JP7073545B2 - 防熱耐火壁および防熱耐火壁の構築方法 - Google Patents

防熱耐火壁および防熱耐火壁の構築方法 Download PDF

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Description

本発明は、防熱耐火壁および防熱耐火壁の構築方法に関し、さらに詳しくは、防熱性および耐火性をより向上させることができる防熱耐火壁および防熱耐火壁の構築方法に関するものである。
建築建材として、無機発泡体で形成された中間部を、ロックウールで形成された上層部および下層部で挟んで一体化した壁面パネルが提案されている(特許文献1参照)。また、防熱性および不燃・耐火性に優れたパネル体の周縁に縁材が配置された壁面パネルが提案されている(特許文献2参照)。特許文献2の提案によれば、隣り合って配置された壁面パネルどうしの対向する縁材どうしを嵌合させることで、施工性よく耐火壁を構築することができる。ただし、この壁面パネルで採用されている薄肉不燃材では、十分な耐火性を得ることが難しい。
これらの壁面パネルを複数枚並べて構築された耐火壁が火災などによって加熱されると、壁面パネルが熱膨張によって膨出変形する。壁面パネルの膨出変形が大きくなると、壁面パネルの対向する端面どうしの間にすき間が生じ、次第に拡大する。このすき間を通じて熱や炎がより広範囲に広がるため、防熱性および耐火性を向上させるには改善の余地がある。
特開平9-144158号公報 特開2017-160611号公報
本発明の目的は、防熱性および耐火性をより向上させることができる防熱耐火壁および防熱耐火壁の構築方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の防熱耐火壁は、対置された表面板の間に発泡樹脂製防熱材とその一方表面側に配置されている不燃材とが挟まれて構成されているパネル体と、このパネル体の周縁に配置されている縁材とが一体化された壁面パネルを複数枚有し、起立して並べて配置された前記壁面パネルの対向する前記縁材どうしが嵌合して前記壁面パネルどうしが連結された状態になり、前記不燃材の厚さが70mm以上であり、隣り合って配置された前記壁面パネルの両表面のうち少なくとも一方表面の対向端部間の領域の上下方向全長を覆う耐火性の嵌合保護材を備えて、前記嵌合保護材が予め設定された所定の柔軟性を有していて、隣り合って配置されたそれぞれの前記壁面パネルに固定されている防熱耐火壁であって、前記嵌合保護材が有する前記所定の柔軟性が、JIS A 1304に規定されている建築構造部分の耐火試験方法において前記防熱耐火壁の一方表面側を熱源としてJIS A 1304に規定されている標準加熱曲線に従う加熱温度で30分加熱した際に、前記防熱耐火壁の前記熱源とは反対側の表面で前記対向端部どうしのすき間を塞いでいる前記嵌合保護材が、それぞれの前記壁面パネルの膨出変形に追従して前記すき間を塞ぎ続ける柔軟性であることを特徴とする。
本発明の防熱耐火壁の構築方法は、対置された表面板の間に発泡樹脂製防熱材とその一方表面側に配置されている厚さが70mm以上の不燃材とが挟まれて構成されているパネル体と、このパネル体の周縁に配置されている縁材とが一体化された壁面パネルを複数枚、起立状態で並べて配置し、前記壁面パネルの対向する前記縁材どうしを嵌合させて前記壁面パネルどうしを連結した状態にして、隣り合って配置された前記壁面パネルの両表面のうち少なくとも一方表面の対向端部間の領域の上下方向全長を、予め設定された所定の柔軟性を有する耐火性の嵌合保護材によって覆って、前記嵌合保護材を隣り合って配置されたそれぞれの壁面パネルに固定して防熱耐火壁を構築し、前記嵌合保護材が有する前記所定の柔軟性が、JIS A 1304に規定されている建築構造部分の耐火試験方法において前記防熱耐火壁の一方表面側を熱源としてJIS A 1304に規定されている標準加熱曲線に従う加熱温度で30分加熱した際に、前記防熱耐火壁の前記熱源とは反対側の表面で前記対向端部どうしのすき間を塞いでいる前記嵌合保護材が、それぞれの前記壁面パネルの膨出変形に追従して前記すき間を塞ぎ続ける柔軟性であることを特徴とする。
