JP7068859B2 - カウンター及びブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、カウンター及びブラケットに関する。
一般に、キッチンのコンロやシンクなどが設けられたキッチンカウンター、あるいは洗面ボウルが設けられた洗面カウンターの下部には、戸棚や引き出しが設けられ、カウンターの下方の空間を収納部として活用している。しかし、このような従来のカウンターでは、車椅子使用者がキッチンカウンターや洗面カウンター上で作業する場合に、使用者の足が収納部に当たり、それ以上カウンターに近づくことができないため、カウンター上に手が届き難く、作業し難い。
そのため、使用者が車椅子に坐った状態で足をカウンターの下方の空間に入れて、カウンター上で容易に作業が行えるキッチンカウンターや洗面カウンターが望まれていた。
実開平4-33771号公報 特開2016-101327号公報
特許文献1に開示のカウンター取付構造では、ブラケットを介してカウンターを壁面に取り付けており、カウンターの下方に、車椅子使用者が坐位で足を進入させる空間が確保される。しかし、洗面ボウルの給排水管及びブラケットが外部に露出しており、外観意匠性の点で改善が望まれていた。また、使用者の足が給排水管やブラケットに当たることを防ぐためにも、給排水管やブラケットを覆うパネルの設置が検討されている。例えば、特許文献2のキャビネットでは前板が設けられている。従来のキッチンカウンターや洗面カウンターでは、カウンターの前端に沿って上下方向に収納部等の前板を取り付ける作業が比較的容易である。一方、カウンターの下方に足を進入させる空間を形成するために、カウンターの奥行方向の中間部の下方に前板を取り付ける場合、前板の位置決めや傾斜させて取り付ける作業に手間を要する。
上記事情を踏まえ、本発明は、使用者が椅子に座った状態で足を進入させる空間を広く確保しながら外観意匠性を高めるカウンター及び前板を容易に取り付けられるブラケットを提供することを目的とする。
本発明に係るカウンターは、天板と、壁体へ取り付けるための取付部、前記取付部の上部から前方に略水平方向に延びて前記天板が固定される支持部、および前記取付部から前記支持部まで斜め前方に延びて架設される斜材を備えたブラケットと、前記天板の下方に設けられる前板と、を備え、前記ブラケットは、前記取付部を介して前記壁体に固定され、前記ブラケットには、前記斜材の上端部に設けられ、前記前板を支持固定する固定部がさらに形成されており、前記前板は、下端部が上端部より前記壁体側に近くなるように傾斜して前記ブラケットの前記固定部に固定されていることを特徴とする。
この発明によれば、壁体に取り付けられたブラケットに天板が支持され、前板の下端部が上端部より壁体側に近くなるように傾斜して前板がブラケットに取り付けられる。この結果、ブラケットに天板及び前板が固定されると、車椅子等の椅子に着座した使用者が天板の下方に足を進入可能な空間を広く確保しながら外観意匠性を高めるカウンターが提供できる。また、ブラケットに前板を取り付けるため、壁体に対して傾斜する前板の取付作業が容易となる。この結果、カウンターの前板を傾斜させた状態で容易に取り付けられる。
本発明に係るカウンターでは、前記固定部は、前記支持部の前端よりも前記取付部側に位置してもよい。
この発明によれば、前板を固定する固定部が支持部の前端よりも取付部側に位置するため、前板を天板の前端よりも取付部寄りに固定できる。したがって、天板の下方かつ前板の前方に広い空間を確保できる。
本発明に係るカウンターでは、前記ブラケットは、前記固定部から離間した位置に、前記前板を係止可能な係止部を備え、前記前板は、前記係止部に係止され、且つ前記固定部に固定されていてもよい。
本発明に係るカウンターは、天板と、壁体へ取り付けるための取付部、および前記取付部の上部から前方に略水平方向に延びて前記天板が固定される支持部を備えたブラケットと、前記天板の下方に設けられる前板と、を備え、前記ブラケットは、前記取付部を介して前記壁体に固定され、前記ブラケットには、前記前板を支持固定する固定部がさらに形成されており、前記ブラケットは、前記固定部から離間した位置に、前記前板を係止可能な係止部を備え、記前板は、前記係止部に係止され、かつ、下端部が上端部より前記壁体側に近くなるように傾斜して前記ブラケットの前記固定部に固定されていることを特徴とする。
この発明によれば、前板がブラケットの係止部ならびに固定部の二か所で支持されるため、前板をブラケットで安定支持できる。また、前板がブラケットに支持される上記二か所のうちの一方が係止構造となるため、前板をブラケットに取り付ける際に、先に前板を係止させて位置決めした後、固定部に固定すれば、前板のブラケットへの取付作業が容易となる。
