JP7066322B2 - 測量システム - Google Patents

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Description

本発明は、ターゲット(又は測定対象物)スキャン機能を具備した測量機に関するものである。
既存のトータルステーション(TS)は、測定対象物として反射部材を備えたポールを測定位置に設定後、作業者がマニュアルで反射鏡等を視準後、測定を行う。トータルステーションは1点視準の為、測定位置が複数の場合、測定毎に毎回視準位置を変更し、測定の繰返しを行っている。特に、測定範囲が狭い場合でも、測定位置が変更され、反射部材の位置がわずかでも動いた場合、再視準を行わなければならない。その為、トータルの測定時間が掛かる不具合があった。
特開2016-151422号公報 特開2016-151423号公報
本発明は、容易に測定対象物の視準を可能とした測量機を提供するものである。
本発明は、測距光を発する発光素子と、前記測距光を射出する測距光射出部と、反射測距光を受光する受光部と、前記反射測距光を受光し、受光信号を発生する受光素子とを有し、該受光素子からの前記受光信号に基づき測定対象物の測距を行う測距部と、測距光軸上に設けられ、該測距光軸を偏向する光軸偏向部と、前記測距光軸の偏角を検出する射出方向検出部と、前記光軸偏向部の偏向作用及び前記測距部の測距作用を制御する演算制御部とを具備し、前記光軸偏向部は、前記測距光軸上を中心として回転可能な一対の光学プリズムと、該光学プリズムを個々に独立して回転するモータとを具備し、前記演算制御部は、前記一対の光学プリズムの回転方向、回転速度、回転比の制御により前記光軸偏向部による偏向を制御し、前記測距光を2次元スキャンし、該2次元スキャン中に前記受光信号を検出した時点の測距を行うと共に該受光信号を検出した時点の前記射出方向検出部が検出した偏角に基づき前記測定対象物の水平角、鉛直角を測定し、前記測距部からの距離値及び前記水平角、鉛直角から、前記測定対象物の3次元座標を求める様構成した測量機に係るものである。
又本発明は、前記演算制御部は、更に前記測距部の受光強度により前記測定対象物の位置を求める様構成された測量機に係るものである。
又本発明は、前記2次元スキャンは、所定のスキャンパターンに基づくスキャンであり、該スキャンパターンは往路復路が交差する交点を有し、往路復路で発せられる2つの受光信号のそれぞれの水平角、鉛直角が略一致する時点の測距、水平角、鉛直角測定を行う測量機に係るものである。
又本発明は、前記演算制御部は、前記スキャンパターンでスキャンを実行しつつ、該スキャンパターンを水平、鉛直の少なくとも一方に移動させ、前記測定対象物のサーチを行う測量機に係るものである。
又本発明は、前記測距光射出部に、ビーム形状拡大光学部材が設けられ、スキャンする前記測距光の光束断面が拡大された測量機に係るものである。
又本発明は、前記ビーム形状拡大光学部材はシリンダレンズであり、前記測距光の光束断面は一方向のみに拡大された測量機に係るものである。
又本発明は、傾斜角、傾斜方向を検出可能な姿勢検出部を更に具備し、前記演算制御部は、前記姿勢検出部の検出結果に基づき測距、水平角、鉛直角を補正する測量機に係るものである。
又本発明は、撮像部、タッチパネルを兼ねる表示部を更に有し、前記撮像部で取得した画像が前記表示部に表示され、該表示部にタッチした点が前記測距光の2次元スキャンの中心に設定される測量機に係るものである。
更に又本発明は、撮像部を更に有し、前記演算制御部は前記撮像部が取得した画像中で前記測定対象物の位置を検出し、検出した位置を中心に前記測距光の2次元スキャンを行う測量機に係るものである。
本発明によれば、測距光を発する発光素子と、前記測距光を射出する測距光射出部と、反射測距光を受光する受光部と、前記反射測距光を受光し、受光信号を発生する受光素子とを有し、該受光素子からの前記受光信号に基づき測定対象物の測距を行う測距部と、測距光軸上に設けられ、該測距光軸を偏向する光軸偏向部と、前記測距光軸の偏角を検出する射出方向検出部と、前記光軸偏向部の偏向作用及び前記測距部の測距作用を制御する演算制御部とを具備し、前記光軸偏向部は、前記測距光軸上を中心として回転可能な一対の光学プリズムと、該光学プリズムを個々に独立して回転するモータとを具備し、前記演算制御部は、前記一対の光学プリズムの回転方向、回転速度、回転比の制御により前記光軸偏向部による偏向を制御し、前記測距光を2次元スキャンし、該2次元スキャン中に前記受光信号を検出した時点の測距を行うと共に該受光信号を検出した時点の前記射出方向検出部が検出した偏角に基づき前記測定対象物の水平角、鉛直角を測定し、前記測距部からの距離値及び前記水平角、鉛直角から、前記測定対象物の3次元座標を求める様構成したので、容易に測定対象物の視準が行え、又作業者による視準作業が省略でき、測定作業の効率化が図れるという優れた効果を発揮する。