本発明によれば、起立して隣り合って配置される壁面パネルどうしは、互いの対向する縁材どうしを嵌合させて連結状態になり、隣り合って配置された壁面パネルの両表面のうち少なくとも一方表面の対向端部間の領域の上下方向全長が、予め設定された所定の柔軟性を有する耐火性の嵌合保護材によって覆われる。不燃材の厚さが70mm以上に設定されているので所望の耐火性を確保することができ、壁面パネルの対向端部どうしのすき間は嵌合保護材よって塞がれているので防熱耐火壁で仕切られた空間どうしの連通が大幅に抑制される。しかも、壁面パネルの膨出変形して、このすき間が大きくなっても、所定の柔軟性を有する嵌合保護材がその膨出変形に追従して、壁面パネルの対向端部どうしのすき間を塞ぎ続けることができる。それ故、本発明の防熱耐火壁を用いることで防熱性および耐火性をより向上させることが可能になる。
本発明の防熱耐火壁を構成する壁面パネルを正面視で例示する説明図である。 図1のA-A断面図である。 図1の壁面パネルを並べて構築された防熱耐火壁を正面視で例示する説明図である。 図3のB-B断面図である。 図4の壁面パネルどうしを連結する前の状態を拡大して例示する説明図である。 図3のC-C断面図である。 図3の壁面パネルが膨出変形した状態を模式的に正面視で例示する説明図である。 図7のD-D断面を模式的に例示する説明図である。 図4の嵌合保護材が表面カバーによって覆われた仕様を例示する説明図である。 図6に例示した取付け構造の変形例を示す説明図である。 図6に例示した取付け構造のさらに別の変形例を示す説明図である。 壁面パネルを並べて構築された防熱耐火壁の別の実施形態を横断面視で例示する説明図である。 防熱耐火壁のさらに別の実施形態を横断面視で例示する説明図である。
以下、本発明の防熱耐火壁および防熱耐火壁の構築方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。本発明は、例えば、屋内と屋外(外気)との温度差が、一般的な構造物よりも大きくなる構造物を構築する際に適用され、冷蔵倉庫などを構築する際に適用されるとよい。尚、冷蔵倉庫とは内部を10℃以下に保持する倉庫であり冷凍倉庫も含まれる。
図1、図2に例示する壁面パネル2は、後述する図3~図6に例示する防熱耐火壁1を構成する。この壁面パネル2は、パネル体3と、パネル体3の周縁に配置される縁材7とが一体化した構造になっている。パネル体3は四角形状の板状体であり、発泡樹脂製防熱材5と、発泡樹脂製防熱材5の一方表面側に配置されている不燃材6と、発泡樹脂製防熱材5および不燃材6を間に挟んで対向配置される2枚の表面板4とで構成されている。
パネル体3のサイズは例えば、幅800mm~1200mm、高さ4000mm~7000mm、厚さ130mm~350mm程度であるが、防熱耐火壁1の構築場所の大きさや要求される性能等に基づいて適切なサイズに設定される。表面板4、発泡樹脂製防熱材5および不燃材6の幅、高さも概ねパネル体3と同じ寸法になる。
表面板4は、例えば、建築材料として一般的に使用されている金属で形成されていて、一般構造用炭素鋼板など各種の鋼板、アルミニウム合金板等を用いることができる。表面板4の厚さは0.35mm以上1.0mm以下、さらに好ましくは0.5mm以上0.8mm以下である。この厚さが過小になると十分な強度を確保し難くなり、過大になると重量が増大して施工性低下の要因になる。
