JP7064363B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの燃焼室内等に燃料を噴射する燃料噴射装置に関する。
一般に良く知られている燃料噴射装置の中には、ノズルニードルの直上に圧力室を有すると共に、圧力室を高圧源(コモンレール等)又は低圧源(燃料タンク等)の一方に択一的に接続する制御弁を有するものがある。制御弁は、アクチュエータと弁体とを有し、燃料を噴射させるときは、アクチュエータに通電してそのロッドにより弁体を下降させる。それにより、圧力室を低圧源に連通させて、圧力室内を減圧する。それにより、ノズルニードルが上昇して開弁することにより、噴孔から燃料が噴射されるようになる。
他方、噴射を終了させるときには、制御弁は、アクチュエータへの通電を停止してロッドを退入させることにより弁体を上昇させる。それにより、圧力室を高圧源(コモンレール)に連通させて、圧力室内をコモンレール圧にまで復圧させる。それにより、ノズルニードルが下降して閉弁することにより、噴孔からの燃料噴射が終了する。
特開2007-278093号公報
このような燃料噴射装置においては、ノズルニードルを開閉する噴射サイクル毎に、何らかの影響により、燃料の噴射量が変動してしまうことがある。その要因の1つとして、制御弁の弁体の動き方が安定していないことが考えられる。それにより、エンジン出力が変動する不具合が発生するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、燃料噴射量の変動を抑制して、安定したエンジン出力を実現することを目的とする。
本発明の燃料噴射装置(100)は、噴孔(18a)を備えているボディ(10)と、前記ボディ内に摺動自在に収容されており摺動により前記噴孔を開閉するノズルニードル(20)と、内部の圧力変化により前記ノズルニードルを摺動させる圧力室(25)と、前記圧力室内の圧力を変化させる制御弁(101~109)とを有する。
前記制御弁は、弁室(30)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に前記圧力室が接続されている圧力室ポート(34)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に高圧源が接続される高圧ポート(31)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に前記高圧源よりも低圧の低圧源が接続される低圧ポート(39)と、前記弁室内に往復変位自在に収容されている弁体(40)とを有する。前記弁体は、前記往復変位により、前記高圧ポートの開口を開くと共に前記低圧ポートの開口を塞ぐ第1位置(P1)と、前記高圧ポートの開口を塞ぐと共に前記低圧ポートの開口を開く第2位置(P2)とに変位するように構成されている。
燃料噴射装置(100)は、前記弁体の変位により、前記圧力室内の圧力を変化させて前記ノズルニードルを摺動させることにより、前記噴孔を開閉する。
以下では、前記弁体の往復変位方向に直交する方向を側方とする。前記制御弁は、前記弁体が前記第1位置及び第2位置にきたときに、前記弁体に側方側から当接することにより、前記弁体の側方への位置ズレを抑制するガイド(G)を有する。
本発明に至った経緯は、次のとおりである。本発明者らの試算によると、従来の弁体は、側方への位置規制がないため、弁体の変位時に側方に位置ズレし、さらにその位置ズレにより弁体が傾く可能性がある。その位置ズレや傾きにより、弁体は、高圧ポートを塞ぎ低圧ポートを開く第2位置では高圧ポートを完全には塞ぎ切れず、高圧ポートから弁室内に多少なりとも圧力が流入する。それにより、弁室内の圧力が上がることにより、圧力室ポートから弁室内への排圧が阻害される。それにより、圧力室から圧力室ポート、弁室を経ての低圧ポートへの排圧量が減少する。その結果、ノズルニードルの開弁が遅くなり、燃料噴射量が低下する。
しかしながら、そのような位置ズレや傾きは、いずれの噴射サイクルにおいても起こる訳ではない。上記とは異なり、弁体の変位時に位置ズレや傾きが生じず、そのため、圧力室ポートからの排圧が阻害されない場合には、燃料噴射量が低下しない。本結果から、噴射サイクル毎に弁体に位置ズレや傾きが生じたり生じなかったりすると、燃料噴射量が噴射サイクル毎に変動し、エンジン出力が変動する不具合が発生する可能性(課題)があることを明らかにした。
まずは、このような課題の発見自体に意義があるといえる。なぜなら、従来からも、例えばノズルニードル等に対しては、ガイドを設けていた。しかしながら、それと同様のガイドを制御弁の弁体に対しても設けるという発想はなかった。上記課題が認識されていなかったからである。
