JP7065565B2 - カプセルからユニット容器を充填するための方法およびデバイス - Google Patents

カプセルからユニット容器を充填するための方法およびデバイス Download PDF

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Description

本発明は、取外し可能なカプセルから特に固形の化粧品製品でバイアルまたは塗布チューブなどのユニット容器を充填するための方法およびデバイスと、これを目的として使用可能なカプセルとに関する。
リップメークアップ製品またはリップケア製品は、「リップスティックチューブ」と一般的に呼ばれるものなどのバイアルまたはチューブ内に殆どの場合パッケージングされる。
化粧品製品は、通常は、高速で動作するパッケージング機において比較的大量の生産工程で工業的に製造される。
短い時間間隔でパッケージングされることとなるユニット数を考えると、最終容器(バイアルまたはチューブ)に化粧品製品を充填するステップは、短時間で可能な限り最大のユニット数を生産することが可能となるように最適化される。
さらに、これらの製品の特性により、充填中は一連の加熱および冷却ステップが実装されることになり、これは、工業生産規模に適した設備の使用を必要とする。
生産されることとなるユニット数と、化粧品製品の調製およびパッケージングに関連する技術的制約とにより、単一の化粧品製品に関して顧客に提供可能となるものが、生産者により事前選択された選択肢の色調または質感のみに限定される。
さらに、化粧品製品は、その工業生産後の寿命が制限される。その結果、美容製品の販売場所は、比較的限定された在庫量のこれらの製品を保持することしかできず、そのため消費者に提供される色調または質感の選択肢がさらに限定されてしまう。
最後に、単一の生産ラインの場合に、容器(例えばチューブ、バイアル)は、色調および/または質感に関わらず同一であり、そのため顧客は、自ら選んだ容器に選択した色調および/または質感を適合させることにより自身の化粧品製品を完全にカスタマイズすることができなくなってしまう。
特に、これは、顧客が自ら選んだ機構に色調および/または質感を適合させることができないリップスティックの場合に、またはブラシがパッケージ製品と共に販売されるマスカラの場合に当てはまる。
生産者が、顧客のために選択肢の拡大を行いたい場合には、生産者は、製品の大量生産を増加させる以外の選択肢がなく、これは経済的にリスキーであり多額の費用がかかる。
本発明の以下の説明では、「リップスティック」または「リップスティック組成物」または「リップスティックチューブ」という総称は、ロッド形状またはスティック形状へと安定的に、時間の経過により、および環境温度にて成形され得る、色調または質感において限定されないメークアップおよび/またはリップケアに適した固形製品を意味するものとして理解される。
「固形製品」は、ロッドなどの所与の形状へと成形される場合に結果的に完全性を喪失することなく半剛性物体により穿通され得る製品を意味するものとして理解される。
FR2,952,911
本発明の目的は、特に前述の欠点の全てまたは一部を解消することである。
本発明は、ある用量の化粧品製品を収容するカプセルから前記化粧品製品でユニット容器を充填するための方法を提案し、前記カプセルは、前記用量の化粧品製品で充填されたチューブを備え、前記チューブは、前記チューブ内に摺動可能に取り付けられたピストンにより閉じられる第1の端部と、初めに閉じられる出口ノズルを形成する第2の端部との間に延在し、前記方法は、
カプセルの出口ノズルを開封するステップと、
出口ノズルにより前記化粧品製品を押し出すためにカプセルのピストンを作動させることによって前記化粧品製品が容器へと流し込まれる、流し込むステップと、
化粧品製品が加熱によりカプセル内で流体化され得るステップと
を少なくとも含む。
これらの条件により、本発明による方法は、個人用に作製され要望に応じた例えばリップスティックチューブなどの化粧品製品を一体的にパッケージングする助けとなり、化粧品製品(例えばリップスティック組成物、グロス組成物、またはマスカラ組成物など)の色調および/または質感と、さらにその容器自体との選択を顧客に委ねることが可能となる。この方法により、消費者は、容器内にパッケージングされた化粧品製品(例えばリップスティック、ファンデーション、マスカラ等)から構成された自分独自の最終製品を完全にカスタマイズすることが可能となる。
本発明による方法により、パッケージングされた最終製品は、消費者が化粧品製品およびさらには容器の両方を選択した後に、消費者の目の前で販売場所において生産され得る。
一実施形態との関連で後に説明される具体的な一実装形態によれば、例えば、本発明は、1用量の例えばリップスティック、塗布チューブなどの固形化粧品製品を収容したカプセルから前記製品の塗布チューブを充填するための方法に関するものであり得る。この方法では、第1のステップで、前記化粧品製品は、カプセルの出口ノズルの開封前に加熱によりカプセル内で流体化され得る。
これらの性質により、本発明による方法によって、個人用に作製され要望に応じた例えばリップスティックチューブなどの固形化粧品製品の塗布チューブが、1度に1ユニットで作製され得る。
さらに、化粧品製品が、気密式に封止されたユニットカプセル内に収容されるため、化粧品製品をより長く保管することが可能となるさらなる利点が存在する。
本発明による方法の様々な実施形態では、方法は、以下のステップを個別にまたは組合せで含み得る。
カプセル内の化粧品製品の加熱は、実質的に80~100℃の間に含まれる温度にて行われ、この温度は、好ましくは実質的に90℃であり得る。
また、加熱は、任意にはペースト状または半固形状の製品が、カプセルからの化粧品製品の押出しをより容易にするために若干流体化されるべき場合に行われ得る。
加熱は、1~5分の間に実質的に含まれる時間にわたって、好ましくは約4分の間にわたって行われ得る。
前記カプセルの前記出口ノズルを開封するステップは、前記カプセルが備える分離可能ヘッドを切り離すことによって行われ得る。
この方法は、前記流し込みステップの後に、化粧品製品がユニット容器内で固化される冷却ステップをさらに含むことが可能である。
冷却ステップは、空気を吹き込むことによって行われ得る。
冷却ステップは、1分~5分の間に実質的に含まれる時間および好ましくは約4分の間にわたって実施され得る。
冷却ステップは、調製ステップ時に加熱により事前に流体化された固形化粧品製品で塗布チューブを充填するための方法が実装される場合に特に有用である。冷却は、初めの固形状態に化粧品製品を戻し、それを成形し、この製品を顧客が入手し得る状態にするのを加速させる。
さらに、本発明の1つの目的は、チューブ内に摺動可能に取り付けられたピストンによって閉じられた第1の端部と、閉じられた出口ノズルを形成する第2の端部との間に延在し、固形形態の化粧品製品で充填されたチューブを備える、カプセルでもある。