発泡樹脂製防熱材5は、例えば、建築材料の防熱材として一般的に使用されている発泡樹脂で形成されていて、発泡ウレタン樹脂、発泡プラスチック保温材等を用いることができる。発泡樹脂製防熱材5の熱伝導率は0.024W/(m・k)~0.034W/(m・k)程度である。発泡樹脂製防熱材5の厚さは、要求される防熱性によって異なるが100mm以上300mm以下、さらに好ましくは150mm以上250mm以下にするとよい。この厚さが100mm未満では十分な防熱性を確保し難くなり、300mm超ではパネル体3の重量増加によって施工性低下の要因になる。
不燃材6は、例えば、建築材料の不燃材として一般的に使用されている材質で形成されていて、ロックウール、セラミックファイバーまたは石膏ボード等を用いることができる。所望の耐火性を確保するために、不燃材6の厚さは70mm以上であり、100mm以上にすることがより好ましい。不燃材6の厚さが大きくなるに連れて、パネル体3の重量が増大して施工性低下の要因になるため、厚さは例えば300mm以下にして発泡樹脂製防熱材5よりも薄くするとよい。
縁材7はパネル体3の周縁全周に渡って取り付けられている。縁材7は種々の樹脂や金属等で成形することができるが、例えば、樹脂押出成形によって製造することで、軽量かつ低コストの縁材7を得ることができる。この実施形態では、パネル体3の一方側縁に縁材7Aが取り付けられていて、パネル体3の他方側縁、上縁および下縁には、縁材7Aとは異なる種類の縁材7Bが取り付けられている。即ち、この実施形態では、縁材7が2種類の縁材7A、7Bで構成されている。それぞれの表面板4の周縁部は直角に内側に折り曲げられていて、この折り曲げられた周縁部にそれぞれの縁材7A、7Bが、ビスや接着剤等を用いて接合されている。
一方の縁材7Aはパネル体3の内周側に窪む凹部7aを有している。凹部7aは縁材7Aの全長に渡って延在している。他方の縁材7Bはパネル体3の外周側に突出する凸部7bを有していて、この凸部7bは凹部7aに嵌合する仕様になっている。凸部7bは縁材7Bの全長に渡って延在していて、表面板4の外縁よりも外周側に突出しないことが好ましい。この実施形態では、凹部7aはパネル体3の外周側に突出した突出領域に配置され、凸部7bはパネル体3の内周側に窪んだ後退領域に配置されている。
図3~図6に例示する防熱耐火壁1は、複数枚の壁面パネル2と、耐火性の嵌合保護材9とを有している。この防熱耐火壁1では、倉庫などの床部13と天面部14との間に、複数枚の壁面パネル2が起立して並べて配置されていて、壁面パネル2の対向する縁材7どうしが嵌合して壁面パネル2どうしが連結された状態になっている。帯状の嵌合保護材9は、隣り合って配置されたそれぞれの壁面パネル2に対して保護材固定部10を用いて固定されていて、壁面パネル2どうしの対向端部間の領域の上下方向全長を覆っている。この実施形態では、隣り合って配置された壁面パネル2の両表面(発泡樹脂製防熱材5側の表面および不燃材6側の表面)の対向端部間の領域に嵌合保護材9が備わっている。尚、嵌合保護材9は、隣り合って配置された壁面パネル2の両表面のうち、少なくとも一方表面(発泡樹脂製防熱材5側の表面または不燃材6側の表面)の対向端部間の領域の上下方向全長を覆って備わっていればよい。
