JP7064341B2 - 天板昇降式什器 - Google Patents
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一方、室内の雰囲気に合わせるため、下部支持体を木系材料や樹脂系材料で形成すると、伸縮脚を強固に支持するだけの強度を下部支持体に持たせることが困難となる。
また、脚固定部材をカバー部材に上下方向で固定することができる。
この構成によれば、伸縮脚に対して第一の方向及び第二の方向で脚固定部材をカバー部材に固定することができるので、伸縮脚の安定性がさらに増す。
この構成によれば、第一の延出部と第二の延出部とが直線状に延在するので、伸縮脚の安定性を増した上で、天板昇降式什器の体裁を向上させることができる。
この構成によれば、脚固定部材をカバー部材に左右方向で固定することができる。
この構成によれば、脚固定部材とカバー部材との間に作用する荷重に対して個々のボルトで負担する力を低く抑えることができる。これにより、脚固定部材をカバー部材に強固に固定することができる。
この構成によれば、カバー部材に固定された脚固定部材を、床面に接地させることなく設けることができる。
この構成によれば、天板昇降式什器の前後両端で接地部材を床面に接地させることができるので、天板昇降式什器の安定性がより一層高まる。
この構成によれば、天板昇降式什器の体裁を向上させ、使用者に対して温かみや上質感を与えることができる。
この構成によれば、伸縮脚及び脚固定部材に対して左右方向の両側において、伸縮脚及び脚固定部材の少なくとも一部が外部に露呈するのを抑えることができる。これにより、天板昇降式什器の体裁を向上させることができる。
本発明の一態様に係る天板昇降式什器は、床面上に左右方向で互いに離間して配置された一対の支持脚部と、一対の前記支持脚部にそれぞれ支持されるとともに、上下方向に伸縮可能とされた一対の伸縮脚と、一対の前記伸縮脚に支持された天板と、を備えたデスク装置としての天板付什器において、前記支持脚部は、前記床面に沿って延びる延出部を有し、前記伸縮脚の下端部が固定された脚固定部材と、前記伸縮脚及び前記脚固定部材の周囲の少なくとも一部を覆うとともに、前記延出部が固定されたカバー部材と、を備え、前記脚固定部材は、前記床面との間に上下方向に間隔をあけて配置され、前記カバー部材のうち前後方向に離れた位置には、床面に接地する接地部材が設けられている。
図1は、本実施形態に係る天板昇降式什器1の全体構成を示す斜視図である。図2は、天板昇降式什器1を、図1とは異なる方向から見た斜視図である。図3は、天板21を取り外した状態における天板昇降式什器1の平面図である。
本実施形態において、天板21は、平面視長方形状をなしている。以下の説明において、平面視長方形状の天板21の長手方向を「左右方向」、天板21の短手方向を「前後方向」と称することがある。さらに、天板21の前後方向において、天板21に対してメインの使用者が位置する側を「前側」、天板21の前側とは反対側を「後側」とする。
図3、図4に示すように、下部横幕板12は、カバー部材19と、フレーム(脚固定部材)16と、を備えている。
図3~図5に示すように、カバー部材19は、外側面部(側面部、第一カバー板)14と、内側面部(第二カバー板)15と、外側面部14と内側面部15との間に設けられた中間部材17(図4、図5参照)と、を備えている。
平面部15fの後端15rは、外側面部14の後端14rよりも前側に配置されている。
湾曲部15wは、後側から前側に向かって左右方向の外側に延在している。なお、内側面部15は、湾曲部15wを有さない構成であってもよい。
フレーム16は、カバー部材19よりも強度の高い材料(例えば金属製)により形成されている。フレーム16は、カバー部材19に支持されている。図6に示すように、フレーム16は、前後方向に延びるフレーム本体(延出部)16aと、フレーム本体16aの前後方向の中間部に設けられ、伸縮脚31の下端部が接続されるブラケット16jと、を備える。フレーム本体16aは、断面視下向コ字状に形成されている。具体的に、フレーム本体16aは、床面Fに沿って配置される板状部16bと、板状部16bの左右方向両側からそれぞれ下方に延出する垂下部16cと、を一体に有している。
ブラケット16jは、フレーム本体16aから上方に向かって突出している。
図7に示すように、上部横幕板23は、天板21の下方空間を伸縮脚31と上部後幕板22との間で左右方向に仕切っている。上部横幕板23は、板状部24と、伸縮脚収容部25と、を一体に有する。
板状部24は、伸縮脚31と上部後幕板22との間で、左右方向に直交する面内に沿って配置されている。板状部24の後端部24rは、上部後幕板22の左右方向の端部に連結されている。
