JP7068052B2 - 燃料電池システム、起動制御プログラム - Google Patents

燃料電池システム、起動制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7068052B2
JP7068052B2 JP2018107049A JP2018107049A JP7068052B2 JP 7068052 B2 JP7068052 B2 JP 7068052B2 JP 2018107049 A JP2018107049 A JP 2018107049A JP 2018107049 A JP2018107049 A JP 2018107049A JP 7068052 B2 JP7068052 B2 JP 7068052B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
temperature
raw material
reformer
material gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018107049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019212466A (ja
Inventor
怜 加藤
信 稲垣
雅史 大橋
貴亮 染川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2018107049A priority Critical patent/JP7068052B2/ja
Publication of JP2019212466A publication Critical patent/JP2019212466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7068052B2 publication Critical patent/JP7068052B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Description

本発明は燃料電池システム、起動制御プログラムに関する。
燃料電池システム、例えば、固体酸化物型燃料電池システム(SOFC)では、原料ガスと水とが改質器へ供給されることで水蒸気改質されて水素ガスを含む改質ガスが生成される。改質ガスがセルスタックのアノードへ供給され、酸化剤ガス(空気)が燃料電池スタックのカソードへ供給されることで、セルスタックが発電する。
ところで、SOFCを含め、燃料電池システムでは、発電(通常動作)する準備段階として、起動動作が必要となる。起動動作では、セルスタックの内部温度Tsが所定温度Tcsに達するまで加熱する制御が実行される。
このため、起動動作では、改質器に原料ガスのみを供給し(水を供給しない)、非反応で通過した原料ガスと、酸化剤ガスとを、加熱手段により燃焼する。加熱手段としては、燃料電池システムの一部を構成する燃焼器(発電後に発生するカソードガスを燃焼し排ガスとして排出する機能)を用いてもよいし、外部に設置してもよい。
ここで、従来の起動動作では、改質器において、炭素析出が発生する臨界の温度Tref1を考慮し、原料ガスの流量を調整して改質器の内部温度Tkの上昇勾配を制御している。この改質器の内部温度を上昇勾配の制御により、改質器の内部温度Tkが温度Tref1に達する前に、セルスタックの内部温度Tsを所定温度Tcsに到達させることができる。
なお、特許文献1には、燃料電池システムの起動動作において、燃焼器の温度に基づいて原料ガスを燃焼器に間欠的に供給し、燃焼器の局所的な過昇温を防止することが記載されている。
特開2016-207308号公報
しかしながら、起動動作において、原料ガスの流量を調整して改質器の内部温度の上昇勾配を制御している。この改質器の内部温度を上昇勾配の制御により、改質器の内部温度Tkが温度Tref1に達する前に、セルスタックの内部温度Tsを所定温度Tcsに到達させる制御は、原料ガスの流量調整が煩雑であり、また、原料ガスを所謂絞っている分、セルスタックの内部温度Tsの上昇勾配も小さくなり、原料ガスを最大流量で加熱手段を加熱するよりも、作動温度に達するまでに時間を要する。
すなわち、原料ガスの流量制御は、流量を増やせば改質器の内部温度Tkが過度となり、流量を減らせばセルスタックの内部温度Tsの作動温度までの立ち上がりを遅らせるという、二律背反の関係がある。
なお、特許文献1に記載された先行技術では、構造体の熱的負担を低減するという利点はあるが、燃焼器の熱的負担を考慮するのみであり、改質器において、炭素析出が発生する臨界の温度Tref1に関しては考慮されていない。
本発明は上記事実を考慮し、起動動作の加熱により、改質器の内部温度が所定の臨界を超えることなく、迅速に燃料セルスタックの内部温度を発電可能な作動温度に制御することができる燃料電池システム、起動制御プログラムを得ることが目的である。