この実施形態を詳述すると、隣り合う一方の壁面パネル2の縁材7Aの凹部7aが配置された突出領域と、他方の壁面パネル2の縁材7Bの凸部7bが配置された後退領域とが互いに嵌合する形態になっている。即ち、それぞれの壁面パネル2の対向する凹部7aと凸部7bとが嵌合するとともに、上述の突出領域と後退領域とが嵌合する二重の嵌合構造になっている。この実施形態では、凹部7a、凸部7bはそれぞれ、パネル体3の厚さ方向に並列して2つ配置されているが、パネル体3の厚さに応じて、凹部7a、凸部7bをそれぞれ1つ配置することも、3つ以上をパネル体3の厚さ方向に間隔をあけて並列させることもできる。
この実施形態では図5に例示するように、それぞれの縁材7A、7Bは、パネル体3(壁面パネル2)の厚さ方向に2分割されている。即ち、それぞれの縁材7A、7Bはパネル体3(壁面パネル2)の厚さ方向中央部に凹状の鋼板嵌合部7cを有している。この鋼板嵌合部7cには、パネル体3(壁面パネル2)の高さ方向に延在する帯状の接続用鋼板8が着脱自在に嵌合されている。接続用鋼板8の長さは、パネル体3(壁面パネル2)の高さ寸法と概ね同じである。接続用鋼板8および鋼板嵌合部7cは、パネル体3(壁面パネル2)の厚さ方向では、発泡樹脂製防熱材5が存在している範囲に配置されている。
鋼板嵌合部7cに接続用鋼板8が嵌合されることで、パネル体3(壁面パネル2)の厚さ方向に2分割されている縁材7A、7Bはそれぞれ、1つの縁材7A、7Bとして一体化されている。鋼板嵌合部7cの凹部の切り欠き部分を塞ぐように固定テープ8a(両面接着テープ)が接合されていて、壁面パネル2の対向する縁材7どうしが嵌合して壁面パネル2どうしが連結される。
図6に例示するように壁面パネル2の下端部では、縁材7Bは金属製の縁保護材11bによって被覆されていて、壁面パネル2の上端部では、縁材7Bは金属製の縁保護材12bによって被覆されている。縁保護材11b、12bは、ビスや接着剤などによって縁材7Bに接合されている。
壁面パネル2の下端部は下部固定部11によって床部13に固定され、壁面パネル2の上端部は上部固定部12によって天面部14に固定されている。下部固定部11、上部固定部12としては、壁面パネル2の幅方向に延在する断面L字状のアングルおよび固定ボルトなどが用いられる。この実施形態では、壁面パネル2の発泡樹脂製防熱材5側を固定する下部固定部11、上部固定部12がそれぞれ、壁面パネル2の外側に向かって延在していて、不燃材6側を固定する下部固定部11、上部固定部12がそれぞれ、壁面パネル2の内側に向かって延在している。
それぞれの壁面パネル2の下端面を覆う縁保護材11bと床部13との間には下部充填材11aが介在していて、それぞれの壁面パネル2の上端面を覆う縁保護材12bと天面部14との間には上部充填材12aが介在している。下部充填材11aおよび上部充填材12aとしては例えば、セラミックウールやロックウールなどが用いられる。
嵌合保護材9は、隣り合う壁面パネル2に跨って互いの対向端部間の領域の上下方向全長を覆って延在している。したがって、壁面パネル2の互いの対向端面のすき間gは全長に渡って嵌合保護材9によって被覆されている。嵌合保護材9には耐火性を有する材料が使用され、具体的にはセラミックファイバーなどが用いられる。断面四角形状の嵌合保護材9の幅は例えば150mm以上300mm以下であり、厚さは例えば25mm以上50mm以下に設定される。
保護材固定部10としては、この実施形態で例示されている金属製のビスなどが用いられる。保護材固定部10は互いに間隔をあけて配置されていて、嵌合保護材9および表面板4を貫通して壁面パネル2に突き刺さることにより、嵌合保護材9が壁面パネル2の表面に固定されている。
嵌合保護材9は、予め設定された所定の柔軟性を有している。即ち、所定の試験(JIS A 1304)によって防熱耐火壁1の一方表面側を約900℃の熱源によって30分、より好ましくは1時間加熱した際に図7、図8に例示するように防熱耐火壁1が膨出変形した場合も、嵌合保護材9はその膨出変形に追従して、壁面パネル2どうしの対向端部のすき間gを塞ぎ続ける柔軟性を有している。熱源による加熱温度は、JIS A 1304に規定されている標準加熱曲線Aに従う。上述の所定の試験を行って、この柔軟性を満足するように嵌合保護材9の仕様(材質、構造およびサイズ)が決定される。