図8に示すように、伸縮脚収容部25は、天板21を上昇端位置P1(図6参照)まで上昇させたときにも、その下端部25bが、下部横幕板12の上面よりも下側に位置するよう設けられている。
伸縮脚31は、天板21の左右方向の両端部にそれぞれ設けられている。伸縮脚31は、天板21の前後方向の中間部に配置されている。伸縮脚31は、多段筒状(例えば、三段)に形成されている。本実施形態の伸縮脚31は、上部脚体32と、中間脚体33と、下部脚体34と、を備える。
下部脚体34は、少なくとも上端部が中間脚体33の下端開口部を通じて中間脚体33の内側に収容されている。下部脚体34の下端部は、下部横幕板12の内側で上述したフレーム16に、ブラケット16jを介して支持されている。
このようにして、伸縮脚31は、床面F上に互いに離間して一対が配置され、天板21は、一対の伸縮脚31によって昇降可能に支持されている。
ここで、上部後幕板22及び上部横幕板23は、下部後幕板11及び下部横幕板12に対し、内側(下肢収容空間S1側)に設けられている。このため、特に天板21の下降端位置P2(図4参照)において、天板昇降式什器1を外側から見た場合、上部後幕板22及び上部横幕板23は、下部後幕板11及び下部横幕板12の裏側に隠れた状態となる。すなわち、伸縮脚31は、少なくとも下降端位置P2において、下部横幕板12によって全周が取り囲まれている。
一方、上部脚体32の上昇に伴い、上部後幕板22及び上部横幕板23が上昇すると、上部後幕板22及び上部横幕板23が、下部後幕板11及び下部横幕板12の裏側から露出する。
図4に示すように、立ち上がり壁42は、下部後幕板11及び上部後幕板22に対し、前側に配置されている。立ち上がり壁42は、天板21が下降端位置P2まで下降した状態で、上部後幕板22の下端よりも高い位置まで延びている。また、配線収容部40に対して前側に、配線収容部40を前側から覆う幕板を別途設けてもよい。
このような構成によれば、フレーム16がフレーム本体16aを有しているので、フレーム16によって伸縮脚31を支持する際に伸縮脚31の安定性が増す。また、伸縮脚31及びフレーム16の周囲がカバー部材19によって覆われることで、伸縮脚31及びフレーム16が外部に露呈するのを抑え、天板昇降式什器1の体裁を向上させることができる。したがって、伸縮脚31を強固に支持しつつ、体裁を向上させることができる。
このように構成することで、伸縮脚31の安定性がさらに増す。
このように構成することで、伸縮脚31の前後両側でフレーム本体16aをカバー部材19に固定することができるので、伸縮脚31の安定性がさらに増す。第一の延出部16fと第二の延出部16rとが直線状に延在するので、天板昇降式什器1の体裁を向上させることができる。
このように構成することで、フレーム16をカバー部材19に上下方向で連結することができる。
このように構成することで、フレーム16をカバー部材19に左右方向で連結することができる。
このように構成することで、フレーム16とカバー部材19との間に作用する荷重に対して個々のボルトで負担する力を低く抑えることができる。これにより、フレーム16をカバー部材19に強固に固定することができる。
このように構成することで、カバー部材19に固定されたフレーム16を、床面Fに接地させることなく設けることができる。
このように構成することで、天板昇降式什器1の前後両端で接地部材18を床面Fに接地させることができるので、天板昇降式什器1の安定性がより一層高まる。
このように構成することで、天板昇降式什器1の体裁を向上させ、使用者に対して温かみや上質感を与えることができる。
このように構成することで、伸縮脚31及びフレーム16に対して左右方向の両側において、伸縮脚31及びフレーム16の少なくとも一部が外部に露呈するのを抑えることができる。これにより、天板昇降式什器1の体裁を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、フレーム本体16aが、前側に延びる第一の延出部16fと、後側に延びる第二の延出部16rと、により直線状となっているが、例えば第一の延出部16f及び第二の延出部16rが互いに直交する方向に延在していてもよい。
また、床面Fに沿った互いに異なる方向に延出する延出部を、3以上備えるようにしてもよい。
上述した実施形態では、下部横幕板12が外側面部14、内側面部15及び中間部材17を備える構成としたが、これに限らず、いかなる構成としてもよい。
上述した実施形態では、上部後幕板22、上部横幕板23、及び下部後幕板11を備えているが、これらの構成については何ら限定するものではなく、さらに、これらを省略した構成とすることも可能である。
上述した実施形態では、下部構造体10が接地部材18を介して床面Fに接地する構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、下部構造体10が下部後幕板11や下部横幕板12、フレーム16を介して床面Fに接地する構成であってもよい。
