JP7072185B2 - 粉粒体供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体または粒体からなる材料(以下、「粉粒体」と称する)を供給する粉粒体供給装置に関する。
従来の樹脂ペレットなどの粉粒体を扱う装置には、粉粒体を搬送する手段として、スクリューフィーダを備えたものがある。例えば、特許文献1には、樹脂ペレットなどの複数種類の粉粒体材料を所定の割合で混合する、計量混合装置が開示されている。この計量混合装置は、供給ホッパと、供給ホッパの下方に配置されたスクリューフィーダおよび計量ホッパと、を備える。スクリューフィーダを駆動することで、供給ホッパ内の粉粒体が、計量ホッパへ搬送される。このとき、計量ホッパ内の粉粒体の質量が、設定された所定の質量に達するまでスクリューフィーダを駆動している。
特開2014-213497号公報
特許文献1において、スクリューフィーダは、排出管に収容され、排出管の先端開口には、排出弁が設けられている。そして、供給ホッパへ粉粒体を供給する際には、スクリューフィーダを停止させ、かつ、排出弁を閉じ、排出管から計量ホッパへの粉粒体のこぼれ落ちを防止している。しかしながら、装置が動作していないときに、排出管の先端開口が開放されていると、排出管の先端に残る粉粒体が、振動などにより、意図せずこぼれ落ちる場合がある。このような場合、計量ホッパへ意図せず粉粒体が排出されることで、計量精度に影響が及び、また、粉粒体が無駄となるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、意図しない粉粒体のこぼれ落ちを防止する粉粒体供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、粉粒体を供給する粉粒体供給装置であって、粉粒体を収容する内部空間を有するケーシングと、上流側が前記ケーシングに接続され、下流端部が開口した搬送管と、粉粒体を、前記搬送管の上流から下流へ搬送する搬送機構と、前記搬送管の前記下流端部に設けられ、前記搬送管内部が負圧となることで発生する吸引力で、前記開口に密着する蓋部と、前記蓋部が前記開口に密着した状態で、前記搬送管の下流端部にある粉粒体を上流側へ押し戻す気流を流す、通気部と、を備える。
本願の第2発明は、第1発明の粉粒体供給装置であって、前記通気部は、外部から前記搬送管内へ向かう気流を流す。
本願の第3発明は、第2発明の粉粒体供給装置であって、前記通気部は、前記蓋部に設けられた貫通孔である。
本願の第4発明は、第2発明の粉粒体供給装置であって、前記蓋部は、前記開口に密着したときに、前記開口の一部を露出させる形状を有し、前記通気部は、前記蓋部から露出した前記開口の一部である。
本願の第5発明は、第2発明から第4発明までの粉粒体供給装置であって、前記通気部は、前記蓋部が前記開口を塞いだときに、前記開口の下部に位置する。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までの粉粒体供給装置であって、前記ケーシングの内部空間は負圧にされる。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明までの粉粒体供給装置であって、粉粒体を収容する内部空間と、前記内部空間が負圧にされることで発生する気流によって前記内部空間へ粉粒体を供給する供給口と、前記内部空間の粉粒体を排出する排出口とを有するホッパ、をさらに備え、前記ケーシングは、前記ホッパの排出口と、前記搬送管とを接続する。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までの粉粒体供給装置であって、前記搬送機構は、前記搬送管内に配置され、回転により、粉粒体を搬送するスクリュー、を有する。
本願の第9発明は、第8発明の粉粒体供給装置であって、前記スクリューを回転制御する回転制御部、を備え、前記回転制御部は、前記搬送管内部が負圧にされている場合、前記スクリューを停止する。
