JP7073419B2 - サービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、サービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造に関する。
車両(電気自動車やハイブリッド車等)は、バッテリ等の電源の電力を回転電機等の負荷に供給するため、高電圧が印加される電源回路を搭載する。この種の車両の点検作業を行う際には、作業者の安全を担保するために電源回路を遮断させる。このため、車両には、電源回路を開閉させるためのサービスプラグが設けられる(例えば、特許文献1参照)。
サービスプラグは、電源から回転電機等の負荷へ電力供給を行うための電源回路の一部を構成し、通常状態において、電源回路を閉じて電源と負荷とを電気的に接続し、かつ、必要に応じて電源回路を開いて電源と負荷との電気的な接続を遮断する。
サービスプラグは、電源と負荷とを電気的に接続する端子を収容する端子台部を有する。また、サービスプラグは、ボルト締結によって車両に固定するため、サービスプラグにはボルトを貫通させる孔が必要である。そこで、サービスプラグには、ボルト(締結部材)を貫通させる孔を有するフランジ部を設けてある。
従来のサービスプラグにおいて、ボルトを貫通させる孔は、端子台部を挟んで配置され、例えば、フランジ部を矩形平板状に形成し、当該フランジ部の四隅に端子台部を挟んで4つの孔が配置されていた。
特開2011-90902号公報
しかしながら、従来のサービスプラグは、端子台部を挟んでボルトを貫通させる孔が配置され、かつ、当該孔にはボルトが挿通され、ボルトにはナットが螺合して被取り付け部材に固定される。このため、従来のサービスプラグの固定構造は、挿入方向に対して直交する直行方向において、端子台部を挟んで直交方向の一方側にボルト、及びナットが位置し、かつ、直交方向の他方側にボルト、及び、ナットが位置する。この結果、サービスプラグからナットが出っ張り、端子に対して電気的に接続された電線(配索材)を配索する際に、ナットが邪魔になる。また、この種の開発者には、作業員の安全性を確保するため、ナットと電線とを非接触にしたい要望がある。これらによって、従来のサービスプラグの固定構造は、端子に対して電気的に接続された電線を配索する空間が極めて限定されていた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、端子に対して電気的に接続された配索材の配索の自由度を向上することができるサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るサービスプラグは、端子を収容する収容部が内側に形成され、挿入方向に移動することによって取り付け対象である被取り付け部材に形成された取り付け孔に挿入される端子台部と、前記挿入方向から視た場合に、前記端子台部の外側へ突出して形成され、前記端子台部が前記取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では前記被取り付け部材における前記挿入方向の反対方向側面に接触するフランジ部と、を備え、前記端子台部は、前記挿入方向から視た場合に、当該端子台部から外側へ突出し、当該端子台部が前記取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では前記被取り付け部材における挿入方向側面に対向し、かつ、前記取り付け孔の周縁部に引掛る引掛け部を有し、前記フランジ部は、当該フランジ部を前記挿入方向に貫通し、前記被取り付け部材に形成されたネジ孔に螺合する締結部材が貫通する貫通孔を有し、前記引掛け部は、前記挿入方向において、前記フランジ部に対して離隔して位置し、前記貫通孔、及び、前記引掛け部は、前記挿入方向に対して直交する第1直交方向において、前記端子台部を挟んで配置され、前記引掛け部は、前記挿入方向において、対向する第1対向面と、第2対向面とを有し、前記第1対向面は、前記第1直交方向に沿って延在する直線状部と、前記第1直交方向、及び、前記挿入方向に対して傾斜する第1傾斜部とを有し、前記第2対向面は、前記第1直交方向、及び、前記挿入方向に対して傾斜する第2傾斜部を有し、前記第1傾斜部、及び、前記第2傾斜部は、基端側における互いの離隔距離が大きく、先端側に近づくに従って互いの離隔距離が徐々に小さくなる先鋭状に形成されることを特徴とする。
また、上記サービスプラグにおいて、前記フランジ部における前記第1直交方向の長さは、前記挿入方向、及び、前記第1直交方向に対して直交する第2直交方向の長さよりも長く、前記引掛け部は、前記端子台部に対して前記第1直交方向の一方側に位置し、前記貫通孔は、前記端子台部に対して前記第1直交方向の他方側に位置する、ことが好ましい。
また、上記サービスプラグにおいて、前記フランジ部は、前記貫通孔を2つ有し、2つの前記貫通孔は、前記第2直交方向に沿って配置される、ことが好ましい。
上記の課題を解決するため、本発明に係るサービスプラグの固定構造は、サービスプラグと、前記サービスプラグを取り付ける対象である被取り付け部材と、前記サービスプラグを前記被取り付け部材に固定する締結部材と、を備え、前記サービスプラグは、端子を収容する収容部が内側に形成され、挿入方向に移動することによって前記被取り付け部材に形成された取り付け孔に挿入される端子台部と、前記挿入方向から視た場合に、前記端子台部の外側へ突出して形成され、前記端子台部が前記取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では前記被取り付け部材における前記挿入方向の反対方向側面に接触するフランジ部と、を備え、前記端子台部は、前記挿入方向から視た場合に、当該端子台部から外側へ突出し、当該端子台部が前記取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では前記被取り付け部材における挿入方向側面に対向し、かつ、前記取り付け孔の周縁部に引掛る引掛け部を有し、前記フランジ部は、当該フランジ部を前記挿入方向に貫通し、前記被取り付け部材に形成されたネジ孔に螺合する締結部材が貫通する貫通孔を有し、前記引掛け部は、前記挿入方向において、前記フランジ部に対して離隔して位置し、前記貫通孔、及び、前記引掛け部は、前記挿入方向に対して直交する第1直交方向において、前記端子台部を挟んで配置されることを特徴とする。
