JPH0292616A - 仕切部が外力によって連通容易な分画容器の製造方法および装置 - Google Patents

仕切部が外力によって連通容易な分画容器の製造方法および装置

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JPH0292616A
JPH0292616A JP24665988A JP24665988A JPH0292616A JP H0292616 A JPH0292616 A JP H0292616A JP 24665988 A JP24665988 A JP 24665988A JP 24665988 A JP24665988 A JP 24665988A JP H0292616 A JPH0292616 A JP H0292616A
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博司 森本
Hiroshi Tanaka
博士 田中
Kozo Morishige
浩三 森重
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、仕切部が外力によって連通容易な分画容器の
製造方法および製造装置に関するものである。
〈従来の技術〉 前厄って混合しておくと化学反応して変質したり、薬効
が低下したり、味が変化したりするような複数種類の媒
体をそれぞれ別個の分画室に保管し、必要時または使用
時に外部から力を加えることにより、分画室を容易に連
通させて上記媒体と混合させつるような分画容器が種々
の分野で用いられる。
従来、このような分画容器は、樹脂フィルムを2枚合わ
せにし、フィルム間に室を仕切る栓を挿入し、その後フ
ィルムおよび仕切部をシール溶接にて溶着することによ
り製造されており、ブロー成形法にて製造することはな
されていなかった。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記の従来技術には次のような欠点があ
る。
(1)樹脂フィルムと仕切部とを溶着しているのである
が、両者の接着強度が不十分であり、仕切部とフィルム
との界面を経ての溜洩により各室に収容されている媒体
が混合してしまう。
(2)樹脂フィルムと仕切部を用いて行う上記方法は、
繁雑な工程が増えるためにコストアップとなる。
したがって、本発明は、上述した従来技術の欠点を解消
するため、ブロー成形法を用い、仕切部が外力によって
連通容易な分画容器の製造方法および製造装置を提供す
ることを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明者らはブロー成形法を利用して上述した分画容器
を製造することについて鋭意研究を重ねたところ、通常
用いられるブロー容器の製造装置に、仕切部装着用シャ
フトを組み込み、金型として複数室用のものを用い、圧
縮流体の吹込みおよび冷却機構を複数室用とすることに
より、分画容器をブロー成形法により製造できることを
知見し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、仕切部が外力によって連通容易な
分画容器を製造するにあたり、パリソンを押し出すため
のダイヘッドを有し、先端に仕切部を装着することので
きる伸縮可能なシャフトがこのダイヘッドの中心部に設
けられているダイを用い、前記シャフトに仕切部を装着
した後、ダイヘッドよりパリソンを押し出し、パリソン
の先端を閉止して閉止パリソン内にプリブローを行い、
パリソンに仕切部を固定して仕切部により分画された2
以上の室を画成し、これら各室をそれぞれブロー成形す
ることを特徴とする仕切部が外力によって連通容易な分
画容器の製造方法を提供するものである。
また、本発明は、仕切部が外力によって連通容易な分画
容器を製造するにあたり、 パリソンを押し出すためのダイヘッドを有し、先端に仕
切部を装着することのできる伸縮可能なシャフトがこの
ダイヘッドの中心部に設けられているダイを用い、前記
シャフトに仕切部を装着した後、ダイヘッドよりパリソ
ンを押し出し、パリソンの先端を閉止して閉止パリソン
内にプリブローを行い、パリソンをドラフトとするとと
もに前記仕切部を所定の位置まで下降させ、パリソン内
に仕切部を前記所定の位置にて固定して仕切部により分
画された2以上の室を画成し、これら各室をそれぞれブ
ロー成形することを特徴とする仕切部が外力によって連
通容易な分画容器の製造方法を提供するものである。
本発明はまた、先端にダイか装着された中空のバレル、
軸方向に移動可能な中空のコアおよび先端に仕切部を装
管可能である軸方向に8動可能なシャフトが順次に同心