本発明は、原料ガスと水とが供給されることで改質ガスを生成する改質器と、燃料極に前記改質ガスが供給され、空気極に酸化剤ガスが供給されることで、前記燃料極と前記空気極との間で発電するセルスタックと、を備えた燃料電池システムであって、前記原料ガスを供給する原料ガス供給手段と、前記セルスタックの内部温度を検出するセルスタック温度検出手段と、原料ガスと酸化剤ガスとを用いた燃焼による発熱で、前記改質器及び前記セルスタックを収容する筐体内部全体を加熱する加熱手段と、前記セルスタックの内部温度を発電可能温度に昇温する起動動作としての前記加熱手段による加熱処理において、前記原料ガス供給手段で供給する原料ガスの流量を、予め定めた二値の流量の何れかに切り替える制御手段と、前記改質器の内部温度を検出する改質器温度検出手段と、前記セルスタック温度検出手段で検出したセルスタックの内部温度の起動開始からの変化率を計算する計算手段と、を有し、前記制御手段が、前記改質器温度検出手段で検出した温度が、前記改質器で炭素析出が発生する臨界の温度よりも低いしきい値を超えた時点で、前記原料ガスの流量が相対的に少ない流量に切り替え、前記計算手段で今回計算した変化率が前回計算した変化率を下回った時点で、前記原料ガスの流量が相対的に多い流量に切り替える、ことを特徴としている。
本発明によれば、燃料電池システムを通常動作、すなわち発電動作させるために、セルスタックの内部温度を発電可能温度に昇温する起動動作が必要となる。
制御手段では、セルスタックの内部温度を発電可能温度に昇温する起動動作としての前記加熱手段による加熱処理において、前記原料ガス供給する原料ガスの流量を、予め定めた二値の流量の何れかに切り替える。この流量の異なる二値に切り替えながら原料ガスを加熱手段に供給することで、改質器で炭素析出が発生する臨界の温度に到達しないようにセルスタックの内部温度を発電可能温度に昇温させることができる。
この場合、改質器の内部温度の上昇勾配を維持しながら、原料ガスの流量を特定の範囲内で自由に微調整して、セルスタックの内部温度を発電可能温度に昇温するよりも、制御負担が軽減される。また、例えば、二値の流量の内の一方が、原料ガス供給手段で供給できる最大流量であれば、迅速にセルスタックの内部温度を発電可能温度に到達させることができる。
制御手段による原料ガスの切り替え制御において、改質器温度検出手段で検出した温度が、改質器で炭素析出が発生する臨界の温度よりも低い予め定めたしきい値を超えた時点で、原料ガスの流量を相対的に少ない値に切り替える。
一方、計算手段で今回計算した変化率が、前回計算した変化率を下回った時点で、原料ガスの流量を相対的に多い値に切り替える。
これにより、セルスタックの内部温度を上昇勾配のまま加熱手段による加熱を継続することができる。
本発明において、前記制御手段が、予め設定された運転パターンで前記原料ガスの流量を切り替えることを特徴としている。
例えば、燃料電池システムの特性、すなわち、酸化剤ガスの流量、原料ガスの流量による改質器の内部温度やセルスタックの内部温度の上昇勾配の傾向が評価試験等によって既に把握できている場合は、シーケンスプログラムにより、適正な温度上昇の傾向を維持可能な原料ガスの流量の切替タイミング(運転パターン)を設定することができる。
本発明において、前記原料ガスの二値の流量が、前記改質器の内部温度を上昇させる第1流量、及び、前記改質器の内部温度を下降させる第2流量であることを特徴としている。
二値の流量の選択の条件として、第1流量として改質器の内部温度を上昇させる流量を選択し、第2流量として改質器の内部温度を下降させる流量を選択する。これにより、改質器の内部温度の増減が可能となる。
本発明において、前記第1流量が、燃焼時の火炎が失火せず、かつ燃焼を維持できる最小流量以上であり、前記第2流量が、非燃焼状態となる流量0であることを特徴としている。
例えば、第1流量として、加熱手段による燃焼時の火炎が失火せず、燃焼を維持できる最小流量以上とする。これは、最大流量を含む。また、第2流量として、非燃焼状態となる流量0とする。例えば、最大流量を設定すれば、セルスタックの内部温度の情報を早めることができ、流量0とすれば、改質器の内部温度の低下を早めることができる。
本発明は、コンピュータを、前記制御手段として動作させる、起動制御プログラムである。
以上説明した如く本発明では、起動動作の加熱により、改質器の内部温度が所定の臨界を超えることなく、迅速に燃料セルスタックの内部温度を発電可能な作動温度に制御することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 (A)は本実施の形態に係る燃料電池システムを起動後、一定時間毎に実行されるセルスタックの温度勾配を演算するための割込ルーチンを示すフローチャート、(B)は、本実施の形態に係る燃料電池システムを起動するときに実行される起動動作時制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る燃料電池システムを起動するときに実行される起動動作時制御のタイミングチャートである。 本実施の形態の変形例に係る燃料電池システムの概略構成図である。
