JP2759832B2 - 棒状化粧料の成形方法とその成形装置 - Google Patents

棒状化粧料の成形方法とその成形装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、特に、アイライナー、アイブロー、リッ
プの芯等の棒状化粧料の成形方法とその成形装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、棒状化粧料の成形にあたっては、一定口径のノ
ズルより化粧料を押出する押出成形、パイプ内に溶融化
粧料を吸上げ、パイプ内で固化した後取出す吸上げ成
形、もしくは、所定口径のパイプ内に溶融材料を流し込
み、固化後取出す流込み成形等が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の成形手段において、押出成
形にあっては軟質で使用性のよい材料の押出が困難であ
り、吸上げ成形においては、化粧料容器における芯チャ
ックに取り付ける時に折れ易い欠点があり、また、流込
み成形においても、細い口径のパイプに上方から流し込
むと空気がともに流入し、成形材料の中途に空気溜りが
生じ、製品として使用できなくなるおそれがある。
そこで、この発明は上記従来のものの欠点を改善する
ものであり、軟質で使用性がよく特に細い口径の棒状化
粧料を得ようとするものである。
(課題を解決するための手段) そのために、溶融化粧料材を充填室より押出すると同
時に、押出ピストンと連動して充填パイプ内の内底部を
下降させ、充填パイプ内の内底部より順次化粧料を充填
する方法とその装置にあるものである。
(作用) 上記構成をもつので、あらかじめ溶融する化粧料材を
充填室に導入し、これに密嵌するピストンを下降させる
と同時にピストンの下降と連動して、押出量を充填パイ
プの口径で除した距離下降するので、化粧料材が充填パ
イプ上方開口端にまで充填された時、充填室のノズルよ
りの化粧料の押出が完了するから、内部に空気溜りを生
ずることなく、軟質材料でも成形することができるもの
であり、特に、充填パイプ内に容器の芯チャックを取付
けて化粧料材を充填することとすれば、芯チャック取付
工程を要せずに一体に芯チャックが取付けられるもので
ある。こうして成形されたパイプより僅かに大きい口径
のパイプ内に収容の上、例えば化粧料容器のカートリッ
ジ筒内に嵌挿されるものである。
(実施例) これを図に示す実施例により更に詳細に説明する。第
1図〜第3図はこの発明の成形方法使用する成形装置の
第1実施例であり、第4図は第2の実施例であって、第
5図、第6図は上記成形装置により成形した棒状化粧料
を収容する化粧料容器を示す。
第1図〜第3図において、(1)はタンクであり、
(2)はタンク(1)内に収容する化粧料材であって、
この化粧料材(2)を溶融するため、タンク(1)には
適宜加熱溶融装置をもつものである。(3)はタンク
(1)の開口部を覆う蓋体である。
タンク(1)の側面に接して充填室(5)を設け、充
填室(5)には溶融化粧料材を成形する充填パイプ(1
0)と同一内径(7)の中空部を具え、上部には上記内
径(7)に密嵌して昇降するピストン(4)を嵌合する
とともに、下部には三方弁(6)を設け、一方の流路
(17)がタンク(1)に連通する時には、充填室(5)
の中空部に連通し、タンク(1)への流路(17)が閉ざ
される時には、下方に連通するようにされる。この弁
(6)は図面に直角方向に設ける操作部(図示しない)
を回動することにより弁の開閉をすることができる。
ピストン(4)は、その上部をシリンダー(15)内に
装着し、シリンダー(15)内を空気圧あるいは液圧によ
り上下する板体(16)によりピストン(4)を充填室
(5)内で昇降させる。この充填室(5)底面に設ける
開口に連通するノズル(9)を取付け、ノズル(9)の
下方開口はピストン(4)が充填室(5)にあって最上
方位置にある時、充填パイプ(10)の底部近傍に位置す
るように、充填パイプ(10)が支持金具(8)上に支承
され、ピストン(4)と一体に昇降する作動台(13)上
に固定される。
充填パイプ(10)は成形化粧料の外径に等しい内径を
有し、下部に化粧料容器における芯チャック(11)を嵌
挿する。この芯チャック(11)の充填パイプ(10)内に
嵌挿される部分の周囲には窓孔(12)が設けられ、化粧
料材の充填とともにこの窓孔(12)にも溶融化粧料材が
入り、成形固化の状態では化粧料と芯チャック(11)は
一体化される。(18)はピストン(4)下端周縁に設け
るパッキンであり、(19)は容器における弾性爪であっ
て、化粧料容器本体にカートリッジ(23)を連結するに
用いる部材であり(第5図)これを化粧料の成形と同時
に一体化するものである。
なお、実施例において、充填室(5)の内径と充填パ
イプ(10)の内径を同一径にしてあるが、これはピスト
ン(4)と一体になっており、同一距離だけ充填パイプ
(10)すなわち作動台(13)が昇降するために構成され
たからであり、ピストン(4)が移動して充填室(5)
より押出す材料の容量と等しい容量が充填されるように
作動台(15)又は充填パイプ(10)の下降距離を定めれ
ば、必ずしも上記のように同一径とすることはなく(充
填パイプの内径は成形する化粧料の径と同じで、あらか
じめ定められている。)そのようにピストン(4)の下
降に比例して充填パイプが下降するように両者分離した
