JP7067573B2 - 粘着剤、粘着シート、および積層体およびこれらの製造方法 - Google Patents
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Description
本明細書で粘着シートとは、基材と、本明細書の粘着剤の硬化物からなる粘着層とを含む。
本明細書で「テープ」、「フィルム」、および「シート」は同じ意味を持つ。
本明細書で主成分は、複数配合する成分の中で最も配合量が多い成分をいう。
本明細書の粘着剤は、塗工により粘着層を形成し、粘着シートとして使用することが好ましい。前記粘着シートは、基材を備えることが好ましい。
また、被着体の素材は、ガラスに限らず、例えば、ポリオレフィン、金、銀、銅、ITO等の傷つきやすい素材の保護にも使用できる。
また、本明細書の粘着シートは、各種部材の製造工程中の保護、ならびに製造後の製品にも使用できる。なお、本明細書の粘着剤が表面保護用途以外に使用できることは言うまでもない。
ウレタンポリオール(A)は、1種以上のポリオール(a)と1種以上のポリイソシアネート(b)とをウレタン化反応させた反応生成物である。ポリイソシアネート(b)は、1分子中に2つのイソシアネート基を有する2官能イソシアネート(b1)(ジイソシアネートともいう)が好ましい。また、ポリオール(a)は、1分子中に2つ以上の水酸基を有するポリオール(a1)が好ましい。ポリイソシアネート(b)のイソシアネート基(イソシアナト基)は、ポリオール(a)の水酸基よりも少なくなるようなモル比(NCO/OH比)で使用する。これにより、水酸基を有するウレタンポリオールが得られる。ウレタン反応には、反応促進のため触媒を使用することが好ましい。ウレタン化反応には必要に応じて、溶媒を用いることができる。
ウレタンポリオール(A)は、単独または2種以上を併用できる。
ポリオール(a)は、水酸基を2つ以上有する化合物である。ポリオール(a)は、ポリエーテルポリオール、ポリエチステルポリオール、ポリブタジエン変性ポリオール、ポリカーボネートポリオール、ひまし油ポリオール等のポリオールが好ましく、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリブタジエン変性ポリオールがより好ましい。
本明細書においてポリオール(a)は、1種類でも構わないところ、2種類以上を併用すると粘着層の凝集力および粘着力を調整し易い。ポリオール(a)を1種類使用する場合は、水酸基を3以上有するポリオールを使用することが好ましい。また、ポリオール(a)を2種類以上使用する場合は、水酸基を2つ有するポリオールと水酸基数を3つ以上有するポリオールを併用することが好ましい。また、水酸基を3つ以上有するポリオールを併用する場合は、ポリイソシアネート(b)とポリオール(a)は、NCO/OH比(モル比)が0.80以下に設定することが好ましい。NCO/OH比(モル比)を適切な範囲で使用するとウレタンポリオール(A)の合成で反応を制御し易い。
水酸基含有化合物としては、例えば、エチレングリコール(EG)、プロピレングリコール(PG)、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルペンタンジオール等の2官能活性水素含有化合物;グリセリン、トリメチロールプロパン等の3官能活性水素含有化合物;ペンタエリスリトール等の4官能活性水素含有化合物等が挙げられる。
アミンは、例えば、N-アミノエチルエタノールアミン、イソホロンジアミン、キシリレンジアミン等の2官能活性水素含有化合物;トリエタノールアミン等の3官能活性水素含有化合物;エチレンジアミン、芳香族ジアミン等の4官能活性水素含有化合物;ジエチレントリアミン等の5官能活性水素含有化合物等が挙げられる。
その他ポリオールの数平均分子量(Mn)は、200~6,000程度である。
ポリイソシアネート(b)は、例えば、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、および脂環族ポリイソシアネート等公知のポリイソシアネートを使用できる。
触媒は、例えば、3級アミン系化合物および有機金属系化合物等が好ましい。