図1には、本実施形態に係る燃料電池システム10の概略が示されている。本実施形態に係る燃料電池システム10は、制御装置26を備えている。制御装置26は、CPU27A、RAM27B、及びROM27Cを備えたマイクロコンピュータ27を主体とし、制御対象の各部から情報を得ると共に各部の動作を制御する。また、制御装置26は、しきい値記憶部26Mを備えている。
制御装置26の制御対象の主要な構成としては、気化器12、改質器14、セルスタック16、空気予熱器30、及び燃焼器40を備えている。また、燃焼器40、セルスタック16、及び改質器14を内部に収容する高温部18を備えている。なお、高温部18は、ホットボックス18という場合がある。気化器12、空気予熱器30、及び高温部18は、筐体11内に収容されている。
筐体11は、断熱性及び遮熱性の少なくとも一方を有する部材で形成されており、例えば断熱材で形成されている。
高温部18は、筐体11内に設けられ、断熱性及び遮熱性の少なくとも一方を有する部材、例えば金属で形成されている。燃料電池システム10が運転中は、高温部18内は、筐体11内で高温部18外よりも高温とされている。
気化器12には、二重管20が接続されている。二重管20には、内側流路22と、外側流路24とが形成されている。
外側流路24には、図示しないガス源が接続されており、ブロワB1により原料ガスとしてのメタンが流入される。内側流路22には、図示しない水源が接続されており、ポンプPにより水(液相)が流入される。二重管20へは、メタンと水が並行(同方向)に流れるように流入される。二重管20は、気化器12と接続されている。メタンと水は、気化器12へ供給される。気化器12では、水が気化される。気化には、後述する燃焼器40から排出された燃焼排ガスG1の熱が用いられる。
なお、本実施形態では、原料ガスとしてメタンを用いるが、改質が可能なガスであれば特に限定されず、炭化水素燃料を用いることができる。炭化水素燃料としては、天然ガス、LPガス(液化石油ガス)、石炭改質ガス、低級炭化水素ガスなどが例示される。低級炭化水素ガスとしては、メタン、エタン、エチレン、プロパン、ブタン等の炭素数4以下の低級炭化水素が挙げられ、本実施形態で用いるメタンが好ましい。なお、炭化水素燃料としては、上述した低級炭化水素ガスを混合したものであってもよい。
メタン及び水蒸気は、気化器12から配管70を介して改質器14へ送出される。改質器14では、メタンを改質し、水素を含む600℃程度の温度の燃料ガスG2を生成する。改質器14には、燃料ガス管72の一端が接続されている。燃料ガス管72の他端は、セルスタック16のアノード(燃料極)16Aと接続されている。改質器14で生成された燃料ガスG2は、燃料ガス管72を介してアノード16Aに供給される。
セルスタック16は、固体酸化物形のセルスタックであり(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)、積層された複数の燃料電池セルを有している。セルスタック16は、作動温度が650℃程度に設定されている。
セルスタック16の個々の燃料電池セルは、電解質膜と、当該電解質膜の表裏面にそれぞれ積層されたアノード(燃料極)16A、及びカソード(空気極)16Bと、を有している。
セルスタック16のカソード16Bには、空気管74の一端が接続され、空気管74の他端には、ブロワB2が接続されている。ブロワB2から送出された空気(酸化剤ガス)G3は、空気管74によって、空気予熱器30を経由し、カソード16Bへ供給される。
カソード16Bでは、下記(1)式に示すように、空気中の酸素と電子とが反応して酸素イオンが生成される。生成された酸素イオンは電解質膜を通ってセルスタック16のアノード16Aに到達する。
(空気極反応)
1/2O+2e →O2- …(1)
カソード16Bからは、カソードオフガスG5が排出される。
一方、セルスタック16のアノード16Aでは、下記(2)式及び(3)式に示すように、電解質膜を通ってきた酸素イオンが燃料ガス中の水素及び一酸化炭素と反応し、水(水蒸気)及び二酸化炭素と電子が生成される。アノード16Aで生成された電子がアノード16Aから外部回路を通ってカソード16Bに移動することで、各セルスタックにおいて発電される。また、各セルスタックは、発電時に発熱する。
(燃料極反応)
+O2- →HO+2e …(2)
CO+O2- →CO+2e …(3)
アノード16Aには、アノードオフガス管76の一端が接続されている。アノード16Aからアノードオフガス管76へ、アノードオフガスG4が排出される。アノードオフガスG4には、未反応の水素、未反応の一酸化炭素、二酸化炭素及び水蒸気等が含まれている。
アノードオフガス管76の他端は、燃焼器40と接続されており、アノードオフガスG4は燃焼器40へ送出される。
カソード16Bには、カソードオフガス管78の一端が接続されている。カソードオフガス管78の他端は、燃焼器40と接続されており、カソードオフガスG5は燃焼器40へ送出される。
