6652128B2 (ja) | インクジェット記録装置、インクジェットヘッド駆動方法及び画像形成方法 | |
JP2015083369A (ja) | 画像記録装置 | |
JP6569418B2 (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP2019104214A (ja) | 液体吐出装置、液体吐出システム、及び液体吐出装置のリフレッシュ方法 | |
JP2014136319A (ja) | 記録ヘッドの位置ズレ検知方法及び画像記録装置 | |
JP2006306076A (ja) | 液体吐出装置及び画像形成装置 | |
JP7073764B2 (ja) | 補完吐出設定方法、補完設定装置及びインクジェット記録装置 | |
WO2017047446A1 (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP5338547B2 (ja) | 流体噴射装置、及び、流体噴射方法 | |
JP5067135B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
US11794477B2 (en) | Image forming apparatus, control method and non-transitory recording medium | |
US7252372B2 (en) | Liquid ejection apparatus and ejection control method | |
JP7352141B2 (ja) | 液体吐出装置、液体吐出方法及びプログラム | |
US11010647B2 (en) | Inkjet recording device and inkjet recording method | |
JP2017193113A (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の画像形成方法 | |
JP4730655B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP2013071410A (ja) | インクジェットプリンタおよび画像記録方法 | |
EP4312153A1 (en) | Image forming apparatus, control method for image forming apparatus, and control program for image forming apparatus | |
JP2007283692A (ja) | 描画装置 | |
JP2010234551A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6551517B2 (ja) | インクジェット記録装置、インクジェットヘッド駆動方法及び画像形成方法 | |
JP3856004B2 (ja) | 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP4867266B2 (ja) | インクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220412 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220425 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7073764 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |