JP7067044B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、コピー、ネットワークプリント、ファックス、及びスキャン等の機能を集約した画像形成装置が普及している。また、近年、画像形成装置がスキャン機能により用紙から読み取る画像の画像データをサーバーに保存することができるようになっている。よって、パーソナルコンピュータ又はスマートフォン等の端末装置からサーバにアクセスすることで、サーバーに保存されている画像データを使用することも可能となっている。このようなサーバーとして、例えば、イントラネットの外部の装置にアクセスを許可するNAS(Network Attached Storage)、又はインターネット等を介してさまざまな装置からのアクセスを許可するクラウドサーバー等が用いられている。
上記のような画像形成装置の中には、スキャン動作時に画像データを自機に蓄積するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、サーバーに保存されているデータに変化がある場合、その旨がサーバーから画像形成装置に通知されるものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、画像形成装置がサーバーに通信可能か否かを問い合わせ、通信不可能であればジョブの状態を保存するものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2011-044938号公報 特開2010-067131号公報 特開2008-147717号公報
しかし、特許文献1に記載のような従来技術は、用紙を読み取るごとに画像データを自機に蓄積するため、自機のハードディスク容量が不足する恐れがある。特許文献2に記載のような従来技術は、例えば画像データに変化がある旨が画像形成装置に通知されるが、画像形成装置が必要とするときに通知されるとは限らない。特許文献3に記載のような従来技術は、画像形成装置がサーバーの通信状態を問い合わせるが、サーバーが保持する画像データの状態を問い合わせない。上記のような従来技術では、画像形成装置はサーバーから送信される画像データに応じて印刷する。よって、サーバーが保持する画像データが低画質のものであれば、画像形成装置は、高画質で印刷することができない。画像形成装置は、予め高画質の画像データを保持するために用紙を読み取るごとに画像データを自機に蓄積すれば自機のハードディスク容量も不足する。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、自機のハードディスク容量が不足することなく、高画質で印刷することができるようにするものである。
本開示の第1の側面である情報処理装置は、ネットワークを介して少なくとも1つのサーバーと各種データの通信が可能な画像形成装置であって、用紙を読み取り、画像データに変換する読取部と、前記読取部により変換された前記画像データを前記サーバーにアップロードする通信部と、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行され、且つ前記画像データの不可逆データ圧縮処理の圧縮レベルが圧縮閾値以上である場合、前記サーバーが参照可能な場所に、前記通信部によりアップロードされる前記画像データのバックアップデータを保存する制御部と、を備える。
また、前記参照可能な場所は、自機内で参照される記憶領域又は前記ネットワークを介して参照される記憶領域である、ことが好ましい。
また、前記サーバーは、当該サーバーが管理する記憶領域の未使用領域がなくなった場合、前記画像データの不可逆データ圧縮処理を実行するものであり、前記制御部は、前記サーバーが管理する記憶領域の未使用領域が前記画像データのサイズよりも小さく、且つ前記サーバーによる前記画像データの不可逆データ圧縮処理の圧縮レベルが前記圧縮閾値以上である場合、前記バックアップデータを前記参照可能な場所に保存する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記画像データを前記サーバーにアップロードする送信元端末に応じて、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行される場合、前記バックアップデータを前記参照可能な場所に保存する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記サーバーにより前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理の実行による前記画像データの解像度の解像度レベルが解像度閾値以下である場合、前記バックアップデータを前記参照可能な場所に保存する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記サーバーが、前記通信部からアップロードされる前記画像データのファイル容量を制限している場合、前記サーバーが制限するファイル容量の範囲内の前記画像データの可逆圧縮画像データを前記通信部にアップロードさせる、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記通信部により前記可逆圧縮画像データをアップロードできない場合、前記画像データの不可逆圧縮画像データを前記通信部にアップロードさせる、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記参照可能な場所として、前記サーバーのうち、前記画像データの不可逆圧縮データ処理及び前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理を実行しないものを選択する、ことが好ましい。
また、前記サーバーのうち、前記画像データの不可逆圧縮画像データを保存する第1のサーバーと、前記バックアップデータを保存する第2のサーバーと、が前記通信部と前記各種データの通信が可能であって、前記第1のサーバーは、前記画像データの使用頻度及びログイン頻度の少なくとも一方が頻度閾値以下である場合、前記画像データの不可逆圧縮画像データを消去し、前記第2のサーバーは、前記第1のサーバーに保存されている前記画像データの不可逆圧縮画像データが消去された場合、前記バックアップデータを消去するものであって、前記制御部は、前記通信部により前記画像データの使用頻度及びログイン頻度の少なくとも一方を更新する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記通信部により前記画像データのアップロードが完了した状態で、前記サーバーが保存する前記画像データに対応するデータを前記通信部によりダウンロードさせるものであって、前記通信部によりダウンロードさせた前記画像データに対応するデータのサイズと、前記通信部によりアップロードする前の前記画像データのサイズとが異なる場合、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記画像データのアップロード前後における前記サーバーが管理する記憶領域の未使用領域のデータ容量の差が前記画像データのサイズと異なる場合、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記サーバーにアップロードされて保存された前記画像データの拡張子が不可逆データ圧縮処理のものに該当する場合、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記サーバーが管理する記憶領域の未使用領域がなくなっている状態で前記画像データのアップロードが完了した場合、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記画像データを前記サーバーにアップロードする送信元端末により前記サーバーにアップロードされる前記画像データのサイズと、前記通信部により前記サーバーからダウンロードさせた前記画像データに対応するデータのサイズとが異なる場合、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記画像データのアップロードに関する履歴データに応じて、前記バックアップデータを前記参照可能な場所に保存するか否かを判定するものであって、前記履歴データは、前記通信部によりアップロードが完了した前記画像データのサイズ、前記送信元端末の識別データ、及び前記サーバーによる前記画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無の少なくとも1つである、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記通信部によりアップロードする前の前記画像データで特定される画像の縦横サイズと、前記サーバーに保存されている前記画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズとに差異がある場合、前記サーバーにより前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理が実行されたと判定する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記サーバーに保存されている前記画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズと、前記サーバーによる前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理の実行の有無とに基づき、前記バックアップデータを前記参照可能な場所に保存するか否かを判定する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行される場合、前記画像データの不可逆圧縮画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを生成し、前記画像データの不可逆圧縮画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記ネットワークを介して通信可能な機器に公開した状態で保存する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記サーバーにより前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理が実行された場合、前記画像データがリサイズ処理されたリサイズ画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを生成し、前記リサイズ画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記ネットワークを介して通信可能な機器に公開した状態で保存する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記通信部により受信した印刷データに前記バックアップデータと関連付いているデータが含まれる場合、前記バックアップデータが前記参照可能な場所に保存されているか否かを判定する、ことが好ましい。
また、前記制御部は、前記バックアップデータが前記参照可能な場所に保存されていると判定され、且つ前記画像データの編集内容の一部が前記バックアップデータと置換可能である場合、前記画像データの編集内容の一部を前記バックアップデータと置換した置換印刷データに基づき、印刷を実行させる、ことが好ましい。
また、前記通信部は、前記画像データを前記サーバーにアップロードする端末装置と通信可能な状態で、前記端末装置からアップロードされた前記画像データの不可逆データ圧縮処理が前記サーバーにより実行される場合、前記画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記端末装置により転送させる、ことが好ましい。
また、前記通信部は、前記サーバーが管理する記憶領域の未使用領域がなくなった場合、前記画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記端末装置により転送させる、ことが好ましい。
また、前記通信部は、前記画像データを前記サーバーにアップロードする送信元端末に応じて、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行される場合、前記画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記端末装置により転送させる、ことが好ましい。
また、前記通信部は、前記サーバーにより前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理が実行される場合、前記画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記端末装置により転送させる、ことが好ましい。
また、前記通信部は、前記サーバーが、前記端末装置からアップロードされる前記画像データのファイル容量を制限している場合、前記画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記端末装置により転送させる、ことが好ましい。
本開示の第2の側面であるプログラムは、ネットワークを介して少なくとも1つのサーバーと各種データの通信が可能な画像形成装置を制御するコンピュータを、用紙を読み取り、画像データに変換する読取部、前記読取部により変換された前記画像データを前記サーバーにアップロードする通信部、及び前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行され、且つ前記画像データの不可逆データ圧縮処理の圧縮レベルが圧縮閾値以上である場合、前記サーバーが参照可能な場所に、前記通信部によりアップロードされる前記画像データのバックアップデータを保存する制御部、として機能させるためのプログラムである。
本開示の第1の側面及び第2の側面によれば、自機のハードディスク容量が不足することなく、高画質で印刷することができる。
本開示を適用した実施形態1に係る画像形成装置1を含むネットワーク構成例を示す図である。 本開示を適用した実施形態1に係る画像形成装置1の機能構成例を示すブロック図である。 本開示を適用した実施形態1に係るサーバー6の機能構成例を示すブロック図である。 本開示を適用した実施形態1に係る送信元端末33の機能構成例を示すブロック図である。 本開示を適用した実施形態1に係る端末装置5の機能構成例を示すブロック図である。 本開示を適用した実施形態1に係る記憶領域の一例を示す図である。 本開示を適用した実施形態1に係る画像形成装置1で読み取られた画像データをサーバー6に転送する一例を示すフローチャートである。 本開示を適用した実施形態1に係るサーバー6から送信された印刷データに基づき画像形成装置1が印刷を実行する一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態1に係る画像の編集内容の一例を示す図である。 本開示を適用した実施形態2に係る記憶領域の未使用領域に応じて画像データのバックアップを行う処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態3に係る送信元端末33に応じて画像データのバックアップを行う処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態4に係るリサイズ処理に応じて画像データのバックアップを行う処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態5に係るファイル容量に応じてサーバー6に送信するデータを決定する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態6に係るバックアップデータのバックアップ先を選択する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態7に係るバックアップデータを管理する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態8に係る記憶領域の未使用領域のデータ容量に応じた画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無を判定する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態9に係る記憶領域の未使用領域と画像データの送信完了の有無とに応じて画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無を判定する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態10に係るサーバー6にアップロードされた画像データに対応するデータのサイズと、送信元端末33にある画像データのサイズとに応じて画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無を判定する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態11に係る画像データのアップロード処理に関する履歴データに応じて画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無を判定する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態12に係る画像データで特定される画像の縦横サイズに基づきリサイズ処理の実行の有無を判定する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態13に係る画像の縦横サイズとリサイズ処理の実行の有無とに基づくバックアップ処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態14に係る端末装置5から画像データをサーバー6に転送する一例を示すフローチャートである。 本開示を適用した実施形態15に係る記憶領域の未使用領域に応じて関連データを転送する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態16に係る送信元端末33に応じて関連データを転送する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態17に係るリサイズ処理に応じて関連データを転送する処理の一例を説明するフローチャートである。 本開示を適用した実施形態18に係るファイル容量に応じて関連データを転送する処理の一例を説明するフローチャートである。 従来における画像形成装置1で読み取られた画像データをサーバーに転送する一例を示すフローチャートである。 従来におけるサーバー6から送信された印刷データに基づき画像形成装置1が印刷を実行する一例を説明するフローチャートである。
以下、図面に基づいて本開示の実施形態を説明するが、本開示は以下の実施形態に限られるものではない。
実施形態1.