そして、さらなる意義として、本発明では、上記課題に基づいて、制御弁の弁体に対して、側方への位置ズレを抑制するガイドを設けるようにした。そのため、いずれの噴射サイクルでも弁体の側方への位置ズレを抑制できると共に、その位置ズレによる傾きの発生も抑制できる。そのため、噴射サイクル毎に弁体に位置ズレや傾きが生じたり生じなかったりするのが抑制される。そのため、燃料の噴射量が変動するのを抑えて、安定したエンジン出力を実現できる。
第1実施形態の燃料噴射装置を示す図 第1実施形態の制御弁を示す図 第2実施形態の制御弁を示す図 第3実施形態の制御弁を示す図 第4実施形態の制御弁を示す図 第5実施形態の制御弁を示す図 第6実施形態の制御弁を示す図 第7実施形態の制御弁を示す図 第8実施形態の制御弁を示す図 第9実施形態の制御弁を示す図 制御弁の弁体を下降させたときを示す図
次に本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。但し、本発明は実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。
[第1実施形態]
図1は本実施形態の燃料噴射装置100を示す正面断面図である。以下では、便宜上、図面に合わせて燃料噴射装置100の先端側を「下」といい、後端側を「上」という。但し、燃料噴射装置100は、例えば、先後方向を上下方向に対して斜めにして、又は先後方向を水平方向にして設置する等、先後方向を任意の方向にして設置することができる。燃料噴射装置100は、ボディ10と、ノズルニードル20と、制御弁101とを有する。
ボディ10は、上から順に、メインボディ11と上側プレート12と下側プレート13とノズルボディ14とを有する。上側プレート12と下側プレート13とノズルボディ14とは、リテーニングナット16によりメインボディ11に締結されている。ボディ10内には、高圧通路18と低圧通路19とが形成されている。高圧通路18は、高圧源(コモンレール等)に連通しており、高圧源から高圧燃料Hが供給される。低圧通路19は、高圧源よりも低圧の低圧源(燃料タンク等)に連通している。
メインボディ11は、上下方向に長い円柱状の部材であり、高圧通路18の一部を構成する穴と、アクチュエータ取付穴11aとが上下方向に貫通している。アクチュエータ取付穴11a内には、制御弁101のアクチュエータ70が収納されている。アクチュエータ取付穴11aの壁面とアクチュエータ70との間の隙間部分は、低圧通路19の一部を構成している。
ノズルボディ14は、上下方向に長い円筒状の部材であり、その内側には、ノズルニードル20が上下方向に摺動自在に収容されている。ノズルボディ14の内壁とノズルニードル20との間の隙間は、高圧通路18の一部を構成している。高圧通路18の下端部には、噴孔18aが形成されている。
上側プレート12及び下側プレート13は、それぞれ円盤状の部材であり、それぞれ高圧通路18の一部を構成する穴が上下方向に貫通している。
ノズルニードル20は、噴孔18aを塞ぐことにより高圧燃料Hの噴射を止めるように構成されている。ノズルニードル20の上部には、筒状のニードルシリンダ23の下部が外嵌されている。ニードルシリンダ23の上部には、圧力室プレート24が設置されている。ノズルニードル20の上端面とニードルシリンダ23の内周面と圧力室プレート24の下端面との間の区画は、圧力室25を構成している。ニードルシリンダ23とノズルニードル20との間には、ニードルスプリング28が介装されている。ニードルスプリング28は、ノズルニードル20を下方に付勢すると共に、その反力でニードルシリンダ23及び圧力室プレート24を上方に付勢している。
高圧通路18内の圧力はノズルニードル20を上方に押圧する。他方、圧力室25内の圧力及びニードルスプリング28の付勢力は、ノズルニードル20を下方に押圧する。これらの力バランスの変化により、ノズルニードル20が上下方向に変位する。
<制御弁101の構成>
次に、制御弁101の構成について説明する。制御弁101は、弁室30と弁体40と付勢部材49とアクチュエータ70とを有する。弁室30は、上側プレート12に下方に開口する形で形成されている。弁室30には、高圧ポート31と圧力室ポート34と駆動ポート36と低圧ポート39とが連通している。
高圧ポート31は、高圧通路18と弁室30とを連通させており、詳しくは、下側プレート13を上下方向に貫通している。高圧ポート31の下端部は、ノズルボディ14内における高圧通路18の上端部に連通している。他方、高圧ポート31の上端部は弁室30の下面中央部に連通している。高圧ポート31には、高圧ポートオリフィス31aが設けられている。
