JP7070452B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、炊飯中のふきこぼれを抑制する炊飯器に関するものである。
従来の炊飯器は、内釜を取り出し自在に配置する本体を備え、この本体に内釜を覆う蓋体が開閉自在に設けられている。蓋体には、内釜の上端開口を閉塞する第一の内蓋が着脱自在に設けられている。また、第一の内蓋の内釜側となる下面には、液状物であるおネバを分離して戻す受け皿(第二の内蓋)がさらに着脱自在に設けられている。なお、第二の内蓋は、第一の内蓋に設けられた排気通路の入口、つまり排気孔の目詰まりを防止するフィルタの役割を兼ねる。
しかし、このような炊飯器は、ユーザの誤使用により第一の内蓋に第二の内蓋を取り付け忘れた状態で炊飯処理が実行されることがあり、発生したおネバを分離することができず、ふきこぼれが発生するという問題があった。
この問題を解決するために、特許文献1では、第一の内蓋に四角の開口を形成し、その開口に一部が挿入される係止片と、この係止片を第一の内蓋の中心に付勢するバネと、バネを囲み、係止片をスライド自在に保持する係止片ホルダーとを設け、第二の内蓋が第一の内蓋に取り付けられている状態では、係止片が第二の内蓋の凸部に押されて第一の内蓋の外側に移動し、蓋体の蒸気経路内に収納される位置、すなわち、蓋体の周縁部と干渉しない位置になり、第二の内蓋が第一の内蓋に取り付けられていない状態では、係止片は初期位置に移動し、蓋体の周縁部と干渉する位置になることで、第二の内蓋が取り付けられていない状態で調理が行われるという誤使用を防止するようにしている。
WO2017/145437
しかし、特許文献1のものでは、係止片の一部が第一の内蓋の開口内をスライドするために、両者の間に隙間ができるようにする必要があるが、第一の内蓋の開口は蓋体の蒸気経路を介して蒸気口と連通することになるため、第一の内蓋の開口と係止片との隙間からおネバを含む液状物が直接蒸気経路に侵入し、その結果、蒸気口からのふきこぼれを発生させるという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、第二の内蓋の取り付け忘れを防止できるとともに、第一の内蓋の開口と係止片の隙間から、おネバが直接蒸気経路に侵入することを抑制することができる炊飯器を提供することを目的としている。
本発明にかかる炊飯器は、内釜を収納する本体と、本体に開閉自在に設けられた蓋体と、蓋体の内釜側となる面に着脱自在に取りつけられた第一の内蓋と、第一の内蓋の内釜側となる面に着脱自在に取りつけられ、おネバ溜め空間を有する第二の内蓋と、第二の内蓋を第一の内蓋に係止する係止片と、を備え、係止片は、第一の内蓋の内釜側に配置されたレバー部と、第一の内蓋の前記蓋体側に配置され、レバー部と第一の内蓋の開口部を介して接続された干渉部とを有し、係止片は第一の内蓋にスライド自在であるとともに、第一の内蓋の蓋体側に、干渉部と開口部との少なくとも一部を覆うカバー部材を設けた。
本発明に係る炊飯器によれば、第一の内蓋の開口と係止片との隙間からおネバを含む液状物が直接蒸気経路に侵入することをカバー部材で防ぐことができ、結果、蒸気口からのふきこぼれを防止できる。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の内蓋を取り外した状態の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の縦断面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の蒸気経路周辺の縦断面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る内蓋を下面側から見た外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る内蓋の側面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る内蓋の下面側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る内蓋の上面側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る第一の内蓋の下面側から見た外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る第一の内蓋の上面側から見た外