図1は、本開示を適用した実施形態1に係る画像形成装置1を含むネットワーク構成例を示す図である。画像形成装置1Aは、ネットワーク3を介して、画像形成装置1B、ストレージ装置35、端末装置5、サーバー6A、サーバー6Bと接続されている。なお、画像形成装置1A及び画像形成装置1Bの何れかを特に区別しない場合、画像形成装置1と称し、サーバー6A及びサーバー6Bの何れかを特に区別しない場合、サーバー6と称する。つまり、画像形成装置1は、ネットワーク3を介して少なくとも1つのサーバー6と各種データの通信が可能である。ネットワーク3は、LAN及びインターネット等により構成される。また、ネットワーク3への接続形態は有線接続であってもよく、無線接続であってもよい。例えば、図1に示すように、スマートフォン等のような送信元端末33は、無線LANルーター31による無線接続によりネットワーク3に接続される。画像形成装置1Aは、記憶部15Aを備え、画像形成装置1Bは、記憶部15Bを備える。記憶部15A及び記憶部15Bの何れかを特に区別しない場合、記憶部15と称する。なお、図示の都合上、記憶部15Aは、画像形成装置1Aの外側に記載され、記憶部15Bは、画像形成装置1Bの外側に記載されているが、実際には、記憶部15Aは、画像形成装置1Aの内部に設けられ、記憶部15Bは、画像形成装置1Bの内部に設けられている。
なお、画像形成装置1A、画像形成装置1B、及びストレージ装置35は、同一イントラネット内に設置され、イントラネットにはゲートウェイが設置されている。このようにすることで、イントラネットから外部へのアクセスよりも外部からイントラネットへのアクセスが厳しく制限されるように、ファイアウォールの機能を備えたゲートウェイを設定することができる。ストレージ装置35は、NAS等から構成される。サーバー6は、ネットワーク3を介して、オンラインストレージを提供する。例えば、画像データを保存し、端末装置5からの要求に応じて画像データを提供してもよい。サーバー6は、CGI(Common Gateway Interface)等を備えたウェブサーバー又はクラウドサーバー等を用いればよい。サーバー6は、画像形成装置1と接続するためのアカウント及びパスワード等の情報が与えられている。端末装置5は、画像形成装置1及びサーバー6のそれぞれのサービスを使用するためのクライアントである。端末装置5として、ノート型のパーソナルコンピューター、デスクトップ型のパーソナルコンピューター、又はタブレットコンピューター等が用いられる。なお、送信元端末33も端末装置5と同様に、画像形成装置1及びサーバー6のそれぞれのサービスを使用するためのクライアントになる。
図2は、本開示を適用した実施形態1に係る画像形成装置1の機能構成例を示すブロック図である。画像形成装置1は、PCプリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能及びボックス格納機能等を備える装置であって、例えばMFP(Multi-Functional Peripheral)から構成される。PCプリント機能は、端末装置5等から受信した画像データに基づき画像を用紙に印刷する機能である。ネットワークプリンティング又はネットワークプリント等と呼ばれることもある。ボックス格納機能は、ユーザーごとにボックス又はパーソナルボックス等と呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザーが自分の記憶領域によって画像ファイル等を保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピューターにおけるフォルダ又はディレクトリに相当する。
画像形成装置1は、CPU11、RAM12、ROM13、VRAM14、記憶部15、モデム16、タッチパネルディスプレイ17、操作キーパネル18、通信部19、読取部20、及び画像形成部21等を備え、これらを複合的に動作させることにより各種の機能を実現する。なお、CPU11、RAM12、ROM13、及びVRAM14は、画像形成装置1の制御部111として機能する。タッチパネルディスプレイ17は、ユーザーにメッセージを示す画面、ユーザーがコマンド又は各種情報を入力するための画面、及びCPU11が実行した処理の結果を示す画面等を表示する。タッチパネルディスプレイ17は、タッチされた位置を示す信号をCPU11に転送する。VRAM14は、タッチパネルディスプレイ17に表示させる表示画面のデータを記憶するために用いられる。操作キーパネル18は、ハードウェアキーボードであり、テンキー、スタートキー、ストップキー、及びファンクションキー等により構成される。通信部19は、TCP/IP等のようなプロトコルで他の装置との通信を行う。モデム16は、ファクシミリ端末との間でG3等のようなプロトコルで画像ファイルをやり取りする。
読取部20は、プラテンガラス上にセットされた用紙に記されている画像又は文字等を読み取って画像データに変換する。つまり、読取部20は、用紙を読み取り、画像データに変換する。画像形成部21は、読取部20により読み取られた画像又は文字等の他に、通信部19又はモデム16により他の装置から受信した画像又は文字等を用紙に印刷する。ROM13又は記憶部15は、コピー機能及びネットワークプリント機能等のサービスの機能を実現するためのプログラムが記憶されている。これらのプログラムは、必要に応じてRAM12にロードされ、CPU11により実行される。記憶部15として、ハードディスクドライブ又はSSD(Solid State Drive)等が用いられる。
図3は、本開示を適用した実施形態1に係るサーバー6の機能構成例を示すブロック図である。サーバー6は、CPU61、RAM62、ROM63、記憶部65、及び通信部69等を備えている。CPU61、RAM62、及びROM63は、サーバー6の制御部112として機能する。通信部69は、TCP/IP等のようなプロトコルにより画像形成装置1、端末装置5、又は送信元端末33等と通信を行う。ROM63又は記憶部65には、画像形成装置1、端末装置5、又は送信元端末33等からアップロードされる画像データが保存される。
図4は、本開示を適用した実施形態1に係る送信元端末33の機能構成例を示すブロック図である。送信元端末33は、CPU331、RAM332、ROM333、VRAM334、記憶部335、タッチパネルディスプレイ337、操作キーパネル338、通信部339、及び撮像部341等を備えている。CPU331、RAM332、ROM333、及びVRAM334は、送信元端末33の制御部113として機能する。VRAM334は、タッチパネルディスプレイ337に表示させる表示画像のデータを記憶するために用いられる。通信部339は、画像形成装置1又はサーバー6等とTCP/IP等のようなプロトコルにより通信する。ROM333及び記憶部335には、オペレーティングシステム、ウェブブラウザ、及びメーラー等がインストールされている。これらのプログラムは、必要に応じてRAM332にロードされ、CPU331により実行される。記憶部335として、半導体メモリが用いられている。
図5は、本開示を適用した実施形態1に係る端末装置5の機能構成例を示すブロック図である。端末装置5は、CPU51、RAM52、ROM53、VRAM54、記憶部55、液晶ディスプレイ57、キーボード58A、ポインティングデバイス58B、及び通信部59等を備えている。CPU51、RAM52、ROM53、及びVRAM54は、端末装置5の制御部114として機能する。VRAM54は、液晶ディスプレイ57に表示させる表示画像のデータを記憶するために用いられる。通信部59は、画像形成装置1又はサーバー6等とTCP/IP等のようなプロトコルにより通信する。液晶ディスプレイ57には、画像形成装置1又はサーバー6にアップロード又はダウンロードする画像データ等が表示される。キーボード58A及びポインティングデバイス58Bは、ユーザーが情報及びコマンドを入力するために用いられる。キーボード58A及びポインティングデバイス58Bを総称する場合、入力インターフェース58と称する。ROM53又は記憶部55には、オペレーティングシステム、ウェブブラウザ、及びメーラー等がインストールされている。これらのプログラムは、必要に応じてRAM52にロードされ、CPU51により実行される。記憶部55として、ハードディスクドライブ又はSSD等が用いられる。
図6は、本開示を適用した実施形態1に係る記憶領域の一例を示す図である。通信部19は、読取部20により変換された画像データをサーバー6にアップロードする。制御部111は、サーバー6が実行する処理内容に応じて切り替える参照可能な場所に、通信部19によりアップロードされる画像データのバックアップデータを保存する。制御部111は、画像データの画質と同一の画質でバックアップデータを保存する。参照可能な場所は、自機内で参照される記憶領域又はネットワーク3を介して参照される記憶領域である。自機内で参照される記憶領域は、例えば記憶部15に形成される。ネットワーク3を介して参照される記憶領域は、例えば記憶部335又は記憶部65に形成される。
図7は、本開示を適用した実施形態1に係る画像形成装置1で読み取られた画像データをサーバー6に転送する一例を示すフローチャートである。ステップS11~ステップS22の処理は画像形成装置1が実行する。ステップS41及びステップS42の処理は、サーバー6が実行する。なお、ステップS14~ステップS22の処理が、上記で説明したようにバックアップデータを保存するバックアップ処理である。ステップS11において、制御部111は、ScanToCloudが指示されたか否かを判定する。制御部111は、ScanToCloudが指示されたと判定する場合(ステップS11;Y)、ステップS12の処理に移行する。制御部111は、ScanToCloudが指示されないと判定する場合(ステップS11;N)、ステップS11の処理を継続する。ステップS12において、読取部20は、用紙を読み取り、画像データに変換する。ステップS13において、通信部19は、画像データをサーバー6にアップロードする。ステップS14において、制御部111は、画像データの送信先情報があるか否かを判定する。制御部111は、画像データの送信先情報があると判定する場合(ステップS14;Y)、ステップS22の処理に移行する。ステップS22において、制御部111は、画像データの送信先情報に基づき、画像データの送信先が、不可逆データ圧縮処理を行うサーバー6であるか否かを判定する。制御部111は、画像データの送信先が、不可逆データ圧縮処理を行うサーバー6であると判定する場合(ステップS22;Y)、ステップS20の処理に移行する。制御部111は、画像データの送信先が、不可逆データ圧縮処理を行うサーバー6でないと判定する場合(ステップS22;N)、バックアップ処理を終了する。