圧力室ポート34は、圧力室25と弁室30とを連通させており、詳しくは、下側プレート13及び圧力室プレート24を上下方向に貫通している。圧力室ポート34には、圧力室ポートオリフィス34aが設けられている。
駆動ポート36は、アクチュエータ取付穴11aと弁室30とを連通させており、詳しくは、上側プレート12の上面から弁室30の天井面中央部にまで貫通している。駆動ポート36の弁室30側の開口部周縁には、テーパー状に凹んだ傾斜面37が設けられている。
低圧ポート39は、低圧通路19と弁室30とを連通させており、詳しくは、上側プレート12を上下方向に貫通している。低圧ポート39の上部は、アクチュエータ取付穴11a内における低圧通路19に連通している。他方、低圧ポート39の下部は、駆動ポート36の下部又は傾斜面37に開口している。図では、駆動ポート36の下部に開口しており、この場合、駆動ポート36の下部は、低圧ポート39の下部を兼ねる。低圧ポート39には、低圧ポートオリフィス39aが設けられている。
弁体40は、上下方向に長い弁体軸部45と、弁体軸部45の上部から水平方向に突出した弁体傘部41とを有する。弁体傘部41の下面と弁室30の底面との間には、弁体40を上方に付勢する付勢部材49が介装されている。付勢部材49は、本実施形態ではコイルバネであるが、これ以外の弾性部材等であってもよい。弁体軸部45の上端部は、テーパー状に加工されており、傾斜面37に当接可能に構成されている。
図2(a)は、図2(b)のIIa-IIa線の断面を示す平面図である。弁体傘部41の外周面には、周方向に間隔をおいてカット部42が設けられている。弁体傘部41の外周面におけるカット部42どうしの間部分は、弁室30の内周面に摺接している。そのため、弁室30の内周面は、弁体傘部41を上下方向に案内する変位ガイド面Gd(ガイドG)を構成している。そして、カット部42により、弁室30における弁体傘部41よりも下側から上側にまで連通する流路が確保されている。
再び図1を参照しつつ説明する。アクチュエータ70は、ピエゾ素子を備えたピエゾアクチュエータである。アクチュエータ70は、本体71及び軸部72、軸部72の下方に設けられたシリンダ82、シリンダ82の内側に摺動自在に設置された大径ピストン74及び小径ピストン76、第1スプリング85及び第2スプリング87等を有する。アクチュエータ70は、これらの各部材によって、熱膨張等による寸法精度のずれが吸収されるように構成されている。
詳しくは、シリンダ82の内側における大径ピストン74と小径ピストン76との間には、油圧室75が設けられている。シリンダ82の下端面は、アクチュエータ取付穴11aの底面に当接している。小径ピストン76の下端部には、駆動ポート36内に挿入されるロッド77が設けられている。第1スプリング85は、大径ピストン74を上方に付勢すると共にその反力でシリンダ82を下方に付勢している。第2スプリング87は、小径ピストン76を下方に付勢すると共に、その反力でシリンダ82を上方に付勢している。
<初期状態>
次に同図1を参照しつつ、燃料噴射装置100の機能について説明する。アクチュエータ70が通電されていない状態では、付勢部材49の付勢力により弁体40が上昇している。それにより、弁体40は、高圧ポート31の開口を開くと共に低圧ポート39の開口(駆動ポート36の開口)を塞ぐ第1位置P1(ストロークの上端)に配される。そのため、圧力室25は、圧力室ポート34、弁室30、高圧ポート31を介して高圧通路18に連通する。そのため、圧力室25内は、高圧通路18から供給される高圧燃料Hが蓄積することで、高圧になっている。この状態では、圧力室25内の圧力等がノズルニードル20を下方に押圧する力の方が、高圧通路18内の圧力等がノズルニードル20を上方に押圧する力よりも、大きくなる。そのため、ノズルニードル20は下降しており、下端部で噴孔18aを塞いでいる。すなわち、ノズルニードル20は閉弁している。
<燃料噴射時>
この状態(図1の状態)から、アクチュエータ70に電圧が印加されると、軸部72が下方に伸長し、その伸長は大径ピストン74、油圧室75、小径ピストン76に伝達される。小径ピストン76は、下端部のロッド77で、弁体40を下方に押圧する。
それにより、図2(b)に示すように、弁体40が下降する。このとき弁体40は、弁体傘部41の外周面が変位ガイド面Gd(弁室30の内周面)に摺接しているため、弁体40の側方(水平方向)への位置ズレ、及び姿勢の傾きが抑制される。そのため、弁体40は、下方に安定して変位できる。そのため、弁体40の下降毎に、弁体40が側方に位置ズレしたりしなかったりすることや、弁体40が傾いたり傾かなかったりすることが、抑制される。