燃焼器40では、セルスタック16のアノード16Aから排出されたアノードオフガスG4が燃焼される。燃焼器40の出口側には、燃焼排ガス管80の一端が接続されている。燃焼排ガスG1は、空気予熱器30を経由して熱交換部としても機能する気化器12に導入され、熱交換後に外部に排出されている。
燃焼排ガスG1は、空気予熱器30において、常温の空気G3と熱交換が行われる。その後、気化器12へ送出され、気化器12において、水及びメタンと熱交換が行われる。燃焼排ガスG1は、気化器12において熱交換が行われた後、外部に排出される。
(起動動作)
ここで、燃料電池システム10を起動させる場合、原料ガスと酸化剤ガスの燃焼により高温部18を加熱し、セルスタック16を加熱する。セルスタック16の温度が一定以上(しきい値Tcs)になった状態で、改質用の水を改質器14へ供給するようにしている。
(通常動作)
次に、本実施形態の燃料電池システム10の通常動作について説明する。
ブロワB2により所定の空気吐出量で送出された空気G3は、空気予熱器30を経てカソード16Bへ供給され、発電に供された後、カソードオフガス管78を経て燃焼器40へ送出される。一方、ブロワB1により所定の吐出量で送出されたメタンは、二重管20の外側流路24を経て気化器12へ供給される。また、ポンプPにより所定の吐出量で送出された水(液相)は、二重管20の内側流路22を経て気化器12へ供給される。気化器12へ供給された水及びメタンは、燃焼排ガスとの熱交換により加熱される。これにより水は気化され、加熱されたメタンと水蒸気は改質器14へ送出される。そして、改質器14で燃料ガスG2へ改質され、アノード16Aへ供給されて、発電に供される。アノード16Aからは、未反応の水素等の燃料を含むアノードオフガスG4が排出され、アノードオフガス管76を経て燃焼器40へ送出される。また、カソードオフガスG5がカソードオフガス管78を経て燃焼器40へ送出される。
燃焼器40では、アノードオフガスG4が燃焼に供され、燃焼による熱で改質器14が加熱される。燃焼器40からは、燃焼排ガスG1が燃焼排ガス管80へ送出され、空気予熱器30において、空気G3との間で熱交換が行われる。燃焼排ガスG1は、さらに、気化器12へ送出され、メタン及び水との間で熱交換が行われ、冷却された後、外部へ排出される。気化器12は、燃焼排ガスG1が燃料電池システム10の系外へ排出される直前の熱交換部である。すなわち、気化器12が最終の熱交換部であり、燃焼排ガスG1は、気化器12よりも下流側では、積極的に熱交換が行われずに燃料電池システム10の系外へ排出される。
ここで、起動動作において、改質器14の内部温度は、炭素析出温度未満(しきい値Tref1)に維持する必要がある。
炭素析出温度未満(しきい値Tref1)に維持する手段の比較例として、原料ガスの流量を調整して(絞って)、改質器14の内部温度の上昇勾配を抑制することがなされている。この場合、原料ガスの流量を絞らない場合に比べて、燃焼によるセルスタック16の加熱効率が低下することになる。
そこで、本実施の形態では、原料ガスを最大流量で供給することで、セルスタック16の加熱効率を向上しつつ、炭素析出温度未満(しきい値Tref1)に維持する制御形態を確立した。
図1では、燃料電池システム10全体の動作を制御する信号線を矢印Sで総合的に表現し、本実施の形態の起動動作に用いる制御デバイス(詳細後述)に特化して、制御信号線を個別に矢印を付与した。すなわち、個別の矢印は、矢印Sで示す信号線の一部である。
図1に示される如く、改質器14には、改質器14の内部の温度を検出する改質器温度センサ50が取り付けられている。この改質器温度センサ50で検出した温度情報は、信号線52を介して制御装置26へ送られる。
セルスタック16には、セルスタック16の内部の温度を検出するセルスタック温度センサ54が取り付けられている。このセルスタック温度センサ54で検出した温度情報は、信号線56を介して制御装置26へ送られる。
制御装置26では、原料ガスを気化器12へ供給するブロワB1の駆動を信号線58で制御し、酸化剤ガスを気化器12へ供給するブロワB2の駆動を信号線60で制御し、及び、水を気化器へ供給するポンプPの駆動を信号線62で制御して、それぞれの流量を制御する。
また、制御装置26には、しきい値記憶部26Mが設けられている。しきい値記憶部26Mには、少なくとも、改質器14の内部で炭素析出が発生する臨界の内部温度のしきい値Tref1と、セルスタック16の内部で水蒸気の凝縮が発生する臨界の内部温度のしきい値Tcsとが記憶されている。
この改質器温度センサ50、セルスタック温度センサ54、ブロワB1、ブロワB2、及びポンプPが、前述した起動動作に用いる制御デバイスに相当する。
本実施の形態における燃料電池システム10での起動動作では、前述した比較例のように原料ガスの流量を絞ることなく、燃焼器40での燃焼の際に、火炎が完全に失火せず、かつ燃焼を維持可能な最小流量以上の流量(例えば、ブロワB1最大出力)で供給し、セルスタック16の温度を水蒸気の凝縮が発生する温度Tcsに上昇させることが特徴である。
