JP7066660B2 - プレス成形装置のロック機構 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス成形装置のロック機構に関する。
成形対象の金属板の成形部位の周辺を挟んだ状態で、金属板の成形部位にポンチを押し当てることにより絞り成形を行う成形装置がある。この装置では、金属板の周辺の保持は、弾性力を持って押圧されたクッションにより行われている。また、ポンチの押し当てる力は、弾性力を持って支持されたパッドにより受け止めている。その結果、絞り成形を完了して金属板を装置から取り出すとき、金属板がクッション及びパッドから弾性力を受けて変形する問題が生じる。
そこで、特許文献1では、絞り成形完了時にクッションとパッドが弾性力により相対移動しないようにロック機構によりロックして上記問題が生じないように対策している。具体的には、特許文献1のロック機構は、絞り成形完了時に弾性力によるパッドのクッション方向への動きを規制するロック部材が、パッドに形成された空洞の内部に進入してパッド空洞内部の係合部と係合する構成とされている。
特開昭63-242423号公報
特許文献1のロック機構は、パッドの空洞内部に構成されているため、分解しない限り外からロック機構の作動を見ることができず、ロック機構が正常に作動するか否かの事前評価が容易にできない問題がある。
本発明の課題は、プレス成形装置のロック機構において、ロック機構を外から見えるように構成することにより、ロック機構の事前評価を容易にすることにある。
本発明の第1発明のプレス成形装置のロック機構は、成形対象の金属板の周辺を、弾性体により押圧されたクッションにより挟んだ状態で、前記金属板の成形部位にポンチを押し当てることにより絞り成形を行い、前記ポンチの押当力は弾性体により支持されたパッドにより受け止めるプレス成形装置において、前記金属板の絞り成形に際し、互いに相対移動する前記パッド及び前記クッションのいずれか一方の動きに連動して他方に対して移動される連動部材と、前記金属板の絞り成形に際し、互いに相対移動する前記パッド及び前記クッションの相対移動に伴い変化する前記パッド及び前記クッションの他方と前記連動部材との隙間に、相対移動する前記パッド及び前記クッションの下死点で挿入可能に設けられたブロックと、前記パッド及び前記クッションの相対移動の方向に相対移動されるカムベースと、前記パッド及び前記クッションの相対移動に応じて前記カムベースに当接して、該当接面に形成されたカム面に沿って移動され、その移動方向が前記隙間に挿入されるための前記ブロックの移動方向とされたカムスライドと、前記カムスライド及び前記ブロック間に設けられ、前記カムスライドの移動により前記ブロックを前記隙間へ向けて付勢する第1ばねと、前記ブロックを移動自在に支持するブロック支持体及び前記ブロック間に設けられ、前記隙間に挿入された前記ブロックを前記隙間から離間した初期位置に向けて付勢する第2ばねとを備える。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記ブロック、前記カムスライド、前記第1ばね、及び前記第2ばねは、前記クッション上に設けられ、前記カムベースは、前記クッションを支持する部材上に設けられている。
本発明の第3発明は、上記第1発明において、前記ブロック、前記カムスライド、前記第1ばね、及び前記第2ばねは、下型に支持された前記パッド又は前記クッション上に設けられ、前記カムベースは、前記パッド又は前記クッションを支持する下型上に設けられている。
本発明の第4発明は、上記第1~第3発明のいずれかにおいて、前記ブロック及び前記カムスライドは、前記パッド又は前記クッション上に摺動自在に支持され、前記ブロックに固定され、前記カムスライドに相対移動可能に設けられたロッドと、前記パッド又は前記クッション上に固定されたブラケットと、前記ロッドに設けられ、前記カムスライドの前記ブロックからの離間距離を所定距離に規制するように前記カムスライドに係合可能とされたストッパとを備え、前記第1ばねは、前記カムスライド及び前記ロッド間に設けられ、前記第2ばねは、前記カムスライド及び前記ブラケット間に設けられている。
本発明の第5発明は、上記第1~第4発明のいずれかにおいて、前記第1ばね及び前記第2ばねは、圧縮ばねにより構成されている。