的に配后され、前記バレルと前記コアとの間にパリソン
可溶融樹脂流路が形成され、 前記ダイと前記コアの先端との間にパリソン押出用ノズ
ルが形成され、このノズルは前記コアの軸方向移動によ
り前記ダイとの距離を調整してパリソンの肉厚を調節可
能なよう構成され、 前記コアと前記シャフトとの間に押出パリソンのプリブ
ロー用流体通路が設定されていることを特徴とする仕切
部が外力によって連通容易な分画容器の製造装置を提供
するものである。
また、本発明は、上述の製造装置において、前記押出パ
リソンの底部を閉止する手段を有し、仕切部が外力によ
って連通可能な分画容器の製造装置を提供するものであ
る。
また、本発明は、上述の製造装置において、前記シャフ
トに仕切部を装着した後、前記パリソン押出用ノズルか
らパリソンを押出し、該パリソンの先端を閉止して、閉
止パリソン内にプリブローを行い、前記パリソンをドラ
フトするとともに前記仕切部を所定の位置まで下降させ
、前記パリソン内に仕切部を前記所定の位置にて固定し
て仕切部により分画された2以上の室を形成するよう制
御する制御装置を有し、仕切部が外力によって連通容易
な分画容器の製造装置を提供するものである。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
まず、本発明の分画容器の製造方法を第1a図〜第1j
図を参照しつつ説明する。
第1a図は初期状態を示す。 ダイヘッド1は外方より
順次にダイ2、パリソン押出用ノズル口3、コア4、プ
リブローノズル5および仕切部装着用シャフト6を有す
る。 仕切部7が仕切部供給アーム8によって、ダイ中
心すなわち仕切部装着用シャフト6の直下に供給される
。 それから、第1b図に示すように、仕切部装着用シ
ャフト6が下降し、仕切部7が仕切部装着用シャフト6
に装着される。 装着後仕切部供給アーム8はダイ2の
外側に移動する。 ここで、第1a図および第1b図に
は仕切部7は仕切部供給アーム8により、ダイ2の外側
から供給するように構成しているけれども、本発明はこ
れに限定されるわけではなく、下降する仕切部装着用シ
ャフト6に仕切部7を装着できればいかなる方法でもよ
い。 もちろん、手操作、自動操作のいずれでもよい。
次に、第1c図に示すように、ダイ2とコア4との間の
パリソン押出用ノズル口3から溶融パリソン9を流出さ
せ、同時または少し遅れて、例えば0.1〜0.5秒遅
ねて仕切部装着用シャフト6の下降を開始させる。 一
方、ダイ中心の直下にあるパリソンリフター1oは、上
昇を開始し、所定の距離上昇して、所定の位首で停止す
る。
ここで、第1d図に示すように、さらに溶融パリソン9
をパリソン押出用ノズル口3から流出させ、パリソン9
を下降させるとともに仕切部装着用シャフト6も下降さ
せる。 そして、パリソン9がパリソンリフター10の
頂部にあるパリソンチャック11に到達すると、パリソ
ンチャック11は閉止し、パリソン9の先端を’II 
封し、パリソン9内には、プリブローノズル5から少ユ
の圧縮気体が供給される。 この時点で、パリソン押出
機用駆動機を停止し、パリソン9の流出を停止する。
次に、第1e図に示すように、パリソン9はその上方に
おいて一対の金型入子12.12により挟まれる。 こ
こでパリソンチャック11がパリソン9をチャックした
まま、パリソンリフター10は一気に下降し、パリソン
9は延伸すなわちドラフトされる。 このとき、仕切部
装着用シャフト6も同時に下降するが、第1f図に示す
ように、所定の距雛下降し、仕切部9が所定の位置に到
達した時点で停止する。
仕切部装着用シャフト6が停止しても、パリソンリフタ
ー10は下降し、パリソン9の延伸を続けるが、所定の
距離まで下降し、パリソン9が所定の位置まで延伸され
た時点で停止し、第1g図に示すように一対の金型13
,13が両側から第3動じてきてパリソン9を挟みこみ
、パリソンチャック11はパリソン9を開放する。 こ
の時点で、仕切部7はパリソン9内の金型13,13で
規定される所定の位置で、パリソン9内面に熱融着、接
着されて固定される。
第1h図に示すように、仕切部7のパリソン9内への固
定すなわち、分画容器内への装着が終ると同時に、仕切
部装着用シャフト6は仕切部7を外して上昇し、コア4
内に戻る。 その直後にパリソンカッター14が作動し
てパリソン9の上部を切断する。
その後第11図に示すように、金型入子12.12およ
び金型13,13は、木ブロー装置(図示せず)に穆勅
し、本ブロー用の上部ブローノズル15、下部ブローノ
ズル16が接続される。 そして第1j図に示すように
、パリソン9は2室同時に上、下部ブローノズル15.