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る第二の内蓋の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る第二の内蓋の第一の内蓋への着脱方法を説明する内蓋の側面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の第一の内蓋に第二の内蓋が取り付けられている状態の蓋体周辺の側面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の第一の内蓋に第二の内蓋が取り付けられていない状態の蓋体周辺の側面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の第一の内蓋に第二の内蓋が取り付けられている状態の縦断面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の第一の内蓋に第二の内蓋が取り付けられていない状態の縦断面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る第一の内蓋の第一の係止片の干渉部の位置を説明する平面視図である。 本発明の実施の形態1に係る内蓋を上面側からみた平面視図である。 本発明の実施の形態1に係る第一の内蓋の部分横断面図である。 本発明の実施の形態2に係る内蓋を上面側から見た外観斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る内蓋の下面側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る内蓋の上面側から見た分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100Aの外観斜視図であり、図2は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100Aの内蓋40Aを取り外した状態の外観斜視図であり、図3は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100Aの縦断面概略図であり、図4は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100Aの蒸気経路周辺の縦断面概略図である。
図1~図3に示すように、本実施の形態1に係る炊飯器100Aは、内部に米などの調理物である被加熱物を保持する有底筒状の内釜30が取り出し自在に収容され、内釜30を誘導加熱する加熱手段である加熱コイル11を有する箱体形状の本体10と、本体10のヒンジ部に開閉自在に設けられた蓋体20と、蓋体20の内釜30側となる面、つまり下面に着脱自在に取り付けられ、蓋体20で本体10の上面を閉じた際に、内釜30の上部開口を閉塞する内蓋40Aとを備えている。
図3に示すように、内釜30は、外周面の上側に、外側に向かって突出したフランジ31が外周に沿って設けられている。加熱コイル11は、それぞれ円環状に形成され、内釜30が収容される開口の底部に配置されている。その底部の中央には、加熱コイル11により誘導加熱される内釜30の温度を検出する温度センサー13が設置されている。
本体10の前面には、蓋体20を開ける際に押下される開閉ボタン14が設けられている。この開閉ボタン14を押下すると、蓋体20と本体10との係止が解除されて、蓋体20を開けることができる。また、本体10の内部の背面側には、商用電源を高周波電力に変換して加熱コイル11に供給するための回路が実装された電源基板15が設けられている。この電源基板15は、インバーター回路を構成するスイッチング素子などの部品で構成されている。
蓋体20の上面の前面側には、炊飯ボタンなどの各種操作ボタンを備えた操作パネル21が設けられている。蓋体20の内部には、操作パネル21の各種入力スイッチ、液晶パネルが実装された操作基板22が設けられている。操作基板22は、操作パネル21からの入力に基づいて電源基板15に制御信号を出力するとともに、液晶パネルに炊飯器100Aの動作状態などを表示させる。なお、操作基板22を構成する回路は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、CPU、マイコンなどの演算装置とその動作を規定するソフトウェアで構成することもできる。また、蓋体20の下面には、内釜30内の温度を検知する蓋センサー23と、本体10内に収容される内釜30内を上方から加熱するための蓋ヒーター24と、が設けられている。