錫系化合物は、例えば、ジブチル錫ジクロライド、ジブチル錫オキシド、ジブチル錫ジブロマイド、ジブチル錫ジマレエート、ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫スルファイド、トリブチル錫スルファイド、トリブチル錫オキシド、トリブチル錫アセテート、トリエチル錫エトキサイド、トリブチル錫エトキサイド、ジオクチル錫オキシド、トリブチル錫クロライド、トリブチル錫トリクロロアセテート、および2-エチルヘキサン酸錫等が挙げられる。
非錫系化合物は、例えば、ジブチルチタニウムジクロライド、テトラブチルチタネート、およびブトキシチタニウムトリクロライド等のチタン系化合物;オレイン酸鉛、2-エチルヘキサン酸鉛、安息香酸鉛、およびナフテン酸鉛等の鉛系化合物;2-エチルヘキサン酸鉄および鉄アセチルアセトネート等の鉄系化合物;安息香酸コバルトおよび2-エチルヘキサン酸コバルト等のコバルト系化合物;ナフテン酸亜鉛および2-エチルヘキサン酸亜鉛等の亜鉛系化合物;ナフテン酸ジルコニウム等のジルコニウム系化合物が挙げられる。これらの中でも錫系化合物は、反応速度向上や着色が少ないためより好ましい。
ウレタンポリオール(A)の製造には、必要に応じて、1種以上の溶剤を用いることができる。溶剤は、例えば、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、酢酸エチル等のエステル系溶剤、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶剤等が挙げられる。これらの中でもウレタンポリオール(A)の溶解性および溶剤の沸点等の点から、エステル系溶剤、炭化水素系溶剤、等が好ましい。
ウレタンポリオール(A)の製造方法は、特に制限されず、塊状重合法、溶液重合法等の公知の重合方法により製造することができる。
製造方法の手順は、例えば、
(手順1)1種以上のポリオール(a)、1種以上のポリイソシアネート(b)、必要に応じて1種以上の触媒、および必要に応じて1種以上の溶剤を一括してフラスコに仕込む手順;
(手順2)1種以上のポリオール(a)、必要に応じて1種以上の触媒、および必要に応じて1種以上の溶剤をフラスコに仕込み、これに1種以上のポリイソシアネート(b)を滴下添加する手順;が挙げられる。
(手順3)1種以上のポリオール(a)のうち最終滴下分を余らせた残り、必要に応じて1種以上の触媒、および必要に応じて1種以上の溶剤をフラスコに仕込み、これに1種以上のポリイソシアネート(b)を滴下添加し、その後余らせておいた分の1種以上のポリオール(a)を追って滴下する手順;が挙げられる。
これらの中でも反応熱の制御が容易な(手順2)(手順3)が好ましい。
イソシアネート硬化剤(B)は、イソシアネート基を複数有する公知の化合物である。イソシアネート硬化剤(B)は、上記ポリイソシアネート(b)が好ましく、その中でも芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、および脂環族ポリイソシアネート、ならびにこれらのトリメチロールプロパンアダクト体、ならびにこれらのビュウレット体、ならびにこれら3量体である3官能イソシアネート等がより好ましい。
本明細書の粘着剤は、さらに可塑剤(C)を含むことができる。可塑剤(C)を含むことで被着体に対する粘着層の濡れ性がより向上する。可塑剤(C)は、他の成分との相溶性等の観点から、炭素数8~30の脂肪酸エステル、またはリン酸エステル等が好ましい。
本明細書の粘着剤は、酸化防止剤(D)を含む。酸化防止剤(D)を含むとウレタンポリオール(A)とイソシアネート硬化剤(B)との架橋ネットワークの熱分解を抑制できることで、高温経時後に再剥離性が低下し難い粘着層が得られる。
酸化防止剤(D)は、例えば、フェノール系酸化防止剤およびアミン系酸化防止剤等のラジカル連鎖禁止剤、硫黄系酸化防止剤、リン系酸化防止剤等が挙げられる。これらの中でもフェノール系酸化防止剤が好ましい。
2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-t-ブチルフェノール)、2,2’-メチレンビス(4-エチル-6-t-ブチルフェノール)、4,4’-チオビス(3-メチル-6-t-ブチルフェノール)、4,4’-ブチリデンビス(3-メチル-6-t-ブチルフェノール)、および3,9-ビス[1,1-ジメチル-2-[β-(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)プロピオニルオキシ]エチル]2,4,8,10-テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン等のビスフェノール系酸化防止剤;