また、上記サービスプラグの固定構造において、前記挿入方向において、前記フランジ部と前記被取り付け部材との間には、弾性変形可能なパッキンを設け、前記パッキンは、前記挿入方向から視た場合に、前記取り付け孔を囲む環状に形成され、前記被取り付け部材に形成された前記ネジ孔に前記締結部材が螺合することによって前記サービスプラグが前記被取り付け部材に固定された状態では、前記フランジ部と前記被取り付け部材との間で弾性変形する、ことが好ましい。
また、上記サービスプラグの固定構造において、前記被取り付け部材の前記ネジ孔は、底部が閉塞された筒状に形成される、ことが好ましい。
また、上記サービスプラグの固定構造において、前記端子台部は、前記挿入方向から視た場合に、当該端子台部から外側へ突出する突出部を有し、前記サービスプラグを前記被取り付け部材に固定した状態では、前記突出部の一部が前記取り付け孔の内壁に接触して潰れ、前記挿入方向から視た場合に、前記端子台部と前記内壁との間の隙間の一部を前記突出部が埋める、ことが好ましい。
本発明に係るサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造は、以下の構成を有する。端子台部は、挿入方向から視た場合に、当該端子台部から外側へ突出し、当該端子台部が取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では被取り付け部材における挿入方向側面に対向し、かつ、取り付け孔の周縁部に引掛る引掛け部を有する。貫通孔、及び、引掛け部は、挿入方向に対して直交する第1直交方向において、端子台部を挟んで配置される。この結果、本発明に係るサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造は、第1直交方向における端子台部の一方側には、電線等の配索材を配索する際に邪魔となる締結部材、及び、締結部材に螺合する締結部材を設ける必要がない。このため、本発明に係るサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造は、第1直交方向における端子台部の一方側において、配索材を自由に配索することができるから、端子に対して電気的に接続された配索材の配索の自由度を向上することができる。
図1は、本実施形態に係るサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造を、挿入方向の反対方向から視た斜視図である。 図2は、本実施形態に係るサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造を、挿入方向から視た斜視図である。 図3は、本実施形態に係るサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造の側面図である。 図4は、本実施形態に係るサービスプラグにおいて、挿入方向に直交する平面における断面図である。 図5は、本実施形態に係るサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造において、第1直交方向に直交する平面における断面図である。 図6は、本実施形態に係るサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造において、第2直交方向に直交する平面における断面図である。 図7は、本実施形態に係るサービスプラグの分解斜視図である。 図8は、第1実施形態に係るサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造の斜視図である。 図9は、第1変形例に係るサービスプラグ、及び、サービスプラグの固定構造の斜視図である。
以下に、本発明に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100を、第3方向Z1の反対方向Z2から視た斜視図である。図2は、本実施形態に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100を、第3方向Z1から視た斜視図である。図3は、本実施形態に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100の側面図である。図4は、本実施形態に係るサービスプラグ1において、第3方向Z1に直交する平面における断面図である。図5は、本実施形態に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100において、第1方向Xに直交する平面における断面図である。図6は、本実施形態に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100において、第2方向Yに直交する平面における断面図である。図7は、本実施形態に係るサービスプラグ1の固定構造100の分解斜視図である。なお、図3、及び、図6は、説明の便宜のため、締結部材8を省略してある。
以下の説明では、互いに直交する3つの方向を便宜的にそれぞれ「第1方向X」、「第2方向Y」、及び、「第3方向Z1」という。本実施形態において、第1方向Xは、図1、図2、図3、図6、図7、図8、図9に示すように、第3方向Z1に直交する方向である。第2方向Yは、図1、図2、図7、図8、図9に示すように、第1方向X、及び、第3方向Z1に直交する方向である。第3方向Z1は、図7、図8、図9に示すように、端子台部2を、被取り付部材の取り付け孔51hに挿入する方向である。
サービスプラグ1の固定構造100は、図7に示すように、サービスプラグ1と、ブラケットである被取り付け部材5と、パッキン6と、ブッシュ7と、締結部材8とを備える。
