JP2006104702A - 高断熱性−耐燃焼性基礎建材 - Google Patents

高断熱性−耐燃焼性基礎建材 Download PDF

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Abstract

【課題】高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材に耐熱性のネット部材を積層一体化し、さらにその表面に無機質素材をトップコート処理してなる基礎建材を供し、それによって、軽量で、且つ、防火性の高い引き戸、開き戸、襖、障子などの建具、あるいは各種パーテーション(間仕切り)、天井内壁あるいは内側壁などを提供すること。
【解決手段】高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材1に対し、その少なくとも一方の広域平面上に、ベースコート処理層4を介してネット部材2によるネット層3を積層一体化し、前記ネット層の上に、無機質素材でなるトップコート層5を設けたことを特徴とする高断熱性−耐燃焼性基礎建材。
【選択図】図1

Description

この発明は、特に、建造物などにおける内部構造物のための基礎建材に適合するものであって、高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材に耐熱性のネット部材を積層一体化し、さらにその表面に無機質素材をトップコート処理してなる高断熱性−耐燃焼性基礎建材に関するものである。
周知のように、建造物などにおける内部構造物、例えば、引き戸、開き戸、襖、障子などの建具、あるいは各種パーテーション(間仕切り)、天井内壁あるいは内側壁は、それらの構造上の制約から、断熱性あるいは耐燃焼性についての配慮があまりなされておらず、火災時においては、内部延焼の大きな要因ともなっており、大きな問題点として指摘されてきている。
従来、建造物などにおける内部構造物としての引き戸、開き戸、襖、障子などの建具は、その一例にあっては、木材、紙材、布材などの可燃性素材を組み合わせたものとして構成されており、軽量ではあるものの、防火性の面において大きな問題を有している。建造物などにおける内部構造物に関して、その他の例として、防火性を重視した金属製あるいはコンクリート製のものが知られている。しかしながら、これらのものは、防火性の点に関しては効果的であるものの、重量的な問題を有しており、且つ、コスト高であるという問題を有している。
従来、建造物などにおける内部構造物に対する断熱あるいは防火の対策としては、例えば、特許文献1および特許文献2に記載のような技術内容のものが開発さて、提供されてきている。まず、特許文献1に記載のものは、サンドイッチ構成板1の両面に板材6を接着してなるサンドイッチパネルであり、主として断熱を目的とする構成のものにすぎない。一方、特許文献2に記載のものは、表裏両面を不燃材シートによって構成してなる防火室内建具であって、内部に木製枠等を組み合わせたものである点において、十分に防火対策を図ったものではない。
実開平7−13930号公報(要約、図1、図2) 実開平2−122879号公報(図1、図2)
そこで、この発明では、上記する従来技術の問題点を解消すべくなしたものであって、特に重要な要素は、部品点数が少なく、極めて簡単な構造でなり、極めて省力的な施工に適合し、特に、建造物などにおける内部構造物のための基礎建材に適合するものであって、高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材に耐熱性のネット部材を積層一体化し、さらにその表面に無機質素材をトップコート処理してなる高断熱性−耐燃焼性基礎建材を供するものであり、それによって、軽量で、且つ、防火性の高い引き戸、開き戸、襖、障子などの建具、あるいは各種パーテーション(間仕切り)、天井内壁あるいは内側壁などを提供しようとするものである。
この発明は、上記する目的を達成するにあたって、請求項1に記載の発明は、高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材に対し、その少なくとも一方の広域平面上に、ベースコート処理層を介してネット部材によるネット層を積層一体化し、前記ネット層の上に、無機質素材でなるトップコート層を設けたことを特徴とする高断熱性−耐燃焼性基礎建材を構成する。
さらに、この発明において請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材であって、前記断熱プレート部材が、高性能フェノールフォーム、押出発泡ポリスチレン、ビーズ系ポリスチレンフォーム、ポリウレタンフォーム、ポリプロピレンフォーム、ポリエチレンフォーム、塩化ビニルフォーム、炭酸マグネシウムフォームあるいは炭酸カルシウムフォームなどからなることを特徴とするものである。