本願の第1発明から第9発明によれば、搬送管の下流端部から上流へ向かう気流により、搬送管の下流端部にある粉粒体は上流へ押し戻される。このため、蓋部が開口を閉鎖していないときに、振動などによって、搬送管から粉粒体がこぼれ落ちることを防止できる。特に、蓋部は、内部空間が負圧になることで、開口に密着するため、蓋部の駆動源を必要とせず、装置の大型化、複雑化を回避できる。
特に、本願の第3発明によれば、蓋部に貫通孔を設けるだけで、搬送管からの粉粒体のこぼれ落ちを防止できる。
特に、本願の第5発明によれば、搬送管の下流端部に粉粒体が残りにくくなるため、蓋部が開口を閉鎖していないときに、搬送管から粉粒体がこぼれ落ちることを防止できる。
粉粒体供給装置を示す図である。 粉粒体供給装置が備える排出管を示す図である。 蓋部を示す図である。 蓋部の貫通孔の機能を説明するための図である。 蓋部の貫通孔の機能を説明するための図である。 通気部の別の例を示す図である。 通気部の別の例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.粉粒体供給装置の構成>
図1は、粉粒体供給装置1を示す図である。
粉粒体供給装置1は、供給ホッパ10と、搬送管20と、を備えている。粉粒体供給装置1は、供給ホッパ10内に、樹脂ペレットなどの粉粒体を貯留する。供給ホッパ10内に貯留された粉粒体は、搬送管20へ排出される。搬送管20の下方には、不図示の計量ホッパが配置されている。粉粒体供給装置1は、搬送管20内の粉粒体を、下流へ搬送し、搬送管20の下流側の開口から計量ホッパへ排出する。このとき、粉粒体供給装置1は、予め決められた量の粉粒体を、計量ホッパへ排出する。
供給ホッパ10は、内部空間10Aを有している。内部空間10Aは、外部にある原料タンク(不図示)から供給される粉粒体を収容する。原料タンクは、粉粒体を収容した貯留槽である。供給ホッパ10は、供給口10Bに接続される供給管11Aを通じて、原料タンクに繋がっている。また、供給ホッパ10は、吸引口10Cに接続される吸引管11Bを通じて、不図示の吸引ブロワに接続されている。吸引ブロワは、吸引管11Bを介して、内部空間10Aの気体を吸引する装置である。
吸引ブロワを駆動させると、供給ホッパ10の内部空間10A内の気体は、吸引管11Bを介して吸引ブロワへと吸引される。そして、図1の実線矢印に示すように、内部空間10Aから吸引管11Bを介して、外部へ向かう気流が発生する。これにより、内部空間10A内は負圧となる。そして、図1の破線矢印に示すように、供給管11Aを介して、内部空間10Aへ向かう気流が発生する。この気流により、供給管11Aに接続された原料タンクに貯留されている粉粒体が、供給管11Aを介して、内部空間10Aへと供給される。
なお、吸引口10Cには、内部空間10A内の粉粒体が、吸引管11Bへ吸い込まれないようにするためのフィルタを設けてもよい。
内部空間10Aの下部には、排出口10Dが設けられている。排出口10Dは、内部空間10Aに収容された粉粒体を排出するための開口である。供給ホッパ10の下方には、後述の搬送管20が配置されている。そして、供給ホッパ10の排出口10Dと、搬送管20とは、接続管11Cで接続されている。
接続管11Cは、上下に円筒状に延びる部材である。接続管11Cの上端部は、供給ホッパ10の排出口10Dに、取り付けられている。接続管11Cの下端部は、搬送管20に接続されている。供給ホッパ10から落下した粉粒体は、接続管11Cの内部に貯留される。接続管11Cの内部空間に収容された粉粒体は、搬送管20へ排出される。接続管11Cは、粉粒体を一時的に貯留するための内部空間を有する、本発明の「ケーシング」の一例となっている。
図2は、粉粒体供給装置1が備える搬送管20を示す図である。
