JP7067392B2 - ガラス容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス容器の製造方法及びガラス容器に関する。
従来、バイアルやアンプルなどのガラス容器は、ガラス融液を金型でプレスして成型するモールド加工や、管ガラスを局所的にバーナーなどで加熱しながら、口部、首部、底部を成形する管瓶加工により製造されている。
国際公開第2009/116300号
ところで、バーナーなどにより加熱して管ガラスを成形加工する場合、加熱時に管ガラスの内表面からアルカリホウ酸塩やアルカリ成分などの蒸発物が発生することがある。このような蒸発物は、得られたガラス容器の内表面に堆積して異質層を形成することがある。この異質層によって、ガラス容器の化学的耐久性や加水分解抵抗性が低下し、薬液の保存中にガラス中のアルカリ成分が溶出して、薬液のpH変化などを引き起こす恐れがある。また、ガラス容器の内表面から異質層が剥離して、薬液中にフレークスといわれる不溶性異物が発生することがある。
医薬品に用いられるガラス容器からアルカリ溶出量を低減させるためには、容器加工時に発生するアルカリホウ酸塩やアルカリ成分などの蒸発量を低減する必要がある。この場合、加工温度や加工速度を下げて製造することが好ましいが、加工温度や加工速度を下げると生産性が低下するという問題が生じる。そこで、特許文献1では、ガラス管を加熱下で成形加工し、得られたガラス容器の内表面を、水、酸の水溶液、または界面活性剤水溶液により洗浄する方法が開示されている。しかし、容器加工後にガラス容器の内表面を洗浄する方法では、製造工程が煩雑になることから、この方法においても生産性が低下するという問題がある。
本発明の目的は、簡便に製造することができ、容器加工後のアルカリ溶出量を低減することができる、ガラス容器の製造方法及びガラス容器を提供することにある。
本発明に係るガラス容器の製造方法は、管ガラスを加熱下で成形加工することにより、ガラス容器を製造する方法であって、管ガラスを用意する工程と、前記管ガラスを加熱下で成形加工することにより底部を形成し、ガラス容器を得る工程と、を備え、前記管ガラスを加熱下で成形加工するに際し、前記管ガラスから発生する蒸発物を吸着させるための吸着棒を前記管ガラス内に挿入することを特徴としている。
本発明においては、前記底部を形成する直前から前記底部が形成されるまでの間、前記吸着棒を前記管ガラス内に挿入することが好ましい。
本発明においては、前記吸着棒の先端から前記底部までの距離が、0.1mm以上であることが好ましい。
本発明においては、前記底部の成形加工時における前記管ガラスの温度と、前記吸着棒の温度との温度差が、50℃以上であることが好ましい。
本発明においては、前記吸着棒の温度が、0℃以上、1600℃以下であることが好ましい。
本発明においては、前記吸着棒の20℃における比熱が、2.5(J/K・g)以下であることが好ましい。
本発明においては、吸着棒の断面積と管ガラスの断面積との比(吸着棒/管ガラス)が、0.95以下であることが好ましい。
本発明においては、前記管ガラスが、ホウケイ酸ガラス又はアルミノケイ酸塩ガラスにより構成されていることが好ましい。
本発明に係るガラス容器は、ガラス容器であって、前記ガラス容器の全容積に対して90%の体積の精製水を充填し、アルカリを溶出させたときの溶出液が中和されるまでの塩酸消費量M(mL/100mL)と、前記ガラス容器の全容積に対して50%の体積の精製水を充填し、アルカリを溶出させたときの溶出液が中和されるまでの塩酸消費量N(mL/100mL)との比M/Nが、0.3以上、0.8以下であることを特徴としている。
本発明においては、前記ガラス容器の全容積に対して90%の体積の精製水を充填し、アルカリを溶出させたときの溶出液が中和されるまでの前記塩酸消費量M(mL/100mL)と、ISO 4802-1(1988)におけるクラスHC1及びHC2の規格上限値Lとの比M/Lが、0.80以下であることが好ましい。
本発明においては、前記ガラス容器が、ホウケイ酸ガラス又はアルミノケイ酸塩ガラスにより構成されていることが好ましい。