このとき、原料ガスの流量に依存して、改質器14の内部温度の上昇勾配が変化することに着目し、改質器14の炭素析出が発生する温度Tref1よりも若干低い温度Tref2(例えば、Tref2=Tref1-30℃前後)に到達した時点で、原料ガスの供給を停止させ(例えば、ブロワB1停止)、セルスタック16の温度上昇変化率(勾配)を監視しながら、原料ガスの供給を再開する時期を判断するようにした(原料ガスの供給をオン・オフ制御(間欠制御))。
以下に、本実施の形態の作用を、図2のフローチャート及び図3のタイミングチャートに従い説明する。
図2(A)は、本実施の形態に係る燃料電池システムを起動後、一定時間毎(1分~5分毎)に実行されるセルスタック16の温度勾配を演算するための割込ルーチンを示すフローチャートである。
また、図2(B)は、本実施の形態に係る燃料電池システムを起動するときに実行される起動動作時制御ルーチンを示すフローチャートである。
本実施の形態では、図2(A)の割込ルーチンが割り込む時間(インターバル)を1分に設定している。このインターバルの設定は、起動時動作の燃焼形態に依存する。例えば、本実施の形態では、セルスタック16の燃焼器40を適用しており、燃焼の有無による温度変化が、外部加熱器64((変形例1として後述する、図4参照)よりも敏感であるため、インターバルを短く設定する。一方、セルスタック16を加熱する燃焼器40とは別に、起動動作に用いる外部加熱器64(外部燃焼器)が設けられている場合(図4に示す変形例1の構成の場合)は、加熱(燃焼)の有無による温度変化が、燃焼器40を適用するよりも鈍感であるため、インターバルを長く設定する(例えば、5分)。なお、燃焼器40又は外部加熱器64の仕様によって、1分~5分の間で設定を補正してもよい。
まず、図2(A)のフローチャートに従い、セルスタック16の温度勾配演算割込ルーチンの流れを説明する。
ステップ100では、セルスタック温度センサ54により、セルスタック16の内部温度Tsを検出する。検出したセルスタック16の内部温度Tsは、逐次記憶する。
次のステップ102では、セルスタック16の内部温度Tsの履歴を読み出し、次いで、ステップ104へ移行して、起動開始からのセルスタック16の内部温度Tsの変化率(正常であれば、上昇勾配)の平均値を計算し、ステップ106へ移行する。
ステップ106では、前回(1つ前)の計算値(平均値)との比較結果、すなわち、前回よりも今回の方が上回ったか、下回ったかの判定を、更新記憶して、このルーチンは終了する。すなわち、更新記憶される判定は、当該セルスタック温度勾配演算割込ルーチンが実行される毎(本実施の形態では、1分毎)に最新情報となる。
次に、図2(B)のフローチャートに従い、燃料電池システム10の起動動作時制御ルーチンの流れを説明する。
ステップ110では、予め設定されている改質器14の内部温度Tkのしきい値Tref1から一定値Aを減算した制御温度Tref2を設定する。しきい値Tref1は、改質器14の内部に、炭素析出が発生する温度の臨界であり、起動動作中に、このしきい値Tref1以上とならないように制御することが重要である。このため、このしきい値Tref1から一定値Aを減算した制御温度Tref2を設定し、この制御温度Tref2を上限として、改質器14の内部温度Tkを監視する。
次のステップ112では、酸化剤ガス(空気)を一定流量で供給開始し(図3の矢印a参照)、次いで、ステップ114では、原料ガスを一定流量で供給開始する(図3の矢印b参照)。
酸化剤ガスの一定流量は、燃焼器40で燃焼する際に、火炎が完全に失火せず、かつ燃焼を維持可能な最大流量以下とする。
また、原料ガスの一定流量は、燃焼器40で燃焼する際に、火炎が完全に失火せず、かつ燃焼を維持可能な最小流量以上とする。
次のステップ116では、燃焼器40での燃焼制御を開始する。燃焼器40では、供給される一定料の酸化剤ガスと一定料の原料ガスによって、一定の燃焼状態で燃焼が実行されると共に、後述する原料ガス供給停止中は、燃焼が休止される。
次のステップ118では、セルスタック16の内部温度Tsをセルスタック温度センサ54によって検出し、ステップ120へ移行する。
ステップ120では、検出したセルスタック16の内部温度Tsと、通常動作移行が可能な温度のしきい値Tcsとを比較する。
ステップ120において、セルスタック16の内部温度Tsがしきい値Tcsに到達(Ts≧Tcs)したと判定(肯定判定)された場合(図3の矢印c参照)は、起動動作が終了したと判断し、ステップ122へ移行して、ポンプPの駆動を制御し、改質水を一定流量で供給開始し(図3の矢印d参照)、ステップ124へ移行する。
ステップ124では、通常動作へ移行を指示する。これにより、改質器14で改質が実行され、セルスタック16で発電が開始される。このとき、改質器14の内部温度Tkが一定となるように、原料ガスの供給流量が制御される(図3の矢印e参照)。