さらに、この発明において請求項3に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材であって、前記ネット部材が、グラスファイバーメッシュ、耐アルカリ性ガラス繊維メッシュ、アラミド繊維メッシュ、炭素繊維メッシュ、ナイロンメッシュ、ビニロンメッシュあるいはポリプロピレンメッシュなどからなることを特徴とするものである。
さらに、この発明において請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材であって、ベースコート処理層が、樹脂あるいはモルタル樹脂などでなることを特徴とするものである。
さらに、この発明において請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材であって、前記高断熱性−耐燃焼性基礎建材が、建築物における湾曲した壁面に沿うように湾曲した湾曲断熱部材を含むものからなることを特徴とするものである。
さらに、この発明において請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材であって、前記トップコート層が、漆喰あるいはモルタルなどでなることを特徴とするものである。
さらに、この発明において請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材であって、前記高断熱性−耐燃焼性基礎建材が、建具(引き戸、開き戸、襖、障子など)用ボード、パーテーション用ボード、天井内壁用ボードあるいは内側壁用ボードなどの基体を構成することを特徴とするものである。
さらに、この発明において請求項8に記載の発明は、高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材の成形過程において、前記断熱プレート部材の少なくとも一方の面側内部にネット部材を配置して一体成形によりネット層を形成し、前記ネット層の上に無機質素材でなるトップコート層を設けたことを特徴とする高断熱性−耐燃焼性基礎建材を構成するものでもある。
この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材によれば、まず第1に、当該基礎建材は、高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材と、この断熱プレート部材の少なくとも一方の広域平面上に、ベースコート処理層を介してネット部材によるネット層を積層一体化し、このネット層の上に、無機質素材でなるトップコート層を設けたものであり、断熱プレート部材、ネット部材並びにトップコート層が不燃性ないしは難燃性の素材によって構成されているので、全体が耐火性に富んでおり、且つ、断熱プレート部材上にネット部材をベースコート処理層により積層一体化してあるので、強靱であり、且つ、極めて軽量である点において、極めて有効に作用するものといえる。
さらにまた、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材は、工場サイドにおいて多量生産ラインにより製造することができ、これを施工現場に持ち込み、施工現場サイドで極めて簡易的に施工設置することができる点において、施工のための工期を短縮化でき、施工作業が省力化される点と併せて極めて有効に作用するものといえる。
以下、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材について、図面に示す具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材の異なる例を示すものであり、図1Aは、断熱プレート部材の一方の面にベースコート処理によってネット層を設け、その上にトップコート層を設けた実施例を示す概略的な側断面図、図1Bは、断熱プレート部材の両方の面にベースコート処理によってネット層を設け、その上にトップコート層を設けた実施例を示す概略的な側断面図である。
一方、図2は、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材の基本構成を説明するための説明図であって、図2Aは、この基礎建材における断熱プレート部材としてのプレート製品の異なる例を示すものであり、図2A1は、フェノールフォーム製のプレート基板の表裏両面に当紙を貼り合わせた第1の例を示す概略的な断面図、図2A2は、さらにその表裏両面にアルミ面材を貼り合わせた第2の例を示す概略的な断面図である。図2Bは、図2A1に示す第1の例になる断熱プレート部材に対して、ネット部材を貼り合わせる異なる例を示すものであり、図2B1は、断熱プレート部材の片方の面にネット部材を貼り合わせる第1の例を示す概略的な断面図、図2B2は、断熱プレート部材の両方の面にネット部材を貼り合わせる第2の例を示す概略的な断面図である。図2Cは、トップコート処理の異なる例を示すものであり、図2C1は、図2B1に示すものにトップコート処理をなした第1の例を示す概略的な断面図、図2C2は、図2B2に示すものにトップコート処理をなした第2の例を示す概略的な断面図である。