搬送管20は、水平方向に延びた円筒状であって、供給ホッパ10の下方に配置されている。搬送管20は、略直線状であって、その上流側が、接続管11Cを介して、供給ホッパ10の排出口10Dに接続されている。供給ホッパ10の内部空間10Aに収容された粉粒体は、排出口10Dから、接続管11Cを介して、搬送管20へ排出される。搬送管20内の粉粒体は、後述のスクリュー21の回転により、搬送管20の下流へ向けて搬送される。搬送管20は、その下流端部に開口20Aを有している。また、搬送管20の開口20Aの下方には、上記の計量ホッパが配置されている。搬送管20内において、スクリュー21の回転により搬送された粉粒体は、開口20Aから、計量ホッパへ排出される。
搬送管20内には、スクリュー21が配置されている。スクリュー21は、回転により、搬送管20内の粉粒体を、上流(接続管11C側)から下流(開口20A側)へ搬送する。スクリュー21は、スクリューシャフト211と、羽根212とを有する。スクリューシャフト211は、搬送管20の中央に沿って、配置されている。羽根212は、スクリューシャフト211の外周面から外側へ向けて突出している。また、羽根212は、スクリューシャフト211の周囲において、螺旋状に広がっている。
スクリューシャフト211の端部は、回転制御部22に接続されている。回転制御部22は、モータによりスクリューシャフト211を回転させる。これにより、スクリュー21は、スクリューシャフト211を中心として回転する。そして、搬送管20内の粉粒体は、羽根212に押されて、下流の開口20Aへ搬送される。スクリュー21および回転制御部22は、本発明の「搬送機構」の一例であるスクリューフィーダを構成する。
回転制御部22は、供給ホッパ10の内部空間10Aが負圧にされ、原料タンクから供給ホッパ10へ粉粒体が供給されている間は、スクリュー21の回転を停止する。また、回転制御部22は、供給ホッパ10へ原料タンクからの粉粒体の供給が停止されている間は、スクリュー21を回転させる。つまり、粉粒体供給装置1は、供給ホッパ10への粉粒体の供給と、計量ホッパへの粉粒体の排出とを、同時に行わない。
また、回転制御部22は、スクリュー21を回転制御して、計量ホッパへ排出する粉粒体の質量を調整する。例えば、回転制御部22は、計量ホッパ内の粉粒体の質量を計測するセンサの検出信号を参照しつつ、スクリュー21を回転制御する。計量ホッパへの粉粒体の排出開始当初では、スクリュー21を速く回転させる。そして、計量ホッパに徐々に粉粒体が貯留されていくに従い、スクリュー21の回転速度を徐々に遅くする。そして、計量ホッパに所定量の粉粒体が貯留されると、スクリュー21の回転を停止する。
搬送管20の下流端部には、蓋部23が設けられている。蓋部23は、図2の矢印に示すように、回転軸23Aを中心に、回転可能に保持されている。蓋部23は、平時は、搬送管20の開口20Aから離れた位置(図中の破線で示す位置)に位置する。ここで、平時とは、供給ホッパ10の内部空間10Aが負圧とされていないときである。以下、このときの蓋部23の位置を、「開放位置」と称する。蓋部23が開放位置にあるとき、スクリュー21を回転させる。このとき、開口20Aは開放された状態であるため、回転するスクリュー21により、搬送管20を搬送された粉粒体は、開口20Aから計量ホッパへ排出される。
内部空間10Aが負圧にされると、蓋部23は、搬送管20の開口20Aに密着し、開口20Aを閉鎖する。以下、このときの蓋部23の位置(図2の実線で示す位置)を、「閉鎖位置」と称する。後に詳述するが、内部空間10Aが負圧となると、吸引力が発生し、その吸引力により、蓋部23は、開放位置から閉鎖位置へ移動する。このとき、スクリュー21は回転しない。
以下、蓋部23の構成、および、その動作について、詳述する。
<2.蓋部について>
図3は、蓋部23を示す図である。図3では、蓋部23の正面図、側面図および上面図それぞれを示す。また、図3では、蓋部23が閉鎖位置にあるときに重なる、搬送管20の開口20Aを破線で示す。以下では、回転軸23Aと平行な方向を「幅方向」と称する。
蓋部23は、矩形状の平板231を有している。平板231の幅方向に対向する両辺部には、折り曲げ板232、232が設けられている。平板231、および、折り曲げ板232、232は、一部材であってもよいし、異なる部材であってもよい。