この弁体40の下降により、まず、弁体軸部45の上端部が弁室30の天井面から離れて低圧ポート39の開口(駆動ポート36の開口)を開くことにより、弁室30が低圧ポート39に連通する。次に、弁体40の下部が弁室30の底面に当接して高圧ポート31の開口を塞ぐことにより、弁室30と高圧ポート31との連通が遮られる。なお、以下では、弁体40の位置において、このように高圧ポート31の開口を塞ぐと共に低圧ポート39の開口を開く位置(ストロークの下端)を、第2位置P2という。
この第2位置P2に弁体40が配されることにより、圧力室25内の圧力が、圧力室ポート34、弁室30、低圧ポート39を経て低圧通路19に流出する。それにより、圧力室25内の圧力が下がる。このとき、上記のとおり、弁体40の下降毎に、弁体40に位置ズレや傾きが発生したりしなかったりすることがないので、弁体40の下降毎に、圧力室25内の圧力低下が順調行われたり鈍ったりするのが抑制される。
圧力室25内の圧力低下により、図1に示す圧力室25内の圧力等がノズルニードル20を下方に押圧する力の方が、高圧通路18内の圧力等がノズルニードル20を上方に押圧する力よりも小さくなる。それにより、図1に示す状態からノズルニードル20が上昇して、ノズルニードル20の下端部が噴孔18aから離れる。すなわち、ノズルニードル20が開弁する。それにより、噴孔18aから高圧燃料Hが噴射されるようになる。このとき、上記のとおり、弁体40の下降毎に、圧力室25内の圧力低下が順調行われたり鈍ったりするのが抑制されるので、噴射サイクル毎の燃料噴射量のバラツキが少なく、安定した噴射が可能となる。
<燃料噴射終了時>
この状態から、アクチュエータ70に印加された電圧が放電されると、再び図1に示すように、軸部72が上昇し、大径ピストン74、油圧室75、及び小径ピストン76が初期位置まで戻る。そのため、ロッド77を介し下方に押圧されていた弁体40が上昇する。
この弁体40の上昇により、まず、弁体軸部45の下部が弁室30の底面から離れて高圧ポート31の開口を開くことにより、弁室30が高圧ポート31に連通する。次に、弁体軸部45の上部が弁室30の天井面に当接して低圧ポート39の開口を塞ぐことによりすなわち、弁体40が第1位置P1に配されることにより、弁室30と低圧ポート39との連通が遮られる。
このとき、圧力室25は、圧力室ポート34、弁室30、高圧ポート31を介して高圧通路18に連通する。そのため、圧力室25内は、高圧通路18から供給される高圧燃料Hが蓄積することで、再び高圧になる。
圧力室25内の圧力の上昇により、圧力室25内の圧力等がノズルニードル20を下方に押圧する力の方が、高圧通路18内の圧力等がノズルニードル20を上方に押圧する力よりも大きくなる。それにより、ノズルニードル20が下降して、ノズルニードル20の下端部が噴孔18aを塞ぐ。すなわち、ノズルニードル20が閉弁する。それにより、噴孔18aから高圧燃料Hの噴射が終了する。
<本実施形態の効果>
本実施形態によれば、上記のとおり、噴射サイクル毎のバラツキの少ない安定した噴射が可能となるので、安定したエンジン出力を実現できる。
次に、第2~第9実施形態について説明する。これらの実施形態においては、特に断りのない限り、第1実施形態と異なる点のみを説明する。第1実施形態の部材等と同一又は類似の部材等については、同一の符号を付する。但し、制御弁については、実施形態毎に異なる符号を付する。
[第2実施形態]
図3(b)は、第2実施形態の制御弁102を示す正面断面図である。図3(a)は、IIIa-IIIa線の断面を示す平面図である。本実施形態は弁体傘部41のカット部42(流路)の箇所を多くしたものである。このように、カット部42の箇所を多くすることで、燃料流れが均一化され、弁体40に作用する側方への力の偏りが小さくなり、上下方向への変位がより安定化する。
[第3実施形態]
図4は、第3実施形態の制御弁103を示す正面断面図である。弁体傘部41は、第1実施形態のものに比べて小さく、そのため、外周面が弁室30の内周面に摺接していない。代わりに、弁体軸部45が下方に長くなっている。そして、弁室30の底面には、ガイド凹部32が形成されている。そのガイド凹部32の底面に高圧ポート31が連通している。そのガイド凹部32の内周面が変位ガイド面Gdを構成している。その変位ガイド面Gdに、弁体軸部45の下部の外周面が摺接している。また、弁体軸部45の下部には、流路を確保するための複数のカット部47が周方向に間隔をおいて形成されている。本実施形態によっても、本発明を実施できる。
[第4実施形態]