図3は、この発明の一実施例において、断熱プレート部材上にベースコート層を介してネット部材を積層一体化する詳細を示すものであって、図3Aは、フェノールフォーム製のプレート基板の表裏両面に当紙を貼り合わせたものを示す概略的な断面図、図3Bは、一方の当紙を剥がし、断熱プレート部材上にベースコート層を設けた状態を示す概略的な断面図、図3Cは、当該ベースコート層にネット部材を押し当てて積層一体化した状態を示す概略的な断面図、図3Dは、積層一体化したネット部材の詳細を拡大して示す概略的な断面図である。
図4は、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材の具体的な適用例を示すものであって、図4Aは、パーテーション(間仕切り)として適用した例を示す概略的な斜視図、図4Bは、引き戸、開き戸、襖あるいは障子などの建具として適用した例を示す概略的な斜視図である。図5は、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材の施工態様の異なる例を示すものであり、図5Aは、建造物の湾曲部に適用される湾曲断熱部材の例を示す概略的な断面図、図5Bは、建造物の出隅用コーナー部に適用される出隅用コーナー断熱部材の例を示す概略的な断面図である。
この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材Pは、基本的には、図1〜図2各図に示すように、高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材1と、前記断熱プレート部材1の片方の面1a若しくは両方の面1aおよび1b上にベースコート処理層4により積層一体化してなるネット部材2によるネット層3と、このネット層3の上に設けたトップコート層5とからなっている。
この発明において、前記断熱プレート部材1は、高性能フェノールフォーム、押出発泡ポリスチレン、ビーズ系ポリスチレンフォーム、ポリウレタンフォーム、ポリプロピレンフォーム、ポリエチレンフォーム、塩化ビニルフォーム、炭酸マグネシウムフォームあるいは炭酸カルシウムフォームなどをプレート状に成形したものであって、より好ましくは、高性能フェノールフォーム製の断熱プレート部材が適用される。
上記断熱プレート部材1としての高性能フェノールフォームは、例えば、旭化成建材株式会社製のネオマ(登録商標)フォーム(図2A1参照)、ネオマ(登録商標)フォームF(図2A2参照)によるものであり、前者のものは、図2A1に示すように、フェノールフォーム製のプレート基板1の表裏両面1a、1bに当紙p、pを貼り合わせたものであり、後者のものは、図2A2に示すように、フェノールフォーム製のプレート基板1の表裏両面1a、1bに当紙p、pを貼り合わせ、その上にアルミ面材a、aを貼り合わせたものである。
参考までに、前記ネオマ(登録商標)フォームの基本物性値は、
密度:27kg/m3
熱伝導率(2 C):0.020 W/ K(0.017 kcal/m C)
圧縮強さ:15±3N/cm3(1.5 ± 0.3 kgf/cm3)
吸水量:1.7g/100cm2 以下
透湿係数:42ng/m2・ Pa(0.02g/m2 mHg)以下
熱変形温度:20 C ( 寸法変化2%以下)
線膨脹率: 3×10-5(cm/cm C)
一方、前記ネット層3を形成するネット部材2は、例えば、グラスファイバーメッシュ、耐アルカリ性ガラス繊維メッシュ、アラミド繊維メッシュ、炭素繊維メッシュ、ナイロンメッシュ、ビニロンメッシュあるいはポリプロピレンメッシュなどによるものである。これらのネット部材2において、不燃性または自己消火性のない素材については、不燃性または自己消火性の樹脂で被覆される。このネット部材2における経方向並びに緯方向のネットピッチは、3mm〜10mm程度のものであり、好ましくは約5mm程度のものである。
前記ベースコート処理層4は、樹脂あるいはモルタル樹脂などであり、前記ネット部材2を前記断熱プレート部材1の面1aに接着するに適した接着剤として機能し、接着後、一体となってネット層3を形成するものである。
この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材Pは、上記するように、断熱プレート部材1の片方の面1a若しくは両方の面1aおよび1b上にベースコート処理層4により積層一体化してなるネット部材2によるネット層3を設け、該ネット層3の上にトップコート層5を設けたものを工場サイドで製造し、パネル体として、あるいは、必要に応じて各種建具の形態に加工して、これを施工現場に持ち込んで、施工設置する。この発明において、前記トップコート層5は、漆喰あるいはモルタルなどの無機質素材によって構成されている。