16から供給される圧縮気体にて本ブローにより何形さ
れて、冷却され、分画容器が製造される。
以上のようにして、分画容器がブロー成形により製造で
きるが、本発明の分画容器の製造方法はこれに限定され
るわけではなく、成形品の形状、目的により種々の変更
が可能であり、例えば、パリソン9を好適に延伸できれ
ば、パリソンリフター10あるいはパリソンチャック1
1を用いなくてもよいし、また、製品形状によっては、
金型入子12.12を用いなくてもよい。
ここで、金型入子12.12は、対をなし、パリソン9
から分画容器の口部を形成するためのちのであり、金型
13.13は2室用であり、対をなし、内面すなわち、
パリソン9が接触する部分は分画容器の本体の形状を与
えるような形状となっている。
ところで分画容器とは第2a図および第3a図に示すよ
うに、2室に仕切られた容器の仕切部に外部から力を加
えて、2室を容易に連通することのできるものである。
例えば、このような分画容器は、以下のよう゛な特徴を
有する。
(1)前もって混合しておくと、化学反応して変質した
り、薬効が低下したり、味が変化したりするような、2
種類のものを保管し、必要時または使用時に外部よりの
力により連通混合が容易にできるものである。
(2)従って、衛生的であり、手を汚さず、簡便である
(3)混合比を一定にセットすることができるので、薬
効、味および反応性も保持される外、処方を間違えるこ
ともなく、常に同一の結果を得ることができる。
ところで、外部から力を加えて2室を連通することので
きる仕切部には、 (1)第2a図に示す仕切部17のように外部から曲げ
応力を加え、折る方式例えば第2b図に示すように第1
室18とともに仕切部17を折り曲げて、仕切部17の
先端部分17aを折り取り、第1室18と第2室19と
を連通ずる方式 (2)第3a図に示す仕切部20のように、外部からね
じり力を加えてねじ切る方式、例えば第3b図に示すよ
うに、仕切部20を第1室18とともにねじって、仕切
部20の先端部分20aをねじ切り、第1室18と第2
室19とを連通する方式 などがある。 この他、外部から力を加えて、分画容器
の2室を連通できるものであれば、いかなる仕切部でも
よい。
このように、本発明において製造される分画容器は、第
2a図および第3a図に示すように、第1室18と第2
室19との間に仕切部17または20を有するもので、
第2室19の口部にはキャップ21を被冠することがで
きるものである。
これらの2室18.19に別々の種類の流体(気体、液
体、および固体の場合粉粒体など)を封入する方法は、
第1室18へは、充填口22より、第2室19へはキャ
ップ21を取って充填することができる。 なお、充填
口22は、内容物充填後にヒートシールなどにより閉鎖
される。
このように外力によって容易に破断する仕切部を構成す
る仕切部の材質は、融着面から分画容器と同種または類
似の材質が好ましい。
このような分画容器を製造する樹脂としては、押出可能
であればいかなるものでもよいが、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、TPX等が好適に用いられるが、その他汎
用樹脂全てを用いることができる。 透明性の良い容器
の成形のためには、M F R(Melt Flo* 
Rate)は高い方がよい。 本発明の方法では比較例
MFHの高い原料でも成形が可能である。 例えばポリ
プロピレンの場合にはMFRが10 g/l 0m1n
以下であるならば好適に成形可能である。
押出装置は任意のものを用いることができる。 パリソ
ンのドローダウンを押えるためには、ダイの径は大きい
ものがよい。 また、パリソンのスウェルが大きな場合
には、小さなダイを使用するのがよい。
本発明の仕切部が外力によって連通容易な分画容器の製
造方法は、以上のように構成されるが、以下にその装置
について説明する。
分画容器を製造するためのダイヘッド1の一実施例を第
4図に示す。
同図に示すように、ダイヘッド1には、先端にダイ2が
装着された中空のバレル30と、軸方向に8勤可能な中
空のコア4と、先端6aに仕切部7を装着可能であり、
軸方向に8勤可能なシャフト6とが順次に同心的に配置
され、上部にコア4の移動手段31、シャフト6の移動
手段32およびコアおよびシャフト6の8勤手段31.