本発明によれば、簡便に製造することができ、容器加工後のアルカリ溶出量を低減することができる、ガラス容器の製造方法及びガラス容器を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るガラス容器を示す模式的正面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るガラス容器を縦式加工により製造する方法を説明するための模式的正面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るガラス容器を縦式加工により製造する方法における底部の成形方法を詳細に説明するための模式図である。 図4は、吸着棒の先端と管ガラスの底部における底面との距離を説明するための模式図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るガラス容器を横式加工により製造する方法を説明するための模式的正面図である。 図6は、実施例、比較例及び参考例で得られたガラス容器の90%の体積における塩酸消費量を示すグラフである。 図7は、従来のガラス容器の縦式加工による製造方法における底部の成形方法を詳細に説明するための模式図である。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照する場合がある。
[ガラス容器]
図1は、本発明の一実施形態に係るガラス容器を示す模式的正面図である。
図1に示すように、ガラス容器1は、口部3、首部2及び底部4を有する。口部3は、上方に開口している。口部3から、例えば、液体や固体の試料などをガラス容器1内に導入することができる。ガラス容器1は、例えば、アンプル、バイアル、プレフィルドシリンジ、カートリッジなどの医薬容器として用いることができる。
このようなガラス容器1を構成するガラスは、特に限定されないが、例えば、ホウケイ酸ガラス又はアルミノケイ酸塩ガラスであることが好ましい。この場合、ガラス容器1の化学的耐久性をより一層高めることができる。
ホウケイ酸ガラスとしては、例えば、質量%で、SiO 65~85%、Al 0~15%、B 0~15%、LiO 0~5%、NaO 0~15%、KO 0~5%、BaO 0~10%、CaO 0~5%、MgO 0~5%、ZrO 0~5%を含有するガラスが挙げられる。
なかでも、ホウケイ酸ガラスとしては、質量%で、SiO 70~85%、Al 2~15%、B 0.1~14%、LiO 0~5%、NaO 2~10%、KO 0~4%、BaO 0~5%、CaO 0~5%、MgO 0~5%を含有するガラスを用いることが好ましい。また、RO(RはMg、Ca、SrまたはBa)は、0~5%であることが好ましい。
また、アルミノケイ酸塩ガラスとしては、例えば、質量%で、SiO 65~85%、Al 1~20%、LiO 0~5%、NaO 0~15%、KO 0~5%、BaO 0~10%、CaO 0~5%、MgO 0~10%、ZrO 0~5%を含有し、Bを実質的に含まないガラスが挙げられる。実質的に含まないとは、0.1%未満のことをいう。
なかでも、アルミノケイ酸塩ガラスとしては、質量%で、SiO 65~80%、Al 5~20%、LiO 0~5%、NaO 1~15%、KO 0~5%、BaO 0~10%、CaO 0~5%、MgO 1~10%、ZrO 0~5%を含有するガラスを用いることが好ましい。また、RO(RはMg、Ca、SrまたはBa)は、1~20%であることが好ましい。
なお、ホウケイ酸ガラスやアルミノケイ酸塩ガラスは、TiOやFeを含んでいてもよい。
本実施形態においては、ガラス容器1の全容積に対して底面4aから90%の体積の精製水を充填し、アルカリを溶出させたときの溶出液が中和されるまでの塩酸消費量M(mL/100mL)と、ガラス容器1の全容積に対して底面4aから50%の体積の精製水を充填し、アルカリを溶出させたときの溶出液が中和されるまでの塩酸消費量N(mL/100mL)との比M/Nが、0.3以上、好ましくは0.4以上、より好ましくは0.5以上であり、0.8以下である。
ガラス容器1では、比M/Nが上記範囲にあり、同じ体積で比較したときに、塩酸消費量Mが、塩酸消費量Nより少ない。すなわち、ガラス容器1の側壁部5の上側部分のアルカリ溶出量が、ガラス容器1の側壁部5の下側部分及び底部4のアルカリ溶出量よりも少ない。
このように側壁部5における底部4より上側部分のアルカリ溶出量が少ないガラス容器1は、後述の製造方法の欄で説明するように煩雑な製造工程を必要としない。よって、容器加工後のアルカリ溶出量が低減されているガラス容器1を、煩雑な製造工程を経ることなく、簡便に製造することができる。そのため、ガラス容器1の生産性を高めることができる。
