JP7069296B2 - 正面フライス - Google Patents

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Description

本発明は、切削チップを取り付けた複数のカートリッジをカッタボディに取り付けた正面フライスに関する。
回転主軸に対して垂直な面を広範囲に切削加工するために正面フライが用いられる。特許文献1には、こうした正面フライスの一例が記載されている。特許文献1の正面フライスでは、カートリッジであるロケータに矩形板状のスローアウェイチップをねじで取り付け、複数のロケータをねじでカッタボディに取り付けるようになっている。
特開2003-117717号公報
特許文献1の正面フライスでは、スローアウェイチップを固定するねじやロケータを固定するねじが遠心力を受けて疲労し、最悪の場合、破断してスローアウェイチップやロケータが外れて飛び出す危険性がある。また、カッタボディにロケータを取り付ける際、ロケータをカッタボディに対してロケータを軸方向に位置決めする作業は難しく、熟練と時間を要する作業となっている。また、ロケータが角柱状に形成されているために、ロケータを受容するポケットをカッタボディに形成することが難しく、正面フライスの製造コストが高くなる。更に、コーナー角度が略90°の矩形板状のスローアウェイチップを用いてるので、ワークにコーナー逃し(アンダーカット)を形成することができない。また、特許文献1の正面フライスでは、加工面粗さが良くないために、ワイパーチップを取り付ける必要があるが、通常、ワイパーチップにおける発熱は、他の切れ刃における発熱より大きくなるので、加工能率を高くすることができない。
本発明は、こうした従来技術の問題を解決することを技術課題としており、遠心力により切削チップがカートリッジから外れたり、カートリッジがカッタボディから外れる危険性がなく、カッタボディに対してカートリッジを容易に位置決めでき、仕上げ面粗さが良好で、ワークにコーナー逃し(アンダーカット)を形成可能とした、製造コストを低減した正面フライスを提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために、本発明によれば、カッタボディの先端面および外周面からそれぞれ外側に切れ刃が突出するように切削チップを取り付け、前記カッタボディの中心軸線に対して垂直な面を切削加工する正面フライスにおいて、先端部に形成されたチップポケットに前記切削チップが取り付けられ、前記カッタボディに収納、固定されるカートリッジであって、鋭角を挟んで前記切削チップの隣り合う少なくとも2つの切れ刃のうち一方の切れ刃が前記カッタボディの先端側を向き、他方の切れ刃が前記カッタボディの半径方向外側を向くように前記他方の切れ刃の辺を前記チップポケットの外周側の壁面に当接させ、前記切削チップの前記一方の切れ刃と前記他方の切れ刃とが交差する前記切削チップの端部が該正面フライスの軸線方向に最も先端側で半径方向に最も外側に位置し、かつ、前記カッタボディの中心軸線に関する半径方向に対する前記切削チップの前記一方の切れ刃の傾斜角が0度を超えて5度以下の範囲に入るように前記切削チップを位置決めして取り付けるカートリッジと、前記カッタボディの外周部に形成され、前記カートリッジを収納するカートリッジポケットと、前記カートリッジポケットに収納された前記カートリッジを前記カッタボディに固定するカートリッジ固定具とを具備する正面フライスが提供される。
本発明によれば、遠心力の作用する切削チップのカッタボディ半径方向外側には、切削チップを収納するカートリッジのチップポケットの壁面が存在し、主にこの壁面で遠心力を受け、切削チップ固定ねじが受け持つ遠心力成分が減り、切削チップが外れ飛び出す危険性はない。また、カートリッジポケットには、カートリッジの半径方向外側にカッタボディの壁面が存在し、カートリッジを抱き込んでいるので、主にこの壁面で遠心力を受け、カートリッジのカッタボディへの固定ねじが受け持つ遠心力成分が減り、カートリッジが外れ飛び出す危険性もない。切削チップを副切込み角αが0<α≦5°になるように取り付ければ、発熱の大きいワイパーチップを設けることなく、能率よく仕上げ面粗さを向上させることができる。そして、切削チップの鋭角の切れ刃が半径方向外側に突出していることから、ワークのコーナー部をアンダーカットすることもできる。また、カートリッジの本体を略円柱状に形成すれば、カートリッジを容易かつ短時間で製造することが可能で、製造コストも低減することが可能である。更に、カートリッジを受容するポケットも円筒形状に形成することができるので、カッタボディの製造コストを大幅に低減することができる。