サービスプラグ1は、図示しない電気自動車、燃料電池自動車、ハイブリッド車等の車両に搭載される。車両は、図6に示すように、バッテリ等の電源11aから回転電機等の負荷11bへ電力供給を行うため、高電圧が印加される電源回路11を搭載する。サービスプラグ1は、電源回路11の一部を構成し、通常状態において電源11aと負荷11bとを電気的に接続し、必要に応じて電源11aと負荷11bとの電気的な接続を遮断する。車両は、例えば、負荷11bの点検等の作業等において、サービスプラグ1によって、電源11aと負荷11bとの電気的な接続を遮断し、作業者の安全を確保できるように構成される。
サービスプラグ1によって一部を構成される電源回路11は、電源11aと負荷11bとの間において、メイン回路スイッチSW1と、不図示のリレー回路とが直列に接続される。メイン回路スイッチSW1は、電源11aと負荷11bとを電気的に接続された状態(オン状態)、又は、電気的な接続が遮断された状態(オフ状態)とのいずれかに切り替える機械式のスイッチである。リレー回路は、不図示の信号回路スイッチによって動作を制御され、信号回路スイッチがオン状態のときに動作して電源回路11を通電状態とし、信号回路スイッチがオフ状態のときに停止して電源回路11を非通電状態とする電気回路である。つまり、電源回路11は、メイン回路スイッチSW1、及び、信号回路スイッチが共にオン状態のときに、電源11aと負荷11bとの間を通電状態とし、それ以外の場合に非通電状態とするように構成される。
そして、本実施形態のサービスプラグ1は、これらメイン回路スイッチSW1、及び、信号回路スイッチを有する。より詳細には、後述するサービスプラグ1の一対の第1端子12a、12bと、一対の第2端子13a、13bとによって、メイン回路スイッチSW1が構成される。すなわち、一対の第1端子12a、12bと、第2端子13a、13bとが電気的に接続されることで電源回路11を通電可能状態に切り替え、両者の電気的な接続を解除することで電源回路11を遮断状態に切り替える。サービスプラグ1を用いて電源回路11を遮断状態に切り替える場合には、先に、信号回路スイッチをオフ状態に切り替えることによって電源回路11を非通電状態とし、その後、メイン回路スイッチSW1をオフ状態に切り替えて電源回路11を遮断状態とする。本実施形態の電源回路11は、例えば、電源11aと、負荷11bと、接続部11cと、一対の第1端子12a、12bと、一対の第2端子13a、13bと、電線14とを有する。
サービスプラグ1は、図1~図7に示すように、端子台部2と、フランジ部3と、コネクタ4と、第1端子12と、第2端子13と、接続部11cとを有する。端子台部2は、例えば、絶縁性の合成樹脂によって形成され、フランジ部3に対して、第1方向Xの中央に配置され、かつ、第2方向Yの中央に配置される。端子台部2は、外壁部21と、収容部22と、引掛け部23とを有する。
外壁部21は、反対方向Z2から視た場合、例えば、略矩形の筒状に形成され、角筒状に形成される。より具体的に説明すると、外壁部21は、第1方向Xにおいて、互いに対向する一対の第1対向壁部21a、21bと、第2方向Yにおいて、互いに対向する一対の第2対向壁部21c、21dと、各対向壁部21a、21b、21c、21dの間の角部に配置される弧状部21eとを有する。さらに、外壁部21は、これらの各対向壁部21a、21b、21c、21dと、弧状部21eとによって形成される開口部21fと、第1閉塞部21gと、空間部21sとをさらに有する。開口部21fは、外壁部21において、第3方向Z1の反対方向Z2側に位置し、反対方向Z2側が開口した部分である。第1閉塞部21gは、外壁部21において、第3方向Z1側に位置し、第3方向Z1側が閉塞された部分である。第1閉塞部21gは、第3方向Z1側において、対向壁部21a、21b、21c、21dと、収容部22とを連結する。空間部21sは、外壁部21の内側に位置し、対向壁部21a、21b、21c、21dと第1閉塞部21gとによって形成される部分である。
収容部22は、外壁部21の内側に設けられ、第1閉塞部21gから反対方向Z2に沿って延在し、かつ、中空状に形成される。中空状に形成された収容部22の内部には、第1端子(端子)12を収容する。収容部22は、第1端子(端子)12が並ぶ第1方向Xに沿って複数、例えば、2つ形成される。より具体的に説明すると、収容部22は、一対の第1端子12のうち一方の第1端子12aを収容する第1収容部22aと、他方の第1端子12bを収容する第2収容部22bとを有する。換言すれば、端子台部2は、第1端子(端子)12を収容する収容部22が内側に形成される。
このような各収容部22は、第3方向Z1側に第1開口部22cが形成され、収容された第1端子12の先端部12cが第1開口部22cからそれぞれ突出する。また、各収容部22は、反対方向Z2側に位置し、反対方向Z2側を閉塞する第2閉塞部22dと、第2閉塞部22dに形成され、一方の第1端子12aと他方の第1端子12bとを電気的に接続する接続部11cが挿通される第2開口部22eとを有する。接続部11cは、例えば、導電性を有する金属等によって形成される。
引掛け部23は、図3に示すように、第3方向Z1において、フランジ部3に対して離隔して位置し、かつ、図4に示すように、反対方向Z2から視た場合に、端子台部2の外側へ突出して形成される。より具体的には、引掛け部23は、図3に示すように、一対の第1対向壁部21a、21bのうち、一方の対向壁部21aの外面から外側へ向けて突出するように形成される。加えて、引掛け部23は、図4に示すように、反対方向Z2から視た場合に、略矩形状に形成され、先端側23aの角部には、弧状の弧状部23b、23cが配置される。引掛け部23は、図3に示すように、第3方向Z1において、対向する第1対向面23dと、第2対向面23eとを有する。第1対向面23dは、第1方向Xに沿って延在する直線状部23d1と、第1方向X、及び、第3方向Z1に対して傾斜する第1傾斜部23d2とを有する。第2対向面23eは、第1方向X、及び、第3方向Z1に対して傾斜する第2傾斜部23e1を有する。第1傾斜部23d2、及び、第2傾斜部23e1は、基端側における互いの離隔距離が大きく、先端側23aに近づくに従って互いの離隔距離が徐々に小さくなる態様で先鋭状に形成してある。また、引掛け部23は、図3に示すように、端子台部2に対して第1方向Xの一方側に位置する。また、引掛け部23は、端子台部2が取り付け孔51hに挿入され、かつ、固定された状態では、被取り付け部材5における挿入方向側面51f1に対向し、取り付け孔51hの周縁部に引掛る。