また、ガラス容器の全容積に対して90%の体積の精製水を充填し、アルカリを溶出させたときの溶出液が中和されるまでの塩酸消費量M(mL/100mL)と、ISO 4802-1(1988)におけるクラスHC1及びHC2の規格上限値Lとの比M/Lが、好ましくは0.80以下、0.75以下、0.70以下、0.65以下、0.60以下、0.55以下、0.52以下、より好ましくは0.50以下、さらに好ましくは0.45以下、特に好ましくは0.43以下である。塩酸消費量Mが上記上限値以下である場合、容器加工後のアルカリ溶出量をより一層低減することができる。
また、ガラス容器の外周が16.00mmφ、厚み:1.00mmの場合、ガラス容器1の塩酸消費量Mは、好ましくは0.52mL/100mL以下、より好ましくは0.50mL/100mL以下である。塩酸消費量Mが上記上限値以下である場合、容器加工後のアルカリ溶出量をより一層低減することができる。また、ガラス容器1の90%の体積における塩酸消費量Mの下限値は、特に限定されないが、例えば、0.10mL/100mL程度であれば許容できる。
また、ガラス容器の外周が16.00mmφ、厚み:1.00mmの場合、ガラス容器1の塩酸消費量Nは、好ましくは1.00mL/100mL以下、より好ましくは0.80mL/100mL以下である。塩酸消費量Nが上記上限値以下である場合、容器加工後のアルカリ溶出量をより一層低減することができる。また、ガラス容器1の90%の体積における塩酸消費量Nの下限値は、特に限定されないが、例えば、0.13mL/100mL程度であれば許容できる。
[ガラス容器の製造方法]
次に、ガラス容器1の製造方法の一例について、説明する。
(縦式加工)
図2(a)~(i)を参照して、本発明の一実施形態に係るガラス容器を縦式加工により製造する方法を説明する。
まず、図2(a)に示すように、両側の端部11a,11bが開口した管ガラス11を用意する。管ガラス11を構成するガラスとしては、例えば、ホウケイ酸ガラスを用いることができる。ホウケイ酸ガラスとしては、例えば、上述のガラスと同様のガラスを使用することができる。
管ガラス11の直径は、特に限定されないが、例えば、4mm~60mmとすることができる。管ガラス11の長さは、特に限定されないが、例えば、1000mm~1800mmとすることができる。管ガラス11の厚みは、特に限定されないが、例えば、0.30mm~2.0mmとすることができる。
次に、管ガラス11を垂直に立てた状態で、バーナー10により管ガラス11の一方側の端部11aを加熱する。このようにして加熱した状態で、図2(b)に示す首部成形具12a,12bを用いて、管ガラス11の一方側の端部11aを首部成形し、首部12を形成する。
次に、図2(c)に示すように、バーナー10により管ガラス11の一方側の端部11aを加熱する。このように加熱した状態で、図2(d)に示すように、口部成形具13aを用いて、管ガラス11の一方側の端部11aを口部成形し、口部13を形成する。なお、本発明において、この首部成形工程及び口部成形工程は、省略してもよい。
次に、図2(e)に示すように、バーナー10により管ガラス11の首部12より上方の部分を加熱する。なお、管ガラス11を加熱する部分は、製造するガラス容器1の深さに応じて適宜調整することができる。
次に、図2(f)に示すように、管ガラス11を加熱した部分を溶断し、ガラス容器部分11Aと、他の部分11Bとを形成する。続いて、図2(g)に示すように、ガラス容器部分11Aの溶断した部分をバーナー10で加熱成形し、底部14を形成する。それによって、図2(h)に示すガラス容器1を得ることができる。なお、図2(f)で得られた他の部分11Bは、図2(i)に示すように、溶断した部分をバーナー10で加熱することにより開口させ、再度、管ガラス11として用いることができる。この管ガラス11を用いて、図2(a)~(i)に示す同様の成形加工を繰り返すことができる。
なお、本実施形態では、図2(e)に示すバーナー10による加熱の前に、予め図2(f)に示す吸着棒15を管ガラス11に挿入しておく。この状態で管ガラス11を回転させながら、図2(f)に示す溶断をし、図2(g)に示す底部14を形成する。そして、底部14の形成後、吸着棒15を取り出し、図2(h)に示すガラス容器1を得る。