即ち、所定の耐火性および柔軟性を確保するように、嵌合保護材9の材質、構造およびサイズが決定されている。嵌合保護材9の好ましい材質、サイズは上述したとおりである。嵌合保護材9の構造は、セラミックファイバーなどの耐火性を有する繊維を圧縮し固化させた構造(不織布構造)や、これら繊維の織構造、編物構造などを用いることができる。嵌合保護材9を織構造や編物構造にすると、高い柔軟性(追従性)を確保できる。
図3~図6に例示する防熱耐火壁1を構築する手順の一例は以下のとおりである。
まず、防熱耐火壁1を構築する床部13と天面部14との間に、壁面パネル2を複数枚、起立状態で並べて配置して、壁面パネル2の対向する縁材7どうしを嵌合させて壁面パネル2どうしを連結した状態にする。それぞれの壁面パネル2の下端部、上端部はそれぞれ、下部固定部11、上部固定部12を用いて床部13、天面部14に固定する。それぞれの壁面パネル2の下端面を覆う縁保護材11bと床部13との間には下部充填材11aを充填し、それぞれの壁面パネル2の上端面を覆う縁保護材12bと天面部14との間には上部充填材12aを充填する。
1枚の壁面パネル2を所定位置に位置決めできれば、位置決めした壁面パネル2と隣り合って配置される壁面パネル2とを互いの対向する縁材7どうしを嵌合して連結させることで、隣接する壁面パネル2も概ね所定位置に配置することができる。それ故、壁面パネル2を所定位置に精度よく配置することが容易になり、防熱耐火壁1を構築する際の施工性が向上する。
隣り合って配置された壁面パネル2どうしの対向端部間の領域の上下方向全長を、覆うように嵌合保護材9を配置する。そして、この嵌合保護材9を保護材固定部10によってそれぞれの壁面パネル2に固定する。これにより、防熱耐火壁1が完成する。図9に例示するように、それぞれの嵌合保護材9の上下方向全長に渡って覆う表面カバー9aを設けることもできる。表面カバー9aは例えば薄板金属で形成し、保護材固定部10によって壁面パネル2に固定する。表面カバー9aは、壁面パネル2の膨出変形に追従するように、追従変形しろ(遊び)を有する仕様にすることが望ましい。
この防熱耐火壁1によれば、連結されて隣り合う壁面パネル2どうしの対向端部間の領域の上下方向全長は、所定の柔軟性を有する耐火性の嵌合保護材9によって覆われていて、不燃材の厚さが70mm以上に設定されているので所望の耐火性を確保することができる。防熱性は主に発泡樹脂製防熱材5によって確保できる。
さらに、壁面パネル2どうしの対向端部のすき間gは嵌合保護材9よって塞がれているので、防熱耐火壁1で仕切られた空間どうしの連通が大幅に抑制される。しかも、壁面パネル2が熱膨張によって膨出変形して、すき間gが大きくなっても、所定の柔軟性を有する嵌合保護材9がその膨出変形に追従するので、すき間gを塞ぎ続けることができる。
すき間gを嵌合保護材9によって塞ぎ続けることができれば、すき間gを通じて熱や炎が広範囲に広がることを防止できるので、防熱性および耐火性を向上させるには非常に有効である。換言すると、壁面パネル2の防熱性、耐火性が非常に優れていても、壁面パネル2が膨出変形した場合に、隣り合う壁面パネル2どうしの対向端部のすき間gを上下方向全長に渡って塞ぐことができなければ、満足する防熱性、耐火性を得ることができない。それ故、この防熱耐火壁1を用いることで防熱性および耐火性をより向上させることが可能になる。この実施形態では、隣り合って配置された壁面パネル2の両表面の対向端部間の領域に嵌合保護材9が備わっているので、防熱性および耐火性を一段と向上させることができる。