内蓋40Aは、蓋体20の下面に取り付けられる第一の内蓋50Aと、第一の内蓋50Aの内釜30側となる面、つまり下面に取り付けられる第二の内蓋60Aとからなる。そして、第一の内蓋50Aは第二の内蓋60Aよりも蓋体20側に位置し、第二の内蓋60Aは第一の内蓋50Aよりも内釜30側に位置している。また、第二の内蓋60Aには、中央部が下方に突出した溜まり部61が形成されており、図4に示すように、第一の内蓋50Aと第二の内蓋60Aとの間には、おネバを溜める空間であるおネバ溜め空間61aが形成されている。このおネバ溜め空間61aは、内釜30内で発生した蒸気が通過する経路の役割も果たしている。
第一の内蓋50Aの外周部には、内蓋40Aと内釜30との間を密閉状態、つまり内釜30内を密閉状態にする第一のパッキン51が設けられている。図3に示すように、第二の内蓋60Aの中央には、内釜30内の蒸気圧に応じて上下に移動して連結口(図示せず)を開閉する開閉弁62が設けられており、その開閉弁62の周りには、おネバ溜め空間61aの入口である複数の第二の連通孔63が形成されている。さらに、第二の連通孔63の周り、つまり外周部には第一の内蓋50Aと第二の内蓋60Aとの間を密閉状態、つまりおネバ溜め空間61aを密閉状態にする第二のパッキン64が設けられている。また、図4に示すように、第一の内蓋50Aには、おネバ溜め空間61aの出口である複数の第一の連通孔52が形成されている。つまり、第一の連通孔52と第二の連通孔63とは連通している。
図3に示すように、蓋体20の内側側面の前面側には、内蓋40Aの第一の内蓋50Aを係止する第二の係止片25が設けられている。この第二の係止片25には、凹形状の凹部25aが設けられている。また、図2に示すように、蓋体20の内側側面の背面側には、2つの支持部26が間隔を開けて設けられている。これら支持部26と蓋体20の下面との間には第一の内蓋50Aの第一の凸部57(後述する図7参照)の厚さ程度の隙間が形成されている。なお、支持部26の数は2つに限定されず、3つ以上でもよい。また、図4に示すように、蓋体20の内部には、内釜30内で発生した蒸気が通過する経路である蓋体蒸気経路33aを形成する周縁部33が設けられている。また、周縁部33は上面側の周縁部34と下面側の周縁部35によって分割され、その間には上面側の周縁部34と下面側の周縁部35で挟持され固定された保湿弁体36が形成されている。また、蓋体20の上面には、蓋体蒸気経路33aの出口である蒸気口28が形成されている。また、周縁部34の外側には、蓋体20と第一の内蓋50Aとの間を密閉状態、つまり蓋体蒸気経路33aを密閉状態にする第三のパッキン29が設けられている。
なお、内蓋40Aが蓋体20の下面に取り付けられた状態において、蓋体20および内蓋40Aを平面視して第一の連通孔52と蓋体蒸気経路33aとが重なる位置に形成されている。つまり、第一の連通孔52は蓋体蒸気経路33aの入口となる。そのため、おネバ溜め空間61aと蓋体蒸気経路33aとは連通しており、第二の連通孔63と第一の連通孔52と蒸気口28とは全て連通している。
ここで、炊飯器100Aは、内釜30内に米と水とを収容して加熱コイル11によって内釜30を加熱してご飯を炊き上げるが、炊飯中においては、内釜30内では主に蒸気が発生して、第二の連通孔63、おネバ溜め空間61a、第一の連通孔52、蓋体蒸気経路33aの順で通過し、蒸気口28から炊飯器100Aの外部へ排出される。
そして、炊飯中には、蒸気とともにおネバが内釜30内を上昇し、蒸気とともに上昇したおネバは、第二の連通孔63から内蓋40A内のおネバ溜め空間61aに入り、おネバ溜め空間61aにおネバが溜め込まれる。このとき、おネバと蒸気とは分離され、蒸気は第一の連通孔52を通過して蒸気口28から炊飯器100Aの外部へ排出される。
一方、分離されたおネバは第二の内蓋60Aが受け皿となり、溜まり部61に溜め込まれることになる。そして、炊飯中に内釜30内の圧力が下がると、開閉弁62は自重とおネバの重さにより下がり、連結口が開いてそこからおネバ溜め空間61a内に溜め込まれたおネバが内釜30内に戻されることになるため、美味しいご飯を炊き上げることができる。また、おネバを内釜30内に効率的に戻すことができる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る内蓋40Aを下面側から見た外観斜視図であり、図6は、本発明の実施の形態1に係る内蓋40Aの側面概略図であり、図7は、本発明の実施の形態1に係る内蓋40Aの下側から見た分解斜視図であり、図8は、本発明の実施の形態1に係る内蓋40Aの上側から見た分解斜視図であり、図9は、本発明の実施の形態1に係る第一の内蓋50Aの下側から見た外観斜視図であり、図10は、本発明の実施の形態1に係る第一の内蓋50Aの上側から見た外観斜視図であり、図11は、本発明の実施の形態1に係る第二の内蓋60Aの外観斜視図である。