図6に示す第1端子12は、電源回路11の一部を構成し、導電性の金属によって例えば雄端子として形成される。本実施形態のサービスプラグ1は、2つで一対の第1端子12a、12bを有する。2つの第1端子12のうち一方の第1端子12aは、後述する一方の第2端子13aを介して電源11aに対して電気的に接続され、他方の第1端子12bは、後述する他方の第2端子13bを介して負荷11bに対して電気的に接続される。
コネクタ4は、外壁部21の第3方向Z1側に配置され、複数の第2端子13と、ハウジング41とを有する。本実施形態のサービスプラグ1のコネクタ4は、2つで一対の第2端子13a、13bを有する。第2端子13は、電源回路11の一部を構成し、導電性の金属によって、例えば雌端子として形成される。ハウジング41は、絶縁性の合成樹脂によって形成され、2つの第2端子13を保持する。第2端子13には、電線(配索材)14の一端が接続される。つまり、第2端子13を介して、第1端子12と電線14とが電気的に接続される。一方の第2端子13aに対して電気的に接続された電線14aの他端は、車両に搭載する電源11aに接続される。他方の第2端子13bに対して電気的に接続された電線14bの他端は、車両に搭載する負荷11bに接続される。電線14は、導電性の金属によって形成された芯材と、芯材を周面を被覆する絶縁性の被覆部とを有する。
フランジ部3は、例えば、絶縁性の合成樹脂によって、略矩形の平板状に形成される。フランジ部3は、第3方向Z1に位置する一方側面31に、パッキン6を挿入する挿入溝31aを有する。挿入溝31aは、反対方向Z2から視た場合、取り付け孔51hを囲む環状に形成される。フランジ部3は、第3方向Z1から視た場合に、端子台部2の外側へ突出して形成され、端子台部2が取り付け孔51hに挿入され、かつ、固定された状態では被取り付け部材5における反対方向側面51f2に接触する。図1に示すフランジ部3における第1方向Xの長さL1は、第2方向Yの長さL2よりも長い。このようなフランジ部3は、当該フランジ部3を第3方向Z1に貫通する貫通孔3hを2つ有する。2つの貫通孔3hは、フランジ部3において、端子台部2に対して第1方向Xの他方側に位置する。従って、2つの貫通孔3h、及び、引掛け部23は、第1方向Xにおいて、端子台部2を挟んで配置される。本実施形態のサービスプラグ1、及び、サービスプラグの固定構造100は、反対方向Z2から視た場合、第2方向Yの中央に引掛け部23が位置し、2つの貫通孔3hは、第2方向Yの両端に位置する。つまり、引掛け部23は、第2方向Yにおいて、2つの貫通孔3hに挟まれる。また、2つの貫通孔3hのうち、一方の貫通孔3h1は、第2方向Yにおいて、端子台部2よりも一方側に配置され、他方の貫通孔3h2は、第2方向Yにおいて、端子台部2よりも他方側に配置される。さらに、2つの貫通孔3h1、3h2は、第2方向Yに沿って配置される。各貫通孔3hは、被取り付け部材5に形成されたネジ孔52hに螺合するボルトである締結部材8が貫通する。また、本実施形態のサービスプラグ1は、第3方向Z1から視た場合、挿入溝31aの外側に2つの貫通孔3hを配置する。
被取り付け部材5は、図5、図7に示すように、例えば、金属によって剛性を有する矩形の平板状に形成される。このような被取り付け部材5は、取り付け孔51hと、ネジ孔52hとを有するとともに、図3に示すように、第3方向Z1側に挿入方向側面51f1を有し、反対方向Z2側に反対方向側面51f2を有する。取り付け孔51hは、被取り付け部材5を第3方向Z1に貫通し、上述した端子台部2が挿入される。このような取り付け孔51hは、被取り付け部材5において、第1方向Xの中央に配置され、かつ、第2方向Yの中央に配置される。取り付け孔51hは、反対方向Z2から視た場合、略矩形の筒状に形成される。ネジ孔52hは、被取り付け部材5を第3方向Z1に貫通し、かつ、内部に第1空間部5sを有する底部が閉塞された筒状に形成される。本実施形態のサービスプラグ1の固定構造100は、2つのネジ孔52hを有する。2つのネジ孔52hは、被取り付け部材5において、取り付け孔51hに対して第1方向Xの他方側に位置する。2つのネジ孔52hのうち、一方のネジ孔52h1は、第2方向Yにおいて、取り付け孔51hよりも一方側に配置され、他方のネジ孔52h2は、第2方向Yにおいて、取り付け孔51hよりも他方側に配置される。また、2つのネジ孔52h1、52h2は、第2方向Yに沿って配置される。このような被取り付け部材5は、例えば、車両に搭載された不図示の電池モジュールに固定される。
パッキン6は、ゴム又はシリコン等の弾性を有する材料によって弾性変形可能であって、第3方向Z1から視た場合に、取り付け孔51hを囲む環状に形成される。このようなパッキン6は、第3方向Z1において、フランジ部3と被取り付け部材5との間に配置される。より具体的に説明すると、パッキン6は、フランジ部3の挿入溝31aに挿入される。パッキン6は、挿入溝31aに挿入された状態では、フランジ部3における第3方向Z1側の平面から突出する。そのため、パッキン6は、被取り付け部材5に形成されたネジ孔52hに、ボルトである締結部材8が螺合することによってサービスプラグ1が被取り付け部材5に固定された状態では、図6に示すように、第3方向Z1、及び、反対方向Z2において圧縮され、フランジ部3と被取り付け部材5との間で弾性変形する。