この実施形態では、パネル体3(壁面パネル2)の厚さ方向に2分割されている縁材7A、7Bはそれぞれ、鋼板嵌合部7cに接続用鋼板8を嵌合させることで1つの縁材7A、7Bとして一体化されている。そのため、壁面パネル2の厚さをある程度、調整することができる。また、接続用鋼板8の剛性を高くする(例えば厚くする或いは高剛性材質を用いる)ことで、壁面パネル2の膨出変形具合を若干抑制することもできる。
縁材7はこの実施形態に例示した仕様に限定されない。複数枚の壁面パネル2を並べて配置した際に、隣り合う壁面パネル2の対向する縁材7どうしが嵌合して、隣り合う壁面パネル2どうしを連結できる仕様であればよい。例えば、パネル体3の一方側縁に縁材7A、他方側縁に縁材7Bを取り付け、上縁および下縁には凹凸がない平板状の縁材7を取り付けた構造にすることもできる。これにより、壁面パネル2の上縁および下縁は平らな面になるので、起立で安定して配置することができる。
この壁面パネル2を用いて構築した防熱耐火壁1を倉庫外壁にする場合は、屋外側からの出火を想定して、不燃材6に隣接する表面板4を屋外側、発泡樹脂製防熱材5に隣接する表面板4を屋内側にして壁面パネル2を起立状態にする。そして、壁面パネル2どうしの対向端部間の領域の上下方向全長を嵌合保護材9によって覆う。
壁面パネル2の床部13、天面部14に対する取付け構造は、図10、図11に例示する構造にすることもできる。図10の取付け構造では、壁面パネル2の発泡樹脂製防熱材5側を固定する下部固定部11および上部固定部12がそれぞれ、壁面パネル2の外側に向かって延在していて、不燃材6側を固定する下部固定部11および上部固定部12もそれぞれ、壁面パネル2の外側に向かって延在している。図11の取付け構造では、壁面パネル2の発泡樹脂製防熱材5側を固定する下部固定部11および上部固定部12がそれぞれ、壁面パネル2の外側に向かって延在していて、不燃材6側を固定する下部固定部11および上部固定部12はそれぞれ、全長に渡って壁面パネル2に沿って上下方向に延在している。下部固定部11、上部固定部12は、図6、図10、図11に例示する構造を適宜組み合わせて用いることができる。
隣り合って配置された壁面パネル2の一方表面の対向端部間の領域のみに嵌合保護材9が備わっている構造にすることもできる。この嵌合保護材9によって、この一方表面の対向端部間の領域の上下方向全長を覆うように延在させる。そして、隣り合って配置された壁面パネル2の他方表面の対向端部間の領域には、鋼板などからなる表面カバー9aを金属製のビス(保護材固定部10)などによって壁面パネル2に固定する。この表面カバー9aは、この他方表面の対向端部間の領域の上下方向全長を覆うように延在させる。
この構造では、嵌合保護材9を備えた一方表面側を、食品倉庫などの構造物の屋外側に配置し、表面カバー9aを備えた他方表面側を屋内側に配置するとよい。これにより、防熱耐火壁1の屋内側には嵌合保護材9が存在しないので、嵌合保護材9を構成する繊維などが屋内に飛散したり落下することを回避できる。この表面カバー9aも上述したように、壁面パネル2の膨出変形に追従するように、追従変形しろ(遊び)を有する仕様にすることが望ましい。
図12に例示する防熱耐火壁1の実施形態では、図3~図4に例示した既述の嵌合保護材9に加えて、異なる仕様の嵌合保護材9Aが採用されている。隣り合う壁面パネル2の両表面のうち、発泡樹脂製防熱材5側(屋内側)の表面の対向端部間の領域の上下方向全長は、この金属製薄板の嵌合保護材9Aにより覆われている。一方、隣り合う壁面パネル2の不燃材6側(屋外側)の表面の対向端部間の領域の上下方向全長は、繊維製の既述した嵌合保護材9によって覆われている。防熱耐火壁1のその他の構成は、実質的に先の実施形態と同じである。