一方、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材Pは、図5各図に示すような形態に形成することもできる。即ち、図5Aに示すものは、建築物における躯体の湾曲部に適合するように、その形態に合わせて形成した湾曲断熱部材13である。一方、図5Bに示すものは、建築物における躯体の出隅用コーナー部に適合するように、その形態に合わせて組み立てて形成した出隅用コーナー断熱部材14である。
この発明において、前記断熱プレート部材1上にベースコート処理層4を介してネット部材2を積層一体化する詳細を図3に基づいて説明する。図3A〜図3Cに示すように、例えば、表裏両面に当紙p、pが貼り合わされているフェノールフォーム製のプレート部材1が準備される(図3A参照)。プレート部材1における少なくとも一方の当紙pが剥がし取られ、このプレート部材1の面1aにベースコート層4が塗布形成される(図3B参照)。しかる後、ベースコート層4の上からネット部材2が押し当てられ、当該プレート部材1上にネット部材2が積層一体的に固着される(図3C参照)。図3Cに示す状態の詳細を図3Dに示す。前記プレート部材1上におけるネット部材2は、緯糸2aおよび経糸2bによって構成されていて、この緯糸2aおよび経糸2bによって図5Dに示すような矩形状のディンプルDが規則的に形成される。その後、この上にトップコート層5を設ける場合、トップコート層5の一部が、前記矩形状のディンプルD内に入り込み、トップコート層5の塗工を容易ならしめ、且つ、その安定化を図ることができるようになっている。
この発明では、例えば、図1各図に示すような基本的な積層構造でなる基礎建材Pにより、建具(引き戸、開き戸、襖、障子など)用ボード、パーテーション用ボード、天井内壁用ボードあるいは内側壁用ボードなどの基体を構成する。図4Aに示す実施例によれば、当該基礎建材Pを基体とするパーテーション用ボード11を形成することができ、適宜支柱21により支持して、極めて簡易的に施工設置することができる。図4Bに示す実施例によれば、当該基礎建材Pを基体とする引き戸、襖あるいは障子などの建具用ボード12を形成することができ、適宜レール手段22の上に、開け閉め可能な戸を設置することができる。この発明になる基礎建材Pを天井内壁用ボードあるいは内側壁用ボードとして使用する場合には、所望の大きさでなる基礎建材Pを縦横にマトリックス状に配列して一連の壁面を構築する。
この発明において、前記断熱プレート部材の上にネット部材によるネット層を形成するには、高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材の成形過程において、断熱プレート部材内にネット部材を介在して一体成形することによって形成することもできる。
以上の構成になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材Pに関して、高断熱性−耐燃焼性の材料試験を行った結果、当該基礎建材Pの一方のトップコート層側を1300℃で継続的に加熱し、経過時間毎に、他方のトップコート層側の温度を測定した結果、30分後には147℃、1時間後には169℃、1時間30分後には180℃、2時間後には189℃、2時間30分後には260℃、3時間後には260℃であって、表裏両面並びに内部とも、炎を上げて燃焼することもなく、不燃の状態を維持した。
図1は、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材の異なる例を示すものであり、図1Aは、断熱プレート部材の一方の面にベースコート処理によってネット層を設け、その上にトップコート層を設けた実施例を示す概略的な側断面図、図1Bは、断熱プレート部材の両方の面にベースコート処理によってネット層を設け、その上にトップコート層を設けた実施例を示す概略的な側断面図である。 図2は、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材の基本構成を説明するための説明図であって、図2Aは、この基礎建材における断熱プレート部材としてのプレート製品の異なる例を示すものであり、図2A1は、フェノールフォーム製のプレート基板の表裏両面に当紙を貼り合わせた第1の例を示す概略的な断面図、図2A2は、さらにその表裏両面にアルミ面材を貼り合わせた第2の例を示す概略的な断面図である。図2Bは、図2A1に示す第1の例になる断熱プレート部材に対して、ネット部材を貼り合わせる異なる例を示すものであり、図2B1は、断熱プレート部材の片方の面にネット部材を貼り合わせる第1の例を示す概略的な断面図、図2B2は、断熱プレート部材の両方の面にネット部材を貼り合わせる第2の例を示す概略的な断面図である。