ターゲットスキャン機能を具備したトータルステーションの概略外観図である。 ターゲットスキャン機能を具備したトータルステーションの概略構成図である。 該トータルステーションに於ける光軸偏向部の概略図である。 (A)~(C)は、該光軸偏向部の作用説明図である。 該光軸偏向部で得られるスキャンパターンの一例を示す図である。 本実施例の作用を示すフローチャートである。 スキャンパターンと測定対象物との関係を示す説明図である。 測定対象物を移動させた場合の、スキャンパターンと測定対象物との関係を示す説明図である。 他の実施例に係るターゲットスキャン機能を具備したトータルステーションの概略構成図である。 スキャンパターンと、ビーム形状と測定対象物との関係を示す説明図である。 他のスキャンパターンの一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明が実施されるターゲット(又は測定対象物)スキャン機能を具備した測量機について、図1~図3を参照して説明する。尚、以下の説明では、測量機としてトータルステーションが用いられている。
図1は、本実施例に係るトータルステーション1が、支持装置としての三脚2を介して設置された状態を示している。図中、Oは前記トータルステーション1の光軸を示しており、更に光軸が偏向されていない状態(基準光軸)を示している。又、図1中、7はターゲット又は測定対象物としてのプリズムを示し、該プリズム7はポール8の指定位置(例えば、下端から既知の位置)に設けられている。
前記トータルステーション1は、回転台5を介して前記三脚2に取付けられている。前記回転台5は、レバー6を有し、該レバー6の操作により、前記トータルステーション1を上下方向(鉛直方向)、又は横方向(水平方向)に回転させることができ、又所要の姿勢で固定することも可能となっている。
図2、図3により前記トータルステーション1について説明する。
前記トータルステーション1は、測距光射出部11、受光部12、測距演算部13、撮像部14、射出方向検出部15、モータドライバ16、姿勢検出部17、通信部18、演算制御部19、記憶部20、撮像制御部21、画像処理部22、表示部25を具備し、これらは筐体9に収納され、一体化されている。尚、前記測距光射出部11、前記受光部12、前記測距演算部13等は測距部を構成する。
前記測距光射出部11は射出光軸26を有し、該射出光軸26上に発光素子27、例えばレーザダイオード(LD)が設けられている。又、前記射出光軸26上に投光レンズ28が設けられている。更に、前記射出光軸26上に設けられた偏向光学部材としての第1反射鏡29と、受光光軸31(後述)上に設けられた偏向光学部材としての第2反射鏡32とによって、前記射出光軸26は、前記受光光軸31と合致する様に偏向される。前記第1反射鏡29と前記第2反射鏡32とで射出光軸偏向部が構成される。
前記発光素子27はパルスレーザ光線を発し、前記測距光射出部11は、前記発光素子27から発せられたパルスレーザ光線を測距光23として射出する。
前記受光部12について説明する。該受光部12には、測定対象物(即ち測定点)からの反射測距光24が入射する。前記受光部12は、前記受光光軸31を有し、該受光光軸31には、上記した様に、前記第1反射鏡29、前記第2反射鏡32によって偏向された前記射出光軸26が合致する。尚、該射出光軸26と前記受光光軸31とが合致した状態を測距光軸40とする(図1参照)。
偏向された前記射出光軸26上に、即ち前記受光光軸31上に光軸偏向部35(後述)が配設される。該光軸偏向部35の中心を透過する真直な光軸は、前記基準光軸Oとなっている。該基準光軸Oは、前記光軸偏向部35によって偏向されなかった時の前記射出光軸26又は前記受光光軸31と合致する。
前記光軸偏向部35を透過し、入射した前記受光光軸31上に結像レンズ34が配設され、又受光素子33、例えばフォトダイオード(PD)が設けられている。前記結像レンズ34は、前記反射測距光24を前記受光素子33に結像する。該受光素子33は前記反射測距光24を受光し、受光信号を発生する。受光信号は、前記測距演算部13に入力される。該測距演算部13は、受光信号に基づき測定点迄の測距を行う。
図3を参照して、前記光軸偏向部35について説明する。
該光軸偏向部35は、一対の光学プリズム36a,36bから構成される。該光学プリズム36a,36bは、それぞれ円板状であり、前記受光光軸31上に該受光光軸31と直交して配置され、重なり合い、平行に配置されている。前記光学プリズム36a,36bとして、それぞれフレネルプリズムが用いられることが、プリズムの厚みを薄くでき、装置を小型化する為に好ましい。
前記光軸偏向部35の中央部は、前記測距光23が透過し、射出される第1光軸偏向部である測距光偏向部35aとなっており、中央部を除く部分は前記反射測距光24が透過し、入射する第2光軸偏向部である反射測距光偏向部35bとなっている。
前記光学プリズム36a,36bとして用いられるフレネルプリズムは、それぞれ平行に形成された各単一のプリズムから成るプリズム要素37a,37bと多数のプリズム要素38a,38bとによって構成され、円板形状を有する。前記光学プリズム36a,36b及び各プリズム要素37a,37b及びプリズム要素38a,38bは同一の光学特性を有する。