工具ホルダと共に示す本発明の好ましい実施形態による正面フライスの斜視図である。 図1の正面フライスのカッタボディの斜視図である。 図1の正面フライスのカートリッジの斜視図である。 カッタボディに対してカートリッジを軸方向に位置決めする高さ調節ねじを説明するための模式図である。 カートリッジへのスローアウェイチップの取り付けを説明するための模式図である。 ワークコーナー部のアンダーカットを示す図である。 本発明の正面フライスの第2の実施形態を示す部分断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
本発明の好ましい実施形態による正面フライスは、工具ホルダ200に取り付けるように形成された概ね円柱状のカッタボディ100を具備している。カッタボディ100は中心穴110を有しており、該中心穴110に固定ねじ50を挿通して、カッタボディ100を工具ホルダ200に固定するようになっている。また、カッタボディ100において工具ホルダ200に接触する端面(後端面)には、工具ホルダ200の位置決め突起202を受容する切欠き部112が形成されている。
カッタボディ100には、略円柱状の本体を有したカートリッジ10を受容する複数の、本実施形態では12個のカートリッジポケット102が形成されている。カートリッジポケット102は、略円柱状の本体を有したカートリッジ10の外周面に適合した嵌め合い関係を有する円筒形状の内周面を有している。カートリッジポケット102は、カッタボディ100の中心軸線Oの周りに等角度間隔で配設されている。カートリッジポケット102は、カッタボディ100の先端面100aおよび側面100bに開口するように形成されている。
この側面100bへのカートリッジポケット102の開口幅は、カートリッジポケット102の円筒形状の直径より短くなければならない。遠心力が作用したとき、カートリッジ10がカートリッジポケット102から半径方向外側に飛び出さないよう、カートリッジポケット102はカートリッジ102を抱き込む形状をしている。つまり、カートリッジポケット102には、この抱き込む形状の壁面があるので、カートリッジ10に作用する遠心力の大半をこの壁面で支持することができる。
カートリッジポケット102はカッタボディ100の先端面100aから略軸方向にカートリッジ10を受容する。また、カートリッジポケット102の下端部は、カートリッジポケット102内に配置されたカートリッジ10の高さ位置(中心軸線Oに沿った位置)を調節する高さ調節ねじ60を受容する開口部108に開口している。開口部108はカートリッジポケット102に対して軸方向に隣接させて配設されている。カッタボディ100の先端面100aと側面100bの間には逃げ面104が形成されている。逃げ面104は、後述する固定ねじ40を回転するドライバーのような工具との干渉を防止するために必要である。
カートリッジポケット102の内周面には、カートリッジ10をカートリッジポケット102内に固定する固定ねじ30を受容するねじ穴106が形成されている。開口部108には、高さ調節ねじ60の嵌合部64に接するボス穴部108aと、高さ調節ねじ60のねじ部62に係合する内ねじ部108bが形成されている。
カートリッジ10は、略円柱状の部材より成る本体を有しており、該本体の一端部(図3では上端)には切欠き部12が形成されている。切欠き部12によって、本体の中心軸線Ocを含む或いは中心軸線Ocに平行な平面12aと、該平面12aと交線Liで交差する斜面12bとが形成される。交線Liは、本体の中心軸線Ocに垂直に交差する直線、或いは、中心軸線Ocに対して垂直な捻れの位置にある直線となっている。