図5は、第4実施形態の制御弁104を示す正面断面図である。本実施形態については、第3実施形態と異なる点のみを説明する。弁体40が上側部分40aと下側部分40bに分割されている。上側部分40aは、弁体軸部45における弁体傘部41よりも上側の部分のみであり、低圧ポート39の開口を塞ぐ部分を含んでいる。他方、下側部分40bは、それ以外の部分全てであり、高圧ポート31の開口を塞ぐ部分を含んでいる。本実施形態によれば、弁体40における低圧ポート39の開口を塞ぐ部分と高圧ポート31の開口を塞ぐ部分との間の加工精度が不要となり、容易かつ安価にシール性を確保できるようになる。
[第5実施形態]
図6を参照しつつ、第5実施形態の制御弁105を説明する。図6(a)は、弁体40が第1位置P1に配されたときを示す正面断面図であり、図6(b)は、弁体40が第2位置P2に配されたときを示す正面断面図である。弁体軸部45における上端面に被ガイド穴46が設けられている。その被ガイド穴46にアクチュエータ70のロッド77の先端部が摺動自在に挿入されている。そのロッド77の先端部の外周面が変位ガイド面Gdを構成している。本実施形態によっても、本発明を実施できる。なお、本実施形態では、被ガイド穴46にロッド77が摺動自在に挿入されているが、ロッド77のストロークを弁体40のストロークと同じに揃えることができる場合には、摺動不能に係合させてもよい。
[第6実施形態]
図7を参照しつつ、第6実施形態の制御弁106を説明する。図7(a)は、弁体40が第1位置P1に配されたときを示す正面断面図である。図7(b)は、弁体40が上下中間部にあるときを示す正面断面図である。図7(c)は、弁体40が第2位置P2に配されたときを示す正面断面図である。
弁室30内における低圧ポート39の開口の周辺には、上下方向に対して斜めに延びるテーパー状の第1ガイド面G1が設けられている。また、弁室30内における高圧ポート31の開口の周辺には、上下方向に対して斜めに延びるテーパー状の第2ガイド面G2が設けられている。これら第1ガイド面G1及び第2ガイド面G2が、弁体40の側方へのずれを抑制するガイドGを構成している。
弁体40は、弁体本体55と第1シール体52と第2シール体58とに分割形成されている。弁体本体55の上面には第1凹部54が形成され、弁体本体55の下面には第2凹部56が形成されている。第1シール体52は、第1凹部54に係合する鋼球である。第2シール体58は、第2凹部56に係合する鋼球である。弁体本体55の上部にある弁体傘部41と弁室30の底面との間には、弁体本体55を上方に付勢する付勢部材49が介装されている。第1シール体52の上面には、アクチュエータ70のロッド77が当接している。
図7(a)に示すように弁体40が第1位置P1にきた状態において、弁体本体55と弁室30の底面との間隙c1の方が、第2シール体58と第2ガイド面G2との間隙c2よりも大きい。そのため、たとえ弁体本体55が傾いても、第2シール体58が第2ガイド面G2に当接するよりも先に弁体本体55の方が弁室30の底面に当接する、といった事態になりにくい。
次に、図7(a)に示す状態から、弁体40を下降させるときについて説明する。アクチュエータ70に電圧が印加されるとロッド77で弁体40を下方に押圧する。それにより、図7(b)に示すように、弁体40が下降して低圧ポート39の開口を開く。このとき弁体40は、外乱等の影響で側方にずれてしまうことがある。その外乱としては、例えば、圧力室ポート34から低圧ポート39に流れ込む高圧燃料Hの流速が、弁体40の右方よりも左方で大きくなることで、弁体40が左方に引き寄せられる場合が考えられる。その後、弁体40がさらに下降してストロークの下端部にきたときに、第2シール体58が第2ガイド面G2に摺接する。そして、さらなる下降に従い、第2シール体58は第2ガイド面G2に沿って摺動する。そのため、弁体40の側方への位置ズレが補正される。そして、図7(c)に示すように、第2シール体58が高圧ポート31の開口を塞ぐことにより、すなわち、弁体40が第2位置P2に配されることにより、弁室30と高圧ポート31との連通が遮られる。
次に、図7(c)に示す状態から、弁体40を上昇させるときについて説明する。アクチュエータ70の電圧が放電されるとロッド77が退入する。それにより、図7(b)に示すように、弁体40が上昇して高圧ポート31の開口を開く。このときも、上記と同様、弁体40は、外乱等の影響で側方にずれてしまうことがある。その後、弁体40がさらに上昇してストロークの上端部にきたときに、第1シール体52が第1ガイド面G1に摺接する。そして、さらなる上昇に従い、第1シール体52は第1ガイド面G1に沿って摺動する。そのため、弁体40の側方への位置ズレが補正される。そして、図7(a)に示すように、第1シール体52が低圧ポート39の開口を塞ぐことにより、すなわち、弁体40が第1位置P1に配されることにより、弁室30と低圧ポート39との連通が遮られる。