本発明に係るカウンターでは、前記ブラケットは、前記取付部の下部から前方に延びて前記支持部よりも延出長さが短い下延出部を備え、前記下延出部には、前記固定部または前記係止部が設けられていてもよい。
この発明によれば、ブラケットの支持部よりも延出長さが短い下延出部に設けられている固定部または係止部に前板を取り付けることにより、前板の下端部が上端部より壁体側に近くなるように傾斜した状態で容易に前板をブラケットに取り付けられる。
本発明に係るカウンターでは、前記係止部と前記固定部とは、前後方向の位置がずれて設けられていてもよい。
この発明によれば、係止部と固定部とに前板を取り付けると、前板の下端部が上端部より壁体側に近くなるように傾斜した状態でブラケットに容易に固定できる。
本発明に係るカウンターでは、前記天板の下方に2枚以上の前記前板が設けられ、前記ブラケットは、2枚の前記前板を支持固定可能に構成されていてもよい。
この発明によれば、2枚の前板が一つのブラケットに固定されるため、ブラケットの数を抑えることができ、設置作業時の負担が軽減できる。
本発明に係るブラケットは、壁体への取付部と、前記取付部の上部から前方に略水平方向に延び、天板を支持する支持部と、前記取付部と前記支持部とに架設され、傾斜して設けられる斜材と、を備え、前記斜材に、前板を支持固定する固定部が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、使用者が車椅子等の椅子に座った状態で足を進入させる空間を広く確保しながら外観意匠性を高めるカウンターにおける前板を容易に取り付けられるブラケットを提供できる。
本発明によれば、車椅子使用者が坐位で足を進入させる空間を広く確保しながら外観意匠性を高めることができるカウンター及び前板を容易に取り付けられるブラケットを提供できる。
本発明の一実施形態に係るカウンターの一例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカウンター及びブラケットを下方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカウンターを示す断面図である。 本発明の一実施形態のブラケットの斜視図である。 本発明の一実施形態のブラケットの側面図である。 本発明の一実施形態に係るカウンターの取付構造を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るカウンター及びブラケットについて図面を用いて説明する。図1は本実施形態に係るカウンターの一例であるキッチンカウンター100を示す斜視図である。図2は、図1のキッチンカウンター100及びブラケット1を下方から見た斜視図であり、一部前板を省略して示す図である。図3は、キッチンカウンター100の縦断面図である。図3には、車椅子使用者Pによるキッチンカウンター100の使用態様を模式的に示している。
以下の説明において、キッチンカウンター100が設置される床Fに直交する方向を上下方向と適宜称する。キッチンカウンター100を使用する使用者Pが天板101を間に挟んで壁体Wに向き合ったときの左右方向を幅方向と称する。また、上記幅方向及び上下方向と直交する方向を前後方向と称し、使用者P側を前側、反対側(壁体側)を後側と称する。
図1及び図3に示すように、本実施形態に係るキッチンカウンター100は、使用者Pが車椅子や椅子に座った状態で、天板101の下方に足を進入可能な空間が形成されている。キッチンカウンター100は、建物の壁体Wに固定されたブラケット1により天板101が支持され、天板101の下方に前板106,107が設けられて構成されている。
天板101は、略平板状の部材である。天板101には、シンク用開口109aと、コンロ用開口109bと、水栓用開口109cと、バックガード110とが形成されている。バックガード110は、天板101の後側端部から上方に突出し、天板101の幅方向の全長にわたって形成されている。バックガード110は、天板101上から壁体W側への水の侵入を防ぐ止水壁である。
図1に示すように、シンク用開口109a、コンロ用開口109b、及び水栓用開口109cは天板101の上下方向に貫通する開口である。シンク用開口109aにはシンク102が配設される。水栓用開口109cは、シンク用開口109aとバックガード110との間に形成されている。水栓用開口109cには、不図示の水栓が配設される。コンロ用開口109bの下方にはコンロ用キャビネット103(図2参照)が設けられ、コンロ用開口109bにコンロ113が挿入されてコンロ用キャビネット103に配設される。