また、本実施形態のサービスプラグ1の固定構造100は、第3方向Z1から視た場合、パッキン6の外側に貫通孔3h、ネジ孔52h、及び、締結部材8を配置する一方、パッキン6の内側に引掛け部23を配置してある。
ブッシュ7は、例えば、フランジ部3よりも剛性が大きい金属等によって、図5に示すように、フランジ部3の貫通孔3hに挿入可能に形成される。本実施形態のサービスプラグ1の固定構造100は、2つのブッシュ7を有し、これらのブッシュ7は、サービスプラグ1にモールド成型によって組み付ける。例えば、2つのブッシュ7を不図示の金型に収容した後、当該金型の内側に溶融した樹脂が射出されて充填され、その後、金型に充填された樹脂が冷却されて固化されることにより、ブッシュ7がサービスプラグ1に組み付けられた状態となる。このようなブッシュ7は、内部に第2空間部7sを有する円筒状のブッシュ本体部71と、第3方向Z1側において、ブッシュ本体部71の外周面から突出するブッシュフランジ部72とを有する。本実施形態のブッシュ本体部71における第3方向Z1の長さは、フランジ部3の第3方向Z1の長さよりもわずかに長く、ブッシュ本体部71をフランジ部3の貫通孔3hに挿入した状態では、ブッシュ本体部71の反対方向Z2側の端部71aが、フランジ部3における反対方向Z2側に位置する面よりも突出する。
締結部材8は、例えば、金属によって形成したボルトであり、第3方向Z1に延在する軸部81と、軸部81の反対方向Z2側に位置する頭部82とを有する。軸部81は、被取り付け部材5の第1空間部5s、及び、ブッシュ本体部71の内部の第2空間部7sに挿入可能であって、ネジ孔52hに螺合する。頭部82の径方向の大きさは、ブッシュ本体部71の径方向の大きさよりも大きい。本実施形態のサービスプラグ1の固定構造100は、2つの締結部材8を有する。
これらの構成を有するサービスプラグ1の固定構造100を組み立てる場合、先ず、作業者は、車両に、コネクタ4、及び、被取り付け部材5を取り付ける。次に、作業者は、コネクタ4における2つの第2端子13に、2つの第1端子12をそれぞれ電気的に接続する。
次いで、作業者は、フランジ部3の挿入溝31aにパッキン6を挿入する。次に、作業者は、端子台部2における第1方向Xの一方側に位置する引掛け部23を第3方向Z1側に位置させる一方、端子台部2における第1方向Xの他方側に位置する貫通孔3h側を反対方向Z2側に位置させた状態とし、端子台部2を被取り付け部材5の反対方向側面51f2に対して傾斜させる。この状態において、端子台部2におけるフランジ部3、及び、引掛け部23は、被取り付け部材5の反対方向側面51f2に対して反対方向Z2側に位置する。
次いで、作業者は、被取り付け部材5に対して端子台部2を第3方向Z1に移動させることによって、被取り付け部材5に形成された取り付け孔51hに端子台部2の一部を挿入し、引掛け部23を、被取り付け部材5の挿入方向側面51f1側に位置させる。つまり、端子台部2は、第3方向Z1に移動することによって取り付け対象である被取り付け部材5に形成された取り付け孔51hに挿入され、端子台部2の一部が取り付け孔51hに挿入された状態では、被取り付け部材5の取り付け孔51hの周縁部に引掛け部23が引掛る。端子台部2の一部が取り付け孔51hに挿入された状態では、対向壁部21a、21b、21c、21dと、取り付け孔51の内壁51hwとが対向する(図6参照)。
その後、作業者は、締結部材8の軸部81を、被取り付け部材5の第1空間部5s、及び、ブッシュ本体部71の第2空間部7sに挿入し、かつ、軸部81をネジ孔52hに螺号する。最後に、作業者は、一方の第1端子12aと、他方の第1端子12とを、接続部11cによって電気的に接続して、サービスプラグ1の車両に対する固定作業を終了する。一方、作業者は、上記の作業の逆を行うことによって、被取り付け部材5からサービスプラグ1を取り外すことが可能である。
本実施形態に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100は、以下の構成を有する。端子台部2は、第3方向Z1から視た場合に、当該端子台部2から外側へ突出し、当該端子台部2が取り付け孔51hに挿入され、かつ、固定された状態では被取り付け部材5における挿入方向側面51f1に対向し、かつ、取り付け孔51hの周縁部に引掛る引掛け部23を有する。貫通孔3h、及び、引掛け部23は、第3方向Z1に対して直交する第1方向Xにおいて、端子台部2を挟んで配置される。従って、本発明に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100は、第1方向Xにおける端子台部2の一方側では、引掛け部23が取り付け孔51hの周縁部に引掛り、かつ、第1方向Xにおける端子台部2の他方側では、貫通孔3hを貫通した締結部材8が被取り付け部材5のネジ孔52hに螺合することによって、被取り付け部材5に取り付けられる。このため、本発明に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100は、第1方向Xにおける端子台部2の一方側において、引掛け部23が取り付け孔51hの周縁部に引掛ることによって、被取り付け部材5に取り付けられるため、第1方向Xにおける端子台部2の一方側には、締結部材8を設ける必要がない。この結果、サービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100は、第1方向Xにおける端子台部2の一方側には、電線14を配索する際に邪魔となる締結部材8、及び、締結部材8に螺合する締結部材8を設ける必要がない。このため、サービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100は、第1方向Xにおける端子台部2の一方側において、電線14を自由に配索することができるから、第1端子(端子)12に対して電気的に接続された電線14の配索の自由度を向上することができる。その上、第1方向Xにおける端子台部2の一方側には、締結部材8を設ける必要がないため、サービスプラグ1の固定構造100における部品点数を減少することができるとともに、組み立て作業を容易にすることができる。
