JP6963909B2 - 測量システム - Google Patents

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Description

本発明は測定対象を視準し、測定対象の測定を行う測量システムに関するものである。
一般に測量を行うには測定点に測定対象、例えば測定対象として、再帰反射のプリズム(コーナキューブ)を設置し、既知点に設置されたトータルステーションからコーナキューブを視準し、コーナキューブ迄の距離と視準方向の既知の方向に対する水平角度と鉛直角度を測定し、コーナキューブ迄の水平距離と水平角度と、コーナキューブの鉛直高さを求めている。
この際、コーナキューブの設置は測定点数に応じて頻繁に移動させなければならない。この為、設置を簡単にする目的でコーナキューブをポールに取付け、ポール下端で測定点を指示する様にポールを鉛直に設置する方法が採られている。
コーナキューブをポールに取付けた場合、コーナキューブとポール下端とは距離がある為、ポールを設置する場合、ポールは測定点に対して鉛直に立てなければ水平距離の誤差を生じる。この為、通常は鉛直検出用の気泡管をポールに取付け、気泡管を用いて鉛直に立てていた。
然し乍ら、測定点の位置がポールを鉛直に立てられる場所である場合はよいが、例えば、物や建物の際、隅等の場合は測定点からずらした位置にポールを設置し、測定点からずらした位置を測定し、ずらした距離を別手段で測定し、測定点を間接的に測定していた。又、建物の壁面内の位置等、ポールを鉛直に設置できない場所では、直接測定できなかった。
特開2016−151422号公報 特開2016−151423号公報
本発明は、測定対象を支持する部材の姿勢に拘らず、測定点を直接測定可能とした測量システムを提供するものである。
本発明は、トータルステーションと、ターゲット装置とを有する測量システムであって、前記ターゲット装置は、再帰反射体として反射シートが設けられた測定対象部を有し、前記トータルステーションは、測距光を射出する測距光射出部と、反射測距光を受光し、受光信号を発生する受光部と、前記受光信号に基づき前記測定対象部の測距を行う測距部と、測距光軸上に設けられ、該測距光軸を2次元に偏向可能な光軸偏向部と、前記測距光軸の偏角を検出し、測角を行う射出方向検出部と、前記光軸偏向部の偏向作用及び前記測距部の測距作用を制御する演算制御部とを具備し、該演算制御部は、前記光軸偏向部により、前記測定対象部を前記測距光により2次元スキャンし、前記測定対象部の測距、測角を行い、又、測距、測角の結果に基づき前記ターゲット装置の傾きと、傾き方向を検出する様構成した測量システムに係るものである。
又本発明は、前記光軸偏向部は、前記測距光軸上を中心として回転可能な一対の光学プリズムと、該光学プリズムを個々に独立して回転するモータとを具備し、前記一対の光学プリズムの回転方向、回転速度、回転比の制御により前記光軸偏向部による偏向を制御し、前記測距光を2次元スキャンし、該2次元スキャン中の測距、測角の結果に基づき前記測定対象部を検出し、前記光軸偏向部により前記測距光軸を前記測定対象部に向け、該測定対象部の測距を行い、測距結果、前記射出方向検出部による測角結果に基づき前記測定対象部の3次元座標を求める様構成した測量システムに係るものである。
又本発明は、前記トータルステーションの水平に対する傾斜を検出する姿勢検出部を更に具備し、前記演算制御部は、前記姿勢検出部の検出結果に基づき前記測定対象部の測距結果、測角結果を補正する測量システムに係るものである。
又本発明は、前記測定対象部は、基準点を有する基準反射部と、該基準反射部に隣接して設けられる補助反射部とを有し、前記2次元スキャンは、前記測距光軸に合致する中心位置を有する閉ループスキャンパターンであり、該閉ループスキャンパターンを移動させ、該閉ループスキャンパターンで得られる測定結果に基づき前記基準反射部を検出する測量システムに係るものである。
又本発明は、前記閉ループスキャンパターンは変形が可能であり、前記測定対象部を検出する初期サーチスキャンでは大きい閉ループスキャンパターンでスキャンが実行され、前記基準反射部の基準点を検出する場合は、より小さい局所スキャンパターンでスキャンが実行される測量システムに係るものである。
又本発明は、前記ターゲット装置が、ポールを有し、該ポールの所定位置に該ポールより大径の基準反射部を有し、該基準反射部の全周を覆う様に反射シートが巻設され、前記ポールの全周を覆う様に反射シートが巻設され、補助反射部が形成される測量システムに係るものである。
又本発明は、前記基準反射部と前記補助反射部との境界に、非反射部が形成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記ターゲット装置が、帯状の平板を有し、該平板の所定位置に基準反射部が設けられ、該基準反射部は基準点を中心とする円形の反射シートと、該反射シートの周囲に形成された非反射部とで形成され、前記基準反射部に隣接して補助反射部が設けられた測量システムに係るものである。
又本発明は、前記ターゲット装置が、前記局所スキャンパターンが含まれる大きさを有する反射板を具備し、該反射板の全面に反射シートが設けられ、更に前記反射板に基準点で交差する少なくとも2以上の非反射の直線が形成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記2次元スキャンにより、前記補助反射部で得られる測定結果に基づき前記ターゲット装置の傾斜角、傾斜方向を検出する測量システムに係るものである。
更に又本発明は、前記2次元スキャンは円スキャンパターンであり、該円スキャンパターンの測距結果で得られるsin曲線の振幅で前記ターゲット装置の傾斜を測定し、該sin曲線の位相のズレで前記ターゲット装置の回転を測定する測量システムに係るものである。