前記プリズム要素37a,37bは、前記測距光23が透過するのに充分な大きさを有している。単一のプリズムから構成することで高精度の光学特性を得ることができる。前記プリズム要素37a,37bは、前記測距光偏向部35aを構成する。
前記多数のプリズム要素38a,38bによってフレネルプリズムが構成され、前記プリズム要素38a,38bは前記反射測距光偏向部35bとして作用する。又、前記光軸偏向部35から前記受光素子33迄の距離は短いので、各プリズム要素38a,38bに高精度の光学特性は求められない。
前記フレネルプリズムは光学ガラスから製作してもよいが、光学プラスチック材料でモールド成形したものでもよい。光学プラスチック材料でモールド成形することで、より安価なフレネルプリズムを製作できる。尚、高精度が要求される前記プリズム要素37a,37bについてのみ光学ガラスから製作してもよい。
前記光学プリズム36a,36bはそれぞれ前記受光光軸31を中心に独立して個別に回転可能に配設されている。前記光学プリズム36a,36bは、回転方向、回転量、回転速度を独立して制御されることで、射出される前記測距光23の前記射出光軸26を任意の方向に偏向し、受光される前記反射測距光24の前記受光光軸31を前記射出光軸26と平行に偏向する。
前記光学プリズム36a,36bの外形形状は、それぞれ前記受光光軸31を中心とする円形であり、前記反射測距光24の広がりを考慮し、充分な光量を取得できる様、前記光学プリズム36a,36bの直径が設定されている。
前記光学プリズム36aの外周にはリングギア39aが嵌設され、前記光学プリズム36bの外周にはリングギア39bが嵌設されている。
前記リングギア39aには駆動ギア41aが噛合し、該駆動ギア41aはモータ42aの出力軸に固着されている。同様に、前記リングギア39bには駆動ギア41bが噛合し、該駆動ギア41bはモータ42bの出力軸に固着されている。前記モータ42a,42bは、前記モータドライバ16に電気的に接続されている。
前記モータ42a,42bは、回転角を検出することができるもの、或は駆動入力値に対応した回転をするもの、例えばパルスモータが用いられる。或は、モータの回転量(回転角)を検出する回転角検出器、例えばエンコーダ等を用いてモータの回転量を検出してもよい。前記モータ42a,42bの回転量がそれぞれ検出され、前記モータドライバ16により前記モータ42a,42bが個別に制御される。尚、エンコーダを直接前記リングギア39a,39bにそれぞれ取付け、エンコーダにより前記リングギア39a,39bの回転角を直接検出する様にしてもよい。
前記駆動ギア41a,41b、前記モータ42a,42bは、前記測距光射出部11と干渉しない位置、例えば前記リングギア39a,39bの下側に設けられている。
前記投光レンズ28、前記第1反射鏡29、前記第2反射鏡32、前記測距光偏向部35a等は、投光光学系を構成し、前記反射測距光偏向部35b、前記結像レンズ34等は受光光学系を構成する。
前記測距演算部13は、前記発光素子27を制御し、前記測距光23としてパルスレーザ光線を発光させる。該測距光23が、前記プリズム要素37a,37b(前記測距光偏向部35a)により、測定点に向う様前記射出光軸26が偏向される。前記測距光軸40が測定対象物(前記プリズム7)を視準した状態で測距が行われる。
前記測定対象物7から反射された前記反射測距光24は、前記プリズム要素38a,38b(前記反射測距光偏向部35b)、前記結像レンズ34を介して入射し、前記受光素子33に受光される。該受光素子33は、受光信号を前記測距演算部13に送出し、該測距演算部13は前記受光素子33からの受光信号に基づき、パルス光毎に測定点(測距光が照射された点)の測距を行い、測距データは前記記憶部20に格納される。
前記射出方向検出部15は、前記モータ42a,42bに入力する駆動パルスをカウントすることで、前記モータ42a,42bの回転角を検出する。或は、エンコーダからの信号に基づき、前記モータ42a,42bの回転角を検出する。又、前記射出方向検出部15は、前記モータ42a,42bの回転角に基づき、前記光学プリズム36a,36bの回転位置を演算する。更に、前記射出方向検出部15は、前記光学プリズム36a,36bの屈折率と回転位置とに基づき、各パルス光毎の測距光の偏角、射出方向を演算し、演算結果は測距結果に関連付けられて前記演算制御部19に入力される。
該演算制御部19は、前記モータ42a,42bの回転方向、回転速度、前記モータ42a,42b間の回転比を制御することで、前記光軸偏向部35による偏向作用を制御する。又、前記測距光23の偏角、射出方向から測定点の水平角、鉛直角を演算し、測定点について、水平角、鉛直角を前記測距データに関連付けることで、測定対象物の3次元データを求めることができる。
前記姿勢検出部17について説明する。尚、該姿勢検出部17としては、特許文献2に開示された姿勢検出部を使用することができる。
該姿勢検出部17について、簡単に説明する。