制御部111は、画像データの送信先情報がないと判定する場合(ステップS14;N)、ステップS15の処理に移行する。ステップS15において、制御部111は、アップロード後のデータとアップロード前のデータとのデータサイズを比較する。具体的には、通信部19は、画像データをサーバー6にアップロード後、バックグランドジョブとして、サーバー6が保存する画像データに対応するデータのダウンロードを行う。制御部111は、通信部19によりダウンロードさせた画像データに対応するデータのサイズと、通信部19によりアップロードする前の画像データのサイズとを比較する。ステップS16において、制御部111は、通信部19によりダウンロードさせた画像データに対応するデータのサイズと、通信部19によりアップロードする前の画像データのサイズとに差異があるか否かを判定する。制御部111は、通信部19によりダウンロードさせた画像データに対応するデータのサイズと、通信部19によりアップロードする前の画像データのサイズとに差異があると判定する場合(ステップS16;Y)、ステップS17の処理に移行する。なお、上記のような差異がある場合とは、サーバー6が画像データに不可逆データ圧縮処理を行っている場合に相当する。制御部111は、通信部19によりダウンロードさせた画像データに対応するデータのサイズと、通信部19によりアップロードする前の画像データのサイズとに差異がないと判定する場合(ステップS16;N)、バックアップ処理を終了する。
ステップS17において、制御部111は、拡張子が不可逆データ圧縮処理後のものであるか否かを判定する。制御部111は、拡張子が不可逆データ圧縮処理後のものであると判定する場合(ステップS17;Y)、ステップS18の処理に移行する。制御部111は、拡張子が不可逆データ圧縮処理後のものでないと判定する場合(ステップS17;N)、バックアップ処理を終了する。不可逆データ圧縮処理後の拡張子は、例えばjpegである。ステップS18において、制御部111は、画像データの送信先が不可逆データ圧縮を行うサーバー6であると判定する。つまり、サーバー6が保存する画像データに対応するデータは、不可逆圧縮画像データであることが判定される。なお、ステップS17の処理をせず、ステップS15及びステップS16の処理により、差異があると判定するだけで、サーバー6が保存する画像データに対応するデータは、不可逆圧縮画像データであることが判定されてもよい。また、ステップS15及びステップS16の処理を実行せず、ステップS17の処理だけで、サーバー6が保存する画像データに対応するデータは、不可逆圧縮画像データであることが判定されてもよい。
ステップS19において、制御部111は、圧縮レベルが圧縮閾値以上であるか否かを判定する。圧縮閾値は、例えばQファクターであり、圧縮閾値以上の場合に画質劣化が著しくなるような値が設定される。制御部111は、圧縮レベルが圧縮閾値以上であると判定する場合(ステップS19;Y)、ステップS20の処理に移行する。制御部111は、圧縮レベルが圧縮閾値未満であると判定する場合(ステップS19;N)、バックアップ処理を終了する。つまり、画質劣化が著しくなるほど画像データが圧縮されていれば、以降で説明する画像データのバックアップデータを保存する。よって、圧縮閾値の設定値により、バックアップデータの画質を調整することができる。
ステップS20において、制御部111は、自機内で参照される記憶領域又はネットワーク3を介して参照される記憶領域に画像データのバックアップデータを保存する。ステップS21において、制御部111は、不可逆圧縮画像データとバックアップデータとを関連付ける関連データを生成する。関連データは、不可逆圧縮画像データの保存先と、不可逆圧縮画像データに圧縮する前の画像データのバックアップデータの保存先とが関連付けて記憶されたものであって、不可逆圧縮画像データからバックアップデータを検索できるデータ構造である。なお、関連データは、ネットワーク3を介して通信可能な機器に公開した状態で保存される。
ステップS41において、制御部112は、画像データがアップロードされたか否かを判定する。制御部112は、画像データがアップロードされたと判定する場合(ステップS41;Y)、ステップS42の処理に移行する。制御部112は、画像データがアップロードされないと判定する場合(ステップS41;N)、ステップS41の処理を継続する。ステップS42において、制御部112は、画像データの不可逆データ圧縮処理を実行し、画像データを不可逆圧縮画像データに圧縮し、拡張子を例えばjpeg等に変更して記憶部65に保存する。
図8は、本開示を適用した実施形態1に係るサーバー6から送信された印刷データに基づき画像形成装置1が印刷を実行する一例を説明するフローチャートである。図9は、本開示を適用した実施形態1に係る画像の編集内容の一例を示す図である。ステップS61~ステップS68の処理は画像形成装置1が実行する。ステップS91及びステップS92の処理はサーバー6が実行する。ステップS61において、制御部111は、印刷データを受信したか否かを判定する。制御部111は、印刷データを受信した場合(ステップS61;Y)、ステップS62の処理に移行する。制御部111は、印刷データを受信しない場合(ステップS61;N)、ステップS61の処理を継続する。ステップS62において、制御部111は、関連データを参照して印刷データに含まれる画像と関連するバックアップデータを検索する。ステップS63において、制御部111は、バックアップデータがあるか否かを判定する。制御部111は、バックアップデータがあると判定する場合(ステップS63;Y)、ステップS64の処理に移行する。制御部111は、バックアップデータがないと判定する場合(ステップS63;N)、ステップS68の処理に移行する。なお、バックアップデータがあれば、印刷データを受信した画像形成装置1は、バックアップデータを取得する。例えば、画像形成装置1Bが印刷データを受信し、画像形成装置1Aにバックアップデータが保存されている場合、バックアップデータは、画像形成装置1Aから画像形成装置1Bに転送される。
ステップS64において、制御部111は、印刷データに含まれる画像の編集の有無を検出する。図9に示すように、例えば、組み合わせ画像I_a’は、スキャン画像I_aの上に別のオブジェクト等を配置したものである。よって、スキャン画像I_aがサーバー6により圧縮済みの画像であったとしても、バックアップデータにより置換することができる。一方、加工画像I_bは、スキャン画像I_a自体をスムージング又はぼかし等を加えたものである。よって、加工画像I_bは、ユーザーの意図通りと判定し、置換を実行しない。なお、図9においては、図示の都合上、スキャン画像I_a自体にスムージング又はぼかし等を加えたものを破線で記載している。ステップS65において、制御部111は、編集があるか否かを判定する。制御部111は、編集があると判定する場合(ステップS65;Y)、ステップS66の処理に移行する。制御部111は、編集がないと判定する場合(ステップS65;N)、ステップS68の処理に移行する。ステップS66において、制御部111は、編集内容の一部がバックアップデータと置換可能であるか否かを判定する。制御部111は、編集内容の一部がバックアップデータと置換可能であると判定する場合(ステップS66;Y)、ステップS67の処理に移行する。ステップS67において、制御部111は、編集内容の一部をバックアップデータと置換する。図9の一例においては、組み合わせ画像I_a’に含まれるスキャン画像I_aがバックアップデータと置換される。ステップS68において、画像形成部21は、印刷を実行する。ステップS91において、制御部112は、印刷が指示されたか否かを判定する。制御部112は、印刷が指示されたと判定する場合(ステップS91;Y)、ステップS92の処理に移行する。制御部112は、印刷が指示されないと判定する場合(ステップS91;N)、ステップS91の処理を継続する。印刷の指示は、例えば、端末装置5又は送信元端末33から転送される。ステップS92において、通信部69は、印刷データを画像形成装置1に送信する。
次に、従来例と比較しながら、画像形成装置1の作用効果について説明する。図27は、従来における画像形成装置1で読み取られた画像データをサーバー6に転送する一例を示すフローチャートである。ステップS511~ステップS513の処理は画像形成装置1が実行する。ステップS611及びステップS612の処理はサーバー6が実行する。ステップS511において、制御部111は、ScanToCloudが指示されたか否かを判定する。制御部111は、ScanToCloudが指示されたと判定する場合(ステップS511;Y)、ステップS512の処理に移行する。制御部111は、ScanToCloudが指示されていないと判定する場合(ステップS511;N)、ステップS511の処理を継続する。ステップS512において、読取部20は、用紙を読み取り、画像データに変換する。ステップS513において、通信部19は、画像データをサーバー6にアップロードし、処理を終了する。ステップS611において、制御部112は、画像データがアップロードされたか否かを判定する。制御部112は、画像データがアップロードされたと判定する場合(ステップS611;Y)、ステップS612の処理に移行する。制御部112は、画像データがアップロードされないと判定する場合(ステップS611;N)、ステップS611の処理を継続する。ステップS612において、制御部112は、画像データの不可逆データ圧縮処理を実行し、処理を終了する。このように、画像形成装置1側では、サーバー6側で画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されたとしても、サーバー6にアップロードした画像データがバックアップされていない。