前で説明したように、かかるカプセルは、パッケージング後に、従来の塗布デバイスに比べて製品(例えばリップスティックチップ用の)の保管がより良好になり得るという利点を有する。
カプセルの両端部の一方を閉じるピストンが存在することにより、本発明による方法全体を通して、カプセル内に収容された化粧品製品と、後に定義される本発明による充填デバイスの任意の取外し不能部分との間の接触が回避される。これは、大量生産で容器を充填する通常の充填デバイスの場合とは異なる。
本発明によるカプセルの様々な実施形態において、以下の性質の中の1つおよび/または他のものが、有利に使用され得る。
カプセルの出口ノズルは、分離可能ヘッドにより気密的に閉じられ得る。
剛性キャップが、カプセルのピストンに対接して配置され得る。
カプセルのチューブは、100℃超の融点を有する固形材料から作製される。
チューブは、透明材料から作製され得る。
また、カプセルのピストンは、透明材料からも作製され得る。
また、チューブに対するかかる透明材料の使用により、収容される化粧品製品の色調が、本発明による方法を実装する前に視認可能となる。
取外し可能であるカプセルの充填は、前記カプセルの分離不能端部による前記化粧品製品の高温での流し込みにより、および次いでピストンの挿入による閉鎖によって行われ得る。
ユニット容器内にパッケージングされた化粧品製品の生産のための使用後に、カプセルは、オペレータにより回収され、再生利用され得る。
カプセルは、収容する化粧品製品に適合性を有し、方法を実装するための条件(例えば加熱、冷却、分離)との適合性を有する任意のタイプの剛性材料から作製され得る。
有利には、材料は、白色で彩色もしくは染色されたガラスであることが可能であり、または装飾用外部ドレッシングもしくは示唆的インプレッション(例えばマーク、参照等)、熱可塑性ポリマー(例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、もしくはポリオキシメチレン)、もしくは熱上昇効果の下で変形しない任意の他の材料を含み得る。
有利には、カプセルのチューブは、円筒形状を有する。
ピストンの形状は、前記チューブの壁部に沿って妨害されずに摺動し、死容積は別としてカプセルから全ての化粧品製品を押し出すのに適した形状である。
最後に、本発明の目的は、上記で定義したようなカプセルから化粧品製品でユニット容器を充填するためのデバイスである。前記カプセルは、前記デバイスから取外し可能である。前記デバイスは、
前記カプセルの出口ノズルを開くのに適した開封するための手段と、
前記出口ノズルにより前記化粧品製品を押し出すためにカプセルのピストンを作動させることによって塗布チューブ内で流体化された前記化粧品製品を流し込むのに適した、前記化粧品製品を流し込むための手段と
を備える。
特に好ましい実装形態によれば、本発明の目的は、取外し可能カプセルを使用しており、バルク性が低いため、使用が簡単であり、事前にトレーニングを受けたオペレータにより容易に使用可能であり、いかなる特殊なメンテナンスも、特に2度の使用の間における洗浄を一切必要としない、化粧品製品ユニット容器用の充填デバイスである。これらの利点により、例えば色調、質感、およびさらには塗布チューブもが消費者自身により選択可能なリップスティックチューブなどの、消費者による選択により個人用に作製された化粧品製品を作製するために前記デバイスを販売場所に設置することが可能となる。
より具体的には、本発明は、ある用量の化粧品製品を収容する取外し可能カプセルの使用を介した、例えばリップスティックチューブなどの特に固形の前記化粧品製品のユニット容器のための充填デバイスを目指すものである。
また、本発明によるデバイスは、
加熱によりカプセル内に収容された前記化粧品製品を流体化させ、前記カプセルの出口ノズルを開封するのに適した、カプセルを調製するための手段と、
前記出口ノズルにより前記化粧品製品を押し出すためにカプセルのピストンを作動させることによってユニット容器に前記流体化された化粧品製品を流し込むのに適した、前記化粧品製品を流し込むための手段と
を備える。
また、本発明によるデバイスは、以下の特徴を個別にまたは組合せで備え得る。
カプセルを調製する前記手段は、
前記カプセルを受けるのに適した第1の受領ハウジングと、
前記第1のハウジングを通して前記カプセルを加熱するのに適した加熱要素と、
前記カプセルの前記出口ノズルを開封するのに適した開封要素と
を備えることが可能である。
加熱要素は、前記第1のハウジングの周囲に分散した加熱用抵抗と、さらにハロゲンデバイスとを備えることが可能である。
カプセルの出口ノズルを開封するための手段は、非作動位置と、ブレードが出口ノズルを切断する作動位置との間で可動に取り付けられた少なくとも1つの切断ブレードと、さらに前記作動位置と前記非作動位置との間で前記ブレードを移動させるのに適したアクチュエータとを備え、およびその逆となることが可能である。
流し込むための手段は、ジャッキに関連付けられたロッドを備えることが可能であり、前記ロッドは、収納非作動位置と、ロッドの一方の端部が前記カプセルの前記チューブ内に摺動可能に取り付けられたカプセルの前記ピストンに圧力をかけるのに適した位置となる作動位置との間での移動において可動に取り付けられる。
デバイスは、初めは空である前記化粧品製品ユニット容器を、または少なくとも1つの化粧品製品塗布チューブ機構を受けるのに適した第2の受領ハウジングを備えることが可能である。
化粧品製品ユニット容器を受ける第2のハウジングは、前記第2の受領ハウジングに前記化粧品製品ユニット容器を挿入するのを助ける収納位置と、前記化粧品製品ユニット容器が前記カプセルの出口ノズルに隣接して位置するのに適した位置である充填位置との間での移動において可動に取り付けられた引出し内に配置され得る。
デバイスは、前記第2の受領ハウジングを通して前記化粧品製品ユニット容器を冷却するための手段を備え得る。
前記デバイスは、切離し後の分離可能ヘッドを回収するための手段を備えることが可能であり、ヘッドは、ノズルの開封前にカプセルの出口ノズルを閉じるのに適する。
デバイスは、上記で定義したような方法のステップの進捗をオペレータに通知するために前記オペレータにメッセージを送達するのに適した、および/または前記デバイスを使用するための指示をオペレータに与えるのに適したディスプレイ画面を備えることが可能である。
化粧品製品は、バイアル内またはチューブ内にパッケージングされた任意の化粧品組成物であることが可能である。
化粧品製品は、皮膚、唇、まつ毛、もしくはさらには眉毛のケアおよび/またはメークアップを目的としたものであることが可能である。
例えば、化粧品製品は、リップスティック、リップグロス、マスカラ、ファンデーション、皮膚上のくまもしくは吹き出物を隠すための製品、顔のしわまたは小じわを埋めるための製品、またはさらには染色クリームもしくは無染色クリームなどであることが可能である。