1,1,3-トリス(2-メチル-4-ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)ブタン、1,3,5-トリメチル-2,4,6-トリス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス-[メチレン-3-(3’,5’-ジ-t-ブチル-4’-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,3’-ビス-(4’-ヒドロキシ-3’-t-ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、および1,3,5-トリス(3’,5’-ジ-t-ブチル-4’-ヒドロキシベンジル)-S-トリアジン-2,4,6-(1H、3H、5H)トリオン、トコフェノール等の高分子型フェノール系酸化防止剤等が挙げられる。
本明細書の粘着剤は、帯電防止剤(E)を含む。帯電防止剤(E)を含むと粘着シートを剥離する際の静電気放電を抑制し、例えば、ディスプレイ等に組み込まれた電子部品等の破損を防止し易い。
帯電防止剤は、例えば、無機塩、イオン液体、イオン固体、界面活性剤等が挙げられる。これらの中でもイオン液体が好ましい。なお、「イオン液体」は、常温溶融塩ともいい、25℃で液体の性状を示す。
アニオン性界面活性剤(ただし、イオン液体およびイオン固体を除く)は、例えば、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルホスフェート、およびポリスチレンスルホン酸型等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤は、例えば、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、および第4級アンモニウム塩基含有アクリレート重合体型等が挙げられる。
両性界面活性剤は、例えば、アルキルベタインおよびアルキルイミダゾリウムベタイン、高級アルキルアミノプロピオン酸塩等のアミノ酸型両性界面活性剤、高級アルキルジメチルベタイン、および高級アルキルジヒドロキシエチルベタイン等のベタイン型両性界面活性剤等が挙げられる。
25℃で液体の帯電防止剤(E)は、固体と比較して、粘着層と被着体との界面に移行し易いため、より良好な帯電防止性が得易い。
本明細書において多官能ポリオール(F)は、ウレタンポリオール(A)とともにイソシアネート硬化剤(B)と反応して、粘着層の架橋構造の中で架橋密度の高いセグメントを形成する。この架橋密度の高いセグメントは、反応直前の分子量の低さから表面配向性に優れ、塗膜表面を強固にし、圧痕を低減する効果を発揮する。多官能ポリオール(F)は、ウレタンポリオール(A)を合成する際の残留ポリオール(a)の利用、または新規に配合することができる。なお、残留ポリオール(a)と新規配合を併用しても良い。
溶剤は、上記ウレタンポリオール(A)の製造に際して使用できる溶剤を使用することができるが、エステル系溶剤、炭化水素系溶剤等が好ましい。溶剤は、単独または2種以上を使用できる。
本明細書の粘着剤は、課題を解決できる範囲内であれば必要に応じて、その他添加剤を含むことができる。その他添加剤は、例えば、樹脂、充填剤、金属粉、顔料、箔状物、軟化剤、紫外線吸収剤、光安定剤、表面潤滑剤、レベリング剤、腐食防止剤、耐熱安定剤、重合禁止剤、消泡剤、および滑剤等が挙げられる。
本明細書の粘着シートは、基材、および粘着剤の硬化物である粘着層を備えている。粘着層は、基材の片面または両面に形成することができる。なお、粘着層の基材と接していない面は、異物の付着を防止するため、通常、使用する直前まで剥離シートで保護している。
基材の粘着層と接する面には密着性向上のため、例えば、コロナ放電処理等の乾式処理やアンカーコート剤塗布等の湿式処理といった易接着処理を予め行うことができる。
