JP7068926B2 - 型枠パネルの接合構造、型枠および床点検口のコンクリート施工方法 - Google Patents

型枠パネルの接合構造、型枠および床点検口のコンクリート施工方法 Download PDF

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本発明は、型枠パネルの接合構造、複数の型枠パネルを接合した型枠、型枠を用いた床点検口のコンクリート施工方法に関する。
従来、この種の型枠としては、例えば、図25に示すように、点検口のコンクリート施工を行う際に使用される型枠101がある。この型枠101は、コンクリート102を打ち込む際に、点検口の受枠103の内周に配置される四角形の枠であり、互いに接合された複数の型枠パネル106,107で構成されている。
このような型枠パネル同士の接合構造としては、例えば、図26に示すように、一方の型枠パネル106の端部と他方の型枠パネル107の端部とがパネル厚さ方向Tにおいて重なり合い、一方および他方の各型枠パネル106,107の端部にそれぞれ、上下複数の貫通孔108,109が形成されている。
パネル厚さ方向Tにおいて重なり合う貫通孔108,109にはそれぞれ蝶ネジ110が挿入され、蝶ネジ110にナット111を螺合して締め付けることにより、一方の型枠パネル106と他方の型枠パネル107とが接合される。
尚、上記のような蝶ネジ110を用いた型枠パネルの接合構造は例えば下記特許文献1に記載されている。
特許第5090220
しかしながら上記の従来形式では、複数の蝶ネジ110およびナット111を用いて、型枠パネル106,107同士を接合するため、接合作業に手間を要するといった問題がある。
本発明は、型枠パネル同士を容易に接合することができる型枠パネルの接合構造、型枠および床点検口のコンクリート施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、型枠パネル同士が接合される接合構造であって、
一方の型枠パネルの端部と他方の型枠パネルの端部とがパネル厚さ方向において重なり合い、
一方の型枠パネルの端部に、パネル厚さ方向において貫通する複数の貫通部が形成され、
他方の型枠パネルの端部に、貫通部に差し込まれて一方の型枠パネルを貫通する複数の差込片が設けられ、
差込片に接合孔が形成され、
複数の差込片の接合孔に接合軸が挿入され、
パネル厚さ方向において一方の型枠パネルの端部が他方の型枠パネルの端部と接合軸との間にあり、
接合軸は径方向における外側へ突出する突出部を有し、
接合軸を軸心周りに回すことにより、突出部が一方の型枠パネルの端部に当接し、一方の型枠パネルの端部が接合軸の突出部と他方の型枠パネルの端部との間に挟み込まれるものである。
これによると、一方の型枠パネルの複数の貫通部に他方の型枠パネルの複数の差込片を差し込み、複数の差込片の接合孔に接合軸を挿入し、接合軸を軸心周りに回して、突出部を一方の型枠パネルの端部に当接させる。これにより、一方の型枠パネルの端部が接合軸の突出部と他方の型枠パネルの端部との間に挟み込まれて固定されるため、型枠パネル同士を容易に接合することができる。
本第2発明における型枠パネルの接合構造は、突出部は接合軸の一部が径方向外側へ偏芯した偏芯部であるものである。
これによると、型枠パネル同士を接合する際、接合軸を複数の差込片の接合孔に容易に挿入することができる。
本第3発明における型枠パネルの接合構造は、パネル厚さ方向と接合軸の軸心方向とに直交する所定方向へ接合軸がずれるのを抑制するずれ抑制部が一方の型枠パネルの端部に設けられているものである。
これによると、接合軸は、複数の差込片の接合孔に挿入された状態で、ずれ抑制部によって所定方向へずれるのを抑制される。
本第4発明は、上記第1発明から第3発明のいずれか1項に記載の型枠パネル同士の接合構造によって接合された複数の型枠パネルからなる型枠である。
これによると、型枠パネル同士を容易に接合することができるため、複数の型枠パネルから型枠を短時間で組み立てることができる。
本第5発明は、上記第4発明に記載の型枠を用いた床点検口のコンクリート施工方法であって、
蓋を受ける受枠を、支持用治具によって、支持基材上に支持し、
受枠の内周に型枠を配置し、