化粧品製品の質感、および特にその粘度は、前述のものなどのカプセル内にパッケージングされ、次いで充填デバイスのピストンの作動によりカプセルから押し出され得るように、そして最終的にはユーザによる快適な使用が可能となり、メークアップ効果、塗布後の持ちの良さ、またはケア効果に関して期待される成果をもたらし得るのに適したものである。
このようにすることで、メークアップ製品は、有利には半固形もしくはペースト状の形態か、またはさらには固形形態をとることが可能となる。
特に、質感は、カプセルの開封後に重力によりカプセルから外部に自由に流出しないように適合化される。
製品が固形形態である場合には、パッケージングされるカプセルから製品を押し出し、容器内に押し込み、次いでこの容器内で冷却することによって硬化し初めの質感へと戻すために、加熱要素および冷却手段が使用される。
ペースト状または半固形状の質感の場合には、カプセルからの化粧品製品の押出しをより容易にし、これを冷却して容器の充填後に化粧品製品の最終質感を迅速に再確立するように、温度および/または加熱時間を適合化することによって製品を加熱することが可能である。
質感は、親水性相もしくは疎水性相でまたはさらにはワックスでこの効果を得るために用いられる例えば天然ポリマーまたは合成ポリマーなどのゲル化賦形剤または濃化賦形剤の使用によって適合化され得る。
化粧品製品は、防腐剤、酸化防止剤、UVフィルタ、着色顔料などの粉末状付加剤、パール様光沢粉末、または皮膚もしくは唇の上への化粧品製品の塗布の快適性を向上させる合成粉末をさらに含み得る。
従来は、本発明による方法を利用して調製されるタイプの固形製品は、有利にはワックスもしくはワックス混合物、油、テクスチャライジングポリマー、および脂肪相を含み得る無水物であるベースから構成される。このベースは、例えばワックスが存在する場合には不透明であることが可能であり、または中に分散する顔料の色調を強調するために半透明もしくは透明であることも可能である。
メークアップまたはケア用の化粧品製品は、顔の皮膚、唇の表面、目もしくはまつ毛の輪郭などの表面上に接触することによって付着される。
本説明ではユニットパッケージまたはパッケージングユニットとも呼ばれる容器は、収容する化粧品製品および/または消費者によるその使用に適した任意のタイプのパッケージングであることが可能である。
容器は、例えば螺合によりキャップによって閉じられるバイアルであることが可能である。
キャップは、マスカラを塗布するためのブラシまたは唇に製品を塗布するためのブラシなどの、製品用の塗布デバイスをそれ自体に組み込むことが可能である。この場合に、塗布デバイスは、化粧品製品中に浸漬され、次いで引き出されて、ユーザによって皮膚、唇、まつ毛、または眉毛の上に適用される。
バイアルは、使用前に消費者により塗布デバイス上の余剰製品を除去するために用いられるすり切りデバイスをそれ自体に備えることが可能である。固形化粧品製品の場合には、有利には、容器は、以下の詳細な説明の主題に相当するものなどの塗布チューブである。
本発明の他の特徴および利点が、添付の図面を参照とすることにより、非限定的な例として示される一実施形態の以下の説明から明らかになろう。
本発明によるカプセルの側方断面図である。 空の塗布チューブ機構の側方断面図である。 本発明による塗布チューブを充填するためのデバイスの投影斜視図である。 カバーが開いている場合の図3のデバイスの投影斜視図である。 カプセルおよびデバイスが斜視で図示された状態の、デバイスのハウジング内に配置されつつあるカプセルを示す図である。 デバイス用のハウジング内に配置されたカプセルの斜視図である。 加熱手段がアクティブである場合の、カプセルを収容したハウジングに対するデバイス用の引出しの位置を示すために壁部が切断されたまたは取り出されたデバイスの側面図である。 図2に示すような塗布チューブの位置決めを可能にするために引出しが開位置にある状態の、図3~図7のデバイスの斜視図である。 図2に示すような塗布チューブの位置決めを可能にするために引出しが開位置にある状態の、図3~図7のデバイスの斜視図である。 カプセルの端部が切断される瞬間のデバイス内での引出しの位置決めを示す概略側面図である。 機構が開いたカプセルに位置決めされる瞬間のデバイス内での引出しの位置決めを示す概略側面図である。 各プッシャがブレードを担持する状態で、2つのブレードがプッシャを担持する2つのローラにより作動されるのを示す、部分前方斜視における引出しの別の概略図である。 機構がその内容物を示すために断面にて図示された、引出し内における乾燥ステップ時の化粧品製品充填機構の概略側面図である。 引出しの冷却および開いた後の塗布チューブの取出しの概略斜視図である。 初めに機構を閉じる端部シールの取出し後の塗布チューブの状態および機構の動作の確認ステップの概略図である。
様々な図面において、同一の参照符号は、同一または同様のアイテムを示す。
説明されることになる図面は、リップスティック塗布チューブを充填するためのデバイスを、すなわち顧客の要望に応じて一度に1つの塗布チューブを充填するために用いられるデバイスを示す。
説明される例が、リップスティックチューブに関する場合でも、本発明は、例えばグロスもしくはマスカラのバイアル、またはスティック形状を有するファンデーションのチューブ、アイシャドーチューブ、または固形スティック形態になり得る任意の他のメークアップ製品もしくはケア製品などの、任意の化粧品製品ユニット容器に適用されることが理解されるべきである。また、本発明は、例えばマニキュア液のバイアルなどのユニット液体製品バイアルの調製にも適用され得る。この最後の例では、充填デバイスおよび充填方法は、揮発性溶剤の使用にもさらに適合化されることになる。
以下に説明するデバイスは、固形化粧品製品を収容するユニット塗布チューブを調製する役割を果たす点において本発明の特定の一実装形態である。特に、本明細書において説明されるデバイスは、カプセルを加熱するための要素と、塗布チューブを冷却するための手段とを含むが、これらは、化粧品製品がカプセル内および塗布チューブ内の両方において固形形態ではなく、選択された容器に流し込むために流体化される必要のない場合には省かれ得る。
当業者は、加熱手段および/または冷却手段を必要としないペースト状または半固形の組成物の場合だけでなく、固形、ペースト状、または半固形の質感を有する化粧品製品でバイアルを充填するためにも使用可能となるように、以下に説明されるデバイスを適合化することが可能である。
説明されることとなるデバイスは、顧客により選択された色および質感を有するリップスティック組成物(化粧品製品)を収容するカプセルからリップスティック塗布チューブ機構を充填する役割を果たす。
リップスティック塗布チューブ機構を充填する役割を果たすこのデバイスにより、顧客が、前記機構が組み込まれることとなる塗布チューブを自身で選択することもまた可能となる。
このようにすることで、完全に個人用に作られたリップスティックチューブが、本発明によって要望に応じて作製され得る。
図1は、第2のステージで説明されることとなる充填デバイスで使用され得るカプセル1を示す。