本発明によれば、トータルステーションと、ターゲット装置とを有する測量システムであって、前記ターゲット装置は、再帰反射体として反射シートが設けられた測定対象部を有し、前記トータルステーションは、測距光を射出する測距光射出部と、反射測距光を受光し、受光信号を発生する受光部と、前記受光信号に基づき前記測定対象部の測距を行う測距部と、測距光軸上に設けられ、該測距光軸を2次元に偏向可能な光軸偏向部と、前記測距光軸の偏角を検出し、測角を行う射出方向検出部と、前記光軸偏向部の偏向作用及び前記測距部の測距作用を制御する演算制御部とを具備し、該演算制御部は、前記光軸偏向部により、前記測定対象部を前記測距光により2次元スキャンし、前記測定対象部の測距、測角を行い、又、測距、測角の結果に基づき前記ターゲット装置の傾きと、傾き方向を検出する様構成したので、測定対象を支持する部材の姿勢に拘らず、測定点を直接測定することができるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る測量システムの概略図である。 該測量システムに於けるトータルステーションの概略構成図である。 前記測量システムに於けるデータコレクタの概略構成図である。 前記測量システムに於けるトータルステーション本体の概略構成図である。 該トータルステーション本体に於ける光軸偏向部の概略図である。 (A)〜(C)は、該光軸偏向部の作用説明図である。 該光軸偏向部で得られるスキャンパターンの一例を示す図である。 本実施例の作用を示すフローチャートである。 スキャンパターンと測定対象との関係を示す説明図である。 スキャンパターン、局所スキャンパターンと測定対象との関係を示す説明図である。 (A)は局所スキャンパターンによる基準反射部の検出、ターゲット装置の傾きの検出を示す説明図であり、(B)は該ターゲット装置の上面図である。 画像中に該ターゲット装置が複数含まれる場合を示す説明図である。 ターゲット装置の第2の実施例を示す説明図である。 ターゲット装置の第3の実施例を示す説明図である。 ターゲット装置の第4の実施例を示す説明図である。 第4の実施例のターゲット装置に於けるスキャン時に得られる信号の説明図であり、(A)は受光光量の変化を示す図であり、(B)は測距結果を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1〜図3により、本発明の実施例に係る測量システムの概略を説明する。
図1中、1は本実施例に於けるトータルステーション、2はターゲット装置、3はデータコレクタを示している。
前記トータルステーション1は、既知点に設置され、前記ターゲット装置2は測定点に設置される。
前記トータルステーション1は、主に、三脚5、該三脚5の上端に設けられた設置台6、該設置台6を介して前記三脚5に設けられたトータルステーション本体7を有している。
更に、前記設置台6は、水平回転可能な水平回転部8、該水平回転部8に立設された鉛直回転部9を有する。前記水平回転部8は、固定台座11、該固定台座11に対して水平回転座12が回転可能に設けられている。該水平回転座12は水平モータ13により回転駆動され、前記水平回転座12の水平方向の回転角は、回転角検出器としての水平エンコーダ14により検出される様になっている。
前記鉛直回転部9に前記トータルステーション本体7が水平軸心を中心に回転可能に設けられている。該トータルステーション本体7は、鉛直モータ15により回転駆動され、前記トータルステーション本体7の鉛直方向の回転角は、回転角検出器としての鉛直エンコーダ16により検出される様になっている。
前記水平モータ13、前記鉛直モータ15は前記トータルステーション本体7の演算制御部43によって駆動が制御され、前記水平エンコーダ14、前記鉛直エンコーダ16によって検出された水平角、鉛直角は前記演算制御部43に入力される様になっている。又、前記トータルステーション本体7は後述する様に、記憶部44、通信部42を有し、前記トータルステーション本体7が取得したデータは、前記記憶部44に保存され、前記通信部42を介して前記データコレクタ3に送信される様になっている。
尚、前記トータルステーション1による測定範囲が、光軸偏向部62(後述)による偏角の範囲内の場合、或は該光軸偏向部62の基準光軸O(後述)の方向の初期設定を手動で行う場合は、前記水平回転部8の前記水平モータ13、前記水平エンコーダ14、前記鉛直回転部9の前記鉛直モータ15、前記鉛直エンコーダ16等については、省略することができる。
前記ターゲット装置2は、断面が円の棒状の支持部材であるポール18と、該ポール18の途中に設けられた基準反射部25を有する。該基準反射部25の全周に反射シートが巻設され、前記ポール18にも上下にそれぞれ部分的に該ポール18が露出する様、該ポール18に反射シート19が全周を覆う様に、巻設されている。該反射シート19が巻設された部分は、上下に所定長さを有する線状反射部20を構成する。前記基準反射部25、前記線状反射部20は、測距光を反射し、前記トータルステーション1の測定対象部となっている。基準点(後述)を示す前記基準反射部25に対して、前記線状反射部20は、前記測定対象部の検出、更に前記基準反射部25の検出を容易にする補助反射部となっている。
前記ポール18の下端は、測定点Pを指示できる様に尖端となっている。又、前記ポール18の上端には、自在連結具(図示せず)を介して照明灯23が設けられている。該照明灯23の位置、例えば、前記ポール18の下端と前記自在連結具との距離は、既知となっている。
該自在連結具は、前記照明灯23を前記ポール18に対して、上下方向、左右方向、少なくとも上下方向に、傾動可能に支持し、更に、該自在連結具の回転部には摩擦力が作用し、前記ポール18に対する前記照明灯23の姿勢が維持される様になっている。
該照明灯23の照明光の放射角は略30゜であり、更に、前記照明灯23がズーム機能を有し、放射角が10゜前後に縮小できれば好ましい。
前記基準反射部25は、前記ポール18の下端から所定の位置に設けられる。前記基準反射部25の中心は基準点となっており、該基準点は前記ポール18の下端からの距離が既知となっている。又、前記基準点は、前記照明灯23に対しても位置関係が既知となっている。
前記基準反射部25は測距光のビーム径よりも大きい所定の厚み(軸心方向の長さ)で、且つ前記線状反射部20の直径に対して太くなっている。
ここで、前記基準反射部25と前記線状反射部20間の直径差は、前記トータルステーション本体7の測定精度に対応して決定され、この直径差は、前記トータルステーション本体7の測定精度(測定誤差)以上となっていればよい。又、前記基準反射部25の厚みは、測距光のビーム径よりも大きく設定される。更に、前記線状反射部20の直径、測定状況、前記トータルステーション本体7の測定能力等に対応して、前記直径差が決定されることは言う迄もない。
本実施例の場合、測定距離が最大200mとして、前記線状反射部20の直径は35mm、前記基準反射部25の直径は100mm、又前記基準反射部25の厚みは30mmに設定される。
図3に示される様に、前記データコレクタ3は、演算処理部28、記憶部29、通信部30、表示部31、操作部32を具備している。尚、前記表示部31をタッチパネルとし、該表示部31に操作部の機能を兼用させて、前記操作部32を省略してもよい。尚、前記データコレクタ3として、スマートフォン等の端末を利用してもよい。