本明細書の積層体は、透明導電フィルム、ガラス、アクリル板、ポリカーボネート板オレフィン板、および無機バリア層からなる群より選択される部材、および粘着シートを備える。
積層体は、本明細書の粘着剤から形成される粘着シートを備えるため、例えば、ディスプレイを製造する際に、破損し易いディスプレイの部材を保護し、製造後は容易に剥離できる。ディスプレイは、例えば、LCD、OLED等であり、他の部材としてタッチパネルを備えることが多い。
実施例に限定されないことはいうまでもない。以下、「部」は「質量部」を意味する。ま
た、「%」は「質量%」を意味する。なお、表中の配合量は、質量部である。
また、後述する実施例6は、請求項1に係る発明と整合させるために参考例と読み替えるものとする。
(合成例1)
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコにクラレポリオールP-1010(2官能ポリエステルポリオール、クラレ社製)500部、クラレポリオールF-1010(3官能ポリエステルポリオール、クラレ社製)500部、ヘキサメチレンジイソシアネート140部、トルエン760部、触媒としてジオクチル錫ジラウレート0.05部を仕込み、75℃まで徐々に昇温して、3時間反応を行った。IRチャートのNCO特性吸収(2,270cm-1)が消失していることを確認した後に30℃まで冷却し、反応を終了した。このウレタンポリオール(A1)の重量平均分子量(Mw)は150,000、転化率は99%超であった。
実施例1の材料および配合比を表1~4に示す通りに変更した以外は、合成例1と同様に行うことで、合成例2~36、38、39のウレタンポリオール(A)をそれぞれ得た。得られたウレタンポリオール(A)のMwと転化率を表1に示す。なお、表中にある原料の配合量は不揮発分換算であり、特に断りのない数値の単位は[部]である。
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコにクラレポリオールP-1010(2官能ポリエステルポリオール、クラレ社製)200部、エクセノール240(3官能ポリエーテルポリオール、旭硝子社製)550部、ヘキサメチレンジイソシアネート70部、トルエン547部、触媒としてジオクチル錫ジラウレート0.05部を仕込み、90℃まで徐々に昇温して、30分間反応を行った。その後、滴下漏斗からクラレポリオールP-1010を100部、エクセノール240を150部、トルエン167部の混合溶液を30分かけて滴下した。IRチャートのNCO特性吸収(2,270cm-1)が消失していることを確認した後に30℃まで冷却し、反応を終了した。このウレタンポリオール(A37)のMwは210,000、転化率は90%であった。
表で使用した材料は、以下の通りである。
<ポリオール(a)>
(a1):P1010(「クラレポリオール P-1010」、ポリエステルポリオール、Mn1000、水酸基数2、一級水酸基、クラレ社製)
(a2):P3199(「プリプラスト 3199」、ポリエステルポリオール、Mn2000、水酸基数2、一級水酸基、CRODA社製)
(a3):PP1000(「サンニックス PP-1000」、ポリオキシプロピレングリコール、Mn1000、水酸基数2、二級水酸基、三洋化成工業社製)
(a4):PP2000(「サンニックス PP-2000」、ポリオキシプロピレングリコール、Mn2000、水酸基数2、二級水酸基、三洋化成工業社製)
(a5):エクセ510(「エクセノール 510」、ポリエーテルポリオール、Mn4000、水酸基数2、一級水酸基、旭硝子社製)
(a6):GI1000(「NISSO-PB GI-1000」、両末端水酸基水素化ポリブタジエン、Mn1500、水酸基数2、一級水酸基、日本曹達社製)
(a7):GI3000(「NISSO-PB GI-3000」、両末端水酸基水素化ポリブタジエン、Mn3100、水酸基数2、一級水酸基、日本曹達社製)
(a8):HLBH P2000(「Krasol(登録商標) HLBH P2000」、末端水酸基変性液状ポリブタジエン、Mn2000、水酸基数1.95、一級水酸基、CRAY VALLEY社製)
(a9):F1010(「クラレポリオール F-1010」、ポリエステルポリオール、Mn1000、水酸基数3、一級水酸基、クラレ社製)
(a10):F3010(「クラレポリオール F-3010」、ポリエステルポリオール、Mn3000、水酸基数3、一級水酸基、クラレ社製)