次に、本実施の形態1に係る内蓋40Aについて図5~図11を用いて詳細に説明する。内蓋40Aは、第一の内蓋50Aと第二の内蓋60Aとからなり、第二の内蓋60Aは第一の内蓋50Aの下面に対して着脱自在に取り付けられる。
図9に示すように、第一の内蓋50Aは、その下面の外周部に第一のパッキン51が設けられており、その第一のパッキン51よりも内側には第一の係止部53および第二の係止部56が設けられている。なお、第一の係止部53と第二の係止部56とは、互いに対向する位置に設けられている。図7に示すように、第一の係止部53は、第二の内蓋60Aの着脱時にスライド(移動)する第一の係止片54と、第一の係止片54を第一の内蓋50Aの中心方向に付勢するバネを介してスライド自在に保持する係止片ホルダー55とを備えている。また、第二の係止部56には、凹形状の凹部56aが設けられている。ここで、第一の係止片54は、耐加水分解性の高い材料であるシンジオタクチックポリスチレン樹脂(SPS)で構成されており、蒸気による経年劣化を抑制している。
また、第一の内蓋50Aの下面に設けられている第一の係止部53よりも内側には、角丸な長方形状の孔である第一の連通孔52が二つ形成されている。なお、第一の連通孔52の数は二つに限定されない。また、第一の内蓋50Aの第一の係止部53側の外周端には、外側に向かって突出した第一の凸部57が設けられており、第一の内蓋50Aの外周端の第一の凸部57と対向する位置には、外側に向かって突出した第二の凸部58が設けられている。
第一の係止片54は、図6に示すように、第一の内蓋50Aの下面側に位置し、ユーザが移動させる際に把持するレバー部54aと、図7に示すような第一の内蓋50Aに形成された開口部59を貫通して、第一の内蓋50Aの蓋体20側となる面、つまり上面側に位置し、レバー部54aと接続してレバー部54aに連動してスライドする干渉部54bと、第一の内蓋50Aの下面側に位置する凹形状の凹部54cとを備えている。
第一の係止片54は、図8に示すように干渉部54bのみが第一の内蓋50Aの蓋体20側となる面、つまり上面側に露出したような状態となる。このとき、組立の都合上干渉部54bの外形寸法を部分的に開口部59よりも小さくする必要があり、組み立てられた状態では干渉部54bと開口部59には若干の隙間が生じる。その隙間の少なくとも一部、及び、干渉部54bの一部を覆うためのカバー部材70が、第一の内蓋50Aの上側に固定されている。
第二の内蓋60Aは、その上面の外周部に第二のパッキン64が設けられている。また、図11に示すように、中央部が下方に突出し、おネバ溜め空間61aを形成する溜まり部61が設けられている。溜まり部61の中央には開閉弁62が設けられており、溜まり部61の外周には円形状の孔である第二の連通孔63が複数形成されている。また、第二の内蓋60Aの外周端には、外側に向かって突出した第一の凸部65および第二の凸部66が設けられている。なお、第一の凸部65と第二の凸部66とは、互いに対向する位置に設けられている。
開閉弁62は、例えば耐熱性を有するシリコンゴムや、耐加水分解性の高い材料であるシンジオタクチックポリスチレン樹脂(SPS)などで構成されており、連結口を開閉するものであり、炊飯時に発生する内釜30内の蒸気圧で上方に移動して連結口を密閉状態とし、炊飯が終了したときには、自重で下がって連結口を開状態とする。また、溜まり部61には、炊飯時に蒸気から分離されたおネバが溜まるようになっている。
図12は、本発明の実施の形態1に係る第二の内蓋60Aの第一の内蓋50Aへの着脱方法を説明する内蓋40Aの側面概略図である。なお、図12(a)は、第二の内蓋60Aの第一の内蓋50Aへの取り付け完了前の状態を示す図であり、図12(b)は、第二の内蓋60Aの第一の内蓋50Aへの取り付け完了後の状態を示す図であり、図12(c)は、第二の内蓋60Aの第一の内蓋50Aからの取り外し完了前の状態を示す図である。
次に、第二の内蓋60Aの第一の内蓋50Aへの着脱方法について図12を用いて説明する。