一方、ステップ120において、セルスタック16の内部温度Tsがしきい値Tcs未満(Ts<Tcs)と判定(否定判定)された場合は、起動動作を継続する必要があり、かつ起動動作終了時期を監視するため、ステップ126へ移行して、改質器14の内部温度Tkを検出し、ステップ128へ移行する。
ステップ128では、検出した改質器14の内部温度Tkと、制御温度Tref2とを比較する。
ステップ128において、改質器14の内部温度Tkが、制御温度Tref2未満(Tk<Tref2)と判定(否定判定)された場合は、ステップ130へ移行して、原料ガス供給停止中か否かを判断する。
ステップ130で否定判定された場合は、燃焼器40が燃焼中、かつ改質器14の内部温度Tkが制御温度未満であり、燃焼を継続可能と判断し、ステップ118へ移行して、上記工程を繰り返す。
また、ステップ130で肯定判定された場合は、現在、燃焼器40での燃焼が休止中であると判断し、ステップ134へ移行する。
一方、ステップ128において、改質器14の内部温度Tkが、制御温度Tref2に到達(Tk≧Tref2)したと判定(肯定判定)された場合(図3の矢印f参照)は、これ以上、燃焼器40での燃焼を継続すると、改質器14の内部温度が、しきい値Tref1以上になる可能性があると判断し、ステップ132へ移行して、ブロワB1の駆動を制御して原料ガスの供給を停止し(図3の矢印g参照)、ステップ134へ移行する。なお、既に、原料ガスの供給が停止中の場合は、停止状態を維持する。
ステップ134の処理は、必ず、原料ガスの供給が停止している状態であり、この原料ガス供給停止状態から、図2(A)の割込ルーチンのステップ106において更新記憶されている最新の平均値比較結果を読み出し、次いでステップ136へ移行する。
ステップ136では、ステップ134で読み出した最新の平均値比較結果が、「前回の計算値を下回った」という結果であるか否かを判断する。
ステップ136で否定判定された場合は、前回の計算値を下回っていないと判断し、ステップ118へ戻り、上記工程を繰り返す。
また、ステップ136で肯定判定された場合は、前回の計算値を下回ったと判断し、ステップ138へ移行して、ブロワB1の駆動を制御して、原料ガスを一定流量で供給することを再開し(図3の矢印h参照)、ステップ118へ戻り、上記工程を繰り返す。
以上説明した如く本実施の形態では、起動動作中、原料ガスを、改質器14の炭素析出を気にせず、燃焼器40で燃焼する際に、火炎が完全に失火せず、かつ燃焼を維持可能な最小流量以上の一定流量を供給できるため、セルスタック16の内部温度Tsを、比較例(原料ガスを改質器14の炭素析出を考慮した流量制御)に比べて迅速に、通常動作可能な温度に上昇させることができる。
また、改質器14の内部温度Tkにおいて、改質器14の炭素析出が発生するしきい値Tref1よりも、所定温度低い制御温度Tref2を設定し、当該制御温度Tref2に到達した時点で、原料ガスの供給を停止して、改質器14の内部温度Tkのしきい値Tref1への到達を回避するようにした。すなわち、原料ガスの供給制御が、オン(ブロワB1最大出力)/オフ(ブロワB1停止)制御でよいため、制御が容易となる。
(変形例1)
なお、本実施の形態の起動動作時制御は、燃料電池システム10の筐体11の内部に位置する燃焼器40の燃焼によって、起動動作を行ったが、図4に示される如く、外部加熱器64(外部燃焼器64)を持つ燃料電池システム10Aにも適用可能である。
この場合、前述したように、燃焼の有無による温度変化の敏感さが異なるため、燃焼状態に併せて、図2(A)の割込ルーチンを実行するインターバル(1分~5分)を設定すればよい。参考として、燃焼器40を用いた場合のインターバルは1分が好ましく、外部加熱器64を用いた場合のインターバルは5分が好ましい。外部加熱器64は、外部燃焼器64に限定されず、電熱等、燃焼以外の加熱資源を用いた構成であってもよい。
なお、本実施の形態(図4の変形例1を含む)では、一定時間(1分~5分)毎に、セルスタック16の内部温度Tsを検出し、起動時からの変化率の平均値の状態(前回よりも上回った又は下回った)によって、原料ガスのオン(ブロワB1最大出力)又はオフ(ブロワB1停止)に制御するようにしたが、燃料電池システム10の特性により、セルスタック16の内部温度の変化率(温度上昇勾配)が評価試験等によって既に把握できている場合は、予め、原料ガスのオン・オフ制御の時期をシーケンスプログラムにより設定するようにしてもよい。
10 燃料電池システム
12 気化器
14 改質器
16 セルスタック
16A アノード(燃料極)
16B カソード(空気極)
18 高温部(ホットボックス)
20 二重管
22 内側流路
24 外側流路
26 制御装置(制御手段)
26M しきい値記憶部
27 マイクロコンピュータ
27A CPU(計算手段)
27B RAM
27C ROM
30 空気予熱器
40 燃焼器
50 改質器温度センサ(改質器温度検出手段)
52 信号線