(a11):エクセ1030(「エクセノール 1030」、ポリエーテルポリオール、Mn1000、水酸基数3、二級水酸基、旭硝子社製)
(a12):エクセ240(「エクセノール 240」、ポリエーテルポリオール、Mn3000、水酸基数3、一級水酸基、旭硝子社製)
(a13):エクセ4030(「エクセノール 4030」、ポリエーテルポリオール、Mn4000、水酸基数3、二級水酸基、旭硝子社製)
(a14):エクセ828(「エクセノール 828」、ポリエーテルポリオール、Mn5000、水酸基数3、一級水酸基、旭硝子社製)
(a15):P3010(「クラレポリオール P-3010」、ポリエステルポリオール、Mn1000、水酸基数3、一級水酸基、クラレ社製)
(a16):GP3000(「サンニックス GP-3000」、ポリエーテルポリオール、Mn3000、水酸基数3、二級水酸基、三洋化成工業社製)
(a17):AM302(「アデカポリエーテル AM-302」、ポリエーテルポリオール、Mn3000、水酸基数3、一級水酸基、ADEKA社製)
(a18):PTMG1000(「PTMG1000」、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、Mn1000、水酸基数2、一級水酸基、三菱ケミカル社製)
(a19):S3011(「プレミノール S-3011」、ポリエーテルポリオール、Mn10000、水酸基数3、二級水酸基、旭硝子社製)
(a20):GP1000(「サンニックス GP-1000」、ポリエーテルポリオール、Mn1000、水酸基数3、二級水酸基、三洋化成工業社製)
(b1):HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート、住化コベストロウレタン社製「デスモジュールH」)、
(b2):TDI(トリレンジイソシアネート、住化コベストロウレタン社製「デスモジュールT-80」)、
(B1):HDIアダクト(「スミジュールHT」、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、住化コベストロウレタン社製)
(B2):HDIヌレート(「スミジュールN3300」、ヘキサメチレンジイソシアネートのヌレート体、住化コベストロウレタン社製)
(C1):M182A(「ユニスターM182A」、オレイン酸メチル、日油社製)
(C2):W262(「モノサイザーW262」、エーテルエステル系可塑剤、DIC社製)
(C3):D55(「アデカサイザーD-55」、エポキシ化脂肪酸アルキルエステル、ADEKA社製)
(C4):TOP(「TOP」、トリス(2-エチルヘキシル)ホスフェート、大八工業化学社製)
(C5):IPP(「エキセパール IPP」、パルミチン酸イソプロピル、花王社製)
(D1):Irg1010(「イルガノックス1010」、ペンタエリトリトールテトラキス[3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオナート]、フェノール系酸化防止剤、BASF社製)
(D2):IrgL135(「イルガノックスL135」、ベンゼンプロパン酸3,5-ビス(1,1-ジメチル-エチル)-4-ヒドロキシ-,C7-C9 側鎖アルキルエステル、フェノール系酸化防止剤、BASF社製)
(E1):TFSI・アンモニウム塩(トリ-n-ブチルメチルアンモニウム・ビストリフルオロメタンスルホンイミド、イオン性液体)
(E2):TFSI・リチウム塩(リチウム・ビストリフルオロメタンスルホニルイミド、イオン性固体)
(E3):FSI・ピリジニウム塩(1-オクチル-4-メチルピリジニウム・ビスフルオロスルホニルイミド、イオン性液体)
(E4):FSI・イミダゾリウム塩(1-エチル-3-メチル-イミダゾリウム・ビスフルオロスルホニルイミド、イオン性液体)
(E5):TFSI・ホスホニウム塩(テトラブチルホスホニウム・ビストリフルオロメタンスルホニルイミド、イオン性固体)
上記(a9)~(a20)をそれぞれ多官能ポリオールとしても使用した。
重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)法により測定した。測定条件は以下の通りである。なお、MwおよびMnはいずれも、ポリスチレン換算値である。