本発明によれば、絞り成形に伴って作動されるロック機構のブロック、カムベース及びカムスライドは、動きを全てプレス成形装置において外から見ることができる。そのため、ロック機構の事前評価を容易にすることができる。
本発明の第1実施形態を適用した成形装置の説明図であり、成形装置が下死点前70mmの位置にある状態を示す。 図1と同様の説明図であり、成形装置が下死点前49mmの位置にある状態を示す。 図1と同様の説明図であり、成形装置が下死点の位置にある状態を示す。 図1と同様の説明図であり、成形装置が下死点後70mmの位置にある状態を示す。 図1と同様の説明図であり、成形装置が上死点の位置にある状態を示す。 第1実施形態のロック機構の説明図であり、成形装置が下死点前70mmの位置にある状態を示す。 図6と同様の説明図であり、成形装置が下死点直前の位置にある状態を示す。 図6と同様の説明図であり、成形装置が下死点の位置にある状態を示す。 図6と同様の説明図であり、成形装置が下死点後70mmの位置にある状態を示す。 図6と同様の説明図であり、成形装置が上死点の位置にある状態を示す。 本発明の第2実施形態のロック機構の説明図であり、成形装置が下死点前70mmの位置にある状態を示す。 図11と同様の説明図であり、成形装置が下死点直前の位置にある状態を示す。 図11と同様の説明図であり、成形装置が下死点の位置にある状態を示す。 図11と同様の説明図であり、成形装置が下死点後70mmの位置にある状態を示す。 図11と同様の説明図であり、成形装置が上死点の位置にある状態を示す。 本発明の第3実施形態を示す説明図である。 本発明の第4実施形態を示す説明図である。 本発明の第5実施形態を示す説明図である。 第3実施形態におけるカム機構の作用説明図である。 本発明の第6実施形態のカム機構の作用説明図である。
<プレス成形装置の構成>
図1~5は、本発明の第1実施形態が適用されるプレス成形装置を示す。このプレス成形装置は、金属板Bを絞り成形してハット形状の成形品を形成する。成形品はハット形状であるため、ハット形状の筒形状部では金属板の延びを伴う絞り成形が行われ、ハット形状の鍔部では金属板の単純な曲げ成形が行われる。このプレス成形装置は、中心線を中心にして左右が略対象構造であり、図1~5では、プレス成形装置を中心線の片側のみを図示している。なお、このプレス成形装置では、図1に示すように、外形を抜き加工したブランク材に対して予備成形加工した中間成形品が金属板Bとして用いられている。このように予備成形加工した中間成形品をプレス成形の金属板Bとすることは、一般的に成形性の劣る高張力鋼板や超高張力鋼板を金属板Bとする場合に適する。各図中、プレス成形装置が据付台上に置かれた状態での方向を矢印にて示す。以下、方向に関する記述は矢印の方向に基づいて行う。図1~5以外の図においても同様である。
下型21の上方中央部にはポンチ22が設けられ、ポンチ22の周りにはクッション23が設けられている。クッション23は、下型21に対してガススプリング(弾性体)25を介して弾性を持って支持されている。一方、上型11の下方中央部にはダイ12が設けられ、ダイ12の下端は、クッション23上に設けられたブランクホルダ24に対して上下方向で対向して設けられている。ダイ12の下端とブランクホルダ24の上端との間には、金属板Bの周辺が絞り成形時に挟んで保持される。ダイ12の中央側には、ダイ12を貫通してパッド13が設けられている。パッド13は、ポンチ22に対して上下方向で対向している。パッド13は、パッドホルダ14により上方で支持され、パッドホルダ14は、ばね(弾性体)16により下方に付勢されている。ばね16の上端は上型11に固定された天板15により支持されている。
<プレス成形装置の作用>