この他、天板101の下方には、食器洗い乾燥機用キャビネット105、引き出し104、パネル111等が適宜設けられている。天板101に取り付けられるコンロ用キャビネット103、引き出し104、及びパネル111と、天板101とを含めて天板ユニット200と称する。天板ユニット200は壁体Wに取り付けられるブラケット1に支持されている。
前板106、107は平面視略矩形の平板である。前板106、107は、木製、樹脂製、金属製等の軽量且つ耐水性を備える板材からなる。前板106,107は、天板101よりも下側であって、壁体Wよりも前方に設けられている。下前板106は、壁体Wに固定されている。下前板106の下端縁部は床F上に近接配置されている。上前板107は、下前板106と天板ユニット200との間の壁体Wを覆うように設けられている。上前板107の下端と床Fとは離間しており、上前板107の下端と、下前板106とは前後方向に離間して隙間が形成されている。上前板107は、上端が下端よりも前方に位置するように前後方向に傾斜して設けられている。上前板107はブラケット1に固定されている。図1及び図2に示すように、本実施形態に係るキッチンカウンター100では、複数の下前板106及び上前板107が配設されている。図3に示すように、前板106,107と天板101の下方との間の空間が、椅子に着座した使用者Pの足が進入可能な空間となる。さらに、上前板107の下端と床Fとの間の隙間には、椅子に着座した使用者Pの足先が進入可能な空間が形成されている。
図3及び図6に示すように、上前板107の裏面には、上フック10及び下フック20が設けられている。上フック10及び下フック20は同形状の部材である。図6に示すように、上フック10及び下フック20は、固定部10a、20aと、接続部10b、20bと、係止爪10c、20cと、を有する。固定部10a、20aは、上前板107の裏面へ固定される平面部である。接続部10b、20bは、固定部10a、20aの下端から曲折して後方に突出している。係止爪10c、20cは、接続部10b、20bの後端から下方に曲折し、固定部10a、20aに略平行に延設されている。
上フック10ならびに下フック20は、上前板107の幅方向の両端部近傍に離間して二対設けられている。一対の上フック10及び下フック20は、幅方向の位置が等しく上下方向に離間した位置に設けられている。
図4は、本実施形態のブラケット1の斜視図である。図5は、ブラケット1の側面図である。図4及び図5に示すように、ブラケット1は、取付部2と、支持部3と、斜材(筋交い)4と、固定部5と、下延出部7と、係止部6とを備える。ブラケット1は、例えば、アルミニウム合金、鉄、ステンレスなどからなる。本実施形態に係るブラケット1では、取付部2と、支持部3と、下延出部7とが、一枚の細長い平板が2か所で同じ方向(前方)に曲折されたように構成されており、側面視の形状が略J字形状の部材である。
取付部2は上下方向に延びる平板である。取付部2の上端部21から前方に支持部3が突出し、下端部22から下延出部7が突出している。取付部2の上部には、前後方向に貫通する上ビス孔23,23が二か所形成されている。取付部2の下部には、前後方向に貫通する下ビス孔24が一ヶ所形成されている。上ビス孔23,23及び下ビス孔24は、水平方向に長い長楕円形状を有する。取付部2の下部には、上部よりも幅寸法が小さい細幅部25が形成されている。
支持部3は、取付部2の上端部21(上部)から前方に略水平方向に延びる平板部である。支持部3には、上下方向に貫通する複数のビス孔31が形成されている。また、支持部3の取付部2側の2つのビス孔31,31の間には、上下方向に貫通し、ビス孔31,31よりも開口面積が大きい貫通孔33が形成されている。支持部3には、天板ユニット200が載置されて固定される。
斜材4は、支持部3の下面と、取付部2の前面との間に傾斜して架設されている。斜材4は、支持部への上方からの荷重を支える補強部として機能する。斜材4は、取付部2の下ビス孔24の上部であって、取付部2の幅方向の略中央部から、支持部3の前端32よりも後側の下面まで斜め前方に延びている。斜材4は、図4に示すように、略平板状の部材であり、平面部が上下方向及び前後方向に沿うように配置されている。図5に示すように、斜材4の上端部41は、支持部3の前端32よりも後側に位置する。斜材4の上端部41には、前方に延出する延出部44を有する。延出部44の前端部42は、支持部3の延出方向(水平方向)に対して傾斜している。支持部3に対する前端部42の傾斜角度θ2は、支持部3に対する斜材4の傾斜角度θ1よりも大きい。前端部42の傾斜角度θ2は、上前板107の傾斜角度に対応して形成されている。