型枠の外側にコンクリートを打ち込んで、支持用治具をコンクリート中に埋設するとともに、受枠をコンクリートで固定し、
型枠を取り外すものである。
これによると、複数の型枠パネルから型枠を短時間で組み立てることができるため、床点検口のコンクリート施工作業に要する工期が短縮される。
以上のように本発明によると、型枠パネル同士を容易に接合することができる。
本発明の実施の形態における床点検口の断面図である。 同、床点検口の受枠の平面図である。 同、床点検口のコンクリート施工時に使用される型枠の斜視図である。 同、型枠を複数の型枠パネルに分離したときの平面図である。 同、型枠の型枠パネルの斜視図であり、第1の型枠パネルの貫通孔に第2の型枠パネルの差込片を差し込む直前の様子を示す。 同、型枠の第1の型枠パネルの貫通孔に第2の型枠パネルの差込片を差し込んだときの型枠パネル同士の接合部分の正面図である。 図6におけるX-X矢視図である。 図6におけるY-Y矢視図である。 同、型枠の型枠パネル同士の接合部分の斜視図であり、接合軸を差込片の接合孔に挿入する直前の様子を示す。 同、型枠の型枠パネル同士の接合部分の斜視図であり、接合軸を差込片の接合孔に挿入した様子を示す。 図10におけるX-X矢視図である。 図11におけるX-X矢視図である。 図11におけるY-Y矢視図である。 同、型枠の型枠パネル同士の接合部分の斜視図であり、接合軸を接合解除位置から接合位置に回して型枠パネル同士を接合した様子を示す。 図14におけるX-X矢視図である。 図14におけるY-Y矢視図である。 同、床点検口のコンクリート施工方法を示す断面図であり、受枠を支持用治具によって支持基材上に支持した様子を示す。 同、床点検口のコンクリート施工方法を示す断面図であり、受枠の内周に複数の型枠パネルを配置した様子を示す。 図18におけるX-X矢視図である。 同、床点検口のコンクリート施工方法を示す断面図であり、接合軸を取り付けて各型枠パネル同士を接合し、型枠を組み立てた様子を示す。 図20におけるX-X矢視図である。 同、床点検口のコンクリート施工方法を示す断面図であり、型枠に補強クレームを取り付けた様子を示す。 図22におけるX-X矢視図である。 同、床点検口のコンクリート施工方法を示す断面図であり、型枠の外側にコンクリートを打ち込んだ様子を示す。 従来の点検口のコンクリート施工時に使用される型枠の断面図である。 同、型枠の型枠パネル同士の接合部分の拡大断面図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1,図2に示すように、1は床点検口であり、この床点検口1は、開口部2を開閉する四角平板状の蓋3と、蓋3を受ける受枠4と、複数本の支持用治具6とを有している。
受枠4は、平面視において四角形状の枠であり、断面形状がL形であり、四隅に三角形の固定板10を有している。また、受枠4の内周側の下部には、蓋3と受枠4との間をシールするパッキン11(シール部材の一例)が全周にわたり嵌め込まれている。尚、蓋3はその四隅がねじ12によって固定板10に着脱自在に固定されている。
支持用治具6は、上端部が受枠4の外周部に連結され、下端部が支持基材5に取り付けられている。尚、支持基材5は、床点検口1の施工現場に一時的に据付けられるものであり、コンクリートパネル等が用いられる。
受枠4はその外周に打ち込まれたコンクリート14によって固定され、支持用治具6はコンクリート14の内部に埋設されている。
図3~図5に示すように、31は床点検口1のコンクリート14を施工する際に使用される型枠である。この型枠31は、平面視において略四角形状であり、4枚の型枠パネル32~35を接合して構成されている。これら第1~第4の各型枠パネル32~35は平面視において略L形状に屈曲している。
各型枠パネル32~35の一端部の上下2箇所には貫通孔37(貫通部の一例)が形成されている。各貫通孔37はパネル厚さ方向Tにおいて各型枠パネル32~35を貫通する細長いスリット状の孔である。
各型枠パネル32~35の他端部の上下2箇所には差込片39,40が設けられている。各差込片39,40は、各型枠パネル32~35から内側に突出しており、各貫通孔37に挿脱自在である。差込片39,40には上下方向に貫通した接合孔41,42が形成されている。尚、上位の差込片39の接合孔41は長孔であり、下位の差込片40の接合孔42は丸孔である。