このように、本実施形態では、吸着棒15を挿入した状態で、図2(f)に示す溶断工程及び図2(g)に示す底部形成工程が行われる。そのため、得られたガラス容器1のアルカリ溶出量を低減することができる。この点については、以下のように説明することができる。
図7に示すように、吸着棒15を挿入しない従来の加工方法では、溶断工程及び底部形成工程における加熱時に、管ガラス11の内表面からアルカリホウ酸塩やアルカリ成分16などの蒸発物が発生し、容器加工後のアルカリ溶出量が高められる原因となっていた。
これに対して、本実施形態では、図3に示すように、溶断工程及び底部形成工程における加熱時に発生したアルカリホウ酸塩やアルカリ成分16などの蒸発物を、吸着棒15に吸着させることができる。そのため、容器加工後のアルカリ溶出量を低減することができる。また、洗浄工程などの煩雑な製造工程を経なくとも、吸着棒15を挿入するだけで、アルカリ溶出量を低減することができる。そのため、本実施形態では、容器加工後のアルカリ溶出量が低減されたガラス容器1を簡便に製造することができ、生産性を高めることができる。
なお、本実施形態では、ガラス容器1の底部4及び側壁部5の双方におけるアルカリ溶出量を低減することができる。
また、本実施形態では、溶断工程及び底部形成工程における加熱の際にのみ吸着棒15を挿入しているが、首部形成工程や口部形成工程における加熱の際にも、吸着棒15を挿入してもよい。その場合、容器加工後のアルカリ溶出量をより一層低減することができる。また、本実施形態では、さらに、洗浄工程を行うことも可能である。
なお、本発明において、吸着棒15は、底部14を形成する直前から底部14が形成されるまでの間においてのみ、管ガラス11内に挿入されることが好ましい。この場合、吸着棒15が成形加工の妨げとなりにくい。また、吸着棒15に蒸発物をより一層付着させ易くすることができる。
また、底部14の形成時における吸着棒15の温度は、底部14のガラスの温度より低いことが好ましい。この場合、吸着棒15は、冷却棒として作用し、蒸発物をより効率的に選択的に吸着させることができる。
底部14の形成時における吸着棒15の温度と、底部14のガラスの温度との温度差は、好ましくは50℃以上、100℃以上、500℃以上、800℃以上、900℃以上、より好ましくは1000℃以上である。この場合、蒸発物をより一層選択的に吸着棒15に吸着させることができる。また、上記温度差の上限値は、特に限定されないが、例えば、1500℃以下とすることができる。上記温度差の上限値より大きいと、管ガラス11が冷却されて加工し難くなる場合がある。
管ガラス11の底部14を形成する際の加工温度は、加工されるガラスの軟化点よりも高いことが好ましく、好ましくは700℃以上、800℃以上、900℃以上、より好ましくは1000℃以上である。また、上記加工温度の上限値は、好ましくは2000℃以下、1850℃以下、1500℃以下、より好ましくは1300℃以下である。加工温度が上記下限以上である場合、管ガラス11をより一層加工し易くすることができるため、生産性を維持することができる。さらに、得られるガラス容器1の形状をより一層変形し難くすることができる。また、加工温度が上記上限値以下である場合、加工時にガラスから発生するアルカリホウ酸塩の蒸発物量をより一層低減させることができる。さらに、得られるガラス容器1の形状をより一層変形し難くすることができる。なお、加工温度は、サーモグラフィ又は熱電対により測定することができる。
吸着棒15の温度は、底部14を形成する際の加工温度よりも低いことが好ましく、またアルカリホウ酸塩などの沸点よりも低いことが好ましい。吸着棒15の温度は、特に限定されないが、好ましくは1600℃以下、1500℃以下、1300℃以下、1000℃以下、800℃以下、500℃以下、300℃以下、より好ましくは250℃以下、さらに好ましくは230℃以下である。吸着棒15の温度が上記上限値以下である場合、蒸発物をより一層選択的に吸着棒15に吸着させることができる。また、蒸発物の再度の蒸発をより一層抑制することができる。また、吸着棒15の温度の下限値は、特に限定されないが、例えば、0℃以上とすることができる。吸着棒15の温度が上記下限値より低いと、管ガラス11が冷却されて加工し難くなる場合がある。なお、吸着棒15の温度は、底部14の形成時における平均温度であるものとする。また、吸着棒15を冷却する場合の冷却機構も特に限定されず、例えば、水冷や空冷をすることができ、あるいは常温で冷却してもよいし、冷却せずに挿入するだけでもよい。