カプセル1は、ほぼ管状形状を有し、第1の端部3から第2の端部4まで延在する、以下の説明では「シリンダ」と区別なく呼ばれる円筒形状チューブ2を備える。
カプセル1のシリンダ2は、ガラス、熱可塑性ポリマー(ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、もしくはポリオキシメチレン)、または熱上昇の影響下で変形しない任意の他の材料から作製され得る。実際に、および以下で分かるように、本発明による充填方法は、メカニズムの充填が可能になるように、カプセルの内容物(リップスティック10、あるいはケアおよび/またはメークアップ用の任意の他の組成物)を流体化するためにカプセルを加熱することを必要とする。
特に、カプセルのシリンダ2は、カプセルのシリンダ2は、例えば100℃超の温度に耐える上記に挙げたものや別のものなどの固形材料から作製される。
さらに、使用される材料は、収容対象のリップスティック組成物に対して不活性である。
さらに、有利には、シリンダ2は、顧客がカプセル内に収容されるリップスティック組成物10の色調を明確に見ることが可能となるような透明材料から作製される。
透明材料は、カプセル内に収容される製品の形状および色が透明性により明確に分かるような、任意の染色されていない材料であることが理解される。
カプセル1のシリンダ2の第1の端部3は、充填デバイスのハウジングからのカプセル1の容易な取出しを可能にするショルダ5を有する(以下を参照)。
本発明のコンテクストから離れることなく、カプセル1は、例えば外部カラーなどの同一機能を果たす任意の他の手段を有することが可能である。
本発明によれば、カプセル1のシリンダ2の第1の端部3は、シリンダ2内に摺動可能に取り付けられたピストン6によって閉じられる。
ピストン6は、ストッパと同一の方法でカプセル1を気密的に閉じる。ピストン6は、広告媒体としての役割を果たすことが可能であり、外観上の理由からシリンダ壁部を通して視認可能な金属フィルムで覆われることが可能である。
ピストン6は、カプセル1に収容されるリップスティック10の色がやはりピストン6を通して視認可能となり得るように、透明材料から作製され得る。
ピストンを構成する材料は、シリンダが収容するリップスティック組成物に対して不活性である。
さらに、図示するカプセルの実施形態のコンテクストでは、ピストン6は、剛性材料から作製されたカバー7で覆われることが可能であり、これは、シリンダ2内におけるピストンの移動を可能にするためのピストンに対するロッドのより良好な適用を確保する。また、ピストンの移動のためにロッドを中心に位置決めするために、カバー7は、シリンダ2の軸上にロッドを中心に位置決めするようにロッドの端部に対応するインプリント8を備えることも可能である。
また、カバー7は、透明材料から作製され得る。
カプセル1のシリンダ2の第2の端部4は、分離可能ヘッド11により初めに閉じられるカプセルの出口ノズル9を形成する。
分離可能ヘッド11は、以降で説明されることになる、充填デバイスにおいてヘッドの分離を実施する手段を案内し、そのようにして分離可能ヘッド11の分離をより容易にする役割を果たす、外周溝12を有する。
第2の端部は、外観上の理由から金属層で被覆され得る点に留意されたい。
図1では、カプセル1は、固形形態においてリップスティック組成物10で充填される。
カプセル1は、1本のリップスティックを調製するために用いられる量のリップスティック組成物を備える。
この量はおそらく、リップスティックのスティックの調製時のカプセル内の死容積に対処するために、場合によっては必要な量を若干上回る量であることが可能である。
図2に関して、図2は、以降で説明されることとなる充填デバイスを介して充填されるのに適したリップスティック塗布チューブ機構13により構成されるユニット容器を示す。
機構13は、第1の端部15と第2の端部16との間に延在する保護チューブ14を備え、保護チューブは、中心軸Xを有するほぼ円筒状の回転形状を有する。
第2の端部16は、例えばシール17などの熱融着により閉じられる。また、シール17は、第2の端部16において入れ子状になされ得る。また、第2の端部16は、切り抜き形状部18を有する。
保護チューブ14は、例えばプラスチックから作製され、任意選択ではその可視部分の外部にて(すなわち第2の端部16の付近のその部分にて)装飾用金属スリーブ19により覆われ得る。
保護チューブ14は、例えばプラスチックから作製されたカップ20を備える。
カップ20は、底部21と、軸X上に中心を置くほぼ円筒状の回転形状を有する側壁部22とを有する。この側壁部22は、保護チューブ14の第2の端部16の方向に底部21から自由端部23まで延在する。
カップ20の底部21は、中央開口24を備え、またカップ20の底部21の下方に単一部分から形成された中央先端部25を備える。
機構13は、機構13の下方部分を形成するベース27を備える操縦デバイス26をさらに備える。
ベース27は、カップ20の中央開口24と整列された、軸Xを有する円筒状貫通開口29を有する底部28を備える。
ベース27は、リップスティックチューブ保護カバーが入れ子状に重なり得るより薄い部分30を備えてもよい。
ベース27は、保護チューブ14に対して回転可能に組み付けられ得る。そうするために、機構13は、保護チューブ14の内部でX軸に沿って摺動するスライダ32と剛体的に連結されるねじ31と、ねじ31に螺着されベース27と回転的に剛体的に連結されるナット33とを備える。
本発明の核心は、機構13の実装形態にもなければその動作にもないため、これらは説明されない。しかし、機構13の動作は、先の特許出願FR2,952,911に記載されるものと同一であり、この特許出願の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
次に、図3~図10を参照として、リップスティック塗布チューブを充填するためのデバイスを説明する。
図3は、図1に示すものなどのカプセル1とまた図2に示すものなどの機構13との両方を受けるように設計された充填デバイス34を示す。
充填デバイス34は、デバイス34の前方表面36上に実装され、カプセル1を受けるように設計されたコンパートメント35を備える。
コンパートメント35は、実質的に垂直な軸Zを有するヒンジ38を中心として枢動することによって閉位置(図3に図示)と開位置(図4に図示)との間で可動に取り付けられた保護カバー37によって閉じられる。
カバー37と単一部分として作製されるハンドル39が、ヒンジ38の対向側に設けられ、それによりオペレータ100がハウジングを開くためにハウジングを把持することがより容易になる。
ハンドル39の両側においてハウジングとデバイス34との間に配置される磁石システム40は、カバー37を閉位置に保持する役割を果たす。