図28は、従来におけるサーバー6から送信された印刷データに基づき画像形成装置1が印刷を実行する一例を説明するフローチャートである。ステップS521及びステップS522の処理は画像形成装置1が実行する。ステップS621及びステップS622の処理はサーバー6が実行する。ステップS521において、制御部111は、印刷データを受信したか否かを判定する。制御部111は、印刷データを受信したと判定する場合(ステップS521;Y)、ステップS522の処理に移行する。制御部111は、印刷データを受信しないと判定する場合(ステップS521;N)、ステップS521の処理を継続する。ステップS522において、画像形成部21は、印刷を実行する。ステップS621において、制御部112は、印刷が指示されたか否かを判定する。制御部112は、印刷が指示されたと判定する場合(ステップS621;Y)、ステップS622の処理に移行する。制御部112は、印刷が指示されないと判定する場合(ステップS621;N)、ステップS621の処理を継続する。ステップS622において、通信部69は、印刷データを画像形成装置1に送信する。このように、画像形成装置1は、受信した印刷データに含まれるデータが画質の劣化したものであったとしても、そのまま印刷を実行する。
そこで、画像形成装置1は、サーバー6が実行する処理内容に応じて切り替える参照可能な場所に、アップロードされる画像データのバックアップデータを保存するものである。よって、全ての画像データが自機内に保存されるわけではないため、自機のハードディスク容量が不足することがない。また、サーバー6側で画像データの画質が劣化したとしても、サーバー6にアップロードした画像データのバックアップデータが保存されている。したがって、自機のハードディスク容量が不足することなく、高画質で印刷することができる。
また、参照可能な場所は、自機内で参照される記憶領域又はネットワーク3を介して参照される記憶領域である。よって、参照可能な場所は、自機内だけでなくクラウドサーバー等も追加されることになるため、画像データのバックアップデータの保存先を増やすことができる。
また、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行され、且つ画像データの不可逆データ圧縮処理の圧縮レベルが圧縮閾値以上である場合、バックアップデータを参照可能な場所に保存する。よって、不可逆データ圧縮処理の圧縮レベルに応じてバックアップデータを保存する処理が実行される。したがって、例えば画質劣化が著しくなるほど画像データが圧縮されていたとしても、バックアップデータが参照可能な場所に保存されるため、バックアップデータにより印刷を実行することができる。
また、通信部19により画像データのアップロードが完了した状態で、サーバー6が保存する画像データに対応するデータを通信部19によりダウンロードさせるものであって、通信部19によりダウンロードさせた画像データに対応するデータのサイズと、通信部19によりサーバー6にアップロードする前の画像データのサイズとが異なる場合、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定される。よって、サーバー6にアップロードした画像データに不可逆データ圧縮処理が実行されたか否かを判定することができる。したがって、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータの画質が劣化しているか否かを判定することができる。
また、サーバー6にアップロードされて保存された画像データの拡張子が不可逆データ圧縮処理のものに該当する場合、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定される。よって、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータをダウンロードし、そのデータの拡張子を判定するだけで、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されているか否かを判定することができる。したがって、データサイズの比較処理のようなCPU11に負荷がかかる処理をせずにサーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されているか否かを判定することができる。
また、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行される場合、画像データの不可逆圧縮画像データと、バックアップデータとを関連付ける関連データが生成され、関連データがネットワーク3を介して通信可能な機器に公開した状態で保存される。よって、サーバー6にアップロードした画像データの画質が劣化したとしても、関連データからバックアップデータを検索することができるため、ネットワーク3を介して通信可能な機器であれば、バックアップデータにより印刷を実行することができる。
また、通信部19により受信した印刷データにバックアップデータと関連付いているデータが含まれる場合、バックアップデータが参照可能な場所に保存されているか否かが判定される。よって、印刷データに含まれるデータをそのまま印刷すれば画質が低いものであったとしても、印刷データに含まれるデータがバックアップデータと関連付いているものであり、バックアップデータが参照可能な場所に保存されていれば、バックアップデータを用いて印刷できるため、高画質な画像を印刷することができる。
また、バックアップデータが参照可能な場所に保存されていると判定され、且つ画像データの編集内容の一部がバックアップデータと置換可能である場合、画像データの編集内容の一部をバックアップデータと置換した置換印刷データに基づき、印刷が実行される。よって、画像データが編集されていたとしても、編集内容の一部がバックアップデータと置換可能であれば、編集内容の一部をバックアップデータと置換できるので、高画質な画像を印刷することができる。
実施形態2.
実施形態2において、実施形態1と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態2では、バックアップ処理の一部が実施形態1と異なる。図10は、本開示を適用した実施形態2に係る記憶領域の未使用領域に応じて画像データのバックアップを行う処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS111、ステップS113~ステップS117の処理は、ステップS14、ステップS18~ステップS22の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS112の処理の前提として、サーバー6は、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域がなくなった場合、画像データの不可逆データ圧縮処理を実行する。ステップS112において、制御部111は、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域が画像データのサイズより小さいか否かを判定する。制御部111は、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域が画像データのサイズより小さいと判定する場合(ステップS112;Y)、ステップS113の処理に移行する。制御部111は、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域が画像データのサイズより小さくないと判定する場合(ステップS112;N)、バックアップ処理を終了する。
以上の説明から、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域が画像データのサイズよりも小さく、且つサーバー6による画像データの不可逆データ圧縮処理の圧縮レベルが圧縮閾値以上である場合、バックアップデータが参照可能な場所に保存される。よって、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域を利用して画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されているか否かを判定できるので、より確実にサーバー6に保存されている画像データに対応するデータが画質の劣化したものであるか否かを判定することができる。
実施形態3.
実施形態3において、実施形態1,2と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態3では、バックアップ処理の一部が実施形態1,2と異なる。図11は、本開示を適用した実施形態3に係る送信元端末33に応じて画像データのバックアップを行う処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS121、ステップS123~ステップS126の処理は、ステップS14、ステップS18、ステップS20~ステップS22の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS122において、制御部111は、送信元端末33に応じて、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されるか否かを判定する。制御部111は、送信元端末33に応じて、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されると判定する場合(ステップS122;Y)、ステップS123の処理に移行する。制御部111は、送信元端末33に応じて、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されないと判定する場合(ステップS122;N)、バックアップ処理を終了する。
以上の説明から、画像データをサーバー6にアップロードする送信元端末33に応じて、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行される場合、バックアップデータが参照可能な場所に保存される。よって、送信元端末33に応じてバックアップ処理を実行することができるため、さまざまな送信元端末33に合わせた処理を実行することができる。
実施形態4.