吸着棒15の20℃における比熱は、特に限定されないが、好ましくは2.5(J/K・g)以下、2.0(J/K・g)以下、1.5(J/K・g)以下、1(J/K・g)以下、0.9(J/K・g)以下、0.8(J/K・g)以下、より好ましくは0.75(J/K・g)以下である。吸着棒15の20℃における比熱が上記上限値以下である場合、吸着棒15を冷却する際の冷却効果をより一層高めることができる。なお、吸着棒15の20℃における比熱の下限値は、特に限定されないが、例えば、0.1(J/K・g)とすることができる。
吸着棒15の熱伝導率は、特に限定されないが、好ましくは0.1(W/m・K)以上、より好ましくは0.3(W/m・K)以上、さらに好ましくは0.7(W/m・K)以上、特に好ましくは0.9(W/m・K)以上である。吸着棒15の熱伝導率が上記下限値以上である場合、吸着棒15を冷却する際の冷却効果をより一層高めることができる。吸着棒15の熱伝導率の上限値は、特に限定されないが、例えば、450(W/m・K)とすることができる。
吸着棒15の材質は、特に限定されず、例えば、鉄や銅などの金属、ガラス、セラミックスなどの多孔質材料を用いることができる。
吸着棒15の形状は、特に限定されず、例えば、平板、円柱、あるいは多角柱の棒を用いることができる。また、吸着棒15は、ロッドであってもよく、水冷又は空冷可能な二重管であってもよい。なお、ロッドとは、棒状のものであれば何でもよく、例えば伸縮可能なもの、先端が取り外し可能なもの等も含まれる。また、吸着棒15は、複数本を挿入してもよい。
図4に示すように、吸着棒15の先端と管ガラス11の底部14における底面14aとの距離ΔH(mm)は、管ガラスの寸法によって異なるため、容器の全長をH(mm)とした場合、0.1mm ≦ ΔH < H×0.5mmの範囲内であることが好ましい。
吸着棒15の先端と管ガラス11の底面14aとの距離ΔHが上記範囲内にある場合、蒸発物を吸着棒15により一層確実に吸着させることができる。また、吸着棒15の先端と管ガラス11の底面14aとの距離ΔHの上限値は、好ましくはH×0.4以下、H×0.3以下、より好ましくはH×0.2以下である。
吸着棒15の先端と管ガラス11の底部14における底面14aとの距離ΔHは、好ましくは10mm以下、8mm以下、6mm以下、5mm以下、5mm未満、より好ましくは4mm以下、さらに好ましくは3mm以下である。吸着棒15の先端と管ガラス11の底面14aとの距離が上記上限値以下又は上記上限値未満である場合、蒸発物を吸着棒15により一層確実に吸着させることができる。また、吸着棒15の先端と管ガラス11の底面14aとの距離の下限値は、特に限定されないが、例えば、0.1mm以上、好ましくは0.3mm以上、0.5mm以上、0.8mm以上、より好ましくは1mm以上とすることができる。吸着棒15の先端と管ガラス11の底面14aとの距離が上記下限値より小さいと、吸着棒15が管ガラス11の底部14と接触する恐れがある。吸着棒15は、管ガラス11の底部14と接触しないように挿入することが望ましい。
吸着棒15の挿入長Hは、例えば、H×0.5mm以上、H-0.1mm未満とすることができる。
また、吸着棒15の断面積と管ガラス11の断面積との比(吸着棒/管ガラス)は、特に限定されないが、好ましくは0.0005以上、0.001以上、0.005以上、0.008以上、0.01以上、0.05以上、より好ましくは0.10以上である。また、0.95以下であることが好ましく、より好ましくは0.90以下、0.50以下、0.30以下、0.25以下、さらに好ましくは0.20以下である。上記比(吸着棒/管ガラス)が上記上限値以上である場合、加工中にガラスから発生するアルカリホウ酸塩やアルカリ成分などの蒸発物を効率良く吸着できるため、得られるガラス容器1の側壁部5におけるアルカリ溶出量をより一層低減することができる。また、上記比(吸着棒/管ガラス)が上記下限値以下である場合、アルカリホウ酸塩やアルカリ成分などの蒸発物を効率的に吸着させることが困難になる。
なお、吸着棒15が円柱状である場合、断面の直径は、例えば、2mm以上、8mm以下とすることができる。また、吸着棒15の長さは、例えば、30mm以上、80mm以下とすることができる。