32を制御する制御装習33が設けられている。
ここで、バレル30とコア4との間はパリソン可溶融樹
脂流路34が形成され、その先端は、ダイ2とコア4の
先端とによりパリソン押出ノズル口3を形成する。 バ
レル30には溶融樹脂供給口35が形成され、溶融樹脂
通路34と連通している。
また、シャフト6とコア4との間には押出パリソンのプ
リブロー用流体流路36が形成され、先端がプリブロー
ノズル5を形成する。 コア4の上方にはプリブロー用
エア供給口37が設けられており、プリブロー用流体通
路36と連通している。 シャフト6は上下に大きく移
動するため、ダイヘッド1の下方部分にてコア4に軸受
38により軸支されている。 一方、プリブロー用エア
供給口37の上側において、コア4とシャフト6との間
は洩れシール39によりシールされ、シャフト6がi3
動してもプリブロー用エアーが洩れないように構成され
る。
コア移動手段31は、通常、油圧または空気圧などの流
体圧を駆動源とするもので、コア4が固着されたサーボ
バルブ(または流体圧シリンダー)41に流体を流して
移動する。  コア4の移動はパリソン押出用ノズル口
3の開閉により、パリソンの流出量を変化させてパリソ
ンの肉厚を調整する。
シャフト移動手段32は、仕切部装着用シャフト6の頂
部に固定され、その直角方向に延在するスライドガイド
42と、スライドガイド42がスライドするスライドガ
イドシャフト43と、スライドガイド42にその頂部が
固定され、スライドガイド42を駆動する駆動シャフト
44と、駆動シャフト44を流体圧で駆動する流体圧シ
リンダ45とから構成される。
ここで仕切部装着用シャフト6とスライドガイドシャフ
ト43と駆動シャフト44は平行に配設され、駆動シャ
フト44が流体圧シリンダ45により駆動されると、ス
ライドガイド42がスライドガイドシャフト43に沿っ
て移動し、仕切部装着用シャフト6を移動させる。
ここで、流体圧シリンダに供給される流体は、駆動源と
なる流体圧を供給できるものであれば何でもよいが、例
えば、油などの加圧液体またはエアなどの圧縮気体など
が好ましい。 第4図に示す例では、仕切部装着用シャ
フト6を移動距離が大きい場合にも適用できるように、
流体圧シリンダ45と駆動シャフト44とを仕切部装着
用シャフト6と平行に設置したけれども、仕切部装着用
シャフト6の頂部に流体圧シリンダ45を設置して、駆
動シャフト44を仕切部装着用シャフト6に直結しても
よいし、シャフト6を延長して駆動シャフト44として
もよい。 この他、シャフト移動手段32としては、仕
切部装着用シャフト6を所定の位置、例えば、第4図の
一点鎖線で示す位置まで正確にズレることなく移動でき
また、元の位置(第4図の実線で示す位置)に戻すこと
ができれば、いかなる駆動方法を用いるものであっても
よい。
ここで、コア移動手段31およびシャフト移動手段32
は制御装置33に接続される。 また、制御装置33は
、図示しないが、金型13.13の移動手段や、パリソ
ンチャック11、パリソンリフター10の75勅手段に
接続される。 さらには、仕切部供給アーム8の移動手
段にも接続されていてもよい。 こうして、制御装置3
3は、仕切部7の供給、シャフト6への装着およびシャ
フト6からの前説シャフト6の0勅、パリソン9の流出
開始および流出閉止、パリソンの肉厚、金型入子12.