図1のように、金属板Bがダイ12とブランクホルダ24との間に挟まれて保持された状態で、上型11が下型21に向けて下降移動されると、図2、3のように、ダイ12及びブランクホルダ24を介してクッション23が上型11により押圧されて下降される。その結果、ポンチ22の上端が金属板Bの成形部位に押し当たり、金属板Bの絞り成形を行う。このとき、パッド13は、パッドホルダ14を介してばね16により付勢されており、常時金属板Bの上面に当接した状態にある。そして、ポンチ22による金属板Bの絞り成形が行われている間は、パッド13は、ポンチ22の押当力を受けて絞り成形の進行に応じて上方へ移動される。図3に示すように、上型11が下死点の位置に達すると、金属板Bの絞り成形が完了する。その後、図4、5のように、上型11が上昇移動すると、それに同期してクッション23も上昇移動する。そのため、図4のように、ポンチ22の上端が金属板Bから離れ、やがて図5のように、上型11の上死点位置でダイ12も金属板Bから離れる。この状態で、プレス成形を完了した金属板Bが成形装置から取り出される。
<第1実施形態のロック機構の構成>
図1~5のように、ロック機構30は、主にクッション23上に構成されている。一方、連動部材33は、パッドホルダ14の下方にパッド13と平行となるように設けられている。即ち、連動部材33は、パッドホルダ14を介してパッド13と連動するものとされている。また、カムベース31は、下型21上に固定されている。
図6~10は、ロック機構30の詳細を示す。連動部材33の下端とクッション23との隙間33a(図1~5参照)には、右側からブロック34が挿入可能に設けられている。後述のように、隙間33aにブロック34が挿入されることにより連動部材33の下方への移動を規制する。ここでは、連動部材33の下端面とブロック34の上端面は、互いに嵌り合う階段形状とされている。このように嵌り合う形状が階段形状とされることにより、ブロック34の隙間33a内への移動量が予定されている量より少なくなった場合でも、嵌合箇所が複数箇所となるため、両者の嵌合状態が維持し易くなる。また、ブロック34とクッション23との間には、スライドプレート35が設けられている(図1~5参照)。スライドプレート35は、クッション23上に固定されており、ブロック34の左右方向への摺動抵抗を小さくしている。このようにスライドプレート35を設けることにより、ブロック34の左右方向への移動の摺動抵抗を小さくしている。
ブロック34の右側で、カムベース31の上側には、カムスライド32が設けられている。カムスライド32は、カムベース31と共にカム機構を構成しており、互いの上下の当接面にカムを構成するカム面31a、32aを備えている。カム面31a、32aは、カムスライド32がカムベース31に対して下方に相対移動すると、カムスライド32を左側に移動するように形成されている。カムスライド32は、ブロック34と同様にスライドプレート35上で左右方向への移動の摺動抵抗が小さくなるようにされている(図1~5参照)。カム面31a、32aの摺動面にも摺動抵抗を小さくするように同様のスライドプレートを設けてもよい。一方、ブロック34の右側面には、右側に突出するロッド36が一体に設けられており、ロッド36の右側端はカムスライド32を左右方向に貫通している。
ブロック34とカムスライド32との間には、クッション23上に固定されたブラケット37が設けられている。ブラケット37には、ロッド36が貫通している。ブラケット37とカムスライド32との間には、圧縮ばねである第2ばね39が介挿されている。また、カムスライド32のロッド36が摺動自在に挿入された部位には、空洞32cが形成され、空洞32c内には、圧縮ばねである第1ばね38が設けられている。第1ばね38は、空洞32c内でロッド36に固定されたストッパ36aと空洞32cの内壁との間に介挿されている。なお、カムスライド32の空洞32cは、蓋32dにより閉じられており、ストッパ36aは、蓋32dに当接することにより、それより左側へ移動することが規制されている。即ち、カムスライド32がブロック34から離間する方向に移動しようとすると、蓋32dがストッパ36aに係合して、カムスライド32の移動をブロック34から所定距離に規制している。
<第1実施形態のロック機構の作用>
図6は、図1に対応した状態を示し、ブロック34は連動部材33から離れた状態にある。図7のように、上型11が下死点直前の位置となる(図2と図3の間)と、カムスライド32がカムベース31のカム面31aにより左側に移動される。そのため、第1ばね38が圧縮され、第1ばね38の付勢力によりロッド36及びブロック34が左側に移動される。その結果、ブロック34は、連動部材33の側壁に当接した状態となる。このとき、連動部材33とクッション23との隙間33aは、ブロック34が挿入可能な大きさに達していないため、ブロック34は隙間33aに挿入することができない。また、第2ばね39も第1ばね38と共に圧縮された状態となっている。