該姿勢検出部17は、フレーム45を有し、該フレーム45は前記筐体9に固定され、或は構造部材に固定され、前記トータルステーション1と一体となっている。
前記フレーム45にジンバルを介してセンサブロック46が取付けられている。該センサブロック46は、直交する2軸を中心に2方向にそれぞれ360゜回転自在となっている。
該センサブロック46には、第1傾斜センサ47、第2傾斜センサ48が取付けられている。
前記第1傾斜センサ47は水平を高精度に検出するものであり、例えば水平液面に検出光を入射させ反射光の反射角度の変化で水平を検出する傾斜検出器、或は封入した気泡の位置変化で傾斜を検出する気泡管である。又、前記第2傾斜センサ48は傾斜変化を高応答性で検出するものであり、例えば加速度センサである。
前記センサブロック46の前記フレーム45に対する2軸についての相対回転角は、エンコーダ49,50によって検出される様になっている。
又、前記センサブロック46を回転させ、水平に維持するモータ(図示せず)が前記2軸に関してそれぞれ設けられており、該モータは、前記第1傾斜センサ47、前記第2傾斜センサ48からの検出結果に基づき前記センサブロック46を水平に維持する様に、前記演算制御部19によって制御される。
前記センサブロック46が傾斜していた場合(前記トータルステーション1が傾斜していた場合)、前記センサブロック46(水平)に対する前記フレーム45の相対回転角が前記エンコーダ49,50によって検出され、該エンコーダ49,50の検出結果に基づき、前記トータルステーション1の傾斜角、傾斜方向が検出される。
前記センサブロック46は、2軸について360゜回転自在であるので、前記姿勢検出部17がどの様な姿勢となろうとも(例えば、該姿勢検出部17の天地が逆になった場合でも)、全方向での姿勢検出が可能である。
姿勢検出に於いて、高応答性を要求する場合は、前記第2傾斜センサ48の検出結果に基づき姿勢検出と姿勢制御が行われるが、該第2傾斜センサ48は前記第1傾斜センサ47に比べ検出精度が悪いのが一般的である。
前記姿勢検出部17では、高精度の前記第1傾斜センサ47と高応答性の前記第2傾斜センサ48を具備することで、該第2傾斜センサ48の検出結果に基づき姿勢制御を行い、前記第1傾斜センサ47により高精度の姿勢検出を可能とする。
該第1傾斜センサ47の検出結果で、前記第2傾斜センサ48の検出結果を較正することができる。即ち、前記第1傾斜センサ47が水平を検出した時の前記エンコーダ49,50の値、即ち実際の傾斜角と前記第2傾斜センサ48が検出した傾斜角との間で偏差を生じれば、該偏差に基づき前記第2傾斜センサ48の傾斜角を較正することができる。
従って、予め、該第2傾斜センサ48の検出傾斜角と、前記第1傾斜センサ47による水平検出と前記エンコーダ49,50の検出結果に基づき求めた傾斜角との関係を取得しておけば、前記第2傾斜センサ48に検出された傾斜角の較正(キャリブレーション)をすることができ、該第2傾斜センサ48による高応答性での姿勢検出の精度を向上させることができる。
前記演算制御部19は、傾斜の変動が大きい時、傾斜の変化が速い時は、前記第2傾斜センサ48からの信号に基づき、前記モータを制御する。又、前記演算制御部19は、傾斜の変動が小さい時、傾斜の変化が緩やかな時、即ち前記第1傾斜センサ47が追従可能な状態では、該第1傾斜センサ47からの信号に基づき、前記モータを制御する。
尚、前記記憶部20には、前記第1傾斜センサ47の検出結果と前記第2傾斜センサ48の検出結果との比較結果を示す対比データが格納されている。前記第2傾斜センサ48からの信号に基づき、該第2傾斜センサ48による検出結果を較正する。この較正により、該第2傾斜センサ48による検出結果を前記第1傾斜センサ47の検出精度迄高めることができる。よって、前記姿勢検出部17による姿勢検出に於いて、高精度を維持しつつ高応答性を実現することができる。
前記撮像部14は、前記トータルステーション1の前記基準光軸Oと平行な撮像光軸43を有し、前記光学プリズム36a,36bによる最大偏角(例えば±20゜)より大きい画角、例えば50°の画角を有するカメラであり、前記トータルステーション1のスキャン範囲を含む画像データを取得する。前記撮像光軸43と前記射出光軸26及び前記基準光軸Oとの関係は既知となっている。又、前記撮像部14は、動画像、又は連続画像が取得可能である。
前記撮像制御部21は、前記撮像部14の撮像を制御する。前記撮像制御部21は、前記撮像部14が前記動画像、又は連続画像を撮像する場合に、該動画像、又は連続画像を構成するフレーム画像を取得するタイミングと前記トータルステーション1でスキャンするタイミングとの同期を取っている。前記演算制御部19は画像と測定データとの関連付けも実行する。
前記撮像部14の撮像素子44は、画素の集合体であるCCD、或はCMOSセンサであり、各画素は画像素子上での位置が特定できる様になっている。例えば、各画素は、前記撮像光軸43を原点とした座標系での画素座標を有し、該画素座標によって画像素子上での位置が特定される。
前記画像処理部22は、前記撮像部14で取得した画像データについて、エッジ抽出処理、特徴点の抽出、画像トラッキング処理、画像マッチング等の画像処理を行い、又画像データから濃淡画像を作成する。