固定部5は、延出部44の前端部42の下部に設けられている。具体的には、固定部5は、支持部3の前端32よりも後ろ側(取付部2側)に設けられている。図4に示すように、固定部5は略矩形の平板であり、平面部が延出部44の前端部42に沿って傾斜して配置され、延出部44に固定されている。図4に示すように、固定部5は、幅方向の略中間部が前端部42に固定され、幅方向に延びている。図5に示すように、固定部5の前面51は、延出部44の前端部42と面一となるように配設されている。固定部5には、斜材4を挟んで幅方向に離間する二か所に固定孔52,52が形成されている。
下延出部7は、取付部2の下端部22(下部)から前方に略水平方向に延びて形成されている。図5に示すように、下延出部7の延出長さは、支持部3の延出長さよりも短い。下延出部7の前端には係止部6が形成されている。係止部6は、固定部5よりも後ろ側に位置する。
係止部6は、上前板107を係止可能に構成されている。具体的には、係止部6は、下延出部7の前端から上方に突出して形成されている。係止部6は、斜め前方に向かって傾斜している。図5に示すように、係止部6は、固定部5の前面51の下方への延長線上に設けられている。また、係止部6の水平面に対する傾斜角度θ3は、上述した支持部3に対する前端部42の傾斜角度θ2と略等しい。
次に、本実施形態に係るキッチンカウンター100の設置方法について説明する。
壁体Wに複数の下前板106を取り付ける。下前板106の下端縁部を床Fに近接させ、裏面を壁体Wに固定する。
次に、取付部2を介してブラケット1を壁体Wに固定する。下前板106の上方の壁体Wに複数のブラケット1を取り付ける。ブラケット1は、下前板106の上端部に取付部2の下端部22を当接させながら、壁体Wにビス(不図示)で固定する。このように、取付部2の下端を下前板106の上端縁に当接させると、ブラケット1を取り付ける高さの位置決めが容易である。特に、複数のブラケット1を同じ高さに位置決めできる。また、取付部2の下端は略直角に曲折して下延出部7が形成されている。このため、下前板106の水平方向に延びる上端部に取付部2の下端部22を当接させると、ブラケット1の支持部3が水平となるように、ブラケット1を壁体Wに固定できる。
詳細は後述するが、本実施形態では、ブラケット1は、1つのブラケット1に2枚の上前板107を支持固定可能に構成されている。また、図1に示すように、施工性及び外観意匠性の観点から、複数の上前板107と下前板106とは上下方向に並んで配置する。そのため、ブラケット1は複数の下前板106の幅方向の端部上に配置する。具体的には、隣り合う下前板106,106間の境界の上方の延長線上に固定部5が跨るようにブラケット1を配置する。本実施形態のブラケット1の固定部5は斜材4の前端に設けられており、固定孔52,52は、斜材4を挟んで幅方向両側に形成されている。このため、隣り合う下前板106,106間の境界の上方の延長線に沿って斜材4が延びるようにブラケット1を配置して壁体Wに固定する。
ブラケット1を壁体Wに固定する際、斜材4が上下方向及び前後方向に沿う平板状であるため、ドライバー等を用いて壁体Wに対して取付部2を前方からビス固定する時の作業動線の妨げとなり難い。また、固定部5は、取付部2の上ビス孔23よりも下側に設けられているため、取付部2をビス固定する際に、固定部5がドライバー等を用いたビス固定時の作業動線の妨げとなり難い。このため、ブラケット1を壁体Wに容易に固定できる。
また、取付部2の上ビス孔23、下ビス孔24が長楕円形状を有するため、ブラケット1の取付位置の微調整が行いやすい。例えば、下前板106の上端にブラケット1の取付部2の下端を当接させて位置決めしても、支持部3の水平位置に僅かにずれが生じる場合がある。このような場合に、上ビス孔23、下ビス孔24が長楕円形状であると、例えば、下ビス孔24は仮固定状態として、上ビス孔23の位置を調整可能であり、水平位置の微調整が行いやすい。