12および金型13.13の移動を制御しまた、これら
のタイミングを制御して、前述した分画容器の製造を自
動制御することかできる。 もちろん、制御装置33は
、前述の分画容器の製造工程のすべてを自動制御するも
のであるのが好ましいが、一部を自動制御するものであ
ってもよい。
仕切部装着用シャフト6の先端には、仕切部ピックアッ
プ46が装着されている。 仕切部ピックアップ46の
拡大図を第5図に示す。
同図に示すように仕切部ピックアップ46は、一方の端
部には仕切部装管用シャフト6に螺着するようにねじ部
47を有し、他端には仕切部の内径より少し大きい包絡
外径となるように凸部を有する弾性体48から構成する
ことかできる。 例えば、弾性体48は、複数本のピア
ノ線の一部を曲げ加工して束ねて、仕切部ピックアップ
46を構成してもよい。
もちろん、仕切部7を確実にピックアップでき、金型を
装着後仕切部装着用シャフト6をパリソン9から抜き出
す時に、確実に仕切部7から外れれば、いかなるもので
あってもよい。
次に、本発明においては、分画容器をブロー成形するも
のであるので、第1g図〜第1j図に示すように金型1
3.13は2室用の金型である必要があるし、本ブロー
のためのパリソン9内への圧縮気体の吹込みおよび冷却
機構は2室それぞれに設けるのがよい。
本発明において、製造される分画容器は、第2a図〜第
3b図に示すような2室に限定されるわけではなく、2
以上の複数の室に分画されていてよいし、各室の間の仕
切部の少なくとも1つは外力によフて連通容易な仕切部
を有するものであればよい。
本発明の仕切部が外力によって連通容易な分画容器の製
造方法および装置は基本的には、以上のように構成され
るものであるが、本発明はこれに限定されるわけではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において改良並びに
設計の変更が可能なことは勿論である。
〈発明の効果〉 以下、詳述したように、本発明によれば、(1)前もっ
て混合しておくと化学反応して変質したり、薬効が低下
したり、味が変化したりするような2梯類のものと保管
し、必要時または使用時に外部よりの力により連通/混
合ができるものである、 (2)従って、衛生的であり、手を汚さず、簡便ある、 (3)混合比を一定にセットすることができるので、薬
効味および反応性も保持されるほか、処方を間違えるこ
ともなく、常に同一の結果を得ることできる、 などの特徴を持つ仕切部が外力によって、連通容易な分
画容器を、従来困難であったブロー成形によって容易か
つ安価かっ、従来の単室ブロー成形と同様に簡単な操作
で製造することができる。
また、本発明によれば、従来の単室用ブロー成形容器の
製造装置の樹脂供給部ダイ、金型およびブロー用圧縮気
体吹込部を改造することにより、仕切部が外力よって連
通容易な分画容器を製造できる装置を提供できるので、
該装置のコストをアップさせることがなく、前記分画容
器のコストの上昇を抑えることができる。
また、本発明によれば、制御装置によって、前記分画容
器の製造工程を自動制御できるので、前記分画容器の製
造を大幅に自動化できる。
【図面の簡単な説明】
第1a図ないし第1j図は、本発明の仕切部が外力によ
フて連通容易な分画容器の製造方法の各製造工程を示す
線図的断面図である。 第2a図および第3a図は、それぞれ仕切部が外力によ
って連通容易な分画容器の一実施例の線図であり、第2
b図および第3b図は、それぞれ、第2a図および第3
a図の分画容器の連通状態を示す線図である。 第4図は、本発明の仕切部が外力にょって連通容易な分
画容器の製造装置の一実施例の断面図である。 第5図は、第4図に示す製造装置の仕切部ピックアップ