54 セルスタック温度センサ(セルスタック温度検出手段)
56 信号線
58 信号線
60 信号線
62 信号線
70 配管
72 燃料ガス管
74 空気管
76 アノードオフガス管
78 カソードオフガス管
80 燃焼排ガス管
S 信号線
B1 ブロワ(原料ガス供給手段)
B2 ブロワ
P ポンプ
G1 燃焼排ガス
G2 燃料ガス
G3 空気
G4 アノードオフガス
G5 カソードオフガス

Claims (5)

  1. 原料ガスと水とが供給されることで改質ガスを生成する改質器と、燃料極に前記改質ガスが供給され、空気極に酸化剤ガスが供給されることで、前記燃料極と前記空気極との間で発電するセルスタックと、を備えた燃料電池システムであって、
    前記原料ガスを供給する原料ガス供給手段と、
    前記セルスタックの内部温度を検出するセルスタック温度検出手段と、
    原料ガスと酸化剤ガスとを用いた燃焼による発熱で、前記改質器及び前記セルスタックを収容する筐体内部全体を加熱する加熱手段と、
    前記セルスタックの内部温度を発電可能温度に昇温する起動動作としての前記加熱手段による加熱処理において、前記原料ガス供給手段で供給する原料ガスの流量を、予め定めた二値の流量の何れかに切り替える制御手段と
    前記改質器の内部温度を検出する改質器温度検出手段と、
    前記セルスタック温度検出手段で検出したセルスタックの内部温度の起動開始からの変化率を計算する計算手段と、を有し、
    前記制御手段が、
    前記改質器温度検出手段で検出した温度が、前記改質器で炭素析出が発生する臨界の温度よりも低いしきい値を超えた時点で、前記原料ガスの流量が相対的に少ない流量に切り替え、前記計算手段で今回計算した変化率が前回計算した変化率を下回った時点で、前記原料ガスの流量が相対的に多い流量に切り替える、燃料電池システム。
  2. 前記制御手段が、
    予め設定された運転パターンで前記原料ガスの流量を切り替える請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記原料ガスの二値の流量が、
    前記改質器の内部温度を上昇させる第1流量、及び、前記改質器の内部温度を下降させる第2流量である請求項1又は請求項2記載の燃料電池システム。
  4. 前記第1流量が、燃焼時の火炎が失火せず、かつ燃焼を維持できる最小流量以上であり、前記第2流量が、非燃焼状態となる流量0である請求項3記載の燃料電池システム。
  5. コンピュータを、
    請求項1~請求項4の何れか1項記載の制御手段として動作させる、
    起動制御プログラム。
JP2018107049A 2018-06-04 2018-06-04 燃料電池システム、起動制御プログラム Active JP7068052B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018107049A JP7068052B2 (ja) 2018-06-04 2018-06-04 燃料電池システム、起動制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018107049A JP7068052B2 (ja) 2018-06-04 2018-06-04 燃料電池システム、起動制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019212466A JP2019212466A (ja) 2019-12-12
JP7068052B2 true JP7068052B2 (ja) 2022-05-16

Family

ID=68845380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018107049A Active JP7068052B2 (ja) 2018-06-04 2018-06-04 燃料電池システム、起動制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7068052B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7066561B2 (ja) * 2018-07-13 2022-05-13 東京瓦斯株式会社 燃料電池モジュール及びプログラム
US20240006637A1 (en) * 2020-10-30 2024-01-04 Kyocera Corporation Fuel battery module unit and fuel battery device

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290930A (ja) 2007-04-25 2008-12-04 Aisin Seiki Co Ltd 改質装置および燃料電池システム
WO2012086736A1 (ja) 2010-12-21 2012-06-28 京セラ株式会社 燃料電池システムおよびその運転方法