また、本体の先端部には、切削チップとして、三角形、好ましくは正三角形の端面を有する板状または三角柱状のスローアウェイチップ20を受容するチップポケット14が形成されている。チップポケット14は、カートリッジ10の本体の先端面10aと、切欠き部12の平面12aとに開口している。チップポケット14は、該チップポケット14内に配置されるスローアウェイチップ20の斜面に適合する外側傾斜面14aおよび内側傾斜面14bから成るV形壁面と、スローアウェイチップ20の端面に適合する底面14cとによって画成される。外側傾斜面14aは、カートリッジ10の本体の先端面10aではなく、カートリッジ10の本体の側面10cへ向けて延設されており、側面10cに窓部14eが形成される。底面14cは、切欠き部12の平面12aに平行に形成される。底面14cには、スローアウェイチップ20をチップポケット14内に固定する固定ねじ40に係合するねじ穴14dが形成されている。
カートリッジ10の本体の側面には、カートリッジ10をカッタボディ100のカートリッジポケット102内に固定する固定ねじ30を受容する通し穴16が形成されている。一例として、通し穴16は、チップポケット14の底面14cに平行に形成される。チップポケット14内に配置されるスローアウェイチップ20において、底面14cに接する端面とは反対側のスローアウェイチップ20のすくい面となる端面22を、カッタボディ100の半径方向に対して傾斜させる場合には、通し穴16をチップポケット14の底面14cに対して非平行としてもよい。
カートリッジ10の本体においてチップポケット14の反対側の端部10b(図3では下端部)には、2つの欠切部18aが形成されており、2つの欠切部18aの間に当接部18bが形成される。カートリッジ10をカートリッジポケット102内に配置すると、欠切部18aは、カッタボディ100の停止部102aに嵌合し、カートリッジ10の位相が決定されると共に、当接部18bが停止部102aの間から開口部108内に突出する。
図5を参照すると、スローアウェイチップ20は、その三角柱状のスローアウェイチップ20の1つの側面がカートリッジ10の本体の先端面10aから突出するように、チップポケット14内に配置され、該側面と、スローアウェイチップ20のすくい面となる端面22とによって主切れ刃24が形成される。また、スローアウェイチップ20は、チップポケット14の外側傾斜面14aに接する側面の一部が、チップポケット14の窓部14eを超えてカートリッジ10の本体の側面10cから突出するようにチップポケット14内に配置され、該側面10cから突出した側面とすくい面となる端面22とによって副切れ刃26が形成される。
スローアウェイチップ20の主切れ刃24と副切れ刃26とのなす角度は鋭角であり、鋭角を挟んで隣り合う2つの切れ刃のうちカッタボディの先端側を向く一方の切れ刃が主切れ刃24であり、カッタボディの半径方向外側を向く他方の切れ刃が副切れ刃26である。副切れ刃26を規定する側面が、チップポケット14の外側傾斜面14aに当接し、正三角形のスローアウェイチップ20の主切れ刃24および副切れ刃26以外の1つの切れ刃を規定する側面が、チップポケット14の内側傾斜面14bに当接し、スローアウェイチップ20はカートリッジ10に対して位置決めされる。
また、スローアウェイチップ20の主切れ刃24の半径方向外側の端部28aは、半径方向内側の端部28bよりも軸方向外側に配置されるように、カートリッジ10の本体の中心軸線Ocおよびカッタボディ100の中心軸線Oに関する半径方向Rに対して所定の角度αを以て傾斜している。傾斜角(副切込み角)αは一例として0°<α≦5°とすることができる。
図4を参照すると、高さ調節ねじ60は、先端側から外ねじが形成されたねじ部62、ねじ部62の反対側の端部に形成された頭部66、ねじ部62と頭部66との間の嵌合部64を有している。嵌合部64は、ねじ部62よりも大きな直径を有し、ねじが形成されていない。また、嵌合部64は、ねじ部62と同軸に形成され、共通の中心軸線Os(嵌合部中心軸線)を有している。嵌合部64は、開口部108のボス穴部108aに相当する直径を有している。
頭部66には、高さ調節ねじ60を回転するドライバのようなツール(図示せず)を係合させるための係合穴68が形成されている。係合穴68は、例えば六角穴とすることができる。頭部66は、頭部中心軸線Oeを中心とする円板状に形成されている。頭部66は、嵌合部64およびねじ部62とは同軸に形成されていない。つまり、頭部中心軸線Oeは嵌合部中心軸線Osには一致していない。頭部中心軸線Oeは嵌合部中心軸線Osに平行で、両者間の距離eが頭部66の偏心量に相当する。