<測定条件>
装置:SHIMADZU Prominence(島津製作所社製)、
カラム:SHODEX LF-804(昭和電工社製)を3本直列に接続、
検出器:示差屈折率検出器
溶媒:テトラヒドロフラン(THF)
流速:0.5mL/分
溶媒温度:40℃
試料濃度:0.1%
試料注入量:100μL
合成例1で得られたウレタンポリオール(A1)100部、イソシアネート硬化剤(B1)2部、可塑剤(C1)30部、酸化防止剤(D1)0.7部、帯電防止剤(E1)0.1部、多官能ポリオール(F4=a12)10部、および溶剤の酢酸エチル100部を配合し、ディスパーで攪拌して、粘着剤を得た。なお、溶剤を除く各材料の使用量は、不揮発分換算値[部]を示す。
次に、形成された塗工層を乾燥オーブンを使用して100℃1分間の条件で乾燥して、粘着層を形成した。この粘着層の上に、厚さ38μmの市販剥離シートを貼り合わせ、さらに23℃-50%RHの条件下で1週間養生を行うことで粘着シートを得た。
実施例1の材料および配合比を表5~13に示す通りに変更した以外は実施例1と同様に行うことで、それぞれ実施例2~73、比較例1~6の粘着剤および粘着シートを得た。
得られた粘着剤および粘着シートの評価項目および評価方法は、以下の通りである。
実施例1の塗工速度を30m/分に、幅を150cmに代えた以外は、実施例と同様に行い粘着シートを作製し、一定距離ごとに巻き取りロールと粘着シートを繋ぐテープの痕(圧痕)を目視にて評価した。評価基準は以下の通りである。
◎:10m地点でテープ痕が認められない。優良。
○:25m地点でテープ痕が認められない。良好。
△:50m地点でテープ痕が認められない。実用可。
×:50m地点でテープ痕が認められる。実用不可。
高温経時後の再剥離性を粘着力で評価した。
得られた粘着シートを幅25mm・長さ100mmの大きさに準備し、測定試料とした。次いで、23℃-50%RHの雰囲気下で、測定試料から剥離シートを剥離し、露出した粘着層を苛性ソーダガラス板に貼着し、2kgロールを1往復して圧着した。その後、100℃条件下で24時間放置した。次いで23℃-50%RHの雰囲気にて30分空冷した後、JISZ0237に準拠し、引張試験機(テンシロン:オリエンテック社製)を用いて、剥離速度300mm/分、剥離角度180°の条件で粘着力を測定した。また、被着体をITOフィルム(「テトライトTCF」、尾池工業社製)、PET(「ルミラーT-60」、東レ社製)に変えた以外は上記同様に行い粘着力を測定した。
評価基準は以下の通りである。
◎:100mN/25mm未満。優良。
○:100mN/25mm以上200mN/25mm未満。良好。
△:200mN/25mm以上300mN/25mm。実用可。
×:300mN/25mm超。実用不可。
上記「高温経時後の再剥離性」後のITO面について粘着剤由来の汚染性を評価した。
評価は、暗室で目視にてLEDライトで被着体を照らして行った。評価基準は以下の通りである。
○:汚染が全く認められない。良好。
△:若干の曇りが認められる。実用可。
×:はっきりとした曇りが認められる。実用不可。
得られた粘着シートを幅50mm・長さ50mmの大きさに準備し、測定試料とした。次いで、23℃-50%RHの雰囲気下で、測定試料から剥離シートを剥離し、粘着層に刃物で基材に達するが切断しない程度の深さまで2mm間隔で11本の切れ目を入れた。次いで前記切れ目の直角方向に前記同様に11本の切れ目を入れることで碁盤目状に100個のマス目を形成した。その上から親指で強く10回擦った際に、粘着層が基材から取れずに残ったマス目の数を評価した。評価基準は以下の通りである。
◎:100マス残り。優良。
○:90マス以上100マス未満残り。良好。
△:75マス以上90マス未満残り。実用可。
×:残ったマスが75未満。実用不可。
得られた粘着シートを幅50mm・長さ50mmの大きさに準備し、測定試料とした。次いで、23℃-50%RHの雰囲気下で、測定試料から剥離シートを剥離し、表面抵抗値測定器(ハイレスタ-UX MCP-HT800、三菱ケミカルアナリテック社製)のプローブを粘着層に当てて表面抵抗値を評価した。評価基準は以下の通りである。
◎:表面抵抗値が1×10の8乗未満。優良。
○:表面抵抗値が1×10の8乗以上、1×10の9乗未満。良好。