JP2013161533A (ja) 2012-02-01 2013-08-19 Ngk Spark Plug Co Ltd 燃料電池システム及びその運転方法
JP2013187118A (ja) 2012-03-09 2013-09-19 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2016177919A (ja) 2015-03-19 2016-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システム
JP2016207308A (ja) 2015-04-16 2016-12-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体酸化物形燃料電池システムおよびその起動方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290930A (ja) 2007-04-25 2008-12-04 Aisin Seiki Co Ltd 改質装置および燃料電池システム
WO2012086736A1 (ja) 2010-12-21 2012-06-28 京セラ株式会社 燃料電池システムおよびその運転方法
JP2013161533A (ja) 2012-02-01 2013-08-19 Ngk Spark Plug Co Ltd 燃料電池システム及びその運転方法
JP2013187118A (ja) 2012-03-09 2013-09-19 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2016177919A (ja) 2015-03-19 2016-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システム
JP2016207308A (ja) 2015-04-16 2016-12-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体酸化物形燃料電池システムおよびその起動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019212466A (ja) 2019-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6138378B2 (ja) 燃料電池システム
JP2012038689A (ja) 燃料電池の運転方法
JP5847617B2 (ja) 燃料電池システム
JP7068052B2 (ja) 燃料電池システム、起動制御プログラム
JP2017050049A (ja) 燃料電池システム
JP4656611B2 (ja) 固体電解質型燃料電池
JP6607803B2 (ja) 燃料電池システム
JP6701804B2 (ja) 燃料電池システム
JP2016207308A (ja) 固体酸化物形燃料電池システムおよびその起動方法
JP2020053365A (ja) 燃料電池システム、改質水流量制御プログラム
JP5490493B2 (ja) 燃焼装置、燃料電池システム及び燃焼部の着火判定方法
US10700368B2 (en) High-temperature operation fuel cell system
JP6424492B2 (ja) 燃料電池システム
JP2004288387A (ja) 燃料電池発電システム
JP7003655B2 (ja) 燃料電池システム
JP2019169256A (ja) 高温動作型燃料電池システム
JP5236844B1 (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
JP2023113248A (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池スタックの昇温方法
JP2023081178A (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法
JP6424494B2 (ja) 燃料電池システム
JP5849186B2 (ja) 燃料電池システム
JP2023072298A (ja) 固体酸化物燃料電池システムおよび固体酸化物燃料電池システムの制御方法
JP2006073215A (ja) 燃料電池システム
JP7226129B2 (ja) 燃料電池システムおよびその制御方法
JP2023113252A (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池スタックの昇温方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7068052

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150