また、各型枠パネル32~35の一端部の内側面には、ずれ抑制部43が設けられている。ずれ抑制部43は、一対の突起片49を有しており、上下両貫通孔37の間に形成されている。
尚、各型枠パネル32~35は、一端部に、内側へ入り込む段付部36を有している。貫通孔37とずれ抑制部43とは段付部36に設けられている。また、各型枠パネル32~35の下端部には、各型枠パネル32~35から内側に突出した固定片51が設けられている。これら固定片51には挿通孔52が形成されている。
以下に、第1の型枠パネル32(一方の型枠パネル)と第2の型枠パネル33(他方の型枠パネル)との接合構造を説明する。
図5~図8に示すように、第1の型枠パネル32の一端部と第2の型枠パネル33の他端部とがパネル厚さ方向Tにおいて重なり合い、第2の型枠パネル33の上下両差込片39,40が第1の型枠パネル32の上下両貫通孔37に差し込まれて第1の型枠パネル32を貫通している。図9~図16に示すように、上下両差込片39,40の接合孔41,42に接合軸44が挿入されており、パネル厚さ方向Tにおいて第1の型枠パネル32の一端部が第2の型枠パネル33の他端部と接合軸44との間に位置する。
接合軸44は、丸棒からなる軸であり、上下方向に長い軸本体45と、軸本体45の上端に設けられた回転操作部46と、軸本体45の上下中間部に形成された偏芯部47(突出部の一例)とを有している。回転操作部46は軸本体45に対してほぼ直角方向に曲げられて形成されている。
偏芯部47は、プレス加工等によって軸本体45の一部を偏芯させることにより形成されており、軸本体45に対して径方向外側へ突出している。回転操作部46を軸心周りに接合解除位置P1(図10~図12参照)から接合位置P2(図14,図15参照)まで回すことにより、図16に示すように、偏芯部47が第1の型枠パネル32の一端部に圧接し、第1の型枠パネル32の一端部が接合軸44の偏芯部47と第2の型枠パネル33の他端部との間に挟み込まれる。これにより、第1の型枠パネル32と第2の型枠パネル33とが接合される。
図14~図16に示すように、ずれ抑制部43は、パネル厚さ方向Tと接合軸44の軸心方向Aとに直交する所定方向Bへ接合軸44がずれるのを抑制する部材である。回転操作部46を接合位置P2まで回した際、接合軸44の偏芯部47が一対の突起片49間に嵌まり込む。
以下に、上記第1の型枠パネル32と第2の型枠パネル33との接合構造における作用を説明する。
先ず、図5~図8に示すように、第1の型枠パネル32の上下両貫通孔37に第2の型枠パネル33の上下両差込片39,40を差し込む。次に、図9~図13に示すように、上下両差込片39,40の接合孔41,42に接合軸44の軸本体45を挿入する。そして、手で回転操作部46を操作して接合軸44を接合解除位置P1から接合位置P2まで回す。これにより、図14~図16に示すように、軸本体45が軸心周りに回動し、偏芯部47が第1の型枠パネル32の内側面に圧接され、第1の型枠パネル32の一端部が接合軸44の偏芯部47と第2の型枠パネル33の他端部との間に挟み込まれて固定されるため、第1および第2の型枠パネル32,33同士を容易に接合することができる。
この際、第1の型枠パネル32の一端部が接合軸44の偏芯部47によって型枠31の外側Cに向かって押圧され、この時の反力によって差込片39,40が型枠31の内側Dに向かって引き寄せられるため、第1の型枠パネル32の一端部と第2の型枠パネル33の他端部とが強固に密接する。
また、上記のように第1の型枠パネル32と第2の型枠パネル33とを接合する際、接合軸44を上方から差込片39,40の接合孔41,42に容易に挿入することができる。特に、上位の接合孔41を所定方向Bに長い長孔にしているため、より一層容易に、接合軸44の偏芯部47を上位の接合孔41に挿通することができる。
また、図14~図16に示すように、回転操作部46を操作して接合軸44を接合位置P2まで回した際、接合軸44の偏芯部47は、ずれ抑制部43の両突起片49間に嵌まり込んでいるため、所定方向Bへずれるのを抑制される。さらに、偏芯部47がいずれか片方の突起片49に当接することにより、突起片49は軸本体45が軸心周りへ回動する際の抵抗となり、これにより、接合軸44が不用意に接合位置P2から接合解除方向E(図15参照)に回動し難くなる。