対向する折り曲げ板232、232の間の幅方向の距離は、搬送管20の下流端部の径よりも長い。また、折り曲げ板232、232の幅方向に沿った長さおよび上下方向に沿った長さも、搬送管20の下流端部の径よりも長い。このため、蓋部23が開口20Aに密着する場合、搬送管20の下流端部が、折り曲げ板232、232の間に位置する。そして、平板231が搬送管20の開口20Aに密着して、開口20Aが閉鎖される。
平板231の上部には、引っ掛け部233が設けられている。引っ掛け部233は、先端がU字状に折り曲げられ、U字部分が、上記の回転軸23Aに引っ掛けられる。蓋部23は、重量バランスが調整されて、平時において、開放位置に位置している。
蓋部23は、内部空間10A内が負圧になると、それにより発生する吸引力によって、開放位置から閉鎖位置へ移動する。つまり、蓋部23は、原料タンクから供給ホッパ10へ粉粒体を供給する場合には、搬送管20の開口20Aを閉鎖する。これにより、搬送管20の開口20Aからの外気流入が遮断されるとともに、供給ホッパ10への粉粒体の供給時に、搬送管20から粉粒体がこぼれ落ちることを防止できる。
また、内部空間10A内が負圧でなくなると、蓋部23は、閉鎖位置から開放位置へ移動する。つまり、原料タンクから供給ホッパ10への粉粒体の供給を停止する場合には、蓋部23は、搬送管20の開口20を開放する。このとき、スクリュー21が回転することで、搬送管20から計量ホッパへ粉粒体が排出される。
平板231には、複数の貫通孔231Aが設けられている。複数の貫通孔231Aは、蓋部23が開口20Aを閉鎖したときに、外部から開口20Aへ向かう気流を通す通気部である。複数の貫通孔231Aは、図3に示すように、蓋部23が開口20Aに密着したときに、開口20Aの下部に位置するように、設けられている。貫通孔231Aの大きさは、粉粒体の1粒の大きさよりも小さい。このため、粉粒体が貫通孔231Aを通り抜けて、搬送管20からこぼれ落ちることが防止できる。なお、貫通孔231Aの数は、特に限定されない。
蓋部23は、上記のように、供給ホッパ10の内部空間10Aが負圧となると、閉鎖位置に位置する。このとき、内部空間10Aの負圧によって、複数の貫通孔231Aそれぞれには、外部から搬送管20へ向かう気流が流れる。この気流により、搬送管20の下流端部に残る粉粒体は、下流端部から上流側へ押し戻される。
図4および図5は、蓋部23の貫通孔231Aの機能を説明するための図である。図4および図5では、図1に示す粉粒体供給装置1を簡易的に表している。また、図4および図5では、粉粒体供給装置1内の一部の粉粒体100のみ示している。
図4は、搬送管20から計量ホッパへ粉粒体100を排出している状態を示す図である。この場合、原料タンクから供給ホッパ10へ粉粒体100は供給されていない。つまり、吸引管11Bを介して接続される吸引ブロワは駆動せず、内部空間10Aは負圧となっていない。したがって、蓋部23にかかる、負圧による吸引力はなく、蓋部23は、開放位置に位置する。この状態で、スクリュー21が回転すると、搬送管20内の粉粒体100は、上流から下流に搬送され、開口20Aから、計量ホッパへ排出される。
図5は、搬送管20からの粉粒体100の排出を停止した状態を示す図である。この場合、原料タンクから供給ホッパ10へ粉粒体100が供給される。つまり、吸引管11Bを介して接続される吸引ブロワが駆動し、内部空間10Aは負圧となる。このため、負圧により吸引力が発生し、蓋部23は、図4の開放位置から閉鎖位置へ移動する。このとき、スクリュー21は停止しているため、搬送管20内の粉粒体100は、開口20Aから排出されない。