この嵌合保護材9Aは嵌合保護材9と同様、予め設定された所定の柔軟性を有している。尚、上述の所定の試験(JIS A 1304)において、嵌合保護材9は1時間加熱した際、嵌合保護材9Aは30分加熱した際に、防熱耐火壁1の膨出変形に追従して、壁面パネル2どうしの対向端部のすき間gを塞ぎ続ける柔軟性を有する仕様にして、両者の柔軟性に差異を設けることもできる。
この嵌合保護材9Aは薄肉鋼板で形成されていて、その厚さは例えば0.3mm~1.0mmである。この厚さが0.3mm未満では剛性が不足するため、壁面パネル2が上述したように膨出変形した際に、嵌合保護材9Aは局部的に過大に変形したり、破損するリスクが高くなる。その結果、隣り合う壁面パネル2どうしの対向端部のすき間gを上下方向全長に渡って確実に塞ぐには不利になる。
一方、嵌合保護材9Aの厚さが1.0mm超では、壁面パネル2の上述した膨出変形に追従して変形し難くなるとともに、防熱耐火壁1の軽量化には不利になる。また、この厚さが1.0mm超の場合は、金属製のビス(保護材固定部10)を挿通させるために嵌合保護材9Aには挿通孔を設ける孔加工を行う必要がある。換言すると、この厚さが1.0mm以下であると嵌合保護材9Aに予め孔加工することなく、金属製のビス(保護材固定部10)を打ち込むことが可能なので施工性が大幅に向上する。
このような薄肉の嵌合保護材9Aを用いると、嵌合保護材9Aの表面と壁面パネル2の表面との段差は、実質的に嵌合保護材9Aの厚さ程度になって極めて小さくなるので外観品質が向上する。また、嵌合保護材9Aを固定する金属製のビス(保護材固定部10)の長さを、嵌合保護材9を固定する金属製のビス(保護材固定部10)の長さよりも短くできるので、防熱耐火壁1の軽量化には益々有利になる。さらには、防熱耐火壁1の屋内側では、繊維製の嵌合保護材9を採用した場合に発生する可能性がある繊維の飛散が生じないことも利点である。嵌合保護材9Aの厚さはより好ましくは0.5mm程度(0.4mm以上0.6mm以下)にする。
図13に例示する防熱耐火壁1の実施形態では、図12に例示した一方の嵌合保護材9が他方の嵌合保護材9Aに変更された仕様になっている。その他の構成は、図12の実施形態と実質的に同じである。即ち、この実施形態では、隣り合う壁面パネル2の両表面(発泡樹脂製防熱材5側および不燃材6側の表面)の対向端部間の領域の上下方向全長は、金属製薄板の嵌合保護材9Aにより覆われている。この実施形態によれば、壁面パネル2の屋内側および屋外側で嵌合保護材9Aの表面と壁面パネル2の表面との段差は、実質的に嵌合保護材9Aの厚さ程度になって極めて小さくなる。そのため、防熱耐火壁1としては、すべて範囲において概ね均一な厚さの構造にできる。
図13の実施形態では、壁面パネル2の両表面(発泡樹脂製防熱材5側および不燃材6側の表面)に取り付ける嵌合保護材9Aはそれぞれ、まったく同じ仕様にするだけでなく、必要に応じて異なる仕様にすることもできる。例えば、嵌合保護材9Aの厚さおよび幅の両方、或いは一方を、発泡樹脂製防熱材5側に取り付ける嵌合保護材9Aでは、不燃材6側に取り付ける嵌合保護材9Aに比して大きくすることもでき、小さくすることもできる。また、嵌合保護材9Aの取付けに使用する金属製のビス(保護材固定部10)を、発泡樹脂製防熱材5側に取り付ける嵌合保護材9Aでは、不燃材6側に取り付ける嵌合保護材9Aに比してその数を多くおよび/または寸法を長くすることもでき、その数を少なくおよび/または寸法を短くすることもできる。
1 防熱耐火壁
2 壁面パネル