また、回転操作部46を操作して接合軸44を接合位置P2から接合解除方向Eへ回すことにより、軸本体45が軸心周りに回動し、図10~図13に示すように、偏芯部47が第1の型枠パネル32の内側面から離間する。
次に、図9に示すように、軸本体45を接合孔41,42から上方へ脱抜することにより、接合軸44を取り外して、第1の型枠パネル32と第2の型枠パネル33との接合を解除することができる。その後、図5に示すように、差込片39,40を貫通孔37から脱抜することにより、第1の型枠パネル32と第2の型枠パネル33とを容易に分離することができる。
上記実施の形態では、第1の型枠パネル32と第2の型枠パネル33との接合構造およびその作用を説明したが、第2の型枠パネル33と第3の型枠パネル34との接合構造、第3の型枠パネル34と第4の型枠パネル35との接合構造、第4の型枠パネル35と第1の型枠パネル32との接合構造についても同様であり、また、これらの接合構造の作用および効果についても同様である。
これにより、上記第1~第4の各型枠パネル32~35同士を容易に接合することができ、これらの型枠パネル32~35から型枠31を短時間で組み立てることができる。また、型枠31を短時間で第1~第4の各型枠パネル32~35に分離することも可能である。
以下に、上記型枠31を用いた床点検口1のコンクリート14の施工方法について説明する。
図17に示すように、予め、施工現場に支持基材5を据え付けておき、パッキン11を嵌め込んだ受枠4の外周部に、複数の支持用治具6を連結し、受枠4を支持用治具6によって支持基材5上に支持する。この際、各支持用治具6の下端部をねじ等により支持基材5に固定する。
その後、図3に示すように、互いに接合される第1~第4の型枠パネル32~35の上下両貫通孔37に上下両差込片39,40を差し込み、図18,図19に示すように、受枠4の内周に第1~第4の型枠パネル32~35を配置する。次に、図20,図21に示すように、接合軸44を接合孔41,42に挿入して接合位置P2(図14~図16参照)まで回すことにより、第1~第4の型枠パネル32~35同士を接合して、型枠31を組み立てる。これにより、型枠31が受枠4の内周に配置される。
その後、図10,図20,図21に示すように、各型枠パネル32~35の固定片51の挿通孔52に釘等の固定具53を挿通して支持基材5に打ち込むことにより、型枠31が支持基材5に固定される。
次に、図22,図23に示すように、十文字状に交差した補強フレーム55を型枠31の上端部に取り付ける。これにより、相対向する第1の型枠パネル32と第3の型枠パネル34との間ならびに相対向する第2の型枠パネル33と第4の型枠パネル35との間が補強される。
また、受枠4の内周と型枠31の外周との間に、スペーサ58を嵌め込むとともに、スペーサ58の上方に、シール体56を全周にわたり嵌め込む。尚、シール体56には例えば細長い発泡スチロール等が用いられ、スペーサ58には例えば木片等が用いられる。
その後、図24に示すように、型枠31の外側にコンクリート14を打ち込んで、支持用治具6をコンクリート14の内部に埋設するとともに、受枠4をコンクリート14で固定する。この際、各型枠パネル32~35の上部が補強フレーム55によって補強され、各型枠パネル32~35の下部が固定片51および固定具53を介して支持基材5に固定され、さらに、スペーサ58が受枠4の内周と型枠31の外周との間に嵌め込まれているため、コンクリート14の圧力によって型枠パネル32~35と受枠4が変形して内側へ湾曲するのを防止することができる。
また、受枠4の上端部内周と型枠31の外周との間がシール体56によってシールされているため、コンクリート14が受枠4の内周と型枠31の外周との間に侵入するのを防止することができる。
その後、補強フレーム55を型枠31から取り外し、シール体56を受枠4の上端部内周と型枠31の外周との間から取り外す。さらに、固定具53を支持基材5から引き抜いて、型枠31の支持基材5への固定を解除する。