本実施形態よれば、上記のとおり、ストロークの中間部で弁体40が側方にずれても、ストロークの両端部にある両ガイド面G1,G2で、弁体40の側方への位置ズレが補正される。そのため、噴射サイクル毎に弁体40に位置ズレや傾きが生じたり生じなかったりするのが抑制される。さらに、弁体本体55と独立構造の第1シール体52及び第2シール体58が、球状のシール面を持つため、たとえ弁体本体55に軸ずれ及び傾きが発生しても、その影響を抑制できる。
[第7実施形態]
図8を参照しつつ、第7実施形態の制御弁107を説明する。図8(a)は、弁体40が第1位置P1に配されたときを示す正面断面図であり、図8(b)は、弁体40が第2位置P2に配されたときを示す正面断面図である。本実施形態については、第6実施形態と異なる点のみを説明する。
第1シール体52及び第2シール体58は、球状ではなく、上下円錐台形状(ソロバン駒形状)をしている。本実施形態によれば、第1シール体52及び第2シール体58を球状に比べて小さくできる。また、球状に限定されないことで、構造の自由度が向上する。
[第8実施形態]
図9を参照しつつ、第8実施形態の制御弁108を説明する。図9(a)は、弁体40が第1位置P1に配されたときを示す正面断面図であり、図9(b)は、弁体40が第2位置P2に配されたときを示す正面断面図である。本実施形態については、第6実施形態と異なる点のみを説明する。弁体本体55と第1シール体52と第2シール体58とが一体となっている。本実施形態によっても本発明を実施できる。
[第9実施形態]
図10,図11を参照しつつ、第9実施形態の制御弁109を説明する。図10(a)は、本実施形態の制御弁109を示す正面断面図である。図10(b)は、Xb-Xb線の断面を示す底面図である。本実施形態については、第8実施形態と異なる点のみを説明する。
高圧ポート31の開口周辺には、第2ガイド面G2が設けられていない。代わりに、弁室30の底面に円筒形の筒体60が接合されている。その筒体60は、上端部に、筒体60の中心軸線を中心とした周方向に螺旋状に延びる端面を備え、その端面が第2ガイド面G2を構成している。弁体40は第2ガイド面G2に摺接可能な螺旋状摺接面43を備えている。
筒体60の下部には、筒体60の内側と外側とを連通させるための連通孔63が設けられている。また、筒体60の内径は、弁体軸部45における筒体60の内側に配される部分の外径よりも大きい。よって、筒体60の内周面と弁体軸部45の外周面との間にも流路が確保される。
次に、図10(a)に示す状態から、弁体40を下降させるときについて説明する。アクチュエータ70は電圧が印加されると、ロッド77で弁体40を下方に押圧する。それにより、図11(a)に示すように、弁体40が下降して低圧ポート39の開口を開く。このとき弁体40は、上記の場合と同様、外乱等の影響で側方にずれてしまうことがある。その後、弁体40がさらに下降してストロークの下端部にきたときに、弁体40の螺旋状摺接面43が筒体60の第2ガイド面G2に摺接する。そして、さらなる下降に従い、弁体40の螺旋状摺接面43は、筒体60の第2ガイド面G2に沿って摺動する。そのため、図11(b)に示すように、弁体40の側方への位置ズレが補正される。そして、40の下端部が高圧ポート31の開口を塞ぐことにより、すなわち、弁体40が第2位置P2に配されることにより、弁室30と高圧ポート31との連通が遮られる。
本実施形態によれば、筒体60の螺旋状の端面(第2ガイド面G2)及び弁体40の螺旋状摺接面43が、調心機能を備えており、弁体40の軸ずれを抑制することができる。そのため、本実施形態によっても、本発明を実施することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、次のように変更して実施することもできる。例えば、図1等に示す弁体40の往復変位方向を燃料噴射装置100の先後方向とは異なる方向にしてもよい。また、例えば、アクチュエータ70を電磁ソレノイド等にしてもよい。また、ロッド77で弁体傘部41を押圧するようにしてもよい。
また、例えば、図4に示す第3実施形態等において、弁体40を上下反対にして、ガイド凹部32及び変位ガイド面Gdを低圧ポート39側に設けてもよい。また、例えば、同第3実施形態等において、ガイド凹部32及び変位ガイド面Gdを高圧ポート31側及び低圧ポート39側の両方に設けてもよい。また、例えば、図5に示す第4実施形態の弁体40において、弁体軸部45の下部のみを下側部分40bにして、それ以外を上側部分40aにしてもよい。