実施形態4において、実施形態1~3と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態4では、バックアップ処理の一部が実施形態1~3と異なる。図12は、本開示を適用した実施形態4に係るリサイズ処理に応じて画像データのバックアップを行う処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS131、ステップS133、ステップS135~ステップS137の処理は、ステップS14、ステップS18、ステップS20~ステップS22の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS132において、制御部111は、リサイズ処理が実行されたか否かを判定する。リサイズ処理は、画像データの解像度を低下させる処理であって、例えば、画像データの解像度が400dpiである場合、200dpiにする処理である。制御部111は、リサイズ処理が実行されたと判定する場合(ステップS132;Y)、ステップS133の処理に移行する。制御部111は、リサイズ処理が実行されないと判定する場合(ステップS132;N)、バックアップ処理を終了する。ステップS134において、制御部111は、解像度レベルが解像度閾値以下であるか否かを判定する。解像度閾値は、例えばdpiで設定され、解像度閾値以下の場合に画質劣化が著しくなるような値が設定される。制御部111は、解像度レベルが解像度閾値以下であると判定する場合(ステップS134;Y)、ステップS135の処理に移行する。制御部111は、解像度レベルが解像度閾値以下でないと判定する場合(ステップS134;N)、バックアップ処理を終了する。つまり、画質劣化が著しくなるほどリサイズ処理されていれば、画像データのバックアップデータを保存する。よって、解像度閾値の設定値により、バックアップデータの画質を調整することができる。なお、ステップS136における不可逆圧縮画像データは、画像データがリサイズ処理されたリサイズ画像データである。
以上の説明から、サーバー6により画像データの解像度を低下させるリサイズ処理の実行による画像データの解像度の解像度レベルが解像度閾値以下である場合、バックアップデータを参照可能な場所に保存する。よって、リサイズ処理後の画像データに解像度に応じてバックアップデータが保存されるため、より確実にサーバー6に保存されている画像データに対応するデータが画質の劣化したものであるか否かを判定することができる。
また、サーバー6により画像データの解像度を低下させるリサイズ処理が実行された場合、画像データがリサイズ処理されたリサイズ画像データと、バックアップデータとを関連付ける関連データが生成され、その関連データがネットワーク3を介して通信可能な機器に公開した状態で保存される。よって、サーバー6にアップロードした画像データの画質が劣化したとしても、関連データからバックアップデータを検索することができるため、ネットワーク3を介して通信可能な機器であれば、バックアップデータにより印刷を実行することができる。
実施形態5.
実施形態5において、実施形態1~4と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態5では、バックアップ処理を実行する前行程の処理の一部が実施形態1~4と異なる。図13は、本開示を適用した実施形態5に係るファイル容量に応じてサーバー6に送信するデータを決定する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS151の処理は、ステップS11の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS159の処理は、上記で説明したバックアップ処理であるため、その説明については省略する。ステップS160及びステップS161の処理は、ステップS12及びステップS13の処理と同様であるため、その説明については省略する。
ステップS152において、制御部111は、アップロードされる画像データのファイル容量をサーバー6が制限しているか否かを判定する。制御部111は、アップロードされる画像データのファイル容量をサーバー6が制限していると判定する場合(ステップS152;Y)、ステップS153の処理に移行する。制御部111は、アップロードされる画像データのファイル容量をサーバー6が制限していないと判定する場合(ステップS152;N)、ステップS160の処理に移行する。ステップS153において、読取部20は、用紙を読み取り、サーバー6が制限するファイル容量の範囲内の画像データに変換する。ステップS154において、制御部111は、画像データを可逆圧縮画像データに圧縮する。ステップS155において、通信部19は、可逆圧縮画像データをサーバー6にアップロードする。ステップS156において、制御部111は、通信部19によりサーバー6にアップロードできないか否かを判定する。制御部111は、通信部19によりサーバー6にアップロードできないと判定する場合(ステップS156;Y)、ステップS157の処理に移行する。制御部111は、通信部19によりサーバー6にアップロードできると判定する場合(ステップS156;N)、ステップS159の処理に移行する。ステップS157において、制御部111は、画像データを不可逆圧縮画像データに圧縮する。ステップS158において、通信部19は、不可逆圧縮画像データをサーバー6にアップロードし、ステップS159の処理に移行する。
以上の説明から、サーバー6が、通信部19からアップロードされる画像データのファイル容量を制限している場合、サーバー6が制限するファイル容量の範囲内の画像データの可逆圧縮画像データが通信部19によりサーバー6にアップロードされる。よって、サーバー6のファイル容量の制限を考慮してアップロードをすることができる。
また、通信部19により可逆圧縮画像データをアップロードできない場合、画像データの不可逆圧縮画像データが通信部19によりサーバー6にアップロードされる。よって、可逆圧縮画像データがアップロードできなかったとしても、不可逆圧縮画像データがアップロードされる。したがって、画像データを段階的に小さくしてアップロードを試行することができる。
実施形態6.
実施形態6において、実施形態1~5と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態6では、ステップS20の処理の詳細について説明する。図14は、本開示を適用した実施形態6に係るバックアップデータのバックアップ先を選択する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS171において、制御部111は、自機内で参照される記憶領域にバックアップデータを保存するか否かを判定する。制御部111は、自機内で参照される記憶領域にバックアップデータを保存すると判定する場合(ステップS171;Y)、ステップS176の処理に移行する。制御部111は、自機内で参照される記憶領域にバックアップデータを保存しないと判定する場合(ステップS171;N)、ステップS172の処理に移行する。ステップS172において、制御部111は、ネットワーク3を介して参照される記憶領域にバックアップデータを保存するか否かを判定する。制御部111は、ネットワーク3を介して参照される記憶領域にバックアップデータを保存すると判定する場合(ステップS172;Y)、ステップS173の処理に移行する。制御部111は、ネットワーク3を介して参照される記憶領域にバックアップデータを保存しないと判定する場合(ステップS172;N)、保存処理を終了する。ステップS173において、制御部111は、ネットワーク3を介して通信可能なサーバー6があるか否かを判定する。制御部111は、ネットワーク3を介して通信可能なサーバー6があると判定する場合(ステップS173;Y)、ステップS174の処理に移行する。制御部111は、ネットワーク3を介して通信可能なサーバー6がないと判定する場合(ステップS173;N)、保存処理を終了する。
ステップS174において、制御部111は、不可逆圧縮データ処理及びリサイズ処理を実行していないサーバー6であるか否かを判定する。制御部111は、不可逆圧縮データ処理及びリサイズ処理を実行していないサーバー6であると判定する場合(ステップS174;Y)、ステップS175の処理に移行する。制御部111は、不可逆圧縮データ処理及びリサイズ処理を実行していないサーバー6でない、つまり、不可逆圧縮データ処理及びリサイズ処理を実行しているサーバー6であると判定する場合(ステップS174;N)、保存処理を終了する。ステップS175において、制御部111は、参照可能な場所としてバックアップデータの保存先を不可逆圧縮データ処理及びリサイズ処理を実行していないサーバー6に設定する。ステップS176において、制御部111は、バックアップデータを保存先に保存する。なお、不可逆圧縮データ処理及びリサイズ処理を実行していないサーバー6であるか否かは、画像形成装置1がサーバー6に画像データをアップロードしたときの過去のレスポンスに応じて判定すればよい。
以上の説明から、参照可能な場所として、サーバー6のうち、画像データの不可逆圧縮データ処理及び画像データの解像度を低下させるリサイズ処理を実行しないものが選択される。よって、サーバー6にバックアップデータを保存する場合、画質を劣化させる処理を実行しないサーバー6が選択されるため、バックアップデータの格納場所として有効である。
実施形態7.