上述した実施形態では、天板昇降式什器1がサブの使用者の下肢等を収容する後部収容空間S2を有する構成について説明したが、この構成のみに限られない。
上述した実施形態では、天板21に設けられた上部脚体32内に、下部脚体34が収容された構成について説明したが、これに限らない。下部脚体の内側に上部脚体が収容された構成であってもよい。このような構成とする場合であっても、伸縮脚31を伸縮脚収容部25に収容すれば、伸縮脚31が外部に露呈するのを抑えることができる。
12 下部横幕板(支持脚部)
14 外側面部(側面部、第一カバー板)
15 内側面部(第二カバー板)
16 フレーム(脚固定部材)
16a フレーム本体(延出部)
16f 第一の延出部
16r 第二の延出部
17b 底板
18 接地部材
19 カバー部材
21 天板
31 伸縮脚
F 床面
Claims (10)
- 床面上に左右方向で互いに離間して配置された一対の支持脚部と、
一対の前記支持脚部にそれぞれ支持されるとともに、上下方向に伸縮可能とされた一対の伸縮脚と、
一対の前記伸縮脚に支持された天板と、
を備え、
前記支持脚部は、
前記床面に沿って延びる延出部を有し、前記伸縮脚の下端部が固定された脚固定部材と、
前記伸縮脚及び前記脚固定部材の周囲の少なくとも一部を覆うとともに、前記延出部が固定されたカバー部材と、を備え、
前記カバー部材は、前記床面に対して上方に間隔をあけて設けられた底板を有し、
前記脚固定部材は、前記底板の下面に固定されている天板昇降式什器。 - 前記延出部は、
前記伸縮脚の前記下端部から第一の方向に延びる第一の延出部と、
前記伸縮脚の前記下端部から前記第一の方向とは異なる向きの第二の方向に延びる第二の延出部と、を有している請求項1に記載の天板昇降式什器。 - 前記第一の方向と前記第二の方向が反対向きである請求項2に記載の天板昇降式什器。
- 前記カバー部材は、前記床面に対して直交する側面部を有し、
前記脚固定部材は、前記側面部に固定されている請求項1から請求項3の何れか一項に記載の天板昇降式什器。 - 前記延出部は、前記カバー部材に複数本のボルトを介して固定されている請求項1から請求項4の何れか一項に記載の天板昇降式什器。
- 前記脚固定部材は、前記床面との間に上下方向に間隔をあけて配置されている請求項1から請求項5の何れか一項に記載の天板昇降式什器。
- 床面上に左右方向で互いに離間して配置された一対の支持脚部と、
一対の前記支持脚部にそれぞれ支持されるとともに、上下方向に伸縮可能とされた一対の伸縮脚と、
一対の前記伸縮脚に支持された天板と、
を備え、
前記支持脚部は、
前記床面に沿って延びる延出部を有し、前記伸縮脚の下端部が固定された脚固定部材と、
前記伸縮脚及び前記脚固定部材の周囲の少なくとも一部を覆うとともに、前記延出部が固定されたカバー部材と、を備え、
前記支持脚部は、前記床面に接地する接地部材を備え、
前記接地部材は、前記延出部の延出方向において、前記延出部よりも外側に配置されている天板昇降式什器。 - 前記カバー部材は、木系材料により形成されている請求項1から請求項7の何れか一項に記載の天板昇降式什器。
- 床面上に左右方向で互いに離間して配置された一対の支持脚部と、
一対の前記支持脚部にそれぞれ支持されるとともに、上下方向に伸縮可能とされた一対の伸縮脚と、
一対の前記伸縮脚に支持された天板と、
を備え、
前記支持脚部は、
前記床面に沿って延びる延出部を有し、前記伸縮脚の下端部が固定された脚固定部材と、
前記伸縮脚及び前記脚固定部材の周囲の少なくとも一部を覆うとともに、前記延出部が固定されたカバー部材と、を備え、
前記カバー部材は、
前記伸縮脚及び前記脚固定部材の少なくとも一部を、前記左右方向の一方の側から覆う第一カバー板と、
前記伸縮脚及び前記脚固定部材の少なくとも一部を、前記左右方向の他方の側から覆う第二カバー板と、を備える天板昇降式什器。 - 床面上に左右方向で互いに離間して配置された一対の支持脚部と、
一対の前記支持脚部にそれぞれ支持されるとともに、上下方向に伸縮可能とされた一対の伸縮脚と、
一対の前記伸縮脚に支持された天板と、
を備えたデスク装置としての天板付什器において、
前記支持脚部は、
前記床面に沿って延びる延出部を有し、前記伸縮脚の下端部が固定された脚固定部材と、
前記伸縮脚及び前記脚固定部材の周囲の少なくとも一部を覆うとともに、前記延出部が固定されたカバー部材と、を備え、
前記脚固定部材は、前記床面との間に上下方向に間隔をあけて配置され、
前記カバー部材のうち前後方向に離れた位置には、床面に接地する接地部材が設けられている天板昇降式什器。
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