(横式加工)
なお、本発明においては、横式加工によりガラス容器1を製造してもよい。
以下、図5(a)~(i)を参照して、本発明の一実施形態に係るガラス容器を横式加工により製造する方法を説明する。
まず、図5(a)に示すように、両側の端部11a,11bが開口した管ガラス11を用意する。
次に、図5(b)に示すように、管ガラス11を水平にした状態で、バーナー10により管ガラス11の端部11a,11bをそれぞれ加熱する。このようにして加熱した状態で、図5(c)に示す首部成形具12a,12bを用いて、管ガラス11の端部11a,11bをそれぞれ首部成形し、首部12を形成する。
次に、図5(d)に示すように、バーナー10により管ガラス11の端部11a,11bをそれぞれ加熱する。このように加熱した状態で、図5(e)に示すように、口部成形具13aを用いて、管ガラス11の端部11a,11bをそれぞれ口部成形する。それによって、図5(f)に示す口部13を形成する。なお、本発明において、この首部成形工程及び口部成形工程は、省略してもよい。
次に、図5(g)に示すように、バーナー10により管ガラス11の中央部分を加熱する。なお、管ガラス11を加熱する部分は、製造するガラス容器1の深さに応じて適宜調整することができる。
次に、図5(h)に示すように、管ガラス11を加熱した部分を溶断し、ガラス容器部分11Aを形成する。続いて、図5(i)に示すように、ガラス容器部分11Aを溶断した部分をバーナー10で加熱成形し、底部14を形成する。それによって、ガラス容器1を得ることができる。
なお、本実施形態では、図5(g)に示すバーナー10による加熱の前に、予め図5(h)に示す吸着棒15を管ガラス11に挿入しておく。この状態で管ガラス11を回転させながら、図5(h)に示す溶断をし、図5(i)に示す底部形成をする。そして、底部形成後、吸着棒15を取り出し、ガラス容器1を得る。
このように、本実施形態においても、吸着棒15を挿入した状態で、図5(h)に示す溶断工程及び図5(i)に示す底部形成工程が行われる。そのため、得られたガラス容器1のアルカリ溶出量を低減することができる。また、洗浄工程などの煩雑な製造工程を経なくとも、吸着棒15を挿入するだけで、アルカリ溶出量を低減することができる。そのため、本実施形態でも、容器加工後のアルカリ溶出量が低減されたガラス容器1を簡便に製造することができ、生産性を高めることができる。また、本実施形態では、さらに洗浄工程を行うことも可能である。
なお、本実施形態では、ガラス容器1の底部4及び側壁部5の双方におけるアルカリ溶出量を低減することができる。
また、本実施形態では、溶断工程及び底部形成工程における加熱の際にのみ吸着棒15を挿入しているが、首部形成工程や口部形成工程における加熱の際にも、吸着棒15を挿入してもよい。その場合、容器加工後のアルカリ溶出量をより一層低減することができる。
なお、本発明において、吸着棒15は、底部14を形成する直前から底部14が形成されるまでの間においてのみ、管ガラス11内に挿入されることが好ましい。この場合、吸着棒15が成形加工の妨げとなりにくい。また、吸着棒15に蒸発物をより一層吸着させ易くすることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
(実施例1)
まず、組成が、質量%でSiO 72.5%、Al 7%、B 11%、NaO 6%、KO 2%、BaO 1%、CaO 0.5%を含有するホウケイ酸ガラスからなる管ガラス(16.00mmφ、厚み:1.00mm)を用意した。
ガラス容器の作製には、用意した管ガラスを垂直に保持しながら回転させ、酸素/ガスバーナーで加熱して軟化させた後、上方に引き上げる機構を有した装置を用いた。この装置により、管ガラスの中腹部分をねじ切り片端を融封して、底部を形成しガラス容器を作製した。なお、吸着棒は、2mmφの円柱状の棒を用い、加工前に管ガラス内に下記の表1に示す距離だけ挿入して設置した。また、上記装置では、1本の管ガラスから1個のガラス容器を作製した。
上記装置における都市ガス流量、酸素流量、加工時間は、下記の表1に示す通りである。なお、加工時間は、バーナーで加熱してから底部が形成されるまでの時間である。また、底部の成形加工時における管ガラスの温度は、サーモグラフィで測定したところ、1170℃であった。なお、実施例1~5及び比較例1~3における底部の成形加工時における管ガラスの温度は、ばらつきの範囲内に収まっており、このばらつきの範囲内であれば、塩酸消費量に影響を与えるものではないことが確認されている。