第二の内蓋60Aを第一の内蓋50Aに取り付けるには、まず、図12(a)に示すように第二の内蓋60Aの第二の凸部66を第一の内蓋50Aの凹部56aに挿入する。その後、第二の内蓋60Aの第二の凸部66を中心として第二の内蓋60Aの第一の凸部65側を第一の内蓋50A側に回動させる、つまり、第二の内蓋60Aの第一の凸部65を第一の内蓋50Aの第一の係止片54に向かって押し付ける。すると、第一の内蓋50Aの第一の係止片54は第二の内蓋60Aの第一の凸部65と干渉、つまり接触し、第二の内蓋60Aの第一の凸部65に押された第一の内蓋50Aの第一の係止片54は、第一の係止片54を第一の内蓋50Aの中心方向に付勢するバネの弾性力に抗して第一の内蓋50Aの外側に移動する。第二の内蓋60Aの第一の凸部65が第一の内蓋50Aの凹部54cに到達したら、第一の内蓋50Aの第一の係止片54が第一の内蓋50Aの内側に移動し、図12(b)に示すように第二の内蓋60Aの第一の凸部65が第一の内蓋50Aの凹部54cに係止される。このようにして、第二の内蓋60Aを第一の内蓋50Aに取り付けることができる。
一方、第二の内蓋60Aを第一の内蓋50Aから取り外すには、図12(c)に示すように第一の内蓋50Aのレバー部54aを把持して第一の係止片54を、第一の係止片54を第一の内蓋50Aの中心方向に付勢するバネの弾性力に抗して第一の内蓋50Aの外側に移動させる。そして、第二の内蓋60Aの第一の凸部65が第一の内蓋50Aの凹部54cに係止された状態が解除されたら、第二の内蓋60Aの第二の凸部66を中心として第二の内蓋60Aの第一の凸部65側を第一の内蓋50A側とは反対側に回動させる、つまり、第二の内蓋60Aの第一の凸部65を第一の内蓋50Aの第一の係止片54から離す。その後、第二の内蓋60Aの第二の凸部66を第一の内蓋50Aの凹部56aから抜く。このようにして、第二の内蓋60Aを第一の内蓋50Aから取り外すことができる。
図13は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100Aの第一の内蓋50Aに第二の内蓋60Aが取り付けられている状態の蓋体20周辺の側面概略図であり、図14は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100Aの第一の内蓋50Aに第二の内蓋60Aが取り付けられていない状態の蓋体20周辺の側面概略図であり、図15は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100Aの第一の内蓋50Aに第二の内蓋60Aが取り付けられている状態の縦断面概略図であり、図16は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器100Aの第一の内蓋50Aに第二の内蓋60Aが取り付けられていない状態の縦断面概略図である。なお、図15(b)は、図15(a)に示す炊飯器100Aの点線で囲まれた部分の拡大図を示しており、図16(b)は、図16(a)に示す炊飯器100Aの点線で囲まれた部分の拡大図を示している。
次に、内蓋40Aの蓋体20への着脱方法について図13~図16を用いて説明する。
内蓋40Aを蓋体20に取り付けるには、まず第一の内蓋50Aの第一の凸部57を蓋体20の下面と支持部26との間に挿入する。その後、第一の内蓋50Aの第一の凸部57を中心として第一の内蓋50Aの第二の凸部58側を蓋体20側に回動させる、つまり、第一の内蓋50Aの第二の凸部58側の端部を蓋体20の第二の係止片25に向かって押し付ける。第二の係止片25は、バネにより蓋体20の背面側へ付勢される。
このとき、第二の内蓋60Aが第一の内蓋50Aに取り付けられている状態であれば、蓋体20の第二の係止片25は第一の内蓋50Aの第二の凸部58側の端部と干渉し、第二の係止片25を蓋体20の背面側へ付勢するバネの弾性力に抗して押されて蓋体20の前面側に移動する。そして、第一の内蓋50Aの第二の凸部58が蓋体20の凹部25aに到達したら、蓋体20の第二の係止片25が蓋体20の背面側に移動し、図13および図15に示すように第一の内蓋50Aの第二の凸部58が蓋体20の凹部25aに係止される。このようにして、内蓋40Aを蓋体20に取り付けることができる。なお、このとき、第一の内蓋50Aの干渉部54bは蓋体20の周縁部33内、つまり蓋体蒸気経路33a内に収納されている。