また、蓋部23が閉鎖位置に位置しているとき、図5の矢印に示すように、上記の吸引力によって、蓋部23の貫通孔231Aを通過する気流が発生する。この気流により、搬送管20の開口20A近傍に残存する粉粒体100は、搬送管20の上流側へ押し戻される。この気流の流量は供給管11Aから流入する気流に比して十分に小さく、供給管11Aから流入する気流が粉粒体100の輸送に不具合が生じるほど低下することがない。また、搬送管20の開口20A近傍に残存する粉粒体100のみに作用し、搬送管20内の開口20A近傍以外に位置する粉粒体100には影響を与えない。貫通孔231Aは、上記のように、開口20Aの下部に位置する。このため、気流によって上流側へ押し戻される際、搬送管20の下流端部に積み上げられた粉粒体100の上層部分だけが押し戻され、下層部分の粉粒体100が搬送管20の下流端部に残ることを防止できる。
供給ホッパ10の内部空間10Aが負圧でなくなると、吸引力がなくなり、蓋部23は、閉鎖位置から開放位置へ移動する。このとき、搬送管20の下流端部に、粉粒体100が残存していると、その粉粒体100が、振動などにより、意図せず、開放された開口20Aからこぼれ落ちるおそれがある。計量ホッパへ粉粒体100を排出するタイミングでない場合、搬送管20からこぼれ落ちた粉粒体100は、無駄となる。また、既に所定量の粉粒体100が収容された計量ホッパへ、粉粒体100がこぼれ落ちると、計量精度が悪化する。
しかしながら、本実施形態では、蓋部23に貫通孔231Aを設けて、気流により、搬送管20の下流端部の粉粒体100を、上流側へ押し戻すことで、下流端部には、粉粒体100が残存しない。このため、蓋部23が開放位置に移動しても、粉粒体100が開口20Aから、こぼれ落ちることがない。これにより、粉粒体100の無駄を防止でき、また、粉粒体100の計量精度の悪化を防止できる。また、蓋部23は、内部空間10Aが負圧になることで、開口20Aに密着するため、蓋部23付近に固有の負圧発生機構を設ける必要がないため、装置の大型化、複雑化を回避できる。また、粉粒体100の補給に用いるための吸引の動力を有効に活用することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、外部から開口20Aへ向かう気流を通す通気部として、蓋部23に設けた複数の貫通孔231Aを例に挙げたが、貫通孔231Aの数または形状などは、これに限定されない。
図6および図7は、通気部の別の例を示す図である。
図6に示すように、蓋部23の平板231に、複数のスリット231Bを設けてもよい。また、図7に示すように、平板231の下部に、開口20Aよりも径が小さい円弧状部231Cを設けるようにしてもよい。この場合、平板231が開口20Aと重なったとき、図7に示すように、開口20Aの一部が平板231から露出し、円弧状部231Cの外周に沿って、間隙24が設けられる。
内部空間10Aが負圧になると、図6の複数のスリット231B、または、図7の間隙24を通る気流が発生する。そして、搬送管20の下流端部にある粉粒体100は、上流側へ押し戻される。
なお、図6に示す複数のスリット231B、および、図7に示す間隙24は、いずれも、開口20Aの下部に位置することが好ましい。
また、図示しないが、蓋部23の平板231の一部を網目状にして、内部空間10Aが負圧となったときに発生する気流は、その網目を通るようにしてもよい。
さらに、上記の実施形態では、蓋部23に通気部を設けているが、搬送管20一部に、下流端部から上流へ向かう気流を流すための通気部を設けるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、供給ホッパ10の内部空間10Aを負圧にすることで、蓋部23が閉鎖位置へ移動する構成としているが、蓋部23を移動させる方法は、これに限定されない。例えば、搬送管20の開口20A近傍に、圧縮エアを用いたエジェクタを接続し、エジェクタの駆動により生じる負圧によって、蓋部23を閉鎖位置へ移動させるとともに、粉粒体を上流側へ押し戻すための気流を発生させてもよい。