(実施例2)
吸着棒として表1に記載の円柱状の棒を用いたこと、及び吸着棒先端と容器底面の距離を下記の表1のように変更したこと以外は、実施例1と同様にしてガラス容器を作製した。また、底部の成形加工時における管ガラスの温度は、サーモグラフィで測定したところ、1138℃であった。
(実施例3)
組成が、質量%でSiO 76%、Al 5%、B 10.5%、NaO 7%、CaO 1.5%を含有するホウケイ酸ガラスからなる管ガラス(16.00mmφ、厚み1.00mm)を用意したこと、吸着棒として表1に記載の円柱状の棒を用いたこと、及び吸着棒先端と容器底面の距離を下記の表1のように変更したこと以外は、実施例1と同様にしてガラス容器を作製した。また、底部の成形加工時における管ガラスの温度は、サーモグラフィで測定したところ、1126℃であった。
(実施例4)
吸着棒として表1に記載の円柱状の棒を用いたこと、及び吸着棒先端と容器底面の距離を下記の表1のように変更したこと以外は、実施例3と同様にしてガラス容器を作製した。また、底部の成形加工時における管ガラスの温度は、サーモグラフィで測定したところ、1153℃であった。
(実施例5)
組成が、質量%でSiO 71.7%、Al 6%、B 6.8%、NaO 9%、KO 2%、BaO 2%、CaO 2.5%を含有するホウケイ酸ガラスからなる管ガラス(16.00mmφ-厚み1.00mm)を用意したこと、吸着棒として表1に記載の円柱状の棒を用いたこと、及び吸着棒先端と容器底面の距離を下記の表1のように変更したこと以外は、実施例1と同様にしてガラス容器を作製した。また、底部の成形加工時における管ガラスの温度は、サーモグラフィで測定したところ、1130℃であった。
(比較例1)
吸着棒を用いなかったこと以外は、実施例1と同様にしてガラス容器を作製した。また、底部の成形加工時における管ガラスの温度は、サーモグラフィで測定したところ、1173℃であった。
(比較例2)
吸着棒を用いなかったこと以外は、実施例2と同様にしてガラス容器を作製した。また、底部の成形加工時における管ガラスの温度は、サーモグラフィで測定したところ、1164℃であった。
(比較例3)
吸着棒を用いなかったこと以外は、実施例5と同様にしてガラス容器を作製した。また、底部の成形加工時における管ガラスの温度は、サーモグラフィで測定したところ、1130℃であった。
(参考例1)
実施例1の管ガラスに、テフロン(登録商標)栓を挿入し熱収縮チューブで栓が抜けないように固定させたガラス容器を作製した。
(参考例2)
実施例3の管ガラスに、テフロン(登録商標)栓を挿入し熱収縮チューブで栓が抜けないように固定させたガラス容器を作製した。
<塩酸消費量の測定>
実施例1~5、比較例1~3、及び参考例1~2のガラス容器の塩酸消費量を以下のようにして測定した。
(塩酸消費量M)
各実施例、比較例、参考例の方法で得られたガラス容器の内面と外面を精製水で洗浄した。ガラス容器の全容積の90%に相当する精製水(10mL)を、ガラス容器に充填した。ガラス容器の口部分はアルミホイルで蓋をし、輪ゴムで止めた。精製水を入れたガラス容器を、オートクレーブ内に設置し、室温から100℃まで昇温後、100℃から121℃までは1℃/分の昇温速度で加熱した。121℃に到達後60分間保持し、さらに100℃まで-0.5℃/分で冷却した。その後、オートクレーブからガラス容器を取り出し、精製水を入れたトレイ内に静置させ常温まで冷却した。冷却後、ガラス容器内の溶出液を200mLのコニカルビーカーに移した。また、各実施例、比較例、参考例の方法で同様にして得られた5個のガラス容器を用いて、同様の操作を行って得られた溶出液50mLからホールピペットを用いて25mLずつ分取し、50mLのコニカルビーカーへ移した。ブランクも同様に精製水50mLからホールピペットを用いて25mLずつ分取し、50mLのコニカルビーカーへ移した。
溶出液とブランクにそれぞれメチルレッド指示薬を50μLずつ添加した。0.01Mの塩酸をビュレットに充填し、溶出液25mLに対して中和滴定を行った。溶出液の色がブランクの色と同じになったときの塩酸消費量を記録した。試験はn=6で実施し、平均値を算出後、溶出液100mLに対する塩酸消費量Mを算出した。結果を、図6及び表1に示す。