該データコレクタ3と前記トータルステーション本体7とは、前記通信部30、前記通信部42を介して通信可能であり、前記データコレクタ3を介して前記トータルステーション本体7を遠隔操作可能であり、又、該トータルステーション本体7で取得した測距結果、画像等のデータは、前記データコレクタ3に送信され、前記記憶部29に保存される様になっている。尚、前記トータルステーション本体7は、前記設置台6に対して着脱可能としてもよい。
次に、前記トータルステーション本体7について、図4を参照して具体的に説明する。
前記トータルステーション本体7は、測距光射出部35、受光部36、測距演算部37、撮像部38、射出方向検出部39、モータドライバ40、姿勢検出部41、前記通信部42、前記演算制御部43、前記記憶部44、撮像制御部45、画像処理部46、表示部47を具備し、これらは筐体48に収納され、一体化されている。尚、前記測距光射出部35、前記受光部36、前記測距演算部37等は測距部を構成する。
前記測距光射出部35は射出光軸51を有し、該射出光軸51上に発光素子52、例えばレーザダイオード(LD)が設けられている。又、前記射出光軸51上に投光レンズ53が設けられている。更に、前記射出光軸51上に設けられた偏向光学部材としての第1反射鏡54と、受光光軸55(後述)上に設けられた偏向光学部材としての第2反射鏡56とによって、前記射出光軸51は、前記受光光軸55と合致する様に偏向される。前記第1反射鏡54と前記第2反射鏡56とで射出光軸偏向部が構成される。
前記発光素子52はパルスレーザ光線を発し、前記測距光射出部35は、前記発光素子52から発せられたパルスレーザ光線を測距光57として射出する。
前記受光部36について説明する。該受光部36には、測定対象からの反射測距光58が入射する。前記受光部36は、前記受光光軸55を有し、該受光光軸55には、上記した様に、前記第1反射鏡54、前記第2反射鏡56によって偏向された前記射出光軸51が合致する。尚、該射出光軸51と前記受光光軸55とが合致した状態を測距光軸61とする(図1参照)。
偏向された前記射出光軸51上に、即ち前記受光光軸55上に前記光軸偏向部62(後述)が配設される。該光軸偏向部62の中心を透過する真直な光軸は、基準光軸Oとなっている。該基準光軸Oは、前記光軸偏向部62によって偏向されなかった時の前記射出光軸51又は前記受光光軸55又は前記測距光軸61と合致する。
前記反射測距光58が前記光軸偏向部62を透過し、入射した前記受光光軸55上に結像レンズ63が配設され、又受光素子64、例えばフォトダイオード(PD)が設けられている。前記結像レンズ63は、前記反射測距光58を前記受光素子64に結像する。該受光素子64は前記反射測距光58を受光し、受光信号を発生する。受光信号は、前記測距演算部37に入力される。該測距演算部37は、受光信号に基づき測定点迄の測距を行う。
図5を参照して、前記光軸偏向部62について説明する。
該光軸偏向部62は、一対の光学プリズム65a,65bから構成される。該光学プリズム65a,65bは、それぞれ円板状であり、前記受光光軸55上に該受光光軸55と直交して配置され、重なり合い、平行に配置されている。前記光学プリズム65a,65bは、棒状のガラス3角プリズムを平行に配列して構成してもよく、或はそれぞれフレネルプリズムを用いることもできる。フレネルプリズムを用いることで、プリズムの厚みを薄くでき、装置を小型化することができる。
前記光軸偏向部62の中央部は、前記測距光57が透過し、射出される第1光軸偏向部である測距光偏向部62aとなっており、中央部を除く部分は前記反射測距光58が透過し、入射する第2光軸偏向部である反射測距光偏向部62bとなっている。
前記光学プリズム65a,65bとして用いられるフレネルプリズムは、それぞれ平行に形成された各単一のプリズムから成るプリズム要素66a,66bと多数のプリズム要素67a,67bとによって構成され、円板形状を有する。前記光学プリズム65a,65b及び各プリズム要素66a,66b及びプリズム要素67a,67bは同一の光学特性を有する。
前記プリズム要素66a,66bは、前記測距光57が透過するのに充分な大きさを有している。単一のプリズムから構成することで高精度の光学特性を得ることができる。前記プリズム要素66a,66bは、前記測距光偏向部62aを構成する。
多数の前記プリズム要素67a,67bによってフレネルプリズムが構成され、前記プリズム要素67a,67bは前記反射測距光偏向部62bとして作用する。又、前記光軸偏向部62から前記受光素子64迄の距離は短いので、各プリズム要素67a,67bに高精度の光学特性は求められない。
前記フレネルプリズムは光学ガラスから製作してもよいが、光学プラスチック材料でモールド成形したものでもよい。光学プラスチック材料でモールド成形することで、より安価なフレネルプリズムを製作できる。尚、高精度が要求される前記プリズム要素66a,66bについてのみ光学ガラスから製作してもよい。
前記光学プリズム65a,65bはそれぞれ前記受光光軸55を中心に独立して個別に回転可能に配設されている。前記光学プリズム65a,65bは、回転方向、回転量、回転速度を独立して制御されることで、射出される前記測距光57の前記射出光軸51を2次元に任意の方向に偏向し、受光される前記反射測距光58の前記受光光軸55を前記射出光軸51と平行に偏向する。
前記光学プリズム65a,65bの外形形状は、それぞれ前記受光光軸55を中心とする円形であり、前記反射測距光58の広がりを考慮し、充分な光量を取得できる様、前記光学プリズム65a,65bの直径が設定されている。
前記光学プリズム65aの外周にはリングギア69aが嵌設され、前記光学プリズム65bの外周にはリングギア69bが嵌設されている。
前記リングギア69aには駆動ギア71aが噛合し、該駆動ギア71aはモータ72aの出力軸に固着されている。同様に、前記リングギア69bには駆動ギア71bが噛合し、該駆動ギア71bはモータ72bの出力軸に固着されている。前記モータ72a,72bは、前記モータドライバ40に電気的に接続されている。
前記モータ72a,72bは、回転角を検出することができるもの、或は駆動入力値に対応した回転をするもの、例えばパルスモータが用いられる。或は、モータの回転量(回転角)を検出する回転角検出器、例えばエンコーダ等を用いてモータの回転量を検出してもよい。前記モータ72a,72bの回転量がそれぞれ検出され、前記モータドライバ40により前記モータ72a,72bが個別に制御される。尚、エンコーダを直接前記リングギア69a,69bにそれぞれ取付け、エンコーダにより前記リングギア69a,69bの回転角を直接検出する様にしてもよい。
前記駆動ギア71a,71b、前記モータ72a,72bは、前記測距光射出部35と干渉しない位置、例えば前記リングギア69a,69bの下側に設けられている。