また、例えば、図10等に示す第9実施形態等において、弁体40を上下反対にして、筒体60を低圧ポート39側に設けてもよい。また、例えば、同第9実施形態において、弁体40の上下両側に螺旋状摺接面43を設けて筒体60を高圧ポート31側及び低圧ポート39側の両側に設けてもよい。また、例えば、同第9実施形態において、筒体60を下側プレート13に一体形成してもよい。
10…ボディ、18a…噴孔、20…ノズルニードル、25…圧力室、30…弁室、31…高圧ポート、32…ガイド凹部、34…圧力室ポート、39…低圧ポート、40…弁体、40a…弁体の上側部分、40b…弁体の下側部分、41…弁体傘部、42…カット部、43…螺旋状摺接面、45…弁体軸部、46…被ガイド穴、49…付勢部材、52…第1シール体、55…弁体本体、58…第2シール体、60…筒体、63…連通孔、70…アクチュエータ、77…ロッド、100…燃料噴射装置、101~109…制御弁、c1…弁体本体と弁室の内端面との間隙、c2…第2シール体と第2ガイド面との間隙、G…ガイド、Gd…変位ガイド面、G1…第1ガイド面、G2…第2ガイド面、P1…第1位置、P2…第2位置。

Claims (6)

  1. 噴孔(18a)を備えているボディ(10)と、前記ボディ内に摺動自在に収容されており摺動により前記噴孔を開閉するノズルニードル(20)と、内部の圧力変化により前記ノズルニードルを摺動させる圧力室(25)と、前記圧力室内の圧力を変化させる制御弁(101~109)とを有し、
    前記制御弁は、弁室(30)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に前記圧力室が接続されている圧力室ポート(34)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に高圧源が接続される高圧ポート(31)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に前記高圧源よりも低圧の低圧源が接続される低圧ポート(39)と、前記弁室内に往復変位自在に収容されている弁体(40)とを有し、前記弁体は、前記往復変位により、前記高圧ポートの開口を開くと共に前記低圧ポートの開口を塞ぐ第1位置(P1)と、前記高圧ポートの開口を塞ぐと共に前記低圧ポートの開口を開く第2位置(P2)とに変位するように構成され、
    前記弁体の変位により、前記圧力室内の圧力を変化させて前記ノズルニードルを摺動させることにより、前記噴孔を開閉する燃料噴射装置(100)において、
    前記弁体の往復変位方向に直交する方向を側方として、前記制御弁は、前記弁体が前記第1位置及び前記第2位置にきたときに、前記弁体に側方側から当接することにより、前記弁体の側方への位置ズレを抑制するガイド(G)を有し、
    前記ガイドは、前記弁体の往復変位方向に延びる変位ガイド面(Gd)を有し、前記弁体は前記変位ガイド面に側方から摺接するように構成され、
    前記弁体は、前記弁体の往復変位方向に延びる弁体軸部(45)と、前記弁体軸部(45)から前記側方に突出している弁体傘部(41)とを有し、
    前記制御弁は、前記弁体傘部を前記第1位置側に付勢する付勢部材(49)と、前記弁体を前記第2位置側に押圧するアクチュエータ(70)とを備え、
    前記弁室における前記往復変位方向の少なくともいずれか一方の内端面にはガイド凹部(32)が設けられており、前記ガイド凹部の内周面が前記変位ガイド面を構成しており、前記変位ガイド面に前記弁体軸部の外周面が摺接している燃料噴射装置。
  2. 前記弁体は、前記低圧ポートの開口を塞ぐ低圧ポート側部分(40a)と、前記高圧ポートの開口を塞ぐ高圧ポート側部分(40b)とに分割形成されている請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 噴孔(18a)を備えているボディ(10)と、前記ボディ内に摺動自在に収容されており摺動により前記噴孔を開閉するノズルニードル(20)と、内部の圧力変化により前記ノズルニードルを摺動させる圧力室(25)と、前記圧力室内の圧力を変化させる制御弁(101~109)とを有し、
    前記制御弁は、弁室(30)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に前記圧力室が接続されている圧力室ポート(34)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に高圧源が接続される高圧ポート(31)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に前記高圧源よりも低圧の低圧源が接続される低圧ポート(39)と、前記弁室内に往復変位自在に収容されている弁体(40)とを有し、前記弁体は、前記往復変位により、前記高圧ポートの開口を開くと共に前記低圧ポートの開口を塞ぐ第1位置(P1)と、前記高圧ポートの開口を塞ぐと共に前記低圧ポートの開口を開く第2位置(P2)とに変位するように構成され、