一方、第二の内蓋60Aが第一の内蓋50Aに取り付けられていない状態であれば、図14および図16に示すように、第一の内蓋50Aの第一の凸部57を中心として第一の内蓋50Aの第二の凸部58側を蓋体20側に回動させると、第一の内蓋50Aの第二の凸部58側の端部が蓋体20の第二の係止片25と干渉する前に、第一の内蓋50Aの干渉部54bが蓋体20の周縁部33と干渉する。そして、第一の内蓋50Aがそれ以上蓋体20側に回動しないようになっている。
図17は、本発明の実施の形態1に係る第一の内蓋50Aの第一の係止片54の干渉部54bの位置を説明する平面視図である。なお、図17(a2)は図17(a1)に示す第一の内蓋50Aの点線で囲まれた部分の拡大図を示しており、図17(b2)は図17(b1)に示す第一の内蓋50Aの点線で囲まれた部分の拡大図を示しており、図17(c2)は図17(c1)に示す第一の内蓋50Aの点線で囲まれた部分の拡大図を示している。
ここで、第一の内蓋50Aの第一の係止片54の干渉部54bの位置について説明する。
図15に示すように、第一の内蓋50Aの干渉部54bの位置は、第二の内蓋60Aが第一の内蓋50Aに取り付けられている状態かどうかによって変わる。そして、図17(a2)に示すように、第二の内蓋60Aが第一の内蓋50Aに取り付けられている状態であれば、第一の内蓋50Aの干渉部54bは、第二の内蓋60Aの第一の凸部65によって押されて第一の内蓋50Aの外側に移動し、蓋体20の蓋体蒸気経路33a内に収納される位置、つまり蓋体20の周縁部33と干渉しない位置となる。一方、図17(b2)に示すように、第二の内蓋60Aが第一の内蓋50Aに取り付けられていない状態であれば、第一の内蓋50Aの干渉部54bは初期位置に移動し、蓋体20の周縁部33と干渉する位置となる。
このように、第二の内蓋60Aが第一の内蓋50Aに取り付けられていない状態では、第一の内蓋50Aを蓋体20に取り付けようとすると、第一の内蓋50Aの干渉部54bが蓋体20の周縁部33と干渉する位置にあるため、第一の内蓋50Aを蓋体20に取り付けられないようになっている。そのため、第二の内蓋60Aの取り付け忘れを防止することができる。
また、第二の内蓋60Aが第一の内蓋50Aに取り付けられていない状態では、第一の内蓋50Aの第一の凸部57を中心として第一の内蓋50Aの第二の凸部58側を蓋体20側に回動させると、第一の内蓋50Aの第二の凸部58側の端部が蓋体20の第二の係止片25と干渉する前に、第一の内蓋50Aの干渉部54bが蓋体20の周縁部33と干渉するようになっており、第一の内蓋50Aが蓋体20側に回動しないことを認識しやすくなっている。そのため、第一の内蓋50Aを蓋体20に無理矢理取り付けようとして第一の内蓋50Aの第二の凸部58側の端部を蓋体20の第二の係止片25に向かって押し付けるのを防止することができる。
また、第二の内蓋60Aを第一の内蓋50Aから取り外す際に必要な第一の内蓋50Aの第一の係止片54の移動量は、内蓋40Aが蓋体20に取り付けられた状態で第一の係止片54の干渉部54bが蓋体20の周縁部33と干渉するまでの移動量よりも大きい。つまり、第二の内蓋60Aを第一の内蓋50Aから取り外すには、図17(c2)に示すように、第一の内蓋50Aの干渉部54bを蓋体20の蓋体蒸気経路33a内に収納される位置からさらに第一の内蓋50Aの外側の位置に移動させる必要がある。そのため、内蓋40Aが蓋体20に取り付けられている状態では、第一の内蓋50Aの第一の係止片54を第二の内蓋60Aが取り外せる位置まで移動するより先に、第一の内蓋50Aの干渉部54bが第二の内蓋60Aの周縁部33に干渉するため、第二の内蓋60Aを取り外せないようになっている。これによって、内蓋40Aが蓋体20に取り付いた状態で、第二の内蓋60Aのみ取り外された状態になることを防止し、第二の内蓋60Aの取り付け忘れを防止することができる。
また、第一の連通孔52は、第一の係止片54が設けられていない位置に形成されており、かつ、第一の係止片54の移動範囲外の位置に形成されている。そのため、第一の係止片54によって第一の連通孔52が塞がれることがなく、蒸気が蒸気口28から炊飯器100Aの外部へ排出されにくくなるのを抑制することができる。
次に、第一の内蓋50Aに取り付けられるカバー部材70の詳細について説明する。図18は内蓋40Aを上面側からみた平面図であり、図19は図18における断面A-Aを表した部分断面図である。カバー部材70は、凹状部70Aと、凹状部70Aの両側面から伸びる平面部70Bから形成され、この平面部70Bが、ネジ71で第一の内蓋50Aの上側に、係止片ホルダー55を第一の内蓋50Aの下側にして一緒に固定される。それにより、カバー部材70の凹状部70Aが第一の係止片の干渉部54Bの一部を上部から囲うようになる。なお、カバー部材70は、耐加水分解性の高い材料であるシンジオタクチックポリスチレン樹脂(SPS)で構成されており、蒸気による経年劣化を抑制している。