天板ユニット200を複数のブラケット1の支持部3上に載置し固定する。具体的には、コンロ用キャビネット103の下部等、天板ユニット200の下部に設けられたブラケット1との当接部(不図示)を支持部3に載置し、下方からビス孔31にビスを挿入して固定する。天板ユニット200をブラケット1にビス固定する際、天板ユニット200の下面にブラケット1への取付位置をマークして支持部3上に載置する。施工者がブラケット1の下方から、支持部3の貫通孔33を介して取付位置のマークを確認すると、天板ユニット200のブラケット1への取付位置を容易に位置決めできる。なお、天板ユニット200は、施工現場で各構成部材を組み立てても、予め工場で組み立てたものを使用してもよい。
下延出部7の幅方向の長さが支持部3の幅方向の長さより短い。このため、天板ユニット200を支持部3に固定する作業時に目視確認が行いやすく、また、ドライバー等でビス止めする際に下延出部7が妨げとならず、ビス固定作業を円滑に行える。
天板ユニット200をブラケット1に固定した後、給排水管や電気配線等の接続作業を行う。床Fに接続される排水管の周囲に配管カバー108(図1参照)を取り付けて、排水管を覆う。
次に、上前板107を取り付ける。複数の上前板107を幅方向の端部から1枚ずつブラケット1に固定する。上前板107の上端部を、前方から天板ユニット200の下部に近付け、上前板107の幅方向の端部をブラケット1の近傍に近付ける。固定部5と係止部6とは、係止部6が固定部5よりも後ろ側に前後方向の位置がずれて設けられている。このとき、上前板107の下端部は、上端部よりも後ろ側(壁体W側)に位置するように傾斜させる。続いて、上前板107を幅方向にスライドさせて、上前板107の上フック10に係止させ、下フック20を係止部6に係止させる。この結果、上前板107がブラケット1に係止され、施工者が上前板107から手を放すことができる。
上前板107のネジ固定箇所には、予めネジ孔(不図示)が形成されている。前方から上前板107のネジ孔にネジ30を貫入させて一つの固定孔52に挿通し、上前板107を固定部5に固定する。このとき、もう一つの固定孔52を含む固定部5及び係止部6の幅方向の一部は、上前板107に覆われず露出している。続いて、次の上前板107を上記と同様にブラケット1に近接配置し、露出している固定部5ならびに係止部6に上フック10ならびに下フック20をそれぞれ係止させ、上記と同様にネジ30で固定部5に固定する。他の上前板107を順次ブラケット1に係止、固定する。
以上でキッチンカウンター100の上前板107の取り付けが終了する。全ての上前板107をブラケット1に固定したら、食器洗い乾燥機用キャビネット105または横側板(不図示)を取り付けて、キッチンカウンター100の幅方向の側方を覆う。キッチンカウンター100の幅方向において、食器洗い乾燥機用キャビネット105が設けられる側と反対側の端部(図1における幅方向の左側の端部)の側方に十分な空間がある場合は、先に食器洗い乾燥機用キャビネット105を取り付け、食器洗い乾燥機用キャビネット105側の下前板106の上方から順に上前板107を取り付ければよい。キッチンカウンター100の幅方向の側方が壁体に近接する等、十分な空間がない場合は、複数の上前板107を取り付けた後に食器洗い乾燥機用キャビネット105を取り付ける。止水処理等が適宜行われ、キッチンカウンター100の施工が完了する。
本実施形態に係るキッチンカウンター100では、図3に示すように、ブラケット1の支持部3の前端32よりも後ろ側に斜材4の前端が配置されている。このため、ブラケット1で天板ユニット200を安定支持しながら、椅子に着座した使用者Pの膝をより後ろ側(奥側)まで進入させることができるスペースを確保できる。この結果、椅子に着座した使用者Pの膝をより後ろ側(奥側)まで進入させることができるスペースと、天板101の後ろ側の下方に設けられる給排水設備を収納するスペースとを両立して確保できる。また、外観意匠性にも優れる。
本実施形態に係るキッチンカウンター100は、図3に示すように、天板ユニット200を支持するブラケット1に、上前板107を傾斜して取り付けることができる。その結果、車椅子に着座した使用者Pの膝から足先が斜めに保持される場合でも、使用者Pがより後ろ側まで進入できる。また、上前板107の下方と床Fとの間にも開口する空間を備えるため、使用者Pのつま先が進入するスペースが確保できる。したがって、車椅子等の椅子に着座した使用者Pの足がより後ろ側に進入可能なスペースを確保し、使用者Pが天板101上での作業を行いやすいキッチンカウンター100を提供できる。