前記投光レンズ53、前記第1反射鏡54、前記第2反射鏡56、前記測距光偏向部62a等は、投光光学系を構成し、前記反射測距光偏向部62b、前記結像レンズ63等は受光光学系を構成する。
前記測距演算部37は、前記発光素子52を制御し、前記測距光57としてパルスレーザ光線を発光させる。該測距光57が、前記プリズム要素66a,66b(前記測距光偏向部62a)により、測定点に向う様前記射出光軸51が偏向される。前記測距光軸61が測定対象(前記基準反射部25)を視準した状態で測距が行われる。
該基準反射部25から反射された前記反射測距光58は、前記プリズム要素67a,67b(前記反射測距光偏向部62b)、前記結像レンズ63を介して入射し、前記受光素子64に受光される。該受光素子64は、受光信号を前記測距演算部37に送出し、該測距演算部37は前記受光素子64からの受光信号に基づき、パルス光毎に測定点(測距光が照射された点)の測距を行い、測距データは前記記憶部44に格納される。
前記射出方向検出部39は、前記モータ72a,72bに入力する駆動パルスをカウントすることで、前記モータ72a,72bの回転角を検出する。或は、エンコーダからの信号に基づき、前記モータ72a,72bの回転角を検出する。又、前記射出方向検出部39は、前記モータ72a,72bの回転角に基づき、前記光学プリズム65a,65bの回転位置を演算する。更に、前記射出方向検出部39は、前記光学プリズム65a,65bの屈折率と回転位置とに基づき、各パルス光毎の測距光の偏角、射出方向を演算し、演算結果(測角結果)は測距結果に関連付けられて前記演算制御部43に入力される。
該演算制御部43は、前記モータ72a,72bの回転方向、回転速度、前記モータ72a,72b間の回転比を制御することで、前記光軸偏向部62による偏向作用を制御する。又、前記測距光57の偏角、射出方向から前記測距光軸61に対する測定点の水平角、鉛直角を演算し、測定点についての水平角、鉛直角を前記測距データに関連付けることで、測定対象の3次元データを求めることができる。
前記姿勢検出部41について説明する。尚、該姿勢検出部41としては、特許文献2に開示された姿勢検出部を使用することができる。
該姿勢検出部41について、簡単に説明する。
該姿勢検出部41は、フレーム75を有し、該フレーム75は前記筐体48に固定され、或は構造部材に固定され、前記トータルステーション本体7と一体となっている。
前記フレーム75にジンバルを介してセンサブロック76が取付けられている。該センサブロック76は、直交する2軸を中心に2方向にそれぞれ360゜回転自在となっている。
該センサブロック76には、第1傾斜センサ77、第2傾斜センサ78が取付けられている。
前記第1傾斜センサ77は水平を高精度に検出するものであり、例えば水平液面に検出光を入射させ反射光の反射角度の変化で水平を検出する傾斜検出器、或は封入した気泡の位置変化で傾斜を検出する気泡管である。又、前記第2傾斜センサ78は傾斜変化を高応答性で検出するものであり、例えば加速度センサである。
前記センサブロック76の前記フレーム75に対する2軸についての相対回転角は、エンコーダ79,80によって検出される様になっている。
又、前記センサブロック76を回転させ、水平に維持するモータ(図示せず)が前記2軸に関してそれぞれ設けられており、該モータは、前記第1傾斜センサ77、前記第2傾斜センサ78からの検出結果に基づき前記センサブロック76を水平に維持する様に、前記演算制御部43によって制御される。
前記センサブロック76が傾斜していた場合(前記トータルステーション本体7が傾斜していた場合)、前記センサブロック76(水平)に対する前記フレーム75の相対回転角が前記エンコーダ79,80によって検出され、該エンコーダ79,80の検出結果に基づき、前記トータルステーション本体7の傾斜角、傾斜方向が検出される。
前記センサブロック76は、2軸について360゜回転自在であるので、前記姿勢検出部41がどの様な姿勢となろうとも(例えば、該姿勢検出部41の天地が逆になった場合でも)、全方向での姿勢検出が可能である。
姿勢検出に於いて、高応答性を要求する場合は、前記第2傾斜センサ78の検出結果に基づき姿勢検出と姿勢制御が行われるが、該第2傾斜センサ78は前記第1傾斜センサ77に比べ検出精度が悪いのが一般的である。
前記姿勢検出部41では、高精度の前記第1傾斜センサ77と高応答性の前記第2傾斜センサ78を具備することで、該第2傾斜センサ78の検出結果に基づき姿勢制御を行い、前記第1傾斜センサ77により高精度の姿勢検出を可能とする。
該第1傾斜センサ77の検出結果で、前記第2傾斜センサ78の検出結果を較正することができる。即ち、前記第1傾斜センサ77が水平を検出した時の前記エンコーダ79,80の値、即ち実際の傾斜角と前記第2傾斜センサ78が検出した傾斜角との間で偏差を生じれば、該偏差に基づき前記第2傾斜センサ78の傾斜角を較正することができる。
従って、予め、該第2傾斜センサ78の検出傾斜角と、前記第1傾斜センサ77による水平検出と前記エンコーダ79,80の検出結果に基づき求めた傾斜角との関係を取得しておけば、前記第2傾斜センサ78に検出された傾斜角の較正(キャリブレーション)をすることができ、該第2傾斜センサ78による高応答性での姿勢検出の精度を向上させることができる。
前記演算制御部43は、傾斜の変動が大きい時、傾斜の変化が速い時は、前記第2傾斜センサ78からの信号に基づき、前記モータを制御する。又、前記演算制御部43は、傾斜の変動が小さい時、傾斜の変化が緩やかな時、即ち前記第1傾斜センサ77が追従可能な状態では、該第1傾斜センサ77からの信号に基づき、前記モータを制御する。
尚、前記記憶部44には、前記第1傾斜センサ77の検出結果と前記第2傾斜センサ78の検出結果との比較結果を示す対比データが格納されている。前記第2傾斜センサ78からの信号に基づき、該第2傾斜センサ78による検出結果を較正する。この較正により、該第2傾斜センサ78による検出結果を前記第1傾斜センサ77の検出精度迄高めることができる。よって、前記姿勢検出部41による姿勢検出に於いて、高精度を維持しつつ高応答性を実現することができる。
前記撮像部38は、前記トータルステーション本体7の前記基準光軸Oと平行な撮像光軸83を有し、前記光学プリズム65a,65bによる最大偏角(例えば±20゜)と略等しい、或は最大偏角より大きい画角、例えば50°〜60゜の画角を有するカメラであり、前記トータルステーション本体7のスキャン範囲を含む画像データを取得する。前記撮像光軸83と前記射出光軸51及び前記基準光軸Oとの関係は既知であり、前記撮像光軸83と前記射出光軸51及び前記基準光軸Oとは平行であり、又各光軸間の距離は既知の値となっている。又、前記撮像部38は、動画像、又は連続画像が取得可能である。