本実施形態に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100は、以下の構成を有する。フランジ部3の第1方向Xの長さL1は、第2方向Yの長さL2よりも長く、引掛け部23は、端子台部2に対して第1方向Xの一方側に位置し、貫通孔3hは、端子台部2に対して第1方向Xの他方側に位置する。このようなサービスプラグ1は、電源11aから負荷11bに電力を供給して第1端子(端子)12が発熱した場合に、端子台部2を介してフランジ部3、及び、被取り付け部材5が熱膨張し、かつ、フランジ部3、及び、被取り付け部材5の熱膨張率等の相違によって、フランジ部3、及び、被取り付け部材5に大きな熱応力が加えられるおそれがある。サービスプラグ1において、フランジ部3における第1方向Xの長さが第2方向Yの長さよりも長く、端子台部2に対して第2方向Yの一方側に引掛け部23を配置し、端子台部2に対して第2方向Yの他方側に貫通孔3hを配置した場合、第2方向Yの一方側において、引掛け部23が被取り付け部材5に対して移動することが許容される。しかしながら、このようなサービスプラグ1は、フランジ部3における第2方向Yの長さが第1方向Xの長さよりも短いため、端子の発熱の状態によっては、引掛け部23が被取り付け部材5に対して移動することが規制され、フランジ部3、及び、被取り付け部材5に大きな熱応力が加えられるおそれがある。一方、本実施形態に係るサービスプラグ1、及びサービスプラグ1の固定構造100は、上記構成によって、第1方向Xの一方側において、引掛け部23が被取り付け部材5に対して移動することが許容される。従って、本実施形態のサービスプラグ1は、第1端子(端子)12からの熱が、フランジ部3、及び、被取り付け部材5に加えられても、上記構成を有することによって、第1方向Xの一方側において、引掛け部23が被取り付け部材5に対して移動することが許容されるため、フランジ部3、及び、被取り付け部材5に大きな熱応力が加えられるのを抑制することができる。
本実施形態に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100は、以下の構成を有する。フランジ部3は、貫通孔3hを2つ有し、2つの貫通孔3hは、第2方向Yに沿って配置される。サービスプラグ1において、フランジ部3における第1方向Xの長さが、第2方向Yの長さよりも長く、かつ、フランジ部3が貫通孔3hを2つ有し、2つの貫通孔3hを第1方向Xに沿って配置した場合には、2つの貫通孔3hの距離が長くなる。このため、フランジ部3における熱膨張する長さが長くなり、これによって、フランジ部3に加えられる熱応力が大きくなるおそれがある。一方、上記構成を有する本実施形態に係るサービスプラグ1は、第1方向Xの長さよりも長さが短い第2方向Yに沿って2つの貫通孔3hを配置してあるため、2つの貫通孔3hの距離を短くすることができる。従って、本実施形態のサービスプラグ1は、2つの貫通孔3hの距離を短くすることによって、フランジ部3における熱膨張する長さを短くすることができ、これによって、熱応力が大きくなることを抑制することができる。
本実施形態のサービスプラグ1、及び、サービスプラグの固定構造100は、以下の構成を有する。サービスプラグ1、及び、サービスプラグの固定構造100は、反対方向Z2から視た場合、第2方向Yの中央に引掛け部23が位置し、2つの貫通孔3hは、第2方向Yの両端に位置する。つまり、引掛け部23は、第2方向Yにおいて、2つの貫通孔3hに挟まれる。2つの貫通孔3hには、締結部材8が挿入され、締結部材8はネジ孔52hに螺合する。このため、本実施形態のサービスプラグ1、及び、サービスプラグの固定構造100は、第2方向Yの両端において、2つのネジ孔52h及び2つの締結部材8によってサービスプラグ1と被取り付け部材5とを拘束する一方、それらの間に引掛け部23を配置するため、取り付け孔51に対して引掛け部23が第2方向Yに移動することを確実に規制することができる。この結果、本実施形態のサービスプラグ1、及び、サービスプラグの固定構造100は、引掛け部23を取り付け孔51の周縁部に確実に引掛けることができる。
本実施形態に係るサービスプラグ1の固定構造100は以下の構成を有する。第3方向Z1において、フランジ部3と被取り付け部材5との間には、弾性変形可能なパッキン6を設ける。パッキン6は、第3方向Z1から視た場合に、取り付け孔51hを囲む環状に形成され、被取り付け部材5に形成されたネジ孔52hに締結部材8が螺合することによってサービスプラグ1が被取り付け部材5に固定された状態では、フランジ部3と被取り付け部材5との間で弾性変形する。このため、本実施形態に係るサービスプラグ1の固定構造100は、パッキン6によって、取り付け孔51hから水が侵入することを防止することができる。この結果、本実施形態に係るサービスプラグ1の固定構造100は、パッキン6によって、取り付け孔51hにおける防水性を向上することができる。
また、本実施形態のサービスプラグ1の固定構造100は、第3方向Z1から視た場合、パッキン6の外側にフランジ部3の貫通孔3h、被取り付け部材5のネジ孔52h、及び、締結部材8を配置する一方、パッキン6の内側に端子台部2の引掛け部23、及び、被取り付け部材5の取り付け孔51hを配置してある。この構成により、本実施形態のサービスプラグ1の固定構造100は、パッキン6の周方向において、パッキン6を周方向に万遍なく弾性変形させることができる。この結果、本実施形態のサービスプラグ1の固定構造100は、上記構成によって、取り付け孔51hに対する防水性を一層向上することができる。
本実施形態に係るサービスプラグ1の固定構造100は以下の構成を有する。被取り付け部材5のネジ孔52hは、底部が閉塞された筒状に形成される。このため、本実施形態に係るサービスプラグ1の固定構造100は、底部が閉塞された筒状に形成されたネジ孔52hによって、ネジ孔52hから水が侵入することを防止することができる。この結果、本実施形態に係るサービスプラグ1の固定構造100は、底部が閉塞された筒状に形成されたネジ孔52hによって、ネジ孔52hにおける防水性を向上することができる。