実施形態7において、実施形態1~6と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態7では、各サーバー6で異なるデータが管理されている一例について説明する。図15は、本開示を適用した実施形態7に係るバックアップデータを管理する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS191~ステップS193の処理は画像形成装置1が実行する。ステップS211~ステップS213は例えばサーバー6Aが実行する。ステップS221~ステップS223は例えばサーバー6Bが実行する。なお、ステップS211~ステップS213は例えばサーバー6Bが実行し、ステップS221~ステップS223は例えばサーバー6Aが実行してもよい。
ステップS191において、画像形成装置1は、更新周期が到来したか否かを判定する。画像形成装置1は、更新周期が到来したと判定する場合(ステップS191;Y)、ステップS192の処理に移行する。画像形成装置1は、更新周期が到来しないと判定する場合(ステップS191;N)、ステップS191の処理を継続する。ステップS192において、画像形成装置1はサーバー6Aに画像データの使用及びログインの少なくとも一方を実行する。ステップS193において、画像形成装置1は、更新処理を停止するか否かを判定する。制御部111は、更新処理を停止すると判定する場合(ステップS193;Y)、処理を終了する。画像形成装置1は、更新処理を停止しないと判定する場合(ステップS193;N)、ステップS191の処理に戻る。
ステップS211において、サーバー6Aは、画像データの不可逆圧縮画像データを保存する。ステップS212において、サーバー6Aは、画像データの使用頻度及びログイン頻度の少なくとも一方が頻度閾値以下であるか否かを判定する。サーバー6Aは、画像データの使用頻度及びログイン頻度の少なくとも一方が頻度閾値以下であると判定する場合(ステップS212;Y)、ステップS213の処理に移行する。サーバー6Aは、画像データの使用頻度及びログイン頻度の少なくとも一方が頻度閾値以下でないと判定する場合(ステップS212;N)、ステップS212の処理を継続する。ステップS213において、サーバー6Aは、画像データの不可逆圧縮画像データを消去し、処理を終了する。ステップS221において、サーバー6Bは、画像データのバックアップデータを保存する。ステップS222において、サーバー6Bは、画像データの不可逆圧縮画像データが消去されたか否かを判定する。サーバー6Bは、画像データの不可逆圧縮画像データが消去されたと判定する場合(ステップS222;Y)、ステップS223の処理に移行する。サーバー6Bは、画像データの不可逆圧縮画像データが消去されないと判定する場合(ステップS222;N)、ステップS222の処理を継続する。ステップS223において、サーバー6Bは、画像データのバックアップデータを消去し、処理を終了する。
以上の説明から、サーバー6のうち、画像データの不可逆圧縮画像データを保存するサーバー6Aと、バックアップデータを保存するサーバー6Bと、が通信部19と各種データの通信が可能であって、サーバー6Aは、画像データの使用頻度及びログイン頻度の少なくとも一方が頻度閾値以下である場合、画像データの不可逆圧縮画像データを消去し、サーバー6Bは、サーバー6Aに保存されている画像データの不可逆圧縮画像データが消去された場合、バックアップデータを消去する。制御部111は、通信部19により画像データの使用頻度及びログイン頻度の少なくとも一方を更新する。よって、画像形成装置1で使用頻度の低いデータは、サーバー6側で消去される。したがって、サーバー6側の資源を有効活用することができる。
実施形態8.
実施形態8において、実施形態1~7と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態8では、バックアップ処理の一部が実施形態1~7と異なる。図16は、本開示を適用した実施形態8に係る記憶領域の未使用領域のデータ容量に応じた画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無を判定する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS231の処理は、ステップS14の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS233~ステップS237の処理は、ステップS18~ステップS22の処理と同様であるため、その説明については省略する。
ステップS232において、制御部111は、アップロード前後におけるサーバー6が管理する記憶領域の未使用領域のデータ容量の差がアップロードした画像データと異なるか否かを判定する。制御部111は、アップロード前後におけるサーバー6が管理する記憶領域の未使用領域のデータ容量の差がアップロードした画像データと異なると判定する場合(ステップS232;Y)、ステップS233の処理に移行する。制御部111は、アップロード前後におけるサーバー6が管理する記憶領域の未使用領域のデータ容量の差がアップロードした画像データと異ならないと判定する場合(ステップS232;N)、バックアップ処理を終了する。例えば、アップロードする画像データのサイズが100MByteであり、アップロードされる前のサーバー6の空き容量が2000MByteであった場合、画像データが圧縮されなければ、アップロードされた後のサーバー6の空き容量は1900MByteになるはずであるが、アップロードされた後のサーバー6の空き容量が1950MByteであれば、アップロードされた画像データはサーバー6側で圧縮して保存され、画質が劣化していると判定することができる。
以上の説明から、画像データのアップロード前後におけるサーバー6が管理する記憶領域の未使用領域のデータ容量の差がアップロードした画像データのサイズと異なる場合、サーバー6によりアップロードした画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定される。よって、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域のデータ容量の変化に応じて判定処理をしているため、バックアップデータを保存すべきか否かを正確に判定することができる。
実施形態9.
実施形態9において、実施形態1~8と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態9では、バックアップ処理の一部が実施形態1~8と異なる。図17は、本開示を適用した実施形態9に係る記憶領域の未使用領域と画像データの送信完了の有無とに応じて画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無を判定する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS251の処理は、ステップS14の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS254~ステップS258の処理は、ステップS18~ステップS22の処理と同様であるため、その説明については省略する。
ステップS252において、制御部111は、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域がなくなっているか否かを判定する。制御部111は、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域がなくなっていると判定する場合(ステップS252;Y)、ステップS253の処理に移行する。制御部111は、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域がなくなっていないと判定する場合(ステップS252;N)、バックアップ処理を終了する。ステップS253において、制御部111は、画像データのアップロードが完了したか否かを判定する。制御部111は、画像データのアップロードが完了したと判定する場合(ステップS253;Y)、ステップS254の処理に移行する。制御部111は、画像データのアップロードが完了しないと判定する場合(ステップS253;N)、バックアップ処理を終了する。
以上の説明から、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域がなくなっている状態で画像データのアップロードが完了した場合、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定される。つまり、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域がないにもかかわらず、画像データをアップロードできたということは、画像データがサーバー6により圧縮されたということとを意味するため、このような場合に、サーバー6が画像データを圧縮するものであると判定することで、バックアップデータを保存すべきか否かを正確に判定することができる。
実施形態10.
実施形態10において、実施形態1~9と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態10では、バックアップ処理の一部が実施形態1~9と異なる。図18は、本開示を適用した実施形態10に係るサーバー6にアップロードされた画像データに対応するデータのサイズと、送信元端末33にある画像データのサイズとに応じて画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無を判定する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS271の処理は、ステップS14の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS273~ステップS275及びステップS277の処理は、ステップS18~ステップS20及びステップS22の処理と同様であるため、その説明については省略する。
ステップS272において、制御部111は、送信元端末33によりサーバー6にアップロードされる画像データのサイズと、サーバー6からダウンロードさせた画像データに対応するデータのサイズとが異なるか否かを判定する。制御部111は、送信元端末33によりサーバー6にアップロードされる画像データのサイズと、サーバー6からダウンロードさせた画像データに対応するデータのサイズとが異なると判定する場合(ステップS272;Y)、ステップS273の処理に移行する。制御部111は、送信元端末33によりサーバー6にアップロードされる画像データのサイズと、サーバー6からダウンロードさせた画像データに対応するデータのサイズとが異ならないと判定する場合(ステップS272;N)、バックアップ処理を終了する。ステップS276において、制御部111は、送信元端末33の識別データと不可逆圧縮画像データとバックアップデータとを関連付ける関連データを生成し、バックアップ処理を終了する。
以上の説明から、画像データをサーバー6にアップロードする送信元端末33によりサーバー6にアップロードされた画像データのサイズと、通信部19によりサーバー6からダウンロードさせた画像データに対応するデータのサイズとが異なる場合、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定される。よって、送信元端末33に依存して圧縮を行うサーバー6を特定することができるため、バックアップデータを確実に保存することができる。
実施形態11.
実施形態11において、実施形態1~10と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態11では、バックアップ処理の一部が実施形態1~10と異なる。図19は、本開示を適用した実施形態11に係る画像データのアップロード処理に関する履歴データに応じて画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無を判定する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS291の処理は、ステップS14の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS295~ステップS297の処理は、ステップS20~ステップS22の処理と同様であるため、その説明については省略する。
ステップS292において、制御部111は、履歴データがあるか否かを判定する。履歴データは、画像データのアップロードに関するものである。制御部111は、履歴データがあると判定する場合(ステップS292;Y)、ステップS293の処理に移行する。制御部111は、履歴データがないと判定する場合(ステップS292;N)、バックアップ処理を終了する。ステップS293において、制御部111は、履歴データが、アップロードが完了した画像データのサイズ、送信元端末33の識別データ、サーバー6による画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無の少なくとも1つであるか否かを判定する。制御部111は、履歴データが、アップロードが完了した画像データのサイズ、送信元端末33の識別データ、サーバー6による画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無の少なくとも1つであると判定する場合(ステップS293;Y)、ステップS294の処理に移行する。制御部111は、履歴データが、アップロードが完了した画像データのサイズ、送信元端末33の識別データ、サーバー6による画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無の少なくとも1つでないと判定する場合(ステップS293;N)、バックアップ処理を終了する。ステップS294において、制御部111は、履歴データに応じて、バックアップデータを参照可能な場所に保存するか否かを判定する。制御部111は、履歴データに応じて、バックアップデータを参照可能な場所に保存すると判定する場合(ステップS294;Y)、ステップS295の処理に移行する。制御部111は、履歴データに応じて、バックアップデータを参照可能な場所に保存しないと判定する場合(ステップS294;N)、バックアップ処理を終了する。
以上の説明から、画像データのアップロードに関する履歴データに応じて、バックアップデータを参照可能な場所に保存するか否かが判定される。履歴データは、通信部19によりアップロードが完了した画像データのサイズ、送信元端末33の識別データ、及びサーバー6による画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無の少なくとも1つである。よって、アップロード処理が2回目以降であれば、履歴データに応じて、バックアップデータを保存するか否かを判定することができる。したがって、ネットワーク3を介した処理を低減することができるため、ネットワーク3資源を有効活用しつつ、バックアップデータを保存するか否かの判定処理の負荷を低減することができる。
実施形態12.