また、デバイス34は、側方表面41にディスプレイ画面42を備える。このディスプレイ画面の機能は、充填デバイス34の動作状態に関する情報もしくはデバイス34を動作させるための指示をオペレータ100に与えることか、または充填デバイス34により実装される充填方法の進行状態をオペレータに示すことである。換言すれば、画面42は、デバイスを活用するオペレータに情報を与える。
また、画面42は、前記画面42上の特定の事前設定領域に接触することによりいくつかのステップの実装を制御するために触覚性を有するおよびこれに適した手段を備えることによって、デバイス34の動作を制御する役割を果たすことが可能である。
また、デバイス34の側方表面41は、回収引出し43を備え、カプセル1から分離可能なヘッド11が、リップスティック塗布チューブ機構13の充填方法時に切り離された後にこの引出し43に回収される。
回収引出し43は、側方に開き、リップスティックの残渣を有する分離可能ヘッドに接触する必要性を伴うことなく空にし得るように好ましくは取外し可能である。
最後に、側方表面41は、充填デバイス34の内部要素のメンテナンスを可能にするためにこれらの要素にアクセスするためのハッチ46を備える。
また、デバイス34の前方表面36には、カプセルコンパートメント35の下方に、充填デバイス34内に機構13を挿入するための第2の引出し44が配置される。
引出し43および44は、オペレータ100がそれらを把持するのをより容易にするためのハンドル45を共に備える。
カプセル1を受けるように設計されたコンパートメント35は、カプセル1の形状に対して実質的に相補的な形状を有する受領ハウジング47を備える。換言すれば、ハウジング47の内方形状は、実質的に円筒状である。
ハウジング47は、内部にカプセル1をオペレータ100が挿入するための、コンパートメント35の内部に向かって開口した端部を有する(図5を参照)。
ハウジング47は、コンパートメントの底部49の下方に装着されたボックス48内部に少なくとも部分的に配置される。この底部49は、デバイス34が水平表面上に載置されている場合には、実質的に水平である。
ボックス48は、ボックス48が装着された(例えばねじ51により)円筒状ヘッド50によってコンパートメント35の底部49上に保持される。円筒状ヘッド50は、コンパートメント35の底部に装着される。換言すれば、円筒状ヘッド50およびボックス48は、コンパートメント35の底部49を形成する壁部のいずれかの側にそれぞれ位置する。
こうすることにより、ボックス48のヘッド50のみが、コンパートメント35内で視認可能となり、またはハウジング47は、ボックスのヘッド50を貫通する。
図6で分かるように、カプセル1がハウジング47に挿入されると、シリンダ2の第1の端部3は、ボックスのヘッド50の上方表面52の上方に突出する。このようにすることで、ハウジング47からカプセルを取り出すためにカプセルを把持することが、特により容易になる。
第1の端部3のこの突出位置を可能にするために、ハウジング47は、カプセル1のシリンダ2の高さh未満の深さpを有する。
さらに、ハウジング47は、貫通開口54を有して開口した切頭錐体形状底部53を有する。貫通開口54は、分離可能ヘッド11の直径よりも大きな直径を有する断面を有するため、前記分離可能ヘッドが通過可能となる。底部53に関して、これは、カプセル1のシリンダ2の第2の端部4が載置され得る実質的に切頭錐体形状を有する。
図7により詳細に示すボックス48は、ハウジング47の周囲に均一に分散されボックス48の深さpの少なくとも1つの大きな部分(ハウジング47の深さpの少なくとも半分)にわたり存在する少なくとも1つの加熱用電気抵抗55を備える。
また、ボックス48は、2つの切断ブレード56を備え(図9cにおいて視認可能)、各ブレード56は、切断位置と休止位置との間の変位において可動に取り付けられたプッシャ57上に装着される。
プッシャ57は、各プッシャ57がばね58により拘束されることによって休止位置に保持される。2つのプッシャ57は、移動される2つの円筒状ローら59により押されると、切断位置に置かれる。
円筒状ローラ59の移動は、以降で説明する。ローラ59は、以降で説明される充填デバイス34の引出し44の要素に装着される。
このように、2つのブレード56は、非作動位置(プッシャ57の休止位置に対応する)と、ブレード56が出口ノズル9を開封する作動位置(プッシャ57の切断位置に対応する)との間で可動に取り付けられる。
さらに、プッシャ57、ばね58、および円筒状ローラ59により構成されるアセンブリは、前記作動位置と前記非作動位置との間でブレードを移動させるのに適したアクチュエータを構成し、およびその逆となる。
ハウジング47を備える、ならびに加熱手段55およびカプセル1の出力ノズル9の開封を確保する手段56および57を備えるボックス48は、カプセルを調製するための手段を構成する。この手段は、加熱によってカプセルの内容物(リップスティック10のスティックに応じた)を流体化し、流体化された内容物をカプセルから抽出するためにカプセルを開く。
本発明によれば、充填デバイス34は、リップスティック10を流し込むための手段をさらに備える。次に、この手段が、図3、図4、図9a、および図9bを参照することにより説明される。
特にカプセル1からリップスティック10を押し出すために用いられる流し込みのための手段は、コンパートメント35内に垂直に配向されたロッド60を備える。
ロッドは、ロッドがボックス48から分離され、コンパートメント35を有する側方表面62中に配置された溝61内に格納(または収納)される非作動位置(図3および図4に示す)と、ロッド60の一方の端部63がカプセル1のピストン6に圧力をかけるのに適した作動位置との間で可動に取り付けられる(図9aおよび図9bを参照)。
ロッドの作動位置から非作動位置への切替えを行うために、ロッドは、ロッドを垂直に移動させるために用いられるジャッキ(図示せず)に連結される。ジャッキは、充填デバイス34の本体内に配置される。さらに、ジャッキと組み合わされたロッド60により構成されるアセンブリもまた、ロッド60の軸をボックス48のハウジング47の軸に合わせるために、水平移動で可動に取り付けられる。
ロッドおよびジャッキの水平移動を実現する手段は、デバイス34の本体内にやはり囲まれているため、図面内に見ることができない。これらは、ジャッキシステムまたは当業者には周知の任意の他の手段として実装され得る。
リップスティック塗布チューブ機構13にリップスティック10を流し込むのを可能にするために、充填デバイス34は、上下逆に(すなわちベース27の底部28が上方に配向された状態で上下反転されて)配置された機構13を受けるのに適した、および機構13のベース27の底部28中に位置する機構の貫通開口29による機構13の充填を可能にするためハウジング47の軸内に(すなわちカプセル1がハウジング47内に配置された場合のカプセル1の軸内に)機構13を配置するのに適した、第2のハウジング64を備える。
第2のハウジング64は、特に図8aおよび図8bに示すように、充填デバイスの第2の引出し44内に配置される。