    前記弁体の変位により、前記圧力室内の圧力を変化させて前記ノズルニードルを摺動させることにより、前記噴孔を開閉する燃料噴射装置(100)において、
    前記弁体の往復変位方向に直交する方向を側方として、前記制御弁は、前記弁体が前記第1位置及び前記第2位置にきたときに、前記弁体に側方側から当接することにより、前記弁体の側方への位置ズレを抑制するガイド(G)を有し、
    前記ガイドは、前記往復変位方向に対して斜めに延びる第1ガイド面(G1)及び第2ガイド面(G2)を有し、
    前記弁体は、前記第1位置側にきたときに前記第1ガイド面に沿って摺動し、前記第2位置側にきたときに前記第2ガイド面に沿って摺動することにより、前記側方への位置ズレが補正されるように構成され、
    前記第1ガイド面は、前記低圧ポートの開口の周囲に設けられ、前記第2ガイド面は、前記高圧ポートの開口の周囲に設けられ、
    前記弁体は、弁体本体(55)と、前記弁体本体とは別体であり、前記第1ガイド面に摺接する第1シール体(52)と、前記弁体本体及び前記第1シール体とは別体であり、前記第2ガイド面に摺接する第2シール体(58)とを有し、
    前記制御弁は、前記弁体本体を前記第1位置側に付勢する付勢部材(49)と、前記弁体を前記第2位置側に付勢するアクチュエータ(70)とを有する燃料噴射装置。
  4. 弁体(40)が前記第1位置にきた状態において、前記弁体本体と前記弁室の前記第2位置側の内端面との間隙(c1)の方が、前記第2シール体と前記第2ガイド面との間隙(c2)よりも大きい請求項記載の燃料噴射装置。
  5. 噴孔(18a)を備えているボディ(10)と、前記ボディ内に摺動自在に収容されており摺動により前記噴孔を開閉するノズルニードル(20)と、内部の圧力変化により前記ノズルニードルを摺動させる圧力室(25)と、前記圧力室内の圧力を変化させる制御弁(101~109)とを有し、
    前記制御弁は、弁室(30)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に前記圧力室が接続されている圧力室ポート(34)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に高圧源が接続される高圧ポート(31)と、一端部が前記弁室に連通しており他端部に前記高圧源よりも低圧の低圧源が接続される低圧ポート(39)と、前記弁室内に往復変位自在に収容されている弁体(40)とを有し、前記弁体は、前記往復変位により、前記高圧ポートの開口を開くと共に前記低圧ポートの開口を塞ぐ第1位置(P1)と、前記高圧ポートの開口を塞ぐと共に前記低圧ポートの開口を開く第2位置(P2)とに変位するように構成され、
    前記弁体の変位により、前記圧力室内の圧力を変化させて前記ノズルニードルを摺動させることにより、前記噴孔を開閉する燃料噴射装置(100)において、
    前記弁体の往復変位方向に直交する方向を側方として、前記制御弁は、前記弁体が前記第1位置及び前記第2位置にきたときに、前記弁体に側方側から当接することにより、前記弁体の側方への位置ズレを抑制するガイド(G)を有し、
    前記ガイドは、前記往復変位方向に対して斜めに延びる第1ガイド面(G1)及び第2ガイド面(G2)を有し、
    前記弁体は、前記第1位置側にきたときに前記第1ガイド面に沿って摺動し、前記第2位置側にきたときに前記第2ガイド面に沿って摺動することにより、前記側方への位置ズレが補正されるように構成され、
    前記弁室の前記往復変位方向の少なくともいずれか一方の内端面には筒体(60)が固定されており、前記筒体の前記固定された側とは反対側の端面は、螺旋状に延びると共に前記第1ガイド面又は前記第2ガイド面を構成し、前記弁体は、前記螺旋状の前記第1ガイド面又は前記第2ガイド面に摺接する螺旋状摺接面(43)を備えている燃料噴射装置。
  6. 前記筒体の内径の方が、前記弁体における前記筒体の内側に配される部分の外径よりも大きく、かつ、前記筒体には、前記筒体の内側から外側にまで連通する連通孔(63)が設けられている請求項記載の燃料噴射装置。
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