その後、図10に示すように、接合軸44の回転操作部46を接合位置P2から接合解除位置P1まで回し、図9に示すように、接合軸44を接合孔41,42から上方へ脱抜して取り外すことにより、各型枠パネル32~35の接合を解除する。そして、図5に示すように、差込片39,40を貫通孔37から脱抜して、型枠31を第1~第4の型枠パネル32~35に分離する。これにより、型枠31を分解した状態で受枠4の内周から受枠4の上方へ取り外すことができる。その後、図1に示すように、支持基材5を撤去し、蓋3を受枠4に嵌め込み、ねじ12を蓋3の四隅に挿入して固定板10に螺合することにより、蓋3が受枠4で受けられて固定される。
上記のような床点検口1のコンクリート14の施工方法によると、コンクリート14を打ち込む前に、第1~第4の型枠パネル32~35から型枠31を短時間で組み立てることができ、また、コンクリート14を打ち込んだ後に、型枠31を短時間で第1~第4の型枠パネル32~35に分解して撤去することができるため、床点検口1のコンクリート施工作業に要する工期が短縮される。
上記実施の形態では、支持基材5の撤去を、床点検口1のコンクリート施工作業の最終段階で行っているが、コンクリート14を打ち込んで、コンクリート14が固化した後であれば、どのタイミングで行ってもよい。
上記実施の形態では、図2,図3に示すように、受枠4と型枠31とは四角形又は略四角形の枠であるが、このような四角形又は略四角形に限定されるものではなく、四角形以外の多角形又は円形であってもよい。
上記実施の形態では、図2に示すように、受枠4は四隅に固定板10を備えているが、このような固定板10を備えていない受枠4であってもよい。この場合、蓋3の周縁部が受枠4の内周側の下部に下方から支持される。
上記実施の形態では、図4に示すように、型枠31を4枚の型枠パネル32~35によって構成しているが、4枚に限定されるものではなく、4枚以外の複数枚で構成してもよい。
上記実施の形態では、各型枠パネル32~35の上下2箇所にそれぞれ貫通孔37と差込片39,40とを設けているが、上下3箇所以上の複数箇所に設けてもよい。
1 床点検口
3 蓋
4 受枠
5 支持基材
6 支持用治具
14 コンクリート
31 型枠
32~35 型枠パネル
37 貫通孔(貫通部)
39,40 差込片
41,42 接合孔
43 ずれ抑制部
44 接合軸
47 偏芯部(突出部)
A 軸心方向
B 所定方向
T パネル厚さ方向

Claims (5)

  1. 型枠パネル同士が接合される接合構造であって、
    一方の型枠パネルの端部と他方の型枠パネルの端部とがパネル厚さ方向において重なり合い、
    一方の型枠パネルの端部に、パネル厚さ方向において貫通する複数の貫通部が形成され、
    他方の型枠パネルの端部に、貫通部に差し込まれて一方の型枠パネルを貫通する複数の差込片が設けられ、
    差込片に接合孔が形成され、
    複数の差込片の接合孔に接合軸が挿入され、
    パネル厚さ方向において一方の型枠パネルの端部が他方の型枠パネルの端部と接合軸との間にあり、
    接合軸は径方向における外側へ突出する突出部を有し、
    接合軸を軸心周りに回すことにより、突出部が一方の型枠パネルの端部に当接し、一方の型枠パネルの端部が接合軸の突出部と他方の型枠パネルの端部との間に挟み込まれることを特徴とする型枠パネルの接合構造。
  2. 突出部は接合軸の一部が径方向外側へ偏芯した偏芯部であることを特徴とする請求項1記載の型枠パネルの接合構造。
  3. パネル厚さ方向と接合軸の軸心方向とに直交する所定方向へ接合軸がずれるのを抑制するずれ抑制部が一方の型枠パネルの端部に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の型枠パネルの接合構造。
  4. 上記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の型枠パネル同士の接合構造によって接合された複数の型枠パネルからなることを特徴とする型枠。
  5. 上記請求項4に記載の型枠を用いた床点検口のコンクリート施工方法であって、
    蓋を受ける受枠を、支持用治具によって、支持基材上に支持し、
    受枠の内周に型枠を配置し、
    型枠の外側にコンクリートを打ち込んで、支持用治具をコンクリート中に埋設するとともに、受枠をコンクリートで固定し、
    型枠を取り外すことを特徴とする床点検口のコンクリート施工方法。
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