前記表示部25は、前記撮像部14により取得した画像を表示し、測定状況、測定データ等を表示する。尚、該表示部25はタッチパネルとされ、操作部としても機能する。
前記光軸偏向部35の偏向作用、スキャン作用について、図4(A)、図4(B)、図4(C)を参照して説明する。
尚、図4(A)では説明を簡略化する為、前記光学プリズム36a,36bについて、前記プリズム要素37a,37bと前記プリズム要素38a,38bとを分離して示している。又、図4(A)は、前記プリズム要素37a,37b、前記プリズム要素38a,38bが同方向に位置した状態を示しており、この状態では最大の偏角(例えば、±20゜)が得られる。又、最小の偏角は、前記光学プリズム36a,36bのいずれか一方が180゜回転した位置であり、該光学プリズム36a,36bの相互の光学作用が相殺され、偏角は0゜となる。従って、該光学プリズム36a,36bを経て射出、受光されるパルスレーザ光線の光軸(前記測距光軸40)は前記基準光軸Oと合致する。
前記発光素子27から前記測距光23が発せられ、該測距光23は前記投光レンズ28で平行光束とされ、前記測距光偏向部35a(前記プリズム要素37a,37b)を透過して前記測定対象物7に向けて射出される。ここで、前記測距光偏向部35aを透過することで、前記測距光23は前記プリズム要素37a,37bによって所要の方向に偏向されて射出される(図4(A))。
前記測定対象物7で反射された前記反射測距光24は、前記反射測距光偏向部35bを透過して入射され、前記結像レンズ34により前記受光素子33に集光される。
前記反射測距光24が前記反射測距光偏向部35bを透過することで、前記反射測距光24の光軸は、前記受光光軸31と合致する様に前記プリズム要素38a,38bによって偏向される(図4(A))。
前記光学プリズム36aと前記光学プリズム36bとの回転位置の組合わせにより、射出する測距光の偏向方向、偏角を任意に変更することができる。
又、前記光学プリズム36aと前記光学プリズム36bとの位置関係を固定した状態で(前記光学プリズム36aと前記光学プリズム36bとで得られる偏角を固定した状態で)、前記モータ42a,42bにより、前記光学プリズム36aと前記光学プリズム36bとを一体に回転すると、前記測距光偏向部35aを透過した測距光が描く軌跡は前記測距光軸40を中心とした円となる。
従って、前記発光素子27よりレーザ光線を発光させつつ、前記光軸偏向部35を回転させれば、前記測距光23を円の軌跡でスキャンさせることができる。尚、前記反射測距光偏向部35bは、前記測距光偏向部35aと一体に回転していることは言う迄もない。
次に、図4(B)は前記光学プリズム36aと前記光学プリズム36bとを相対回転させた場合を示している。前記光学プリズム36aにより偏向された光軸の偏向方向を偏向Aとし、前記光学プリズム36bにより偏向された光軸の偏向方向を偏向Bとすると、前記光学プリズム36a,36bによる光軸の偏向は、該光学プリズム36a,36b間の角度差θとして、合成偏向Cとなる。
従って、前記光学プリズム36aと前記光学プリズム36bを逆向きに同期して等速度で往復回転させた場合、前記光学プリズム36a,36bを透過した測距光は、直線状にスキャンされる。従って、前記光学プリズム36aと前記光学プリズム36bとを逆向きに等速度で往復回転させることで、図4(B)に示される様に、測距光を合成偏向C方向に直線の軌跡52で往復スキャンさせることができる。
更に、図4(C)に示される様に、前記光学プリズム36aの回転速度に対して遅い回転速度で前記光学プリズム36bを回転させれば、角度差θは漸次増大しつつ測距光が回転されるので、測距光のスキャン軌跡は、スパイラル状となる。
又、前記光学プリズム36a、前記光学プリズム36bの回転方向、回転速度を個々に制御することで、測距光のスキャン軌跡を前記基準光軸Oを中心とした照射方向(半径方向のスキャン)とし、或は水平、垂直方向とする等、種々のスキャンパターンが得られる。
更に又、水平方向のスキャンと鉛直方向のスキャンとを合成し、2次元のスキャンを可能とする。更に、中心を有する2次元のスキャンパターンとすることができ、この場合、スキャンパターンの中心を測定点と合致させる。
図5は、前記測定対象物7(プリズム7)と前記測距光軸40との位置合せに使用できる2次元のスキャンパターン53の一例を示している。
前記光学プリズム36aと前記光学プリズム36bの回転方向、回転速度、回転比の組合わせで、スキャン往路とスキャン復路がスキャンパターンの中心(交点54)で交差する前記スキャンパターン53を形成することができる。例えば、無限大マーク(∞)形状にスキャンさせることもできる。
図6を参照して、前記トータルステーション1の測定作動について説明する。