前記撮像制御部45は、前記撮像部38の撮像を制御する。前記撮像制御部45は、前記撮像部38が前記動画像、又は連続画像を撮像する場合に、該動画像、又は連続画像を構成するフレーム画像を取得するタイミングと前記トータルステーション本体7でスキャンするタイミングとの同期を取っている。前記演算制御部43は画像と測定データとの関連付けも実行する。
前記撮像部38の撮像素子84は、画素の集合体であるCCD、或はCMOSセンサであり、各画素は画像素子上での位置が特定できる様になっている。例えば、各画素は、前記撮像光軸83を原点とした座標系での画素座標を有し、該画素座標によって画像素子上での位置が特定される。
前記画像処理部46は、前記撮像部38で取得した画像データについて、エッジ抽出処理、特徴点の抽出、画像トラッキング処理、画像マッチング等の画像処理を行い、ターゲットの照明光の位置の検出を行う。
前記表示部47は、前記撮像部38により取得した画像を表示し、測定状況、測定データ等を表示する。尚、前記表示部47はタッチパネルとされ、操作部としても機能する。又、前記データコレクタ3による遠隔操作を行う場合は、前記表示部47は省略することができる。
前記光軸偏向部62の偏向作用、スキャン作用について、図6(A)、図6(B)、図6(C)を参照して説明する。
尚、図6(A)では説明を簡略化する為、前記光学プリズム65a,65bについて、前記プリズム要素66a,66bと前記プリズム要素67a,67bとを分離して示している。又、図6(A)は、前記プリズム要素66a,66b、前記プリズム要素67a,67bが同方向に位置した状態を示しており、この状態では最大の偏角(例えば、±20゜)が得られる。又、最小の偏角は、前記光学プリズム65a,65bのいずれか一方が180゜回転した位置であり、該光学プリズム65a,65bの相互の光学作用が相殺され、偏角は0゜となる。従って、該光学プリズム65a,65bを経て射出、受光されるパルスレーザ光線の光軸(前記測距光軸61)は前記基準光軸Oと合致する。
前記発光素子52から前記測距光57が発せられ、該測距光57は前記投光レンズ53で平行光束とされ、前記測距光偏向部62a(前記プリズム要素66a,66b)を透過して前記基準反射部25に向けて射出される。ここで、前記測距光偏向部62aを透過することで、前記測距光57は前記プリズム要素66a,66bによって所要の方向に偏向されて射出される(図6(A))。
前記基準反射部25で反射された前記反射測距光58は、前記反射測距光偏向部62bを透過して入射され、前記結像レンズ63により前記受光素子64に集光される。
前記反射測距光58が前記反射測距光偏向部62bを透過することで、前記反射測距光58の光軸は、前記受光光軸55と合致する様に前記プリズム要素67a,67bによって偏向される(図6(A))。
前記光学プリズム65aと前記光学プリズム65bとの回転位置の組合わせにより、射出する測距光の偏向方向、偏角を任意に変更することができる。
又、前記光学プリズム65aと前記光学プリズム65bとの位置関係を固定した状態で(前記光学プリズム65aと前記光学プリズム65bとで得られる偏角を固定した状態で)、前記モータ72a,72bにより、前記光学プリズム65aと前記光学プリズム65bとを一体に回転すると、前記測距光偏向部62aを透過した測距光が描く軌跡は前記基準光軸O(図4参照)を中心とした円となる。
従って、前記発光素子52よりレーザ光線を発光させつつ、前記光軸偏向部62を回転させれば、前記測距光57を円の軌跡でスキャンさせることができる。尚、前記反射測距光偏向部62bは、前記測距光偏向部62aと一体に回転していることは言う迄もない。
次に、図6(B)は前記光学プリズム65aと前記光学プリズム65bとを相対回転させた場合を示している。前記光学プリズム65aにより偏向された光軸の偏向方向を偏向Aとし、前記光学プリズム65bにより偏向された光軸の偏向方向を偏向Bとすると、前記光学プリズム65a,65bによる光軸の偏向は、該光学プリズム65a,65b間の角度差θとして、合成偏向Cとなる。
従って、前記光学プリズム65aと前記光学プリズム65bを逆向きに同期して等速度で往復回転させた場合、前記光学プリズム65a,65bを透過した前記測距光57は、直線状にスキャンされる。従って、前記光学プリズム65aと前記光学プリズム65bとを逆向きに等速度で往復回転させることで、図6(B)に示される様に、前記測距光57を合成偏向C方向に直線の軌跡59で往復スキャンさせることができる。
更に、図6(C)に示される様に、前記光学プリズム65aの回転速度に対して遅い回転速度で前記光学プリズム65bを回転させれば、角度差θは漸次増大しつつ前記測距光57が回転されるので、該測距光57のスキャン軌跡は、スパイラル状となる。
又、前記光学プリズム65a、前記光学プリズム65bの回転方向、回転速度を個々に制御することで、前記測距光57のスキャン軌跡を前記基準光軸Oを中心とした照射方向(半径方向のスキャン)とし、或は水平、垂直方向とする等、種々のスキャンパターンが得られる。
更に又、水平方向のスキャンと鉛直方向のスキャンとを合成し、2次元のスキャンを可能とする。更に、中心を有する2次元の閉ループのスキャンパターンとすることができ、この場合、スキャンパターンの中心を測定点と合致させる。又、スキャンパターンの中心は前記測距光軸61と合致する。
図7は、測定対象部(前記ターゲット装置2の前記線状反射部20、前記基準反射部25)をサーチする場合の2次元の閉ループスキャンパターンであるスキャンパターン85の一例を示している。
前記光学プリズム65aと前記光学プリズム65bの回転方向、回転速度、回転比の組合わせで、スキャン往路87aとスキャン復路87bがスキャンパターンの中心(交点86)で交差する前記スキャンパターン85を形成することができる。例えば、前記光学プリズム65aと前記光学プリズム65bの回転比率を1:2として、8の字形状にスキャンさせることもできる。
図8〜図11(A)、図11(B)を参照して、本実施例の作用について説明する。
本実施例での測定作業は、一人作業で実行される。
前記トータルステーション1を既知点に設置する。設置状態での前記トータルステーション1の姿勢(傾き、傾き方向)は、前記姿勢検出部41によって検出されるので、前記トータルステーション1の整準作業は省略できる。該トータルステーション1の方向を、測定点の方向に概略向ける。
該トータルステーション1の設置後、前記ターゲット装置2を測定点に移動させ、前記ポール18の下端を測定点Pに設置する。
前記照明灯23を前記トータルステーション1の方向に向け、前記照明灯23を点灯する。前記照明灯23の照明光の放射角は略30゜と広いので、概略の方向を合わせることで、前記トータルステーション1を照明光で捉えることができる。(STEP:01)