図2Cは、トップコート処理の異なる例を示すものであり、図2C1は、図2B1に示すものにトップコート処理をなした第1の例を示す概略的な断面図、図2C2は、図2B2に示すものにトップコート処理をなした第2の例を示す概略的な断面図である。 図3は、この発明の一実施例において、断熱プレート部材上にベースコート層を介してネット部材を積層一体化する詳細を示すものであって、図3Aは、フェノールフォーム製のプレート基板の表裏両面に当紙を貼り合わせたものを示す概略的な断面図、図3Bは、一方の当紙を剥がし、断熱プレート部材上にベースコート層を設けた状態を示す概略的な断面図、図3Cは、当該ベースコート層にネット部材を押し当てて積層一体化した状態を示す概略的な断面図、図3Dは、積層一体化したネット部材の詳細を拡大して示す概略的な断面図である。 図4は、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材の具体的な適用例を示すものであって、図4Aは、パーテーション(間仕切り)として適用した例を示す概略的な斜視図、図4Bは、引き戸、開き戸、襖あるいは障子などの建具として適用した例を示す概略的な斜視図である。 図5は、この発明になる高断熱性−耐燃焼性基礎建材の施工態様の異なる例を示すものであり、図5Aは、建造物の湾曲部に適用される湾曲断熱部材の例を示す概略的な断面図、図5Bは、建造物の出隅用コーナー部に適用される出隅用コーナー断熱部材の例を示す概略的な断面図である。
符号の説明
P 高断熱性−耐燃焼性基礎建材
1 断熱プレート部材
1a 断熱プレート部材の一方の面
1b 断熱プレート部材の他方の面
2 ネット部材
3 ネット層
4 ベースコート処理層
p、p フェノールフォームプレートの当紙
a、a フェノールフォームプレートのアルミ面材
5 トップコート層
11 パーテーション用ボード
12 建具用ボード
13 出隅用コーナー断熱部材
14 湾曲断熱部材
21 支柱
22 レール手段

Claims (8)

  1. 高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材に対し、その少なくとも一方の広域平面上に、ベースコート処理層を介してネット部材によるネット層を積層一体化し、前記ネット層の上に、無機質素材でなるトップコート層を設けたことを特徴とする高断熱性−耐燃焼性基礎建材。
  2. 前記断熱プレート部材が、高性能フェノールフォーム、押出発泡ポリスチレン、ビーズ系ポリスチレンフォーム、ポリウレタンフォーム、ポリプロピレンフォーム、ポリエチレンフォーム、塩化ビニルフォーム、炭酸マグネシウムフォームあるいは炭酸カルシウムフォームなどからなることを特徴とする請求項1に記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材。
  3. 前記ネット部材が、グラスファイバーメッシュ、耐アルカリ性ガラス繊維メッシュ、アラミド繊維メッシュ、炭素繊維メッシュ、ナイロンメッシュ、ビニロンメッシュあるいはポリプロピレンメッシュなどからなることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材。
  4. 前記ベースコート処理層が、樹脂あるいはモルタル樹脂などでなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材。
  5. 前記高断熱性−耐燃焼性基礎建材が、建築物における湾曲した壁面に沿うように湾曲した湾曲断熱部材を含むものからなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材。
  6. 前記トップコート層が、漆喰あるいはモルタルなどでなることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材。
  7. 前記高断熱性−耐燃焼性基礎建材が、建具(引き戸、開き戸、襖、障子など)用ボード、パーテーション用ボード、天井内壁用ボードあるいは内側壁用ボードなどの基体を構成するものであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の高断熱性−耐燃焼性基礎建材。
  8. 高断熱性並びに耐燃焼性素材でなる断熱プレート部材の成形過程において、前記断熱プレート部材の少なくとも一方の面側内部にネット部材を配置して一体成形によりネット層を形成し、前記ネット層の上に無機質素材でなるトップコート層を設けたことを特徴とする高断熱性−耐燃焼性基礎建材。
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