の拡大図である。 符号の説明 1・・・ダイヘッド、 2・・・ダイ、 3・・・パリソン押出用ノズル、 4・・・コア、 5・・・プリブローノズル、 6・・・仕切部装置用シャフト、 6a・・・先端、 7・・・仕切部、 8・・・仕切部供給アーム、 9・・・パリソン、 10・・・パリソンリフター 11・・・パリソンチャック、 12・・・金型入子、 13・・・金型、 14・・・パリソンカッター 15・・・上部ブローノズル、 16・・・下部ブローノズル、 17・・・仕切部、 18・・・第1室、 19・・・第2室、 20・・・仕切部、 21・・・キャップ、 22・・・充填口、 30・・・ハ”レル、 31・・・コア移動手段、 32・・・シャフト移動手段、 33・・・制御装置、 34・・・溶融樹脂流路、 35・・・溶融樹脂供給口、 36・・・プリブロー用流体通路、 37・・・プリブローエア供給口、 38・・・軸受、 39・・・茹れシール、 41・・・サーボバルブ (または流体圧シリンダー) 42・・・スライドガイド、 43・・・スライドガイドシャフト、 44・・・駆動シャフト、 45・・・流体圧シリンダ、 46・・・仕切部ピックアップ、 47・・・ねじ部、 48・・・弾性体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)仕切部が外力によって連通容易な分画容器を製造
    するにあたり、 パリソンを押し出すためのダイヘッドを有し、先端に仕
    切部を装着することのできる伸縮可能なシャフトがこの
    ダイヘッドの中心部に設けられているダイを用い、前記
    シャフトに仕切部を装着した後、ダイヘッドよりパリソ
    ン押し出し、パリソンの先端を閉止して閉止パリソン内
    にプリブローを行い、パリソンに仕切部を固定して仕切
    部により分画された2以上の室を画成し、これら各室を
    それぞれブロー成形することを特徴とする仕切部が外力
    によって連通容易な分画容器の製造方法。
  2. (2)仕切部が外力によって連通容易な分画容器を製造
    するにあたり、 パリソンを押し出すためのダイヘッドを有し、先端に仕
    切部を装着することのできる伸縮可能なシャフトがこの
    ダイヘッドの中心部に設けられているダイを用い、前記
    シャフトに仕切部を装着した後、ダイヘッドよりパリソ
    ンを押し出し、パリソンの先端を閉止して閉止パリソン
    内にプリブローを行い、パリソンをドラフトするととも
    に前記仕切部を所定の位置まで下降させ、パリソンに仕
    切部を前記所定の位置にて固定して仕切部により分画さ
    れた2以上の室を画成し、これら各室をそれぞれブロー
    成形することを特徴とする仕切部が外力によって連通容
    易な分画容器の製造方法。
  3. (3)先端にダイが装着された中空のバレル、軸方向に
    移動可能な中空のコアおよび先端に仕切部を装着可能で
    ある軸方向に移動可能なシャフトが順次に同心的に配置
    され、 前記バレルと前記コアとの間にパリソン可溶融樹脂流路
    が形成され、 前記ダイと前記コアの先端との間にパリソン押出用ノズ
    ルが形成され、このノズルは前記コアの軸方向移動によ
    り前記ダイとの距離を調整してパリソンの肉厚を調節可
    能なよう構成され、 前記コアと前記シャフトとの間に押出パリソンのプリブ
    ロー用流体通路が限定されていることを特徴とする仕切
    部が外力によって連通容易な分画容器の製造装置。
  4. (4)前記押出パリソンの底部を閉止する手段を有し、
    請求項3に記載の仕切部が外力によって連通容易な分画
    容器の製造装置。
  5. (5)前記シャフトに仕切部を装着した後、前記パリソ
    ン押出用ノズルからパリソンを押出し、該パリソンの先
    端を閉止して、閉止パリソン内にプリブローを行い、前
    記パリソンをドラフトするとともに前記仕切部を所定の
    位置まで下降させ、前記パリソン内に仕切部を前記所定
    の位置にて固定して仕切部により分画された2以上の室
    を形成するよう制御する制御装置を有する請求項4に記
    載の仕切部が外力によって連通容易な分画容器の制御装
    置。
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