前記データコレクタ3より、測定開始の指令を前記トータルステーション1に送信する。
該トータルステーション1は、測定開始の指令により、前記撮像部38により前記照明灯23の画像を取得する。上記した様に、前記撮像部38の画角は、50゜〜60゜と広いので、前記トータルステーション1を測定点の方向に概略向けているだけで、前記照明灯23の照明光、即ち前記照明灯23を確実に捉えることができる。
前記演算制御部43は、画像中から前記照明灯23(照明光の中心)の位置を演算し、更に、該照明灯23と前記基準反射部25の既知の位置関係より、該基準反射部25の方向(水平角、鉛直角)を演算する。
この演算結果に基づき、前記水平回転部8、前記鉛直回転部9を制御して前記トータルステーション1の前記測距光軸61を前記基準反射部25に向ける。前記測距光軸61を前記基準反射部25に向けた状態では、該基準反射部25は、前記撮像部38で撮像する画像の略中心に存在する。(STEP:02)
前記測距光射出部35から前記測距光57が射出され、前記光学プリズム65a,65bの回転が制御され、得られた前記基準反射部25の方向(水平角、鉛直角)に基づき該基準反射部25の近傍を2次元のサーチスキャンする。
2次元のサーチスキャンは、サーチ範囲の広い初期サーチスキャンと測定対象を含む狭い範囲に限定された局所サーチスキャンが実行される。先ず、前記ターゲット装置2を検出する為の初期サーチスキャンが開始される。該ターゲット装置2が検出された後は、局所サーチスキャンが実行される。ここで、行われるサーチ動作は、質量の小さい前記光学プリズム65a,65bを回転させるだけであるので、極めて高速に行える。(STEP:03〜05)
以下の説明では、サーチスキャンのパターンとして8の字形状の前記スキャンパターン85が採用されている。
サーチ開始時の初期サーチスキャンに於ける前記スキャンパターン85の形状は、図9に見られる様に、水平方向に扁平な8の字形状となっている。
前記線状反射部20は鉛直方向に長くなっているので、前記スキャンパターン85を扁平にすることで、広範囲で高速なサーチが可能となる。
前記スキャンパターン85の実行と共に、測距、測角も実行しているので、前記線状反射部20からの前記反射測距光58に基づき、前記線状反射部20の水平方向の位置が直ちに測定できる。
従って、初期サーチスキャンの前記スキャンパターン85の経路と前記線状反射部20とが交差する状態が、前記スキャンパターン85の実行で得られ、水平方向の位置が検出される。(STEP:03)
前記演算制御部43は、測定結果に基づき、前記光軸偏向部62を制御して、その後、前記スキャンパターン85により前記基準反射部25を検出する迄、前記交点86を前記線状反射部20に沿って移動させる(図9では、前記交点86を下方に移動させている)。(STEP:04)
前記スキャンパターン85により、前記基準反射部25を検出したら、前記スキャンパターン85を、前記基準反射部25の中心位置を検出するのに適した局所スキャンパターン85′に変更する(図10参照)。該局所スキャンパターン85′は、サーチ範囲が狭く、而も縦長の形状となっている。ここで、前記基準反射部25は、前記線状反射部20より出っ張っているので、測距結果の変化で、前記基準反射部25の検出を確認できる。
図11(A)、図11(B)は、前記局所スキャンパターン85′により局所サーチスキャンを実行している状態を示している。(STEP:05)
前記局所スキャンパターン85′の交点86′が、前記基準反射部25の中心近傍となると、前記局所スキャンパターン85′のスキャン往路87a、スキャン復路87bが、前記基準反射部25のエッジを通過する。このエッジの測定点Q3,Q4,Q5,Q6の測定結果によって前記基準反射部25に対する前記交点86′の位置が測定でき、該交点86′を前記基準反射部25の中心に合致させることができる。(STEP:06)
該基準反射部25の中心に、前記交点86′が合致すると、前記測距光軸61が前記基準反射部25の中心に視準され、該基準反射部25の測定が実行される。(STEP:07)
更に、前記局所スキャンパターン85′の実行で、前記線状反射部20の上下の測定点Q1,Q2の位置(3次元座標)が測定される。測定点Q1,Q2の3次元座標によって、前記ターゲット装置2の前後、左右の倒れが測定でき、測定点Q1,Q2の3次元座標に基づき、前記基準反射部25の測定結果を補正することができる。(STEP:08,09)
更に、ここで得られる、前記ターゲット装置2の倒れは、前記測距光軸61に対する倒れであり、該測距光軸61自体は、水平であるとは限らない。該測距光軸61の前記基準光軸Oに対する傾斜角、傾斜方向は、前記射出方向検出部39によって測定でき、更に前記基準光軸Oの水平に対する傾斜角、傾斜方向は、前記姿勢検出部41によって測定することができる。
従って、前記ターゲット装置2の水平、又は鉛直に対する傾斜角、傾斜方向も測定できる。従って、該ターゲット装置2の傾きに関わらず正確な測定点(前記ポール18下端が指示する点)について、距離、高低角、水平角を正確に測定することができる。測定結果は、前記データコレクタ3に送信される。
従って、前記ターゲット装置2を直立して支持できない場所での測定、例えば、壁の隅、天井の角等であっても、前記ポール18の下端で測定点を指示できれば、正確な測定が可能である。
次に、測定すべき測定点の有無が確認される。(STEP:10)
前記ターゲット装置2を次の測定点に、移動させる場合も、移動中も前記スキャンパターン85を継続して実行すれば、前記ターゲット装置2の追尾を行うことができる。本実施例によれば、移動中、前記スキャンパターン85が前記線状反射部20を横切りさえすればよいので、容易に又確実に追尾が実行される。更に、障害物が、前記トータルステーション1と前記ターゲット装置2の間を通過する等して、追尾が途切れた場合でも、簡単に復帰することができる。(STEP:11)
尚、追尾は画像に基づき行ってもよい。画像で、前記ターゲット装置2を捉えられれば、前記トータルステーション1によるサーチスキャンが可能であるので、画像中に前記照明灯23からの照明光を捉える様に、前記トータルステーション1を追尾させればよい。
上記した様に、前記撮像部38によって前記ターゲット装置2を捉え、大まかな方向を検出し、画像から得られた方向に前記測距光軸61を向ける様にしている。従って、前記撮像部38は、測定対象検出センサとして機能する。
更に、図12に示される様に、前記撮像部38は、広い画角を有し、広範囲に存在する複数の前記ターゲット装置2を捉えることができる。