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態に係るサービスプラグ1Aの固定構造100Aを示す斜視図である。なお、図8において、ブッシュ7、及び、締結部材8は、説明の便宜のために省略してある。本実施形態に係るサービスプラグ1A、及び、サービスプラグ1Aの固定構造100Aは、第1実施形態に係るサービスプラグ1、及び、サービスプラグ1の固定構造100とは、以下の構成で異なり、他の構成は同一である。
本実施形態に係るサービスプラグ1Aの固定構造100Aは、パッキン6を備えておらず、フランジ部3は、パッキン6を挿入する挿入溝31aを備えていない。加えて、本実施形態に係る端子台部2は、第3方向Z1から視た場合に、当該端子台部2から外側へ突出する突出部9を有する。突出部9は、例えば、三角錐状を成し、端子台部2と一体に形成してある。より具体的に説明すると、突出部9は、第2方向Yにおいて、互いに対向する一対の第2対向壁部21c、21dのそれぞれに形成してあり、反対方向Z2側における面積が大きく、第3方向Z1側に行くに従って先細り形状となるように形成してある。つまり、突出部9は、反対方向Z2側に位置する一方の端部91において、第3方向Z1に直交する平面における断面積が最も大きく、最も第3方向Z1に位置する他方の端部92において、第3方向Z1に直交する平面における断面積が最も小さくなる。
このような構成を有する突出部9は、サービスプラグ1Aを被取り付け部材5に固定した状態では、突出部9の一部が取り付け孔51hの内壁51hwに接触して潰れ、第3方向Z1から視た場合に、端子台部2と内壁51hwとの間の隙間の一部を突出部9が埋める。このため、本実施形態に係るサービスプラグ1Aの固定構造100Aは、端子台部2と内壁51hwとの間に位置する隙間の一部を埋めた突出部9が、第1方向X、及び、第2方向Yにおいて、被取り付け部材5に対する端子台部2の移動を規制することができる。この結果、本実施形態に係るサービスプラグ1Aの固定構造100Aは、搭載した車両に振動が発生した場合であっても、突出部9によって、第1方向X、及び、第2方向Yにおいて、被取り付け部材5に対してサービスプラグ1Aがぐらつくことを抑制することができる。
[第1変形例]
図9は、第1変形例に係るサービスプラグ1Bの固定構造100Bを示す斜視図である。なお、図9において、ブッシュ7、及び、締結部材8は、説明の便宜のために省略してある。本変形例に係るサービスプラグ1Bの固定構造100Bは、第2実施形態に係るサービスプラグ1Aの固定構造100Aとは、以下の構成で異なり、他の構成は同一である。
本変形例に係るサービスプラグ1Bの固定構造100Bは、突出部9Bを、第3方向Z1において、フランジ部3と引掛け部23との間に有している。本変形例に係るサービスプラグ1Bの固定構造100Bの他の構成は、上述した第2実施形態に係るサービスプラグ1Aの固定構造100Aの構成と同様である。
なお、上述したサービスプラグ1、1A、1Bの固定構造100、100A、100Bは、2つの貫通孔3hと、2つのブッシュ7と、2つの締結部材8とを有するもので説明した。しかし、この実施形態は、それに限られず、サービスプラグ1、1A、1Bの固定構造100、100A、100Bは、1つの貫通孔3hと、1つのブッシュ7と、1つの締結部材8とを有してもよい。
また、上述した実施形態のサービスプラグ1、1A、1Bの端子台部2は、反対方向Z2から視た場合、略矩形の筒状に形成される外壁部21を有するものを説明した。しかし、この実施形態はそれに限られず、端子台部2の外壁部21の形状は、例えば、長円の筒状、楕円の筒状等の他の形状に形成してもよい。
さらに、上述した実施形態のサービスプラグ1、1A、1Bの固定構造100、100A、100Bにおける被取り付け部材5は、反対方向Z2から視た場合、略矩形の筒状に形成される取り付け孔51hを有するものを説明した。しかし、この実施形態は、それに限られず、取り付け孔51hの形状は、これに限られず、取り付け孔51hの形状は、例えば、長円の筒状、楕円の筒状等の他の形状に形成してもよい。
また、上述した実施形態のサービスプラグ1、1A、1Bの固定構造100、100A、100Bにおける被取り付け部材5は、車両に搭載された電池モジュールに固定されるものを説明した。しかし、この実施形態は、それに限られず、車両の他の部材に被取り付け部材5を取り付けてもよい。
さらに、上述した実施形態のサービスプラグ1、1A、1Bの固定構造100、100A、100Bは、第1端子12に第2端子13を介して電線14を電気的に接続するものを説明した。しかし、本実施形態は、それに限られず、配索材として導電性の金属で形成されたバスバ等を使用してもよい。
1、1A、1B サービスプラグ
12 第1端子(端子)
13 第2端子(端子)
14 電線(配索材)
2 端子台部
22 収容部
23 引掛け部
3 フランジ部
3h 貫通孔
5 被取り付け部材
51h 取り付け孔
51f1 挿入方向側面
51f2 反対方向側面
51wh 内壁
6 パッキン
8 締結部材
100、100A、100B サービスプラグの固定構造
L1 フランジ部における第1方向の長さ
L2 フランジ部における第2方向の長さ
X 第1方向(第1直交方向)
Y 第2方向(第2直交方向)
Z1 第3方向(挿入方向)
Z2 反対方向

Claims (5)

  1. 端子を収容する収容部が内側に形成され、挿入方向に移動することによって取り付け対象である被取り付け部材に形成された取り付け孔に挿入される端子台部と、
    前記挿入方向から視た場合に、前記端子台部の外側へ突出して形成され、前記端子台部が前記取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では前記被取り付け部材における前記挿入方向の反対方向側面に接触するフランジ部と、