引出し44は、実質的に水平のトレイ66を備え、引出し44の開き方向に細長い形状を有する貫通開口67が、このトレイ66中に配置される。
ハウジング64は、引出し44のハンドル45に向かって配向されたハウジング64の端部68の、貫通開口67内に装着されたリング65から作製される。
細長形状の貫通開口67の配向および前記開口67内のリング65の位置により、ボックス48のハウジング47の軸に(換言すればカプセルの出口ノズルに隣接して、図9を参照)機構13が位置決めされる直前に(引出し44が閉じている間に取外しヘッド11が切断された時に)、開口67を通した取外し可能ヘッド11の排出が可能となる。
端部69が端部68の対向側に位置する場合の、貫通開口67の一方の端部69の領域にて、および貫通開口67の対称軸の各側において、トレイ66は、2つのコラム70を備える。単一のコラムが、引出しを概略側面図で示す図7、図9a、および図9bにおいて視認可能である。
各コラム70は、その自由端部71において、プッシャ57を移動させるために用いられる2つの円筒状ローラ59の一方を担持し、これらのプッシャ57は、分離可能ヘッド11を切断することによりカプセル1のノズル9の開封を行う。
円筒状ローラ59およびコラムは、同軸状である。
各円筒状ローラ59の上方にも、停止要素72がやはり同軸状に設置される。停止要素72は、充填デバイス34の壁部74の一方の端部73に対接して停止状態になることにより、引出し44が完全に開くのを阻止する。
壁部74は、引出し44が閉じられた場合には、引出し44の壁部75に実質的に到達する。
最後に、引出し44のトレイ66は、上方に向けられたハロゲンデバイス76を備える。
ハロゲンデバイス76は、トレイ66の一方の端部77に設けられる。この場合に、端部77は、引出し44の奥に実質的に位置する。
ハロゲンデバイス76は、カプセル1の端部4に位置するリップスティック10、すなわち分離可能ヘッド11の領域に配置されたリップスティック10を流体化する役割を果たす。実際に、ボックス48内に配置された加熱用抵抗55は、カプセル1内のリップスティック10を均質に流体化するには十分ではなかったことが観察された。リップスティック10が、カプセル1の出口ノズル9の領域で十分に流体化されない場合には、
リップスティックが、不十分に流動状態となるか、または
リップスティックが、機構の底部に位置するカバー77上に、およびしたがって形成されることとなるリップスティックのスティックの端部に、美観を損なう、許容され得ない材料の堆積物を形成する。
カプセル1がハウジング47内に配置された場合の、ハウジング47の付近へのおよびしたがって分離可能ヘッド11の付近へのハロゲンデバイス76の適切な位置決めを確保するために、本発明による充填デバイス34は、ハロゲンデバイス用の位置センサ78を備え得る。
センサ78が、向かいにハロゲンデバイスの存在を検出すると、センサ78は、ハロゲンデバイスの点灯を命じる(図7を参照)。
最後に、充填デバイス34は、リップスティック10充填機構を冷却するための手段79を備える。
冷却手段79は、引出し44が閉位置にある場合に、ハウジング64の領域に設けられる。このようにすることで、冷却手段79は、リップスティックのチューブを作製する間に、機構13内に配置された流体化されたリップスティック10を冷却および固化するために機構13に比較的近くなる。
冷却手段79は、図10でファンにより概略的に象徴される通気システムまたはブロワシステム80を備えることが可能である。
次に、本発明による方法は、図3~図12を参照として説明される。この方法は、要望に応じてリップスティックのチューブを作製するために、直前で説明した充填デバイス34を使用する。
初めに、本発明による充填デバイス34が、図3に示すような、すなわちその保護カバー37が閉位置にある状態で登場する。
かかるデバイスは、ブティックにおいて顧客に利用可能なものとして作製され得るか、またはブティックにおいてオペレータにより使用され得る。オペレータは、顧客の要望に応じてリップスティックチューブ機構を充填する。
初めに、充填デバイス34のディスプレイ画面42は、デバイス34が重点を実施することが可能な状態にあるか、またはメンテナンスが必要であるかをオペレータ100に示す。
顧客が、個人用に作られたリップスティックチューブを求める場合には、顧客は、初めに、様々な色の一連のカプセル1を備える陳列ケースから自身が求めるリップスティック10の色を選択する。
次いで、オペレータ100は、所望の色のカプセル1を取り出す。
次いで、オペレータ100は、充填デバイス34の保護カバー37を開き(図4)、ハウジング47内にカプセル1を上下逆の状態で配置する(図5を参照)。
次いで、カプセル1の端部3は、ボックス48のヘッド50の上方表面52の上方に突出した状態で位置決めされる。
次いで、オペレータ100は、保護カバー37を閉じる。
本発明によれば、次いで、カプセル内に収容されたリップスティック10が、カプセルの加熱による調製ステップにより流体化される(図7)。この加熱は、触覚性であり得る画面42を介してオペレータ100により制御され得る。
また、加熱は、カプセル1の存在がハウジング47内において検出された場合に、およびハロゲンデバイス76がセンサ78の対向側に正確に配置された場合に、自動的になされ得る。
加熱を開始するために、第1の加熱位置にしたがって引出し44を配置するために引出し44を若干引っ張るように、画面42を介してオペレータ100に示され得る。この位置では、ハロゲンデバイス76は、ハウジング47を越えて延在するカプセル1の分離可能ヘッド11の対向側に配置される。
次いで、画面が、待機時間をオペレータ100に示し、加熱ステップが終了する時間を示し得る。
本発明によれば、加熱ステップは、1~5分の間継続する。好ましくは、加熱ステップは、4分間継続する。
カプセルが加熱される温度は、製品の流体化が確実となる温度(約75℃)に製品が到達するように、実質的に80~100℃の間に含まれる。理想的には、加熱温度は実質的に90℃である。
加熱が終了すると、画像42は、リップスティック機構13が充填デバイス34に挿入され得ることをオペレータ100に示す。
次いで、オペレータ100は、引出し44を開き、引出しのハウジング64に機構13を挿入する。ハウジング64内では、機構13は、上下逆の状態で、すなわち操縦デバイスのベース27が上方に配向された状態でやはり配置される(図8aおよび図8bを参照)。
次いで、オペレータ100は、引出し44を閉じる。この閉鎖動作により、複数の動作が同時に作動される。
初めに、引出し44を閉じることにより、円筒状ローラ59を担持する2つのコラム70が移動し(図9c)、これが、プッシャ57を移動させると共に、カプセル1から分離可能ヘッド11の端部を切断する。分離可能ヘッド11は、開口67を通り回収引出し43内へと落下する(引出し43は、読解を容易にするために図9aおよび図9bではカップによって非常に象徴的に示される)。