図8のように、上型11が下死点の位置に達する(図3に相当)と、第1ばね38の付勢力により連動部材33とクッション23との隙間33aにブロック34が挿入される。その結果、第1ばね38は伸長した状態となる。その後、図9のように、上型11が上死点に向けて上昇する(図4に相当)と、カムスライド32がカムベース31に押圧されなくなり、カムスライド32は、第1ばね38の付勢力により右側に移動される。このとき、カムスライド32の右側への移動は、ストッパ36aが蓋32dに当接することにより規制されるため、第2ばね39は圧縮された状態が維持される。しかし、ブロック34は、連動部材33との摩擦抵抗が大きいため、ロッド36を介して第2ばね39の付勢力を受けても移動されない。図10のように、上型11が上死点に達する(図5に相当)と、連動部材33が上昇してクッション23との隙間33aが大きくなるため、ブロック34は第2ばね39の付勢力により右側へ移動される。
以上のように、図8の上型11が下死点の位置では、ブロック34が連動部材33とクッション23との隙間33aに挿入されている。その後、図10の上型11が上死点の位置となるまで連動部材33の位置がブロック34により維持されることにより、クッション23とパッド13との相対位置は変化しない。そのため、図4のように、上型11が下死点から上昇してポンチ22の上端が金属板Bから離れたとき、パッド13がばね16の付勢力で金属板Bを変形させてしまう不具合を防止することができる。
図8のように、連動部材33とクッション23との隙間33aにブロック34が挿入されるとき、図8の仮想線で示すように、何らかの原因で、隙間33aへのブロック34の挿入量が不十分となる場合があり得る。このとき、連動部材33とブロック34との当接面が階段状とされているため、連動部材33とブロック34との当接面が階段の段数分だけ増加することになる。そのため、その後、図9の状態となっても、ブロック34が隙間33aに挿入された状態を維持することができる。
以上のとおり、第1実施形態では、連動部材33によりパッド13の動きを成形装置の中心線から離れた位置に移し代えている。そのため、ロック機構30を成形装置の中心線から離れた外側に設けることができ、ロック機構30の作動を成形装置の外側から確認可能とすることができる。
また、第1実施形態では、ロック機構30を下型21に支持されたクッション23上に設けたため、上型11を下型21から外して、ロック機構30が上側から見易くした状態で、カムスライド32及びブロック34を左右方向に移動させてロック機構30の作動確認を行うことができる。
更に、第1実施形態では、ブロック34を左方向及び右方向に付勢するための第1ばね38及び第2ばね39をブラケット37及びカムスライド32の間にコンパクトに構成することができる。しかも、第1ばね38及び第2ばね39は、互いに隣接配置されるが、ストッパ36a及び蓋32dにより互いが相互作用することが抑制されており、第1ばね38及び第2ばね39を互いに独立して機能させることができる。
<第2実施形態のロック機構の構成>
図11~15は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、第1実施形態における第1ばね38及び第2ばね39が共に圧縮ばねであったのに対し、第2実施形態の第1ばね38a及び第2ばね39aを共に引張ばねにより構成した点である。その他の構成は、第2実施形態においても第1実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
第2実施形態では、ブラケット37がカムスライド32より右側に設けられており、ブラケット37とカムスライド32との間でロッド36にストッパ36bが固定されている。そして、カムスライド32とストッパ36bとの間に引張ばねである第1ばね38aが設けられている。また、ストッパ36bとブラケット37との間に引張ばねである第2ばね39aが設けられている。
<第2実施形態のロック機構の作用>