上連動手段を配置すればよいものである。
また、芯チャック(11)も第1図の形状に限られるこ
となく、第6図、図示の芯チャック(11′)の構造でも
よいことは勿論である。
上記のようにこの実施例は構成されるので、タンク
(1)内の化粧料材(2)を、まず、バルブ(6)の流
路をタンクと充填室内に連通の上、ピストン(4)を上
方に引上げることにより、タンク(1)より溶融化粧料
(2)を充填室(5)の中空部に導入する(第1図)。
この状態でバルブ(6)の流路をノズル(9)と充填室
(5)に連通するように切り換えた後、シリンダ(15)
内の液圧又は空気圧によりピストン(4)を押下げると
(第2図)、ピストン(4)の下降により充填室(5)
内の化粧料材(2)はノズル(9)を経て充填パイプ
(10)内に押出されるが、この時にノズル(9)の下端
開口部は充填パイプ(10)の内底近傍に開口しているの
で、まず、押出された材料(2)は底部より充填され、
以後、充填パイプ(10)がピストン(4)の下降ととも
に下降するので、押出料と等量の材料(2)が底より順
次に充填されるから、内部に空気溜りを生じることな
く、均一に棒状化粧料が成形されるものである(第3
図)。
この場合、第1図〜第3図に示すように、充填パイプ
(10)下部には容器における芯チャック(11)を嵌合
し、化粧料材(2)充填に当り、同時一体的に上記芯チ
ャック(11)を取付けた状態で成形することにより、棒
状化粧料の後端に芯チャックを取付ける工程が省略でき
る。
次に第4図は第2の実施例を示し、第1の実施例と異
なる点は、短いノズル(9)が充填室(5)の底面に取
付けられており、充填パイプ(10)は支持金具(8)に
よって、充填室(5)側に保持されて、ノズル(9)が
嵌入する凹部を有する芯チャック(11)はピストン
(4)と一体に昇降する作動台(13)に固定された連結
棒(b)の先端で弾性爪(19)によって連結され、ピス
トン(4)の下降に伴い充填パイプ(10)内を摺動下降
する点である。
充填室(5)の内径と充填パイプユ10)の内径が同一
のとき、ピストン(4)の下降量1と芯チャック(11)
の下降量1′と連結棒(b)の1″は等しく、芯チャッ
ク(11)の下降に伴い化粧料は充填パイプ(10)の内壁
を滑りながら、充填パイプ(10)内に均一に充填され
る。
この実施例ではノズル(9)が短いため、温度制御が
容易であり、充填作業も容易に行うことができる。
なお、芯チャック(11)に嵌着されたoリング(a)
は、充填パイプ(10)及び後述のパイプ(20)内を気密
摺動して、化粧料の揮散を防止するものである。
第5図に示す化粧料容器は、この発明の成形方法又は
成形装置により成形された棒状化粧料を収容するカート
リッジ式容器を示し、棒状化粧料(2)は、芯チャック
(11)とともに充填パイプ(10)から取出された後、や
や大径のパイプ(20)を有するカートリッジ体(23)に
嵌挿され、このカートリッジ体は容器本体に弾性爪(1
9)を介して結合され、蓋(25)とこれと一体の中蓋(2
4)を外し、化粧料を突出させて使用するものである。
第6図は芯チャック(11)に代え受皿(11′)とした
ものであり、受皿(11′)の後方ねじ部により、棒状化
粧料が突出するもので、芯チャック(11)と同様に受皿
(11′)とともに棒状化粧料(2)を成形することがで
きる。
(発明の効果) 以上のとおりであるから、棒状化粧料の成形を充填パ
イプの内底部より充填することにより行うので、化粧料
内に空気溜りを形成することなく、その上、充填パイプ
内の内底部がノズルよりの材料流出に連動して降下する
ので充填が均一に行われ、全体が同一品質の軟質で使用
性のよい棒状化粧料を得ることができる優れた効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明の成形装置における第1の実
施例の作動を示すものであり、第4図は第2の実施例を
示し、第5図と第6図はその装置により成形された棒状
化粧料を収容する化粧料容器の断面図を示す。 1……タンク、2……溶融化粧料、4……ピストン 5……充填室、6……バルブ、7……中空部内径 8……受け金具、9……ノズル、10……充填パイプ 11……芯チャック

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充填室内に溶融化粧料を導入の上、充填室
    底部より垂下するノズルを充填パイプ内に開口し、この
    ノズルより上記化粧料を充填室に嵌挿するピストンの下
    降により押出し、上記下降と連動して充填パイプ内の内
    底部を下降させることにより、充填パイプの上方開口部
    まで、順次化粧料を充填させてなる棒状化粧料の成形方
    法。
  2. 【請求項2】充填室に密嵌して内部に導入する溶融化粧
    料を充填室底部から垂下するノズルより押出すピストン
    と、このピストンと連動して下降する充填パイプ内の内
    底部を有し、上記充填室のノズルは、押出し開始時に充
    填パイプ内の内底部近傍位置に開口してなる棒状化粧料
    の成形装置。
  3. 【請求項3】上記内底部が上方に充填凹部を有し、充填
    パイプに対し摺動可能な芯チャックである請求項(1)
    の棒状化粧料の成形方法。
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