このように構成することで、開口部59と第一の係止片の干渉部54Bとの隙間の一部もカバー部材70の凹状部70Aに囲まれた状況になるので、隙間から侵入するおネバを押さえつけ、おネバの上昇を抑制することができる。これにより、蒸気経路33a内でのおネバの上昇が抑制され、蒸気口28からのふきこぼれを抑制することができる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図20は、本発明の実施の形態2に係る内蓋40Bを上面側から見た外観斜視図であり、図21は、本発明の実施の形態2に係る内蓋40Bを下面側からみた分解斜視図であり、図22は、本発明の実施の形態2に係る内蓋40Bを上面側からみた分解斜視図である。
本実施の形態2では、第一の係止片およびカバー部材の構造が実施の形態1とは異なっている。
図20~図22に示すように、カバー部材80は直方体形状で一面が開放されたキャップ状になっている。そして、この内部空間に、第一の係止片の干渉部73aがカバー部材80の開放部から入り込み、接着剤にて固定されている。カバー部材80は、第一係止片と合わせて移動することになり、その厚みによって、開口部59と第一の係止片の干渉部73aとの隙間の一部を塞ぐことになる。よって、隙間から侵入するおネバを押さえつけ、おネバの上昇を抑制することができる。なお、係止片ホルダー74は、第一の内蓋50Bの下側に単独でネジなどにより固定されることになる。
このようにすることで、蒸気経路33a内でのおネバの上昇が抑制され、蒸気口28からのふきこぼれを抑制することができる。
なお、ここでは、カバー部材80と第一の係止片の干渉部73aとを接着剤で固定したが、例えば、一方に爪、他方に凹部を設けて、爪を凹部に挿入させて固定したり、ねじで固定したりしてもよい。
10 本体、11 加熱コイル、13 温度センサー、14 開閉ボタン、15 電源基板、20 蓋体、21 操作パネル、22 操作基板、23 蓋センサー、24 蓋ヒーター、25 第二の係止片、25a 凹部、26 支持部、27a 蓋体蒸気経路、28 蒸気口、29 第三のパッキン、30 内釜、31 フランジ、33 周縁部、33a 蒸気経路、34 上面の周縁部、35 下面の周縁部、36 保湿弁体、40A 内蓋、40B 内蓋、50A 第一の内蓋、50B 第一の内蓋、51 第一のパッキン、52 第一の連通孔、53 第一の係止部、54 第一の係止片、54a レバー部、54b 干渉部、54c 凹部、55 係止片ホルダー、56 第二の係止部、56a 凹部、57 第一の凸部、58 第二の凸部、60A 第二の内蓋、61 溜まり部、61a おネバ溜め空間、62 開閉弁、63 第二の連通孔、64 第二のパッキン、65 第一の凸部、66 第二の凸部、70 カバー部材、71 ネジ、
73 第一の係止片、73a 干渉部、74 係止片ホルダー、75 第一の係止部、80 カバー部材、100A 炊飯器、100B 炊飯器。

Claims (2)

  1. 内釜を収納する本体と、
    前記本体に開閉自在に設けられた蓋体と、
    前記蓋体の前記内釜側となる面に着脱自在に取りつけられた第一の内蓋と、
    前記第一の内蓋の前記内釜側となる面に着脱自在に取りつけられ、おネバ溜め空間を有する第二の内蓋と、
    前記第二の内蓋を前記第一の内蓋に係止する係止片と、を備え、
    前記係止片は、前記第一の内蓋の前記内釜側に配置されたレバー部と、前記第一の内蓋の前記蓋体側に配置され、前記第一の内蓋の開口部を介して前記レバー部と接続された干渉部とを有し、前記係止片は前記第一の内蓋にスライド自在である炊飯器において、
    前記第一の内蓋の蓋体側に、前記干渉部と前記開口部との少なくとも一部を覆うカバー部材を設け、
    前記カバー部材は、前記干渉部の少なくとも一部を覆う凹状部と、前記凹状部に接続され、前記第一の蓋体に固定される平面部とを有することを特徴とする炊飯器。
  2. 第一の内蓋の内釜側に係止片を保持する係止片ホルダーを設け、平面部と前記係止片ホルダーとを前記第一の内蓋を介してネジで固定したことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
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