図11は、図1に対応した状態を示し、ブロック34は連動部材33から離れた状態にある。図12のように、上型11が下死点直前の位置となる(図2と図3の間)と、カムスライド32が左側に移動される。そのため、第1ばね38aが引っ張られ、第1ばね38aの付勢力によりロッド36及びブロック34が左側に移動される。その結果、ブロック34は、連動部材33の側壁に当接した状態となる。このとき、連動部材33とクッション23との隙間33aは、ブロック34が挿入可能な大きさに達していないため、ブロック34は隙間33aに挿入することができない。また、第2ばね39aもブロック34が移動された分だけ第1ばね38aと共に引っ張られた状態となっている。
図13のように、上型11が下死点の位置に達する(図3に相当)と、第1ばね38aの付勢力により連動部材33とクッション23との隙間33aにブロック34が挿入される。その結果、ストッパ36bが左側に移動された分だけ第1ばね38aは短縮された状態となる。その後、図14のように、上型11が上死点に向けて上昇する(図4に相当)と、カムスライド32がカムベース31に押圧されなくなり、カムスライド32は、第1ばね38aの付勢力により右側に移動される。このとき、ブロック34が移動されないため、ストッパ36bも移動されず、第2ばね39aは引っ張られた状態が維持される。ブロック34は連動部材33との摩擦抵抗が大きいため、ロッド36を介して第2ばね39aの付勢力を受けても移動されない。図15のように、上型11が上死点に達する(図5に相当)と、連動部材33が上昇してクッション23との隙間33aが大きくなるため、ブロック34は第2ばね39aの付勢力により右側へ移動される。
以上のとおり、第2実施形態のロック機構30も第1実施形態のロック機構30と同様に、図13の上型11が下死点の位置で、ブロック34が連動部材33とクッション23との隙間33aに挿入される。その後、図15の上型11が上死点の位置となるまで連動部材33の位置がブロック34により維持されることにより、クッション23とパッド13との相対位置は変化しない。そのため、図4のように、上型11が下死点から上昇してポンチ22の上端が金属板Bから離れたとき、パッド13がばね16の付勢力で金属板Bを変形させてしまう不具合を防止することができる。
<第3実施形態のロック機構の構成、作用>
図16は、本発明の第3実施形態を示す。第3実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、第1実施形態におけるカムベース31が下型21に固定されたのに対し、第3実施形態ではカムベース31を上型11に固定した点である。また、第1ばね38bは、第1実施形態のように、カムスライド32の空洞32c内ではなく、カムスライド32の外部に設けられている。その他の構成は、第3実施形態においても第1実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。なお、図16は、模式図であり、細部の構成を簡略化して記載している。
第3実施形態では、カムベース31を上型11に固定したため、カムベース31及びカムスライド32の各カム面31a、32aの傾斜方向が第1実施形態に比べて変更されている。このようにカムベース31及びカムスライド32の構成は、第1実施形態に比べて変更されているが、機能は全く同一であり、上型11が下降されたときカムスライド32を左方向に移動させる。また、ロッド36の右側端部にはストッパ36cが固定されており、第1ばね38bはカムスライド32の外壁とストッパ36cとの間に設けられている。第1ばね38bは、第2実施形態(図11~15参照)の第1ばね38aと同様、引張ばねであり、第2実施形態の第1ばね38aと同様に機能する。また、第2ばね39は、第1実施形態(図6~10参照)の第2ばね39と同様、圧縮ばねであり、第1実施形態の第2ばね39と同様に機能する。なお、ロッド36においてストッパ36cの左側には、ストッパ36dが一体に設けられている。ストッパ36dは、下死点で連動部材33とクッション23との隙間33aに挿入され嵌合されたブロック34が上死点で初期位置に復帰するための第2ばね39の付勢力を、カムスライド32を介してロッド36に伝達できるように設けられている。そのため、ストッパ36dは、カムスライド32の右側端に対応して設けられている。