△:表面抵抗値が1×10の9乗以上、1×10の10乗未満。実用可。
×:表面抵抗値が1×10の10乗以上。実用不可。
ポリオール(a)とポリイソシアネート(b)との反応物である重量平均分子量が10万~50万のウレタンポリオール(A)、イソシアネート硬化剤(B)、酸化防止剤(D)、帯電防止剤(E)および多官能ポリオール(F)を含む粘着剤。
[付記2]
前記多官能ポリオール(F)は、一分子中の水酸基数が3以上である、付記1に記載の粘着剤。
[付記3]
さらに、可塑剤(C)を含む、付記1または2に記載の粘着剤。
[付記4]
前記ウレタンポリオール(A)100質量部に対して、前記可塑剤(C)を0.1~100質量部含む、付記3に記載の粘着剤。
[付記5]
前記ウレタンポリオール(A)100質量部に対して、前記多官能ポリオール(F)を2~50質量部含む、付記1~4いずれかに記載の粘着剤。
[付記6]
前記多官能ポリオール(F)は、末端に一級水酸基を有する、付記1~5いずれかに記載の粘着剤。
[付記7]
基材、および付記1~6いずれかに記載の粘着剤の硬化物である粘着層を備える、粘着シート。
[付記8]
透明導電フィルム、ガラス、アクリル板、ポリカーボネート板、オレフィン板、および無機バリア層からなる群より選択される部材、および付記7に記載の粘着シートを備える、積層体。
Claims (14)
- ポリブタジエン変性ポリオールを含むポリオール(a)と、ポリイソシアネート(b)との反応物である重量平均分子量が10万~50万のウレタンポリオール(A)、イソシアネート硬化剤(B)、酸化防止剤(D)、帯電防止剤(E)および多官能ポリオール(F)を含み、
ウレタンポリオール(A)100質量部に対して、酸化防止剤(D)を0.5~10質量部含有し、
多官能ポリオール(F)は、数平均分子量が500~6000であり、且つ一分子中の水酸基数が3以上である粘着剤。 - 前記帯電防止剤(E)は、25℃で液体または固体である請求項1に記載の粘着剤。
- さらに、可塑剤(C)を含む、請求項1または2に記載の粘着剤。
- 前記ウレタンポリオール(A)100質量部に対して、前記可塑剤(C)を0.1~100質量部含む、請求項3に記載の粘着剤。
- 前記ウレタンポリオール(A)100質量部に対して、前記多官能ポリオール(F)を2~50質量部含む、請求項1~4いずれか1項に記載の粘着剤。
- 前記多官能ポリオール(F)は、末端に一級水酸基を有する、請求項1~5いずれか1項に記載の粘着剤。
- 前記ウレタンポリオール(A)100質量部に対して、前記イソシアネート硬化剤(B)を0.1~30質量部含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の粘着剤。
- ポリオール(a)の数平均分子量が、200~6,000である請求項1~7いずれか1項に記載の粘着剤。
- 基材、および請求項1~8いずれか1項に記載の粘着剤の硬化物である粘着層を備える、粘着シート。
- 透明導電フィルム、ガラス、アクリル板、ポリカーボネート板、オレフィン板、および無機バリア層からなる群より選択される部材、および請求項9に記載の粘着シートを備える、積層体。
- 前記無機バリア層が窒化ケイ素である請求項10に記載の積層体。
- ポリブタジエン変性ポリオールを含むポリオール(a)と、ポリイソシアネート(b)とを反応させて、重量平均分子量が10万~50万のウレタンポリオール(A)を得、
ウレタンポリオール(A)、イソシアネート硬化剤(B)、酸化防止剤(D)、帯電防止剤(E)および多官能ポリオール(F)を含む粘着剤を調製し、
酸化防止剤(D)は、ウレタンポリオール(A)100質量部に対して0.5~10質量部含有させ、
多官能ポリオール(F)は、数平均分子量が500~6000であり、一分子中の水酸基数が3以上である、
粘着剤の製造方法。 - 基材上に、請求項1~8いずれか1項に記載の粘着剤を塗工して塗工層を得、
前記塗工層を硬化して硬化物である粘着層を形成する、粘着シートの製造方法。 - 透明導電フィルム、ガラス、アクリル板、ポリカーボネート板、オレフィン板、および無機バリア層からなる群より選択される部材と、請求項9に記載の粘着シートを積層する、積層体の製造方法。
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