カートリッジ10をカートリッジポケット102内に挿入すると、カートリッジ10の本体の当接部18bが開口部108内に配置され、偏心した頭部66の側面に当接する。頭部66の側面と当接部18bとの接触を通じて、高さ調節ねじ60を開口部108内で回転することによって、カートリッジ10が軸方向に移動する。従って、カッタボディ100にカートリッジ10を組み付ける作業者は、カートリッジ10をカートリッジポケット102内に挿入した後に、ダイヤルゲージのような適当な測定器(図示せず)を用いて主切れ刃24の半径方向外側の端部28aの軸方向の位置を測定しながら、頭部66の係合穴68にドライバのような適当なツールを係合させて、高さ調節ねじ60を回転することによって、カッタボディ100に対してカートリッジ10を軸方向に位置決めすることができる。
カートリッジ10の主切れ刃24の半径方向外側の端部28aがカッタボディ100およびカートリッジ10に対して軸方向に所定の位置になったときに、固定ねじ30を締め付けることによって、カートリッジ10がカッタボディ100に対して所定の軸方向位置に固定される。こうした作業をカートリッジ10の全てについて行い、全てのカートリッジ10の主切れ刃24の半径方向外側の端部28aの軸方向の位置が一致するように、全てのカートリッジ10をカッタボディ100に対して固定する。なお、固定ねじ30を締め付けることによって、カートリッジ10が固定されるので、カートリッジ10の当接部18bと頭部66の側面との接触を通じて、高さ調節ねじ60は、開口部108内に固定される。
本実施形態によれば、カートリッジ10は略円柱状の本体を有しているので、カートリッジ10を容易かつ短時間で製造することが可能で、製造コストも低減することが可能である。更に、カートリッジ10を受容するカートリッジポケット102も円筒形状に形成することができるので、カッタボディ100の製造コストを低減することができる。なお、カートリッジ10を角柱形状とし、カートリッジポケット102に相補形の角柱穴に形成してもよい。その場合、カートリッジポケット102には、上述の抱き込み形状の壁面は必須である。
本実施形態によれば、高さ調節ねじ60を回転させて、固定ねじ30を締め付けることによって、カッタボディ100に対してカートリッジ10を容易に軸方向に位置決めすることが可能となる。
また、主切れ刃24の外側の端部28aがカートリッジ10の側面10cおよびカッタボディ100の側面100bから突出しているので、図6に示すように、ワークWにコーナー逃し加工(アンダーカットCu)が可能となる。更に、主切れ刃24がカートリッジ10の先端面10aおよびカッタボディ100の先端面100aから突出し、かつ、主切れ刃24はカッタボディ100の半径方向Rに対して0°<α≦5°の角度で傾斜しているので、本実施形態による正面フライスを用いて加工されたワークの加工面にはカスプのような凹凸が殆ど形成されず、仕上げ面粗さが良好となり、特許文献1に記載されているようなワイパーチップを取り付ける必要がない。
本実施形態によれば、汎用のスローアウェイチップを用ることができるので、正面フライスの製造コストを削減することが可能となる。切削チップは、図示した三角形の板状または三角柱状のスローアウェイチップ20のみならず、菱形の板状または四角柱状のスローアウェイチップであってもよい。要は、切削チップは、窓部14eを超えてカートリッジ10の本体の側面10cから部分的に突出可能なように、鋭角に交差する2つの側面を有していればよい。
図7を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態では、カッタボディ100′は、カートリッジ70を受容するカートリッジポケット102′を有している。第1の実施形態では、カートリッジポケット102はカッタボディ100の先端面100aおよび側面100bに開口していたが、第2の実施形態では、カートリッジポケット102′はカッタボディ100′の先端面100a′のみに開口している。カッタボディ100′のその他の構成は、第1の実施形態のカッタボディ100と概ね同一となっている。