また、引出し44が正確に閉じられると、この閉鎖が検出され、ロッド60が水平変位デバイスにより移動され、ジャッキがロッド60の垂直移動をもたらし、ロッド60がピストン6上に担持されることによりカプセル1内に進む。
次いで、流体化されたリップスティック10が、出口ノズル9を通りカプセル1から押し出され、機構13の底部の貫通開口29内に注ぐ(図9bを参照)。
ピストン6がカプセル1の底部に到達すると、ロッド60の下降が停止される。
次いで、ロッド60が、上昇し、その格納溝61内の初期収納位置へと戻る。
次いで、冷却ステップが、充填デバイス34により自動的に開始される。
次いで、画面42が、冷却ステップが進行中であることをオペレータ100に示す。また、画面42は、リップスティック10充填機構13の冷却時間の間にわたり秒読みを示すことが可能である。
本発明による方法のコンテクストでは、図10に概略的に示す冷却ステップは、1~5分の間に実質的に含まれる時間にわたり行われる。好ましくは、冷却ステップは、実質的に4分間にわたり継続する。
具体的には、冷却ステップは、機構13の保護チューブ14内でリップスティック10を固化する役割を果たす冷気を機構13のスリーブ19に吹き付けることによって行われる。
冷却が実施されると、画面42は、オペレータにそのことを示し、固化されたリップスティック10で充填された機構13を回収するようにオペレータを促す(図11を参照)。
次いで、オペレータ100が、保護チューブ14の端部を閉じるシール17を手動により除去し、機構13の動作を検証するためにおよびリップスティック10の固化されたスティックを視覚的に検査するために、機構13を作動させる。
次いで、オペレータ100が、顧客の選択したリップスティックチューブに機構13を挿入する。
前述の説明から、本発明により顧客の選択による個人用に作られたリップスティックチューブがどのように作製可能となるかが理解される。
さらに、本発明の充填デバイスは、加熱ステップ後にカプセルからリップスティック組成物を押し出す機能を有する閉鎖ピストンが挿入された取外し可能カプセルを備える点において差別化される。
カプセル内部にピストンを挿入することは、充填デバイスの取外し不能部分とリップスティック組成物との間のいかなる接触も回避させるという利点を有する。このようにすることで、流し込み動作が終了すると、組成物がデバイスの一部を汚染することなく、空のカプセルがデバイスから取り外され、そのため、オペレータは、組成物により既に汚染されているデバイスのパーツを事前洗浄する必要を伴うことなく、有利には異なる色および/または質感の新規のカプセル1および新規の機構13を挿入することによって新規のリップスティック生産作業を繰り返すことが可能となる。
このようにすることで、このデバイスは、ピストン6がロッド60に装着されるリザーバまたはデバイスを備える機械から差別化される。
本発明は、図示するおよび上記で説明した実施形態に具体的に限定されず、任意の均等手段の実装にまで範囲が及ぶ点を理解されたい。
1 カプセル
2 円筒形状チューブ、シリンダ
3 第1の端部
4 第2の端部
5 ショルダ
6 ピストン
7 カバー
8 インプリント
9 出口ノズル
10 リップスティック
11 分離可能ヘッド
12 外周
13 リップスティック塗布チューブ機構
14 保護チューブ
15 第1の端部
16 第2の端部
17 シール
18 切り抜き形状部
19 装飾用金属スリーブ
20 カップ
21 底部
22 側壁部
23 自由端部
24 中央開口
25 中央先端部
26 操縦デバイス
27 ベース
28 底部
29 円筒状貫通開口
30 薄い部分
31 ねじ
32 スライダ
33 ナット
34 充填デバイス
35 コンパートメント
36 前方表面
37 保護カバー
38 ヒンジ
39 ハンドル
40 磁石システム
41 側方表面
42 画面
43 回収引出し
44 第2の引出し
45 ハンドル
46 ハッチ
47 受領ハウジング
48 ボックス
49 底部
50 円筒状ヘッド
51 ねじ
52 上方表面
53 切頭錐体形状底部
54 貫通開口
55 加熱用電気抵抗
56 ブレード
57 プッシャ
58 ばね
59 ローラ
60 ロッド
61 溝
62 側方表面
63 端部
64 第2のハウジング
65 リング
66 トレイ
67 貫通開口
68 端部
69 端部
70 コラム
71 自由端部
72 停止要素
73 端部
74 壁部
75 壁部
76 ハロゲンデバイス
77 端部
78 位置センサ
79 冷却手段
80 ブロワシステム
100 オペレータ

Claims (27)

  1. 所定用量の化粧品製品(10)を含むカプセル(1)から前記化粧品製品(10)でユニット容器(13)を充填するための方法であって、前記所定用量の化粧品製品(10)は、1つの前記ユニット容器(13)のみを満たすだけの量の化粧品製品(10)であり、前記化粧品製品(10)は、固形形態であり、前記カプセル(1)は、前記所定用量の化粧品製品(10)で充填されたチューブ(2)を備え、前記チューブ(2)は、前記チューブ(2)内に摺動可能に取り付けられたピストン(6)により閉じられる第1の端部(3)と、初めに閉じられる出口ノズル(9)を形成する第2の端部(4)との間に延在し、前記方法は、下記の順に行われる、
    前記化粧品製品(10)が加熱(55、76)により前記カプセル(1)内で流体化されるステップと、
    前記カプセル(1)の前記出口ノズル(9)を開くステップと、
    前記出口ノズル(9)により前記化粧品製品(10)を押し出すために前記カプセル(1)の前記ピストン(6)を作動させることによって前記化粧品製品(10)が前記ユニット容器(13)へと流し込まれる、流し込むステップと、
    を少なくとも含むことを特徴とする方法。
  2. 前記カプセル(1)内の前記化粧品製品(10)の前記加熱(55、76)は、80℃~100℃の間に含まれる温度にて行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記温度は90℃である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記加熱は、1分~5分の間に含まれる時間にわたって行われる、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記加熱は、4分の間行われる、請求項4に記載の方法。
  6. 前記カプセル(1)の前記出口ノズル(9)を開くステップは、前記カプセル(1)が備える分離可能ヘッド(11)を切り離すことによって行われ得る、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記流し込むステップの後に、
    前記化粧品製品(10)が前記ユニット容器(13)内で固化される冷却ステップ
    をさらに含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記冷却ステップは、空気(79)を吹き込むことによって行われる、請求項7に記載の方法。