(塩酸消費量N)
各実施例、比較例、参考例の方法で同様にして得られたガラス容器の内面と外面を精製水で洗浄した。ガラス容器の全容積の50%に相当する精製水(5mL)を、ガラス容器に充填した。ガラス容器の口部分はアルミホイルで蓋をし、輪ゴムで止めた。精製水を入れたガラス容器を、オートクレーブ内に設置し、室温から100℃まで昇温後、100℃から121℃までは1℃/分の昇温速度で加熱した。121℃に到達後60分間保持し、さらに100℃まで-0.5℃/分で冷却した。その後、オートクレーブからガラス容器を取り出し、精製水を入れたトレイ内に静置させ常温まで冷却した。冷却後、ガラス容器内の溶出液を200mLのコニカルビーカーに移した。各実施例、比較例、参考例の方法で同様にして得られた10個のガラス容器を用いて、同様の操作を行って得られた溶出液50mLからホールピペットを用いて25mLずつ分取し、50mLのコニカルビーカーへ移した。ブランクも同様に精製水50mLからホールピペットを用いて25mLずつ分取し、50mLのコニカルビーカーへ移した。
溶出液とブランクにそれぞれメチルレッド指示薬を50μLずつ添加した。0.01Mの塩酸をビュレットに充填し、溶出液25mLに対して中和滴定を行った。溶出液の色がブランクの色と同じになったときの塩酸消費量を記録した。試験はn=6で実施し、平均値を算出後、溶出液100mLに対する塩酸消費量Nを算出した。また、比M/N及び比M/Lを算出した。
結果を下記の表1に示す。
Figure 0007067392000001
図6及び表1から分かるように、吸着棒を挿入した実施例1~5は、吸着棒を挿入しない比較例1~3に比べて塩酸消費量Mが少なかった。
本発明のガラス容器及びガラス容器の製造方法は、アルカリホウ酸塩やアルカリ成分が蒸発しやすいガラスであれば、ガラス組成は特に限定されない。例えば、表2に示すガラス組成にも適用可能である。
Figure 0007067392000002
1…ガラス容器
2…首部
3…口部
4…底部
4a…底面
5…側壁部
10…バーナー
11…管ガラス
11a,11b…端部
11A…ガラス容器部分
11B…他の部分
12…首部
12a,12b…首部成形具
13…口部
13a…口部成形具
14…底部
14a…底面
15…吸着棒
16…アルカリホウ酸塩やアルカリ成分
…ガラス容器の全長
…吸着棒の挿入長

Claims (8)

  1. 管ガラスを加熱下で成形加工することにより、ガラス容器を製造する方法であって、
    管ガラスを用意する工程と、
    前記管ガラスを加熱下で成形加工することにより底部を形成し、ガラス容器を得る工程と、
    を備え、
    前記管ガラスを加熱下で成形加工するに際し、前記管ガラスから発生する蒸発物を吸着させるための吸着棒を前記管ガラス内に挿入する、ガラス容器の製造方法。
  2. 前記底部を形成する直前から前記底部が形成されるまでの間、前記吸着棒を前記管ガラス内に挿入する、請求項1に記載のガラス容器の製造方法。
  3. 前記吸着棒の先端から前記底部までの距離が、0.1mm以上である、請求項1又は2に記載のガラス容器の製造方法。
  4. 前記底部の成形加工時における前記管ガラスの温度と、前記吸着棒の温度との温度差が、50℃以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載のガラス容器の製造方法。
  5. 前記吸着棒の温度が、0℃以上、1600℃以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載のガラス容器の製造方法。
  6. 前記吸着棒の20℃における比熱が、2.5(J/K・g)以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載のガラス容器の製造方法。
  7. 前記吸着棒の断面積と前記管ガラスの断面積との比(吸着棒/管ガラス)が、0.95以下である、請求項1~6に記載のガラス容器の製造方法。
  8. 前記管ガラスが、ホウケイ酸ガラス又はアルミノケイ酸塩ガラスにより構成されている、請求項1~7のいずれか1項に記載のガラス容器の製造方法。
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