第2の実施形態では、カートリッジ70は、その先端部分76がカッタボディ100′の先端面100a′から突出している。カートリッジ70は、切削チップ80を受容、位置決めするチップポケット74を有している。チップポケット74は、第1の実施形態のカートリッジ10と同様に切欠き部によって形成される平面72と、先端面70aに開口している。第2の実施形態では切削チップ80は、菱形の板状または四角柱状のスローアウェイチップとなっている。
スローアウェイチップ80は、菱形の端面82を有し、1つの側面がカートリッジ70の本体の先端面70aから突出するように、チップポケット74内に配置される。先端面70aから突出する側面と、スローアウェイチップ80のすくい面となる端面82とによって主切れ刃84が形成される。また、スローアウェイチップ80は、チップポケット74の外側傾斜面74aに接する側面の一部が、チップポケット74の窓部74eを超えてカートリッジ70の本体の側面70cから突出するようにチップポケット74内に配置され、該側面70cから突出した側面とすくい面となる端面82とによって副切れ刃86が形成される。なお、カートリッジ70の本体の側面70cは、カッタボディ100′の側面100b′より半径方向外側に位置している。
また、スローアウェイチップ80の主切れ刃84の半径方向外側の端部88aが、半径方向内側の端部88bよりも軸方向外側に配置されるように、主切れ刃84は、カッタボディ100′の中心軸線Oに関する半径方向Rに対して所定の角度αを以て傾斜している。傾斜角αは一例として0°<α≦5°とすることができる。本実施形態でも、スローアウェイチップ80は、第1の実施形態の三角形の板状または三角柱状のスローアウェイチップを用いてもよい。
10 カートリッジ
14 チップポケット
20 スローアウェイチップ
24 主切れ刃
26 副切れ刃
100 カッタボディ
102 カートリッジポケット
108 開口部

Claims (5)

  1. カッタボディの先端面および外周面からそれぞれ外側に切れ刃が突出するように切削チップを取り付け、前記カッタボディの中心軸線に対して垂直な面を切削加工する正面フライスにおいて、
    先端部に形成されたチップポケットに前記切削チップが取り付けられ、前記カッタボディに収納、固定されるカートリッジであって、鋭角を挟んで前記切削チップの隣り合う少なくとも2つの切れ刃のうち一方の切れ刃が前記カッタボディの先端側を向き、他方の切れ刃が前記カッタボディの半径方向外側を向くように前記他方の切れ刃の辺を前記チップポケットの外周側の壁面に当接させ、前記切削チップの前記一方の切れ刃と前記他方の切れ刃とが交差する前記切削チップの端部が該正面フライスの軸線方向に最も先端側で半径方向に最も外側に位置し、かつ、前記カッタボディの中心軸線に関する半径方向に対する前記切削チップの前記一方の切れ刃の傾斜角が0度を超えて5度以下の範囲に入るように前記切削チップを位置決めして取り付けるカートリッジと、
    前記カッタボディの外周部に形成され、前記カートリッジを収納するカートリッジポケットと、
    前記カートリッジポケットに収納された前記カートリッジを前記カッタボディに固定するカートリッジ固定具と、
    を具備することを特徴とした正面フライス。
  2. 前記切削チップは三角形状をしており、前記カートリッジのチップポケットは、前記切削チップの3辺のうち先端側を向いていない2辺が当接するV形壁面を有する請求項1に記載の正面フライス。
  3. 前記カートリッジは、該カートリッジの先端部に半径方向外側に突出する突出形状部を設け、該突出形状部に前記切削チップの位置決め用の前記チップポケットが形成される請求項1に記載の正面フライス。
  4. 前記カートリッジポケットは、前記カッタボディの外周面に開口部を有するとともに、前記カッタボディの回転により半径方向外側に前記カートリッジが飛び出さないように前記カートリッジを抱え込む壁面を有して前記カッタボディに形成され、前記カートリッジは前記カッタボディの略軸線方向に挿入する請求項1に記載の正面フライス。
  5. 前記カートリッジは円筒形状であり、前記カートリッジポケットは、前記円筒形状のカートリッジと嵌め合い関係にある円筒穴形状をしており、前記カートリッジ固定具は、前記カッタボディの外周部の開口部から半径方向内側に向けて前記カートリッジを前記カッタボディに固定するねじである請求項4に記載の正面フライス。
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