  9. 前記冷却ステップは、1分~5分の間に含まれる時間にわたって行われる、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記冷却ステップは、4分間行われる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記化粧品製品(10)は、リップスティック構成であり、前記ユニット容器は、リップスティック塗布チューブ機構(13)である、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. カプセル(1)から化粧品製品(10)でユニット容器(13)を充填するためのデバイス(34)であって、
    前記カプセル(1)は、チューブ(2)を備え、前記チューブ(2)は、前記チューブ(2)内に摺動可能に取り付けられたピストン(6)によって閉じられた第1の端部と、閉じられた出口ノズル(9)を形成する第2の端部(4)と、の間に延在し、
    前記チューブ(2)は、前記化粧品製品(10)で充填され、かつ、前記化粧品製品(10)は固体形態であり、
    前記カプセル(1)は、所定用量の前記化粧品製品(10)を備え、前記所定用量の前記化粧品製品(10)は、1つの前記ユニット容器(13)のみを満たすだけの量であり、前記カプセル(1)は、前記デバイス(34)から取り外し可能であり、
    前記のデバイス(34)は、
    前記カプセル(1)の調製手段(47、55、76、56~59)であって、前記調製手段(47、55、76、56~59)は、加熱により前記カプセル(1)内に収容される前記化粧品製品(10)を流体化するのに適した加熱手段(55、76)と、前記カプセル(1)の前記出口ノズル(9)を開くのに適した開封手段(56~59)と、を備える、前記カプセル(1)の調製手段(47、55、76、56~59)と、
    前記出口ノズル(9)により前記化粧品製品(10)を押し出すために前記カプセル(1)の前記ピストン(6)を作動させることによって前記ユニット容器(13)に前記カプセル(1)内で流体化された前記化粧品製品(10)を流し込むのに適した、前記化粧品製品(10)を流し込むための手段(60)と、
    を備えることを特徴とするデバイス(34)。
  13. 前記カプセル(1)の調製手段(47、55、76、56~59)は、
    前記カプセル(1)を受けるのに適した第1の受領ハウジング(47)をさらに備え、
    前記加熱手段(55、76)は、前記第1の受領ハウジング(47)を通して前記カプセル(1)を加熱するのに適した加熱要素(55、76)を備え、
    前記開封手段(56~59)は、前記カプセル(1)の前記出口ノズル(9)を開封するのに適した開封要素(56~59)を備える、請求項12に記載のデバイス(34)。
  14. 前記加熱要素(55、76)は、前記第1の受領ハウジング(47)の周囲に分散した加熱用抵抗(55)と、さらにハロゲンデバイス(76)とを備える、請求項13に記載のデバイス(34)。
  15. 前記開封手段(56~59)は、少なくとも1つの切断ブレード(56)であって、非作動位置と、前記少なくとも1つの切断ブレード(56)が前記出口ノズル(9)を開く作動位置との間で可動に取り付けられた少なくとも1つの切断ブレード(56)と、さらに前記作動位置と前記非作動位置との間で前記少なくとも1つの切断ブレード(56)を往復移動させるのに適したアクチュエータ(57~59)と、を備える、請求項12から14のいずれか一項に記載のデバイス(34)。
  16. 前記流し込むための手段(60)は、ジャッキに関連付けられたロッド(60)を備え、前記ロッド(60)は、収納非作動位置と、前記ロッド(60)の一方の端部(63)が前記カプセル(1)の前記チューブ(2)内に摺動可能に取り付けられた前記カプセル(1)の前記ピストン(6)に圧力をかけるのに適した位置となる作動位置との間での移動において可動に取り付けられる、請求項12から15のいずれか一項に記載のデバイス(34)。
  17. 剛性キャップ(7)は、前記ロッド(60)の前記一方の端部(63)と前記ピストン(6)との間に配置され、前記ピストン(6)を覆う、請求項16に記載のデバイス(34)。
  18. 前記デバイス(34)は、前記化粧品製品(10)用の前記ユニット容器(13)を受けるのに適した第2の受領ハウジング(64)を備える、請求項12から17のいずれか一項に記載のデバイス(34)。
  19. 前記化粧品製品(10)用の前記ユニット容器(13)のための前記第2の受領ハウジング(64)は、前記第2の受領ハウジング(64)に前記化粧品製品(10)用の前記ユニット容器(13)を挿入する助けとなる収納位置と、前記化粧品製品(10)用の前記ユニット容器(13)が前記カプセル(1)の前記出口ノズル(9)に隣接して位置するのに適した位置である充填位置との間での移動において可動に取り付けられた引出し(44)内に配置される、請求項18に記載のデバイス(34)。
  20. 前記第2の受領ハウジング(64)を通して前記化粧品製品(10)用の前記ユニット容器(13)を冷却するための手段(79)を備える、請求項18または19に記載のデバイス(34)。
  21. 前記デバイス(34)は、分離可能ヘッド(11)を回収するための手段(43)を備え、前記分離可能ヘッド(11)は、前記出口ノズル(9)を開く前に前記カプセル(1)の前記出口ノズル(9)を閉じるのに適する、請求項12から20のいずれか一項に記載のデバイス(34)。
  22. 請求項1から10のいずれか一項に記載の方法の各ステップの進捗をオペレータ(100)に通知するために前記オペレータ(100)にメッセージを送達するのに適した、および/または前記デバイス(34)を使用するための指示を前記オペレータ(100)に与えるのに適したディスプレイ画面(42)を備える、請求項12から21のいずれか一項に記載のデバイス(34)。
  23. 前記化粧品製品(10)は、リップスティック構成であり、前記ユニット容器(13)は、リップスティック塗布チューブ機構である、請求項12から22のいずれか一項に記載のデバイス(34)。
  24. 前記カプセルの前記出口ノズル(9)は、分離可能ヘッド(11)により気密的に閉じられる、請求項12から23のいずれ一項に記載のデバイス(34)。
  25. 前記チューブ(2)は、100℃超の融点を有する固形材料から作製される、請求項12から24のいずれか一項に記載のデバイス(34)。
  26. 前記チューブ(2)は、透明材料から作製される、請求項12から25のいずれか一項に記載のデバイス(34)。
  27. 前記ピストン(6)は、透明材料から作製される、請求項12から26のいずれか一項に記載のデバイス(34)。
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