複数の該ターゲット装置2が前記撮像部38の画角内に存在する場合、箇々の前記ターゲット装置2について識別機能を付加することで、識別した結果に基づき前記光軸偏向部62により、箇々の前記ターゲット装置2に前記測距光軸61を向ける(視準する)ことができる。
この場合、前記トータルステーション本体7は回転することなく、即ち、前記基準光軸Oは固定の状態で、前記測距光軸61のみ偏向させる。而して、前記トータルステーション1により複数の前記ターゲット装置2について、連続して略同時に測定を実行することができる。
更に、前記撮像部38の画角と前記光軸偏向部62による偏角とを等しく、或は略等しくした場合、測定範囲に存在する(前記撮像部38の画角内に存在する)前記ターゲット装置2、或は測定点については、一度、前記トータルステーション1を設置すれば、前記トータルステーション本体7の方向を変えることなく、全ての前記ターゲット装置2、全ての測定点について測定を実行することができる。
更に、前記トータルステーション1の各ターゲット装置2(前記基準反射部25)への視準は、前記撮像部38の画像の検出結果に基づくものであり、視準方向は特定されており、視準は瞬時に実行される。
次に、前記ターゲット装置2について、更に説明する。
図13は、第2の実施例であるターゲット装置88を示している。尚、図13では前記照明灯23については省略して示している。
第2の実施例では、図9で示したターゲット装置2と同様、ポール18の全周に反射シートを巻設して線状反射部20を形成している。該線状反射部20の中間部に設けられる基準反射部25が変更されている。
該基準反射部25は前記ポール18に対して太径となっており、更に軸心に沿って上下方向に5分割され、中央部分89aと上下部分89b,89bには、それぞれ全周に反射シートが巻設されている。又、前記中央部分89aの上下に隣接する部分89c,89cは、非反射部となっている。又、前記中央部分89aの軸心方向の長さは、測距光のビーム径より大きくなっている。
前記中央部分89aの中心位置が前記基準反射部25の中心位置となっている。
前記中央部分89aの上下に前記非反射部89cを形成することで、前記中央部分89aの境界を検出することができ、境界位置を測定することで前記中央部分89aの中心位置を測定でき、交点86を前記中央部分89aの中心に合致させることができる。
又、前記基準反射部25の直径を前記ポール18と同じにし、前記中央部分89aの上下に非反射部89c,89cを形成してもよい。
図14は、第3の実施例であるターゲット装置90を示している。該ターゲット装置90は、断面が円形のポールに代え、帯状の平板の支持部材としたものである。図14では、前記照明灯23については省略して示している。
基準点を示す基準反射部25を円形の反射シート91aと、該反射シート91aの周囲に形成された非反射部91bによって構成している。前記基準反射部25の中心が基準点を示し、前記基準反射部25の中心から前記非反射部91bの上下それぞれの境界線迄の距離は既知となっている。前記基準反射部25の上下には、帯状の反射シート92aが貼設されており、該反射シート92aの周囲は、非反射部92bで枠取りされている。
前記反射シート91aの直径は、測距光の直径より大きくなる様に設定されており、又前記反射シート92aの幅寸法は既知の値となっている。
前記反射シート91aの周囲が前記非反射部91bで囲まれていることから、前記反射シート91aの境界位置の測定が容易となり、該反射シート91aの中心位置の検出が容易となる。又、前記反射シート92aの周囲が前記非反射部92bで囲まれていることから、前記反射シート92aの境界位置の測定が容易となり、該反射シート92aの中心線の検出が容易となる。前記ターゲット装置90の下端部は、測定点を指示できる様、尖端となっている。
図15は、第4の実施例であるターゲット装置95を示している。
該ターゲット装置95では、ポール96の上端に、局所スキャンパターンが含まれる大きさを有する反射板97が設けられている。
該反射板97の形状は、正方形、円形のいずれでもよく、既知の形状であればよい。図示では正方形であり、前記反射板97の中心が基準点98となっており、該基準点98は前記ポール96の軸心上にあり、該ポール96の下端と前記基準点98との距離は既知となっている。
前記反射板97の全面は、反射シートとなっており、更に非反射パターン99が形成されている。
該非反射パターン99は基準点を示すものであり、図15の前記非反射パターン99はその一例を示している。
該非反射パターン99は、前記基準点98を通過する鉛直線99a及び水平線99b、前記基準点98を通過する対角線99c,99dによって構成され、前記鉛直線99a、前記水平線99b、前記対角線99c,99dは、それぞれ非反射部となっている。前記鉛直線99a、前記水平線99b、前記対角線99c,99dはそれぞれ、既知の線幅で形成され、同一の線幅であっても、それぞれ異なる線幅であってもよい。
又、前記非反射パターン99は、非反射の直線によって前記基準点98が示されればよい。従って、既知の線幅、既知の傾斜で交差する2本以上の非反射の直線で構成されればよい。
第4の実施例に於ける、2次元スキャンパターンとしては、8の字パターン、円スキャンパターン等種々のパターンを用いることができるが、以下の説明では円スキャンパターン101が採用されている。又、前記反射板97が鉛直であり、トータルステーション1に正対しているとする。
前記反射板97の中心(前記基準点98)に前記トータルステーション1の測距光軸61を概略視準させる方法としては、上記したと同様、前記撮像部38が取得した画像から前記反射板97の中心を検出し、この検出結果に基づき前記測距光軸61を前記反射板97の略中心に向ける。
前記円スキャンパターン101によりサーチを実行すると、スキャンラインが前記各線、即ち前記鉛直線99a、前記水平線99b、前記対角線99c,99dを通過する度に、測距光が反射されない為、前記撮像部38の前記撮像素子84による反射測距光の検出がなく、前記各線のスキャンライン通過位置で受光光量が低下する。
図16(A)は、スキャンライン(円スキャンライン)上での受光光量の変化を示している。図16(A)に於いて、光量が低下した位置は、円スキャンラインが前記各線を通過した位置を示している。
図示では、光量が低下した位置が等間隔となっており、前記円スキャンパターン101の中心と前記非反射パターン99の中心(前記基準点98)とが合致していることを示している。
前記円スキャンパターン101の中心と前記基準点98とを合致させる方法としては、前記鉛直線99aを前記円スキャンパターン101が通過する2点について3次元座標を求め、更に前記鉛直線99aの中点を求める。又、前記水平線99bについても同様に中点を求め、両中点の座標が一致する様に、前記測距光軸61の視準方向を調整すればよい。