実施形態12において、実施形態1~11と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態12では、ステップS132の処理の詳細について説明する。図20は、本開示を適用した実施形態12に係る画像データで特定される画像の縦横サイズに基づきリサイズ処理の実行の有無を判定する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS311において、制御部111は、アップロードする前の画像データで特定される画像の縦横サイズと、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズとに差異があるか否かを判定する。制御部111は、アップロードする前の画像データで特定される画像の縦横サイズと、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズとに差異があると判定する場合(ステップS311;Y)、ステップS312の処理に移行する。制御部111は、アップロードする前の画像データで特定される画像の縦横サイズと、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズとに差異がないと判定する場合(ステップS311;N)、処理を終了する。ステップS312において、制御部111は、サーバー6により画像データのリサイズ処理が実行されたと判定し、処理を終了する。
以上の説明から、通信部19によりアップロードする前の画像データで特定される画像の縦横サイズと、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズとに差異がある場合、サーバー6により画像データの解像度を低下させるリサイズ処理が実行されたと判定される。よって、リサイズ処理が実行されたか否かを正確に判定することができるため、バックアップデータを保存するか否かを正確に判定することができる。
実施形態13.
実施形態13において、実施形態1~12と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態13では、バックアップ処理の一部が実施形態1~12と異なる。図21は、本開示を適用した実施形態13に係る画像の縦横サイズとリサイズ処理の実行の有無とに基づくバックアップ処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS321は、ステップS14の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS323~ステップS325の処理は、ステップS20~ステップS22の処理と同様であるため、その説明については省略する。
ステップS322において、制御部111は、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズと、リサイズ処理の実行の有無とに基づき、バックアップデータを参照可能な場所に保存するか否かを判定する。制御部111は、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズと、リサイズ処理の実行の有無とに基づき、バックアップデータを参照可能な場所に保存すると判定する場合(ステップS322;Y)、ステップS323の処理に移行する。制御部111は、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズと、リサイズ処理の実行の有無とに基づき、バックアップデータを参照可能な場所に保存しないと判定する場合(ステップS322;N)、バックアップ処理を終了する。
以上の説明から、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズと、サーバー6による画像データの解像度を低下させるリサイズ処理の実行の有無とに基づき、バックアップデータを参照可能な場所に保存するか否かが判定される。よって、アップロード処理が2回目以降であれば、サーバー6に保存されている画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズと、リサイズ処理の実行の有無とに基づき、バックアップデータを保存するか否かを判定することができる。したがって、バックアップデータを保存するか否かの判定処理の負荷を低減することができる。
実施形態14.
実施形態14において、実施形態1~13と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態14では、端末装置5により画像データがサーバー6にアップロードされる点が実施形態1~13と異なる。図22は、本開示を適用した実施形態14に係る端末装置5から画像データをサーバー6に転送する一例を示すフローチャートである。ステップS361及びステップS362の処理は画像形成装置1が実行する。ステップS331~ステップS339の処理は端末装置5が実行する。ステップS351及びステップS352の処理はサーバー6が実行する。ステップS331~ステップS338の処理は、主体が端末装置5である以外は、ステップS13及びステップS15~ステップS21の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS351及びステップS352の処理は、ステップS41及びステップS42の処理と同様であるため、その説明については省略する。
ステップS339において、端末装置5は、関連データを画像形成装置1に転送する。ステップS361において、画像形成装置1は、関連データが転送されたか否かを判定する。画像形成装置1は、関連データが転送されたと判定する場合(ステップS361;Y)、ステップS362の処理に移行する。画像形成装置1は、関連データが転送されないと判定する場合(ステップS361;N)、ステップS361の処理を継続する。ステップS362において、画像形成装置1は、関連データを保存する。
以上の説明から、通信部19は、画像データをサーバー6にアップロードする端末装置5と通信可能な状態で、端末装置5からアップロードされた画像データの不可逆データ圧縮処理がサーバー6により実行される場合、画像データと、バックアップデータとを関連付ける関連データを端末装置5により転送させる。よって、端末装置5が保持するバックアップデータを検索できる関連データを画像形成装置1が取得できる。したがって、端末装置5からアップロードされた画像データに関する印刷の指示が画像形成装置1に到来しても、画像形成装置1は、バックアップデータを検索できるので、高画質の印刷を実行することができる。
実施形態15.
実施形態15において、実施形態1~14と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態15では、端末装置5のバックアップ処理の一例について説明する。図23は、本開示を適用した実施形態15に係る記憶領域の未使用領域に応じて関連データを転送する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS371~ステップS376の処理は、主体が端末装置5である以外は、ステップS252~ステップS257の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS377において、端末装置5は、関連データを画像形成装置1に転送する。
以上の説明から、通信部19は、画像データをサーバー6にアップロードする端末装置5と通信可能な状態で、サーバー6が管理する記憶領域の未使用領域がなくなった場合、画像データと、バックアップデータとを関連付ける関連データを端末装置5により転送させる。よって、端末装置5が保持するバックアップデータを検索できる関連データを画像形成装置1が取得できる。したがって、端末装置5からアップロードされた画像データに関する印刷の指示が画像形成装置1に到来しても、画像形成装置1は、バックアップデータを検索できるので、高画質の印刷を実行することができる。
実施形態16.
実施形態16において、実施形態1~15と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態16では、端末装置5のバックアップ処理の一例について説明する。図24は、本開示を適用した実施形態16に係る送信元端末33に応じて関連データを転送する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS391~ステップS394の処理は、主体が端末装置5である以外は、ステップS122~ステップS125の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS395において、端末装置5は、関連データを画像形成装置1に転送する。
以上の説明から、通信部19は、画像データをサーバー6にアップロードする端末装置5と通信可能な状態で、画像データをサーバー6にアップロードする送信元端末33に応じて、サーバー6により画像データの不可逆データ圧縮処理が実行される場合、画像データと、バックアップデータとを関連付ける関連データを端末装置5により転送させる。よって、端末装置5が保持するバックアップデータを検索できる関連データを画像形成装置1が取得できる。したがって、端末装置5からアップロードされた画像データに関する印刷の指示が画像形成装置1に到来しても、画像形成装置1は、バックアップデータを検索できるので、高画質の印刷を実行することができる。
実施形態17.
実施形態17において、実施形態1~16と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態17では、端末装置5のバックアップ処理の一例について説明する。図25は、本開示を適用した実施形態17に係るリサイズ処理に応じて関連データを転送する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS401~ステップS405の処理は、主体が端末装置5である以外は、ステップS132~ステップS136の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS406において、端末装置5は、関連データを画像形成装置1に転送する。
以上の説明から、通信部19は、画像データをサーバー6にアップロードする端末装置5と通信可能な状態で、サーバー6により画像データの解像度を低下させるリサイズ処理が実行される場合、画像データと、バックアップデータとを関連付ける関連データを端末装置5により転送させる。よって、端末装置5が保持するバックアップデータを検索できる関連データを画像形成装置1が取得できる。したがって、端末装置5からアップロードされた画像データに関する印刷の指示が画像形成装置1に到来しても、画像形成装置1は、バックアップデータを検索できるので、高画質の印刷を実行することができる。
実施形態18.