3 パネル体
4 表面板
5 発泡樹脂製防熱材
6 不燃材
7、7A、7B 縁材
7a 凹部
7b 凸部
7c 鋼板嵌合部
8 接続用鋼板
8a 固定テープ
9、9A 嵌合保護材
9a 表面カバー
10 保護材固定部
11 下部固定部
11a 下部充填材
11b 縁保護材
12 上部固定部
12a 上部充填材
12b 縁保護材
13 床部
14 天面部

Claims (6)

  1. 対置された表面板の間に発泡樹脂製防熱材とその一方表面側に配置されている不燃材とが挟まれて構成されているパネル体と、このパネル体の周縁に配置されている縁材とが一体化された壁面パネルを複数枚有し、起立して並べて配置された前記壁面パネルの対向する前記縁材どうしが嵌合して前記壁面パネルどうしが連結された状態になり、前記不燃材の厚さが70mm以上であり、隣り合って配置された前記壁面パネルの両表面のうち少なくとも一方表面の対向端部間の領域の上下方向全長を覆う耐火性の嵌合保護材を備えて、前記嵌合保護材が予め設定された所定の柔軟性を有していて、隣り合って配置されたそれぞれの前記壁面パネルに固定されている防熱耐火壁であって、前記嵌合保護材が有する前記所定の柔軟性が、JIS A 1304に規定されている建築構造部分の耐火試験方法において前記防熱耐火壁の一方表面側を熱源としてJIS A 1304に規定されている標準加熱曲線に従う加熱温度で30分加熱した際に、前記防熱耐火壁の前記熱源とは反対側の表面で前記対向端部どうしのすき間を塞いでいる前記嵌合保護材が、それぞれの前記壁面パネルの膨出変形に追従して前記すき間を塞ぎ続ける柔軟性であることを特徴とする防熱耐火壁。
  2. 前記嵌合保護材が、隣り合って配置された前記壁面パネルの両表面のうち一方表面の対向端部間の領域のみに備わっていて、他方表面の対向端部間の領域の上下方向全長は鋼板からなる表面カバーにより覆われていて、この他方表面側が構造物の屋内側に配置されている請求項1に記載の防熱耐火壁。
  3. 前記嵌合保護材が、耐火性を有する繊維の織構造または編物構造である請求項1または2に記載の防熱耐火壁。
  4. 前記嵌合保護材の厚さが25mm以上でありセラミックファイバーにより形成されている請求項1~3のいずれかに記載の防熱耐火壁。
  5. 前記嵌合保護材が、薄肉鋼板で形成されていて、その厚さが0.3mm以上0.6mm以下である請求項1または2に記載の防熱耐火壁。
  6. 対置された表面板の間に発泡樹脂製防熱材とその一方表面側に配置されている厚さが70mm以上の不燃材とが挟まれて構成されているパネル体と、このパネル体の周縁に配置されている縁材とが一体化された壁面パネルを複数枚、起立状態で並べて配置し、前記壁面パネルの対向する前記縁材どうしを嵌合させて前記壁面パネルどうしを連結した状態にして、隣り合って配置された前記壁面パネルの両表面のうち少なくとも一方表面の対向端部間の領域の上下方向全長を、予め設定された所定の柔軟性を有する耐火性の嵌合保護材によって覆って、前記嵌合保護材を隣り合って配置されたそれぞれの壁面パネルに固定して防熱耐火壁を構築し、前記嵌合保護材が有する前記所定の柔軟性が、JIS A 1304に規定されている建築構造部分の耐火試験方法において前記防熱耐火壁の一方表面側を熱源としてJIS A 1304に規定されている標準加熱曲線に従う加熱温度で30分加熱した際に、前記防熱耐火壁の前記熱源とは反対側の表面で前記対向端部どうしのすき間を塞いでいる前記嵌合保護材が、それぞれの前記壁面パネルの膨出変形に追従して前記すき間を塞ぎ続ける柔軟性であることを特徴とする防熱耐火壁の構築方法。
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