更に、前記対角線99c,99dについても同様に中点を求め、全ての中点が一致する様に前記測距光軸61の視準方向を調整すれば、視準方向設定の精度が向上する。
尚、光量が低下する位置が等間隔となる様、視準方向の調整をしてもよい。
次に、前記反射板97の傾斜(前後方向の傾き(以下傾き)及び前記ポール96を中心とした回転(以下回転))の測定について説明する。
前記反射板97を前記円スキャンパターン101で測距光をスキャンした場合、該円スキャンパターン101に沿って3次元測定される。前記反射板97が傾斜、又は回転している状態では、前記トータルステーション1に接近している位置では測距結果は小さく、離れている位置では測距結果は大きくなるので、円スキャンの回転角を横軸とすると、図16(B)に示される様に、sinカーブ103が得られる。
前記傾き、回転の大きさは前記sinカーブ103の振幅Aとして現れ、前記回転の角度は、前記sinカーブ103の位相のズレθとして現れる。従って、前記振幅A、位相のズレθを測定することで、前記反射板97の傾斜、回転を検出することができる。
更に、検出した傾斜、回転に基づき測定点Pの測距結果を補正することで高精度の測定ができる。
尚、前記トータルステーション本体7は前記姿勢検出部41を備え、前記トータルステーション本体7の姿勢をリアルタイムで検出できるので、該トータルステーション本体7を前記設置台6から取外し、前記トータルステーション本体7を手で持った状態で該トータルステーション本体7により測定し、前記姿勢検出部41の検出結果で測定結果を補正する様にしてもよい。
1 トータルステーション
2 ターゲット装置
3 データコレクタ
6 設置台
7 トータルステーション本体
18 ポール
19 反射シート
20 線状反射部
23 照明灯
25 基準反射部
28 演算処理部
30 通信部
31 表示部
32 操作部
35 測距光射出部
36 受光部
37 測距演算部
39 射出方向検出部
41 姿勢検出部
42 通信部
43 演算制御部
44 記憶部
51 射出光軸
55 受光光軸
57 測距光
58 反射測距光
61 測距光軸
62 光軸偏向部
65a,65b 光学プリズム
85 スキャンパターン
86 交点
88 ターゲット装置
89a 中央部分
89c 非反射部
90 ターゲット装置
91a 反射シート
91b 非反射部
97 反射板
99 非反射パターン
101 円スキャンパターン

Claims (11)

  1. トータルステーションと、測定点に設置されるターゲット装置とを有する測量システムであって、前記ターゲット装置は、再帰反射体として反射シートが設けられた測定対象部を有し、前記トータルステーションは、測距光としてパルスレーザ光線を射出する測距光射出部と、反射測距光を受光し、受光信号を発生する受光部と、前記受光信号に基づき前記測定対象部の測距を行う測距部と、測距光軸上に設けられ、該測距光軸を2次元に偏向可能な光軸偏向部と、前記測距光軸の偏角を検出し、測角を行う射出方向検出部と、前記光軸偏向部の偏向作用及び前記測距部の測距作用を制御する演算制御部とを具備し、該演算制御部は、前記光軸偏向部により、前記測定対象部を前記測距光により2次元スキャンし、
    前記測定対象部は2次元スキャンの経路の少なくとも2点で再帰反射可能に構成され、
    前記測距部は少なくとも2点の再帰反射光の受光信号に基づき前記測定対象部の測距、測角を行い、又、測距、測角の結果に基づき前記ターゲット装置の傾きと、傾き方向を検出する様構成した測量システム。
  2. 前記光軸偏向部は、前記測距光軸上を中心として回転可能な一対の光学プリズムと、該光学プリズムを個々に独立して回転するモータとを具備し、前記一対の光学プリズムの回転方向、回転速度、回転比の制御により前記光軸偏向部による偏向を制御し、前記測距光を2次元スキャンし、該2次元スキャン中の測距、測角の結果に基づき前記測定対象部を検出し、前記光軸偏向部により前記測距光軸を前記測定対象部に向け、該測定対象部の測距を行い、測距結果、前記射出方向検出部による測角結果に基づき前記測定対象部の3次元座標を求める様構成した請求項1に記載の測量システム。
  3. 前記トータルステーションの水平に対する傾斜を検出する姿勢検出部を更に具備し、前記演算制御部は、前記姿勢検出部の検出結果に基づき前記測定対象部の測距結果、測角結果を補正する請求項2に記載の測量システム。
  4. 前記測定対象部は、基準点を有する基準反射部と、該基準反射部に隣接して設けられる補助反射部とを有し、前記2次元スキャンは、前記測距光軸に合致する中心位置を有する閉ループスキャンパターンであり、該閉ループスキャンパターンを移動させ、該閉ループスキャンパターンで得られる測定結果に基づき前記基準反射部を検出する請求項1又は請求項2に記載の測量システム。
  5. 前記閉ループスキャンパターンは変形が可能であり、前記測定対象部を検出する初期サーチスキャンでは大きい閉ループスキャンパターンでスキャンが実行され、前記基準反射部の基準点を検出する場合は、より小さい局所スキャンパターンでスキャンが実行される請求項4に記載の測量システム。
  6. 前記ターゲット装置が、ポールを有し、該ポールの所定位置に該ポールより大径の基準反射部を有し、該基準反射部の全周を覆う様に反射シートが巻設され、前記ポールの全周を覆う様に反射シートが巻設され、補助反射部が形成される請求項1に記載の測量システム。
  7. 前記基準反射部と前記補助反射部との境界に、非反射部が形成された請求項6に記載の測量システム。
  8. 前記ターゲット装置が、帯状の平板を有し、該平板の所定位置に基準反射部が設けられ、該基準反射部は基準点を中心とする円形の反射シートと、該反射シートの周囲に形成された非反射部とで形成され、前記基準反射部に隣接して補助反射部が設けられた請求項1に記載の測量システム。
  9. 前記ターゲット装置が、前記局所スキャンパターンが含まれる大きさを有する反射板を具備し、該反射板の全面に反射シートが設けられ、更に前記反射板に基準点で交差する少なくとも2以上の非反射の直線が形成された請求項5に記載の測量システム。
  10. 前記2次元スキャンにより、前記補助反射部で得られる測定結果に基づき前記ターゲット装置の傾斜角、傾斜方向を検出する請求項4に記載の測量システム。
  11. 前記2次元スキャンは円スキャンパターンであり、該円スキャンパターンの測距結果で得られるsin曲線の振幅で前記ターゲット装置の傾斜を測定し、該sin曲線の位相のズレで前記ターゲット装置の回転を測定する請求項9に記載の測量システム。
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