以上のとおり、第3実施形態のロック機構30も第1及び第2実施形態のロック機構30と同様に、上型11が下死点の位置で、ブロック34が連動部材33とクッション23との隙間33aに挿入される。その後、上型11が上死点の位置となるまで連動部材33の位置がブロック34により維持されることにより、クッション23とパッド13との相対位置は変化しない。そのため、上型11が下死点から上昇してポンチ22の上端が金属板Bから離れたとき、パッド13がばね16の付勢力で金属板Bを変形させてしまう不具合を防止することができる。
<第4実施形態のロック機構の構成、作用>
図17は、本発明の第4実施形態を示す。第4実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、ポンチ22及びクッション23を上型11側に設け、パッド13及びダイ12を下型21側に設けた点である。その上で、ロック機構30はパッド13上に設け、カムベース31は上型11に、また、連動部材33はクッション23に固定している。更に、第1ばね38は、第1実施形態の空洞32cに代わるケース32eの内部に挿入されている。その他の構成は、第4実施形態においても第1実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。なお、図17は、模式図であり、細部の構成を簡略化して記載している。また、図17は、上型11が下死点の位置にある状態を示している。
第4実施形態では、ポンチ22及びクッション23が上型11側に設けられ、パッド13及びダイ12が下型21側に設けられているが、上型11が下死点と上死点との間で昇降作動されることにより、第1実施形態の場合と同様に、金属板Bのプレス成形が行われる。また、ロック機構30は、上型11が下死点の位置にあるとき、ブロック34が連動部材33とパッド13との隙間に挿入されて、上型11が上死点に移動するまでの間でパッド13が金属板Bから離れたとき、ばね16の付勢力により金属板Bが変形される不具合を防止することができる。
<第5実施形態のロック機構の構成、作用>
図18は、本発明の第5実施形態を示す。第5実施形態が第4実施形態(図17)に対して特徴とする点は、第4実施形態におけるカムベース31が上型11に固定されたのに対し、第5実施形態ではカムベース31を下型21に固定した点である。その他の構成は、第5実施形態においても第4実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。なお、図18は、模式図であり、細部の構成を簡略化して記載している。また、図18は、上型11が下死点の位置にある状態を示している。
第5実施形態では、カムベース31を下型21に固定したため、カムベース31及びカムスライド32の各カム面の傾斜方向が第4実施形態に比べて変更されている。このようにカムベース31及びカムスライド32の構成は、第1実施形態に比べて変更されているが、機能は全く同一であり、上型11が下降されたときカムスライド32を左方向に移動させる。上型11が下死点と上死点との間で昇降作動されることにより、第1実施形態の場合と同様に、金属板Bのプレス成形が行われる。また、ロック機構30は、上型11が下死点の位置にあるとき、ブロック34が連動部材33とパッド13との隙間に挿入されて、上型11が上死点に移動するまでの間でパッド13が金属板Bから離れたとき、ばね16の付勢力により金属板Bが変形される不具合を防止することができる。
<第6実施形態のロック機構の構成、作用>
図20は、本発明の第6実施形態を示す。第6実施形態が第3実施形態(図16)に対して特徴とする点は、カムベース31とカムスライド32との当接の仕方にある。即ち、図19のように、第3実施形態のカムベース31とカムスライド32は、カム機構として機能するとき、各カム面31aと32aとが当接して摺動することによりカムスライド32を左方向に移動させる。それに対し、図20のように、第6実施形態のカムベース31とカムスライド32は、カム機構として機能するとき、各カム面31aと32aとが当接して摺動することに加えて、カムベース31の側面31bとカムスライド32の先端面32bとが当接して摺動するによりカムスライド32を左方向に移動させる。