本実施形態に係るキッチンカウンター100によれば、壁体Wに取り付けられたブラケット1に天板ユニット200が支持され、上前板107は、下端部が上端部より壁体W側に近くなるように傾斜して、ブラケット1に取り付けられる。この結果、ブラケット1に天板ユニット200及び上前板107が固定されると、天板ユニット200の下方に、車椅子等の椅子に着座した使用者Pが足を進入可能な空間を広く確保できる。したがって、椅子に着座した使用者Pが足を進入可能な空間を広く確保しながら外観意匠性を高めるキッチンカウンター100が提供できる。また、ブラケット1に上前板107と取り付けるため、壁体Wに対して傾斜する上前板107の取付作業が容易となる。この結果、キッチンカウンター100の上前板107を容易に取り付けられる。
本実施形態に係るキッチンカウンター100によれば、上前板107を固定する固定部5が支持部3の前端よりも取付部2側に位置するため、上前板107を天板101の前端よりも取付部2寄りに固定できる。したがって、天板ユニット200の下方かつ上前板107の前方に広い空間を確保できる。
本実施形態に係るキッチンカウンター100によれば、上前板107がブラケット1の係止部6ならびに固定部5の二か所で支持される。このため、上前板107をブラケット1で安定支持できる。また、上前板107がブラケット1に支持される上記二か所のうちの一方が係止構造となるため、上前板107をブラケット1に取り付ける際に、先に上前板107を係止部6に係止させて位置決めした後、固定部5に固定すれば、上前板107のブラケット1への取付作業が容易となる。
本実施形態に係るキッチンカウンター100によれば、ブラケット1の支持部3よりも延出長さが短い下延出部7に設けられている係止部6に上前板107を取り付けることにより、上前板107の下端部が上端部より壁体W側に近くなるように傾斜した状態で容易に上前板107をブラケット1に取り付けられる。
本実施形態に係るキッチンカウンター100によれば、固定部5と係止部6とが前後方向の位置がずれて設けられているため、固定部5と係止部6とに上前板107を取り付けると、上前板107の下端部が上端部より壁体W側に近くなるように傾斜した状態で上前板107をブラケット1に容易に固定できる。
本実施形態に係るキッチンカウンター100によれば、2枚の上前板107が一つのブラケット1に固定されるため、ブラケット1の数を抑えることができ、設置作業時の負担が軽減できる。
本実施形態に係るブラケット1によれば、使用者Pが車椅子等の椅子に座った状態で足を進入させる空間を広く確保しながら外観意匠性を高めるキッチンカウンター100における上前板107を容易に取り付けられるブラケット1を提供できる。
上記実施形態では、天板ユニット200が支持部3上に載置されて固定される例を示したが、引き出し104、コンロ用キャビネット103、パネル111などは本発明に係るカウンターの必須の構成ではなく、天板101が支持部3上に直接載置されて固定される構成であってもよい。
上記実施形態では、下延出部7が略水平方向に延びて形成される例を示したが、下延出部7は、取付部2の下部から前方に延びて形成されていればよく、水平方向に延出される構成は必須の構成ではない。下延出部7は、上前板107の傾斜角度に応じて、固定部または係止部が形成されていればよい。
上記実施形態では、ブラケット1の上部に固定部5が設けられ、下部に係止部6が設けられる例を示したが、ブラケットの下部に固定部が設けられ、上部に係止部が設けられる構成であってもよい。
上記実施形態では、係止部6が下フック20に係止され、且つ、固定部5が上フック10に係止されて上前板107がネジ30で固定される例を示したが、固定部5に係止されるフックは必須の構成ではない。例えば、下フック20が係止部6に係止され、固定部5ではネジ固定のみ行い上前板107をブラケット1に支持固定してもよい。
上記実施形態では、下フック20が係止部6に係止される例を示したが、下フック20及び係止部6は必須の構成ではない。例えば、上前板107に下フック20が設けられず、上前板107の背面が下延出部7の前端に当接する構成であってもよい。
上記実施形態では、斜材4に延出部44を備え、延出部44の前端部42に固定部5が設けられている例を示したが、延出部44は本発明の必須の構成ではない。例えば、支持部3に対する斜材4の傾斜角度と、上前板107の傾斜角度が等しい場合や、固定部が上前板107の傾斜角度に等しくなるように斜材4に設けられている場合は、延出部44を備えず、斜材4の前側端部に固定部5が設けられている構成であってもよい。
上記実施形態では、キッチンカウンター100に下前板106を備える例を示したが、少なくとも、下側後方へ向けて傾斜する上前板107が設けられていればよく、下前板106は必須の構成ではない。例えば、下前板106に代えて、シンク102の排水管(不図示)を覆う配管カバー108のみが設けられる構成であってもよい。