前記三脚2を既知点、又は所定点に設置する。この時の前記トータルステーション1の水平(即ち、該トータルステーション1の鉛直)に対する傾斜、即ち前記基準光軸Oの水平角に対する傾斜角、傾斜方向は、前記姿勢検出部17によって検出される。従って、傾斜角、傾斜方向を既知とすることができるので、前記トータルステーション1自体を整準して水平とする必要がない。従って、該トータルステーション1は、既知の位置に設置された後、直ちに測定作業を実行できる。
STEP:01 前記測距光軸40を前記測定対象物7の中心に合致させる為に、前記トータルステーション1を測定対象物に概略向ける。
この時、前記撮像部14で取得した画像を前記表示部25に表示させ、画像中で前記測定対象物7が画像中心となる様に、作業者が目視で前記トータルステーション1の方向を設定してもよい。或は、画像中に前記測定対象物7が表示されていた場合、前記表示部25上で前記測定対象物7をタッチし、測定対象の方向を設定してもよい。更に、前記表示部25上で前記測定対象物7をタッチすることで、タッチした位置がスキャンの中心に設定され、タッチした位置を中心にスキャンが開始される様にしてもよい。
STEP:02 前記演算制御部19は、前記モータ42a,42bの駆動を制御し、前記光学プリズム36aの回転、前記光学プリズム36bの回転の協働により、設定された前記測定対象物7の方向を中心に、前記測距光23を前記スキャンパターン53でスキャンする。又、スキャン動作は、前記光学プリズム36a,36bを回転させるだけの動作であるので、該光学プリズム36a,36bを高速で回転させることができ、高速でのスキャンが可能である。
更に、前記演算制御部19は、前記測距光23を前記スキャンパターン53でスキャンさせつつ、該スキャンパターン53を移動させる。例えば、該スキャンパターン53を上下方向に所定角度(例えば、±2゜)の範囲で移動させれば、該スキャンパターン53が有する水平幅(例えば、水平角±1゜)で、前記測定対象物7を上下方向にサーチすることができる。以下、前記スキャンパターン53の移動で得られるスキャン範囲を、サーチ範囲とする。尚、前記スキャンパターン53自体の水平幅、上下高さ等は任意に選択できることは言う迄もない。
ここで、前記測距光23によるサーチの中心、サーチ範囲が、前記基準光軸Oを基準として、最大偏角(例えば、±20゜)範囲内に含まれるとすると、前記光学プリズム36aと前記光学プリズム36bの回転の協働で前記スキャンパターン53の上下方向の移動が可能であり、前記トータルステーション1自体は固定したままでよい。
STEP:03 サーチの過程で、スキャン軌跡上で前記測定対象物7からの前記反射測距光24を検出すると(前記測定対象物7を検出すると)、受光した時点の前記測距光23の射出方向の水平角、鉛直角を前記射出方向検出部15から検出する。尚、サーチの過程で前記測定対象物7以外の物からの反射測距光も入射するが、該測定対象物7からの反射測距光は中心程強度の高い反射光となる。従って、前記演算制御部19が受光強度を監視することで、より高精度に前記測定対象物7の中心を検出することができる。
尚、前記スキャンパターン53を上下方向に移動させても、前記測定対象物7を検出できない場合は、サーチ範囲を広げる為に、前記スキャンパターン53を水平方向に移動させ、更に該スキャンパターン53を上下方向に移動させてもよい。
STEP:04 該スキャンパターン53の前記交点54で前記反射測距光24が受光される様、前記演算制御部19が前記光学プリズム36aと前記光学プリズム36bの回転を制御し、前記スキャンパターン53を移動させる(該スキャンパターン53の中心合せ)。
STEP:05 前記交点54の方向が前記測定対象物7の方向に略一致すると、前記スキャンパターン53の一サイクルの往路53aと復路53bでそれぞれ前記測定対象物7からの前記反射測距光24を受光し、前記受光素子33から往路、復路の受光信号が検出される。
前記往路53a、復路53bでの受光信号の、水平角、鉛直角をそれぞれ検出し、両受光信号の水平角、鉛直角が略一致する様に前記スキャンパターン53を移動させる。
両受光信号の水平角、鉛直角が略一致した点が、前記スキャンパターン53の前記交点54が前記測定対象物7と合致した状態であり、前記測距光軸40が前記測定対象物7の中心に合致した状態である。
STEP:06 前記測距光23により前記測定対象物7を正確に視準した状態となり、該測定対象物7の測距が実行される。又、この時の該測定対象物7の水平角、鉛直角は、前記両受光信号の水平角、鉛直角が略一致した時の水平角、鉛直角であり、測定点の水平角、鉛直角として測定される。尚、前記トータルステーション1の設置姿勢は、前記姿勢検出部17により検出されており、前記トータルステーション1の設置姿勢が、水平でない場合は、前記姿勢検出部17が検出する傾斜角、傾斜方向に基づき、測定された水平角、鉛直角、測距結果が補正される。而して、前記測定対象物7の中心の3次元座標が測定できる。
更に、前記演算制御部19が、前記両受光信号の水平角、鉛直角が略一致した時の測距結果を取得する様、前記測距演算部13を制御し、或は、前記演算制御部19が、前記両受光信号の水平角、鉛直角が略一致した時と同期して測距を実行する様、前記測距演算部13を制御することで、自動で前記測定対象物7の視準、測定が行える。