その他の構成は、第6実施形態においても第3実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図19のように、第3実施形態のカムベース31のカム面31aがカムスライド32のカム面32aに当接してカム機構として機能するとき、カムスライド32は仮想線で示す位置から実線で示す位置まで移動される。これに対し、図20のように、第6実施形態のカムベース31のカム面31aがカムスライド32のカム面32aに当接し、更にカムベース31の側面31bがカムスライド32の先端面32bに当接してカム機構として機能するとき、カムスライド32は仮想線で示す位置から実線で示す位置まで移動される。即ち、第6実施形態のカム機構を採用することにより、カムスライド32の移動量を大きく確保することができる。
<その他の実施形態>
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、各実施形態では、第1ばね38は、カムスライド32とブロック34との間に直接設けず、ブロック34に結合されたストッパ36a~36c、若しくはケース32eとカムスライド32との間に設けている。しかし、第1ばね38は、カムスライド32とブロック34との間に直接設けてもよい。
また、各実施形態では、第2ばね39は、ブロック34を移動自在に支持するブロック支持体としてのクッション23又はパッド13と、ブロック34との間に直接設けていない。第1、第3~第5実施形態では、クッション23又はパッド13に固定されたブラケット37と、ストッパ36aを介してブロック34に結合されたカムスライド32との間に設けている。また、第2実施形態では、クッション23に固定されたブラケット37と、ロッド36を介してブロック34に結合されたストッパ36bとの間に設けている。しかし、第2ばね39は、クッション23又はパッド13とブロック34との間に直接設けてもよい。
更に、各実施形態では、連動部材33とブロック34との接合面を階段状に形成したが、単純な平坦面としてもよい。また、連動部材33とブロック34との接合面を2段の階段形状としたが、3段以上の階段形状としてもよい。
更にまた、各実施形態では、金属板Bとして予め外形抜き加工し、且つ予備成形加工したものを用いたが、そのような予備加工を全くしない、若しくはそれらの予備加工の一部のみを施した金属板に対して直接プレス成形するものとしてもよい。また、各実施形態では、金属板Bをハット形状にプレス成形するものとしたが、他の形状に絞り成形するものに適用してもよい。
<本発明の作用効果>
最後に上述の「課題を解決するための手段」における第1発明以降の各発明に対応する上記実施形態の作用効果を付記しておく。
第1発明によれば、プレス成形に伴って作動されるロック機構30のブロック34、カムベース31及びカムスライド32は、動きを全てプレス成形装置において外から見ることができる。そのため、ロック機構30の事前評価を容易にすることができる。しかも、パッド13及びクッション23の下死点における隙間33aに挿入可能なブロック34をカム機構により隙間33aに移動するもので、構成を簡素化することができる。また、ブロック34は、下死点で上記隙間33aに挿入されるが、それより上死点側で第1ばね38に付勢されて上記隙間33aに挿入可能な待機状態とされており、上記隙間33aが下死点でブロック34が挿入可能となると、第1ばね38の付勢力によりブロック34は上記隙間33aに挿入される。従って、ブロック34が上記隙間33aに向けて移動されるタイミングを下死点に正確に合わせなくてもブロック34を下死点で正確に上記隙間33aに挿入することができる。更に、ブロック34の移動は機械的に行われ、プレス成形のサイクルが速くても追随可能で、プレス成形の時間当たり回数を増加することができる。
第2発明によれば、ブロック34を移動させるための構成が全てクッション23側に設けられているため、クッション23を作動させるのみでロック機構30を作動させることができる。そのため、パッド13は関係なくロック機構30の作動評価を行うことができる。
第3発明によれば、ブロック34を移動させるための構成が全て下型21側に設けられているため、上型11なしの状態で下型21上でロック機構30の作動評価を行うことができる。