粉粒体供給装置1は、供給ホッパ10を備えていなくてもよい。この場合、接続管11Cの投入側(上方側)には、バルブを用いて気密が取れる構造として、接続管11Cの内部空間のみを負圧にする。また、接続管11Cの内部空間とは別に、搬送管20の開口20A近傍のみを負圧にしてもよい。例えば、搬送管20に粉粒体が充満していると、接続管11Cの内部空間側と、搬送管20の開口20A側とのそれぞれが、気密に近い状態となる。このため、搬送管20内部の開口20A近傍のみを負圧にすることで、外部から内部への気流が生じて蓋部23を閉じることができる。
本発明の「搬送機構」は、スクリュー21と回転制御部22からなるスクリューフィーダに限定されず、他の方式の粉粒体搬送機構であってもよい。例えば、振動フィーダまたは往復運動式のフィーダであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 :粉粒体供給装置
10 :供給ホッパ
10A :内部空間
10B :供給口
10C :吸引口
10D :排出口
11C :接続管
20 :搬送管
20A :開
1 :スクリュー
22 :回転制御部
23 :蓋部
24 :間隙
100 :粉粒体
231 :平板
231A :貫通孔
231B :スリット

Claims (9)

  1. 粉粒体を供給する粉粒体供給装置であって、
    粉粒体を収容する内部空間を有するケーシングと、
    上流側が前記ケーシングに接続され、下流端部が開口した搬送管と、
    粉粒体を、前記搬送管の上流から下流へ搬送する搬送機構と、
    前記搬送管の前記下流端部に設けられ、前記搬送管内部が負圧となることで発生する吸引力で、前記開口に密着する蓋部と、
    前記蓋部が前記開口に密着した状態で、前記搬送管の下流端部にある粉粒体を上流側へ押し戻す気流を流す、通気部と、
    を備える、粉粒体供給装置。
  2. 請求項1に記載の粉粒体供給装置であって、
    前記通気部は、外部から前記搬送管内へ向かう気流を流す、
    粉粒体供給装置。
  3. 請求項2に記載の粉粒体供給装置であって、
    前記通気部は、前記蓋部に設けられた貫通孔である、
    粉粒体供給装置。
  4. 請求項2に記載の粉粒体供給装置であって、
    前記蓋部は、前記開口に密着したときに、前記開口の一部を露出させる形状を有し、
    前記通気部は、前記蓋部から露出した前記開口の一部である、
    粉粒体供給装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか一つに記載の粉粒体供給装置であって、
    前記通気部は、前記蓋部が前記開口を塞いだときに、前記開口の下部に位置する、
    粉粒体供給装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の粉粒体供給装置であって、
    前記ケーシングの内部空間は負圧にされる、
    粉粒体供給装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の粉粒体供給装置であって、
    粉粒体を収容する内部空間と、前記内部空間が負圧にされることで発生する気流によって前記内部空間へ粉粒体を供給する供給口と、前記内部空間の粉粒体を排出する排出口とを有するホッパ、
    をさらに備え、
    前記ケーシングは、前記ホッパの排出口と、前記搬送管とを接続する、
    粉粒体供給装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の粉粒体供給装置であって、
    前記搬送機構は、前記搬送管内に配置され、回転により、粉粒体を搬送するスクリュー、を有する、
    粉粒体供給装置。
  9. 請求項8に記載の粉粒体供給装置であって、
    前記スクリューを回転制御する回転制御部、
    を備え、
    前記回転制御部は、前記搬送管内部が負圧にされている場合、前記スクリューを停止する、
    粉粒体供給装置。
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