実施形態18において、実施形態1~17と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態18では、バックアップ処理を実行する前行程の処理の一部が実施形態1~17と異なる。図26は、本開示を適用した実施形態18に係るファイル容量に応じて関連データを転送する処理の一例を説明するフローチャートである。ステップS411の処理は、主体が端末装置5である以外は、ステップS152の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS413及びステップS418の処理は、端末装置5が制御主体である以外、ステップS155及びステップS161の処理とそれぞれ同様であるため、その説明については省略する。ステップS414~ステップS416の処理は、主体が端末装置5である以外は、ステップS156~ステップS158の処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS417の処理は、ステップS332~ステップS339、ステップS371~ステップS377、ステップS391~ステップS395、及びステップS401~ステップS406の何れかの処理と同様であるため、その説明については省略する。ステップS412において、端末装置5は、サーバー6が制限するファイル容量の範囲内で画像データを可逆画像データに圧縮する。
以上の説明から、通信部19は、画像データをサーバー6にアップロードする端末装置5と通信可能な状態で、サーバー6が、端末装置5からアップロードされる画像データのファイル容量を制限している場合、画像データと、バックアップデータとを関連付ける関連データを端末装置5により転送させる。よって、端末装置5が保持するバックアップデータを検索できる関連データを画像形成装置1が取得できる。したがって、端末装置5からアップロードされた画像データに関する印刷の指示が画像形成装置1に到来しても、画像形成装置1は、バックアップデータを検索できるので、高画質の印刷を実行することができる。
以上、本開示を適用した画像形成装置1を実施形態に基づいて説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、参照可能な場所が自機内で参照される記憶領域又はネットワーク3を介して参照される記憶領域である一例について説明したが、これに限らず、同一イントラネット内で参照される記憶領域であってもよい。例えば、画像形成装置1は、ストレージ装置35を参照可能な場所としてもよい。画像形成装置1Aは、画像形成装置1Bが備える記憶部15Bを参照可能な場所としてもよい。画像形成装置1Bは、画像形成装置1Bと同様に、画像形成装置1Aが備える記憶部15Aを参照可能な場所としてもよい。
また、例えば、送信元端末33がスマートフォンである一例について説明したが、これに限らず、送信元端末33は、例えば、カーナビ装置又はFlashAir(登録商標)等のような無線通信機能を有する装置であってもよい。
なお、上記で説明した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもでき、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合は、そのソフトウェアを構成するプログラムが、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータに、プログラムを記録する記録媒体から、又は、インターネット等を介して、インストールされるものである。
1,1A,1B 画像形成装置、3 ネットワーク
11 CPU、12 RAM、13 ROM、14 VRAM、111 制御部
15,15A,15B 記憶部、16 モデム
17 タッチパネルディスプレイ、18 操作キーパネル、19 通信部
20 読取部、21 画像形成部
31 無線LANルーター、33 送信元端末
331 CPU、332 RAM、333 ROM、334 VRAM
113 制御部、335 記憶部、337 タッチパネルディスプレイ
338 操作キーパネル、339 通信部、341 撮像部
35 ストレージ装置
5 端末装置、51 CPU、52 RAM、53 ROM、54 VRAM
114 制御部、55 記憶部、57 液晶ディスプレイ
58 入力インターフェース、58A キーボード、58B ポインティングデバイス
59 通信部
6,6A,6B サーバー
61 CPU、62 RAM、63 ROM、112 制御部
65 記憶部、69 通信部
I_a スキャン画像、I_a’ 組み合わせ画像、I_b 加工画像

Claims (27)

  1. ネットワークを介して少なくとも1つのサーバーと各種データの通信が可能な画像形成装置であって、
    用紙を読み取り、画像データに変換する読取部と、
    前記読取部により変換された前記画像データを前記サーバーにアップロードする通信部と、
    前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行され、且つ前記画像データの不可逆データ圧縮処理の圧縮レベルが圧縮閾値以上である場合、前記サーバーが参照可能な場所に、前記通信部によりアップロードされる前記画像データのバックアップデータを保存する制御部と、
    を備える、
    画像形成装置。
  2. 前記参照可能な場所は、
    自機内で参照される記憶領域又は前記ネットワークを介して参照される記憶領域である、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記サーバーは、
    当該サーバーが管理する記憶領域の未使用領域がなくなった場合、前記画像データの不可逆データ圧縮処理を実行するものであり、
    前記制御部は、
    前記サーバーが管理する記憶領域の未使用領域が前記画像データのサイズよりも小さく、且つ前記サーバーによる前記画像データの不可逆データ圧縮処理の圧縮レベルが前記圧縮閾値以上である場合、前記バックアップデータを前記参照可能な場所に保存する、
    請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記画像データを前記サーバーにアップロードする送信元端末に応じて、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行される場合、前記バックアップデータを前記参照可能な場所に保存する、
    請求項1~の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記サーバーにより前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理の実行による前記画像データの解像度の解像度レベルが解像度閾値以下である場合、前記バックアップデータを前記参照可能な場所に保存する、
    請求項1~の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記サーバーが、前記通信部からアップロードされる前記画像データのファイル容量を制限している場合、前記サーバーが制限するファイル容量の範囲内の前記画像データの可逆圧縮画像データを前記通信部にアップロードさせる、
    請求項1~の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    前記通信部により前記可逆圧縮画像データをアップロードできない場合、前記画像データの不可逆圧縮画像データを前記通信部にアップロードさせる、
    請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、
    前記参照可能な場所として、前記サーバーのうち、前記画像データの不可逆圧縮データ処理及び前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理を実行しないものを選択する、
    請求項1~の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記サーバーのうち、前記画像データの不可逆圧縮画像データを保存する第1のサーバーと、前記バックアップデータを保存する第2のサーバーと、が前記通信部と前記各種データの通信が可能であって、
    前記第1のサーバーは、
    前記画像データの使用頻度及びログイン頻度の少なくとも一方が頻度閾値以下である場合、前記画像データの不可逆圧縮画像データを消去し、
    前記第2のサーバーは、
    前記第1のサーバーに保存されている前記画像データの不可逆圧縮画像データが消去された場合、前記バックアップデータを消去するものであって、
    前記制御部は、
    前記通信部により前記画像データの使用頻度及びログイン頻度の少なくとも一方を更新する、
    請求項1~の何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、
    前記通信部により前記画像データのアップロードが完了した状態で、前記サーバーが保存する前記画像データに対応するデータを前記通信部によりダウンロードさせるものであって、前記通信部によりダウンロードさせた前記画像データに対応するデータのサイズと、前記通信部によりアップロードする前の前記画像データのサイズとが異なる場合、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定する、
    請求項1~の何れか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、
    前記画像データのアップロード前後における前記サーバーが管理する記憶領域の未使用領域のデータ容量の差が前記画像データのサイズと異なる場合、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定する、
    請求項1~1の何れか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、
    前記サーバーにアップロードされて保存された前記画像データの拡張子が不可逆データ圧縮処理のものに該当する場合、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定する、
    請求項1又は1に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、
    前記サーバーが管理する記憶領域の未使用領域がなくなっている状態で前記画像データのアップロードが完了した場合、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定する、
    請求項1~1の何れか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、
    前記画像データを前記サーバーにアップロードする送信元端末により前記サーバーにアップロードされる前記画像データのサイズと、前記通信部により前記サーバーからダウンロードさせた前記画像データに対応するデータのサイズとが異なる場合、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行されていると判定する、
    請求項1~1の何れか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、
    前記画像データのアップロードに関する履歴データに応じて、前記バックアップデータを前記参照可能な場所に保存するか否かを判定するものであって、
    前記履歴データは、
    前記通信部によりアップロードが完了した前記画像データのサイズ、前記送信元端末の識別データ、及び前記サーバーによる前記画像データの不可逆データ圧縮処理の実行の有無の少なくとも1つである、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御部は、
    前記通信部によりアップロードする前の前記画像データで特定される画像の縦横サイズと、前記サーバーに保存されている前記画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズとに差異がある場合、前記サーバーにより前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理が実行されたと判定する、
    請求項1~1の何れか一項に記載の画像形成装置。
  17. 前記制御部は、
    前記サーバーに保存されている前記画像データに対応するデータで特定される画像の縦横サイズと、前記サーバーによる前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理の実行の有無とに基づき、前記バックアップデータを前記参照可能な場所に保存するか否かを判定する、
    請求項1~1の何れか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記制御部は、
    前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行される場合、前記画像データの不可逆圧縮画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを生成し、前記画像データの不可逆圧縮画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記ネットワークを介して通信可能な機器に公開した状態で保存する、
    請求項~1の何れか一項に記載の画像形成装置。
  19. 前記制御部は、
    前記サーバーにより前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理が実行された場合、前記画像データがリサイズ処理されたリサイズ画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを生成し、前記リサイズ画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記ネットワークを介して通信可能な機器に公開した状態で保存する、
    請求項1~1の何れか一項に記載の画像形成装置。
  20. 前記制御部は、
    前記通信部により受信した印刷データに前記バックアップデータと関連付いているデータが含まれる場合、前記バックアップデータが前記参照可能な場所に保存されているか否かを判定する、
    請求項1又は19に記載の画像形成装置。
  21. 前記制御部は、
    前記バックアップデータが前記参照可能な場所に保存されていると判定され、且つ前記画像データの編集内容の一部が前記バックアップデータと置換可能である場合、前記画像データの編集内容の一部を前記バックアップデータと置換した置換印刷データに基づき、印刷を実行させる、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  22. 前記通信部は、
    前記画像データを前記サーバーにアップロードする端末装置と通信可能な状態で、前記端末装置からアップロードされた前記画像データの不可逆データ圧縮処理が前記サーバーにより実行される場合、前記画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記端末装置により転送させる、
    請求項1~2の何れか一項に記載の画像形成装置。
  23. 前記通信部は、
    前記サーバーが管理する記憶領域の未使用領域がなくなった場合、前記画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記端末装置により転送させる、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  24. 前記通信部は、
    前記画像データを前記サーバーにアップロードする送信元端末に応じて、前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行される場合、前記画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記端末装置により転送させる、
    請求項2又は2に記載の画像形成装置。
  25. 前記通信部は、
    前記サーバーにより前記画像データの解像度を低下させるリサイズ処理が実行される場合、前記画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記端末装置により転送させる、
    請求項2~2の何れか一項に記載の画像形成装置。
  26. 前記通信部は、
    前記サーバーが、前記端末装置からアップロードされる前記画像データのファイル容量を制限している場合、前記画像データと、前記バックアップデータとを関連付ける関連データを前記端末装置により転送させる、
    請求項2~2の何れか一項に記載の画像形成装置。
  27. ネットワークを介して少なくとも1つのサーバーと各種データの通信が可能な画像形成装置を制御するコンピュータを、
    用紙を読み取り、画像データに変換する読取部、
    前記読取部により変換された前記画像データを前記サーバーにアップロードする通信部、
    及び前記サーバーにより前記画像データの不可逆データ圧縮処理が実行され、且つ前記画像データの不可逆データ圧縮処理の圧縮レベルが圧縮閾値以上である場合、前記サーバーが参照可能な場所に、前記通信部によりアップロードされる前記画像データのバックアップデータを保存する制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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