第4発明によれば、第1ばね38及び第2ばね39はロッド36及びカムスライド32の周りにコンパクトに配置して、しかも、第1ばね38及び第2ばね39の付勢力が互いに影響を及ぼし合うのを最小限にして、第1ばね38及び第2ばね39を互いに独立して機能させることができる。従って、第1ばね38及び第2ばね39の設計を容易にすることができる。
第5発明によれば、第1ばね38及び第2ばね39を圧縮ばねのみにより構成して、作動を安定させることができる。
11 上型
12 ダイ
13 パッド
14 パッドホルダ
15 天板
16 ばね(弾性体)
21 下型(クッションを支持する部材)
22 ポンチ
23 クッション
24 ブランクホルダ
25 ガススプリング(弾性体)
30 ロック機構
31 カムベース
31a カム面
31b 側面
32 カムスライド
32a カム面
32b 先端面
32c 空洞
32d 蓋
32e ケース
33 連動部材
33a 隙間
34 ブロック
35 スライドプレート
36 ロッド
36a、36b、36c、36d ストッパ
37 ブラケット(ブロック支持体)
38、38a、38b 第1ばね
39、39a 第2ばね
B 金属板

Claims (5)

  1. 成形対象の金属板の周辺を、弾性体により押圧されたクッションにより挟んだ状態で、前記金属板の成形部位にポンチを押し当てることにより絞り成形を行い、前記ポンチの押当力は弾性体により支持されたパッドにより受け止めるプレス成形装置において、
    前記金属板の絞り成形に際し、互いに相対移動する前記パッド及び前記クッションのいずれか一方の動きに連動して他方に対して移動される連動部材と、
    前記金属板の絞り成形に際し、互いに相対移動する前記パッド及び前記クッションの相対移動に伴い変化する前記パッド及び前記クッションの他方と前記連動部材との隙間に、相対移動する前記パッド及び前記クッションの下死点で挿入可能に設けられたブロックと、
    前記パッド及び前記クッションの相対移動の方向に相対移動されるカムベースと、
    前記パッド及び前記クッションの相対移動に応じて前記カムベースに当接して、該当接面に形成されたカム面に沿って移動され、その移動方向が前記隙間に挿入されるための前記ブロックの移動方向とされたカムスライドと、
    前記カムスライド及び前記ブロック間に設けられ、前記カムスライドの移動により前記ブロックを前記隙間へ向けて付勢する第1ばねと、
    前記ブロックを移動自在に支持するブロック支持体及び前記ブロック間に設けられ、前記隙間に挿入された前記ブロックを前記隙間から離間した初期位置に向けて付勢する第2ばねとを備える
    プレス成形装置のロック機構。
  2. 請求項1において、
    前記ブロック、前記カムスライド、前記第1ばね、及び前記第2ばねは、前記クッション上に設けられ、
    前記カムベースは、前記クッションを支持する部材上に設けられている
    プレス成形装置のロック機構。
  3. 請求項1において、
    前記ブロック、前記カムスライド、前記第1ばね、及び前記第2ばねは、下型に支持された前記パッド又は前記クッション上に設けられ、
    前記カムベースは、前記パッド又は前記クッションを支持する下型上に設けられている
    プレス成形装置のロック機構。
  4. 請求項1~3のいずれかにおいて、
    前記ブロック及び前記カムスライドは、前記パッド又は前記クッション上に摺動自在に支持され、
    前記ブロックに固定され、前記カムスライドに相対移動可能に設けられたロッドと、
    前記パッド又は前記クッション上に固定されたブラケットと、
    前記ロッドに設けられ、前記カムスライドの前記ブロックからの離間距離を所定距離に規制するように前記カムスライドに係合可能とされたストッパとを備え、
    前記第1ばねは、前記カムスライド及び前記ロッド間に設けられ、
    前記第2ばねは、前記カムスライド及び前記ブラケット間に設けられている
    プレス成形装置のロック機構。
  5. 請求項1~4のいずれかにおいて、
    前記第1ばね及び前記第2ばねは、圧縮ばねにより構成されている
    プレス成形装置のロック機構。
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