    を備え、
    前記端子台部は、前記挿入方向から視た場合に、当該端子台部から外側へ突出し、当該端子台部が前記取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では前記被取り付け部材における挿入方向側面に対向し、かつ、前記取り付け孔の周縁部に引掛る引掛け部を有し、
    前記フランジ部は、当該フランジ部を前記挿入方向に貫通し、前記被取り付け部材に形成されたネジ孔に螺合する締結部材が貫通する貫通孔を有し、
    前記引掛け部は、前記挿入方向において、前記フランジ部に対して離隔して位置し、
    前記貫通孔、及び、前記引掛け部は、前記挿入方向に対して直交する第1直交方向において、前記端子台部を挟んで配置され、
    前記引掛け部は、前記挿入方向において、対向する第1対向面と、第2対向面とを有し、
    前記第1対向面は、前記第1直交方向に沿って延在する直線状部と、前記第1直交方向、及び、前記挿入方向に対して傾斜する第1傾斜部とを有し、
    前記第2対向面は、前記第1直交方向、及び、前記挿入方向に対して傾斜する第2傾斜部を有し、
    前記第1傾斜部、及び、前記第2傾斜部は、基端側における互いの離隔距離が大きく、先端側に近づくに従って互いの離隔距離が徐々に小さくなる先鋭状に形成されることを特徴とする、
    サービスプラグ。
  2. 前記フランジ部における前記第1直交方向の長さは、前記挿入方向、及び、前記第1直交方向に対して直交する第2直交方向の長さよりも長く、
    前記引掛け部は、前記端子台部に対して前記第1直交方向の一方側に位置し、
    前記貫通孔は、前記端子台部に対して前記第1直交方向の他方側に位置する、
    請求項1に記載のサービスプラグ。
  3. 前記フランジ部は、前記貫通孔を2つ有し、
    2つの前記貫通孔は、前記第2直交方向に沿って配置される、
    請求項2に記載のサービスプラグ。
  4. サービスプラグと、
    前記サービスプラグを取り付ける対象である被取り付け部材と、
    前記サービスプラグを前記被取り付け部材に固定する締結部材と、
    を備え、
    前記サービスプラグは、
    端子を収容する収容部が内側に形成され、挿入方向に移動することによって前記被取り付け部材に形成された取り付け孔に挿入される端子台部と、
    前記挿入方向から視た場合に、前記端子台部の外側へ突出して形成され、前記端子台部が前記取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では前記被取り付け部材における前記挿入方向の反対方向側面に接触するフランジ部と、
    を備え、
    前記端子台部は、前記挿入方向から視た場合に、当該端子台部から外側へ突出し、当該端子台部が前記取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では前記被取り付け部材における挿入方向側面に対向し、かつ、前記取り付け孔の周縁部に引掛る引掛け部を有し、
    前記フランジ部は、当該フランジ部を前記挿入方向に貫通し、前記被取り付け部材に形成されたネジ孔に螺合する締結部材が貫通する貫通孔を有し、
    前記引掛け部は、前記挿入方向において、前記フランジ部に対して離隔して位置し、
    前記貫通孔、及び、前記引掛け部は、前記挿入方向に対して直交する第1直交方向において、前記端子台部を挟んで配置され
    前記挿入方向において、前記フランジ部と前記被取り付け部材との間には、弾性変形可能なパッキンを設け、
    前記パッキンは、前記挿入方向から視た場合に、前記取り付け孔を囲む環状に形成され、前記被取り付け部材に形成された前記ネジ孔に前記締結部材が螺合することによって前記サービスプラグが前記被取り付け部材に固定された状態では、前記フランジ部と前記被取り付け部材との間で弾性変形し、
    前記被取り付け部材の前記ネジ孔は、底部が閉塞された筒状に形成されることを特徴とする、
    サービスプラグの固定構造。
  5. サービスプラグと、
    前記サービスプラグを取り付ける対象である被取り付け部材と、
    前記サービスプラグを前記被取り付け部材に固定する締結部材と、
    を備え、
    前記サービスプラグは、
    端子を収容する収容部が内側に形成され、挿入方向に移動することによって前記被取り付け部材に形成された取り付け孔に挿入される端子台部と、
    前記挿入方向から視た場合に、前記端子台部の外側へ突出して形成され、前記端子台部が前記取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では前記被取り付け部材における前記挿入方向の反対方向側面に接触するフランジ部と、
    を備え、
    前記端子台部は、前記挿入方向から視た場合に、当該端子台部から外側へ突出し、当該端子台部が前記取り付け孔に挿入され、かつ、固定された状態では前記被取り付け部材における挿入方向側面に対向し、かつ、前記取り付け孔の周縁部に引掛る引掛け部を有し、
    前記フランジ部は、当該フランジ部を前記挿入方向に貫通し、前記被取り付け部材に形成されたネジ孔に螺合する締結部材が貫通する貫通孔を有し、
    前記引掛け部は、前記挿入方向において、前記フランジ部に対して離隔して位置し、
    前記貫通孔、及び、前記引掛け部は、前記挿入方向に対して直交する第1直交方向において、前記端子台部を挟んで配置され、
    前記端子台部は、前記挿入方向から視た場合に、当該端子台部から外側へ突出する突出部を有し、前記サービスプラグを前記被取り付け部材に固定した状態では、前記突出部の一部が前記取り付け孔の内壁に接触して潰れ、前記挿入方向から視た場合に、前記端子台部と前記内壁との間の隙間の一部を前記突出部が埋めることを特徴とする、
    サービスプラグの固定構造。
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