而して、望遠鏡等を用いることなく、正確に、且つ作業者が操作することなく、前記測定対象物7の視準が行え、該測定対象物7の、測距、水平角、鉛直角の測定が行える。
STEP:07 測定が続行される場合、該測定対象物7が次の測定点に移動され、測定が行われる。
図7は、前記測距光軸40が前記測定対象物7の中心に合致した状態を示し、図8は、前記測定対象物7が移動した場合を示している。図7、図8中、55はビーム断面形状を示しており、図中ではビーム径を拡大した状態を示している。尚、ビーム55の拡大については後述する。
移動量が小さい場合、或は移動速度が小さい場合は、前記スキャンパターン53でスキャンを実行することで、直ちに移動後、或は移動中の前記測定対象物7を検出することができる。従って、移動後の測定点の測定を再設定することなく視準が実行できる。又、前記測定対象物7の移動中の追尾が可能となる。
該測定対象物7を移動した場合で、移動量が前記測距光23の前記スキャンパターン53の範囲を超え、該スキャンパターン53によるスキャンで前記測定対象物7を検出できなかった場合、再び前記スキャンパターン53の移動を伴う、サーチが実行される。
更に、移動後の前記測定対象物7の位置が、最大サーチ範囲(最大偏角が前記基準光軸Oに対して±20゜)以内であれば、再び前記測定対象物7が検出され、前記スキャンパターン53の中心合せ作用(視準作用)が行われる。
尚、移動後の前記測定対象物7の位置を画像上から指定すれば、前記スキャンパターン53のスキャン中心を指定した点とすることができ、サーチ範囲が限定され、サーチ時間が短縮する。
前記測定対象物7が、最大サーチ範囲を超えて移動した場合は、サーチの方向を再設定する必要があり、前記測定対象物7が画像で捉えられる様、前記トータルステーション1の向きを変える。
更に、前記測定対象物7を最大サーチ範囲に捉えることで、STEP:01~STEP:06が実行される。
図9は、他の実施例を示している。
尚、図9中、図2中で示したものと同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
他の実施例では、投光レンズ28と第1反射鏡29との間に、ビーム形状拡大光学部材57が設けられる。又、該ビーム形状拡大光学部材57は射出光軸26に挿脱可能となっている。図9は、前記ビーム形状拡大光学部材57が前記射出光軸26に挿入された状態を示している。
前記ビーム形状拡大光学部材57としては、拡大レンズ、シリンダレンズ、拡散板、アキシコンレンズ等が挙げられる。
例えば、前記ビーム形状拡大光学部材57として拡大レンズが用いられた場合、測距光23は拡大される(図7参照)。ビーム径が拡大されることで、1回のスキャンパターン53での、測定対象物7の検出範囲が広がり、該測定対象物7を検出することが容易となる。
又、ビーム径を拡大して、前記測定対象物7を検出できたら、前記ビーム形状拡大光学部材57を前記射出光軸26から外し、細径の前記測距光23により前記スキャンパターン53でスキャンを行い、該スキャンパターン53と前記測定対象物7との中心合せ(視準)を行う。
ビーム径を拡大することで、時間を要する前記測定対象物7のサーチ時間を短縮でき、測定の効率化が図れる。
次に、図10は、ビーム径を拡大する場合の変形例を示している。該変形例では前記ビーム形状拡大光学部材57をシリンダレンズとしている。該シリンダレンズは、前記測距光23を鉛直方向にのみ拡大する光学特性を有する。該変形例では、スキャン方向に対して直交する方向に拡大され、ビーム光束断面58はスリット状になっている。
シリンダレンズを前記射出光軸26に挿入した状態で前記スキャンパターン53でスキャンすると、光束が上下に拡大されているので、拡大された幅でスキャンされ、サーチ範囲が拡大する。更に、光束は上下にのみ拡大されているので、拡大したことによる輝度の低下は少なく、前記測定対象物7からの反射測距光の光量低下も少ない。従って、遠距離のサーチが可能となる。
該変形例に於いても、前記測定対象物7を検出した後は、前記ビーム形状拡大光学部材57を除去し、前記スキャンパターン53と前記測定対象物7との中心合せを行う。
尚、前記スキャンパターン53を用いた中心合せ(芯合せ)工程と、サーチ工程とを分離してもよい。
即ち、前記測定対象物7を検出する工程は、前記撮像部14により取得した画像から画像処理により前記測定対象物7を抽出し、前記測定対象物7の位置(即ち、水平角、鉛直角)を検出し、前記演算制御部19は該検出結果に基づき検出された水平角、鉛直角を中心に前記スキャンパターン53を実行し、前記測定対象物7の中心と測距光の照射点とを一致させてもよい。
この場合、画像上から前記測定対象物7を検出する工程が、サーチ工程と等価になる。
又、ビーム径を拡大し、拡大した状態で水平方向の往復スキャンに鉛直方向の送り(送り量は拡大幅)を加えた2次元スキャンで、最大サーチ範囲をスキャンし、前記測定対象物7を検出する様にしてもよい。この場合、スキャンのパターンは特に限定されず、螺旋状にスキャンする等、最大サーチ範囲がスキャンできればよい。