上記実施形態では、建物の壁体Wにブラケット1が固定される例を示したが、壁体は建物の床から天井まで設けられる壁に限定されず、天板101の後ろ側に床Fから立設された壁体であればよい。例えば、対面式キッチンカウンターの場合のように、キッチンカウンター用として、床Fから天板101の後端まで立設された壁体であってもよい。
上記実施形態では、固定部5に幅方向に離間する二つの固定孔52,52を設け、隣り合う2枚の上前板107,107を固定部5に固定する例を示したが、固定部5の構成はこれに限定されない。例えば、固定部5に一つの固定孔52を設けて、1枚の上前板107を固定する例であってもよい。また、二つの固定孔52,52の2か所で1枚の上前板107を固定してもよい。
上記実施形態では、本発明に係るカウンターの一例としてキッチンカウンター100を示したが、カウンターはキッチンカウンターに限定されず、洗面ボウルを備える洗面カウンターであってもよい。
上記実施形態では、複数の前板106、107を備えるカウンターの例を示したが、ブラケット1で上前板107の下部が壁体側に向かって傾斜して支持固定される構成であればよく、2つのブラケットで1枚の前板106の両端部を支持固定する構成であってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述の実施形態及び各変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
1 ブラケット
2 取付部
3 支持部
4 斜材
5 固定部
6 係止部
7 下延出部
101 天板
107 上前板(前板)
100 キッチンカウンター(カウンター)

Claims (8)

  1. 天板と、
    壁体へ取り付けるための取付部、前記取付部の上部から前方に略水平方向に延びて前記天板が固定される支持部、および前記取付部から前記支持部まで斜め前方に延びて架設される斜材を備えたブラケットと、
    前記天板の下方に設けられる前板と、を備え、
    前記ブラケットは、前記取付部を介して前記壁体に固定され、
    前記ブラケットには、前記斜材の上端部に設けられ、前記前板を支持固定する固定部がさらに形成されており、
    前記前板は、下端部が上端部より前記壁体側に近くなるように傾斜して前記ブラケットの前記固定部に固定されていることを特徴とするカウンター。
  2. 前記固定部は、前記支持部の前端よりも前記取付部側に位置する請求項1に記載のカウンター。
  3. 前記ブラケットは、前記固定部から離間した位置に、前記前板を係止可能な係止部を備え、
    前記前板は、前記係止部に係止され、且つ前記固定部に固定されている
    請求項1または請求項2に記載のカウンター。
  4. 天板と、
    壁体へ取り付けるための取付部、および前記取付部の上部から前方に略水平方向に延びて前記天板が固定される支持部を備えたブラケットと、
    前記天板の下方に設けられる前板と、を備え、
    前記ブラケットは、前記取付部を介して前記壁体に固定され、
    前記ブラケットには、前記前板を支持固定する固定部がさらに形成されており、
    記ブラケットは、前記固定部から離間した位置に、前記前板を係止可能な係止部を備え、
    記前板は、前記係止部に係止され、かつ、下端部が上端部より前記壁体側に近くなるように傾斜して前記ブラケットの前記固定部に固定されていることを特徴とするカウンター。
  5. 前記ブラケットは、前記取付部の下部から前方に延びて、前記支持部よりも延出長さが短い下延出部を備え、
    前記下延出部には、前記固定部または前記係止部が設けられている
    請求項3または4に記載のカウンター。
  6. 前記係止部と前記固定部とは、前後方向の位置がずれて設けられている請求項3または請求項に記載のカウンター。
  7. 前記天板の下方に2枚以上の前記前板が設けられ、
    前記ブラケットは、2枚の前記前板を支持固定可能に構成されている請求項1から請求項のいずれか一項に記載のカウンター。
  8. 壁体への取付部と、
    前記取付部の上部から前方に略水平方向に延び、天板を支持する支持部と、
    前記取付部と前記支持部とに傾斜して架設される斜材と、を備え、
    前記斜材に、前板を支持固定する固定部が形成されていることを特徴とするブラケット。
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