尚、スキャンパターンは、2次元に走査し、スキャン範囲で前記ポール8を照射できるものであればよい。更に、スキャンパターンは、スキャンパターン中(好ましくは、パターンの中心)に交点を有しているのが好ましい。更に、パターン形状は、上記実施例に限らず、8の字形状、1サイクル分のサインカーブ或は図11に示す様な花びら形パターン60(例えば内トロコイド曲線)等任意のパターンを選択できる。
又、上記実施例では、測定対象物をプリズムとしたが、プリズムと同様再帰反射特性を有し、高光強度の反射光を反射する反射シートを前記ポール8に巻付け、反射シートを測定対象物としてもよい。
更に又、前記ビーム形状拡大光学部材57として、ズーム機構を用い、前記測距光23の光束のビームサイズを変更可能としてもよい。
又、上記した表示部、操作部をトータルステーション1に対して着脱可能な操作ユニット、例えば、携帯可能なスマートフォンとし、操作ユニットにより遠隔操作可能としてもよい。
又、上記実施例では、前記トータルステーション1が前記姿勢検出部17を具備し、整準作業を不要としたが、前記姿勢検出部17に変えて、整準装置を介して前記トータルステーション1を前記三脚2に設置してもよい。
1 トータルステーション
7 プリズム
11 測距光射出部
12 受光部
13 測距演算部
14 撮像部
15 射出方向検出部
17 姿勢検出部
18 通信部
19 演算制御部
23 測距光
24 反射測距光
27 発光素子
33 受光素子
35 光軸偏向部
36a,36b 光学プリズム
42a,42b モータ
53 スキャンパターン
54 交点
57 ビーム形状拡大光学部材

Claims (6)

  1. 測定対象物としてのプリズムと測量機とを有する測量システムであって、
    前記プリズムはポールの指定位置に設けられ、
    前記測量機は、
    測距光を発する発光素子と、前記測距光を射出する測距光射出部と、反射測距光を受光する受光部と、前記反射測距光を受光し、受光信号を発生する受光素子とを有し、該受光素子からの前記受光信号に基づき測定対象物の測距を行う測距部と、測距光軸上に設けられ、該測距光軸を偏向する光軸偏向部と、前記測距光軸の偏角を検出する射出方向検出部と、前記光軸偏向部の偏向作用及び前記測距部の測距作用を制御する演算制御部とを具備し、
    前記光軸偏向部は、該光軸偏向部の中心を透過する真直な光軸を基準光軸として有し、前記測距光軸上を中心として回転可能な一対の光学プリズムと、該光学プリズムを個々に独立して回転するモータとを具備し、
    前記演算制御部は、前記一対の光学プリズムの回転方向、回転速度、回転比の制御により前記光軸偏向部による偏向を制御し、前記測距光を2次元スキャンし、該2次元スキャン中に前記受光信号を検出した時点の測距を行うと共に該受光信号を検出した時点の前記射出方向検出部が検出した偏角に基づき前記測定対象物の前記基準光軸に対する水平角、鉛直角を測定し、前記測距部からの距離値及び前記水平角、鉛直角から、前記測定対象物の3次元座標を求める様構成され、
    前記2次元スキャンは、所定のスキャンパターンに基づくスキャンであり、該スキャンパターンは往路復路が交差する交点を有し、
    前記演算制御部は、前記スキャンパターンでスキャンを実行しつつ、該スキャンパターンを水平、鉛直の少なくとも一方に移動させ、前記測定対象物のサーチを行い、
    サーチで検出された前記測定対象物からの前記反射測距光の受光結果に基づき前記交点を測定対象物に向け、
    往路復路で発せられる2つの受光信号のそれぞれの水平角、鉛直角が略一致する時点の測距、水平角、鉛直角測定を行い、
    前記測距光射出部の射出光軸に、ビーム形状拡大光学部材が挿脱可能に設けられ、前記測定対象物の検出時にはビーム形状拡大光学部材が前記射出光軸に挿入され、スキャンする前記測距光の光束断面が拡大され、前記測定対象物の検出後はビーム形状拡大光学部材が前記射出光軸から外される様構成された測量システム。
  2. 前記演算制御部は、更に前記測距部の受光強度により前記測定対象物の位置を求める様構成された請求項1に記載の測量システム。
  3. 前記ビーム形状拡大光学部材はシリンダレンズであり、前記測距光の光束断面は一方向のみに拡大された請求項1に記載の測量システム。
  4. 傾斜角、傾斜方向を検出可能な姿勢検出部を更に具備し、前記演算制御部は、前記姿勢検出部の検出結果に基づき測距、水平角、鉛直角を補正する請求項1~請求項3の内いずれか1つに記載の測量システム。
  5. 撮像部、タッチパネルを兼ねる表示部を更に有し、前記撮像部で取得した画像が前記表示部に表示され、該表示部にタッチした点が前記測距光の2次元スキャンの中心に設定される請求項1~請求項4の内いずれか1つに記載の測量システム。
  6. 撮像部を更に有し、前記演算制御部は前記撮像部が取得した画像中で前記測定対象物の位置を検出し、検出した位置を中心に前記測距光の2次元スキャンを行う請求項1~請求項4の内いずれか1つに記載の測量システム。
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